ヒロセ電機の平均年収と初任給を紹介!事業内容や他社との比較も
ヒロセ電機は、産業用コネクタのスペシャリストとして知られる大手企業です。電子部品業界を志望している就活生の中には、ヒロセ電機の年収や採用情報が気になっている方も多いでしょう。
本記事では、ヒロセ電機の平均年収や初任給、募集要項などを詳しく紹介します。他の企業との比較もしているので、ぜひ参考にしてください。
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ヒロセ電機の平均年収は895万
ヒロセ電機で働く社員の平均年収は866万円です。これは、日本の平均給与458万円を大きく上回る金額でしょう(参照元:国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」)。
従業員数 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年間給与 |
4,654人 | 40.6歳 | 13.5年 | 866万円 |
従業員数は4,654人で、平均年齢は40.6歳です。平均勤続年数は13.7年と、比較的長く働き続けられる環境が整っていると考えられますね。
ヒロセ電機の初任給
ヒロセ電機の初任給は、学歴に応じて設定されています。最も高いのは修士卒の技術系で、月給27万円です。学部卒では25万5000円、高専卒は21万7700円、短大卒は19万2100円となっています。
初任給 | |
修士 | 270,000円(技術系のみ) |
学部 | 255,000円 |
高専 | 217,700円 |
短大 | 192,100円 |
キャリアアップのチャンスも豊富で、昇進の機会が年に1回あるのが特徴です。また、賞与も年2回支給されるので、頑張った分だけ収入アップが期待できそうですね。
ヒロセ電機の募集要項
ヒロセ電機は、技術系と事務系の職種で人材を募集しています。勤務地は横浜市を中心に、東京、大阪、愛知など全国各地にあり、海外も選択が可能です。
職種 | ・技術系 設計開発、生産技術、生産管理、品質保証 等 ・事務系 海外営業、国内営業、総務、人事、経理、 経営企画、営業事務(一般職) 等 |
勤務地 | ・技術系 神奈川横浜市、海外 ほか ・事務系 神奈川横浜市、東京都品川区、大阪府大阪市、愛知県刈谷市、 栃木県宇都宮市、広島県広島市、海外 ほか ※全面禁煙 |
勤務時間 | 8時~17時 休憩1時間、実働8時間 |
休日休暇 | 2023年度実績:年間休日124日 完全週休2日制(土・日・祝)※会社カレンダー有り GW・年末年始休暇 年次有給休暇(初年度16日間付与)、時間単位年休取得可 その他休暇・休業制度 慶弔休暇 褒賞休暇 産前産後休暇 出産時育児休暇 育児休業 介護休業 他 |
福利厚生 | 各種社保完備 財形 従業員持株会 カフェテリアプラン 各種社内行事 独身寮(京浜地区のみ) 他 |
年間休日は124日あり、完全週休2日制を採用しています。さらに、年次有給休暇は初年度から16日も付与され、プライベートと仕事を両立しやすい環境が整っているでしょう。
福利厚生も充実していて、各種社会保険はもちろん、財形貯蓄や従業員持株会、カフェテリアプランなども用意されています。ワークライフバランスを取りながら、充実した生活を送ることができそうですね。
ヒロセ電機の企業情報3つ

ここからはヒロセ電機の事業内容、売上・実績、基本理念の3つについて紹介します。
- ヒロセ電機の事業内容
- ヒロセ電機の売り上げ・実績
- ヒロセ電機の基本理念
①ヒロセ電機の事業内容
ヒロセ電機は、「エレクトロニクスが関わるところ全て」を事業領域としており、その活躍の場は多岐にわたります。
- モビリティ市場
自動車、鉄道車両、建機車両等 - 通信インフラ市場
データセンター、携帯基地局、オフィスネットワーク等 - パワー機器市場
太陽光発電、蓄電池、スマートメーター等 - FA機器市場
産業用ロボット、工作機械、半導体製造装置、インバータ等 - コンシューマー市場
スマートフォン、タブレットPC、AIスピーカー、LED照明等 - 医療機器市場
MRI、CT、超音波診断装置、医療用ロボット等
代表的な市場は6つあり、モビリティ市場では自動車や鉄道車両に関わる製品の提供をしているのが特徴です。通信インフラ市場ではデータセンターや携帯基地局向けの製品を扱っています。
さらに、太陽光発電などのパワー機器市場、産業用ロボットなどのFA機器市場、スマートフォンなどのコンシューマー市場、そしてMRIなどの医療機器市場にも進出しているのです。
このように、ヒロセ電機は私たちの生活に密接に関わる様々な分野で活躍しており、未来のテクノロジーを支える重要な役割を果たしています。
②ヒロセ電機の売り上げ・実績
ヒロセ電機の業績は、2019年から2023年にかけて着実に伸び続けています。ただし、2024年は全体的に減少しました。
2020年3月期 | 2021年3月期 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | |
売上高 | 121,765百万円 | 133,538百万円 | 163,671百万円 | 183,224百万円 | 165,509百万円 |
営業利益 | 20,358百万円 | 27,885百万円 | 40,765百万円 | 46,751百万円 | 34,017百万円 |
当期利益 | 15,305百万円 | 19,916百万円 | 31,437百万円 | 34,648百万円 | 26,480百万円 |
2024年に業績が低下した原因としては、産業用・民生用機器市場向けのビジネスの売上が低迷したことが理由と考えられます。
一方で、グローバル事業拡大を進めるとともに高度化する市場のニーズに迅速に対応したことで、スマートフォン向けビジネスと自動車用機器市場向けビジネスは好業績を収めました。
複数の事業に力を入れることで、ある分やの事業業績が低迷しても、他の分野でカバーできる点はヒロセ電機の強みと言えるでしょう。
③ヒロセ電機の基本理念
ヒロセ電機の企業理念は「英知をつなげる小さな会社」です。この言葉には、自らを謙虚に「小さな存在」と捉え、常に学び続ける姿勢と熱意が込められています。
ヒロセ電機はこの理念のもと、社内外の知恵を結集し、「つなぐビジネス」を通じて絶え間ない進化を目指しているのです。この考え方は、会社の根幹を成す「不変の理念」として大切にされています。
さらに、ヒロセ電機は未来像として、「”つなぐ力”で未来社会を共創する」ことを掲げているのも特徴です。これは、自社の技術や知識を活かして、よりよい社会づくりに貢献したいという強い意志の表れと言えるでしょう。
ヒロセ電機の競合企業3社

ここからはヒロセ電機の競合企業を3社紹介します。競合他社との差別化や比較をする際の参考にしてください。
- 日本航空電子工業
- イリソ電子工業
- SMK
①日本航空電子工業
日本航空電子工業は、コネクタなどの電子部品やユーザーインターフェース製品を手がける先進的な企業です。「開拓、創造、実践」という企業理念のもと、常に新しい技術や製品の開発に挑戦しています。
資本金 | 106億90百万円 |
売上高 | 2,257億8,100万円 |
平均年収 | 709万円 |
初任給 | 大学院修了者:274,000円 大学卒業者:250,000円 |
従業員数 | 9,787人 |
資本金は約106億円、2023年3月期の売上高は約2,257億円と、業界内でも有力な地位を築いているでしょう。平均年収は709万円と高水準です。
初任給も水準が高く、大学院修了者は25万6,000円、大学卒業者は23万2,000円となっています。
②イリソ電子工業
イリソ電子工業は、コネクタ製品の販売とソリューション提案を行う専門企業です。「未来に続く架け橋として」という経営理念のもと、人の心を尊重し、社会に貢献する豊かな価値の創造に取り組んでいます。
資本金 | 56億4,005万円 |
売上高 | 552億7,100万円 |
平均年収 | 706万円 |
初任給 | 大学院修了者:232,800円 大学卒業者:216,000円 |
従業員数 | 3,037人 |
資本金は約56億円、2024年3月期の売上高は約552億円です。平均年収は約676万円と比較的高い水準と言えます。
初任給は、大学院修了者が23万2,800円、大学卒業者が21万6,000円で、標準的な金額です。
③SMK
SMKは、コネクタを中心とした幅広い電子部品の開発から販売までを手がける総合企業です。「可能性の追求を通して総合的な高度技術により、情報社会の発展に寄与する」という企業理念のもと、常に新しい技術の探求に取り組んでいます。
資本金 | 7,996百万円 |
売上高 | 465億2,200万円 |
平均年収 | 6,817,724円(2023年3月31日現在) |
初任給 | 大学院修了者:274,000円 大学卒業者:250,000円 |
従業員数 | 4,104人(2023年3月31日現在) |
資本金は約80億円、2023年3月期の売上高は約548億円と、安定した経営基盤を築いているでしょう。平均年収は約682万円と高水準です。
初任給も充実しており、大学院修了者は27万4,000円、大学卒業者は25万円となっています。
ヒロセ電機の企業分析を就活に活かそう
今回紹介した、ヒロセ電機や競合他社の情報をもとに企業分析を深めて、就活を進めましょう。年収だけでなく、企業理念や事業内容を見ることも大切ですよ。
また、競合との違いを比較し、自分がなりたい将来像がその企業で実現できるのかをしっかり考えましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。