CKDの平均年収・初任給を紹介!事業内容や他社との比較まで
CKD株式会社は、工場で活躍する機械装置や機器の製造・販売を行う企業です。
就活生の皆さんの中には、「CKDの平均年収や初任給はどのくらい?」「就活に向けて情報収集したい!」と考えている方もいるのではないでしょうか?
この記事では、CKDの年収や初任給をはじめ、就活に役立つ情報を分かりやすく紹介します。競合企業との比較情報も掲載していますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
CKDの平均年収は726万
CKDの平均年収は726万円です。これは、CKDの有価証券報告書で公開されている情報に基づいています。
従業員数 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年間給与 |
2,373人 | 41.8歳 | 17.3歳 | 7,257,964円 |
具体的には、従業員2,373人の平均年齢が41.8歳、平均勤続年数は17.3年で、その平均年収が約726万円となっています。
国税庁の調査によると(令和4年分 民間給与実態統計調査)、令和4年度の日本の平均年収は約458万円です。つまり、CKDの平均年収は日本の平均を大きく上回っていると言えるでしょう。
CKDの初任給
気になるCKDの初任給について、詳しく見ていきましょう。CKDでは、最終学歴によって初任給が異なります。
大学卒の場合は22万5千円から、大学院修士課程修了の場合は24万2千円からとなっています。博士課程修了であれば、さらに給与は上がり26万2千円からのスタートとなります。
初任給 | |
高専本科卒 | 193,000円 |
高専専攻科卒 | 225,000円 |
大学卒 | 225,000円 |
修士了 | 242,000円 |
博士了 | 262,000円 |
昇給は年に1回、4月に行われます。また賞与は年に2回、7月と12月に支給されます。
CKDの募集要項
CKDでは、様々な職種で人材を募集しています。
大きく分けると、商品開発や設計などを担当する「技術系総合職」、国内外での営業活動を行う「営業系総合職」、そして、会社の運営を支える「本部・本社スタッフ系総合職」があります。
募集職種 | 技術系総合職 商品開発、機械設計、電気制御設計、生産技術、ソフト開発、情報システム、品質保証、技術営業 等 営業系総合職 ・国内営業コース ・関東エリア営業コース(将来的な海外勤務、転勤の可能性有り) 本部・本社スタッフ系総合職 生産管理、購買・調達、貿易事務、販売促進、 総務、人事、経理、財務、法務、広報、製品デザイン 等 |
諸手当 | 通勤手当(当社規定による) 家族手当 役職手当 家賃住宅補給金 時間外手当(時間数に応じて支給)他 |
休日休暇 | 完全週休2日制(年間休日121日) 有給休暇 年末年始休暇 夏季休暇 慶弔休暇 リフレッシュ休暇、 産前産後休暇 育児休暇制度 等 |
勤務時間 | 本社・工場 8:30~17:15(休憩45分間) 支店・営業所 8:45~17:30(休憩45分間) 開発技術部門 一部フレックスタイム制導入(休憩45分間) ※コアタイム有 ※一部テレワーク制度を導入 |
勤務地 | 技術系総合職、本部・本社スタッフ系総合職 本社(愛知県小牧市) 各生産拠点(愛知県春日井市、愛知県丹羽郡扶桑町、三重県四日市市、宮城県黒川郡大衡村、石川県小松市(2024年度稼働予定)) 営業系総合職(国内営業コース) 全国各営業所 営業系総合職(関東エリア営業コース) 関東エリア内各営業所(東京、立川、神奈川、さいたま、千葉) |
待遇面では、通勤手当や家族手当、住宅補給金などの各種手当が充実している他、年間休日は121日と、プライベートの時間もしっかり確保できる環境です。
CKDの企業情報3つ
そこで今回は、CKDという会社について、以下の3つのポイントから詳しく見ていきましょう。
- CKDの事業展開
- CKDの企業業績
- CKDの企業理念
①CKDの事業展開
CKDは、大きく分けて2つの事業を展開しています。
1つ目は、工場の機械を動かすために必要な「機器商品」、 もう1つは、これらの部品を組み合わせた「自動機械装置」です。これは、工場の自動化を実現するために欠かせない、様々な装置を製造しています。
- 機器商品
駆動機器、電動機器、空気圧制御機器、空気圧関連機器、流体制御機器、ファインシステム機器 等 - 自動機械装置
包装機械、産業機械、証明機械 等
②CKDの企業業績
では、CKDは実際にどれくらい売上や利益を出している会社なのでしょうか?
ここ数年を見てみると、2020年3月期には少し業績が落ち込みましたが、その後は順調に回復し、2022年3月期には売上も利益も大きく伸びています。
特に2022年3月期には、過去最高の売上高1,421億9,900万円を達成しました。これは、世界的に工場の自動化が進む中で、CKDの製品の需要が高まっているためと考えられています。
2019年3月期 | 2020年3月期 | 2021年3月期 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | |
売上高 | 115,665百万円 | 100,717百万円 | 106,723百万円 | 142,199百万円 | 159,457百万円 |
営業利益 | 5,429百万円 | 5,230百万円 | 7,698百万円 | 17,879百万円 | 21,170百万円 |
経常利益 | 5,425百万円 | 5,374百万円 | 7,823百万円 | 18,043百万円 | 21,181百万円 |
当期純利益 | 4,793百万円 | 3,689百万円 | 5,273百万円 | 12,567百万円 | 14,788百万円 |
③CKDの基本理念
CKDは「自動化技術の探究と共創を続け、健やかな地球環境と豊かな未来を拓きます」というPurpose(存在意義)を掲げています。
そして、その実現のために「顧客志向」「持続可能性」「人材重視」「革新」「プロ意識」という5つのValues(価値観)を大切にしていますよ。
Purpose(存在意義) 自動化技術の探究と共創を続け健やかな地球環境と豊かな未来を拓きます。 Values(価値観) C-SHIPS Customer:顧客志向 Sustainability:持続可能性 Human:人材重視 Innovation:革新 Professionalism:プロ意識 Bland Slogan Creating Solutions Together |
CKDは、これらの理念に基づき、社員一丸となって社会に貢献できる企業を目指していることが分りますね。
CKDの競合企業3社
就職活動では、気になる企業だけでなく、競合企業についてもしっかり調べておくことが大切です。
今回は、CKDの競合企業として、以下の3つの会社をピックアップしました。ぜひ、CKDと比較しながら、それぞれの企業の特徴を調べてみましょう。
- SMC
- コンバム
- 加地テック
①SMC
SMC株式会社は、工場の自動化に欠かせない「空気圧機器」の分野で、世界トップクラスのシェアを誇る企業です。
「自動化・省力化に貢献する」「本業に専心する」「グローバルに製品を供給する」という経営理念のもと、世界中に製品を提供しています。
資本金 | 610億円 |
売上高 | 824,772,000千円(2023年3月期) |
平均年収 | 864万円(2023年3月31日現在) |
初任給 | 修士了:263,000円学部卒:235,500円高専卒:208,000円短大・専門卒:189,000円短大・専門卒:188,000円 |
従業員数 | 6,035人(2023年3月31日現在) |
2023年3月期の売上高は、なんと約8,247億円! 平均年収も約864万円と、非常に高い水準です。
初任給も、大学院修士課程修了で26万3千円と、業界トップクラスの待遇となっています。従業員数は約6,000人で、世界を舞台に活躍するグローバル企業ですね。
②コンバム
コンバム株式会社は、真空機器や空気圧機器などを製造・販売している会社です。
「人を大切にし、創造性豊かなアイデアと顧客ニーズの融合により豊かな価値を作り出し、価値貢献に努めます」という経営理念を掲げています。
資本金 | 7億4,812万5千円 |
売上高 | 2,380,655千円(2022年12月期) |
平均年収 | 457万円(2022年12月31日現在) |
初任給 | 高専卒:199,000円大学卒:211,000円 |
従業員数 | 68人(2022年12月31日現在) |
特に「真空技術」に強みを持ち、様々な業界の製造現場を支えています。
また、2022年12月期の売上高は約238億円、平均年収は約457万円です。従業員数は約68人と、CKDやSMCと比べると規模は小さいですが、ニッチな分野で高い技術力を持つ、魅力的な企業と言えるでしょう。
③加地テック
株式会社加地テックは、ガスを使う様々な場面で活躍する「高圧ガスコンプレッサー」の分野において、トップクラスの技術力を持つ企業です。
「優れた製品やサービスを通して、社会の発展に貢献する」「常に技術革新を追求し、世界で活躍できる企業を目指す」という理念のもと、事業を展開しています。
資本金 | 14億4千万円 |
売上高 | 5,975,649千円(2023年3月期) |
平均年収 | 628万円(2023年3月31日現在) |
初任給 | 大学院了:231,000円大学卒:210,000円高専卒:198,000円 |
従業員数 | 198人(2023年3月31日現在) |
2023年3月期の売上高は約59億円で、平均年収は約628万円です。従業員数は約198人と、CKDよりは少ないですが、高い技術力と成長性を誇る企業ですね。
CKDの情報を集めて業界理解を深めよう
今回は、工場の自動化を支える機械メーカー、CKDについて、年収や事業内容、競合企業などを紹介しました。
就活では、企業のホームページを見るだけでなく、売上や利益などの財務情報がまとめられている「有価証券報告書」にも目を通してみると、より深く企業を理解することができます。
この記事で紹介した情報をもとに、ぜひ、CKDやエア機器業界について、さらに深く研究してみてください!
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。