アルプス技研の平均年収と初任給を紹介!事業内容や他社との比較も
アルプス技研は技術者派遣のトップ企業で、高度な技術力を持つエンジニアを派遣し、クライアントのビジネス成功をサポートしている会社です。
就活生の中では、技術者の人材業界に興味を持っている方も多いでしょう。
そこで今回は、アルプス技研の年収や初任給、募集要項や事業内容まで詳しく解説します。競合他社の情報も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
アルプス技研の平均年収は525万
アルプス技研の従業員の平均年収は525万円です。
従業員数 | 6,107名 |
平均年齢 | 35.9歳 |
勤続平均年数 | 9.4年 |
平均年間給与(千円) | 525万円 |
国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、2022年の給与所得者の平均給与は458万円なので、アルプス技研の給与水準は一般よりも高めと言えます。
また、平均年齢は35.7歳とかなり若いです。若手のうちから活躍できる環境と考えられるでしょう。
アルプス技研の初任給
アルプス技研の新卒社員の初任給は、以下の通りです。院卒で25万円、学部卒で23万円、専門4年制卒で21万円と、学歴ごとで異なっています。高専・専門3年制卒は20万4,000円、短大・専門2年制卒は19万8,000円です。
学歴 | 初任給 |
---|---|
院卒 | 250,000円 |
学部卒 | 230,000円 |
専門4年制卒 | 210,000円 |
高専・専門3年制卒 | 204,000円 |
短大・専門2年制卒 | 198,000円 |
厚生労働省の2019年度データと比較してみると、アルプス技研の初任給は一般水準を上回っていることがわかります(参照元:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況」)。
例えば、一般的な院卒初任給が23万8,900円なのに対し、アルプス技研では25万円、大卒も21万200円に対し23万円と高めです。
アルプス技研の募集要項
アルプス技研の募集要項は以下の通りです。技術系では機械、電気・電子、ソフトウェア、化学分野のエンジニア職、総合職では営業や企画などを募集しています。
募集職種 | ▼技術系 設計・開発エンジニア職(機械) 設計・開発エンジニア職(電気・電子) 設計・開発エンジニア職(ソフトウェア) 設計・開発エンジニア職(化学) ▼総合職 営業職、企画業務職(人事・総務・経営企画・国際部門) |
応募資格 | 2025年3月に卒業(修了)見込みの方 (大学院、大学、高等専門学校、短期大学、専門学校) |
対象学科 | ▼技術職 機械工学系、電気・電子工学系、情報工学系、材料系、物理系、化学系、数理情報系、理学系学科 ▼総合職 全学部・全学科 |
勤務地 | 全国各営業所及び周辺都市 |
休日休暇 | 完全週休2日制、祝祭日、夏季、年末年始、年次有給休暇、特別休暇、慶弔休暇、 公用休暇、育児休暇、介護休暇 他 ※年間休日126日(2023年度) |
諸手当 | 時間外手当、住宅手当、通勤手当、子供手当、単身赴任手当、資格取得報奨金、役職ポスト給(役職者のみ)、 交代勤務手当、ブリッジスタッフ手当 (「メンバー育成」や「会社がよりよくなる改善提案を行う」ミッションについた場合に支給される アルプス技研ならではの手当です)他 |
給与改定 /賞与 | 給与改定:年1回(7月)、賞与:年2回(6月、12月) |
福利厚生 | 企業型確定拠出年金(401K)、従業員持株会、労働組合団体保険、メンタルヘルスケア、共済会、自社保養所、 会員制リゾートクラブ 他 |
教育研修 | 新入社員研修、自動車技術研修、デジタル回路研修、組込みソフト研修、海外研修、語学研修、通信教育、 eラーニング、リーダー研修、プロジェクトマネージャー研修 他 |
2025年3月卒業予定の学生が対象です。学歴は大学院から専門学校まで幅広く受け付けています。技術職は理系学科が中心ですが、総合職は全学部・全学科からの応募が可能です。
また、福利厚生も充実しており、時間外手当や住宅手当はもちろん、「ブリッジスタッフ手当」といった企業独自の制度もあります。
教育制度やキャリアサポートも充実しているようです。新入社員研修から専門的な技術研修、さらには海外研修まで、幅広いプログラムが用意されています。
アルプス技研の企業情報3つ
ここからはアルプス技研の事業内容、売上・実績、基本理念の3つについて紹介します。
- アルプス技研の事業内容
- アルプス技研の売り上げ・実績
- アルプス技研の基本理念
①アルプス技研の事業内容
アルプス技研は、技術者派遣のエキスパート企業です。プロジェクトの一括受注などを行っています。彼らの強みは、基礎研究から解析まで、開発の全工程をカバーできる技術者を正社員として抱えていることです。
クライアント企業にとっては、アルプス技研を利用することで開発期間の短縮や、専門分野の強化が可能になります。対応分野も幅広く、機械、電機・電子、ソフト、化学など、様々な専門技術者を派遣しているのが特徴でしょう。
特筆すべきは、創業以来一貫して「技術力」と「人間力」の育成に力を入れている点です。教育制度やキャリアサポートが充実しているのも、この企業の大きな特徴と言えるでしょう。
(参照元:アルプス技研|サービス)
②アルプス技研の売り上げ・実績
アルプス技研の近年の業績を見てみましょう。2019年から2023年にかけて、売上高は着実に伸びています。2019年の363億円から2023年には462億円へと大きく成長しました。
2019年12月期 | 2020年12月期 | 2021年12月期 | 2022年12月期 | 2023年12月期 | |
---|---|---|---|---|---|
売上高 | 363億7,100万円 | 357億5,300万円 | 392億6,100万円 | 436億4,700万円 | 462億1,600万円 |
経常利益 | 40億9,800万円 | 45億9,500万円 | 45億7,400万円 | 45億6,000万円 | 50億5,300万円 |
親会社株主に帰属する 当期純利益 | 29億800万円 | 30億5,700万円 | 30億9,500万円 | 34億1,600万円 | 36億9,600万円 |
経常利益も安定していて、40億円台後半をキープしています。2023年には50億円に到達しました。親会社株主に帰属する当期純利益も、年々増加傾向にあり、2023年は約37億です。
③アルプス技研の基本理念
アルプス技研の経営理念は、「Heart to Heart」です。この言葉には、人と人との心のつながりを大切にするという思いが込められています。
経営理念 |
---|
Heart to Heart アルプス技研グループは、 人と人との心のつながりを大切にしています。 |
この理念は、単なる言葉だけではありません。社会や企業の発展、そして個人の成長も、すべて人間関係が基本だという認識のもとに成り立っているのです。
アルプス技研の競合企業3つ
ここからはアルプス技研の競合企業を3社紹介します。競合他社との差別化や比較をする際の参考にしてください。
- 株式会社メイテック
- テクノプロ・ホールディングス株式会社
- パーソルホールディングス株式会社
①株式会社メイテック
メイテックは、高度な技術力を武器に、幅広い分野で顧客の設計・開発力強化をサポートしている企業です。その特徴は、技術レベルの高い業務フェーズに特化している点にあります。
売上収益 | 1,269億7 ,600万円 |
従業員数(連結) | 13,489名 |
平均年齢 | 39.25歳 |
勤続平均年数 | 13.11年 |
平均年間給与 | 600万円 |
注目すべきは、2022年度の離職率が6.0%と、業界内でも低い水準を維持していることです。
また、売上収益は1,269億7 ,600万円と、好業績を収めています。平均年間給与は600万円で、全国平均よりも高い水準と言えるでしょう。
②テクノプロ・ホールディングス株式会社
テクノプロ・ホールディングスは、技術者と研究者に特化した大手人材サービス企業です。その事業は人材派遣にとどまらず、業務請負やコンサルティングサービスまで幅広く展開しています。
売上収益 | 1,998億5,100万円 |
従業員数(連結) | 27,003名 |
平均年齢 | 44.0歳 |
勤続平均年数 | 13.8年 |
平均年間給与 | 648万円 |
売上収益は1,998億5,100万円です。従業員数も27,003名と多く、大規模な事業展開が伺えますね。
従業員の平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は13.8年で長く働ける環境が整っているようです。平均年間給与は648万円と、高水準を維持しています。
テクノプロ・ホールディングスは、長年蓄積されたノウハウと技術力、提案力の高さに定評がある企業ですよ。
③パーソルホールディングス株式会社
パーソルホールディングス株式会社は人材サービス業界の大手企業で、派遣や人材紹介、求人広告など幅広いサービスを提供していることで有名です。最近では、デジタル化に力を入れており、生産性の向上や新しい働き方の創出に取り組んでいます。
売上収益 | 1兆3,271億2,300万円 |
従業員数(連結) | 65,730名 |
平均年齢 | 40.4歳 |
勤続平均年数 | 6.6年 |
平均年間給与 | 812万円 |
会社の規模を見てみると、売上収益は1兆3,271億円を超え、従業員数は6万人以上と、業界トップクラスの規模でしょう。
平均年齢は約40歳で、平均勤続年数は6.6年です。比較的移動の激しい企業と言えるでしょう。また、平均年間給与は812万円と、非常に高水準であることがわかります。
パーソルホールディングスは、安定した基盤を持ちながらも、新しい時代のニーズに応える努力を続けている企業ですよ。
アルプス技研の企業分析を就活に活かそう
今回紹介した、アルプス技研や競合他社の情報をもとに企業分析を深めて、就活を進めましょう。年収だけでなく、企業理念や事業内容を見ることも大切ですよ。
また、競合との違いを比較し、自分がなりたい将来像がその企業で実現できるのかをしっかり考えましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。