J・オイルミルズの平均年収と初任給を紹介!事業内容や他社との比較も
J・オイルミルズは食用油脂の製造・販売を主力事業とする老舗食品メーカーです。J・オイルミルズの企業研究を進める中で、年収や初任給とが気になっている就活生も多いでしょう。
本記事では、J・オイルミルズの年収や初任給、募集要項や事業内容などを詳しく解説します。競合の油脂メーカーと比較もしているので、ぜひ参考にしてください。
J・オイルミルズの平均年収は753万
J・オイルミルズの平均年収は753万円と、高い水準です。
従業員数 | 平均年齢 | 勤続平均年数 | 平均年間給与 |
1,275名 | 44歳9か月 | 17年7か月 | 762万円 |
国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、2022年度の給与所得者の平均年収は458万円でした。J・オイルミルズの平均年収は、全国平均を200万円以上も上回っています。
J・オイルミルズの初任給
J・オイルミルズの初任給については、公式の新卒採用サイトの募集要項ページに明記されています。最終学歴が初任給の金額を決めているのが特徴です。
初任給 | |
修士卒 | 251,500円 |
大学卒 | 236,000円 |
高専卒 | 209,100円 |
2025年度の採用職種は「事務系」「技術系」「研究系」の3つですが、職種による初任給の違いはありません。最終的に修士号、学士号、高専を卒業したかどうかで初任給が決まるようです。
J・オイルミルズの募集要項
J・オイルミルズの募集要項には、入社後の勤務条件や福利厚生制度が詳しく記載されています。事務系・技術系・研究系で募集学科が異なるため注意が必要ですが、入社後の処遇は職種関係なく同じです。
募集学科 | 事務系:全学部全学科(文系・理系、修士・学部不問) 技術系:機械、電気・電子、化学工学、物質工学 ほか(修士・学部・高専) 研究系:食品、生物、農芸化学、化学、栄養 ほか(修士・学部) |
勤務地 | 本社(東京)、支社支店 (大阪・名古屋・福岡・仙台・札幌・岡山・高崎・金沢)、研究所(東京・横浜・静岡・神戸)、工場(千葉・横浜・静岡・神戸・岡山・福岡) |
勤務時間 | 本社ほか/9:00~17:35(実働7時間35分(休憩60分)) ※スーパーフレックスタイム制適用(一部対象外職場あり) |
昇給 | 年1回(4月) |
賞与 | 年2回(7月・12月) |
休日休暇 | 土日祝、年末年始、慶弔休暇、年次有給休暇、特別休暇、ストック休暇、リフレッシュ休暇、ボランティア休暇 ※年間休日123日 |
教育制度 | 新入社員教育、フォローアップ研修、キャリアアップ研修、職種別研修、選択型研修、通信教育、公的資格取得奨励制度ほか |
勤務地は本社の他、支社や工場、研究所が全国に点在しており、転勤の可能性が考えられます。
また、年間休日は123日と多めで、各種休暇制度も充実しているのがポイントです。新入社員教育などの研修制度も整っており、キャリア形成を後押しする環境が整っていると言えるでしょう。
J・オイルミルズの企業情報
ここからは、J・オイルミルズの事業内容、売上・実績、基本理念の3つについて紹介します。
- J・オイルミルズの事業内容
- J・オイルミルズの売り上げ・実績
- J・オイルミルズの基本理念
①J・オイルミルズの事業内容
J・オイルミルズの主要事業は、「油脂事業」と「スペシャリティフード事業」です。
油脂事業では、穀物を輸入し、油脂と飼料原料に加工して販売しています。一方のスペシャリティフード事業は、「乳系PBF」と「食品素材」の2つに注力し、技術と多様な素材を活かした商品を提供しているのが強みです。
乳系PBF事業では、植物性の代替乳製品の開発・製造・販売を行っています。食品素材事業は、トウモロコシやタピオカを原料としたスターチ製品の開発・販売に加え、サプリメントや加工食品の分野にも力を入れているのがJ・オイルミルズの特徴でしょう。
②J・オイルミルズの売り上げ・実績
J・オイルミルズの2024年3月期の業績は、売上高が2,443億1,900万円、経常利益は90億4,300万円です(引用元:株式会社J・オイルミルズ「2024年3月期有価証券報告書」)。
売上高をここ5年間で見ると、増加傾向にあることが分かります。また、経常利益については、前年度の14億3,600万円に比べ、約6倍の業績です。
J・オイルミルズは売上自体は伸ばしているものの、コストなどの影響で利益が伸び悩んでいる面があります。原材料価格の高騰など、外的要因による影響も考えられそうです。
③J・オイルミルズの基本理念
J・オイルミルズの基本理念は、「Joy for Life® -食で未来によろこびを-」です。この理念のもと、おいしさと健康、そして環境への配慮を通じて、人々と社会に喜びをもたらすことを目指しています。
会社の独自の強みである「おいしさデザイン®」を活かし、「食べる」と「つくる」の両面から社会の課題に取り組んでいる企業です。食を通じて社会に貢献することを使命としています。
J・オイルミルズは、食の未来を明るくするために、日々努力を重ねていることがわかりますね。
J・オイルミルズの競合企業
ここからはJ・オイルミルズの競合企業を3社紹介します。競合他社との差別化や比較をする際の参考にしてください。
- 日清オイリオ
- 不二精油
- ADEKA
①日清オイリオ
日清オイリオは、食用油で国内トップシェアを誇る企業です。
売上高 | 5,135億4,100万円 |
従業員数 | 3,078名 |
平均年齢 | 41.9歳 |
勤続平均年数 | 18.0年 |
平均年間給与 | 801万円 |
売上高は約5,135億円と、業界内でも大きな存在感を示しています。従業員数は1,251名で、平均年齢は42.1歳です。平均勤続年数は18.4年と非常に長く、長期的に働ける環境が整っていると言えるでしょう。
平均年収は721万円で、高い水準です。これらの数字を見ると、安定した経営と従業員を大切にする姿勢が伺えますね。
②不二精油
大阪府に本社を構える不二製油は、食用油脂や業務用チョコレートを主に扱っています。
売上高 | 5,640億8,700万円 |
従業員数 | 5,731名 |
平均年齢 | 43歳6か月 |
勤続平均年数 | 15年 |
平均年間給与 | 940万円 |
売上高は約5,640億、従業員数5,799名と、かなり規模の大きい会社です。平均年齢は44.2歳で、平均勤続年数は15年となっています。
特筆すべきは平均年収で、940万円と高水準です。この数字は同業他社と比べてもトップクラスで、安定した経営と従業員重視の姿勢が伺えますね。
③ADEKA
創立100年を超える歴史を持つADEKAは、化学素材業界の大手企業として知られています。
売上高 | 3,997億7,000万円 |
従業員数 | 5,512名 |
平均年齢 | 39.9歳 |
勤続平均年数 | 16.8年 |
平均年間給与 | 718万円 |
平均年齢は39.6歳で同業他社と比べてもかなり若いです。また、売上高は約4,033億円と、安定した経営基盤を持っています。
平均勤続年数は16.5年と長く、働きやすい環境が整っているでしょう。若い従業員が多いにもかかわらず、勤続年数が長いのが特徴的です。
J・オイルミルズの企業分析を就活に活かそう
今回紹介したJ・オイルミルズの情報をもとに、企業研究を深めましょう。年収だけでなく、福利厚生や勤務条件を見ることも大切ですよ。
また、競合との違いを比較し、自分がやりたいことや目標が、その企業で実現できるのかをしっかり考えましょう。