SCSKの平均年収や業績を競合企業と比較しながら徹底解説
SCSKはIT技術を駆使し、コンサルティングやシステム開発など幅広い事業を展開様々な企業の課題解決をサポートする会社です。
いざ就活となると、実際の給与水準が気になるところですよね。
そこで今回は、SCSKの平均年収や初任給を始め、募集要項や企業情報について詳しく解説していきます。
さらに、競合となる企業の情報も比較しながら紹介していくので、ぜひ最後まで読んで下さいね。
SCSKの平均年収は747万
SCSKで働く上で、やはり気になるのは年収ですよね。
2022年度のSCSKの平均年収は747万円です。
平均年齢 | 43.6歳 |
平均勤続年数 | 18.5年 |
平均年収 | 747万円 |
社員の平均年齢は約43.6歳、平均勤続年数は約18.5年となっており、長く安定して働ける環境であることが伺えます。
SCSKは多岐にわたる事業を展開していますが、中でも「産業IT」の分野に携わる社員が最も多いのが特徴です。続いて「金融IT」、「ITマネジメント」と続きます。
また、SCSKはダイバーシティ推進にも力を入れており、女性の活躍を後押しする取り組みも積極的に行っています。実際、管理職に占める女性の割合は8.7%と、年々増加傾向にあります。
さらに、男性の育児休暇取得率は150%と、非常に高い水準を誇っています。
100%を超えているのは、過去に取得できなかった休暇をまとめて取得したケースなどが含まれているためです。
SCSKの初任給
SCSKの初任給は以下の表のとおりです。
初任給 | |
大卒 | 310,000円(業務手当44,200円・学び手当5,000円・リモートワーク推進手当5,000円含む) |
院卒 | 330,000円(業務手当47,000円・学び手当5,000円・リモートワーク推進手当5,000円含む) |
特徴的なのは、学びを支援する「学び手当」と、柔軟な働き方を推進する「リモートワーク推進手当」の金額に差がない点です。
これは、社員一人ひとりのキャリアプランやライフスタイルに合わせた働き方を支援していくという、SCSKの姿勢の表れと言えるでしょう。
また、「業務手当」として、残業時間の有無に関わらず、20時間相当分の金額が支給されるのも、特徴です。
SCSKの募集要項
SCSKの募集要項は以下のとおりです。
応募資格 | 2024年3月までに四年制の大学や大学院を卒業・修了見込みの方 |
募集職種 | ・技術系(アプリやパッケージソフトやネットワークの提案や開発、運用などのプロジェクト管理など) ・コーポレートスタッフ系(人事・経理・財務・法務・IR) ・営業系(ハードウェアやソフトウェアの販売など) |
勤務地 | 東京・愛知・大阪・福岡など |
勤務時間 | 9:00~17:30 |
諸手当 | 時間外勤務手当・通勤手当・休日振替出勤手当など |
賞与・昇給 | ・賞与:6月と12月の年2回 ・昇給:年1回 |
休日休暇 | 年次有給休暇は初年度14日で最大20日・完全週休2日制・年末年始・祝日・ボランティアや出産、メモリアル、マタニティ休暇などあり |
福利厚生 | 各種保険完備・慶弔見舞金・企業年金・従業員持株会・退職金制度・育児介護ボランティア休業・ノー残業デー・在宅勤務・フレックスタイム・復職支援金など |
SCSKでは、社員が快適に過ごせるよう、様々な福利厚生制度が充実しています。
例えば、地方出身者には嬉しい独身寮も完備されていますし、体調が優れない時に安心な社内診療所も利用できます。
また、仕事の合間にリフレッシュできるリラクゼーションルームなどもあり、オンオフの切り替えを大切にしながら働くことができます。
SCSKの企業情報
ここでは、SCSKの企業情報を以下の3つに整理して紹介します。
- SCSKの事業内容
- SCSKの売り上げ・実績
- SCSKの基本理念
①SCSKの事業内容
SCSKは、ITの力で企業の成長を支える、幅広い事業を展開しています 。
具体的には、以下のような事業を手がけています。
・業務委託:企業の業務を効率化するアウトソーシングサービスを提供
・ITソフト・ハードの販売:様々なIT関連製品の販売
・インフラ構築・マネジメント:企業のIT基盤を構築・運用
・システム開発:顧客のニーズに合わせたシステム開発
・コンサルティング:IT戦略の立案など、経営課題の解決策を提案
SCSKの顧客は、製造業、金融業、流通業、電力・ガスなど、多岐な業界に渡ります。
つまり、SCSKは様々な企業とB to Bの取引を通じて、日本のビジネスを支えているということができます。
また、SCSKは長年培ってきた独自の理論やノウハウを活かし、最新技術を取り入れた検証サービスなども提供しています。
②SCSKの売り上げ・実績
SCSKの業績を見ていきましょう。
2022年3月期の売上高は4,141億円、営業利益は475億円となっています (引用元:2022年3月期報告書)。
これは、2021年3月期と比較すると、売上高は73億円、営業利益は16億円増加しており、着実な成長を続けていることが分かります。
SCSKの成長を支えているのは、様々な業界のリーディングカンパニーとの取引実績です。
例えば、JCOMの工事管理システムの自動化や、丸紅の食品事業で使われているEDI基盤の移行、ツムラの医療従事者向け会員制サイトの立ち上げなど、大規模かつ重要なプロジェクトに数多く携わっています。
また、ヤンマーエネルギーシステム株式会社の戦略パートナーにも選定されるなど、その技術力の高さは高く評価されています。
③SCSKの基本理念
SCSKは、「夢ある未来を共創すること」を企業理念として掲げています (引用元:経営理念 | SCSK株式会社)。
顧客はもちろんのこと、社員一人ひとりもまた、夢や目標を実現できるよう、様々な取り組みを行っています。
具体的には、
・個性や価値観を尊重し、それぞれの強みを活かせる環境づくり
・世界と未来を見据え、常に成長を続ける姿勢
・確かな技術力に基づいた、最高のサービスの提供
といったことを約束としています。
また、SCSKは「社員が心身ともに健康で、最高のパフォーマンスを発揮してこそ、顧客に最高のサービスを提供できる」という考えのもと、働き方改革にも積極的に取り組んでいます。
SCSKの競合企業3社
最後に、3つピックアップした損保ジャパンの競合企業に関する情報を、業界研究もかねて確認していきましょう。
- 電通総研(旧ISID)
- TIS
- 伊藤忠テクノソリューションズ
①電通総研(旧ISID)
電通総研は電通グループの一員として、マーケティングやコンサルティングなどを手掛けています。
売上 | 1290億円 |
平均年齢 | 40.9歳 |
勤続平均年数 | 12年 |
平均年間給与 | 1,128万円 |
電通総研の強みは、これまで2,500社を超える企業との取引で培ってきた豊富な知識と経験に基づいた、課題分析力と企画力です。
顧客の課題を的確に見抜き、独自のサービスや製品を組み合わせることで、最適な解決策を提供しています。
その顧客リストには、明治安田生命、三菱重工業、TOTO、セブン銀行といった、誰もが知るような大手企業が名を連ねています。
②TIS
TISは金融機関向けシステム開発で国内トップクラスのシェアを誇る企業です。
売上 | 5,084億円 |
平均年齢 | 40.5歳 |
勤続平均年数 | 14.5年 |
平均年間給与 | 753万円 |
TISは、3,000社を超える企業の戦略パートナーとして、長年培ってきた豊富な実績とノウハウを持っています。
また、国内外の先端技術を積極的に導入することで、常に時代の変化に対応したシステム開発を行っているのもTISの特徴です。
その結果、10年以上連続で増収増益を達成するなど、高い成長性を維持しています。
③伊藤忠テクノソリューションズ
伊藤忠テクノソリューションズは伊藤忠グループの中核IT企業として、幅広い事業を展開している企業です。
売上 | 5,084億円 |
平均年齢 | 40.5歳 |
勤続平均年数 | 14.5年 |
平均年間給与 | 753万円 |
伊藤忠テクノソリューションズの強みは、約1万社に及ぶ顧客との取引実績と、280社を超えるIT先進企業とのパートナーシップにより、最適なITソリューションを提供できることです。
特に、売上高の3割を占める情報通信事業においては、NTTドコモ、ソフトバンク、KDDI、ヤフーといった大手通信キャリアとも取引実績があり、その技術力の高さは折り紙付きです。
SCSKの企業分析はIT業界と比較しながら行おう
ここまで、SCSKの年収や事業内容、そして競合となる企業について詳しく見てきました。
SCSKは、世界38ヶ国というグローバルな舞台でシステム導入実績を持つ、日本を代表するIT企業の一つです。ITソフトの販売からコンサルティング、インフラ構築まで、幅広いサービスを総合的に提供できることが、SCSKの大きな強みと言えるでしょう。
就活において、企業の理解を深めるためには、企業研究だけでなく、業界全体の動向を把握することも重要ですが、IT業界は技術革新のスピードが速く、競争も激しい業界です。
SCSKがどのような戦略で事業を展開し、成長を目指しているのか、業界全体を俯瞰して見ていくことが大切です。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。