就活しないまま卒業した末路と5つの選択肢とは?就活しないメリット・デメリットを解説
「就活しないまま卒業したらどうなるの?」と不安に思っていませんか?
そこで、就活しなかった場合の5つの選択肢や就活しないメリット・デメリットを徹底解説します。
今どきの大学生の就活事情や「就活せずに就職する方法」、「就活しないで成功した人の特徴」もご紹介します。
今まさに進路で悩んでいる方は、知っておくと役立つ情報満載ですので是非参考になさってください。
大学生の就活しない人の割合
大学生のうち、どのくらいの人が就活しないのでしょうか?
厚生労働省が令和6年4月1日に公表された「大学等卒業者の就職状況」によりますと、大学生の就職率は98.1%となり調査開始以降過去最高でした。
就活しないで就職した人も98.1%の中にいるかもしれませんし、就活しても内定がもらえず就職できなかった方もいるでしょう。
就活しない人の割合はわかりませんが、約2%の大学生が就職せずに卒業しています。
就活しない大学生の深層心理
就活しない大学生の心理状態は次の4つのことが考えられます。
- やりたいことが見つからない
- 働きたくない
- 組織に属することに抵抗がある
- 就活したくない
「やりたいことが見つからない」
就活しない大学生の中には、やりたいことが見つからなくて就活をしない方もいます。
やりたいことがないと、就活へのモチベーションも生まれにくく、どの業種へ就活していいのかすら分かりませんよね。
やみくもに書類審査や面接を受けても、就活する理由がなければ意欲もわかず、志望動機や自己PRを考えることもうんざりしてきます。
将来に対する夢や希望が見つけられないため、「就活しても意味がない」「就活する時間が無駄」という考えに至ります。
自分のやりたいことが見つからない方は、興味・関心がある事柄や自分の性格から何が適しているのかを考えてみて下さいね。
「働きたくない」
就活しない大学生の中には、「自由な時間が無くなる」「やりたいことができない」など働くことにマイナスイメージを持っている方もいます。
いわば、「働くことに意味を見出せない」もしくは「働く以上に価値のあるやりたい何かがある」方です。
就活は、いわゆる働きたい人の働く場所探しです。
いくら「働きたくない」といっても、働かないとお金が手に入らず生活ができませんよね。
働きたくない方は、働かなくてもお金が入って生活できる仕組みを考える必要があります。
「組織に属することに抵抗がある」
就活したくない大学生の中には、会社という組織に属したくないと考えている方もいます。
サラリーマンの家庭で育った方は、会社での出来事や愚痴を聞く機会も多いので、組織に属することへの抵抗する気持ちが生まれることもあるでしょう。
会社は、上司と部下の関係性がはっきりしているため、自分の意見が反映されない窮屈さを感じる方も少なくありません。
しかし、必ずしも全部の会社が風通しの悪い環境とは限りませんので、家族や知人、実際に働いている人の話を直接聞いてみるのも一つの方法です。
企業の中には、現役の社員と話せるOB・OG訪問制度があるところもあるので活用しましょう。
「就活したくない」
就活しない大学生の中には、就活すること自体に嫌悪感を抱いている方もいます。
就活は、10社受けても1社も受からないこともあるくらい競争率が激しい世界です。
そのため多くのエントリーシートを作成し、Webテストの勉強をし、企業ごとの面接対応などお金と労力と時間をかけなければなりません。
しかし、たとえ一生懸命準備して対策したとしても、何度も採用試験に落ちれば自信を無くし「もう就活したくない」と就活自体をやめてしまう方もいます。
不採用が続いているようであれば、「自分の何が足りなかったのか」振り返ることも大事です。
また、自分では気づきにくい反省点も就活エージェントを活用すれば、的確なアドバイスがもらえる可能性がありますよ。
就活しないまま卒業した末路と5つの選択肢とは?
就活しないまま卒業した場合、どのような選択肢があるのでしょうか?
考えられる5つの選択肢をご紹介いたします。
- 起業やフリーランス
- フリーターやアルバイト
- 大学院進学や留学
- 誰かに養ってもらう
- ワーキングホリデー
起業やフリーランス
就活しない大学生の中には、起業して会社を興したり、個人事業主としてフリーランスで活躍する人もいます。
例えば、ユーチューバーやブロガーのようにWeb上で商品やサービスを紹介したり、システムエンジニアやプログラマーもその一人です。
起業家やフリーランスは、勤務時間や仕事の内容、報酬額など自分で決められるメリットがあります。
しかし、一度も就職した経験がないので、社会人としてのビジネスマナーや資金調達など経営に関する知識も自分で身に付けなければなりません。
また、確定申告や経理などの全てにおいて責任が伴うので、自己管理ができていないと仕事が急になくなる可能性もあるので注意しましょう。
フリーターやアルバイト
就活しないまま卒業した大学生の中には、アルバイトやフリーターとして生計を立てる方もいます。
フリーターやアルバイトは、正社員よりも勤務時間や日数、休日など自由が利くことがメリットです。
ただし、フルタイムで働いても、正社員と同じような福利厚生やボーナス、収入、社会的信用は得られないことがデメリットです。
また、新卒者に比べるとフリーターやアルバイトから正社員になる難易度は高くなります。
企業にとって新卒者が魅力的に映る理由の1つに「年齢」があるので、正社員を目指すならだらだら何年もフリーターやアルバイトを続けない方がいいでしょう。
大学院進学や留学
就活しない大学生の中には、「より専門的な知識を身に付けたい」と大学院や専門学校に進学する方もいます。
また、「語学の勉強や海外の文化の違いを学びたい」など海外留学する方もいるでしょう。
自分の興味のある分野で見識を高め、より人間力が磨かれ視野も広がるので今後の就職に役立ちます。
しかし、進学や留学をした場合、就活時期が遅れるのでキャリア形成も遅れる可能性があります。
それゆえに、進学・留学後の就活では「なぜ進学(留学)したのか」をしっかり説明できるように準備しておきましょう。
進学や留学には費用も掛かるため、よく考えたうえで判断してくださいね。
誰かに養ってもらう
就活しない大学生の中には、大学卒業後すぐ結婚する人や無職になる人も少なからずいます。
無職や専業主婦(主夫)は、働かず親や伴侶に養ってもらうため自由に時間を使えるでしょう。
しかし、大学卒業後の空白期間が1年以上あれば、のちに就活する際に不利になる可能性があります。
就活する際は、空白期間があっても就業意欲や長く働く意思をアピールできれば問題ないでしょう。
ワーキングホリデー
就活しない大学生の中には、海外で働きながら生活費を稼ぐ「ワーキングホリデー」を選択する方もいます。
日本は、オーストラリアやカナダなど30の国や地域と協定を結んでいて、円安の影響のため出稼ぎ目的で行く方も少なくありません。
働きながら語学が学べて、若い時にしかできない経験を積むことはいいことです。
しかし、ワーキングホリデーに行くことで、新卒として就職できなくなる恐れがあります。
もし、日本での就活を視野に入れている場合は、ビジネス英語を身に付け、海外で正社員並みに働いた経験があると安心ですよ。
また、ワーキングホリデーは渡航までに100万円以上の資金と、ある程度の英語力が必要です。
就活しないメリット
就活しないメリットってどんなことがあるのか気になりますよね。
そこで、就活しないメリットを3つご紹介します。
- 時間を自由に使える
- 人間関係で悩まない
- ストレスから解放される
時間を自由に使え、やりたいことができる
就活しないで、無職もしくはアルバイトやフリーランスをした場合、正社員よりも時間を自由に使えるメリットがあります。
例えば、正社員であれば平日9時~18時まで拘束されますが、アルバイトであれば自分の都合に合わせて休んだり、勤務時間を短くすることも可能です。
また、空いた時間で自分のやりたい趣味や好きなことに時間を費やせるのも嬉しいポイントです。
就活せずに進学や留学を選択した方は、自分の学びたいものが学べ自由を謳歌できます。
人間関係で悩まない
就活しないということは、会社に属さないので、会社での人間関係に悩むことはありません。
上下関係や組織のルールといった煩わしさからも解放され、人間関係の息苦しさを感じることもないでしょう。
人間関係に悩まず、自分らしい働き方を実現できるメリットがあります。
ストレスから解放される
就活しない場合、会社に毎日行くストレスから解放されるでしょう。
たとえば、職場に苦手な上司や同僚がいたら、毎日顔を合わせるストレスがあります。
また、人によっては会社の行事や飲み会などプライベートの時間も自由が拘束されストレスになります。
社内の人間関係だけでなく、取引先とコミュニケーションをとったりすることでストレスに感じることもあるでしょう。
就活しない場合、これらすべてのストレスから解放されるメリットがあります。
就活しないデメリット
就活しないデメリットは、どんなことがあるのでしょうか?
就活しないデメリットを5つご紹介します。
- 「新卒」が使えるのは今だけ
- 会社員のキャリアが積めない
- 就活した友達と話が合わない
- 社会的信用を得にくい
- 福利厚生や安定収入が望めない
「新卒」が使えるのは今だけ
就活しなければ、「新卒」ブランドが使えなくなり、就職で不利になる可能性があります。
日本は、大学を卒業するタイミングで「新卒」の学生を一括採用する方式が主流です。
新卒採用はポテンシャル採用と呼ばれ、能力や経験を重視される中途採用よりも採用されやすいため広い選択肢から就職先を選べるのです。
就活しないまま卒業してしまうと「既卒」扱いとなり、「新卒」というブランドを使えなくなるので、人によっては、デメリットになります。
会社員のキャリアが積めない
就活せずに卒業した場合、会社員のキャリアが積めないデメリットがあります。
できるだけ若いうちから正社員になれば、社会人としてのルールやマナーも学べますし、新卒なら研修制度も充実しています。
若いうちは柔軟な対応力もあり、未経験でも自分の可能性を試すこともできキャリアパスも描きやすいです。
就活しなければ、このような働く上での心構えや知識、スキルがいち早く学べない可能性があります。
会社員になるのが遅くなるほど、未経験の就職は難しくなります。
就活した友達と話が合わない
就活せずに卒業した場合、社会人になった友達と話が合わなくなる可能性があります。
社会人になった友達の悩みや愚痴に共感してやれず、話題についていけないと感じることもあるでしょう。
それぞれ違う進路を選択すれば、共通の話題は少なくなり自然と疎遠になってしまうケースも少なくありません。
就活しないことは悪いことではありませんが、友達と話が合わなくなる可能性があることを覚えておきましょう。
社会的信用を得にくい
就活しなかった場合、就活して正社員で就職した人に比べて社会的信用を得にくくなります。
収入が不安定であるがゆえに、お金の貸し借りに関する契約を結ぶことが難しくなるでしょう。
たとえば、ローンが組めなかったり、クレジットカードの審査が通らなかったり、賃貸契約の審査に落ちる可能性もあります。
社会的信用が得られないことで、生活の自由度が少なくなり不便に感じる方もいるのでデメリットになります。
福利厚生や安定収入が望めない
就活して会社に属せば、一般的に社員が快適に仕事ができる制度として福利厚生が受けられます。
福利厚生の一例は以下の通りです。
健康保険/雇用保険/家賃補助/健康診断/社員食堂/フリードリンク/資格支援制度など |
正社員になれば、福利厚生で金銭的なサポートを受けられます。
福利厚生は企業によっても異なりますが、ユニークな会社では「恋愛勝負休暇」や「失恋休暇」などもあります。
就活しなければこれらの福利厚生は受けられず、ボーナスなどももらえないため安定収入が望めません。
就活せずに就職する方法
就活せずに就職する方法ってどんな方法があるのか気になりますよね。
就活せずに就職する方法は5つあるのでご紹介します。
- 親や知り合いに紹介してもらう
- 公務員試験を受ける
- インターンから正社員を目指す
- 逆求人サイトに登録する
- アルバイトから正社員になる
親や知り合いに紹介してもらう
就活しないで就職するには、親や知り合いに紹介してもらう方法があります。
代表的なのが、親や親戚、友達や知り合いが経営している企業に就職することです。
通常の就活では、1次試験、2次試験、3次試験など多くのステップを踏まなければなりません。
しかし、知り合いの紹介なら1回の面接で採用、もしくは採用試験すら受ける必要なく入社する事ができるケースもあります。
通常の就活と違い、内定までの期間が短く内定をもらいやすいのがメリットです。
ただし、知り合いの紹介で入社した場合、辞めにくかったり紹介者に気を配らなくてはいけない点がデメリットでしょう。
公務員試験を受ける
就活はしたくないけど、安定した職に就きたいという方は「公務員」になることをおすすめします。
公務員の採用試験は、択一問題や論文試験などがあるため勉強する必要がありますが、一般企業のように複数の会社にエントリーして何度も面接を受ける必要がありません。
また、公務員は、ボーナスや退職金が大きいので収入も安定しています。
社会的信用も高く、働きやすい環境も整っていて数字に追われる仕事も少ないです。
インターンから正社員を目指す
インターンに参加して、そのまま入社する方法もあります。
インターンシップは、入社する前に業界のことが知れたり、仕事のイメージがつくことから80%以上の学生が参加しています。
大学3年生の夏~冬にかけて行われることが多く、期間も半日~半年以上など様々です。
長期のインターンですと正社員として採用されるケースも多く、就活せずに就職できる可能性があります。
長期のインターンは、ベンチャー企業や中小企業で募集されていることが多いので興味のある方は参加してみましょう。
逆求人サイトに登録する
就活せずに就職する方法の一つに、逆求人サイトに登録して企業からのスカウトを待つ方法もあります。
逆求人サイトは、自分のプロフィールを登録し、それを見た企業からスカウトやオファーが届くシステムです。
サイト数や利用者数も急増し、採用実績もあがっていることから最近注目を集めています。
逆求人サイトは、自分で企業を探す必要もなく、自ら応募しなくていいのでスムーズに選考まで進みやすいです。
ただし、自分に合っている企業からオファーが来ない可能性もあるので、どんな会社かよく調べてからお返事をしましょう。
また、専門性や自己PRが乏しいプロフィールだとオファーされにくいので、「この人と一緒に働いてみたい」と思わせる魅力的な文章を書く必要があります。
アルバイトから正社員になる
就活せずに就職するには、アルバイトから正社員になる方法があります。
大学生時代にアルバイトしていた企業で、勤務態度もよく、人間関係も円滑だった方は企業の方から声がかかる可能性もあるでしょう。
その場合、社内の人間関係や雰囲気、仕事内容なども把握したうえで入社できるので安心できます。
しかし、アルバイトから正社員になるハードルは高いので、求められていた以上の価値を提供できていないと正社員になることは難しいです。
また、自分が大学を卒業しても同じところで働きたいと思えないと続かないので、アルバイトする際には興味関心のある分野にすることが大事です。
就活しないで成功した人の特徴
就活しないで成功した人って、どんな特徴があるのでしょうか?
就活しないで成功した人の特徴が分かれば、就活しない不安感も少なくなるでしょう。
就活しないで成功した人の特徴を5つご紹介しますので、自分が当てはまっているか確認してみて下さい。
- 資格やスキルを持っている
- 人の意見に耳を傾ける
- 興味のあることをやり続ける
- 積極的に自分の考えを言語化できる
- 常に考えている
資格やスキルを持っている
就職につながる資格やスキルを持っている人は、就活しないでも就職できる場合があります。
例えば、次のような資格です。
税理士/通関士/公認会計士/社会保険労務士/中小企業診断士/宅地建物取引士/基本情報技術者/FP技能検定/ITパスポート/MOS/日商簿記/TOEICなど |
興味のある業種で活かせる資格を取得しておくと、就活しないでも就職できる可能性が広がります。
海外に拠点のあるような企業では、英語力があれば就活の際に有利になったり、様々な業界に需要のある中小企業診断士などは重宝されるでしょう。
特に難易度の高い資格ほど希少性があるため、じっくり時間をかけて計画的に取得することをおすすめします。
人の意見に耳を傾ける
就活しないで成功している人は、いろんな人の話を聞いたり、たくさん本を読んだりして見識を広めています。
自分と同世代の人や同じ状況の人と話すことも大事ですが、人生の先輩や就活して企業に就職した人などの話を聞いてみると悩みも解消されることもあるでしょう。
本も自分の興味のある本だけでなく、あらゆるジャンルの本を読んで下さい。
特におすすめなのが、活躍している実業家や起業家の本です。
活躍している人の考え方や生き方を学ぶことで、これからの生き方のヒントが見つかることもありますよ。
興味のあることをやり続ける
就活しないで成功した人は、興味のあることをやり続けています。
その例で顕著にわかるのが、プロのスポーツ選手やファッションアドバイザー、ゲームクリエーター、トリマーやソムリエ、漫画家、声優、料理研究家などです。
興味のあることをずっと続けた結果、職業になったという方です。
その場合、就活する範囲も限られているため、就活せずに自分の興味のあることを仕事にでき成功しています。
積極的に自分の考えを言語化できる
就活しないで成功した人の特徴は、積極的に自分の考えを言語化できる人です。
誰かから促されないと発言できない消極的な方や、自分の考えを言語化できない人はチャンスが巡ってきても活かすことができません。
また、常に周りを伺って自分の意志とは違う行動をしてしまう人は、もし失敗した時に人のせいにしがちです。
どんな困難な事でも、自分の意志をはっきり表現できる人は、周りに流されずたとえ挫折や失敗をしても乗り越えようと努力するので最終的に成功する人が多いです。
常に考えている
就活しないで成功した人は、常に考えています。
大学卒業後の身の振り方や、留学を終えた後のキャリア形成など未来予想図を思い描いているので、その実現のために今何をすべきかをよく理解し行動できます。
将来に対する不安や問題があっても、常に考えているので、どう乗り越えていくのか解決策も見いだせます。
常に考えている人は自分の行動に責任を持ち、あらゆる状況でも事前に対策できるので成功している方が多いです。
「就活しない」と決断する前にやるべきこと
今は就活しなくてもなんとかなると思っていても、後から考え方が変わり後悔しないとも限りません。
「就活しない」と決断して後悔しないために、やるべきことを5つご紹介します。
- 自己分析
- 会社説明会への参加
- インターンシップへの参加
- 誰かに相談する
- お金の勉強をする
自己分析
まず就活しないと決断する前に、なぜ就活しないという決断に至ったのかを考えてみて下さい。
就活しない理由が、「自分のやりたいことが就活しても達成されない」というポジティブな理由なら就活しない選択肢もありです。
しかし、「ただ就活が面倒くさい」「就活してもどこも落ちるから」などといったネガティブな理由ならば、もう一度立ち返りましょう。
自己分析してみて、「就活自体をしたくない」のか、「就職をしたくない」のかで状況は変わってきます。
もう一度、就活しないと決断する前に、就活しない理由を整理し自己分析してみることが大事ですよ。
会社説明会への参加
就活しないと決断する前に、会社説明会に参加しておきましょう。
会社説明会は、Web上では公開していないレアな情報を入手出来たりする業界全体を把握できる有意義なものです。
一方的に会社の概要を説明されるだけでなく、質疑応答や座談会などでリアルな従業員の声を聞くこともできます。
会社説明会は選考ではないので、自分の求めているものと違う企業の場合は選考に参加しなくても問題ありません。
自分の可能性を広げるためにも、就活しないと決断する前に会社説明会に参加して損はありません。
インターンへの参加
インターンにも参加してみましょう。
近年、就活の早期化で重要性が増しインターンに参加する学生も年々増え続け、大学1.2年生から参加する学生もいます。
採用直結型のインターンの場合、そのまま採用となれば就活する必要もなくなります。
インターンシップは、企業理解を深めるいい機会なので、参加してみてから就活をしない決断しても遅くはありません。
インターンシップも1社ではなく、10社ぐらい参加してみると他社との比較ができ判断しやすくなるため複数の企業へ応募してみることをおすすめします。
誰かに相談する
「就活しない」と自分一人で決めてしまう前に、誰かに相談すると後悔も少ないでしょう。
誰かに相談することで、就活に関する悩みも解消され、自分考えもまとまりやすくなります。
就活しない選択肢が本当に正しいのかを判断するきっかけになることもあるでしょう。
また、就活で疲れて就活したくない場合は、一度就活をやめるのではなく休憩することも大切です。
映画やカフェなどでリフレッシュできる時間を過ごし、誰かに相談することでポジティブな気分になれることもあります。
お金の勉強をする
就活しないと決断する前に、お金の勉強はしておいて損はありません。
就活しないで就職しなければお金を稼ぐことができませんので、自分でお金を稼ぐ方法知っておく必要があります。
会社に所属しなくてもお金を稼ぐ方法はあります。
代表的なものが、株式や不動産、仮想通貨、FXなどの投資活動や、誰でも簡単に始めることができるアフィリエイト、YouTube、動画編集、Webライティング、ネットショップ運営などです。
お金の勉強をし、実際に自分一人で稼ぐことができれば就活する必要はありません。
成功すれば、就活して会社員として勤めるよりも高収入が期待できますが、投資などの場合最初にまとまった額の軍資金が必要ですし、収入が安定しないデメリットもあります。
就活の強い味方!就活をサポートしてもらう方法
自分一人で就活することに不安に感じる方は、就活支援サービスを受けることをおすすめします。
一般的な就活支援サービスは以下の2つです。
- ハローワークを利用する
- 就職エージェントに斡旋してもらう
ハローワークを利用する
就活支援サービスの1つ目に、ハローワークがあります。
ハローワークは、全国各地にある公的就職支援機関で、大学生に限らず様々な就職支援を無料で行ってくれます。
例えば、履歴書の書き方や面接対策、職業訓練やセミナーの受講も可能です。
また、約35歳未満の正社員を目指す人対象の「わかものハローワーク」やカフェの気分で就活支援してもらえる「ジョブカフェ」などでマンツーマンで就活のサポートを受けられます。
ハローワークの求人は地元企業だけでなく、Web上で全国の求人を探すことができるためUIJターン就職にも役立ちます。
また、就職したら終わりではなく、採用された職場で長く働くことができるよう職場定着支援なども実施しているので就職後も頼りになりますよ。
就職エージェントにサポートしてもらう
就活エージェントは、カウンセリングから内定後のフォローまで一貫してサポートしてくれる民間の就活支援サービスです。
就活エージェントは、求職者と面談し就活に関する悩みや不安を聞き出し、求職者に合いそうな企業を紹介してくれます。
企業に応じて面接対策も行ってくれたり、書類作成のアドバイスもくれます。
また、面接の日程調整など企業とやり取りしてくれるので就活の時間の短縮にもなり自由に使える時間も増えるでしょう。
しかし、自分に合った求人を紹介してもらっても、応募する意思を先延ばしにしてしまうとチャンスを逃してしまうのでタイミングを逃さないようにしましょう。
就活する・しないに関わらず後悔しない未来にしよう!
2024年の日本は、就職しないでフリーランスやフリーター、進学に進む大学生は約2%です。
すなわち、100人中98人は就活の有無にかかわらず就職していることになります。
就活しないメリットやデメリットを考慮し、自分らしい生き方ができる選択肢を選ぶといいでしょう。
この記事が、今まさに進路に迷っている大学生のお役に立てれば幸いです。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。