【公務員志望必見】OB・OG訪問をすべき理由とは?聞くべき質問や注意点も紹介
公務員を目指す方の中には、OB・OG訪問は民間企業就職のためのものだと思っている人もいるでしょう。実は、公務員を目指す人でOB訪問を行う人は少ないため、ライバルと差をつけられる可能性があります。
この記事では、公務員志望の人がOB・OG訪問をすべき理由や、聞くべき質問を紹介します。記事を参考にして、OB・OG訪問に挑戦してみましょう。
公務員を目指す人はOB・OG訪問をしてみよう
公務員を目指す人の中には、OB・OG訪問をあまり行わない傾向があります。公務員説明会が少なく、情報収集の機会が限られていることや、試験対策に時間を取られることがその理由です。
ですがOB訪問を行うことで、仕事への理解を深められます。また、公務員志望者でOB訪問を行う人は少ないため、ライバルと差をつけられますよ。
公務員志望者がOB・OG訪問をすべき理由3つ
ここでは、公務員志望者がOB・OG訪問をすべき理由を3つ紹介します。以下を参考にして、OB・OG訪問を行ってみましょう。
①実際に働くOB・OGから情報を得られる
OB・OG訪問では、実際に働くOB・OGから直接情報を得られます。説明会やネットでは、一般的な情報しか得られません。
また、OB・OG訪問は基本的に1対1で行うため、より詳細な話を聞けます。また同じ大学出身の先輩であれば、親しみやすく、公務員の情報を多く手に入れられるでしょう。
②公務員試験対策に役立つ情報が手に入る
公務員になるには、公務員試験に合格する必要があります。試験の形式は様々ですが、試験があることは公務員全体の共通点です。
そのためOB・OG訪問を通して、実際に試験を受けた先輩から試験対策や心構えを知ることができます。これは公務員志望者がOB・OG訪問をするメリットの一つです。
③就職後のギャップを小さくできる
OB・OGから詳しい話を聞くことで、就職後のギャップを小さくできます。説明会やネットの情報だけでは、実際の仕事をイメージしにくく、就職後に大きなギャップを感じることもあります。
しかし、OB・OG訪問で詳しく話を聞くことで、入職後の仕事内容や働く環境のイメージが付きやすくなります。実際の業務と自分の想像とのギャップを減らせますよ。
公務員にOB・OG訪問をする前にやるべき準備2つ
ここでは、公務員にOB・OG訪問をする前にやるべき準備を2つ説明します。
①事前に情報収集を行う
OB・OG訪問を最大限活用するには、事前に情報収集をしておくことが大切です。ネットで分かる情報も多いため、先に調べておきましょう。
また、調べれば分かることを質問するのは時間の無駄です。事前に不明点や疑問を解消し、OB・OG訪問でしか得られないことを聞いてみましょう。
②聞きたいことを用意しておく
OB・OG訪問では、聞きたいことを事前に明確にしておくのも重要です。これは時間を有効に使うためだけでなく、協力してくれるOG・OBへのマナーでもあります。
OG・OBは忙しい中で時間を作ってくれています。先輩への感謝の気持ちを示すためにも、聞きたいことはしっかりと準備しましょう。
公務員志望者必見!OB・OG訪問で聞くべき7つの質問
ここでは、公務員にOB・OG訪問をした時に聞くべき7つの質問を紹介します。OG・OBの貴重な経験を自分のキャリアに活かす方法を学びましょう。
①志望した理由・民間企業を選ばなかった理由
1つ目の質問は、公務員を志望した理由・民間企業を選ばなかった理由です。これは公務員の面接でもよく聞かれる質問で、志望動機の対策は欠かせません。
他の人の志望動機を聞くことで、自分の答え方に新しい視点が加わることもあります。OB・OGの経験から、志望動機の伝え方のコツも学べるでしょう。
②仕事に対するやりがい
2つ目は、公務員の仕事に対するやりがいです。この質問をすることで、仕事への理解が深まり、就職後の姿がイメージしやすくなります。
また、面接で「公務員を志望する理由」や「公務員の魅力」を語る際にも役立ちます。何より、OB・OGの仕事に対する熱意を感じることで、公務員を目指すモチベーションが高まるでしょう。
説明会やネットでは得られない、生の声を聞いてみてください。
③職種を選択した理由
3つ目は、現在の職種を選択した理由です。公務員には、各省庁の職員、裁判官や自衛官、教員、消防士、警察官など、様々な職種があります。
OB・OGの経験は、職種選びの参考になるだけでなく、各職種の理解を深める貴重な機会にもなりますよ。ぜひ聞いてみましょう。
④公務員で活躍する人とは
4つ目は、公務員で活躍している人です。公務員に求められる素質や、自分の強みが活かせる場面を知ることができますよ。
また、公務員として自分に足りないものも分かるでしょう。職種や立場によって求められる資質は異なるため、複数の職種の先輩に会うことをおすすめします。
⑤公務員に向いている人とは
5つ目は、公務員に向いている人です。これは「公務員で活躍する人」とは少し異なり、自分の適性を判断する材料になります。
活躍できる素質があっても、適性は働いてみないと分かりにくいもの。OB・OGの視点から、公務員に向いている人を聞くことで、自分の適性を見直すきっかけになるでしょう。
⑥働き方に対する満足度
6つ目は、働き方に対する満足度です。働き方に満足している・していない点を知ることで、より現実的な仕事のイメージが持てます。
働き方に対する思いは、実際に働いている人にしか分かりません。現在の働き方や、なぜその働き方を選んだのか、理想と合っているのかなどを聞いてみましょう。
⑦入職前後のギャップ
7つ目は、入職前後のギャップです。想像とは異なった点を聞くことで、予想外の事態にも備えられますよ。
また、そのギャップを克服した方法も併せて聞いてください。少しでも就職後の不安を減らすことが大切です。
公務員のOB・OGを探す・訪問を依頼する方法
公務員にOB・OG訪問をするには、OB・OGを探して、訪問を依頼する必要があります。ここでは、OBやOGを探す・訪問を依頼する方法を紹介します。
①OBやOGを探す方法・キャリアセンター
公務員のOBは、大学のキャリアセンターから探すことができます。キャリアセンターには、卒業生の就職情報が保管されています。そのため、公務員として活躍する先輩の情報が手に入りやすいですよ。
また、キャリアセンターのスタッフはOB訪問のコツも知っています。ぜひ相談してみましょう。
②OBやOGを探す方法・ゼミやサークルの先輩
ゼミやサークルの先輩から探す方法もあります。先輩に「公務員で働いている人を知らない?」と聞いてみましょう。先輩との信頼関係があれば、紹介もスムーズです。
ただし、OBを探すには時間がかかる場合もあります。そのため、就活が本格化する前から動き始めるのがおすすめです。
②OB・OG訪問を依頼する方法
OB・OGが見つかったら、次はアポを取る必要があります。
一般的にはメールで依頼をするのがマナーです。依頼メールでは、以下の点に気をつけましょう。
- ・1〜2週間先の日程を複数提案
- ・メールは営業時間内に送信
- ・件名は送り主と用件を簡潔に書く
マナーを守って、OB・OGに訪問依頼メールを送ってみてください。
公務員のOB・OG訪問は「接触禁止期間」に注意しよう
公務員を目指す方にとってOB・OG訪問は重要です。しかし「接触禁止期間」は、業務説明や採用関連の行為、メールや電話での個別連絡が禁止されています。そのため、期間中はOB・OG訪問やOG・OBへの連絡を控えましょう。
また、国家公務員と地方公務員、都道府県と市町村とでは、接触禁止期間が異なります。志望先の接触禁止期間を早めに確認し、それを避けてOB・OG訪問を行いましょう。
公務員にOB・OG訪問をして就活を進めよう
公務員のOG・OB訪問をすることで、具体的な業務内容を知り、公務員試験の具体的なアドバイスをもらえますよ。
まずは身近な先輩で公務員がいないか、調べてみましょう。積極的に情報収集をすることが、就活を進める鍵となります。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。