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会社説明会には何分前に到着すべき?遅刻の場合の対処法からマナーまで徹底解説

会社説明会は、就職活動において重要なステップのひとつであり、説明会での印象が後の選考に影響するケースも少なくありません。

今回は合否にもつながる可能性が高い説明会で、失敗しないマナーを徹底解説します。

会社説明会に最適な到着時間や、遅刻してしまった場合の対処法など準備を万全にして、企業に好印象を与えられるようにしましょう。

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目次

【結論】会社説明会には10〜15分前の到着がベスト

会社説明会で一番多く聞かれる声が「何分前までに到着すればよいか」です。

結論としては10〜15分前の到着が最も理想的されており、この時間に着けば焦らずに身だしなみを整え、会場内でも落ち着いた行動ができますよ。

遅刻はもちろん避けるべきですが、あまりに早すぎる到着も企業側に負担をかけてしまいます。

適切な時間の到着はビジネスマナーとしても大切であり、良い第一印象を与えるための基本となるため、10〜15分前の到着を目安に行動しましょう。

会社説明会に10〜15分前に到着すべき理由

会社説明会に参加する際には開始時間の10〜15分前に到着するべきとされますが、なぜこの時間がベストなのでしょうか。

ここでは、具体的な理由を3つに分けて説明します。

  1. 時間に遅れないために余裕を持って着く
  2. トイレなどで身だしなみを整えるための時間を確保する
  3. 早く着きすぎて企業の迷惑にならないため避ける

①時間に遅れないために余裕を持って着く

会社説明会に遅刻すると、大きなマイナス印象を与えます。

遅刻自体がマナー違反なことはもちろん、説明会の内容を聞き逃す・他の参加者にも迷惑をかけるなど悪い要素しかありません。

ギリギリに駆け込むのもいい印象にならないため、必ず余裕を持って会場に着きましょう。

初めて訪れる場所で迷う可能性や、公共交通機関のトラブルも考慮し、確実に説明会に間に合うように行動するのが大切です。

②トイレなどで身だしなみを整えるための時間を確保する

会社説明会では、第一印象が大切です。

10〜15分前に到着して、必ず身だしなみを整える時間を確保しましょう。

到着後はすぐに会場に入らず、一度トイレに立ち寄り髪型や服装をチェックしてください。

ネクタイや襟が曲がっていないか、メイクが崩れていないか、靴が汚れていないかと、細かい部分まで確認しておけば、企業に良い印象を与えられます。

③早く着きすぎて企業の迷惑にならないため避ける

早めの到着ほど良い印象に繋がると思われがちですが、10分以上早く到着すると企業側に迷惑をかける場合があります。

企業は会場準備やスタッフの調整をしているため、その間に来客があると対応に追われてしまう可能性があるのです。

説明会の開始時間が10時であれば、9時50分前後の到着がベストでしょう。

会社説明会には15分以上前についてはいけないの?

会社説明会に15分以上前に到着するのは適切ではないと言われています。

しかし、状況によっては少し早めの到着も許容されるため、ここでは早く到着する際に気をつけるべきポイントを見ていきましょう。

  1. 受付時間の指定がある場合はそれに従う
  2. 20分前程度までは一般的に許容範囲

①受付時間の指定がある場合はそれに従う

もし企業から受付時間が指定されている場合は、時間に合わせて到着しましょう。

受付時間より大幅に早く着いてしまうと、企業側がまだ準備中で対応できない場合があり迷惑をかけてしまうこともあります。

受付時間の指定は、企業側の都合を反映したものでもあるためきちんと従いましょう。

②20分前程度までは一般的に許容範囲

一般的には、20分前までなら到着しても許される場合が多いとされています。

ただし、あまりにも早く到着しすぎると企業側の準備に支障をきたす可能性があるので注意が必要です。

交通状況や遅延の心配がある場合は「会場の近くに20分前までに着く」を、心がけるといいでしょう。

会社説明会に遅れないための準備

会社説明会に遅刻しないためには、事前の準備が大切です。遅刻しないためには、当日だけではなく前日からしっかり対策しておきましょう。

ここでは、遅刻を防ぐために心がけるべき準備について3つのポイントを紹介します。

  1. 前日の夜までに準備を終わらせておく
  2. 当日は余裕を持って早めに家を出る
  3. 交通機関の乱れに備えて代替ルートを把握しておく

①前日の夜までに準備を終わらせておく

会社説明会の前日には、必ず持ち物や服装の準備を終えておきましょう。

当日に慌てて準備をすると、必要なものを忘れてしまったり、準備に時間がかかって家を出る時間が遅くなったりするリスクがあります。

筆記用具やメモ帳、履歴書など必要なものを確認し、リクルートスーツやシャツにきちんとアイロンがけされているかもチェックしましょう。

前日にしっかりと準備をしておけば、当日は落ち着いて行動できます。

②当日は余裕を持って早めに家を出る

当日は、少し早めに家を出ることを心がけましょう。

余裕を持って行動すれば、交通機関の遅延や駅から会場までの道に迷うなどのトラブルにも対応できます。

就活中は想定外の出来事が起きることもあるので、落ち着いて行動するために常に時間には余裕を持ちましょう。

③交通機関の乱れに備えて代替ルートを把握しておく

交通機関の遅延や運休に備えて、代替ルートもあらかじめ調べておきましょう。

電車やバスが動かない場合の別ルートを知っておけば、万が一のトラブル時にも安心して行動できます。

また、スマートフォンのアプリなどでリアルタイムの交通情報を確認し、柔軟な行動を心掛けてください。

会社説明会に遅れそうな場合の対処法

どれだけ準備をしていても、予想外の事態で遅刻してしまいそうなケースもありえます。

そんなときは、焦らずにしっかりとした対処が大切です。ここでは、遅刻しそうな場合の正しい対処法について解説します。

  1. 遅刻が分かった時点で電話で連絡する
  2. 大幅に遅れる場合でも無断欠席は絶対にしない
  3. 説明会終了後に謝罪とお礼のメールを送る

①遅刻が分かった時点で電話で連絡する

会社説明会に遅れることがわかった時点で、すぐに企業に電話で連絡をしましょう。

早めに連絡を入れれば企業側も対応しやすくなるとともに、トラブル時の素早い判断と対応力は良い印象を残せます。

電話では、遅刻の理由を簡潔に伝え到着予定時間を知らせてください。

  1. 電話での遅刻連絡のテンプレート
  2. メールでの遅刻連絡の例文

1. 電話での遅刻連絡のテンプレート

お忙しいところ失礼いたします。私、○○大学○○学部の□□□と申します。

本日〇時からの会社説明会に参加予定ですが、交通機関の遅延により遅れてしまいます。
到着は〇時ごろになる見込みです。

申し訳ございませんが、ご対応いただけますでしょうか。

過度な言い訳はせず、冷静に状況を伝えることが大切です。

遅刻の理由と到着予定時間のみを、謝罪を含めて簡潔に伝えましょう

2. メールでの遅刻連絡の例文

株式会社○○ 人事部 採用ご担当者様

お世話になっております。
本日〇時より開催予定の会社説明会に参加予定の○○大学○○学部の□□□です。

現在、交通機関の遅延が発生しており、到着が遅れる見込みです。
誠に申し訳ございませんが、〇時頃の到着予定となります。

何卒ご対応のほどよろしくお願いいたします。

メールでの連絡は、緊急時にはあまり好ましくありません。

しかし電車内など、どうしても電話ができない場合にはやむを得ない手段として使用しましょう。

電話同様に、簡潔に理由と到着時間を伝えることが重要です。

②大幅に遅れる場合でも無断欠席は絶対にしない

万が一大幅に遅れてしまうことがわかっても、無断欠席だけは絶対に避けましょう。

無断欠席は社会人として取ってはいけない行動であり、今後の選考に進めない可能性もあります。

たとえ間に合わなくても、事前に連絡を入れて誠意を示すことが大切です。

企業側も事情を考慮して対応してくれるケースが多いため、必ず連絡を入れるようにしましょう。

③説明会終了後に謝罪とお礼のメールを送る

もし遅刻してしまった場合、説明会終了後にお礼と謝罪のメールを送るのもマナーの1つです。

謝罪だけでなく、説明会に参加させていただいた感謝の気持ちも伝えましょう。

説明会後のお礼メールの例文

株式会社○○ 人事部 採用ご担当者様

本日お世話になりました、○○大学○○学部の□□□です。
本日はお忙しい中、貴重な会社説明会を開催いただきありがとうございました。

また、開始時間に遅れてしまい大変申し訳ございませんでした。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

謝罪と感謝の気持ちを伝えることで、遅刻の悪印象を最小限に抑えられます。感謝も忘れずに記載しましょう。

会社説明会に早く着いてしまいそうな場合の対処法

会社説明会に、予定よりも早く着いてしまうケースもあるでしょう。そんなときは、焦らずに適切な対応が大切です。

ここでは早く着きすぎた場合の対処法を紹介します。

  1. 会場近くのカフェなどで時間を潰す
  2. 企業に電話して早く着いてもよいか確認する

①会場近くのカフェなどで時間を潰す

早く着きすぎた場合は、会場付近のカフェや公園で時間を潰すのがおすすめです。

会場に早く出向くと企業側がまだ準備をしている可能性があり、迷惑になることがあります。

近くで休憩しながら待機し、10分前くらいに会場に戻るとちょうど良いタイミングで説明会に参加できるでしょう。

またこの時間を使って、企業の情報を再確認したり質問内容を整理しておくのも大切です。

②企業に電話して早く着いてもよいか確認する

近場で時間を潰すのが難しい場合は、企業に早く着いても問題ないかを電話で確認するのも1つの方法です。

事前に許可を得て早めに会場に入れれば、無駄な心配をせずに済みます。

ただし、これは企業側が快く許可してくれた場合に限り、無理なお願いは絶対に避けてください。

受付開始時間が明確でない場合は問い合わせもOK

会社説明会によっては、受付開始時間が明確に記載されていない場合があります。

そんなときは、遠慮せずに企業に問い合わせて問題ありません。

適切な時間に到着するために、以下の方法で受付開始時間を事前に確認しておきましょう。

  1. 電話で問い合わせる
  2. メールで問い合わせる

①電話で問い合わせる

企業に電話で問い合わせる際は、礼儀正しく短い時間で要点を伝えるのが大切です。

企業側にとっても受付時間の確認は必要な情報ですので、丁寧に聞くようにしましょう。

電話問い合わせの例文

お忙しいところ失礼いたします、私、○○大学○○学部の□□□と申します。

〇月〇日の会社説明会に参加予定ですが、受付開始時間を確認したくご連絡いたしました。
何時から受付が可能かご教示いただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。

問い合わせ内容はシンプルにまとめ、相手の時間を取らないよう心がけましょう。

企業にとっても、返答しやすい形で伝えるのが大切です。

メールで問い合わせる

開催日まで時間がある場合や、電話が難しい場合はメールで問い合わせても問題ありません。

メールでは、電話よりも丁寧な文章を心がけ、誤解のないように問い合わせることが大切です。

メール問い合わせの例文

株式会社○○ 人事部 採用ご担当者様

お世話になっております、○○大学○○学部の□□□と申します。

〇月〇日に開催予定の会社説明会に参加させていただくのですが、事前に受付時間を確認したくご連絡いたしました。

当日の受付は何時から開始されますでしょうか。
お手数をおかけしますが、ご確認のほどよろしくお願い申し上げます。

メールでは、より丁寧な言葉遣いと相手への配慮を忘れないようにしましょう。

日時に対する返答を貰ったら、お礼の返信も忘れないようにしてください。

会社説明会での時間以外の注意点とマナー

会社説明会では、参加中の時間以外にも気をつけるべきマナーがあります。

社会人としての基本的なビジネスマナーを守り、企業に好印象を与えましょう。ここでは、とくに注意しておきたいポイントを紹介します。

  1. 事前にしっかりと企業研究をおこなう
  2. 冬のコートやマフラーは建物に入る前に脱ぐ
  3. 受付では所属と氏名・用件を伝える
  4. 会場や待合室での態度にも十分気をつける
  5. 適切な服装や持ち物で参加する

①事前にしっかりと企業研究をおこなう

説明会に参加する前には、必ず企業研究をおこないましょう。

事前に企業の理念や事業内容を把握しておけば、質疑応答の時間に適切な質問ができ、企業に対する関心や熱意を伝えられます。

企業のホームページやニュース記事をチェックし、自分がその会社でどう活躍できるかをイメージしておくといいでしょう。

②冬のコートやマフラーは建物に入る前に脱ぐ

冬の時期はコートやマフラーを着用して向かいますが、建物に入る前に脱いでおくのがマナーです。

受付でコートを脱ぐのではなく、ビルの入り口やエレベーターに乗る前に脱ぐのが訪問先に対する配慮となります。

身だしなみを整えた状態で受付を済ませ、清潔感のある印象を与えましょう。

③受付では所属と氏名・用件を伝える

会社説明会の受付では、自分の所属(大学名)と氏名、そして説明会参加の旨をはっきりと伝えることが大切です。

「○○大学の□□□です。本日、会社説明会に参加させていただきます。」と挨拶すれば、受付スタッフもスムーズに対応できます。

簡潔で、丁寧な自己紹介を心がけましょう。

④会場や待合室での態度にも十分気をつける

説明会の会場や待合室では、企業のスタッフが待機している場合があります。

そのなかでスマホを操作したり、無駄なおしゃべりをしないように注意し、静かに待機するように心がけましょう。

また、座る際も姿勢を正し、だらしない格好にならないようにしてください。

企業側は会場での振る舞いも見ていることを意識し、マナーを守った行動するのが大切です。

⑤適切な服装や持ち物で参加する

会社説明会には、適切な服装での参加が重要です。

基本リクルートスーツを着用し、シャツや靴・カバンも清潔な状態にしておきましょう。

さらに、持ち物も忘れずにチェックしてください。

筆記用具やメモ帳はもちろん、企業からの書類を入れるためのクリアファイルも準備しておくと安心です。

会社説明会の事前準備で確認しておきたい持ち物

会社説明会に参加する際は、必要な持ち物を事前にしっかりと準備しておきましょう。

必要なものを忘れてしまうと、メモが取れなかったり、企業に必要書類を提出できなかったりして、悪い印象を与える可能性があります。

ここでは、必ず持っていくべきアイテムを紹介します。

  1. 筆記用具
  2. メモ帳・ノート
  3. クリアファイル
  4. 学生証・印鑑
  5. 履歴書

①筆記用具

会社説明会では話を聞きながら重要なポイントをメモするため、筆記用具が必須です。

黒のボールペンを用意し、なくしたり使えなくなったりしたときのために予備も持っておきましょう。

鉛筆やシャーペンはカジュアルな印象を与えるため、ビジネスシーンではあまり使わないのが無難です。

②メモ帳・ノート

説明会の内容をしっかりと記録するために、メモ帳やノートも忘れずに持参しましょう。

企業が配布する資料には、説明会の内容が全て載っていない場合もあります。

自分の言葉で重要な点を書き留めておけば、後から振り返って質問を考えたり、志望動機を書く際に役立つでしょう。

机が用意されていない説明会もあるため、手元で書きやすいノートを選ぶのもポイントです。

③クリアファイル

説明会では、企業から資料やパンフレットが配布されることが多いため、整理用のクリアファイルがあると便利です。

配布された書類をそのままバッグに入れてしまうと、折れたり汚れたりして見栄えが悪くなります。

また、企業側が資料の扱いをチェックしている場合もあるため、受け取った資料はきれいに保管して持ち帰りましょう。

A4サイズのものを準備しておくのがおすすめです。

④学生証・印鑑

会社説明会によっては、学生証の提示が求められる場合があります。

参加者の本人確認をおこなうためにも、忘れずに持参しましょう。

また、説明会後にそのまま選考に進むケースもあるため、簡単な書類へのサインや印鑑が必要になることもあります。

そのため実印の印鑑も、持参しておくと安心です。

⑤履歴書

企業によっては、説明会の際に履歴書の提出を求められるケースがあります。

とくに選考に直結する説明会では、履歴書が必須となることが多いため事前に準備しておきましょう。

履歴書は本番の選考同様に丁寧に記入し、クリアファイルに入れて折れないように持参してください。

会社説明会へは10〜15分前の到着がベスト!

会社説明会への参加は時間を守り、事前準備を徹底するのが重要です。

適切な到着時間を意識し余裕を持って行動すれば、企業にマイナスな印象を与えてしまうことを防げますよ。

また企業への連絡やマナーをしっかり守ることで、信頼感を高められるでしょう。

会社説明会はただ参加するだけのものではなく、次のステップに繋げる重要な機会であると意識して参加してくださいね。

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    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。