コンピテンシー面接って何?従来の面接との違いや対策方法を紹介
コンピテンシー面接について、従来の面接との違いが分からず戸惑いを感じる人も多いでしょう。コンピテンシー面接は企業が求める人物像に合致しているかを見極める新しい面接手法です。
この記事では、コンピテンシー面接の特徴と対策方法を詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
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記事の監修者
吉田
新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細
詳しく見るコンピテンシー面接とはなにか

新しい面接形式であるコンピテンシー面接は、受け手の思考や行動パターンを評価の軸としています。企業が求める人材像と照らし合わせ、その基準を満たせるか確認する手法なのです。
具体的には過去の経験を掘り下げ、その際の行動や考え方を分析することで適性を判断します。
普通の面接との違い
コンピテンシー面接と従来の面接の違いは、以下の3点です。1つずつ確認していきましょう。
- 会話内容が主な評価対象
- 面接スタイル
- 質問
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①会話内容が主な評価対象
従来の面接は書類審査を基に学歴・経歴や面接時の印象から総合的に判断されてきました。一方のコンピテンシー面接は、優秀な人材の行動特性を軸に、受け手がそれに沿えるかを見極めます。
そのため質問は言動から本質を掘り下げるのが特徴です。企業側が求める人物像に合致しているかを確認するプロセスとなっているのです。
コンピテンシー面接では、「どのように考え、どのように行動してきたか」という思考と行動の過程が重視されます。自分の体験の具体的なエピソードを掘り下げて話す必要があるのです。
また、面接官は受け答えの中で一貫性や再現性を見ているので、話す際は論理的に話すことが大切ですよ。「この学生は実際の業務でも同じ行動を取れるか」を判断されています。
②面接スタイル
コンピテンシー面接は過去の経験を掘り下げ、その行動パターンが企業の求める人材像に合致するかを確認する手法です。対して従来の面接は書類審査と面接官の質問への回答を基に総合評価されてきました。
面接官と対話形式で行うというスタイルは従来の面接と同じですが、行動特性やパーソナリティなど本質的な部分を重視するかどうかが大きな違いです。
コンピテンシー面接は、「普段通りの会話の中で深掘りしていく」形式で面接が進みます。面接官は、会話の中で行動の一貫性や思考プロセスを慎重に見ているので集中して臨んでくださいね。
また、志望動機や学生時代に力を入れたことについて質問された際は、自身の思考過程や具体的な行動、行動の結果得られた成果を論理的かつ具体的に話すことが大切ですよ。
③質問
コンピテンシー面接では、過去の具体的な経験を掘り下げる質問が中心となります。例えば「困難を乗り越えた時の行動は?」など、思考プロセスを確認する質問が多数なされます。
従来の面接は志望動機や将来ビジョンなど、事前に想定しやすい質問が中心でした。質問内容の想定が難しいのがコンピテンシー面接の特徴でもあります。
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コンピテンシー面接を実施するメリット
続いて、コンピテンシー面接を実施するメリットを紹介します。
- 企業とのマッチ度が高くなる
- 学歴フィルターなどが存在しない
①企業とのマッチ度が高くなる
コンピテンシー面接の最大の長所は、学生の本質的な部分を理解できる点にあります。従来の面接は表面的な評価が中心でしたが、この手法では過去の経験から学生のパーソナリティや行動特性を掴めます。
その結果、企業とのマッチング精度が高まるでしょう。人物本位の評価が可能となり、適材適所の人材採用が期待できます。
コンピテンシー面接では、過去にどのように考え、どんな行動をとったのかを掘り下げることで、入社後に似た状況に直面したときの行動を予測し、企業との相性を判断します。
そのため、質問に答える際は結果だけでなく「なぜその行動を選んだのか」という考えの過程を話すことが大切です。「状況 → 取り組んだ課題 → 実際の行動 → 結果」という流れで話しを整理しましょう。
②学歴フィルターなどが存在しない
変動する現代社会において、学歴や経歴、スキルだけでは人材評価は難しくなってきています。しかしコンピテンシー面接は学生の思考や行動パターンに着目するため、行動背景から見られる性格も伝えられます。
そのため多様な背景を持つ学生にもチャンスが巡ってくるでしょう。環境の変化に強い人材を的確に評価できる手法として注目されています。
コンピテンシー面接を実施する3つのデメリット

続いて、コンピテンシー面接を実施することによるデメリットを3つ紹介します。
- 導入ハードルが高い
- 学生の志望度が上がりにくい
- コンピテンシーを設定しなくてはいけない
①導入ハードルが高い
コンピテンシー面接を取り入れる最大のデメリットは、導入に伴うコストの問題です。従来の手法と比べ、新しい評価基準や質問内容を設定するため、時間と労力が必要になるのです。
加えて面接官への研修費用も発生するでしょう。企業側は短期的な高コストを踏まえ、長期視点に立って採用の質を高めようとしているのです。
②学生の志望度が上がりにくい
コンピテンシー面接は過去の行動経験に重きを置くため、自己PRや志望動機を強調する場面が少なくなります。
その結果、企業分析に費やす時間よりも自己分析に費やす時間のが増え、企業への関心を高めるきっかけが減ってしまうでしょう。また志望度をアピールする機会が減少する可能性もあると言えます。
コンピテンシー面接では、志望度をアピールする質問が少ない分、学生自身が工夫して志望意欲を伝える必要があります。志望度が聞かれないからと受け身のまま終わるのは非常にもったいないです。
志望度をアピールする方法として、過去の行動から判明した強みを企業でどう活かしたいかを伝えるのをおすすめします。質問に答える流れの中で志望度の高さを見せることを意識しましょう。
③コンピテンシーを設定しなくてはいけない
コンピテンシー面接を実施するには、まず企業独自のコンピテンシーを設定する必要があります。これは企業文化や価値観に合った人材採用の基準となるものです。
しかし、このコンピテンシー設定作業は複雑で、元々の評価基準との調整も必要となります。このようなコンピテンシーを設定する難易度の高さはデメリットになってしまうでしょう。
コンピテンシー面接の対策方法
最後に、コンピテンシー面接の対策方法を紹介します。徹底した自己分析が何よりも大切です。
- 成果が出た経験を用意する
- 結果までのプロセスを考える
- エピソードを自分ならではのものにする
①成果が出た経験を用意する
コンピテンシー面接は過去の行動や思考プロセスに焦点が当てられます。そのため、成果を上げた具体的な経験を事前に整理しておくことが重要です。
例えば学生プロジェクトの成功経験やアルバイト実績など、状況・行動・結果を明確に語れるよう準備しましょう。数値データを用いるとより説得力がありますよ。
成果が出た経験を伝える際は、「どのような工夫をしたか」「周囲にどんな影響を与えたか」まで掘り下げることが重要です。成果を得るまでの過程で発揮した思考力や行動を伝えましょう。
また、伝え方にも工夫が必要です。例えば、「売上を伸ばした」だけで終わるのと「顧客ニーズを分析し、提案内容を改善した結果として売上が伸びた」と話すのとでは印象が大きく変わりますよ。
②結果までのプロセスを考える
成果を出した経験だけでなく、そのプロセスや工夫した点も伝えることが大切です。課題に対してどう取り組んだか、失敗からどう学んだかなど、具体的な思考過程を述べることで、問題解決力をアピールできます。
単なる結果だけでなく、背景や行動の理由も語ることで、より深い理解を得られるでしょう。
結果までのプロセスを話すときには、「工夫した点」を必ず盛り込みましょう。課題に対してどんな工夫をし、どう改善につながったかを具体的に伝えることで、思考力や実行力を示せます。
また、企業の人事の方と話す機会があった際に「面接では失敗をどう捉え、どう乗り越えたかの本人の姿勢を見ている」と聞きました。失敗からの学びや成長の過程を伝えることが大切ですよ。
③エピソードを自分ならではのものにする
コンピテンシー面接では、自己理解が何よりも重要となります。自分自身の強み・弱み、価値観などを事前に分析し、それに基づいたエピソードを話せるよう準備しましょう。
例えばリーダーシップを発揮した経験があれば、その背景にある価値観を語ることで、より深みのある説明ができます。
コンピテンシー面接では本質を見抜かれる
従来の面接とは異なり、コンピテンシー面接では過去の行動から受け手のコンピテンシーを見抜こうとします。そのため事前の自己分析が欠かせません。「自分がどう行動し、なぜその行動をとったのか」など、行動特性や思考パターンを詳しく語れるよう準備が重要です。
自分の魅力や適性を面接官に伝えるには、まず自己分析を行い、行動や考え方の背景を理解することが重要ですよ。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。