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看護師の配属希望理由はこう書く|選考で評価される例文つき

「どの診療科を希望すればいいのか迷う…」「配属希望ってどう書けばいいの?」こうした悩みを抱える看護師の方は多いのではないでしょうか。

配属希望は、単なる希望の科を伝える欄ではなく、自分の看護観や今後のキャリアを表現できる大切な機会です。

この記事では、配属希望理由を書くべき理由から、書き方のコツ、診療科別の例文集、NG例までをわかりやすくまとめました。

初めて配属希望を書く方も、ぜひ参考にして、自分の想いをしっかりと伝えられる文章を作っていきましょう。

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目次

看護師が配属希望を書くべき理由

配属希望を明確にすることは、応募者自身だけでなく、採用側にとっても重要な意味を持ちます。

とくに新卒で入職する看護師の場合、入職後のミスマッチを防ぐためにも、自分の希望や適性を正確に伝えることが欠かせません。

ここでは、配属希望を書く意義について、主に次の3つの視点から解説します。

  1. ミスマッチの防止につながるため
  2. キャリアビジョンの明確化に役立つため
  3. 自身の看護観を伝える機会になるため

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①ミスマッチの防止につながるため

配属希望を伝える最大のメリットは、就職後のギャップを避けられる点にあります。

たとえば、急性期の現場でスピード感のある看護を希望していたにもかかわらず、慢性期の病棟に配属された場合、業務内容や職場の雰囲気に違和感を抱くおそれがあります。

あらかじめ希望を伝えておけば、病院側もその人に適した環境を考慮しやすくなり、本人のモチベーションや定着率の向上にもつながるでしょう。

②キャリアビジョンの明確化に役立つため

配属希望を考えることは、自分自身のキャリアを見つめ直す良いきっかけになります。

将来どのような看護師になりたいのか、そのためにどの診療科でどのような経験を積むべきかを整理することで、将来像がより鮮明になります。

たとえば、「手術室で専門的な技術を磨きたい」「小児科で長期的な関係性を築きたい」といったビジョンが明確になれば、志望動機や面接での回答にも一貫性が生まれ、選考の場で説得力を持たせられるでしょう。

③自身の看護観を伝える機会になるため

配属希望の記載は、応募者の人柄や価値観を伝える手段にもなります。

志望動機とは別の切り口で、「どのような患者に寄り添いたいか」「何を大切に看護をしたいか」といった看護観を表現することが可能です。

たとえば、実習で印象に残った患者との関わりをもとに、「心に寄り添うケアを実践したい」といった姿勢を記載すれば、病院の理念との相性も伝わりやすくなります。

具体的な経験を交えて書くことで、熱意や信念がより明確に伝わるはずです。

看護師の配属希望はどうやって決まるのか

配属希望がどのように決まるのかを理解しておくことで、希望が通りやすくなるような準備が可能です。病院の方針やスキルとの相性など、複数の要素が総合的に判断されます。

ここでは、配属を左右する主な6つの判断軸について詳しく解説します。

  1. 本人の希望と適性による判断
  2. 病院側の人員配置方針
  3. 履歴書や面接での情報
  4. 保有スキルや実習経験の有無
  5. 診療科ごとの人員充足状況
  6. 新卒・既卒など立場の違い

①本人の希望と適性による判断

配属先の決定では、本人の希望と適性が大きく関わってきます。病院側もできる限り希望を尊重したいと考えますが、現場との相性も重視されます。

たとえば、小児科を希望していても対人ストレスに弱いと判断されれば、別の診療科を勧められることもあるでしょう。

希望を通すには単なる興味ではなく、自分の特性や経験と希望する診療科の関連性を論理的に伝えることが大切です。

自己分析を深め、自分がなぜその科に適しているのかを明確にできれば、希望が通る可能性は高まるはずです。

②病院側の人員配置方針

病院全体の運営計画や人員戦略も、配属を決めるうえで重要な要素です。診療科ごとの患者数や業務量に応じて人員が割り振られるため、希望だけでは配属が決まらないこともあります。

たとえば、急性期病棟では慢性的な人手不足により、希望外の配属になる可能性もあるでしょう。こうした背景を理解せずに一方的な希望を伝えると、かえってマイナスに働くおそれがあります。

希望を伝える際には、病院の状況や方針にも配慮しながら、自身の希望がどう貢献できるかを伝える姿勢が求められます。

③履歴書や面接での情報

配属先は、履歴書や面接で得られた情報をもとに決められることもあります。志望動機だけでなく、自己PRや実習のエピソードからも、本人の特性や価値観が読み取られます。

たとえば、精神科を希望していても、面接での受け答えからは急性期のほうが適していると判断される場合もあります。

こうしたズレを防ぐには、履歴書と面接で一貫性のある内容を伝えることが大切です。希望理由や志望動機に矛盾がなければ、病院側も配属の判断がしやすくなるでしょう。

④保有スキルや実習経験の有無

どのようなスキルを持ち、どの診療科で実習経験を積んできたかは、配属判断の材料になります。病棟では即戦力が求められるため、経験値のある分野に配属される傾向があるでしょう。

たとえば、ICUでの実習経験があり、観察力や冷静な対応に自信がある場合は、急性期病棟への配属につながることがあります。

希望診療科があるなら、事前に関連する経験やスキルを意識的に積んでおくと、有利に働くかもしれません。

⑤診療科ごとの人員充足状況

希望する診療科が定員に達している場合、どれだけ希望しても配属されないことがあります。人気のある小児科や産婦人科には希望者が集中するため、競争率が高くなります。

一方で人手不足の診療科では、希望に関係なく配属されることもあるでしょう。こうした状況を踏まえたうえで希望を出すことが重要です。

自分の希望がどうしても譲れないものであれば、その理由を具体的に伝え、他の希望者との差別化を図る必要があります。

⑥新卒・既卒など立場の違い

新卒と既卒では、配属判断における見られ方が異なる場合があります。新卒は将来性やポテンシャルを重視されやすいのに対し、既卒は即戦力かどうかが問われることが多くなります。

また、既卒者には前職やブランク期間に対する確認が入るケースもあるでしょう。このように立場によって評価基準が異なるため、それぞれに合ったアピールの仕方を工夫する必要があります。

自分がその診療科でどう役立てるかを具体的に示すことで、希望配属の可能性が広がります

配属希望理由を書くときに意識したいポイント

配属希望理由を書く際には、希望診療科を単に伝えるだけでなく、納得感のある構成や表現が求められます。評価される文章に仕上げるには、いくつかの重要な視点を押さえる必要があります。

ここでは、配属希望理由を書くうえで意識したい6つのポイントを紹介します。

  1. 結論先行の構成で伝える
  2. 志望科と実体験との関連づけ
  3. 長期的な勤務意欲の明示
  4. 病院の特色とのマッチング表現
  5. 前向きで簡潔な記述の工夫
  6. 看護観や目標との整合性

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①結論先行の構成で伝える

配属希望理由を伝える際は、最初に希望の診療科を明確にすることが効果的です。たとえば「私は外科を第一希望としています」と冒頭で述べることで、文章の意図が伝わりやすくなります。

理由を先延ばしにすると、読み手に負担をかけてしまう可能性があります。結論を先に伝え、そのあとで背景や根拠を補足する構成にすることで、読みやすく説得力のある内容に仕上がるでしょう。

②志望科と実体験との関連づけ

希望する診療科を選んだ理由に、これまでの実体験を結びつけることで説得力が増します

たとえば「実習で外科を経験した際、術後管理に携わる中で看護の役割の重要性を実感しました」といった具体的なエピソードを交えると、動機がより明確になります。

抽象的な表現にとどまらず、事実に基づいた記述を心がけると、選考者の共感も得やすくなるはずです。

③長期的な勤務意欲の明示

配属希望理由には、長くその診療科で働く意欲を示すことも欠かせません。

「外科でスキルを磨き、将来的には認定看護師を目指したい」など、将来像を描いた記述があると、継続的に成長しようとする姿勢が伝わります。

病院側は、配属後すぐに離職するリスクを避けたいと考えているため、長期的な視点を含めることが選考でも好印象につながるでしょう。

④病院の特色とのマッチング表現

志望先の病院が力を入れている診療領域や看護体制に共感していることを伝えると、適性が伝わりやすくなります

たとえば「地域に根ざした医療に貢献するという病院の理念に共感し、高齢者の多い内科で継続的な看護を学びたいと考えました」といった記述が有効です。

病院側に「この人は当院の方針を理解している」と思わせられれば、配属後のミスマッチも防げるはずです。

⑤前向きで簡潔な記述の工夫

文章全体を前向きなトーンでまとめることが大切です。

「忙しそうだから不安」といった否定的な言い回しは避け、「多くの経験を積める環境に魅力を感じています」など、意欲が伝わる表現に変えると良いでしょう。

また、限られた文字数で伝えるには、簡潔に要点をまとめることも重要です。無駄のない構成と前向きな内容が、読み手に好印象を与えるポイントです。

⑥看護観や目標との整合性

自身の看護観や将来の目標と志望診療科の関係性を明確にすると、全体に一貫性が生まれます。

たとえば「患者さんとじっくり関わる看護がしたい」と考えている場合は、慢性期病棟や回復期リハビリテーションのような診療科を希望することが自然です。

主張に一貫性があれば、志望理由の信頼性も高まり、選考での説得力が増すはずです。

履歴書での配属希望理由の書き方

履歴書に配属希望理由を記載する際は、単なる希望の羅列ではなく、志望動機やキャリアビジョンとの一貫性が求められます。以下では、書き方のコツや注意点を具体的に解説しています。

  1. 本人希望欄への記載の書き方
  2. 志望動機との整合性を保つ書き方
  3. 診療科名を明記する書き方
  4. 希望の背景を添える書き方
  5. 採用側に配慮した書き方
  6. 入職後の貢献意欲を示す書き方

①本人希望欄への記載の書き方

配属希望理由は、履歴書の「本人希望欄」に明確かつ簡潔に記載することが大切です。採用担当者が配属調整の参考にするため、診療科とその理由をセットで伝えると効果的でしょう。

たとえば「内科を希望します。慢性疾患に関心があり、継続的な看護を通じて患者さんの生活を支えたいと考えています」と記載すれば、意図が伝わりやすくなります。

文字数は200~250字程度にまとめると、読みやすさも保たれます。希望が複数ある場合は優先順位を明記し、誤解を避ける工夫が必要です。丁寧で誠実な書き方を意識してください。

②志望動機との整合性を保つ書き方

配属希望理由と志望動機に一貫性がないと、採用担当者に違和感を与えてしまいます

たとえば「急性期医療に携わりたい」と述べているのに、「療養型病棟を希望」と書いてしまえば、説得力に欠けるでしょう。

こうした齟齬を防ぐには、希望理由を記載する前に志望動機の内容を見直し、整合性のある構成に調整することが必要です。

希望する診療科でどのような経験を積みたいのか、キャリアの軸と重ねながら伝えると、より具体性のある自己PRになります。採用側も納得しやすくなるはずです。

③診療科名を明記する書き方

診療科名を具体的に書くと、希望の意思がはっきり伝わります

「小児科を希望します。子ども一人ひとりに寄り添う看護を実践したいと考えています」といった表現は、採用担当者にも好印象を与えるでしょう。

一方で「特にありません」や「どこでも構いません」といった記載は、消極的に見える恐れがあります。希望が複数ある場合は、「第1希望:内科 第2希望:外科」など優先順位を示すと丁寧です。

ただし、強く主張しすぎると柔軟性がないと思われるため、「病院の方針を尊重します」といった一文も添えると安心感を与えられるでしょう。

④希望の背景を添える書き方

配属希望を書く際は、単なる憧れではなく、具体的な背景を伝えることが重要です。

たとえば「実習で内科病棟を経験し、慢性疾患を抱える患者さんとの継続的な関わりに魅力を感じました」といった体験を交えると、説得力が増します。

また、自分の得意分野や学びたい内容と結び付けることで、採用側も成長の可能性を感じやすくなるはずです。

背景の書き方としては、体験→気づき→希望診療科という順で構成すると自然な流れになります。冗長にならないように、要点を押さえた記載を意識してください。

⑤採用側に配慮した書き方

配属希望は自己主張の場ではありますが、病院の都合にも配慮した書き方が求められます。「外科以外は考えていません」といった記載は、一方的な印象を与えてしまうかもしれません。

そのため「外科を第一希望としておりますが、他科でも学びを深めていきたいと考えております」のように柔軟な姿勢を示すと良いでしょう。

病院側は人員配置や診療体制を考慮して配属を決定するため、あまりに固執した表現は敬遠される傾向があります。

配属の希望は「希望に過ぎない」という意識を持ちつつ、協調性を伝えることが大切です。

⑥入職後の貢献意欲を示す書き方

希望する診療科でどのように貢献していきたいかを明記すると、採用担当者に好印象を与えられます

たとえば「内科で生活背景を理解しながら、患者さんに寄り添った看護を提供したいです」といった記載は、熱意と実践力を感じさせます。

また「入職後はチーム医療の一員として積極的に学び、現場で即戦力として貢献したい」と記すことで、前向きな姿勢も伝わるでしょう。

採用側は「この人を採用するメリットは何か」を重視しているため、配属希望理由にも自己成長と貢献意欲の両面を含めておくことが望ましいです。

診療科ごとの特徴

診療科によって求められるスキルや雰囲気は大きく異なります。希望理由を考えるうえで、各診療科の特徴を把握しておくことは欠かせません。

ここでは主な診療科ごとの特徴と、それぞれに向いている人物像について解説します。

  1. 内科|看護技術を基礎から学べる科
  2. 外科|手術・回復の流れが目に見える科
  3. 整形外科|幅広い年齢層のケア経験を活かせる科
  4. 小児科|子どもの成長を支えるやりがいのある科
  5. 産婦人科|命の誕生と女性のライフサポートを担う科
  6. 救急・ICU|判断力と対応力が磨かれる緊張感のある科
  7. 精神科|心のケアを重視する対話中心の科

①内科|看護技術を基礎から学べる科

内科は、幅広い疾患の患者に対応するため、基本的な看護技術をじっくりと身につけたい方に適しています。

症状の変化を丁寧に観察し、チームで連携しながらケアを進める体制が整っている点が特徴です。急変の頻度も比較的少なく、初めての現場でも落ち着いて経験を積みやすいでしょう。

将来的に他科への異動を考えている場合でも、内科で得た基礎は大きな土台となります。看護の基本を一歩ずつ積み上げたい方には、内科が有力な選択肢といえるでしょう。

②外科|手術・回復の流れが目に見える科

外科は手術を中心とした治療を行う診療科で、患者の回復過程を目に見える形で実感できる点が魅力です。術前から術後までの看護に携わることで、短期間で多様なスキルを学ぶ機会があります。

観察力や判断力が必要とされる場面が多く、緊張感のある環境で成長したい方に適しているでしょう。ただし、手術日によってスケジュールが変動しやすく、体力的な負担がかかることもあります。

結果が見えやすく、やりがいをすぐに感じたい方にとっては、外科は魅力的な現場です。

③整形外科|幅広い年齢層のケア経験を活かせる科

整形外科では、骨折や関節疾患などのリハビリ支援が主な業務となります。高齢者から若者まで幅広い年齢層の患者と接するため、対応力が自然と身につく環境です。

退院後の生活を見据えた動作訓練や介助も多く、患者の日常生活に直結する支援が求められます。できることが増えていく患者の姿を見守れる点も、大きなやりがいにつながるでしょう。

幅広い世代との関わりを通じて成長したい方に向いています。

④小児科|子どもの成長を支えるやりがいのある科

小児科では、乳児から思春期までの子どもたちに対応します。成長段階に応じた関わり方が求められ、保護者への配慮も看護の一環です。

言葉でうまく伝えられない子どもに対しては、表情や行動など非言語的なサインを読み取る力が必要となります。注射や検査への不安を和らげ、信頼関係を築くコミュニケーション力も欠かせません。

子どもの成長を近くで支えたい方にとって、小児科はやりがいのある職場といえるでしょう。

⑤産婦人科|命の誕生と女性のライフサポートを担う科

産婦人科は妊娠・出産という人生の大きな節目に立ち会える診療科です。妊婦の身体的・精神的ケアや、産後の母子支援、婦人科疾患の看護まで、広い分野をカバーします。

新しい命の誕生に立ち会う瞬間は、看護師にとってかけがえのない経験です。その一方で、急な対応が必要となる場面も多く、冷静な判断力が求められます。

女性の健康に寄り添いたい方にとって、産婦人科は非常に意義深い配属先になるでしょう。

⑥救急・ICU|判断力と対応力が磨かれる緊張感のある科

救急やICUは、生命の危機にある患者に対して迅速かつ正確な対応を行う必要がある診療科です。短時間で状態が大きく変化するため、高度な観察力と的確な判断が求められます。

プレッシャーの中で冷静に動ける力を身につけたい方にとっては、大きな成長の機会となるでしょう。一方で、身体的・精神的な負担が大きいため、自己管理も重要です。

短期間で実践力を高めたい方には、有力な配属先です。

⑦精神科|心のケアを重視する対話中心の科

精神科では、うつ病や統合失調症、不安障害など、心の不調を抱えた方への支援を行います。身体的な処置は少なめで、会話を通じた関係構築や観察が中心となります。

非言語的なサインに気づく力や、相手に寄り添う姿勢がとても重要です。人と丁寧に向き合い、信頼関係を築くことにやりがいを感じる方には、精神科が適しています。

心のケアに関心がある方にとって、将来のキャリアにもつながる経験が得られるでしょう。

診療科別の配属希望理由の例文集

配属希望を書くうえで、どの診療科に興味があるのかを具体的に示すことは、志望度や適性を伝えるうえで非常に重要です。このセクションでは、主要な診療科ごとに使える例文を紹介します。

  1. 内科の例文
  2. 外科の例文
  3. 整形外科の例文
  4. 小児科の例文
  5. 産婦人科の例文
  6. 救急・ICUの例文
  7. 精神科の例文

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①内科の例文

内科への配属を希望する場合は、患者さんとの信頼関係を大切にしたいという思いや、継続的なケアに関心があることを伝えると好印象です。ここでは、実習での経験をもとにした例文をご紹介します。

内科への配属を希望いたします。実習で初めて内科病棟に入った際、慢性疾患で長期入院されている患者さんと接する機会がありました。

毎日少しずつ会話を重ねることで、次第に笑顔を見せてくださるようになり、信頼関係の大切さを実感しました。

また、病状の変化に細やかに気づくことや、生活に寄り添う支援の重要性も学びました。

この経験から、急性期よりも一人ひとりとじっくり関われる内科で、患者さんの心に寄り添う看護を実践したいと強く思うようになりました。

内科では、疾患だけでなく生活背景や不安に向き合う力が求められると考えており、学生時代に培った傾聴力や観察力を活かして貢献していきたいです。

実習でのエピソードを通じて、内科で求められる「継続的な関わり」や「信頼構築」に対する関心を具体的に示しています。

患者との関わりで得た学びを自分の強みと絡めることで、説得力のある内容になります。

②外科の例文

急性期の医療現場で学びたいという希望を伝える例文をご紹介します。スピード感ある現場での成長意欲や、手術後のケアに関心を持った体験を軸に構成するのがポイントです。

私は外科への配属を希望しています。大学の実習で手術直後の患者さんを受け持った際、痛みや不安を抱えた中でも回復に向けて前向きに過ごそうとする姿に心を動かされました。

その患者さんに対して、痛みの緩和や日々の変化に気づくケアを意識して関わることで、「ありがとう」と声をかけていただけた経験が忘れられません。

短期間で大きく状態が変化する外科では、観察力や的確な判断力が求められますが、私はこの環境で自分の看護技術を磨きながら、一人ひとりに寄り添う看護を実践したいと考えています。

実習での印象的なエピソードをベースに、「外科でなければならない理由」と「自分の成長意欲」を明確にしています。回復期の看護に関心があることを交えると説得力が増します。

③整形外科の例文

整形外科の配属を希望する理由として、リハビリを通じて回復していく患者さんの姿に感動した経験をもとにした例文を紹介します。

一般的な学生生活での実習経験や身近な人のエピソードを交えて書くと、説得力が増します。

大学での実習中に整形外科病棟を担当した際、手術後に歩行訓練をがんばる高齢の患者さんと関わる機会がありました。

日を追うごとに表情が明るくなり、自立に近づいていく様子に深く感動し、身体面だけでなく精神面にも寄り添う看護の大切さを実感しました。

また、祖父が骨折で入院した際、リハビリを通して再び自宅で生活できるようになったことを家族全体が喜んでいたことも印象に残っています。

患者さんの回復を支える整形外科で、日々の積み重ねを大切にしながら、前向きな気持ちを引き出せる看護師になりたいと考えています。

整形外科の特徴である「回復していく過程への支援」に焦点を当てた構成です。実習や家族のエピソードを使ってリアリティを持たせると、文章に深みが出るでしょう。

④小児科の例文

子どもと関わることにやりがいを感じる方に向けて、小児科を希望する理由を紹介します。実習やボランティア経験をもとにした、共感性の高いエピソードが効果的です。

私は、小児科で子どもたちの成長を支える看護をしたいと考えています。大学時代、地域の児童館でボランティアをしていた際、病気や障がいを抱える子どもたちと接する機会がありました。

その中で、子どもたちは言葉だけでなく表情や仕草でも気持ちを伝えてくれることを知り、日々の小さな変化に気づく観察力と、丁寧な対応の大切さを実感しました。

小児科では、子ども本人だけでなくご家族とも信頼関係を築く必要があると理解しており、その経験を活かして、安心して治療を受けられる環境づくりに貢献したいです。

子どもと接した経験から学んだ気づきや想いを、具体的なエピソードで語ると説得力が増します。保護者への配慮に触れると、より実践的な志望理由になります。

⑤産婦人科の例文

女性のライフステージに寄り添った看護に関心のある方に向けて、産婦人科を希望する理由の例文をご紹介します。

新生児や妊産婦との関わりにやりがいを感じた経験をもとに、なぜこの診療科を希望するのかを丁寧に伝えることがポイントです。

私は大学時代に母親が出産した際、家族として出産に立ち会った経験があります。その際、助産師の方が不安そうな母を温かく支え、家族にも優しく声をかけてくださった姿が印象的でした。

この経験から、出産は命の誕生という奇跡であると同時に、妊産婦にとっては大きな不安を伴う出来事であると実感しました。

私は将来、妊娠期から出産、産後にかけて継続的に関われる看護師として、女性が安心して新たな命を迎えられるよう支えたいと考えるようになりました。

そのため、妊産婦と新生児のケアに携われる産婦人科で経験を積みたいと強く希望しております。

出産に立ち会った経験という原体験をもとに、産婦人科を希望する理由を具体的に述べています。家族としての視点や看護師への憧れを交えて書くことで、説得力を高めましょう。

⑥救急・ICUの例文

救急やICU(集中治療室)は、命に関わる状況が多く、迅速な判断やチーム医療が求められる環境です。そのため、臨床現場での成長を強く望む看護学生にとって人気の高い配属先です。

ここでは、志望理由として活用できる例文を紹介します。

救急・ICUを希望する理由として、迅速な判断力や的確な対応力を身につけたいという思いがあります。

大学での実習中、急変対応を見学した際に、限られた時間の中でも冷静に動く看護師の姿に強く惹かれました。

患者さんの命に関わる現場で、瞬時の判断と確実な処置が求められる環境だからこそ、看護の本質を深く学べると感じています。

また、チーム医療の中心となって動く機会が多く、多職種連携の重要性も実感しました。

私もその一員として、患者さんにとって最善の看護を提供できる存在になりたいと考え、救急・ICUを希望いたします。

急変対応への関心や実習での体験を具体的に示しつつ、配属先で学びたいことを明確に伝えています。

救急・ICU希望では「判断力」「連携」「命を守る責任感」がキーワードとなるため、これらを中心に構成すると説得力が増します。

⑦精神科の例文

精神科を希望する理由として、心のケアに関心を持つようになったきっかけを伝える例文を紹介します。対人関係の経験や身近な出来事からの気づきに基づいた内容が好まれます。

大学時代、ゼミ活動でメンタルヘルスをテーマに取り上げた際、心の不調が日常生活に与える影響の大きさに気づきました。

身近な友人がストレスから体調を崩し、寄り添うことしかできなかった悔しさが、心に関わる看護への関心を高めた出来事です。

精神科では患者さま一人ひとりの背景や感情を丁寧にくみ取り、長期的な関わりを通して信頼関係を築く姿勢が求められると考えています。

そうした中で、傾聴を重ねながら小さな変化を見逃さず支える看護を実践したいと思い、精神科を希望いたしました。

心のケアに興味を持つようになった背景に具体的なエピソードを添えると説得力が増します。特に、「寄り添いたい」「長く関わりたい」という姿勢を表す表現が効果的です。

配属希望理由でやりがちなNG例

配属希望理由は、自分の思いを伝えられる大切な機会ですが、伝え方を誤るとマイナスの印象につながってしまいます。

特に看護師志望の学生がよくやってしまいがちな誤りを事前に把握しておくことで、避けるべき表現が明確になるでしょう。ここでは、代表的なNGパターンを7つ紹介し、それぞれの問題点を解説します。

  1. 待遇や勤務条件ばかりを強調する
  2. 特定の診療科しか希望しない
  3. 病院の方針と合わない理由を述べる
  4. 曖昧な動機や根拠のない希望を書く
  5. 実現可能性の低い理想論を書く
  6. 抽象的すぎる表現だけで伝える
  7. 自分本位な希望理由を優先する

①待遇や勤務条件ばかりを強調する

配属希望の理由として勤務条件を前面に出すと、「働きやすさ」だけを重視しているように受け取られかねません

たとえば「夜勤が少ない科を希望します」といった表現は、積極性や看護への関心が薄い印象を与える恐れがあります。

もちろん、自身の健康や働き方も大切ですが、理由として伝える際には「どのような看護をしたいのか」「何を学びたいのか」といった視点を軸にすると好印象につながります。

条件面は補足的に触れる程度にとどめましょう。

②特定の診療科しか希望しない

「小児科以外は考えていません」といった一方的な希望は、柔軟性に欠けると受け取られてしまいます。多くの医療機関では、さまざまな分野を経験する中で成長していく姿勢が求められます。

希望する診療科がある場合でも、「将来的に◯◯科を目指しており、幅広く学びたい」といった表現にすることで、視野の広さと学習意欲を伝えられます。

配属は病院側の判断であることを理解し、受け入れる姿勢を見せることが重要です。

③病院の方針と合わない理由を述べる

病院の特徴や診療方針と真逆の希望を伝えてしまうと、志望そのものの整合性が疑われます

たとえば回復期に力を入れている病院に対し、「急性期でないとやりがいを感じない」といった表現をすると、ミスマッチと判断されてしまうでしょう。

希望を述べる際には、病院が掲げる理念や取り組みを理解したうえで、自分の関心との接点を見つけて伝えることが大切です。相手への理解を前提にした表現が信頼につながります。

④曖昧な動機や根拠のない希望を書く

「なんとなく興味がある」といった曖昧な表現では、納得感のある理由とは言えません。配属希望には、自分の経験や学びに基づく根拠が求められます。

たとえば「実習で◯◯科に関わり、看護の奥深さを実感した」といった具体的な経験を交えることで、説得力のある理由になります。

漠然とした憧れだけではなく、実際の行動や気づきに裏打ちされた動機を伝えるよう意識してください。

⑤実現可能性の低い理想論を書く

「患者さん一人ひとりとじっくり向き合える看護がしたい」といった理想だけを述べると、現場の実情を理解していない印象を与える可能性があります。

とくに急性期など多忙な環境では、理想とのギャップが生じやすくなります。希望を述べる際は、「忙しい中でも丁寧な声かけを意識する」など、具体的で実現可能な目標を提示するようにしましょう。

現実を踏まえたうえでの姿勢が評価につながります。

⑥抽象的すぎる表現だけで伝える

「やりがいを感じるから」「貢献したいから」といった抽象的な表現だけでは、採用担当者の印象に残りにくいでしょう。

重要なのは、その気持ちの背景にどのような経験や学びがあるかを明確に伝えることです。

「終末期の実習で家族との関わりの大切さを学んだため、緩和ケアに関心を持った」といった具体的な理由を加えることで、伝わり方が大きく変わります。

抽象と具体のバランスを意識して構成してください。

⑦自分本位な希望理由を優先する

「家から近い」「夜勤がない」など、自分の事情を優先した希望は、組織への貢献意識が薄いと見なされる可能性があります。

もちろん働くうえでの条件は大切ですが、配属希望を伝える場面では、「自分がどのように貢献したいか」「どのように成長したいか」を主軸にすることが大切です。

たとえば「患者さんとの関わりを深め、地域医療に貢献したい」など、組織との調和を意識した理由にすることで、好印象につながるでしょう。

看護師の配属希望理由はこうまとめよう

配属希望理由の記述は、ミスマッチ防止やキャリアビジョンの提示、自身の看護観の共有といった観点から重要な役割を果たします。

また、配属は希望だけでなく、適性やスキル、病院の方針など多様な要素をもとに決定されるため、それを踏まえた記述が求められますよ。

適切な表現や構成を意識しながら、自分の思いや志望理由を診療科ごとの特徴に合わせて具体的に伝えることが大切です。

誤解を招くNG表現を避け、採用担当者に好印象を与える理由づけを心がけましょう。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。