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事務職とは?仕事内容・必要スキル・資格・向いてる人を徹底解説

「事務職って、具体的にどんな仕事をしているのだろう?」と疑問に思う人は多いのではないでしょうか。

書類作成やデータ入力といった定型業務だけでなく、部署や業界によって求められる役割はさまざまです。また、専門資格やパソコンスキルが評価される一方で、性格的な適性も大きく関わります。

この記事では、事務職の仕事内容や種類、必要なスキル・資格、向いている人の特徴まで幅広く解説し、キャリア形成の参考になる情報を整理しました。

ぜひ事務職の理解を深め、就活や転職の判断に役立ててください。

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目次

事務職とは

事務職は企業や組織を支える大切な役割で、書類作成やデータ入力、顧客対応など幅広い業務を担います。しかし就活生にとっては、仕事内容が見えにくいことや総合職との違いが気になるかもしれません。

ここでは、事務職の基本的な役割、総合職との違い、キャリアパス・将来性を整理し、自分に合った働き方を考えるヒントにしてみてください。

  1. 事務職の基本的な役割
  2. 総合職と事務職の違い
  3. 事務職のキャリアパス・将来性

①事務職の基本的な役割

事務職は、企業の日常業務をスムーズに進めるために欠かせない存在です。書類作成やデータ管理、電話や来客対応、会議の準備など多くの業務を担当します。

一見地味に思える仕事でも、正確さやスピードが求められるため、責任感を持って取り組むことが大切です。また、他部署と連携する機会も多く、社内全体の業務が円滑に進むよう支える役割があります。

バックオフィスの仕事を支えることで、社員が本来の業務に集中できる環境を整え、会社全体の信頼性を高めることにもつながるでしょう。こうした役割を理解すると、自分の強みや適性を見極めやすくなります。

②総合職と事務職の違い

総合職は、異動や転勤を経験しながら幅広い業務やマネジメントを担当し、将来的に管理職や経営層を目指すケースが多いです。

一方、事務職は特定部署で専門業務に集中し、正確さや継続的なサポート力が求められる点が特徴でしょう。自分のライフスタイルやキャリア観を踏まえ、どちらが合っているか考えることが重要です。

事務職は、基本的に内勤で残業時間が比較的少なく、安定した働き方を希望する人に適しています。両者の違いを理解しておくと、応募先の選択や自己PRにも役立ちます。

③事務職のキャリアパス・将来性

事務職は、スキルや経験を積むことで多様なキャリアパスが広がるでしょう。経理や人事、総務など専門分野に進むことや、チームリーダーとしてマネジメントに挑戦する道もあります。

さらにPCスキルや語学力、資格取得によって仕事の幅を広げ、より高度な業務に携わることも可能です。

「事務職=キャリアの終着点」と考えるのは誤りであり、むしろ基礎力を鍛えながら成長できる職種といえます。将来性を知っておくことで、応募先選びや自己成長の計画を立てやすくなるはずです。

事務職の主な種類

事務職といっても、業界や部署ごとに仕事内容や求められるスキルは違います。ここでは、就活生が自分に合った職種を見つけやすくするために、代表的な事務職の種類をまとめました。

それぞれの特徴を知ることで、応募先選びや自己PRに活かせるでしょう。

  1. 一般事務
  2. 営業事務
  3. 経理事務
  4. 人事・労務事務
  5. 総務事務
  6. 医療事務
  7. 学校事務
  8. 貿易事務
  9. 法務事務
  10. 金融・行政・不動産事務

①一般事務

一般事務は、事務職の中でも最も幅広く求人がある職種です。書類作成やデータ入力、電話対応や来客対応など、企業の日常業務を支える役割を担います。

ルーティン業務が多い一方で、正確さやスピードが求められるため、責任感や丁寧な仕事ぶりが欠かせません。

一般事務で得た経験は基本的な事務スキルを磨くことにつながり、他の専門事務職へのステップアップにも役立つでしょう。

事務職に初めて挑戦する就活生にとって、業務全般を知る入り口として選びやすい職種です。

②営業事務

営業事務は、営業部門を支える役割を担います。見積書や契約書などの書類作成、受発注管理、顧客への連絡調整などが中心です。営業職が商談に集中できるよう、事務処理で支えるのが特徴。

顧客や社内の複数部署とやり取りすることが多く、正確さだけでなくコミュニケーション力や臨機応変な対応力も必要になります。

営業活動全体の流れを理解できるため、ビジネスの仕組みを学びたい就活生にとって貴重な経験になるでしょう。

③経理事務

経理事務は、会社のお金の流れを管理する重要なポジションです。伝票処理や請求書の作成、入出金の管理、決算業務の補助などが主な仕事内容になっています。

数字を扱うため正確性が欠かせませんが、地道に続けることで専門スキルを磨けます。簿記などの資格があると選考で有利に働くことも多く、安定性と専門性を両立した職種を目指す就活生に向いています

④人事・労務事務

人事・労務事務は、社員の採用から勤怠管理、福利厚生の運用まで幅広くサポートする役割といえます。

求人票の作成や応募者対応、入退社手続きなど、社員のライフサイクル全般に関わる業務が多いのが特徴です。社内外の人と接することが多いため、気配りや調整力、正確な事務処理力が求められます。

人に関わる仕事に興味があり、バックオフィスから組織を支えたい就活生にはぴったりです。

⑤総務事務

総務事務は「会社の何でも屋」ともいわれ、備品管理や社内イベントの運営、各種契約や規程の整備など多岐にわたる業務を担当します。

部署を横断して関わることが多く、全社的な視点で業務を進める力が身につくでしょう。

幅広い仕事を経験することで、柔軟性やマルチタスク力が自然と養われるため、組織全体を見渡した仕事をしてみたい就活生におすすめです。

⑥医療事務

医療事務は、病院やクリニックなど医療機関で受付や会計、カルテ管理、レセプト業務などを行います。患者さんや医師とのやり取りが多いため、正確な事務処理に加えて、丁寧な対応力も大切です。

資格が必要なケースもありますが、専門性を身につければ安定した職種として長く働けるでしょう。医療業界に興味がある就活生には、現場を支える仕事としてやりがいを感じられます。

⑦学校事務

学校事務は、教育機関で学生や保護者への対応、学籍管理、各種資料作成などを担当します。教育現場を支える役割であり、行事運営のサポートなど季節ごとの多様な業務に携われるのが特徴です。

学生とのやり取りを通して人と接するスキルが磨かれるため、教育分野や公的機関でのキャリアを志す就活生に向いています

⑧貿易事務

貿易事務は、輸出入に関わる書類作成や通関手続き、輸送スケジュール管理など、国際取引を支える専門職です。英語など語学スキルがあると強みになり、海外企業とのメール対応や書類確認も行います。

国際ビジネスに興味があり、専門性を高めたい就活生にとって魅力的な選択肢です。

⑨法務事務

法務事務は、契約書の管理やチェック、社内規程の整備、法律相談の補助などを担当します。企業活動を法律面から支えるため、慎重さや正確な判断が求められます。

法学部出身や法律に興味がある就活生にとって、専門性を生かせる職種です。

⑩金融・行政・不動産事務

金融・行政・不動産事務は、銀行や役所、不動産会社などで行われる事務業務です。

金融なら口座管理や融資関連、行政なら住民手続き、不動産なら契約書や物件情報の管理など、分野ごとに仕事内容が異なります。

いずれも正確性と顧客対応力が重要であり、専門知識を深めることで安定したキャリアにつながるでしょう。

事務職の仕事内容一覧

ここでは、事務職の代表的な業務内容を紹介していきます。あらかじめおさえておくことで、応募先選びや自己PRにも活かせるでしょう。

<事務職の主な仕事内容>

  • 書類作成・データ入力
  • ファイリング・資料整理
  • 電話対応・来客対応
  • 会議やイベントの準備
  • 備品や在庫の管理
  • 経費精算や請求書処理
  • 顧客対応や問い合わせ対応
  • 社内外とのスケジュール調整

事務職の仕事内容は、企業や組織の運営を支える基盤です。主な業務には、書類作成やデータ入力、ファイリングなど正確さが求められる作業があります。

さらに、電話応対や来客対応といったコミュニケーションを伴う仕事も多く、相手に配慮した姿勢が欠かせません。会議やイベントの準備、備品の管理、経費精算など幅広いサポート業務もあります。

これらをこなすことで、ビジネス全体の流れを理解し、自分の強みを活かせる場面が増えるでしょう。仕事内容をしっかり把握しておくことは、志望動機や自己PRを考える際にも大きな助けになります

事務職に向いている性格

事務職は正確さや継続力が求められるため、自分に合っているか不安に思う就活生も多いでしょう。ここでは、事務職に向いている人の性格を具体的に整理しました。

自分の強みと照らし合わせて、仕事選びや自己PRに活かしてください。

  1. 計画性がある人
  2. 臨機応変な対応ができる人
  3. 気配り・サポートができる人
  4. 長期的にコツコツと努力できる人

「自分の強みが分からない…本当にこの強みで良いのだろうか…」と、自分らしい強みが見つからず不安な方もいますよね。

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①計画性がある人

事務職では、複数の業務を同時に進めることが多く、計画性が欠かせません。締め切りや納期に合わせてタスクを整理し、優先順位を決めて動ける人は大きな強みを持ちます。

さらに、計画的に仕事を進めることで、予期せぬトラブルや急な変更にも冷静に対応しやすくなるでしょう。

たとえば、急な資料修正や来客対応が発生しても、段取りを把握していればスムーズに対応できます。こうした能力は周囲からの信頼にもつながり、上司や同僚から「頼りになる存在」と評価されるでしょう。

計画性はスケジュール管理だけでなく、業務全体を俯瞰して見渡す力としても重要です。

②臨機応変な対応ができる人

事務職には、予定外の問い合わせや業務変更が発生する場合があります。取引先から急な書類提出を求められたり、会議のスケジュールが変更されたりすることもあるでしょう。

こうした場面で柔軟に対応できる人は、チーム全体をスムーズに支えられます。臨機応変さは一朝一夕で身につくものではなく、日常の小さな変化に対処する経験を積むことで磨かれるものです。

また、対応策を即座に考えたり、優先順位を瞬時に切り替えたりする力も含まれます。臨機応変さを意識することで、トラブル時にも落ち着いて行動できるだけでなく、周囲からの信頼度も向上するでしょう。

③気配り・サポートができる人

事務職は、裏方として組織を支える役割が多く、周囲の状況を察して動く力が重要です。会議の準備や資料作成、電話対応や来客対応など、相手が必要とするサポートを先回りして行うことが求められます。

たとえば、会議前に必要資料を揃えておく、上司のスケジュールを調整して余裕を持たせるなど、細やかな配慮ができる人は重宝されています。

こうした気配りはチーム全体の生産性を高めるだけでなく、信頼関係の構築にもつながります。長期的には、周囲から「サポート役として欠かせない存在」と認識され、安定したキャリア形成にも役立つでしょう。

④長期的にコツコツと努力できる人

事務職は、一度に大きな成果が見えにくく、日々の積み重ねが評価につながる仕事です。

日常のルーティン作業や書類整理など、地道な作業を長期間続けられる人は、安定したパフォーマンスを発揮しやすくなります。

たとえば、毎日少しずつ業務改善を意識して作業手順を整える、入力ミスを減らす工夫を重ねるなど、小さな努力の積み重ねが結果に表れるでしょう。

継続力は経験を通じてさらに強化され、将来的には業務効率化やマネジメント力向上にもつながります。学生時代からコツコツ努力する習慣を身につけておくと、入社後に大きな武器となるでしょう。

事務職に必要なスキル・能力

事務職では、正確さとスピードが求められるため、自分にどのような力があるかを知っておくことが大切です。ここでは、就活生が入社前に意識して磨いておくと役立つスキルを整理しました。

事前に把握しておくことで、面接や自己PRにも自信を持てるでしょう。

  1. 業務遂行能力
  2. コミュニケーション能力
  3. 多角的な視野で物事を見る力
  4. Word・Excel・PowerPointなどPCスキル
  5. 基本的なビジネスマナー

①業務遂行能力

事務職は、複数の業務を期限内に正確にこなす力が必要です。計画性を持ち、優先順位を決めて効率よく動ける人は、大きな強みを発揮します。

タスクを細分化してスケジュールに落とし込む習慣を持つと、業務全体の流れを把握しやすくなり、突発的な作業や緊急対応にも冷静に対処できるでしょう。

たとえば、月末の経理処理や会議資料の準備など、複数の締め切りが重なる場面でも、計画的に動くことでミスを減らせます。

こうした力は、仕事の質を安定させるだけでなく、上司や同僚からの信頼にもつながり、チーム内での評価向上にも役立つでしょう。

②コミュニケーション能力

事務職は、社内外の人と関わる場面が多く、円滑なやり取りが求められます。話す力だけでなく、相手の要望を正しく理解する聞く力や、必要な情報を簡潔に伝える力が大切です。

たとえば、上司からの指示を正確に把握し、関係部署へ適切に伝える、取引先の問い合わせ内容を正確に確認して回答する、といった場面で活きます。

さらに、相手の立場に応じた言葉遣いや対応ができると、チーム全体の業務がスムーズになり、信頼関係も築きやすくなるでしょう。

こうした能力は長期的にキャリアを積む上でも、昇進や異動のチャンスにプラスに働きます

③多角的な視野で物事を見る力

事務職は、表面的な作業だけでなく、背景や全体の流れを意識する力も必要です。書類作成やデータ入力の際に、後工程や関係部署の状況を考えることで、手戻りや修正作業を減らすことができます。

たとえば、営業部門向けの報告書を作成する際に、数字の整合性や部署間の情報共有状況を確認しておくことで、誤解やトラブルを未然に防げるでしょう。

多角的に物事を見る力は、単なる作業の効率化だけでなく、問題発見や業務改善のきっかけにもなり、将来的にはキャリアの幅を広げる重要なスキルとなります。

④Word・Excel・PowerPointなどPCスキル

事務職の多くの業務は、パソコンを使って行われます。Wordでの文書作成、Excelでのデータ管理、PowerPointでの資料作成など、パソコンの基本操作を習得しておくと仕事が格段に効率化されるでしょう。

たとえば、Excelで関数や表を使ってデータ集計を自動化したり、Wordで社内文書を効率よく作成したりすることで、作業時間を大幅に短縮が可能です。

学生のうちにパソコンを使った課題やアルバイト経験を積んでおくと、入社後すぐに自信を持って業務に取り組めます。

さらに、基本操作を習得していることで、新しいソフトやシステムへの応用力も高まり、職場での即戦力として認められやすくなるでしょう。

⑤基本的なビジネスマナー

事務職は、組織の顔として来客や電話応対を任されることも多く、基本的なビジネスマナーが欠かせません

敬語の使い方や身だしなみ、挨拶など日常的なポイントを整えるだけで、社内外への印象が大きく変わります。

たとえば、電話応対での丁寧な言葉遣いや来客への迅速な対応、社内メールの適切な書き方などが挙げられます。

ビジネスマナーを身につけておくことで、信頼を得やすくなり、円滑な業務遂行やトラブル防止にもつながるでしょう。

また、身だしなみやマナーの徹底は、入社後の第一印象として評価される場面も多く、キャリアのスタートをスムーズに切るためにも非常に重要です。

事務職で役立つ資格

事務職を目指すうえで資格を取得しておくと、知識やスキルの証明となり選考での信頼感が増します。ここでは、就活生が注目すべき資格をまとめました。

資格を持つことで自信を持って応募でき、自己PRの幅も広がるでしょう。

  • 日商簿記
  • マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
  • 秘書技能検定
  • ITパスポート
  • TOEIC
  • 医療事務関連資格

①日商簿記

日商簿記は、経理や財務に関する基本知識を体系的に学べる資格で、事務職において非常に重宝されています。事務職では、経費管理や帳簿処理、請求書の確認など、数字を正確に扱う業務が多くあります。

簿記の知識があると、こうした業務を効率的にこなせるだけでなく、会計や財務の基本的な仕組みを理解していることをアピールできるでしょう。

また、日商簿記を取得していることで、面接や自己PRで「数字の理解力がある」と具体的に伝えることができ、採用担当者に信頼感を与えやすくなります。

特に、経理事務や総務事務を希望する場合、資格の有無で即戦力としての評価が変わる場面も多いです。

②マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

MOSは、WordやExcel、PowerPointなどの操作スキルを証明する資格です。事務職では、日々の資料作成やデータ入力、表計算などの業務が欠かせません。

MOSを取得していると、Excelでの関数利用やピボットテーブルの作成、Wordでの文書整形やPowerPointでのプレゼン資料作成など、効率的に業務をこなせることが客観的に証明されます。

学生のうちに取得しておくと、入社後すぐに自信を持って業務に取り組むことができ、上司や同僚からも信頼されやすくなるでしょう。

さらに、MOSの取得は「PCスキルを積極的に磨いてきた」という自己PRにもつながり、未経験でも強みとして活用できます。

③秘書技能検定

秘書技能検定は、社会人として必要なマナーやビジネス文書の作成方法、来客対応、電話応対などを体系的に学べる資格です。

事務職は、社内外の人と接する機会が多く、単に業務をこなすだけでなく、周囲への配慮や適切な対応力が求められます。

この資格を持っていると、正しい敬語やビジネスマナーを理解していることが示され、社内外で安心感を与えやすくなるでしょう。

また、来客対応や会議準備などの場面でもスムーズに対応できるため、実務での即戦力として役立ちます

就活では「礼儀やマナーを重視して学んできた」という具体例として自己PRに盛り込みやすく、面接官に好印象を与えられるでしょう。

④ITパスポート

ITパスポートは、情報処理やネットワーク、セキュリティ、システム開発の基礎知識などを幅広く学べる国家資格です。

事務職でも、社内システムやExcel・クラウドツールなどITを使った業務が増えており、トラブル対応や効率化の提案力が求められる場面があります。

この資格を取得していることで、ITの基礎知識を持つことを証明でき、システム導入時のサポートや業務改善提案にも役立つでしょう。

また、企業によっては、ITスキルを活かしてペーパーレス化や自動化プロジェクトに参加できるチャンスもあり、キャリアの幅を広げるきっかけになります。

⑤TOEIC

TOEICは、英語によるコミュニケーション力を測るテストで、スコアが高いほど国際業務や貿易事務、外資系企業での評価が高まります。

事務職では、海外取引先とのメールや電話対応、資料翻訳などで英語を使用するケースがあるかもしれません。

そのため、TOEICのスコアを持っていると、「英語での業務対応が可能」と具体的にアピールでき、グローバルな環境での即戦力として認められやすくなります

また、スコア取得の過程でリスニングやリーディングの力を鍛えておくことで、実務でも必要な情報を正確に理解できる能力として活用できるでしょう。

⑥医療事務関連資格

医療事務関連資格は、病院やクリニックなどでの事務業務に直結する専門資格です。レセプト作成や診療報酬の計算、患者対応、予約管理など、医療現場特有の業務を正確にサポートできることが証明されます。

未経験でも資格を持っていれば、採用担当者に安心感を与えやすく、医療事務として働く際の即戦力として評価されるでしょう。

さらに、資格取得の過程で医療制度や保険制度の基礎知識も身につくため、実務での判断やトラブル対応にも役立ちます。

医療業界での事務職を目指す学生にとっては、キャリアの幅を広げる非常に有効な資格です。

事務職のメリット

事務職には多くの魅力があり、安定したキャリアを築きやすい特徴があります。ここでは、就活生が安心して選べるよう、事務職ならではのメリットを具体的に紹介しています。

仕事内容や環境を理解することで、自分の将来像を描きやすくなるでしょう。

  1. ワークライフバランスを保ちやすい
  2. 未経験から挑戦しやすい
  3. キャリアを広げやすい
  4. オフィス業務・パソコンスキル向上につながりやすい
  5. 安定した働き方ができ、景気に左右されにくい

①ワークライフバランスを保ちやすい

事務職は、比較的決まった時間に業務を行うことが多く、残業も少なめの企業が多いため、仕事とプライベートのバランスを保ちやすい職種です。

定時で帰宅できる日が多いと、趣味や家族との時間、資格取得や副業など、自分の時間を計画的に確保できます。

また、業務内容がルーティン化されていることが多く、突発的な残業や急な出張が少ないのも特徴です。

ワークライフバランスが整いやすい環境は、心身の健康維持にもつながり、長期的に働き続けるうえで大きな安心感を得られるでしょう。

②未経験から挑戦しやすい

事務職は、専門的な資格や経験がなくても、基本的なパソコン操作やビジネスマナーを身につけていれば採用されやすい職種です。

大学で学んだ分野が文系でも理系でも、特定の業界経験がなくても挑戦できるため、就職先の選択肢が広がります。

入社後には、先輩からの指導やマニュアルに沿って仕事を覚えていけるため、未経験者でも安心でしょう。

さらに、事務職は多くの企業で必要とされる職種のため、採用されるチャンスが比較的多く、就職活動を有利に進めやすい点も魅力です。

③キャリアを広げやすい

事務職で得られるスキルや経験は、総務・経理・人事・営業サポートなど、さまざまな部署で応用可能です。

書類作成やデータ管理、電話対応、社内調整などの業務経験を積むことで、他部署への異動や転職時にも役立ちます。

また、業務改善の提案やプロジェクトサポートなどを通じて責任範囲を広げれば、キャリアアップの道が自然と見えてくることも。

事務職をスタート地点として、将来的に専門性の高い分野や管理職へのステップアップを目指す場合にも、有利な基盤を築けるでしょう。

④オフィス業務・パソコンスキル向上につながりやすい

日常業務で、WordやExcel、PowerPointなどを使用する機会が多いため、自然とパソコンスキルが向上します。

資料作成や表計算、データ整理、メール対応などの業務を繰り返すことで、効率的に作業を進める方法やタイムマネジメントのスキルも身につくことも。

また、社内での会議資料作成や報告書のまとめ方を工夫することで、論理的な文章力やプレゼンテーション能力も高まります。

これらのスキルは事務職だけでなく、他の職種でも活かせるため、将来的なキャリアの幅を広げる強みとなるでしょう。

⑤安定した働き方ができ、景気に左右されにくい

事務職は、企業の基盤を支える役割を担っており、売上や景気の変動に直接影響されにくいのが特徴です。人手が必要な業務は常に一定数存在するため、長期的に安定した雇用が期待できます。

経済状況が変化しても、業務の重要性が高いため、リストラや大幅な給与削減のリスクが比較的低く、将来設計を立てやすい点も魅力です。

また、安定した職場環境は家庭との両立やライフイベントに合わせた働き方をしやすく、長期的にキャリアを築く上で安心感を提供します。

事務職のデメリット

事務職には多くの魅力がある一方で、あらかじめ理解しておきたいデメリットもあります。ここでは、就活生が知っておくべき、事務職特有の課題を具体的に解説しています。

働く前に把握しておくことで、より現実的なキャリア設計ができるでしょう。

  1. ルーティンワークに飽きやすい
  2. デスクワーク特有の身体的な疲れを感じやすい
  3. 努力が数字に反映されにくい

①ルーティンワークに飽きやすい

事務職は、毎日ほぼ同じ業務を繰り返すことが多く、決められた手順を正確にこなすことが求められます。そのため、変化や刺激を好む人にとっては、単調に感じる場合があるかもしれません

たとえば、同じ書類作成やデータ入力、メール対応が続くと、達成感が得にくくモチベーションが下がりやすくなることもあります。

しかし、業務改善や効率化のアイデアを積極的に提案したり、作業方法を工夫したりすることで、自分なりの工夫や達成感を見出すことが可能です。

また、日々の業務の中で小さな成功体験や改善ポイントを意識して記録することで、ルーティン業務の中にも成長ややりがいを感じやすくなります。

②デスクワーク特有の身体的な疲れを感じやすい

事務職は、長時間パソコンや書類に向かって作業することが多く、目や肩、腰、手首などに負担がかかる傾向があります。

特に、モニターを長時間見続けたり、座りっぱなしで作業したりすると、肩こりや眼精疲労、腰痛などを感じやすくなることがあるでしょう。

これを防ぐためには、定期的に席を立ってストレッチをしたり、姿勢を変えたりするなどの工夫が大切です。

さらに、普段から軽い運動や体幹トレーニングを取り入れることで、体力や集中力を維持しやすくなります。作業環境を整え、身体への負担を軽減することが、長く健康的に事務職を続けるためのポイントです。

③努力が数字に反映されにくい

事務職は、営業職のように売上や契約件数などの具体的な数値で成果を判断されることが少なく、努力や工夫が目に見えにくい場合があります。

そのため、自分の頑張りや貢献が評価されにくいと感じることもあるでしょう。

しかし、自己成長や業務改善の記録を積極的に残したり、業務効率化やミス削減の提案を行ったりすることで、自分の価値を上司に示すことができます。

地道な努力や工夫の積み重ねは、短期的には数字に表れなくても、長期的には信頼や評価につながる重要な要素です。

また、社内の評価制度や上司とのコミュニケーションを工夫することで、見えにくい成果も適切に認めてもらえるようになります。

事務職の平均年収

事務職に興味を持つ就活生の多くが、どのくらいの年収を得られるのか気になるでしょう。ここでは、事務職の平均年収や月収、賞与の目安をわかりやすく解説します。

収入の目安を知り、自分のキャリアプランやライフプランに役立ててください。

  1. 平均年収の目安
  2. 平均月収の目安
  3. 平均賞与の目安

①平均年収の目安

事務職の平均年収は、業種や地域、企業の規模によって大きく差がありますが、目安としては、300万円から400万円前後が一般的です。

新卒の場合は、初任給が低めの水準からスタートすることが多く、20代前半で300万円前後、経験やスキルを積むにつれて徐々に昇給していく傾向があります。

特に、経理や人事など専門的な知識が必要な部署では、専門性に応じて年収が上がりやすくなる場合があるでしょう。

また、都市部と地方でも年収差が見られ、東京や大阪など大都市圏ではやや高めに設定されることが多いです。

さらに、事務職で資格やMOS、簿記などを取得している場合も評価されやすく、年収アップにつながる可能性があります。

②平均月収の目安

月収は、おおむね20万円前後からスタートし、経験を重ねることで、25万円以上に届く場合もあります。

新卒の場合は、基本給が20万円前後のことが多く、入社数年で昇給や手当が加わることで、月収が上がる仕組みです。

また、残業代や資格手当、住宅手当などの各種手当が支給される企業もあり、実質的な月収は基本給より高くなることがあります。

求人情報を見る際には、基本給だけでなく手当や福利厚生、残業の有無も確認すると、より正確な収入イメージを持てるでしょう。

さらに、部署や業務内容によっても月収差があるため、自分が希望する業務に応じた収入目安を把握しておくことが重要です。

③平均賞与の目安

賞与は、年2回支給される企業が多く、年間で50万円から80万円程度が目安です。企業によっては業績連動型で、会社の利益や業績に応じて増減する場合があります。

そのため、固定額として安定しているかどうかも確認しておくと安心です。また、賞与は勤続年数や評価によって増額されることもあり、長く働くほど総年収が高くなる傾向があります。

事務職は営業職のように数字で成果が評価されにくい分、日々の正確な業務や改善提案などが評価につながるケースもあるでしょう。

賞与を収入計画に組み込む場合は、過去数年の支給実績を確認することもおすすめです。

事務職の就活に活かせる自己PRの作り方

事務職の選考で自己PRは、自分の強みや適性を伝える重要なポイントです。ここでは、自己PRを作るうえで押さえておくべき視点を紹介します。

自分の経験や成果を整理し、説得力を高めることで、採用担当者の印象に残りやすくなるでしょう。

  1. 事務職で活かせる強みをアピールする
  2. 志望動機と自己PRの一貫性を持たせる
  3. 具体的な経験・エピソードを盛り込む
  4. 数字や成果で説得力を高める

「自己PRの作成法がよくわからない……」「やってみたけどうまく作成できない」と悩んでいる場合は、無料で受け取れる自己PRテンプレシートをダウンロードしてみましょう!ステップごとに答えを記入していくだけで、あなたらしい長所や強みを効果的にアピールする自己PRが作成できますよ。

①事務職で活かせる強みをアピールする

自己PRでは、正確性やスケジュール管理力、チームワークなど、事務職に直結する強みを明確に伝えることが大切です。

ただ単に「正確に作業できます」と書くのではなく、どのような状況でその力を発揮できるのか具体例を添えると、より説得力が増します。

たとえば、アルバイトやゼミでの資料作成やデータ整理の経験を通して、短時間でミスなく作業を完了させた実績を示すと印象的です。

また、チームでの共同作業で調整役を担った経験や、スケジュール管理を徹底して期限内に業務を終えた経験なども具体的に伝えると、採用担当者が「入社後に即戦力として活躍できる人物」とイメージしやすくなります。

さらに、強みの背景にある工夫や学びを添えることで、自分の努力や意識の高さもアピールできるでしょう。

②志望動機と自己PRの一貫性を持たせる

志望動機と自己PRの一貫性を持たせることは、文章全体の説得力を高め、信頼感にもつながります

単に「御社で働きたいです」と書くのではなく、なぜその企業で働きたいのか、自分の強みがその仕事でどのように活かせるのかを論理的に結びつけることが重要です。

たとえば、正確性や効率的な作業管理が強みであれば、「御社の経理部で正確なデータ処理や資料作成に貢献したい」という形で具体化できます。

また、文章全体にストーリー性を持たせることで、読み手はあなたの自己PRを単なる宣言ではなく、実際に行動や成果につながる意図として受け取れます。

志望動機と強みを関連付けることで、採用担当者は「この人なら当社で長く活躍できそう」と判断しやすくなるでしょう。

③具体的な経験・エピソードを盛り込む

自己PRに、過去の経験やエピソードを交えると、言葉にリアリティが生まれ、単なる理想や抽象的なアピールよりも説得力が増します

アルバイトでのデータ入力や接客業、ゼミ活動でのプロジェクト運営など、身近な経験でも十分です。大切なのは、自分がその状況でどのような行動をとり、どんな成果を得たかまで具体的に伝えること。

たとえば、「ゼミの資料作成を担当し、提出期限内に正確かつ見やすい資料を完成させた」など、具体的な場面と結果を示すと、採用担当者に「実際に仕事で活かせる力がある」と強く印象づけられます。

加えて、経験から学んだことや工夫したポイントを添えると、自分の成長意欲や主体性も伝わるでしょう。

④数字や成果で説得力を高める

自己PRに数字や成果を加えると、具体性が増して説得力が一気に高まります

たとえば、「作業効率を20%改善した」「1日あたり100件のデータ処理を正確に行った」など、実績を数値で示すことで、採用担当者にあなたの能力を客観的に伝えることが可能です。

また、数字を入れることで「ただ頑張った」ではなく、どれだけ貢献できるかが明確になるため、印象が強く残ります。

さらに、数字に加えて改善方法や工夫のプロセスも伝えると、単なる結果だけでなく、自分の思考力や問題解決能力もアピールできるでしょう。

このように数字と成果を組み合わせることで、自己PR全体の説得力が大幅に向上し、選考通過率を高める効果が期待できます。

事務職の自己PR例文

事務職を目指す就活生の多くが悩むのが「どのように自己PRを伝えるか」です。ここでは、事務職に求められる具体的な強みを整理しながら、実際に使える自己PR例文を紹介します。

下記の例文を参考に、自分に合ったアピールポイントを見つけてみましょう。

  1. 計画性・スケジュール管理力
  2. 正確性・事務処理能力
  3. 柔軟な対応力・調整力
  4. コミュニケーション能力
  5. 業務改善力・向上心
  6. 周囲への気配り・サポート力
  7. 責任感・継続力
  8. ビジネスマナー・礼儀正しさ

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①計画性・スケジュール管理力

事務職に求められる重要な資質の一つに「計画性・スケジュール管理力」があります。ここでは、大学生活の中で培った計画性をどのように自己PRに活かせるか、具体的な例文を紹介しましょう。

私の強みは、計画性とスケジュール管理力があることです。大学のゼミ活動で年間イベントの企画・運営を担当し、スケジュール管理に力を入れてきました。

特に、研究発表会の準備では、メンバー全員の進行状況を確認しながらタスクを細分化し、期限を設定して進捗を管理しました。

その結果、計画通りにイベントを成功させることができ、参加者や教授から高い評価をいただけたのです。この経験から、先を見据えて物事を整理し、円滑に進める力が身についたと感じています。

今後はこのスキルを活かして、事務職として正確かつ効率的な業務を行い、チーム全体の成果に貢献していきたいです。

この例文では、大学生活での具体的な活動を通して計画性を示すことで、事務職との親和性を自然に伝えています。

同じようなテーマを書く際は「何を計画し」「どんな成果を出したか」を明確にすることがポイントです。

②正確性・事務処理能力

事務職では、正確な作業や事務処理能力が求められます。ここでは、大学生活の中で身につけた正確性をどのように自己PRに活かせるか、具体的な例文を紹介しています。

私の強みは、正確に作業を行う力と事務処理能力があることです。大学で学生委員会の会計担当を務め、イベント費用の管理や申請書類の作成を担当しました。

金額の計算や資料のチェックは一つのミスが全体に影響するため、二重確認やチェックリストを作るなど工夫をすることに。

その結果、年度を通して記載ミスや不備が一度もなく、スムーズに運営ができたと評価されました。この経験を通じて、丁寧さとスピードを両立しながら確実に処理する力を養えたと感じています。

今後はこのスキルを活かし、事務職として組織全体の信頼を支える業務を行っていきたいです。

この例文では、学生生活での具体的な役割を示すことで正確性と事務処理能力を強調しています。同じテーマを書くときは「どのような工夫で正確性を高めたか」を具体的に伝えることがポイントです。

③柔軟な対応力・調整力

事務職では、突発的な業務や複数の部署とのやり取りが多く、柔軟な対応力や調整力が重視されます。ここでは、大学生活の中でその力をどのように自己PRに活かせるか、具体的な例文を紹介しています。

私の強みは、柔軟な対応力と調整力があることです。大学のサークル活動で文化祭の企画運営を担当した際、当日直前に出演団体のキャンセルが発生しました。

私はすぐに代替案を考え、他の団体に出演時間の調整を依頼し、必要な連絡をスピーディーに行ったのです。

その結果、予定通りのスケジュールでイベントを進行でき、参加者からも「臨機応変な対応が安心だった」と評価されました。

この経験から、状況の変化に柔軟に対応しつつ関係者と協力しながら物事をまとめる力が身についたと感じています。今後はこの力を活かして、事務職としてスムーズな業務運営に貢献したいです。

この例文では、突発的なトラブルに対して冷静かつ協調的に動いたエピソードを用いて、柔軟性と調整力を示しています。

同じテーマを書く際は「どのような問題にどう対応したか」を明確に書くことがポイントです。

④コミュニケーション能力

事務職では、部署間の連携や顧客対応などで、コミュニケーション能力が欠かせません。ここでは、大学生活の中で培ったコミュニケーション力をどのように自己PRに活かせるか、具体的な例文を紹介します。

私の強みは、コミュニケーション能力があることです。

大学でのグループ研究では、メンバーの意見が分かれる場面が多くありましたが、私は一人ひとりの考えを丁寧に聞き取り、共通点や妥協点を整理しながら全員が納得できる形にまとめる役割を担ってきました。

さらに、進捗や課題を明確にするために、定期的なミーティングを提案。情報共有のしやすい環境を整えました。その結果、研究発表は高く評価され、チームの一体感も向上しました。

この経験から、円滑なコミュニケーションを通じて信頼関係を築き、物事を円滑に進める力を身につけたと感じています。

今後はこの力を活かして、事務職として部署や顧客との調整役を果たし、組織全体の成果に貢献したいです。

この例文では、意見の調整や情報共有の工夫を通して、コミュニケーション能力を示しています。同じテーマを書く際は「どのように相手の意見を引き出し、結果につなげたか」を具体的に書くことがポイントです。

⑤業務改善力・向上心

事務職では、ただ仕事をこなすだけでなく、効率や質を高める工夫をする姿勢が求められます。ここでは、大学生活の中で培った改善力や向上心をどのように自己PRに活かせるか、具体的な例文を紹介しましょう。

私の強みは、業務改善への意識と向上心を持っていることです。大学の図書館アルバイトで貸出・返却業務を担当していた際、混雑時にカウンターが長蛇の列になることが多くありました。

私はその状況を改善するため、手順書を簡潔にまとめて新人スタッフと共有し、事前に必要な資料を整えるなどの工夫を提案。その結果、作業時間が短縮され、利用者からの待ち時間に対する不満も減少しました。

この経験から、問題を見つけて改善策を考え、周囲を巻き込みながら実行する力が身についたと感じています。今後はこの姿勢を活かして、事務職として業務の効率化やチーム全体の生産性向上に貢献したいです。

この例文では、身近なアルバイト経験を使って改善への取り組みを具体的に示しています。同じテーマを書く際は「どんな課題があり、どのような工夫で改善したか」を明確にすることがポイントです。

⑥周囲への気配り・サポート力

事務職では、目立たないところでの支えや、チーム全体の円滑な運営を意識する気配り・サポート力が重視されます。

ここでは、大学生活の中で培ったサポート力をどのように自己PRに活かせるか、具体的な例文を紹介しましょう。

私の強みは、周囲への気配りとサポート力があることです。

大学のゼミ活動でグループ発表を行う際、メンバーが多忙で資料作成が遅れていることに気づき、私はその負担を軽減するために作業の一部を引き受け、進捗管理のサポートも行いました。

また、全員が情報を共有しやすいようにオンライン上で資料をまとめ、意見交換の場を設ける工夫もしたのです。その結果、発表は予定通りに仕上がり、教授からも「チーム全体をよく支えた」と評価されました。

この経験から、相手の状況を察して動き、必要なサポートを提供する力が身についたと感じています。今後はこの力を活かして、事務職として組織全体の円滑な業務運営に貢献したいです。

この例文では、仲間をサポートした具体的な行動を示すことで、気配りとサポート力を伝えています。同じテーマを書く際は「相手の状況に気づき、どう支援したか」を具体的に描くことがポイントです。

⑦責任感・継続力

事務職では、日々の業務を正確に続け、任された仕事を最後までやり遂げる責任感と継続力が求められます。

ここでは、大学生活の中で培った責任感・継続力をどのように自己PRに活かせるか、具体的な例文を紹介しています。

私の強みは、責任感と継続力があることです。大学で学生会の会計担当を2年間務め、毎月の会計報告やイベント予算の管理を一貫して担当しています。

忙しい試験期間中も欠かさず記録を取り、月次報告の締切を守るよう努めました。

また、年度替わりの引き継ぎ時には、自分の経験をもとに分かりやすいマニュアルを作成し、後任者がスムーズに業務を行えるようサポートしました。

この経験を通じて、どんな状況でも継続して責任を果たす姿勢と、積み重ねによって成果を出す力が身についたと感じています。今後はこの力を活かし、事務職として安定した業務運営に貢献していきたいです。

この例文では、長期間の役割や継続的な努力を示すことで責任感・継続力を強調しています。同じテーマを書く際は「どれくらいの期間・どんな工夫で継続したか」を具体的に示すことがポイントです。

⑧ビジネスマナー・礼儀正しさ

事務職では、電話対応や来客応対など、人と接する場面が多く、ビジネスマナーや礼儀正しさが信頼につながるでしょう。

ここでは、大学生活の中で培ったマナーや礼儀をどのように自己PRに活かせるか、具体的な例文を紹介します。

私の強みは、ビジネスマナーと礼儀正しさを持ち合わせているところです。大学時代に学内のキャリアセンターでアルバイトをし、学生と企業担当者をつなぐ窓口業務を担当しました。

来訪者へのあいさつや電話対応の際は、言葉遣いや声のトーンに気を配り、相手が安心できる雰囲気づくりを心がけました。

また、定期的に上司や先輩からフィードバックを受け、改善点をすぐに取り入れることで、対応品質を向上させてきました。

その結果、企業担当者から「対応が丁寧で信頼できる」と評価をいただくことが増え、とてもやりがいを感じたのを覚えています。

この経験から、相手に誠実さを伝えるマナーと礼儀正しさが、信頼関係を築くうえで大切だと実感しています。今後はこの力を活かして、事務職としてより良い職場環境づくりに貢献したいです。

この例文では、日常的な対応業務を通してマナーや礼儀を磨いた経験を具体的に示しています。同じテーマを書く際は「どんな場面でどう工夫したか」を書くことで説得力が増します。

事務職を総合的に理解するために

事務職とは、会社や組織の円滑な運営を支える重要な役割を担う仕事です。業務内容は一般事務や経理事務、人事・労務事務など多岐にわたり、必要なスキルや資格も幅広いでしょう。

事務職に向いている性格としては、計画性や柔軟な対応力、基本的なPCスキルなどが挙げられます。これらのスキルや経験を活かすことで、キャリアパスや将来性を広げることが可能です。

また、ワークライフバランスや安定した働き方などのメリットがある一方で、ルーティンワークや数字に反映されにくい努力などのデメリットも存在します。

事務職を目指す際は、自分の強みや自己PRを整理し、具体的な経験や成果を交えて説得力を高めることが成功の鍵となるでしょう。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。