就活のセールスポイント例まとめ|NG例から成功する伝え方まで解説
「就活で『あなたのセールスポイントは何ですか』と聞かれても、何をどう伝えればいいのか分からない…」
エントリーシートや面接など、就活のさまざまな場面で必ずと言っていいほど登場する質問が「セールスポイント」です。
自分の強みを魅力的に伝えられれば面接官に強い印象を残せますが、逆にありきたりな回答だと評価につながりにくいのも事実です。
そこで本記事では、就活におけるセールスポイントの基本から、効果的な伝え方の流れ、強み別の具体例100選、さらに成功する例文とNG例までを徹底解説します。
これを読めば、自分らしいセールスポイントを整理し、自信を持ってアピールできるようになりますよ。

就活におけるセールスポイントとは?

就活におけるセールスポイントとは、自分の強みを企業に伝え、採用担当者に「この人を採りたい」と思わせるための大切な要素です。
セールスポイントとは、自分が持つ強みや特徴を言葉にして伝えることです。結論として重要なのは、採用担当者に「この学生は入社後に活躍できそうだ」と思ってもらえる内容になっているかどうか。
なぜなら、企業はスキルそのものより、成長の可能性や組織でどう貢献できるかを重視しているからです。
たとえば、アルバイトでの接客経験から身につけたコミュニケーション力や、ゼミ活動で培った課題解決力などは立派なセールスポイントになります。
一方で「特技がない」と考えてしまうのは落とし穴です。普段の生活や経験を振り返れば、強みのきっかけは必ず見つかるはずでしょう。
つまり、就活におけるセールスポイントは、自分の強みを根拠をもって伝えることで、企業に安心感と期待を持たせる役割を果たすのです。
「自分の強みが分からない…本当にこの強みで良いのだろうか…」と、自分らしい強みが見つからず不安な方もいますよね。
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就活でセールスポイントが求められる場面

就活では、セールスポイントを伝える機会が多くあります。場面ごとに、効果的な伝え方を意識することが大切です。
ここでは、代表的なシーンを整理し、どのようにアピールすればよいかを具体的に紹介します。
- エントリーシート(ES)や履歴書に書くとき
- 面接で質問されたとき
- グループディスカッション(GD)やグループワークで求められるとき
- インターンシップや企業説明会で伝えるとき
①エントリーシート(ES)や履歴書に書くとき
ESや履歴書は文章だけで自分を伝えるため、セールスポイントを簡潔にまとめる必要があります。長く書きすぎると印象が薄れるので、最初に結論を示し、その後に根拠や具体的な体験を添えると効果的です。
たとえば「継続力が強みです」と伝え、サークルやアルバイトでの取り組みを簡潔に説明すると理解されやすいでしょう。また、応募先ごとに内容を調整することも重要です。
同じ文章をそのまま使うと「志望度が低い」と判断されかねません。つまり、ESや履歴書でのセールスポイントは「簡潔さ」と「企業ごとの調整」が評価につながるのです。
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②面接で質問されたとき
面接は直接やり取りをする場なので、表情や声のトーンを含めて伝える力が求められます。最初に結論をはっきり述べ、その後に具体的な経験を加えると説得力が増すでしょう。
「リーダーシップがあります」と話す場合、実際にどんな状況で発揮したかを伝えると、面接官にイメージしてもらいやすくなります。
限られた時間で話すため、3分程度に収められるよう事前に練習しておくことが欠かせません。さらに、最後に「入社後はどのように活かすか」を添えると意欲が伝わり、印象がより強く残るでしょう。
③グループディスカッション(GD)やグループワークで求められるとき
GDやグループワークでは、自分の強みを示しつつ協調性や貢献姿勢も評価されます。発言の量より質を意識し、進行を助ける姿勢を示すと効果的です。
「意見を整理して次の議題に進める」「相手の考えを尊重しつつ自分の意見を述べる」など、協調と主体性の両方を意識すると高く評価されるでしょう。
ただし、自分の意見ばかり主張すると逆効果です。一方で発言が少なすぎても「積極性がない」と見なされるため、適切なタイミングで根拠をもとに発言することが求められます。
④インターンシップや企業説明会で伝えるとき
インターンや説明会は、採用に直結しなくても、自分を印象づける良い機会です。質問の場や交流の中で、自分のセールスポイントを自然に盛り込むと効果的でしょう。
たとえば「コミュニケーション力を活かしてゼミで調整役を担いました」と簡単に触れると、自己紹介よりも印象に残ります。
また、事前に企業について調べておかないと、会話が浅くなりやすいので注意してください。企業の特徴と自分の強みを結びつけて話すと、相手に「この学生は理解している」と感じてもらえるでしょう。
つまり、この場面では「簡潔さ」と「企業理解に基づく工夫」が成功のポイントです。
企業がセールスポイントを質問する意図

企業が面接やESでセールスポイントを尋ねるのは、単なる自己紹介を求めているわけではありません。応募者の強みや経験を通じて人柄や適性を知り、入社後に活躍できるかどうかを判断するためです。
ここでは、企業が質問する4つの主な意図を整理して解説します。
- 応募者の価値観や人柄を知るため
- 入社後の活躍イメージを確認するため
- 企業や職種との適性を見極めるため
- 論理的に伝える力を知るため
①応募者の価値観や人柄を知るため
企業はセールスポイントを通じて、応募者が何を大切にしているのかを見ています。たとえば「協調性を重視してきた」と話す学生なら、組織での立ち回りや人との関わり方が伝わるでしょう。
学業やアルバイトでどのように力を発揮したかを語れば、人柄も自然に理解されます。単にスキルや成果を示すだけでなく、自分の価値観をエピソードと結びつけて表現することが重要です。
そうすることで、企業は「自社の文化に合いそうか」を判断できます。
②入社後の活躍イメージを確認するため
セールスポイントを聞く理由の1つは、学生が将来どのように働くかを知りたいからです。
たとえば「課題解決力」を強みと伝える場合、経験を話すだけでなく「入社後はこう活かしたい」と加えると、企業は働く姿を具体的に想像できます。
逆に、過去の体験だけで終わると、印象が弱まるかもしれません。採用担当者は「この人はどの場面で力を発揮できるか」を確認しているため、未来の働き方に結びつけて話すことが欠かせないでしょう。
③企業や職種との適性を見極めるため
企業はセールスポイントから、自社や職種に合うかどうかを判断します。
営業職を目指すなら「コミュニケーション力」や「粘り強さ」が評価されやすく、技術職なら「専門的なスキル」や「探究心」が求められるでしょう。
もし、強みが職種と結びつかないと、「適性がないのでは」と見られる可能性もあります。だからこそ、自分の強みを希望する職種に、どう活かせるのかを意識して伝えることが大切です。
それにより、企業は自社での活躍をより明確に描けるでしょう。
④論理的に伝える力を知るため
セールスポイントは内容だけでなく、伝え方も評価されます。企業は、学生が自分の強みを筋道立てて説明できるかを見ています。
結論を先に述べ、次に根拠や具体的なエピソードを示し、最後に入社後の展望を伝えると、わかりやすい流れになります。話がまとまらず分かりにくいと「業務での説明も不安」と思われるかもしれません。
セールスポイントを語る場は、強みを示すと同時に論理的思考力をアピールする機会でもあるのです。
自分のセールスポイントを見つける3つのステップ

セールスポイントを効果的に伝えるには、まず自分の強みを理解することが欠かせません。思いつきで話すと説得力が弱まり、採用担当者に印象を残せないでしょう。
ここでは、強みを整理し、自分に合ったセールスポイントを見つけるための3つのステップを紹介します。
- 自己分析で強みを整理する
- 他己分析で客観的な意見を取り入れる
- 企業が求める人物像と照らし合わせる
①自己分析で強みを整理する
まずは、自己分析を行い、自分の過去の経験を丁寧に振り返ってみてください。
部活動やゼミ、アルバイト、ボランティアなど、これまで時間をかけて取り組んできた活動の中に、自分ならではの強みが隠れています。
過去にどんな困難をどう乗り越えたのか、成果を出すためにどんな工夫をしたのかを紙に書き出すと、行動パターンや価値観が整理されやすくなります。
たとえば、アルバイトで売上を伸ばすために試行錯誤を重ねた経験から「粘り強さ」や「改善意識」を見つけられるかもしれません。
重要なのは単なる言葉ではなく、具体的な行動と結びつけて言語化することです。
「努力家」ではなく「閉店後も残って改善案を考え続けた」など、具体的に描写することで説得力が増し、採用担当者の記憶にも残りやすくなります。
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②他己分析で客観的な意見を取り入れる
自分の視点だけでは、見えない強みも多くあります。そこで有効なのが、家族や友人、ゼミ仲間など身近な人に意見を聞くことです。
本人にとっては当たり前の行動が、周囲からは「その人ならではの長所」と映ることが少なくありません。
たとえば「話を聞くのが上手で相談しやすい」と言われれば、傾聴力や安心感を与える姿勢が強みとして浮かび上がります。
こうした他者の評価を複数集めると、自分が意識していなかった共通点が見つかるでしょう。さらに、他己分析で得られた意見は自己分析の裏付けにもなります。
主観だけでなく第三者の視点を取り入れることで、自分のセールスポイントに客観性が加わり、採用担当者からの信頼度も高まるでしょう。
「周囲からも同じ評価を受けている」と伝えられれば、強みの再現性を示すことにもつながります。
③企業が求める人物像と照らし合わせる
最後は、自分の強みと企業が求める人物像を照らし合わせる作業です。どれほど立派な強みでも、企業が求めていない要素であれば評価は上がりにくいでしょう。
そこで、企業研究を通じて「なぜその企業がその能力を必要としているのか」を理解しておくのが大事です。
採用サイトや社員インタビュー、説明会での発言などを調べると、企業が大切にしている価値観や行動基準が見えてきます。
たとえば、主体性を重んじる企業であれば、自分から課題を発見し行動して成果につなげた経験を語ると効果的です。
一方で協調性を重視する企業なら、チームで成果を出したエピソードを強調するとよいでしょう。
このように、自分の強みと企業の求める人物像が重なる部分を意識的に選び出し、エピソードとともに語ることが内定につながる大きなポイントです。
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セールスポイントを魅力的に伝える構成

セールスポイントを効果的に伝えるには、ただ強みを並べるのではなく、聞き手に納得してもらうことが欠かせません。
思いつきで話すと説得力が弱まるため、ここでは3つのステップに沿った伝え方を紹介します。
- 結論:セールスポイントを端的に伝える
- 理由・根拠:具体例や経験で裏付ける
- 今後:入社後にどう活かすかを伝える
①結論:セールスポイントを端的に伝える
最初に示すべきは「自分の強み」です。冒頭で結論を明確に伝えることで、面接官は話の方向性をつかみやすくなり、その後の説明にも集中しやすくなります。
たとえば「私の強みは協調性です」と言い切れば、聞き手は次にどんなエピソードが語られるのか、自然と関心を持つでしょう。
一方で「友人と話すのが得意で…」などあいまいに始めると、強みが伝わりにくくなります。大切なのは、最初の一言で自分の核となる特徴を提示し、簡潔でわかりやすい印象を与えることです。
短いフレーズで言い切る姿勢が、自信の表れとして評価されやすいでしょう。
②理由・根拠:具体例や経験で裏付ける
結論を伝えたあとは、その強みを支える理由や根拠を示す必要があります。根拠がないと「自己評価で終わっている」と受け取られかねません。
ここでは、学生生活で積んだ経験や具体的な成果を挙げると効果的です。たとえば、アルバイトで売上を伸ばした経験や、ゼミでリーダーを務めて議論をまとめた経験を盛り込むとよいでしょう。
「どのように行動したか」「その行動の結果、何が得られたか」を明確にすれば、強みが現実的で説得力のあるものになります。
数字や成果を添えるとさらに信ぴょう性が高まり、採用担当者が「実際の場面で発揮された力だ」と納得しやすくなるでしょう。
③今後:入社後にどう活かすかを伝える
最後に、自分の強みを企業でどう活かすかを語ることが重要です。採用担当者は学生時代の経験だけでなく、それを入社後の業務にどのようにつなげられるかを重視しています。
「協調性を活かしてメンバーと協力しながら成果を上げたい」や「主体性を発揮して新しい課題に積極的に取り組みたい」といった具体的な展望を伝えれば、前向きな姿勢を示すことができます。
また、強みを成長意欲と絡めて話すと、さらに効果的です。「これまでの経験を基盤に、御社でさらに挑戦して成長していきたい」と結ぶと、入社後の活躍を期待させる印象を残せるでしょう。
未来への見通しを加えることで、説得力と安心感を両立できます。
面接でセールスポイントを効果的にアピールする方法

面接でセールスポイントを伝えるときは、話の内容だけでなく表情や姿勢といった雰囲気も含めて判断されます。準備不足のまま挑むと、自分の強みが伝わらず印象も弱まってしまうでしょう。
ここでは、効果的にアピールするための工夫を紹介します。
- 自信を持って笑顔で伝える
- 話し方や姿勢もセールスポイントと一体にする
- 数字や成果を盛り込んで説得力を高める
- 再現性や今後の活かし方をアピールする
①自信を持って笑顔で伝える
好印象を与えるには、言葉の内容だけでなく話すときの雰囲気がとても大切です。自信を持って伝える姿勢は説得力を強め、聞き手に「頼りがいがある人」という印象を残します。
さらに、笑顔を添えることで安心感や親しみやすさも加わり、面接官に好印象を与えやすくなるでしょう。
もちろん、緊張して笑顔がぎこちなくなることもありますが、「自分の強みをどうしても伝えたい」という気持ちを意識すれば自然に前向きな表情が出やすいです。
実際に鏡を見て練習したり、友人に模擬面接をしてもらったりするなど準備を重ねることで、自信と余裕を持った振る舞いにつながります。
②話し方や姿勢もセールスポイントと一体にする
面接で伝える強みがどれだけ優れていても、声が小さくて聞き取りづらかったり、猫背で覇気がない姿勢だったりすると、説得力が半減してしまいます。
逆に、はきはきとした声や落ち着いた姿勢はそれ自体が強みを裏づける要素となり、聞き手に「この人は信頼できる」と感じさせる効果があるでしょう。
たとえば「リーダーシップ」を強みにする場合、堂々とした態度で話すこと自体が内容の補強となります。
非言語の表現は、言葉以上に相手に影響を与えることも多いため、普段から意識的に改善しておくことが大切です。
背筋を伸ばす、声をやや大きめにする、アイコンタクトを意識するなど、細かな工夫を積み重ねることで、強みと一体化した説得力のあるアピールが可能になります。
③数字や成果を盛り込んで説得力を高める
面接で「努力しました」や「頑張りました」といった表現だけでは具体性に欠け、採用担当者には伝わりにくいものです。そこで有効なのが、数字や成果を盛り込んで強みを裏づける方法です。
「アルバイト先で売上を20%伸ばしました」や「10人のチームをまとめて目標を達成しました」といった具体的な数値を挙げれば、取り組みの成果が一目で伝わりやすくなります。
数字は客観的な指標であるため、聞き手に信頼感を与えられるのも大きな利点です。
また、数値だけでなく「どのような工夫をして成果につなげたのか」を併せて話すと、単なる結果報告ではなく過程から学んだことまで伝えられます。
こうした説明は「入社後も同じように結果を出せる人材」という印象を与える助けになるでしょう。
④再現性や今後の活かし方をアピールする
強みを伝える際に忘れてはいけないのが、その力が入社後にも役立つことを示すことです。
過去の経験をただ語るだけでは「学生時代の限定的な話」で終わってしまい、企業側にとって評価につながりにくいでしょう。
そこで「この経験で培った課題解決力を新しい業務に活かしていきたい」や「チームで培った協調性をプロジェクトで発揮したい」といった形で未来につなげる表現が必要になります。
また、強みがさまざまな場面で発揮できること、つまり再現性を強調することも効果的です。
たとえば「複数のアルバイト先で人をまとめてきた経験があるので、どの環境でも活かせる」と伝えれば、入社後も継続的に力を発揮できるイメージを与えられるでしょう。
未来への展望を含めて語ることで、面接官は「長期的に活躍してくれる人材だ」と評価しやすくなります。
【強み別】セールスポイント100例

セールスポイントは、自分の強みをどう表現するかで印象が変わります。ここでは、代表的な強みを切り口に分けて紹介しています。
就活生が自分に合ったアピール方法を見つけやすいよう、具体例を参考にしてください。
- コミュニケーション能力
- リーダーシップ
- 課題解決力
- 継続力・粘り強さ
- 協調性
- 主体性・行動力
- 気配り・傾聴力
- 向上心
- 語学力・資格
- PCスキル
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①コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は、社会人に必須とされる代表的な強みです。
自分の意見をわかりやすく伝える力だけでなく、相手の言葉をきちんと受け止めて整理し、周囲を巻き込みながら協力を得る力も含まれます。
就活では「人と関わる力」をどう発揮したかを具体的な経験で示すと効果的です。
対人関係を円滑にしたエピソードや、相手の考えを理解し行動に移した経験を語ると、採用担当者に強みが伝わりやすくなるでしょう。
- サークルの新入生歓迎会で役割分担を調整した経験
- ゼミ発表で意見の対立を整理しまとめた経験
- アルバイトでお客様の要望を丁寧に聞き取り提案した経験
- ボランティア活動で他大学の学生と協力して運営した経験
- グループワークで全員の意見を引き出し結論に導いた経験
- インターンシップで社員の方に積極的に質問し理解を深めた経験
- 部活動で上下関係を円滑にし練習を効率化した経験
- 語学学習で留学生と交流し相互理解を深めた経験
- 就職イベントで企業担当者に積極的に声をかけた経験
- 授業のディスカッションで仲間の意見を要約して共有した経験
②リーダーシップ
リーダーシップは単に「人を引っ張る」ことだけでなく、状況に応じて役割を割り振り、メンバーの力を最大限に活かす姿勢を含みます。
就活でアピールする際は、自分がどんな場面でチームをまとめ、どんな成果につなげたのかを示すことが大切です。
責任感を持ち困難な場面を乗り越えた経験や、課題に対して組織を動かした実績は説得力を高めます。単なる肩書きではなく「どうリーダーとして行動したか」を具体的に語ることが評価につながるでしょう。
- サークルの代表として年間行事を企画した経験
- 部活動でキャプテンを務めメンバーをまとめた経験
- ゼミの班長として研究発表を成功に導いた経験
- 学園祭実行委員で責任者を担い企画を実行した経験
- インターンでチームリーダーを任され成果を出した経験
- アルバイトで新人教育を担当した経験
- グループ課題で進行役を務めた経験
- ボランティア団体で活動を統括した経験
- 留学中に日本人学生グループをまとめた経験
- プロジェクト活動で目標達成に向け仲間を導いた経験
③課題解決力
課題解決力とは、問題に直面した際に原因を見極め、改善策を考え行動に移す力です。就活では「問題発見から解決までの流れ」を具体的に示すことが求められます。
単なる発想だけでなく、現実的な行動で成果を生んだ経験を語ると効果的です。改善の工夫や問題解決のプロセスは、採用担当者に実務能力をイメージさせやすくなります。
アルバイトや研究活動など、日常の中で課題をどう克服したのかを整理して伝えましょう。
- アルバイトで業務フローを改善し効率化した経験
- サークルで予算不足を解決するため協賛を募った経験
- ゼミ研究でデータ不足を補う工夫をした経験
- イベント運営で会場トラブルに対応した経験
- インターンで顧客課題を整理し提案を行った経験
- ボランティアで参加者の安全確保の方法を工夫した経験
- グループワークで役割の重複を調整した経験
- 留学中に生活環境の問題を自ら解決した経験
- 部活動で練習方法を改善して成績を上げた経験
- 就活準備で自己分析の課題を工夫して解決した経験
④継続力・粘り強さ
継続力や粘り強さは、地道な努力を長く続けられる姿勢を示す強みです。短期間で結果が出なくても、諦めず取り組んだ経験は評価されやすいでしょう。
就活では「どれくらいの期間」「どんな工夫をして」継続したのかを伝えると説得力が増します。挑戦と失敗を繰り返しても粘り強く前進した姿勢は、社会人として成果を出すうえで欠かせない要素です。
- 資格試験に向け毎日勉強を継続した経験
- 部活動を4年間続けた経験
- アルバイトを大学生活を通して継続した経験
- 語学学習を毎日欠かさず続けた経験
- 長期インターンに参加し最後まで責任を果たした経験
- 学園祭の準備を半年以上かけて取り組んだ経験
- ボランティア活動を継続的に参加した経験
- 趣味の運動を続けて体力を養った経験
- 卒論研究を長期にわたり粘り強く進めた経験
- 資格取得に失敗しても再挑戦した経験
⑤協調性
協調性は、仲間と力を合わせて目標に向かう力を表します。社会では多くの仕事がチームで行われるため、周囲と連携できる力は高く評価されるでしょう。
就活では「相手を尊重した行動」や「全体の成果を意識した行動」を示すことが重要です。
自分の意見を主張するだけでなく、他者を支えたり調整したりした経験を語れば、組織で活躍できる人材だと印象づけられるでしょう。
- グループ課題で仲間の意見を尊重した経験
- サークルで他大学と合同イベントを成功させた経験
- アルバイトでチームワークを意識して働いた経験
- 部活動で補欠としてチームを支えた経験
- ゼミで意見の違いを調整した経験
- ボランティア活動で役割を柔軟に変えた経験
- インターンで他部署と連携した経験
- 学園祭で異なる班と協力して準備した経験
- 留学中に多国籍の友人と協調した経験
- グループワークで仲間をサポートした経験
⑥主体性・行動力
主体性や行動力は、自ら考え行動に移す積極性を示します。与えられたことを待つのではなく、自分から課題を見つけ解決に向けて動いた経験は強力なアピール材料です。
就活では「なぜ行動したのか」「その結果どうなったのか」を具体的に伝えることが大切。主体的に行動した経験は、入社後も新しい課題に挑戦する姿勢として期待されるでしょう。
- アルバイトで新しい提案を自ら行った経験
- ゼミで追加の研究を自主的に進めた経験
- サークルで新しいイベントを立案した経験
- インターンで課題を見つけ改善策を提示した経験
- 学園祭で新企画を提案し実行した経験
- ボランティア活動で新しい活動を始めた経験
- 留学中に自ら交流会を企画した経験
- 授業で自主的に調査を進めた経験
- 部活動で練習メニューを工夫した経験
- キャリアセンターに積極的に相談した経験
⑦気配り・傾聴力
気配りや傾聴力は、相手の立場に立って考え行動できる力を指します。周囲の人が安心して過ごせる環境をつくる姿勢は、どの職場でも必要とされる要素です。
就活でアピールする際は「相手の声をどう受け止めたか」「相手のためにどんな行動をしたか」を具体的に語るとよいでしょう。人間関係を円滑にする能力は、信頼関係の構築に直結します。
- アルバイトで困っている後輩を助けた経験
- サークルで新入生をサポートした経験
- 部活動でけがをした仲間を気遣った経験
- ゼミで発表に不安な友人を励ました経験
- グループワークで仲間の意見をじっくり聞いた経験
- 学園祭準備で体調不良の仲間をフォローした経験
- 留学中に孤独を感じる友人を支えた経験
- ボランティアで高齢者に寄り添った経験
- 就活仲間の悩みを聞いて一緒に考えた経験
- インターンで社員の意見を真摯に受け止めた経験
⑧向上心
向上心は、現状に満足せず新しいスキルや知識を身につけようとする姿勢を表します。就活では「努力の過程」と「成長の成果」の両方を示すと効果的です。
小さな挑戦を積み重ねてきた経験や、自らの弱点を克服しようと努力した事例は、意欲的な人材として評価されます。成長を続ける姿勢を具体的に伝えることで、企業に長期的な活躍を期待させるでしょう。
- TOEICの点数を上げるため勉強した経験
- ITスキルを独学で学んだ経験
- 部活動で技術向上のため努力した経験
- アルバイトで新しい業務を覚えた経験
- 留学に挑戦して語学を伸ばした経験
- 資格取得のため継続的に学習した経験
- ゼミで新しい研究方法に挑戦した経験
- 趣味を深めて知識を広げた経験
- インターンで新しい仕事に挑戦した経験
- 自分の弱点を克服するため練習した経験
⑨語学力・資格
語学力や資格は、努力の成果が数値や合格という形で示せる強みです。実際のスコアや取得資格を伝えることで、客観的に評価されやすくなります。
就活では「取得のための努力」や「資格を活かした行動」も合わせて語ると効果的です。
語学力や資格は専門性を示すだけでなく、継続力や計画性を裏づける証拠にもなるため、幅広い業界で評価されるポイントになります。
- TOEICスコア800を取得した経験
- 留学で語学力を高めた経験
- 英検準1級に合格した経験
- 通訳ボランティアをした経験
- ITパスポートを取得した経験
- 日商簿記検定に合格した経験
- 実用英語検定を活用した経験
- MOS資格を取得した経験
- 海外研修で学んだ経験
- 資格を活かしてアルバイトで役立てた経験
⑩PCスキル
PCスキルは、業務効率を高める実務力として重視されます。ExcelやPowerPointなどの基本スキルはもちろん、データ分析や画像編集といった応用スキルも強みになります。
就活では「どのソフトを使って」「どんな成果を出したか」を具体的に語ることが大切です。スキルを活かした実体験を交えると、即戦力としての印象を与えることができるでしょう。
- Excelで売上データを分析した経験
- PowerPointでプレゼン資料を作成した経験
- Wordで報告書を作成した経験
- Accessを使ったデータ管理をした経験
- Photoshopで画像編集をした経験
- 授業で統計ソフトを活用した経験
- アルバイトでPOSデータを整理した経験
- サークルでイベント資料を作成した経験
- インターンで業務報告をまとめた経験
- ITスキルを活かして周囲をサポートした経験
自己PRの参考になるセールスポイント例文

就活で自己PRを考えるとき、どんな表現をすればよいか悩む方は多いでしょう。ここでは、代表的なセールスポイントを例文として紹介します。自分に合う強みを見つける参考にしてください。
- コミュニケーション力を活かした自己PR例文
- リーダーシップを活かした自己PR例文
- 課題解決力を活かした自己PR例文
- 継続力・粘り強さを活かした自己PR例文
- 協調性を活かした自己PR例文
- 主体性を活かした自己PR例文
- 気配り・傾聴力を活かした自己PR例文
- 向上心を活かした自己PR例文
- 語学力を活かした自己PR例文
- PCスキルを活かした自己PR例文
①コミュニケーション力を活かした自己PR例文
就活でよく求められる強みの一つが、コミュニケーション力です。ここでは、大学生活で自然に身につく体験をもとにした自己PRの例文を紹介します。
私の強みは、コミュニケーション力です。大学のゼミ活動では、議論がかみ合わないことがありましたが、私は意見を整理して言葉をかけ直し、全員が納得できる形で話を進めることを心がけました。 その結果、ゼミ発表の準備が円滑になり、チーム全体の成果につながりました。また、アルバイト先でも後輩への説明を丁寧に行ったことで、短期間で業務に慣れてもらえた経験があります。 これらの経験を通じて、人との信頼関係を築きながら円滑に物事を進める力を身につけました。入社後はこの力を活かし、チーム全体の成果向上に貢献したいと考えています。 |
この例文では、冒頭で強みを明確に示してから具体的な経験を加えています。説得力を高めるためには、必ず「状況」「行動」「成果」の流れで伝えることを意識しましょう。
②リーダーシップを活かした自己PR例文
リーダーシップは、就活で多くの学生が選ぶ強みの一つです。ただし「リーダーを務めた」と伝えるだけでは弱いため、どのように行動し成果を出したのかを具体的に語ることが重要になります。
私の強みは、リーダーシップ力です。大学のサークル活動で学園祭の企画を担当した際、準備の進み具合に大きな差があり、全体の進行が滞っていました。 そこで私は、メンバーの状況を丁寧に確認し、それぞれが得意とする役割を再調整しました。その結果、作業がスムーズに進むようになり、当日は予定通りに企画を成功させることができたのです。 また、全員が達成感を得られるように声をかけ続けたことで、チームの雰囲気も向上しました。この経験を通じて、人をまとめながら成果を出す力を培いました。 入社後はこの力を活かし、周囲と協力しながら目標達成に貢献していきたいと考えています。 |
この例文では「課題を把握」「役割を調整」「成果につなげた」の流れが分かりやすく整理されています。同じテーマを書くときは、チーム全体にどう影響を与えたかを必ず盛り込みましょう。
③課題解決力を活かした自己PR例文
課題解決力は、企業が重視する力のひとつであり、就活生にとっても強いアピール材料になります。ここでは、大学生活で身近に起こりやすい問題を解決した経験をもとにした例文を紹介しています。
私の強みは、課題解決力です。大学のゼミ活動で学園祭の企画を担当した際、集客数が思うように伸びず、このままではイベントが盛り上がらないという問題がありました。 そこで私は、過去の集客方法を分析し、SNSを活用した宣伝や学内の掲示物を増やす工夫を提案。また、メンバー全員に役割を分担し、短期間で効果的に行動できるようにしました。 その結果、前年を大きく上回る来場者数を記録し、参加者や先生方からも高い評価をいただくことができました。 この経験を通じて、課題を冷静に把握し、解決策を考えて行動に移す力を培いました。入社後もこの力を活かし、業務改善や新しい挑戦に積極的に取り組みたいと考えています。 |
この例文は「課題を特定」「解決策を実行」「成果を得た」という流れで構成されています。同じテーマを書くときは、必ず行動と結果を具体的に示すことがポイントです。
④継続力・粘り強さを活かした自己PR例文
継続力や粘り強さは、一度の成功体験ではなく日々の努力から伝わる強みです。ここでは、大学生活での取り組みを例にした自己PRを紹介します。
私の強みは、継続力と粘り強さです。大学入学当初から英語力を伸ばしたいと考え、毎日少なくとも1時間は英語の勉強を続けました。 途中で成果が出ずに挫折しそうになった時期もありましたが、友人と学習内容を共有することでモチベーションを維持しました。 その結果、TOEICの点数を200点以上伸ばし、ゼミの海外研修でも現地学生と積極的に交流できるようになったのです。小さな積み重ねを大切にする姿勢は、自分にとって大きな自信となっています。 入社後もこの経験を活かし、困難な課題に直面しても粘り強く努力を続け、成果につなげていきたいと考えています。 |
この例文では「日々の積み重ね」と「成果」の両方を示しています。同じテーマを書く場合は、努力の過程と具体的な成果をセットで伝えることが大切です。
⑤協調性を活かした自己PR例文
協調性はどんな業界でも求められる強みですが、「仲が良い」で終わらせると伝わりにくいです。ここでは、大学での経験をもとに、協調性を具体的に示した例文を紹介します。
私の強みは、協調性を持って物事に取り組めることです。大学のゼミ活動で研究発表を準備していた際、メンバーの意見が分かれて方向性が定まらないことがありました。 そのまま進めると発表内容が中途半端になると考え、私は双方の意見を整理し、共通点を見つけてまとめる役割を担いました。 その結果、全員が納得できる形で発表内容を決定でき、当日の発表では教授からも高い評価をいただくことができたのです。 また、この経験を通じて、自分の考えを主張するだけでなく相手の意見を尊重する姿勢の大切さを学びました。 入社後は、周囲との信頼関係を築きながらチーム全体で成果を出すために、この力を活かしていきたいと考えています。 |
この例文では「意見の対立を調整して成果につなげた流れ」を強調しています。書くときは単に協調できるだけでなく、具体的な行動でどう貢献したかを示すことが大切です。
⑥主体性を活かした自己PR例文
主体性は、自ら考えて行動に移す姿勢を示せるため、就活で高く評価されるポイントです。ここでは、アルバイト経験を通じて主体性を発揮した自己PRの例文を紹介します。
私の強みは、主体性を持って行動できることです。大学時代に飲食店でアルバイトをしていた際、来店数が多い時間帯に提供が遅れ、お客様をお待たせしてしまうことが課題となっていました。 私は改善の必要性を感じ、注文の流れを整理したチェックシートを自作し、同僚に共有することに。その結果、オーダーミスが減り、提供スピードが向上してお客様からの評価も良くなりました。 特に、社員の方から「現場をよく見て行動している」と声をかけていただいたことは大きな自信につながりました。この経験を通じて、自分から行動を起こし環境をより良くする力を身につけました。 入社後も課題を自ら見つけ、積極的に改善に取り組むことで貢献していきたいと考えています。 |
この例文は「課題を発見」「自ら行動」「改善につながった」という流れが整理されています。主体性を伝える際は、自分の行動が周囲や成果にどう影響したかを明確に示すことが大切です。
⑦気配り・傾聴力を活かした自己PR例文
気配りや傾聴力は、周囲との信頼関係を築きながら成果を出すうえで欠かせない力です。ここでは、大学生活での身近な経験をもとにした自己PRの例文を紹介します。
私の強みは、気配りと傾聴力があることです。大学のゼミ活動で後輩が発表準備に苦戦している様子を見て、私は声をかけて内容を丁寧に聞き取りました。 そこで悩んでいる点を一緒に整理し、理解しやすい参考資料を共有したところ、自信を持って発表に臨めるようになりました。 また、アルバイト先ではお客様のちょっとした表情の変化に気づき、声をかけることで満足度を高められた経験もあります。 相手の立場に立って考え、安心して行動できる環境をつくることが自分の役割だと実感しました。入社後も周囲の声に耳を傾け、信頼を築きながら成果を出すことで、組織に貢献していきたいと考えています。 |
この例文は「相手の声を聞く」「気づきを行動に移す」「成果につなげる」という流れを意識しています。書くときは、小さな気配りがどのように良い結果を生んだかを具体的に示すと効果的です。
⑧向上心を活かした自己PR例文
向上心は、成長意欲の高さを示せるため、就活で評価されやすい強みです。ここでは、大学での学びを活かし、自ら成長を目指した体験をもとにした例文を紹介します。
私の強みは、向上心があることです。大学での授業をきっかけにプログラミングに興味を持ち、独学で学習を始めました。 最初は理解に苦労しましたが、毎日コツコツと課題に取り組み、半年後には簡単なアプリを完成させることができました。 その後、学内の発表会で成果を披露し、先生や仲間から高い評価をいただいたことが大きな自信につながっています。新しい知識を吸収して形にする過程で、自分が成長する喜びを強く実感しました。 入社後もこの姿勢を持ち続け、常に学びを重ねながら、会社の発展や新しい挑戦に貢献していきたいと考えています。 |
この例文では「挑戦のきっかけ」「努力の過程」「成果と成長」を明確に描いています。向上心を伝える際は、努力の継続と成果を一緒に示すことで説得力が高まります。
⑨語学力を活かした自己PR例文
語学力は点数や資格だけでなく、実際にどのように活用したかを示すと効果的です。ここでは、大学生活での学びや経験を基にした自己PRの例文を紹介します。
私の強みは、語学力です。大学入学後から英語を集中的に学習し、TOEICで800点を取得しました。特に力を入れたのは、英語で実際に会話する機会を増やすことです。 留学生との交流イベントでは積極的に会話をし、文化の違いを理解しながら信頼関係を築くことができました。 また、ゼミの海外研修に参加した際には、現地の学生と共同で調査を進める場面があり、英語を使って議論を深められたことが印象に残っています。 こうした経験から、語学は知識として学ぶだけでなく、実際の行動に結びつけることで大きな力になると実感しました。 入社後はこの語学力を活かし、海外とのやり取りやグローバルな業務に積極的に貢献したいと考えています。 |
この例文は「資格の取得」と「実践での活用」を両方示しているのが特徴です。語学力を強みとして伝える場合は、学んだ成果をどう活かしたかを具体的に書くことが大切でしょう。
⑩PCスキルを活かした自己PR例文
PCスキルは、社会に出てから必ず役立つ力であり、就活においても評価されやすい強みです。ここでは、大学生活で得たPCスキルを活用した自己PRの例文を紹介します。
私の強みは、PCスキルです。大学ではゼミの活動で資料作成を担当し、WordやExcelを使ってデータを整理したり、PowerPointで分かりやすいスライドを作成したりしました。 特に、アンケート調査のデータを集計する際には、Excelの関数を活用して効率的に表やグラフを作成し、発表の質を高めることができました。 また、アルバイト先の店舗でも売上管理表を改善し、入力作業を簡単にする工夫を行いました。 その結果、社員の方から「業務が進めやすくなった」と評価していただき、自分のスキルが役立つことを実感しています。 今後はさらに知識を深め、入社後も業務の効率化や資料作成を通じてチームに貢献したいと考えています。 |
この例文では「大学での活用」と「アルバイトでの実践」の両方を盛り込んでいます。PCスキルをアピールする際は、学んだ知識がどのように成果につながったかを具体的に示すことが重要です。
要注意!アピールにつながらないセールスポイントのNG例

セールスポイントは、自分の強みを伝える機会ですが、伝え方を間違えると逆効果になる場合があります。
ここでは、就活で避けるべきNGパターンを紹介しています。自己PRを見直すときの参考にしてください。
- 抽象的すぎて伝わらない
- セールスポイントが企業や職種と関連しない
- ネガティブに聞こえる内容で評価されにくい
- ありきたりで差別化できない
①抽象的すぎて伝わらない
「努力家です」「頑張り屋です」とだけ伝えても、聞き手に具体的な姿が浮かばず、印象に残ることはほとんどありません。採用担当者が評価するのは、単なる自己評価ではなく、それを裏づける行動や成果です。
たとえば「アルバイトで週5日欠かさず勤務し、売上管理の改善に取り組んだ」と伝えれば、努力が具体的に伝わります。抽象的な表現は便利に使える反面、信頼性を欠きやすい点が大きな落とし穴です。
数字やエピソードを交えて説明すれば、聞き手が納得しやすくなり、あなたの姿を鮮明にイメージできるでしょう。
②セールスポイントが企業や職種と関連しない
どれほど立派な強みでも、応募先の仕事や企業のニーズと結び付けなければ、評価には結びつきません。
たとえば「ピアノが得意です」と伝えても、事務職や営業職では強みとして活かす場面が想像しにくいでしょう。重要なのは「その企業でどう貢献できるか」という観点です。
音楽経験を伝える場合も、「長時間の練習で集中力を培ったため、事務処理に正確性を発揮できます」と具体的に置き換える必要があります。
自分の強みを整理するだけでなく、企業研究を通じて求められる人物像を把握し、接点を見つけて伝えることが成功のカギです。
③ネガティブに聞こえる内容で評価されにくい
「人見知りだけど努力します」「失敗が多いけれど挑戦しています」といった表現は、一見すると正直で好感を持たれるように見えるかもしれません。
しかし、面接官にはマイナス面が強く伝わり、長所としては認識されにくいのが実情です。
もし、努力家を伝えたいなら、「新しい環境でも自ら声をかけて関係を築いてきました」といったポジティブな表現に変えてください。
欠点を補う言い方ではなく、強みが自然に伝わる言葉選びが重要です。マイナス要素を強調せず、成果や行動に焦点を当てることで、前向きな印象を残せるでしょう。
④ありきたりで差別化できない
「協調性があります」「明るい性格です」といった言葉は多くの学生が口にするため、採用担当者の耳に残りにくいです。
言葉そのものは一般的でも、「どんな場面で協調性を発揮したか」「明るさで周囲にどんな良い影響を与えたか」を具体的に示すことで差別化できます。
たとえば「サークル活動で意見が分かれた場面でも、双方の意見を整理してまとめた」と伝えれば、協調性が行動として浮かび上がるでしょう。
ありきたりな表現に頼らず、あなたならではの経験や成果を加えることが、他の学生との差を作る大きなポイントになるでしょう。
セールスポイントに関するよくある質問

就活では「セールスポイントをどう伝えるか」に悩む学生が多いです。ここでは、特に質問が多い内容を取り上げ、分かりやすく解説していきます。
- 就活で人気のあるセールスポイント例は?
- セールスポイントと自己PRはどう使い分けるべき?
- セールスポイントが思いつかないときはどうすればいい?
①就活で人気のあるセールスポイント例は?
よく選ばれるセールスポイントには「コミュニケーション力」「主体性」「協調性」「課題解決力」などがあります。人気がある理由は、業界や職種を問わず必要とされる力だからです。
たとえば営業職では顧客対応にコミュニケーション力が不可欠で、企画職では課題解決力が求められます。こうした強みを挙げれば、評価されやすいでしょう。
ただし、他の学生と似通いやすいため、差をつけるには具体的なエピソードを交えることが重要です。数字や成果を伝えると、より説得力を持たせられます。
②セールスポイントと自己PRはどう使い分けるべき?
セールスポイントは、自分の強みを短く伝えるもので、自己PRはその強みを裏づける具体的な経験を説明する場です。両方を組み合わせて話すことで、説得力が増します。
たとえば「私のセールスポイントはリーダーシップです」と伝えたうえで、「サークル活動で10人のチームをまとめて成果を出した」と続ければ効果的です。
どちらかだけでは抽象的になったり、長すぎたりするため注意が必要になります。端的に強みを示し、実体験で裏づけることで相手に納得感を与えられるでしょう。
③セールスポイントが思いつかないときはどうすればいい?
強みが思いつかないときは、まず自己分析を丁寧に行ってください。アルバイトや部活動、学業で努力した経験を振り返り、成果や周囲に評価された点を探しましょう。
さらに、友人や家族に意見を聞く「他己分析」も有効です。自分では、気づけなかった一面が見つかることもあります。
加えて、企業研究を進めて「求められる人物像」と照らし合わせると、自分の強みを整理しやすくなるでしょう。焦らず進めれば、自分らしいセールスポイントを見つけられるはずです。
自分1人での自己分析に不安がある方は、就活のプロと一緒に自己分析をしてみませんか?あなたらしい長所や強みが見つかり、就活がより楽になりますよ。
就活で活かすセールスポイントの考え方

就活におけるセールスポイントは、自分の強みを効果的に伝えるための大切な要素です。なぜなら、企業は応募者の人柄や適性を見極めるために、必ずセールスポイントを確認するからです。
エントリーシートや面接で的確に伝えるには、自己分析や他己分析を通じて強みを整理し、具体的な経験や成果で裏づける必要があります。
さらに、入社後にどう活かせるかまで示すと、説得力が増すでしょう。実際に人気のあるセールスポイント例や自己PRの例文を参考にすれば、自分に合った表現方法が見つかります。
反対に、抽象的すぎる内容や企業と関連しない強みは逆効果になるため注意してください。
就活を成功させるには、自分らしさを基盤にしたセールスポイントを明確にし、相手に伝わる形で表現することが最も重要です。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。