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インターン後のお礼状は必要?書き方・例文・封筒マナーまで解説

「インターン後のお礼状って、本当に出すべきなの?」

短期でのインターン参加やオンライン形式が増えてきた今、このように迷う就活生も少なくありません。

しかし、感謝の気持ちを伝えるお礼状は、企業との関係をより良いものにするチャンスでもあります。

本記事では、お礼状の必要性からメールと手紙の使い分け、正しい書き方やマナーまで、例文付きでわかりやすく解説します。

形式にとらわれず、あなたらしい誠意の伝え方を見つけるための参考にしてくださいね。

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目次

インターンのお礼状とは何か

インターンシップに参加したあとのお礼状とは、企業の担当者に「お世話になりました」「学びがありました」という気持ちを手紙やメールのかたちで伝えるものです。

社会人の世界では、感謝を言葉だけでなく、文章として届けることがひとつのマナーとして受け入れられています。

お礼状はインターンの締めくくりとして、感謝の気持ちを形にするための手段です。

特別な知識や経験がなくても、誠実な気持ちがこもっていれば、それだけで十分意義のあるアクションといえるでしょう。

インターン後にお礼状を出すべき理由

結論としてはお礼状は送ったほうがよいでしょう。

お礼状は単なるマナーではなく、今後の就職活動において、企業とのつながりを深めるための大切なアクションだからです。

たとえインターンが選考直結型でなかったとしても、感謝の気持ちをきちんと伝えることで、「丁寧で誠実な学生」という印象を企業に残せます。

たとえ少し手間に感じたとしても、インターン後には積極的にお礼状を送ってみてくださいね。

お礼状はメールと手紙どちらが適切か

結論からいえば、形式そのものに正解はなく、「感謝の気持ちをきちんと伝えること」が最も重要です。

まずメールは、すぐに送れるという点が最大の強みです。インターンが終わった当日や翌日には、できるだけ早く感謝の意を伝えたいもの。

一方で、手紙は「丁寧さ」を伝える手段として非常に効果的です。直筆で気持ちをしたためることで、誠実さや真剣さがダイレクトに伝わります。

相手との関係性やインターンの形式、伝えたい想いの深さに応じて、ベストな方法を選んでみてください。

インターンのお礼メールの書き方

インターンが終わったあとに送るお礼メールは、単なるあいさつにとどまらず、自分の誠意や社会人としてのマナーを伝える大切な一歩です。

ここでは、就活生が自信を持ってお礼メールを送れるように、具体的な書き方を5つのポイントに分けて丁寧に解説します。

基本的な構成を理解しておけば、他の企業でも応用が効くので、早めに身につけておきましょう。

  1. 件名は目的が伝わるようにする
  2. 宛名は部署名・担当者名まで書く
  3. 本文は感謝と学びを簡潔に伝える
  4. 署名に大学名・氏名・連絡先を入れる
  5. 敬語や誤字脱字を見直す

① 件名は目的が伝わるようにする

お礼メールの件名は、企業側が受信トレイで内容を一目で理解できるよう、具体的に書くことが大切です。

たとえば「○○インターン参加のお礼(○○大学・氏名)」のように、用件と自分の所属をセットで記載すれば、開封されやすくなります。

短く簡潔に、誰からどんな用件かがわかる件名にしておくと、社会人としての基本マナーも伝わり、印象が良くなるでしょう。

迷ったときは、自分が採用担当者の立場だったらどう感じるかを想像してみてください。

② 宛名は部署名・担当者名まで書く

宛名を書くときは、「○○会社様」だけで済ませるのではなく、「○○株式会社 人事部 ○○様」のように、できるかぎり詳しく書くことが望まれます。

これは、相手の立場に敬意を示すだけでなく、誤送信を防ぐという実用的な意味もあります。

もし担当者の名前がわからない場合は「ご担当者様」と記載すれば失礼にはなりません。

社会人としての信頼感を示すためにも、慎重に確認してから記載してください。

③ 本文は感謝と学びを簡潔に伝える

本文では、インターンの機会を与えてくれたことへの感謝の気持ちと、実際に得られた学びを具体的に記載するのがポイントです。

たとえば「営業同行の経験を通じて、お客様との信頼関係を築く重要性を体感しました」といったように、自分なりの気づきや成長が伝わる内容にしましょう。

体験を振り返り、自分の中でどのような変化や学びがあったのかを言語化することで、より相手の記憶に残りやすくなりますよ。

文字数は長すぎない程度に、200〜250字前後を目安に、簡潔かつ誠実なトーンでまとめると好印象です。

④ 署名に大学名・氏名・連絡先を入れる

メールの最後には、署名として自分の大学名・学部名・氏名・連絡先(電話番号・メールアドレス)を必ず明記してください。

とくに同じ時期に複数の学生がインターンに参加している場合、署名がないと相手が誰からのメールかわからなくなる可能性があります。

また、署名が整っていると、相手に対しての配慮やビジネスマナーの基本が備わっている印象を与えます。

署名はテンプレートとして保存しておけば、今後の就活メールにもすぐに転用できるため、早めに自分用のフォーマットを用意しておくと便利です。

⑤ 敬語や誤字脱字を見直す

最後に、メールを送る前には必ず内容を見直し、敬語の使い方や誤字脱字がないかを確認してください。

一度自分で音読してみると、不自然な言い回しや変換ミスに気づきやすくなりますよ。

また、就活用メールのテンプレートに頼りすぎると、他の就活生と似たような文面になってしまうので、自分の言葉で感謝や学びを伝える姿勢も大切にしてください。

丁寧な仕上げが、メール全体の印象を大きく左右します。

インターンのお礼の手紙の書き方

インターン終了後に手紙で感謝の気持ちを伝えることは、ビジネスマナーの面でも、今後の関係性構築の面でも非常に有効です。

メールに比べて手間はかかりますが、その分だけ誠実さや本気度が伝わりやすく、印象に残りやすいという特徴があります。

以下では、学生でもすぐに実践できるよう、手紙の書き方を5つの要素に分けてわかりやすく解説します。

  1. 頭語と結語を正しく使う
  2. あいさつ文は簡潔にまとめる
  3. 本文は学びと感謝を伝える
  4. 結びに敬意と意欲を添える
  5. 署名・日付・宛名を整えて書く

①頭語と結語を正しく使う

手紙の冒頭と締めには、「拝啓」「敬具」などの決まり文句があります。これらは「頭語」「結語」と呼ばれ、ビジネス文書では欠かせない基本マナーです。

たとえば「拝啓」で始めたなら「敬具」で締める、「前略」で始めるなら「草々」で締める、といったペアが決まっています。インターンのお礼状では「拝啓・敬具」がもっとも一般的です。

形式的に感じるかもしれませんが、相手への敬意を示すための大切な要素です。普段使わない表現だからこそ、使い方を間違えると目立ちます。

就活では細かい配慮が評価されることも多いため、書き出しと結びの言葉には十分に注意しましょう。

②あいさつ文は簡潔にまとめる

時候のあいさつは、手紙全体の印象を決める入り口です。ビジネス文書では「残暑の候」「秋冷の候」といった季節の表現を使い、続けて相手の健康や会社の発展を気遣う一文を添えるのが一般的です。

ただ、就活生が長々と書いてしまうと、かえって読みづらくなるおそれがあります。たとえば、「残暑の候、貴社ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます」程度で十分です。

さらに「このたびは貴重な機会を賜り、心より御礼申し上げます」と続けると、丁寧で簡潔な導入になります。

まだ慣れない方も多いと思いますが、テンプレートに頼りすぎず、相手への配慮が伝わる内容にすることがポイントです。

③本文は学びと感謝を伝える

手紙の中心となる本文では、インターンで得た学びや印象に残った体験を具体的に伝えましょう。

たとえば「営業同行を通じて、顧客との信頼構築の難しさと大切さを実感しました」「実際の会議に参加させていただき、意思決定のプロセスを肌で感じることができました」など、自分の言葉で書くことが大切です。

感謝の言葉は定型にとどまらず、何に対してどう感謝しているのかを明確に伝えるよう意識してください。

形式的にならず、自分らしい表現を心がけましょう。

④結びに敬意と意欲を添える

手紙の締めくくりでは、今後への意欲や企業への敬意を込めた文章で終えると好印象です。

たとえば「今回の経験を糧に、より一層努力を重ねてまいります」「今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます」といった前向きな表現が適しています。

また、「貴社のご発展と皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます」など、相手への気遣いも忘れずに添えてください。ただし、あまりにもかしこまりすぎると逆に堅苦しく感じられることもあります。

大切なのは、丁寧さと自分の言葉とのバランスです。就活生であることを踏まえ、誠実さと素直な気持ちが伝わる結びを意識しましょう。

⑤署名・日付・宛名を整えて書く

文章内容が良くても、署名や日付、宛名にミスがあると全体の印象が損なわれます。署名には、氏名の下に大学名・学部・学年を記載し、読み手がすぐにどんな学生かわかるようにします。

日付は手紙を出す予定の日付を記入し、和暦・西暦のいずれでも構いませんが、形式は統一してください。宛名は「〇〇株式会社 △△部 △△様」などと、正式名称と肩書きを正確に記載します。

名前や社名の誤字は特に失礼にあたるため、必ず確認しましょう。文章だけでなく、見た目や形式も含めて丁寧な手紙を仕上げてくださいね。

お礼状に使う封筒の選び方

インターン後のお礼状を郵送する際は、便箋だけでなく封筒にも十分な気配りが必要です。封筒は手紙の「顔」ともいえる存在であり、開封前から印象を左右する重要な要素です。

丁寧に書いた文面も、封筒選びを誤ると評価が下がってしまうおそれがあります。

就活のマナーとして正しい封筒を選ぶために、以下の4つのポイントを確認しておきましょう。

  1. サイズは長形4号を使う
  2. 色は白の無地を選ぶ
  3. デザインはシンプルなものにする
  4. 封筒は縦型を選ぶ

① サイズは長形4号を使う

お礼状用として最も一般的で適切とされる封筒サイズは「長形4号」です。

これはA4サイズの便箋を3つ折りにしてちょうど収まる大きさで、ビジネス文書でも広く使われています。

サイズが合っていないと、たとえば便箋が折れ曲がりすぎたり、封筒の中でカタカタと動いてしまったりと、不格好な印象につながることがあります。

封筒を購入する際は、便箋の大きさも一緒に確認し、きちんと合うものを選ぶようにしてください。

② 色は白の無地を選ぶ

封筒の色は「白の無地」がもっとも無難で好印象です。白は清潔感があり、誠実さやまじめな印象を自然と伝えてくれます。

また、白でも光沢のある紙や装飾が入った特殊なものは避け、マットで落ち着いた質感のものを選ぶと安心です。

封筒の色は「個性を出す部分」ではなく「印象を整える部分」ととらえて、シンプルかつ品のあるものを選んでください。

③ デザインはシンプルなものにする

封筒のデザインは装飾を極力控え、無地で目立たないものが適しています。

イラストや模様、フチに色が入っているタイプは、プライベートな手紙には良いかもしれませんが、企業宛のお礼状には不適切です。

デザインの選び方ひとつにもその姿勢が表れるため、控えめな無地の封筒を選ぶことで、社会人としての基本マナーが身についている印象を持ってもらいやすくなります。

第一印象を整える意味でも、シンプルな封筒を選んでおくのが賢明です。

④ 封筒は縦型を選ぶ

封筒の向きには「縦型」と「横型」がありますが、お礼状では縦型が基本です。これは日本のビジネス文書が縦書きで書かれる文化に基づいており、縦書きの便箋との形式的な統一感が生まれます。

横型の封筒を選んでしまうと、便箋との書式がズレ、見た目のバランスが悪くなることもあります。

また、縦型封筒は「正式な文書」という印象が強く、企業側に対しても自然な礼儀を伝えることができます。

こうした細部への気配りが、就活における信頼感の積み重ねにつながりますよ。

お礼状に書く宛名の書き方

インターン後に送るお礼状では、宛名の書き方ひとつで印象が左右されることがあります。

形式を正しく理解しておくことが信頼感につながります。以下のポイントに沿って、就活にふさわしい宛名表記を押さえておきましょう。

  1. 企業名・部署名・担当者名の順に書く
  2. 「御中」「様」を正しく使い分ける
  3. 複数名宛は代表者名を優先する
  4. 敬称が不明な場合は「ご担当者様」とする
  5. 封筒と便箋の宛名を統一する

①企業名・部署名・担当者名の順に書く

お礼状の宛名を書くときは、「企業名→部署名→担当者名」の順番で記載するのがビジネスマナーの基本です。たとえば「株式会社○○ 人事部 佐藤太郎様」と書くと、丁寧で誠実な印象を相手に伝えられます。

就活生の中には、アルバイトなどでビジネス文書に触れる機会が少なく、宛名の構成に自信が持てない人もいるでしょう。

しかし、企業側は「基本的な礼儀や形式をわきまえているか」を必ず見ています。

宛名は一番最初に目に入る情報ですので、ルールに則って正確に書きましょう。迷ったときは、名刺や企業サイトの部署情報を参考にするのもおすすめです。

②「御中」「様」を正しく使い分ける

「御中」と「様」は、宛名における敬称の中でも間違えやすいポイントです。「御中」は企業や部署など団体に向けて使う表現であり、「様」は特定の個人に対して使います。

たとえば「株式会社○○ 御中」や「○○部 山田様」といったように、相手の立場に応じて敬称を切り替える必要があります。

注意したいのは、両方を併用してしまうケースです。「株式会社○○ 御中 山田様」のように書いてしまうと、敬称の重複によってマナー違反となります。

もし迷ったときは、団体宛は「御中」、個人宛は「様」とシンプルに整理すると判断しやすくなります。

③複数名宛は代表者名を優先する

インターン中に複数の社員にお世話になった場合でも、お礼状の宛名を複数人にするのは避けましょう。宛名欄はあくまで一人に絞るのが基本です。

その際には、最も関わりの深かった社員や、インターン全体を通して指導してくれた担当者を代表者として選ぶとよいでしょう。

宛名を連名にしてしまうと読みにくく、誰に向けて書いているのかが曖昧になってしまいます。

大学生の就活では、このような細やかな配慮が評価に直結するため、代表者を立てる姿勢を意識してみてください。

④敬称が不明な場合は「ご担当者様」とする

相手の名前が分からない場合は、「ご担当者様」と記載するのがもっとも無難で丁寧な対応です。

たとえば「人事部 ご担当者様」や「インターンシップご担当者様」のように、部署名と組み合わせることで違和感のない宛名になります。

特に短期インターンやオンライン形式などで、担当者名が不明確なまま終わるケースでは、この表現が役立ちますよ。

どうしても不明な場合に限り、「ご担当者様」という表現を使いましょう。

⑤封筒と便箋の宛名を統一する

お礼状を郵送する際は、封筒に書く宛名と便箋に記載する宛名を必ず一致させてください。

たとえば、封筒に「株式会社○○ 人事部 佐藤様」と記載しているのに、便箋では「佐藤太郎様」や「○○株式会社御中」と書くのは避けるべきです。

宛名の表記に不一致があると、マナーを軽視しているように映り、印象を損ねてしまう恐れがあります。

封筒と便箋は一対のものとして扱い、宛名表記もコピー&ペーストする気持ちで統一しましょう。

インターンのお礼メール例文

インターン後にメールでお礼を伝えたいけれど、どのような文面が適切なのか悩む方も多いのではないでしょうか。

このセクションでは、インターンの形式別に分けたお礼メールの具体的な例文を紹介します。場面ごとのニュアンスの違いにも注目しながら、自分の状況に合った内容を選べるように構成しています。

  1. 1日インターン参加後のメール例文
  2. 業界研究セミナー参加後のメール例文
  3. グループワーク形式参加後のメール例文
  4. 社員交流型インターン後のメール例文
  5. 職場見学を含むインターン後のメール例文

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①1日インターン参加後のメール例文

1日だけのインターンシップでも、お礼メールを送ることで丁寧な印象を与えることができます。

以下は、1dayインターン終了後に送るメールの例文です。感謝の気持ちと学びを簡潔に伝えるのがポイントです。

《例文》

件名:1dayインターンのお礼(◯◯大学 氏名)

株式会社〇〇
◯◯部 ◯◯様

お世話になっております。◯◯大学◯◯学部の◯◯と申します。
本日は貴重な1dayインターンに参加させていただき、誠にありがとうございました。

◯◯様のご講義を通じて、御社の業務内容や求める人物像について具体的に知ることができ、大変勉強になりました。

また、グループワークでは他大学の学生と意見を交わすことで、新たな視点を得ることができました。

とくに、お客様視点を大切にした企画提案のプロセスは、自分が将来携わりたい仕事像とも重なり、大きな刺激となりました。

本日の学びを今後の就職活動にも活かしてまいります。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

末筆ながら、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。

◯◯大学◯◯学部 ◯年 ◯◯(氏名)
電話番号:090-xxxx-xxxx
メールアドレス:xxxx@example.com

《解説》
短時間のインターンでも、得た気づきや感謝を具体的に伝えることが大切です。とくにグループワークや講義などで印象に残った点を1つ挙げて書くと、内容に説得力が出て、形式的でない誠実な印象を与えられます。

②業界研究セミナー参加後のメール例文

今回は、インターン前に実施された「業界研究セミナー」に参加した後に送るお礼メールの例文を紹介します。

セミナー内容に加えて、自身の学びや感じた気づきを盛り込むことで、印象に残るお礼文に仕上げることができます。

《例文》

件名:業界研究セミナー参加のお礼(〇〇大学 氏名)

株式会社〇〇
〇〇部 〇〇様

お世話になっております。〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇と申します。
このたびは貴社の業界研究セミナーに参加させていただき、誠にありがとうございました。

セミナーでは、業界の現状や御社の強みを具体的に知ることができ、大変有意義な時間となりました。とくに〇〇様が紹介された新規事業の取り組みは、社会課題への先進的なアプローチが印象的で、刺激を受けました。

また、社員の方々のやりがいや価値観に触れ、自分が今後働く上で大切にしたい軸を見直す機会にもなりました。セミナー後には御社の企業理念を改めて読み直し、共感がさらに深まっております。

今後のインターンシップにもぜひ参加させていただきたく、何卒よろしくお願いいたします。
改めまして、貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。

〇〇大学〇〇学部〇年 〇〇
電話番号:090-xxxx-xxxx
メールアドレス:xxxx@example.com

《解説》
内容を濃くするためには、セミナーで「誰の話に何を感じたか」まで具体化しましょう。また、参加後に行動(企業理念を再確認した等)があると、関心の高さや主体性もアピールできます。

③グループワーク形式参加後のメール例文

グループディスカッション型のインターンに参加した後に送るお礼メールの例文をご紹介します。

協働性や主体性が問われるインターンのため、グループでの学びや具体的なフィードバックへの感謝を丁寧に伝える構成がポイントです。

《例文》

件名:〇〇大学 山田太郎/インターン参加のお礼

株式会社〇〇
〇〇部 〇〇様

お世話になっております。〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇と申します。

このたびは、貴社のグループワーク型インターンシップに参加させていただき、誠にありがとうございました。

異なる価値観をもつ学生と意見を交わす中で、自分の考えを的確に伝える難しさと、それ以上にチームで新たな視点を得る面白さを感じました。また、△△様からいただいた「思考の深掘りが課題」とのご指摘は、自分自身の課題として真摯に受け止め、今後の行動に活かしてまいります。

今回の経験を通じて、貴社の職場における協働の姿勢や課題解決の進め方について理解が深まりました。

貴重な学びの機会をいただき、改めて感謝申し上げます。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。

〇〇大学〇〇学部〇年 〇〇
電話番号:090-xxxx-xxxx
メールアドレス:xxxx@example.com

《解説》
グループ形式のインターンでは、チームでの学び・自分の課題・相手のフィードバックの3点に触れると内容が深まります。受けた指摘をどう活かすかまで触れると、前向きな印象を残せます。

④社員交流型インターン後のメール例文

社員との交流がメインだったインターン後は、座談会や懇親会で得た気づきや印象的な言葉を引用することで、感謝の気持ちがより具体的に伝わります。

《例文》

件名:インターンシップのお礼(〇〇大学 〇〇〇〇)

株式会社〇〇
〇〇部 〇〇様

お世話になっております。
○月○日からのインターンシップに参加させていただきました、〇〇大学〇〇学部の〇〇〇〇と申します。

このたびは貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。とくに社員の皆さまとの交流を通じて、業務のリアルなやりがいや、チームで働く際の考え方を深く知ることができました。

〇〇様が仰っていた「部署の垣根を越えて助け合う文化」が非常に印象的で、チームワークを重んじる姿勢に感銘を受けました。

また、座談会後の懇親会では、若手社員の方から就職活動のアドバイスもいただき、大変参考になりました。今回得られた学びを、今後の進路選択や自己成長に活かしてまいります。

改めて、貴重なお時間をいただきましたことに心より感謝申し上げます。今後とも何卒よろしくお願いいたします。

〇〇大学〇〇学部〇年 〇〇〇〇
電話番号:090-xxxx-xxxx
メールアドレス:xxxx@example.com

《解説》
「社員との交流でどんな価値を得たか」を具体的に描写すると、表面的でない気持ちが伝わります。会話の中で得た学びを一文添えるのが効果的です。

⑤職場見学を含むインターン後のメール例文

職場見学の時間が設けられていたインターンに参加した学生が、実際に見た環境から得た学びや感じた魅力を具体的に伝える例文です。

感謝に加えて「見学だからこそ得られた気づき」を盛り込むと、印象が一層強まります。

《例文》

件名:インターン参加のお礼(〇〇大学 〇〇)

株式会社〇〇
◯◯部 ◯◯様

お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇です。

このたびはインターンシップに参加させていただき、誠にありがとうございました。

実際に職場を見学させていただき、貴社の業務内容だけでなく、社員の皆さまの活気ある雰囲気や、チームでのスムーズな連携体制に感銘を受けました。

特に、進行中のプロジェクトに関するご説明では、各メンバーが役割を果たしつつ、自由に意見交換されている様子が印象的で、組織としての風通しの良さを実感いたしました。

今回の経験を通じて、改めて貴社の一員として働きたいという気持ちが強まりました。

貴重なお時間と学びの機会をいただき、心より感謝申し上げます。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。

〇〇大学〇〇学部 ◯年 〇〇(氏名)
電話番号:090-xxxx-xxxx
メールアドレス:xxxx@example.com

《解説》
現場で見聞きした具体的な様子を交えて記述すると、単なる礼儀ではなく主体的な参加だったことが伝わります。印象に残った瞬間や雰囲気を1つだけでも盛り込むと、ぐっとリアリティが増します。

インターンのお礼の手紙例文

インターンの形式や内容によって、手紙に込めるべきメッセージは少しずつ異なります。

実務体験型での学びや長期的な関わり、少人数制での濃密な対話など、それぞれの場面で印象に残ったポイントや感謝の伝え方にも工夫が必要です。

ここでは具体的なインターンのタイプ別に、好印象を与える手紙の例文をご紹介します。

  1. 実務体験型インターン後の手紙例文
  2. 長期インターン参加後の手紙例文
  3. 営業同行や課題発表後の手紙例文
  4. 個別フィードバックをもらった際の手紙例文
  5. 少人数制インターン参加後の手紙例文

①実務体験型インターン後の手紙例文

実務を伴うインターンでは、学びの密度が高くなるぶん、手紙でその経験を丁寧に振り返ることが重要です。以下は、マーケティング職の業務に参加した学生によるお礼状の一例です。

《例文》

拝啓
秋冷の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
このたびは貴重なインターンシップの機会を賜り、心より御礼申し上げます。

実務に携わるなかで、特に商品プロモーション会議に参加させていただいた経験が印象に残っております。自らの発言が議論に反映される場面があり、学生の立場ながら責任を感じる貴重な機会でした。

また、資料作成や分析業務を通して、企画の裏側にある丁寧な準備と仮説検証の大切さを実感いたしました。

今回の経験を糧に、より一層知識を深め、実践力を磨いてまいります。末筆ながら、貴社のさらなるご発展と皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。

敬具
令和○年○月○日
◯◯大学◯◯学部 ◯年 ◯◯(氏名)
電話番号:090-xxxx-xxxx
メールアドレス:xxxx@example.com

《解説》
手紙の形式を踏まえつつ、「印象に残った経験」と「その学び」を具体的に盛り込むことで、気持ちが伝わりやすくなります。

締めくくりでは、今後の成長意欲や相手への気遣いを忘れずに表現することが大切です。

②長期インターン参加後の手紙例文

手紙でお礼状を出す際は、ビジネスマナーにのっとった構成を心がけましょう。拝啓・敬具を用いた丁寧な文体で、時候のあいさつ・学び・感謝・意欲をバランスよく織り交ぜるのがポイントです。

《例文》

拝啓 初秋の候、貴社ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。

このたびは、長期インターンシップの機会を賜り、誠にありがとうございました。
約2か月間、貴社の〇〇部にて実務を経験させていただき、多くの学びと気づきを得ることができました。

とくに〇〇業務では、担当された〇〇様から直接ご指導をいただきながら、企画立案から実行、振り返りまで一貫して取り組むことができ、大変貴重な経験となりました。

初めての業務に戸惑う場面もありましたが、丁寧にご指導いただいたおかげで、最後まで前向きに取り組むことができました。

また、日々のミーティングや報告の場を通じて、社会人としての報連相の重要性や、自分の考えを簡潔に伝える力の必要性を実感しました。

こうした学びは、今後の学生生活や就職活動においても大いに活かしていけると確信しております。

本インターンシップを通じて得た経験を今後の糧とし、さらに成長できるよう努力してまいります。
末筆ながら、貴社のますますのご発展と、〇〇様のご健康を心よりお祈り申し上げます。

敬具
令和〇年〇月〇日
〇〇大学〇〇学部〇年(氏名)
〒123-4567 東京都〇〇区〇〇町1-2-3
電話番号:090-xxxx-xxxx
メールアドレス:xxxx@example.com

《解説》
手紙では件名を省略し、拝啓・敬具と季節のあいさつで始めるのが基本です。本文には学びの内容を具体的に記し、感謝と今後の意欲を結びで伝えましょう。署名や日付も丁寧に記載することが大切です。

③営業同行や課題発表後の手紙例文

実務体験を通じた学びや気づきを丁寧に伝えることで、インターン後の印象をより強く残すことができます。

以下では、営業同行や課題発表といった具体的な場面をもとに、手紙形式での例文を紹介します。

《例文》

拝啓 秋涼の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

このたびは貴重なインターンシップの機会を賜り、心より御礼申し上げます。

とくに営業同行の場では、現場での実際の商談を間近で拝見し、顧客ニーズを的確に捉える力や、信頼関係を築くための姿勢の重要性を学ばせていただきました。

また、最終日の課題発表では、拙いながらも自らの考えを形にして伝える難しさとやりがいを体感しました。

いただいたフィードバックからは、自分の視点の偏りに気づかされ、今後の課題として真摯に受け止めております。

このインターンを通じて、貴社の仕事に対する誠実な姿勢と、社員の皆様のあたたかいご指導に触れることができ、より一層この業界で働きたいという気持ちが強まりました。

今回の経験を糧に、学業にも真剣に取り組み、成長してまいります。

末筆ながら、貴社のますますのご発展と皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。

敬具
〇〇大学△△学部◯年 □□(氏名)
〒000-0000 東京都〇〇区〇〇1-2-3
電話番号:090-xxxx-xxxx
メールアドレス:xxxx@example.com

《解説》
手紙形式の例文では、頭語・結語を正しく用いたうえで、本文にて営業同行・課題発表などの具体的な体験を盛り込むことが重要です。

形式面のマナーを守りつつ、自分の言葉で「印象に残った場面」と「そこから得た気づき」を丁寧に書くと、誠実さと成長意欲が伝わりやすくなります。

④個別フィードバックをもらった際の手紙例文

インターン期間中に、担当者から自分に向けたフィードバックをいただいた場合は、その内容に触れながら丁寧に感謝を伝える手紙を書くことで、誠意がより伝わります。

以下では、そうした場面を想定した手紙の文例をご紹介します。

《例文》

拝啓 残暑の候、貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

このたびは貴重なインターンシップの機会を賜り、誠にありがとうございました。
◯◯大学◯◯学部◯年の◯◯と申します。

短い期間ではございましたが、実務を通じて社会人としての責任や、チームで業務を進める際の連携の大切さを学ぶことができました。

とくに、企画書作成の際にいただいた「構成が明確で、論点が伝わりやすい」というご評価は、大きな自信となりました。

同時に、「説得力を増すために数値や比較情報も加えるとより良くなる」といったご助言も、今後の課題として意識しております。

このような具体的なフィードバックをいただけたことで、自分の強みと改善点を深く理解することができ、今後の学業や自己成長に活かしてまいります。

ご多忙の中、丁寧にご指導いただきましたこと、心より感謝申し上げます。
末筆ながら、貴社のさらなるご発展と皆様のご健勝をお祈り申し上げます。

敬具
◯◯大学◯◯学部 ◯年 ◯◯(氏名)
〒123-4567 東京都○○区○○1-2-3
電話番号:090-xxxx-xxxx
メールアドレス:xxxx@example.com
令和◯年◯月◯日

《解説》
ビジネスマナーに沿って「拝啓」「敬具」や時候のあいさつを取り入れつつ、フィードバック内容に具体的に言及することで、印象に残るお礼状になります。

「褒められた点」と「今後の課題」の両方を織り交ぜると、成長意欲も伝わりやすくなります。

⑤少人数制インターン参加後の手紙例文

少人数制インターンに参加した際のお礼状では、形式やマナーを押さえることに加え、少人数だからこそ得られた学びや交流への感謝を、丁寧な言葉で伝えることが大切です。以下はその一例です。

《例文》

拝啓
秋冷の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

このたびは貴社の少人数制インターンに参加させていただき、誠にありがとうございました。

実際の職場の雰囲気を肌で感じながら、社員の皆様の熱意あるご指導のもと、業務の一端を体験できたことは、私にとって大きな学びとなりました。

特に、グループディスカッションの場では、個別にフィードバックをいただけたことが印象的で、自分の課題や強みに気づく貴重な機会となりました。

今後は今回得た気づきを活かし、さらに主体的に学びを深めてまいります。末筆ながら、貴社の益々のご発展と皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。

敬具
令和○年○月○日
○○大学○○学部○年 ○○(氏名)
電話番号:090-xxxx-xxxx
メールアドレス:xxxx@example.com
令和◯年◯月◯日

《解説》
頭語・結語や時候の挨拶を取り入れることで、形式に則った丁寧な印象を与えられます。

また、「少人数だから得られた学び」や「個別フィードバック」などを具体的に盛り込むと、自分らしい感謝の気持ちが伝わりやすくなります。

インターンのお礼状に関する注意点

インターン後に送るお礼状は、単に感謝を伝えるだけではなく、自分の人柄や誠実さを企業に印象づける機会でもあります。

正しいマナーを押さえることはもちろん、就活生として気をつけたいポイントを理解しておくことが大切です。

ここでは、お礼状を書く際に特に注意したいポイントを5つ紹介します。

丁寧かつ自分らしさのある一通を目指しましょうね。

  1. 形式ばかりにならず自分の言葉で伝える
  2. テンプレートの丸写しは避ける
  3. 私的な内容を入れすぎないようにする
  4. 長文になりすぎないようにする
  5. 手書きの場合は文字の丁寧さを意識する

① 形式ばかりにならず自分の言葉で伝える

お礼状はビジネス文書であるため、ある程度の形式や礼儀は必要です。しかし、型通りの言い回しばかりでは、相手の心に残ることは難しいでしょう。

たとえば「貴重な経験をさせていただきありがとうございました」という表現に加え、「○○の業務を通じて△△の大切さを学びました」といった具体的な学びを、自分の言葉で表現することが重要です。

受け取った担当者が「しっかり振り返っている」と感じるようなエピソードを盛り込むことで、誠意と熱意がより伝わりやすくなります。

感謝の気持ちは、自分らしい言葉でこそ伝わるものです。

② テンプレートの丸写しは避ける

ネットや就活本で紹介されているお礼状のテンプレートは、構成や表現の参考にはなりますが、丸写しにするのはおすすめできません。

企業の採用担当者は多くの学生からの文面を日々目にしており、どこかで見たような文章はすぐに見抜かれてしまいます。

テンプレートはあくまで下書きの土台として活用し、実際に体験したことや印象的だった出来事を織り交ぜながら、自分なりの言葉で構成してください。

③ 私的な内容を入れすぎないようにする

お礼状はあくまでビジネス文書です。

たとえば「就職活動で不安を抱えていた時期だったので、励まされました」など、過度に私的な感情や家庭事情を長々と書いてしまうと、受け取った相手が対応に困ってしまうこともあります。

もちろん、インターンを通じて得た前向きな変化や気づきを簡潔に伝えるのは問題ありません。

ただし、感情に任せすぎず、相手に伝わりやすく、かつ社会人として節度ある表現でまとめることが大切です。読み手の立場に立った文章構成を意識しましょう。

④ 長文になりすぎないようにする

インターンで多くのことを学んだ場合、つい感謝や体験談をたくさん盛り込みたくなりますが、お礼状があまりに長くなると読みにくく、要点が伝わりづらくなってしまいます。

特に就活生の場合、「たくさん伝えたい」という気持ちが強くなりがちですが、ビジネス文書においては簡潔さも評価されるポイントです。

要点を絞って、感謝・学び・今後への意欲の3点に収めると読みやすくなります。文字数の目安としては、手紙なら便箋1枚以内、メールなら5~6行程度が目安と考えるとよいでしょう。

⑤ 手書きの場合は文字の丁寧さを意識する

もし手紙でお礼状を書く場合は、字の上手さよりも「ていねいに書こうとしている姿勢」が重視されます。

たとえ字に自信がなくても、ゆっくりと丁寧に、読みやすく整えて書くことが大切です。文字が雑だったり、かすれていたりすると、それだけで印象が悪くなってしまう可能性があります。

特に最初の宛名や最後の署名部分は、第一印象に関わるため注意が必要です。また、修正液の使用も避け、書き損じた場合は新しい便箋に書き直すようにしましょう。

手書きならではの誠意が、相手に伝わるポイントです。

インターンのお礼状に関するよくある質問

お礼状に関しては、形式や送付方法、対応マナーなど、就活生が細かく悩みがちなポイントが数多くあります。

特にインターン終了後のやり取りは、企業との関係性に影響する可能性もあるため、不安や疑問を抱えたままにするのは避けたいところです。

ここでは、実際によくある質問を5つ取り上げ、状況ごとの対応方法や注意点を、学生目線で丁寧に解説していきます。

  1. 返信があった場合はどう対応すれば良い?
  2. 電話でお礼を伝えた場合も書面は必要?
  3. メールで返信が届かなかった場合はどうする?
  4. 封筒の宛名を間違えたときはどうする?
  5. 郵送時に同封してよいものはある?

① 返信があった場合はどう対応すれば良い?

企業からお礼状への返信が届いた場合は、なるべく早めに返答するのがマナーです。

特に就活生は「また返信すべきかどうか」迷いがちですが、結論からいえば、返信をもらったこと自体が貴重なことなので、感謝の気持ちを一言でも返しておくと安心です。

また、返信メールには今後の選考への意欲をさりげなく添えると、志望度の高さが伝わるでしょう。

返信をもらったから終わりではなく、「丁寧にやり取りを続けること」が企業に対する誠意として評価されるポイントです。

② 電話でお礼を伝えた場合も書面は必要?

インターン終了後、電話で感謝を伝えたからといって、それで終わりにするのは避けた方が無難です。電話はその場では感情が伝わる反面、記録として残らず、相手の忙しさに気づきにくい側面もあります。

だからこそ、改めてメールや手紙という形で感謝を伝えることで、「言いっぱなしにならない配慮」が伝わります。

面倒に感じるかもしれませんが、こうしたひと手間がほかの就活生との差になるのです。選考とは直接関係がない場面でも、丁寧さは確実に見られています。

③ メールで返信が届かなかった場合はどうする?

企業側は非常に多忙で、すべての学生に個別返信をする余裕がないことも一般的です。

返信がないからといって悪印象になっているとは限りません。

もし数日経っても気になる場合には、「お忙しいところ恐れ入りますが、先日のメールは無事に届いておりますでしょうか」といった確認を入れるのも方法のひとつです。

ただし、何度も連絡を繰り返すのは控えた方がよいでしょう。返信の有無よりも、「感謝を伝えるために自分から行動した」という姿勢が大切なのです。

④ 封筒の宛名を間違えたときはどうする?

宛名の記載ミスは誰にでも起こり得ますが、そのまま修正して使うのは絶対に避けましょう。修正テープや上からの書き直しは、ビジネスマナーとしてNGです。

封筒はあくまで「最初に目に入る部分」ですから、そこに丁寧さが表れていなければ、内容を読んでもらう前に印象を損ねる可能性があります。

あらかじめ予備の封筒を準備しておく、下書きをしてから清書するなどの対策をとっておくことで、ミスを最小限に抑えることができるでしょう。

⑤ 郵送時に同封してよいものはある?

基本的に、お礼状の封筒には「お礼状だけを入れる」のが原則です。エントリーシートや履歴書などを一緒に送るのは、企業側に混乱を与えるおそれがあるため避けてください。

もし「どうしても他の書類を一緒に送りたい」と考えている場合は、事前に担当者に確認をとるのが安心です。連絡が取れない場合には、お礼状と書類は分けて別送にしましょう。

お礼状はあくまで「感謝の気持ち」を届けるものであり、それ以外の情報を詰め込みすぎると、本来の目的がぼやけてしまいますよ。

お礼状でインターンでの印象をより好印象なものにしよう!

インターン後にお礼状を出すことは、感謝の気持ちを伝えるだけでなく、自身の誠実さや志望意欲を印象づける大切な手段です。

特にメールと手紙の適切な使い分けや、件名・宛名・署名などの基本マナーを押さえることで、丁寧な姿勢が企業に伝わりますよ。

形式に頼りすぎず、誤字や敬語ミスに注意し、企業ごとに合ったお礼状を送ることで、インターンの経験がより実りあるものとなるでしょう。

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    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。