会社説明会とは?種類やメリット・服装マナーまで徹底解説
「会社説明会って、参加したほうがいいの?」「どんな準備が必要なのか分からない…」就活を始めたばかりの学生にとって、会社説明会は企業との最初の接点となる重要なイベントです。
企業理解を深める絶好の機会である一方で、種類やマナー、服装などに戸惑うことも少なくありません。
本記事では、会社説明会の基本から種類ごとの特徴、参加するメリットや探し方まで詳しく解説します。
初めて会社説明会に参加する方も、ぜひこの記事を参考に準備をして、安心して臨みましょう。
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会社説明会とは?

会社説明会とは、企業が学生に向けて自社の魅力や事業内容を伝えるために行うイベントです。
企業が説明会を開催する理由は、自社の情報を直接届け、将来の仲間となり得る学生に理解を深めてもらうためです。
内容は、事業概要や具体的な職種の紹介、社員のキャリアパス、職場の雰囲気など多岐にわたります。学生にとっても、それをもとに志望度を判断できるため、参加には大きな意義があるでしょう。
ネット上の情報だけでは得られない空気管を感じられるのも、会社説明会ならではのポイント。企業によっては説明会の中で選考案内を行うこともあるため、集中して話を聞く姿勢が求められます。
そのため会社説明会は、自分に合う企業を見極める材料として、積極的に参加してみてください。
会社説明会の種類

会社説明会にはさまざまな形式があり、それぞれ目的や内容に違いがあります。特徴を理解しておくことで、自分に合った説明会に効率よく参加できるでしょう。
ここでは、主な7つの種類について紹介します。
- 選考なしの会社説明会
- 選考ありの会社説明会
- 企業単独の会社説明会
- 合同企業説明会
- オンライン会社説明会
- 学内で行われる会社説明会
- 職場見学型の会社説明会
① 選考なしの会社説明会
選考なしの会社説明会は、企業と学生が初めて接点を持つ場として多く実施されています。参加するだけで選考に影響がないため、志望度が定まっていない段階でも気軽に情報収集ができます。
とはいえ、ただ聞いて終わるのはもったいないでしょう。会場の雰囲気や社員の表情などから、自分が働く姿をイメージする意識を持って参加してください。
受け身にならず、気になる点があれば積極的に質問することも大切です。
② 選考ありの会社説明会
選考ありの説明会は、企業説明とあわせて面接や適性検査が行われるケースです。企業はこの機会に学生の熱意や理解度を見ています。したがって、事前準備の深さが結果を左右します。
企業研究をしたうえで、自分の強みや志望理由を整理しておきましょう。当日は話を聞くだけでなく、積極的に発言する姿勢も評価につながります。
早期選考へ進む場合もあるため、気を抜かず取り組んでください。
③ 企業単独の会社説明会
企業単独の説明会は、その企業だけが主催する形式で、比較的じっくりと話を聞けるのが特徴です。内容も濃く、社員座談会や現場の紹介など、企業によっては多彩なプログラムが組まれています。
参加者はすでに興味を持っている場合が多いため、企業側も一歩踏み込んだ情報を提供してくれるでしょう。他社と比較しにくい点もありますが、事前に質問内容を考えておくと、より理解が深まります。
④ 合同企業説明会
合同企業説明会は、複数の企業が一堂に集まり、同じ場所で説明を行うイベントです。短時間でさまざまな業界や企業を比較できるのが最大のメリットでしょう。ただし、1社あたりの説明時間は短めです。
そのため、あらかじめ目当ての企業をピックアップしておくことが重要になるでしょう。
限られた時間の中で、企業の違いや特徴を見極められるかどうかがカギになります。この説明会では、行動力と準備力が求められるでしょう。
⑤ オンライン会社説明会
オンライン説明会は、パソコンやスマートフォンを使って自宅などから参加できる形式です。遠方の企業にも気軽にアクセスできる点が大きな利点。一方で、通信環境や機材の扱いに注意が必要です。
参加前に、カメラやマイクの確認を済ませておきましょう。また、服装や背景、表情なども見られている可能性があります。画面越しでも、誠実な印象を与えられるよう意識してください。
⑥ 学内で行われる会社説明会
学内説明会は、大学のキャリアセンターなどが主催し、学内の会場で実施されることが多いです。
移動時間がかからず参加しやすい点が魅力ですし、大学と企業の関係性から採用意欲の高い企業が来ている場合もあります。気軽に参加できる一方で、場の雰囲気に流されてしまうことも。
リラックスしすぎず、社会人としてのマナーを忘れないよう注意しましょう。質問のチャンスも、積極的に活用してください。
⑦ 職場見学型の会社説明会
職場見学型の説明会では、実際のオフィスや現場を見学できる機会が設けられます。机上の説明だけではわからないリアルな職場の雰囲気を体感できるのが魅力です。
社員の様子や働き方を直接見られることで、企業への理解が一段と深まるでしょう。観察力も問われる場面ですので、目に入る情報を逃さずに意識的に受け取ってください。
身だしなみや行動マナーにも、より一層気を配る必要があります。
会社説明会の探し方

会社説明会にスムーズに参加するには、正確で信頼性のある情報源から探すことが重要です。手段はさまざまですが、自分に合った方法を知ることで、就活をより効率的に進められるでしょう。
ここでは、主な3つの探し方を紹介します。
- 大学のキャリアセンターを活用する
- 就活サイトや企業HPから探す
- SNSやOB訪問から情報を得る
① 大学のキャリアセンターを活用する
大学のキャリアセンターは、就職活動の情報が豊富にそろっている心強い存在です。多くの大学では、企業と直接つながりを持っており、学生限定の説明会情報が手に入ることもあります。
加えて、担当者に相談すれば、自分に合った企業や業界を教えてもらえる可能性もあるでしょう。
とはいえ、情報が掲示板やメールでしか通知されない場合もあるため、見逃さないよう定期的にチェックしておくことが大切です。
② 就活サイトや企業HPから探す
就活サイトや企業の採用ページでは、最新の説明会情報が随時更新されています。業種や地域、開催形式などの条件で絞り込み検索ができるため、目的に合った説明会を効率よく探せるでしょう。
中には、エントリーから予約まで一括で完了できるサイトもあり、便利さが際立ちます。ただし、人気企業はすぐに定員に達してしまう場合があるため、早めの情報確認と申し込みを心がけてください。
③ SNSやOB訪問から情報を得る
最近では、SNSを活用して会社説明会の情報を発信している企業が増えています。X(旧Twitter)やInstagramの公式アカウントをフォローしておくと、開催情報をいち早くキャッチできるでしょう。
また、OB・OG訪問を通じてリアルな情報や、一般には公開されていない説明会の情報を得られることも。能動的に動くことで、質の高い情報を手に入れるチャンスが広がるでしょう。
会社説明会に参加するメリット

会社説明会は、情報収集にとどまらず、就職活動を前向きに進めるための大きなチャンスです。実際に参加することで得られるメリットは多く、企業選びや選考対策にもつながります。
ここでは、参加によって得られる代表的なメリットを7つ紹介しています。
- 企業や業界について深く知ることができる
- 社員の雰囲気や社風を直接感じ取れる
- 採用担当者と接点を持てる機会がある
- 企業説明会限定の情報を得られるチャンスがある
- 自分の志望度を見極める材料になる
- 他の就活生との比較で気づきが得られる
- 質問や会話から企業の対応力や文化を把握できる
① 企業や業界について深く知ることができる
会社説明会では、企業の方針や事業内容、業界の特徴などを詳しく知れます。担当者から直接説明を受けることで、働くイメージが具体的になるでしょう。
求人票では得られない生の情報に触れられる点も、大きな利点です。あらかじめ予習して参加すれば、理解度もぐっと高まります。
質問を通じて、さらに知識を深められるでしょう。得た情報は志望動機やエントリーシート作成にも活かせるため、積極的に吸収しておきたいところです。
② 社員の雰囲気や社風を直接感じ取れる
説明会では、会場の雰囲気や社員の表情、立ち振る舞いから、企業の文化が伝わってきます。ホームページやパンフレットではわからない「人の空気感」から、自分に合うかどうかを判断できるでしょう。
違和感を覚えた場合は、早い段階で候補から外すという選択もしやすくなります。感覚的な判断も、就活では意外と大切です。
実際の社員の姿を見ることで、入社後の働き方のイメージがよりリアルになります。
③ 採用担当者と接点を持てる機会がある
説明会に参加することで、採用担当者と直接やりとりできる機会があります。質問の仕方や態度によっては、良い印象を与えられるかもしれません。
話を聞くだけでなく、積極的に交流してみてください。名前や顔を覚えてもらえることで、後の選考でプラスに働くことも考えられます。
丁寧な対応を心がけておくと安心です。会話を通じて、企業側の姿勢や柔軟性を感じ取れることもあります。
④ 企業説明会限定の情報を得られるチャンスがある
企業によっては、説明会限定で選考の流れや、インターンの詳細などを発表することがあります。こうした情報は就活サイトに載らないケースも多く、参加者だけが得られる貴重な機会です。
説明会に出席するだけで、ライバルより一歩リードできる場面もあるでしょう。少しでも興味のある企業には足を運んでみる価値があります。
説明会参加がエントリー条件になっていることもあるため、見逃さないようにしましょう。
⑤ 自分の志望度を見極める材料になる
説明会に参加すると、企業に対する自分の気持ちがより明確になるでしょう。説明を聞いた後に「ここで働きたい」と感じたか、「少し違うかも」と思ったかが、判断の目安になります。
そうした直感は、自分の価値観や将来像に合っているかを考えるうえで役立つでしょう。参加を通じて、企業選びの精度が上がります。
迷っている企業でも参加してみることで、新たな気づきが得られるかもしれません。
⑥ 他の就活生との比較で気づきが得られる
説明会では、同じように参加している他の学生の様子を見れるため、服装、持ち物、質問の内容などから、今の自分に足りない点に気づくこともあるでしょう。
「こんな準備もあるのか」「この質問の仕方はうまいな」と感じたことを、次に活かしてみてください。
まわりの行動を観察することで、学べることも多くあります。客観的に自分を見つめ直す良い機会にもなります。
⑦ 質問や会話から企業の対応力や文化を把握できる
説明会での質疑応答や会話を通じて、企業の対応力や雰囲気を感じ取れます。質問に対する返答の仕方や、全体の進行の丁寧さなどから、社内文化がにじみ出る場合も。
一見小さなやりとりの中に、その会社らしさが詰まっていることもあるため、細かい部分に注目してみてください。特に、社員の言葉選びや態度は、企業の価値観を映し出す鏡ともいえるでしょう。
会社説明会にふさわしい服装と身だしなみ

会社説明会では、第一印象がその後の選考に影響することもあります。身だしなみが整っていれば、自己管理ができている人として好印象を持たれるでしょう。
ここでは、服装や身だしなみで意識したいポイントを6つ紹介します。
- スーツは落ち着いた色味とシンプルなデザインを選ぶ
- シャツやブラウスは清潔感とシワのない状態にしておく
- 靴・バッグ・ベルトは黒や茶色のシンプルなものを使う
- 「服装自由」と書かれていてもスーツを着用する
- 男性は短髪・ノーヒゲ・整えた眉で清潔感を意識する
- 女性はナチュラルメイクと落ち着いた髪型を心がける
① スーツは落ち着いた色味とシンプルなデザインを選ぶ
会社説明会に着ていくスーツは、黒・紺・グレーなどの落ち着いた色を選ぶのが基本です。こうした色味は信頼感や誠実さを印象づける効果があり、どんな企業でも違和感なく受け入れられます。
柄物や装飾のあるデザインは控え、全体的にシンプルかつ清潔感のある雰囲気を心がけましょう。リクルートスーツでなくても構いませんが、場の雰囲気に合わせたTPOを意識したスタイルが求められます。
ジャケットやパンツのサイズ感にも注意し、「目立ちすぎず、きちんとして見える」バランスが大切です。迷ったときは定番の装いを選ぶことで安心して臨めます。
② シャツやブラウスは清潔感とシワのない状態にしておく
スーツの内側に着るシャツやブラウスは、白や淡いブルーなどの落ち着いた色が好まれます。アイロンをかけてシワをなくし、襟元や袖口の汚れがないかを事前に確認しておきましょう。
見た目の印象は細部からも伝わるため、こうした部分の清潔感が社会人としての意識を感じさせます。ボタンが取れかけていないか、黄ばみがないかなどの細かい点にも注意を払いましょう。
準備は前日までに済ませておくと、当日にバタつかず落ち着いて行動できます。ピシッと整ったシャツやブラウスは、それだけで好印象につながるでしょう。
③ 靴・バッグ・ベルトは黒や茶色のシンプルなものを使う
足元や小物類も、就活全体の印象を決める重要なポイントです。靴やバッグ、ベルトは黒またはダークブラウンで統一感を持たせると、落ち着いた雰囲気になります。
革靴やパンプスは事前に磨いて、傷や汚れがない状態に整えておきましょう。バッグはA4サイズの書類が余裕をもって入るビジネスバッグが最適です。
ロゴや装飾が目立つデザインは避け、無地や控えめなものを選ぶと安心でしょう。ベルトも派手すぎず、靴と色を合わせると全体に統一感が出ます。
細かい部分にも気を配ることで、トータルでの清潔感と信頼感を演出することが可能です。
④ 「服装自由」と書かれていてもスーツを着用する
案内に「服装自由」と記載されていても、基本的にはスーツを着て参加するのが無難です。
企業側が「自由」としている場合でも、社会人としての常識的な服装を前提としていることが多く、私服で参加すると場に合わず浮いてしまう可能性があります。
特に、他の参加者が全員スーツ姿だった場合、自分だけが私服という状況は避けたいところです。
企業文化によってはカジュアルを許容する場合もありますが、判断がつかないときはフォーマルな格好を選んでおくことで、マイナス評価を受けるリスクを回避できます。
第一印象を大切にするなら、慎重に選びましょう。
⑤ 男性は短髪・ノーヒゲ・整えた眉で清潔感を意識する
男性が気をつけたい身だしなみのポイントは、顔まわりの清潔感です。髪は短く整え、前髪が目にかからないようにし、寝ぐせなどはしっかり直しましょう。
ひげは必ず剃り、口元を清潔に保つことが大切です。また、眉毛も軽く整えることで、顔の印象がはっきりと引き締まり、誠実な印象を与えられます。
ワックスは使いすぎず、自然なスタイルで整えるのがベストです。顔周辺は人の視線が集まりやすいため、少しの工夫で印象が大きく変わります。
全体として「手入れが行き届いている」と思ってもらえる状態を目指してください。
⑥ 女性はナチュラルメイクと落ち着いた髪型を心がける
女性の場合は、メイクと髪型で全体の印象が大きく左右されます。メイクは派手すぎず、ナチュラルに整えることを基本としてください。
ベースメイクはムラなく仕上げ、リップやチークも自然な色味を選ぶと上品な印象になります。アイシャドウやマスカラも控えめに仕上げ、清潔感と落ち着きのある雰囲気を意識しましょう。
髪型はまとめ髪が無難で、顔がしっかり見えるように整えることが重要。前髪が目にかかる場合はピンで留めるなどの工夫をし、全体として清楚な印象にまとめると安心です。
企業担当者に好印象を与えるためにも、自然体の清潔感を大切にしましょう。
会社説明会に必要な持ち物

会社説明会に参加する際は、事前に持ち物を準備しておくことで落ち着いて行動できます。不足があると焦ったり、印象を損ねたりする原因になりかねません。
ここでは、当日に持参したい基本的なアイテムを6つ紹介します。
- 黒のボールペンとノートなどの筆記用具
- A4サイズの書類が入るビジネスバッグ
- スケジュール帳
- 学生証や身分証明書
- 企業案内や求人票などの事前資料
- 折りたたみ傘やハンカチなど天候対策グッズ
① 黒のボールペンとノートなどの筆記用具
説明会では、重要な情報を記録するために筆記用具が欠かせません。黒のボールペンとノートを持参しましょう。鉛筆やシャープペンよりも、ビジネスシーンにふさわしいボールペンがおすすめです。
特に、黒インクは企業提出書類などにも共通して使われるため、統一感があります。インク切れに備えて予備もあると安心でしょう。
文字がにじまない書きやすいものを選ぶと、より快適にメモを取れます。ノートも、罫線入りのビジネス向けデザインだと記録しやすく、見返しにも便利です。
② A4サイズの書類が入るビジネスバッグ
企業資料などを受け取る機会があるため、A4サイズの書類がスムーズに入るバッグが便利です。黒や紺など落ち着いた色で、シンプルなデザインを選んでください。
外見の清潔感だけでなく、収納力や取り出しやすさも大切です。バッグの中が整理されていると、必要なものをスムーズに取り出せて好印象につながります。
手提げ型だけでなく、肩にかけられるタイプも移動時には便利でしょう。荷物が増えることも考えて、耐久性にも注意して選ぶと安心です。
③ スケジュール帳
次回の面談や説明会の案内をその場で受ける可能性があります。予定をすぐに確認できるよう、紙のスケジュール帳があると安心です。
スマートフォンでも問題ありませんが、説明会中は電源を切る場合が多いため、アナログの手帳がより適しています。日付ごとにメモを残せる欄があるものだと、振り返りにも使いやすいでしょう。
手帳にはペンホルダーがついていると、さらに便利です。メモ欄を活用して、企業別の印象も書き留めておくと後で比較しやすくなります。
④ 学生証や身分証明書
受付で本人確認を求められることがあるため、学生証や顔写真付きの身分証明書は忘れずに持参してください。
提示を求められたときにすぐ出せるよう、バッグの取り出しやすい場所に入れておくとスムーズです。コピーではなく、原本を携帯しておくことが基本となります。
学生証の有効期限が切れていないかも、事前に確認しておきましょう。顔写真がはっきり写っているかどうかもチェックしておくと安心です。
⑤ 企業案内や求人票などの事前資料
事前に企業から案内が送られてきた場合は、当日持っていきましょう。説明会の流れを理解しやすくなり、メモを取りながら話を聞くのにも役立ちます。
あらかじめ目を通しておくと質問の準備にもつながるでしょう。企業側も「資料を読んでくれている」と感じれば、関心の高さが伝わります。
持参していれば、確認しながらより深い理解を得られる場面もあるでしょう。書き込みができる余白があると、気づきのメモも取りやすくなります。
⑥ 折りたたみ傘やハンカチなど天候対策グッズ
突然の雨や汗をかいたときのために、折りたたみ傘やハンカチなども用意しておきましょう。服や髪が乱れると印象が悪くなってしまいます。細かな配慮ができるかどうかも、企業は見ています。
備えておくことで、落ち着いて行動できるでしょう。特に夏場は汗対策、冬場は風対策としてもハンカチやティッシュが役立ちます。
予期せぬトラブルを防ぐ備えが、落ち着いた行動につながるでしょう。傘は軽量かつ収納しやすいタイプを選ぶと便利です。
会社説明会の基本マナー

会社説明会では、身だしなみや態度、言葉遣いなどの基本マナーが評価につながります。説明会の内容だけでなく、立ち居振る舞いも見られていると意識して行動することが大切です。
ここでは、最低限押さえておきたい基本マナーを紹介します。
- 会場には開始10分前までに到着する
- 受付では笑顔で名乗り、丁寧に対応する
- 待機中も周囲への配慮を忘れず静かに過ごす
- 着席後は背筋を伸ばし、姿勢を正しく保つ
- 説明中はメモを取りながら真剣に話を聞く
- 質問は事前準備の内容をもとに簡潔に行う
- 説明会終了後は静かに退室し、お礼を伝える
- 企業の建物内では常に社会人としての礼儀を意識する
「あなたはビジネスマナーを分かっている?」
就活が始まると、面接や説明会など社会人と接する場面が増えていきます。
そこで意外と見られているのが、言葉遣いや挨拶、メールの書き方といった「ビジネスマナー」。マナーを知らないだけで無意識のうちに印象が悪くなっているケースもあり、選考通過のためにも事前にしっかりと確認しておく必要があります。
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① 会場には開始10分前までに到着する
ギリギリの到着は、印象を悪くする大きな要因の1つです。道に迷ったり、交通機関の遅れが発生したりすることもあるため、事前に経路を確認し、余裕をもって行動しましょう。
できれば15~20分前に近くに到着し、会場には開始10分前までに入るのが理想です。落ち着いて行動することで、心にも余裕が生まれ、本番での振る舞いにも好影響を与えるでしょう。
② 受付では笑顔で名乗り、丁寧に対応する
受付での第一印象は、その後の印象全体に影響を与える可能性があります。入室したら軽く会釈をし、笑顔で名前と大学名を名乗りましょう。
対応するスタッフに対しても敬語で接し、丁寧な言葉遣いを意識してください。緊張していても、落ち着いた声のトーンと礼儀ある態度を取ることで、誠実さや社会人意識が伝わります。
③ 待機中も周囲への配慮を忘れず静かに過ごす
控室や待機スペースにいる間も、企業側は学生の様子を見ています。私語を控え、スマートフォンをいじらず、資料に目を通すなどして静かに待ちましょう。
姿勢や表情にも気を配り、周囲に配慮できる態度を取ることが大切です。飲み物の持ち込みやイヤホン使用なども控え、場の空気にふさわしい行動を心がけてください。
④ 着席後は背筋を伸ばし、姿勢を正しく保つ
座ったときの姿勢は、相手に与える印象に大きく影響します。背もたれに寄りかかったり、脚を組んだりするのは避け、椅子には深く腰掛けて背筋を伸ばしましょう。
視線は前方に向け、うなずきや相づちも自然な範囲で行うと集中している印象になります。緊張していても、姿勢が整っていれば自信あるように見え、周囲にも好感を与えるでしょう。
⑤ 説明中はメモを取りながら真剣に話を聞く
企業の説明をただ聞くだけでなく、要点を自分の言葉でメモすることが重要です。気になった情報や、志望理由に使えそうなポイントを書き留めることで、後から振り返る際にも役立ちます。
集中している様子が見えること自体が、企業への関心の高さを伝える行動になるでしょう。うなずきながら話を聞くと、さらに好印象を与えられます。
メモは、見返しやすいよう整理して書くのがおすすめです。
⑥ 質問は事前準備の内容をもとに簡潔に行う
質問をする際には、あらかじめ企業研究をしておくことが前提です。自分で調べたうえで、さらに深く知りたい内容を考えておきましょう。
質問の仕方にもマナーがあり、ダラダラと長く話すのではなく、簡潔に要点を伝えることが求められます。
企業の話にきちんと耳を傾けたうえで、的を射た質問ができれば、「理解力がある」と評価されやすくなるでしょう。
⑦ 説明会終了後は静かに退室し、お礼を伝える
説明が終わったあとも気を抜かず、最後まで丁寧な対応を心がけましょう。椅子を元の位置に戻し、荷物を静かにまとめてから退室してください。
近くに担当者がいれば、目を見て「ありがとうございました」としっかりお礼を伝えることで、好印象を残せます。小さな行動の積み重ねが、誠実さや礼儀正しさとして伝わるでしょう。
⑧ 企業の建物内では常に社会人としての礼儀を意識する
エレベーター、廊下、トイレといった場所でも、企業の人とすれ違う可能性があります。そのため、説明会以外の場面でも気を抜かず、社会人としてふさわしい行動を意識してください。
大きな声で話したり、だらしない姿勢で歩いたりするのは控えましょう。見られていないようで見られているという意識が、就活ではとても大切です。
最後まで緊張感を持って行動することが信頼につながります。
会社説明会と選考が同時に行われるケースへの対策

会社説明会と選考が同時に行われる場合、しっかりと準備して臨むことが重要です。不意打ちのように面接や筆記試験が始まると、戸惑って実力を出せないこともあります。
事前に情報を把握し、心と準備の両面で対策を整えておきましょう。
- 事前に選考の有無を確認して心構えを整える
- 企業研究を深めて志望動機を言語化しておく
- 履歴書やESの提出が求められる場合は事前に準備する
- 個人面接では企業理解と自分の強みを結びつけて話す
- 筆記試験がある場合に備えて過去問題を確認しておく
- 緊張を抑えるために深呼吸やポジティブな自己暗示を行う
① 事前に選考の有無を確認して心構えを整える
説明会と同時に選考が行われるケースでは、油断してしまい、焦ってしまう場合も。
企業から届く案内メールやWebページには、当日の流れが書かれていることが多いため、必ず確認しておきましょう。
事前に知っておけば気持ちの準備ができ、服装や話し方にも自然と気を配れるようになります。予想外の展開に動じず落ち着いて対応できるよう、心構えを整えておくことが大切です。
② 企業研究を深めて志望動機を言語化しておく
選考がある場合、面接や質問の中で「なぜこの会社を志望するのか」を聞かれる可能性が高いです。曖昧な理由では、印象に残りません。
事前に企業の理念や事業内容、社会での役割を調べ、自分が共感した点や関心を持った理由を整理しておくと、具体的な話ができるようになります。
志望動機は、自己PRと同じくらい重要です。準備しておけば、緊張しても自然に言葉が出てくるはずでしょう。
③ 履歴書やESの提出が求められる場合は事前に準備する
説明会と同日に、書類の提出を求められる場合もありますが、その場で慌てて記入するのは避けましょう。
履歴書やエントリーシート(ES)は事前に準備し、必要に応じて複数用意しておくと安心です。
企業によっては志望動機や自己PRの内容をしっかり見ているので、あらかじめ企業ごとに調整しておきましょう。提出する際は丁寧さが伝わるように清書されたものを用意してください。
④ 個人面接では企業理解と自分の強みを結びつけて話す
面接が実施される場合、自分の強みが企業にどう貢献できるかを伝えることが評価のポイントです。単に長所を話すのではなく、企業の求める人物像や事業内容に合わせて話すと、説得力が増します。
たとえば、「挑戦を重んじる社風に惹かれた」といった具体的な内容があると、面接官の記憶にも残りやすくなるでしょう。企業と自分を結びつける工夫が大切です。
⑤ 筆記試験がある場合に備えて過去問題を確認しておく
筆記試験が実施される企業もあるため、あらかじめ対策をしておくと安心です。特にSPIや一般常識、時事問題などは頻出なので、参考書やWebの模試を使って練習しておきましょう。
形式に慣れておくだけでもスムーズに問題を解けるようになります。得意不得意を把握したうえで対策を立てると、効率的に準備が進められるでしょう。
⑥ 緊張を抑えるために深呼吸やポジティブな自己暗示を行う
説明会と選考が同時に行われると、緊張が高まるのは当然です。そんなときこそ、呼吸を整えたり、自分に前向きな言葉をかけたりすることで、心を落ち着かせましょう。
簡単なルーティンを用意しておくと、安心感につながります。
「大丈夫」「準備してきたからできる」と自分に言い聞かせることで、リラックスして本来の力を発揮しやすくなるでしょう。自信を持って臨んでください。
会社説明会後にすべきこと

会社説明会に参加した後は、その場で得た情報を活かす行動が欠かせません。ただ聞いて終わるのではなく、自分の就活にどうつなげるかを意識することが重要です。
ここでは、説明会後に実践しておきたい行動を整理しました。
- 説明会で得た情報や感じた印象を記録する
- 企業への志望度を自分の中で整理する
- 不明点や気になった点を再度調べ直す
- 選考がある場合は早めに応募準備を始める
- お礼メールが必要な場合は当日中に送信する
- 他社の説明会と比較して特徴を明確にする
- 次回アクションの準備をする
① 説明会で得た情報や感じた印象を記録する
説明会終了後は記憶が新鮮なうちに、その場で得た情報や感じた印象を記録しておくことが大切です。
企業の話の内容だけでなく、自分がどう感じたか、気になったことなども含めてメモしておくと、後で企業を比較する際に役立ちます。
簡単でも構わないので、なるべく当日中に残しておくのがおすすめ。メモはスマートフォンでも手帳でも、自分が見返しやすい形式で残しましょう。
② 企業への志望度を自分の中で整理する
説明会に参加して初めて見えてくる企業の実像に触れることで、志望度が変化することはよくあります。
「思っていたより魅力的だった」「少し違和感を覚えた」など、正直な気持ちを振り返ってみてください。
志望度が明確になれば、その後の就活の方針も立てやすくなります。迷いがある場合も、正直な感覚を記録しておくと判断材料になるでしょう。
③ 不明点や気になった点を再度調べ直す
説明会では説明が不十分だったり、疑問点が残ったりすることもあります。そうした点はそのままにせず、企業の公式サイトや求人票、口コミ情報などを活用して改めて調べてみましょう。
必要に応じてOB・OG訪問を行うのも有効です。納得できる情報を集めることで、自信を持って次のステップへ進めるでしょう。情報を補完することで、志望理由の深みも増します。
④ 選考がある場合は早めに応募準備を始める
説明会と同時に、エントリーや書類提出を求められるケースもあるため、早めの準備が重要です。
履歴書やエントリーシートを提出する必要がある場合は、説明会で得た情報を活かして内容をブラッシュアップしましょう。
準備に時間がかかることもあるため、締切ギリギリで慌てないよう早めの対応を心がけてください。提出書類の提出ミスや漏れを防ぐためにも、チェックリストを作ると安心です。
⑤ お礼メールが必要な場合は当日中に送信する
説明会の形式や規模によっては、お礼メールを送ることで良い印象を与えられる場合もあります。
少人数制や座談会形式など、企業と直接やりとりする場があった場合は、当日中に感謝の気持ちを伝えましょう。
内容は簡潔で構いませんが、自分の言葉で具体的な感想を伝えることが大切です。相手の名前ややりとりの内容をきちんと覚えておくと、メールもより丁寧になります。
⑥ 他社の説明会と比較して特徴を明確にする
複数の説明会に参加している場合は、それぞれの企業の印象や情報を比較してみましょう。同じ業界でも、企業によって方針や雰囲気が異なります。
比較することで自分の志向に合った企業像が明確になり、志望順位の整理にもつながるでしょう。また、「なぜこの企業か」という質問への答えにも説得力が増します。
比較表などを作って視覚的に整理するのも効果的です。
⑦ 次回アクションの準備をする
説明会に参加したら、それをゴールではなくスタートとして、次に何をするかを明確にしましょう。
エントリーを済ませる、履歴書を作成する、OB訪問を申し込むなど、必要な行動をリストアップしておくとスムーズです。
得た情報を活かして、次のステップへ確実に進めてください。行動に優先順位をつけることで、効率よく就活を進められるようになります。
会社説明会に関するよくある質問

会社説明会は、企業と就活生が初めて接点を持つ大事な場です。しかし、参加すべきか迷っていたり、マナーや参加回数について不安に感じていたりする人も多いでしょう。
ここでは、そうした疑問に丁寧に答えていきます。
- 会社説明会には必ず参加しないといけない?
- 説明会だけ参加して選考を受けないのは失礼?
- 当日急に参加できなくなった場合の対応はどうすればいい?
- オンライン説明会でもマナーや服装に注意が必要?
- 複数回参加しても企業に悪い印象を与えない?
① 会社説明会には必ず参加しないといけない?
結論から言えば、会社説明会への参加は必須ではありません。ただ、積極的に参加することで、就活を有利に進められる可能性があります。
なぜなら、説明会では企業の理念や職場の雰囲気を直接知ることで、エントリー後のミスマッチを防げるためです。
また、企業によっては説明会が選考フローに含まれていたり、参加者限定の情報を提供したりする場合もあります。
そのため、参加を迷っているなら、「知ってから判断する」姿勢が大切です。説明会は情報収集の場として活用できるため、自分の将来を真剣に考えるなら、見逃さないほうがよいでしょう。
② 説明会だけ参加して選考を受けないのは失礼?
説明会のみの参加は、決して失礼には当たりません。むしろ、自分に合った企業を見極めるための合理的な行動といえます。大切なのは、説明会に参加している間の態度です。
明らかに関心がなさそうな姿勢や、途中で退出するような行動は印象を悪くします。また、企業が説明会参加者にエントリーを促してきた場合には、丁寧に辞退の意思を伝えることがマナーです。
社会人としての第一歩として、どんな場面でも誠実な対応を心がけることが、結果的に他の企業からの評価にもつながるでしょう。
③ 当日急に参加できなくなった場合の対応はどうすればいい?
やむを得ない事情で会社説明会に参加できなくなったときは、できるだけ早めに連絡を入れることが重要です。
ほとんどの企業は予約ページやマイページでキャンセルが可能ですが、それが難しい場合は電話やメールで事情を伝えてください。無断欠席は印象を大きく損ねるため、避けたほうがよいでしょう。
誠実な対応をすることで、企業に対する印象を守れます。体調不良や予定の変更は誰にでも起こり得ますが、その際の行動こそが信頼につながるでしょう。
④ オンライン説明会でもマナーや服装に注意が必要?
オンラインであっても、マナーや服装への配慮は必要です。なぜなら、画面越しでも印象はしっかり伝わるからです。
背景が散らかっていたり、周囲がうるさい場所から参加したりすると、マイナスに受け取られてしまいます。表情や相づちで反応を示すことも、好印象を与えるポイントです。
服装については「私服可」とされていてもスーツを選ぶのが無難でしょう。オンラインでも、対面と同じくらいの気持ちで臨むことが、差をつけるコツと言えます。
⑤ 複数回参加しても企業に悪い印象を与えない?
同じ企業の説明会に何度も参加しても、悪い印象を与えることはありません。むしろ、熱意があると評価されることもあります。
テーマが異なる説明会や追加開催の回に出ることで、企業への理解が深まり、自分の志望動機にも厚みが出てくるでしょう。
ただし、毎回同じ質問をしたり、受け身な態度を取ったりするのは避けたほうがよいです。大切なのは、回数よりも「どのように参加するか」。
繰り返し参加することで企業との接点が増え、結果として選考でもプラスになるでしょう。
就活を左右する「会社説明会」の理解と準備がカギ

会社説明会とは、企業と学生が相互理解を深める貴重な場です。種類や探し方、メリット、マナーなど幅広く知っておくことで、就活を優位に進められます。
たとえば、選考の有無を事前に把握し、服装や持ち物を整えるだけでも印象は大きく変わるでしょう。さらに、会社説明会後の行動や対策まで意識することで、他の就活生と差をつけることが可能です。
結論として、会社説明会は単なる説明の場ではなく、選考への第一歩であり、自分に合う企業と出会うための重要な機会だといえます。
だからこそ、事前準備と行動の質が合否を分けるポイントになるのです。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。