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【例10選】自己紹介に使える「面白いキャッチコピー」|作り方と注意点も紹介

この記事では、自己紹介に使える面白いキャッチコピーについて解説しています。

選考通過を勝ち取るために差別化を意識する必要があります。実際に、印象に残る面白いキャッチコピーの効果や作り方も5ステップで紹介しているので、面接で好印象を獲得するために最後までしっかりと確認しましょう!

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目次

就活で「面白いキャッチコピー」を自己紹介に含める効果とは?

就活で面白いキャッチコピーを使うと、採用担当者に強く印象を残すことができます。限られた時間内で個性を伝えるには、普通の自己紹介では印象に残りにくいものです。

ここでは、面白いキャッチコピーが持つ主な効果を3つに分けて紹介します。

  1. 印象に残りやすくなる効果がある
  2. 限られた時間で自分の魅力を伝えられる
  3. 他の就活生と差別化ができる

① 印象に残りやすくなる効果がある

面白いキャッチコピーには、第一印象を強く残す力があります。たとえば「歩くスピーカーです」といった比喩表現は、聞いた瞬間にイメージが膨らみ、記憶にも残りやすいでしょう。

人は予想外の言葉やユニークな表現に自然と注意を向けるものです。特に面接では、似たような受け答えが続くなかで、一つ個性的な自己紹介があると、その人の印象がぐっと際立ちます。

無難な言い回しではなく、自分の特徴をユーモアを交えて表現することが、相手の興味を引く近道といえるでしょう。

② 限られた時間で自分の魅力を伝えられる

自己紹介の時間が限られている面接では、長々と話すよりも、ひとことで自分を表現できるキャッチコピーが効果的です。

「私は“笑顔の発電機”です」と伝えるだけで、明るくエネルギッシュな人物像が伝わります。さらに、その言葉をきっかけに会話が広がることも少なくありません。

事前に“自分らしさ”を象徴する言葉を考えておけば、印象的な導入として活用できるはずです。

③ 他の就活生と差別化ができる

就活では「真面目」「責任感がある」など、似たような言葉が並びがちです。そのなかで「バッテリーのようにエネルギー満タンです」といったユニークな表現を使えば、それだけで目を引く存在になれます

面白さを交えた表現は、自分にしかない個性を伝える手段です。結果的に「もっと話を聞いてみたい」と思わせる力につながるでしょう。

面接の自己紹介で面白いキャッチコピーが求められる理由

面接で「面白いキャッチコピー」が求められるのは、ただ目立つためではありません。限られた時間で自分を印象づけ、相手に覚えてもらうための手段として有効だからです。

ここでは、キャッチコピーが重要視される主な理由を3つ紹介します。

  1. 企業が応募者の人柄を知りたいから
  2. 短時間で印象づける必要があるから
  3. 面白さから人間性や価値観を判断できるから

① 企業が応募者の人柄を知りたいから

企業がキャッチコピーを重視するのは、応募者の人柄を短時間でつかむためです。履歴書やESでは伝わりづらい性格や雰囲気も、印象的なフレーズを通じて伝わりやすくなります。

たとえば「歩くスピーカーです」と言われれば、話すのが得意で明るい人という印象を持ちやすいでしょう。言葉のセンスや表現の仕方から、その人の価値観が自然とにじみ出るのもポイントです。

企業はスキルだけでなく、一緒に働きたいと思えるかどうかも見ています。

② 短時間で印象づける必要があるから

面接では限られた持ち時間の中で、自分を効果的にアピールすることが求められます。そんなときこそ、キャッチコピーが役立ちます。

「やる気全振りのブルドーザーです」と伝えれば、勢いのある行動派という印象を瞬時に与えられるでしょう。その後のトークにもつなげやすく、自己紹介全体の印象を大きく左右します。

短い時間でも自分らしさを伝えたい方は、あらかじめ一言で表現できる言葉を用意しておくと安心です。

③ 面白さから人間性や価値観を判断できるから

キャッチコピーに“面白さ”を込めることで、その人らしい視点や価値観が伝わります。「バッテリーみたいな人間です」といった言い回しには、エネルギッシュで止まらない性格がイメージできるはずです。

大切なのは、ただウケを狙うのではなく、自分の経験や強みとつながった表現にすること。面接官は言葉のセンスだけでなく、その背景にある人柄や考え方を見ています

だからこそ、自分自身を言い表すぴったりの一言を工夫して考えてみてください。

就活における「面白さ」には注意が必要

就活で面白いキャッチコピーが注目されることは多いですが、ただ笑いを取ればよいというものではありません。伝え方を間違えると、逆効果になることもあります。

ここでは、面白さを効果的に活かすために気をつけたいポイントを3つに整理しました。

  1. 面白さが自己PRの目的とズレていないか
  2. 無理に笑いを狙っていないか
  3. 面白さより「伝わること」が重視されているか

① 面白さが自己PRの目的とズレていないか

自己紹介の目的は、自分の強みや人柄を伝えることです。それなのに、面白さばかりを意識しすぎると、本来の内容がぼやけてしまうかもしれません。

もし、「おばあちゃんの知恵袋系大学生です」と言っても、具体的にどういう人なのかが伝わらなければ意味がないでしょう。キャッチコピーはあくまでも入り口です。

なぜその表現を使ったのかを説明できるかどうか、事前にしっかり考えておくことが大切です。

② 無理に笑いを狙っていないか

ウケを狙いすぎるキャッチコピーは、すべったときのリスクが大きいですし、場に合っていなければ「空気が読めない人」という印象を持たれてしまうかもしれません。

特に、大げさなネタや下品な表現は避けたほうが安心です。自然なユーモアは好印象につながりやすいので、等身大の自分をユーモラスに伝える方法を考えてみてください。

面白さを無理に演出するのではなく、自分の持ち味として活かしましょう。

③ 面白さより「伝わること」が重視されているか

面白さは大切ですが、それ以上に伝わることが重要です。例えが複雑すぎたり、背景の説明がなければ意味が伝わらなかったりするようなキャッチコピーは避けるべきでしょう。

面接は時間が限られており、瞬時に理解してもらえるかどうかが評価を左右します。伝えたいことを明確にし、そのうえで印象的な言い回しを工夫すると、説得力が生まれるものです。

まずは「伝わるかどうか」を基準に考えてみてください。

自己紹介での面白いキャッチコピーの作り方5ステップ

「面白いキャッチコピーを作りたいけれど、どう考えればいいのかわからない」という方も多いでしょう。ここでは、印象に残るキャッチコピーをつくるためのステップを5つに整理して紹介します。

  1. ステップ①:自分の長所・強みを書き出す
  2. ステップ②:最も伝えたい強みを1つに絞る
  3. ステップ③:例えや比喩を使って言い換える
  4. ステップ④:フレーズの裏付けとなるエピソードを用意する
  5. ステップ⑤:企業に合った表現かチェックする

ステップ① 自分の長所・強みを書き出す

まずは、自分の特徴をできるだけ多く書き出してみてください。特別なスキルや実績がなくても構いません。

「人の話をよく聞く」「小さなことに気づく」「空気を読むのが得意」など、身近な性格や行動も立派な強みになります。

思いついたことを制限なく並べていくことで、自分でも気づいていなかった一面に出会えるかもしれません。大切なのは、他人との比較ではなく、自分らしさに目を向けることです。

ステップ② 最も伝えたい強みを1つに絞る

強みを洗い出したら、次にするのはその中から「特に伝えたいこと」を1つに絞る作業です。たくさん伝えたい気持ちは理解できますが、キャッチコピーは一言でインパクトを与えるものだと思いましょう。

迷ったときは、自分が自信を持てることや、就活で最もアピールしたい特性に注目してみてください。この軸を明確にすることで、言葉選びもぶれにくくなります

ステップ③ 例えや比喩を使って言い換える

自分の強みが見えてきたら、それを印象的な言葉に変えてみましょう。具体的には、モノや動物、行動などを使って比喩表現にします。

たとえば「周囲に元気を与える」なら「笑顔の発電機」、「柔軟性がある」なら「カメレオン型人間」のような言い回しです。

こうした表現にすることで、聞き手の記憶にも残りやすくなり、自己紹介の第一声としても効果を発揮します。

ステップ④ フレーズの裏付けとなるエピソードを用意する

キャッチコピーだけがユニークでも、それを裏づける具体的なエピソードがなければ説得力は生まれません

もし「行動力のある人」と伝えるのなら、それを発揮したエピソードを準備しておく必要があります。「いつ」「どこで」「どんな場面で」その強みを発揮したかを整理して話せるようにしておきましょう。

面接では、キャッチコピー以上に、その中身が評価されます。

ステップ⑤ 企業に合った表現かチェックする

最後の仕上げとして、そのキャッチコピーが応募先企業に合っているかどうかを確認しましょう。企業によって重視する人物像は異なるため、あまりにも砕けすぎた表現が場にそぐわない可能性もあります。

企業研究で得た情報をもとに、トーンや言葉選びを調整してみてください。自分の個性を残しつつ、相手に伝わる表現になっているかを意識することが成功のポイントです。

面白いキャッチコピーを自己紹介で活かすポイント

自己紹介にユーモアのあるキャッチコピーを取り入れると、面接官の記憶に残りやすくなります。ただし、インパクトを狙うあまり伝わりにくくなると、逆効果になる可能性もあるでしょう。

ここでは、伝わるキャッチコピーを効果的に活用するための具体的な工夫を紹介します。

  1. 具体的な言葉・数字を入れる
  2. 反対の言葉を組み合わせてユニークにする
  3. 一言で伝わるインパクトを意識する
  4. 言葉のリズムや語感にこだわる

① 具体的な言葉・数字を入れる

キャッチコピーに説得力を持たせるには、抽象的な表現よりも、具体的な言葉や数字を加えることが効果的です。

たとえば「人に寄り添えるタイプ」よりも、「週3回、友人の相談に乗る“寄り添い型サポーター”」といった表現のほうが、相手に伝わりやすくなります。

行動や実績を振り返って、数字や明確なエピソードを取り入れてみてください。

② 反対の言葉を組み合わせてユニークにする

個性を引き出すには、対照的な言葉の組み合わせを試してみましょう

たとえば「静かなムードメーカー」や「大胆な慎重派」のように、一見矛盾する言葉をあえて並べることで、興味を引く表現になります。面接官も「どんな人だろう?」と関心を持ちやすくなるでしょう。

ただし、伝わりづらくなることもあるため、補足説明を加えることをおすすめします。

③ 一言で伝わるインパクトを意識する

自己紹介の冒頭で使うキャッチコピーは、短く覚えやすい表現が効果的です。長くて複雑なフレーズよりも、「一度聞いたら忘れない“歩く付箋”」のようにシンプルかつ個性的な言葉が印象に残りやすいでしょう。

短い中にも、自分らしさを明確に込めることを意識してください。

④ 言葉のリズムや語感にこだわる

記憶に残るキャッチコピーには、音の響きやテンポの良さも大きく影響するでしょう。たとえば「やる気全振りのブルドーザー」や「笑顔の発電機」などは、言葉のリズムがよく耳に残ります。

意味だけでなく、声に出したときの聞き心地にも注目しながら、表現を工夫してみてください。語感が良ければ、それだけで伝わり方が変わるでしょう。

自己紹介で差がつく面白いキャッチコピー例一覧

就活の面接では、第一印象が選考結果に大きく影響すると言われています。そのなかで「面白いキャッチコピー」を使えば、他の学生と差をつけることができるでしょう。

ユーモアを交えながらも自分らしさをしっかり伝えれば、面接官の記憶に残る自己紹介ができます。ここでは、ジャンル別に厳選した例文を紹介しています。

  1. 吸収力・行動力・チャレンジ精神系
  2. 情報伝達・共感・リーダーシップ系
  3. ポジティブ・明るさ・人間関係構築系
  4. 論理・計画性・落ち着き系
  5. 独創性・柔軟性・自己成長系

① 吸収力・行動力・チャレンジ精神系

新しいことをすばやく吸収し、すぐに行動に移す。そして挑戦を恐れず、トライし続ける。このような姿勢は、どんな職場でも強みになります。

特に成長志向の企業では、高く評価される傾向があるでしょう。

《キャッチコピー例》

  • スポンジのように何でも吸収します
  • 習得スピードは2倍速のYouTube
  • 成長欲のかたまりです
  • 考えすぎてメモリがパンパンな“人間PC”
  • 行動力で押し切る“カーナビ無視型ドライバー”
  • 即日対応の行動派です
  • 思いついたらまず手を動かします
  • トライアンドトライがモットーです
  • 課題に突進!“やる気全振りのブルドーザー”
  • 三度の飯よりフィードバック好きです

《解説》
このジャンルでは、成長スピードの速さ・吸収力・挑戦への積極性などが伝わります。エネルギッシュな印象を与えたい人におすすめです。

② 情報伝達・共感・リーダーシップ系

「人に伝える」「人の話を聞く」「周囲をまとめる」といった力は、社会人としての基本でもあります。この系統の表現は、協調性と信頼性を高く評価される場面で有効です。

《キャッチコピー例》

  • 話せば伝わる“声のチューナー”です
  • 説明書いらずのコミュニケーション
  • 話せばわかる“伝わる力”の持ち主
  • “うんうん”のプロです
  • 耳の大きい相談相手です
  • 人に寄り添う“音声ガイドつき地図”
  • 巻き込み力は台風並みです
  • 動かない壁を動かすファシリテーター
  • まとめ役の自動設定がON
  • 社交性抜群の“移動型Wi-Fi”です

《解説》
伝達力・傾聴力・まとめ役のスキルをユニークに表現しています。チーム連携やコミュニケーションを重視する企業に特におすすめです。

③ ポジティブ・明るさ・人間関係構築系

明るくポジティブな雰囲気を持ち、人との距離を自然と縮められる力は、どの業界でも重宝されます。第一印象を良くしたい人におすすめです。

《キャッチコピー例》

  • 笑顔の発電機、ずっと動いてます
  • どこでも太陽です
  • 人見知り知らずのムードメーカー
  • 場を明るくする“ポケット照明”です
  • 愛され系エンターテイナーです
  • なぜか可愛がられるタイプです
  • ゆるキャラ精神で就活中です
  • 話しかけやすさ◎な雰囲気作り屋
  • 信頼関係は“最初の5分”で作ります
  • 第一印象のマジシャンです

《解説》
ポジティブな印象や人間関係構築のしやすさを示すキャッチコピーを集めています。明るさや親しみやすさを伝えたい人にぴったりです。

④ 論理・計画性・落ち着き系

計画性や思考力、冷静な判断力は、仕事を着実に進めるうえで欠かせません。安定感のある人物像をアピールする際に効果的です。

《キャッチコピー例》

  • タスク管理はGoogleカレンダーより正確です
  • 段取り命な現場監督です
  • 予定の鬼と呼ばれています
  • ブレない万年筆タイプです
  • 判断基準は“まず落ち着こう”です
  • 緊張より沈着、笑顔より信頼感
  • 空気を読みすぎる“気圧計”です
  • 情報整理が趣味なタイプです
  • 脳内ホワイトボード持ってます
  • 自分にツッコミを入れがちです

《解説》
堅実さや冷静さを伝える比喩を使うことで、落ち着いた性格や信頼感を印象づけられます。計画性や論理性を評価されたい方に適しています。

⑤ 独創性・柔軟性・自己成長系

変化に強く、柔軟な発想で行動できる人材は、どんな組織にも必要とされています。ここでは、自分らしい考え方や創造性をアピールしたい人に最適です。

《キャッチコピー例》

  • 一度見たら忘れられない“歩く付箋”です
  • 発想力=常識の外側です
  • 人と違って当たり前の発想回路です
  • 見えないところを可視化する“ファインダー”です
  • 常識と非常識の間がホームポジションです
  • 変化を楽しむトランスフォーマーです
  • 昨日の自分とは違う自分がここにいます
  • アップデートし続ける自分が好きです
  • 褒められて伸びる、伸びしろ無限な“バルーン人間”です
  • 好奇心をエネルギーに変える探検隊長です

《解説》
発想力や適応力、成長意欲を比喩でわかりやすく表現しています。独創性をアピールしたい方や、自分ならではの視点を伝えたい方におすすめです。

就活の自己紹介で使える!面白いキャッチコピー例文

「面白い自己紹介をしたいけれど、どんなキャッチコピーが効果的なのか分からない」と悩んでいませんか?

ここでは、就活の面接で印象を残すために使えるユニークなキャッチコピー例文を厳選して紹介します。 あなたの個性を言葉で表現するヒントがきっと見つかるはずです。

  1. 例文①:一度見たら忘れられない“歩く付箋”
  2. 例文②:笑顔の発電機、ずっと動いてます
  3. 例文③:三度の飯よりフィードバック好き
  4. 例文④:空気を読みすぎる“気圧計”
  5. 例文⑤:考えすぎてメモリがパンパンな“人間PC”
  6. 例文⑥:社交性抜群の“移動型Wi-Fi”
  7. 例文⑦:褒められて伸びる、伸びしろ無限な“バルーン人間”
  8. 例文⑧:人に寄り添う“音声ガイドつき地図”
  9. 例文⑨:行動力で押し切る“カーナビ無視型ドライバー”
  10. 例文⑩:課題に突進!“やる気全振りのブルドーザー”

例文①:一度見たら忘れられない“歩く付箋”

就活の面接では、第一印象で記憶に残るキャッチコピーが有効です。ここでは、「覚えてもらいやすさ」と「自分らしさ」を掛け合わせた例文を紹介します。

《例文》

私は「歩く付箋」です。どこへ行っても、周囲の人から「メモ魔だね」と言われるほど、常にメモ帳を持ち歩いています。

きっかけは大学1年の時、ゼミの発表で準備不足が原因で答えに詰まってしまった経験です。

それ以来、「忘れないために」「誰かの役に立つために」をモットーに、授業でもアルバイトでも、小さな気づきを書きとめることを習慣にしています。

そのメモを活かして提案した改善案が評価され、バイト先で表彰されたこともあるほどです。どんな状況でも情報を整理し、行動につなげる姿勢には自信があります。

《解説》
「歩く付箋」というユニークな比喩を使い、自分の習慣や強みを印象づけています。ありふれた経験でも“習慣化”や“工夫”があれば魅力的に伝えられます。

例文②:笑顔の発電機、ずっと動いてます

ここでは、「明るさ」や「場を和ませる力」をアピールするタイプのキャッチコピーの例文を紹介します。面接での第一印象を良くしたい方におすすめです。

《例文》

私は「笑顔の発電機」です。高校時代の文化祭で司会を務めたとき、トラブルが続出し、会場が不安な雰囲気に包まれたことがあります。

そのとき、私はとにかく笑顔を絶やさず、明るく状況を実況することで場を盛り上げることに努めました。

結果的に「一番安心した」「司会が頼もしかった」と多くの人に声をかけてもらい、自分の笑顔には場の空気を変える力があると気づきました。

大学ではオープンキャンパスの案内係や、飲食店の接客アルバイトでもこの強みを活かし、初対面の人にも安心感を持ってもらえるよう心がけています。

《解説》
「笑顔=発電機」という比喩で、明るさとエネルギーを印象づけています。誰かを元気にした経験がある場合は、そのエピソードを活かして自己紹介に組み込むのが効果的です。

例文③:三度の飯よりフィードバック好き

ここでは、「成長意欲」や「向上心」をユーモアを交えて表現したキャッチコピーの例文を紹介します。積極的に学びを吸収する姿勢を印象づけたい方におすすめです。

《例文》

私は「三度の飯よりフィードバック好き」です。大学1年の頃、英語のプレゼン課題で発音を指摘されたことがきっかけで、「指摘=成長のチャンス」だと感じるようになりました。

以来、ゼミやアルバイト、インターンの振り返りでも積極的に「どこを直したらいいか」を聞くようにしています。

実際に、カフェのアルバイトでは先輩のアドバイスを取り入れたことで接客力が上がり、店舗の売上表彰で個別に名前を挙げてもらったこともあります。

失敗も指摘もポジティブに受け止め、次にどう活かすかを考えるのが自分らしさだと思っています。

《解説》
成長意欲をキャッチーに伝えるには、印象的な比喩を使いましょう。「好き」や「夢中」をテーマにした表現は、前向きな印象を与えやすくなります

例文④:空気を読みすぎる“気圧計”

ここでは、「気配り力」や「周囲への配慮」をテーマにしたキャッチコピーの例文を紹介します。協調性をアピールしたい就活生に向いています。

《例文》

私は「空気を読みすぎる“気圧計”」です。小さい頃から、周囲の空気の変化に敏感で、友人同士のトラブルや、授業中の空気の重さを察しては、自分なりに和らげる行動をとってきました。

大学では、ゼミのグループワークでメンバーの意見が対立した際、両者の主張を丁寧に整理しながら共通点を見つけ、議論の落としどころを探る役割を自然と担っていました。

その結果、「〇〇さんがいたから話し合いが進んだ」と感謝された経験があります。

人の気持ちに寄り添い、場の雰囲気を読みながら行動する力は、チームの中で信頼を築く上での自分の強みだと思っています。

《解説》
比喩を使うことで、「気配り力」という抽象的な要素を具体的に印象づけています。相手目線の行動ができた経験がある人は、それを軸にストーリーを構成すると効果的です。

例文⑤:考えすぎてメモリがパンパンな“人間PC”

ここでは、「慎重さ」や「思考力」をユニークに表現する例文を紹介します。物事をじっくり考えるタイプの方にぴったりの内容です。

《例文》

私は「考えすぎてメモリがパンパンな“人間PC”」です。何事も納得するまで考え抜く性格で、大学のゼミ発表では毎回、膨大なリサーチと資料を用意してから臨みます。

2年生のとき、グループ発表の担当になった際には、自分の意見だけでなく、他のメンバーの主張まで整理して構成を作り、最終的に「全員が納得できる流れ」に仕上げたことで、教授から高評価をいただきました。

考えすぎて頭がパンクしそうになることもありますが、その分だけ「丁寧に準備して確実に仕上げる」という自分の強みに繋がっていると思っています。

《解説》
「人間PC」という比喩は、堅実さや情報処理力をユーモラスに伝えられます。真面目さを伝えるときは、弱みも含めて親しみやすい表現に変換するのがおすすめです。

例文⑥:社交性抜群の“移動型Wi-Fi”

ここでは、「コミュニケーション能力」や「社交性」をアピールしたい方向けの例文を紹介します。人とのつながりを強みにしたい方におすすめです。

《例文》

私は「社交性抜群の“移動型Wi-Fi”」です。新しい場所や人と出会うときでも、すぐに溶け込めるのが自分の強みとなっています。

大学のサークルでは、毎年新入生歓迎会の司会を務めており、「場の空気を和ませるのがうまい」と言われることが多くありました。

また、旅行先やアルバイト先でも、年齢や背景の違う人と話すのが好きで、いつの間にか話題の中心になっていることもあります。

どこにいても自然と人との接点をつくれるこの性格は、チームワークを重視する場面や初対面の多い営業職などでも必ず活かせると考えています。

《解説》
「Wi-Fi」という比喩を使うことで、人とのつながりや対応力の高さをわかりやすく伝えています。明るさや社交性は、具体的な場面や評価を交えて語ると説得力が増します。

例文⑦:褒められて伸びる、伸びしろ無限な“バルーン人間”

ここでは、「素直さ」や「成長意欲」をテーマにしたキャッチコピーの例文を紹介します。ポジティブ思考で努力できるタイプの方に向いています。

《例文》

私は「褒められて伸びる、伸びしろ無限な“バルーン人間”」です。高校時代、部活動のコーチに「その調子!」と声をかけられただけで自信が湧き、自己ベストを更新した経験があります。

それ以降、私は人の言葉を素直に受け取り、前向きに吸収する力を大切にしてきました。

大学ではカフェのアルバイトをしており、先輩から「接客が丁寧」と言われたことをきっかけに、自主的にマニュアルを見直し、後輩の指導係を任されるまでになりました。

人からのフィードバックをバネにしてどんどん成長していける自分は、風船のように上昇し続けていけるのが強みだと思っています。

《解説》
比喩とポジティブな語感を組み合わせることで、成長力を親しみやすく伝えています。努力型の人は、何をきっかけに変化したかを明確にするのがポイントです。

例文⑧:人に寄り添う“音声ガイドつき地図”

ここでは、「サポート力」や「共感力」を軸にしたキャッチコピー例文を紹介します。人を支える役割が得意な方に適した表現です。

《例文》

私は「人に寄り添う“音声ガイドつき地図”」です。大学ではオープンキャンパスの学生スタッフをしており、初めての来場者に分かりやすく道案内をする機会が多くありました。

最初は地図を配るだけでしたが、「不安そうな表情」や「迷っている様子」に気づき、自分から声をかけて丁寧に案内するよう心がけてきました。

その対応をきっかけに「あなたの案内が一番安心できた」と言われた経験があります。人の気持ちを察し、相手に合った言葉で寄り添えることが私の強みです。

このキャッチコピーには、「自分が誰かの安心材料になりたい」という思いを込めました。

《解説》
共感力や気配りを伝えるには、相手から感謝された具体的な経験を盛り込むのが効果的です。比喩表現は、機能と感情の両面を連想させるものを選ぶと伝わりやすくなります。

例文⑨:行動力で押し切る“カーナビ無視型ドライバー”

ここでは、「行動力」や「チャレンジ精神」をアピールする例文を紹介します。考えるより動くタイプの強みを表現したい方におすすめです。

《例文》

私は「行動力で押し切る“カーナビ無視型ドライバー”」です。細かく道順を決めるより、「とりあえずやってみよう」と動くことが多いタイプだと思っています。

大学では学園祭の企画運営に携わり、ある年は屋外イベントの司会を急きょ引き受けることになりました。

経験も準備も不十分でしたが、「とにかくやってみよう!」とその場に飛び込み、アドリブで進行を務めたこともあります。

結果として「雰囲気が明るくなった」と先生や後輩から好評をいただき、大きな自信にもつながりました。

計画通りでなくても、自分の行動が周囲を動かせると信じて、まず一歩を踏み出すことを大切にしています。

《解説》
ユーモラスな比喩で行動力を表現し、エピソードで説得力を加えています。瞬発力や決断力を伝えるには、迷いながらも踏み出した経験を書くと効果的です。

例文⑩:課題に突進!“やる気全振りのブルドーザー”

ここでは、「やる気」や「粘り強さ」をテーマにしたキャッチコピー例文を紹介します。困難にも正面から挑む姿勢を伝えたい方におすすめです。

《例文》

私は「課題に突進!やる気全振りのブルドーザー」です。大学の必修授業で難解なグループワークに取り組んだ際、最初は誰も積極的に動かず、進行が止まっていました。

そんな状況でも「誰かがやらないと始まらない」と思い、資料集めから発表資料の作成、メンバーへの共有まで率先して引き受けた経験があります。

無我夢中で進めていたところ、「〇〇さんがいなかったら絶対に終わらなかった」と感謝され、発表も高評価を得ることができました。

慎重さには欠けるかもしれませんが、目の前の課題には全力でぶつかり、最後までやりきる力が自分の強みです。

《解説》
“ブルドーザー”という比喩で、エネルギッシュな姿勢を印象づけています。多少不器用でも、とにかくやり抜いた経験があれば、行動力や責任感を強くアピールできます。

キャッチコピーが思いつかないときの対処法

面接で急にキャッチコピーを求められても、すぐには浮かばないこともあります。そんなときに焦らず対応できるよう、いくつかの対処法を知っておくと安心です。

  1. 沈黙を避けるため考える時間をもらう
  2. 焦らず自信を持って言い切る
  3. キャッチコピーの意味をエピソードで説明する

① 沈黙を避けるため考える時間をもらう

その場でぴったりの言葉が思い浮かばない場合は、「少しだけ考えさせていただいてもよろしいですか?」と、丁寧に時間をもらいましょう。数秒でも間があることで、頭の整理がしやすくなります

無言で沈黙するよりも、きちんとコミュニケーションを取ろうとする姿勢が好印象につながるでしょう。

また、事前に複数のキャッチコピーを用意しておけば、急な質問にも余裕を持って対応できるようになります。

普段から、自分の強みを短い言葉に置き換える練習をしておくと、いざというとき役立つでしょう。

② 焦らず自信を持って言い切る

たとえ即興で考えたキャッチコピーであっても、自信を持って堂々と話すことが大切です。キャッチコピー自体の完成度よりも、それをどう伝えるかが印象を大きく左右します。

短くてもいいので、はっきりとした口調で言い切ると説得力が増すでしょう。自信がないまま話すと、どんなに内容が良くても弱く見えてしまいがちです。

自分の魅力を信じ、「これが自分らしさです」と迷いなく言える気持ちが、面接官にも好意的に伝わるでしょう。

③ キャッチコピーの意味をエピソードで説明する

ユニークなキャッチコピーは印象に残りますが、意味が伝わらないと逆効果になることもあります

たとえば「歩く相談所」という言葉は面白くても、説明がないと具体的なイメージがわきにくいかもしれません。

しかし「大学時代、毎月10件以上友人から相談を受けていたので、周囲からそう呼ばれていました」と一言加えるだけで、ぐっと説得力が増します。

このように、キャッチコピーの裏側にある実体験や具体例をセットで伝えることで、共感や納得を得やすくなるでしょう。面接官の記憶にも残りやすくなります。

面白いキャッチコピーを作るときの注意点

キャッチコピーにユーモアを取り入れることは、面接での印象を高める有効な手段です。

ただし、伝わり方によってはマイナスに働く可能性もあります。相手にしっかり伝わる表現になっているかを確認することが大切です。

  1. ウケを狙いすぎていないか
  2. 内容が誇張や嘘になっていないか
  3. 伝わりにくい難解な表現になっていないか

① ウケを狙いすぎていないか

つい笑いを取ろうと力が入りすぎて、不自然な発言ややりすぎた表現になってしまうことがあります

その結果、本来アピールすべき強みやエピソードが薄れてしまい、面接官に伝わらなくなるのは本末転倒です。

あくまで大切なのは、自分らしさがしっかり伝わること。面白さはあくまで“引き立て役”であり、無理に笑わせようとせず自然体でいることが、かえって好印象につながります。

ウケ狙いより、等身大の言葉で表現してみてください。

② 内容が誇張や嘘になっていないか

インパクトを出したい一心で事実と異なることを言ってしまうと、面接中に話の辻褄が合わなくなり、不信感を持たれてしまう可能性があります。

特にキャッチコピーは短く強い言葉になりやすいため、裏にあるエピソードが事実とズレていると説得力を失ってしまいます。

多少の言い回しの工夫は問題ありませんが、誇張や嘘と受け取られる内容になっていないかは必ず見直しましょう。一貫性のあるストーリーに仕上げることが信頼感につながります

③ 伝わりにくい難解な表現になっていないか

比喩や独自の言い回しは個性を表現するうえで効果的ですが、それが伝わらなければ逆効果です。

あまりに抽象的なメタファーや、日常生活で使わないような言葉を使うと、面接官が意図をくみ取れず戸惑ってしまうこともあります。

また、専門用語や業界特有の言い回しも、文脈がなければ理解しづらくなってしまうため避けたほうが無難です。

誰が聞いてもすっとイメージできるような、身近で明確な表現を心がけましょう。伝わることを第一に考える姿勢が大切です。

自己紹介に活きる面白いキャッチコピーとは何か?

就活の面接で印象に残るには、短時間で自分の魅力を伝える工夫が欠かせません。面白いキャッチコピーは、自己紹介を強化し、他の就活生との差別化に役立ちます。

とはいえ、笑いを狙いすぎたり、誇張がすぎたりすれば逆効果になる恐れもあります。自分らしさを損なわず、かつ企業に伝わる表現を選ぶことが重要です。

5つのステップを意識して言葉を磨き、例文を参考にして工夫すれば、自信を持って話せるキャッチコピーが見つかるでしょう。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。