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会社説明会の案内メールは返信必須?好印象を与える書き方を解説

この記事では、会社説明会の案内メールに対しての返信が必要なのかについて解説しています。

実際に返信を送る際のメールの書き方やメールがすぐに作れる便利なテンプレシートも作成しているので、最後まで必見の内容ですよ。

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目次

会社説明会の案内メールへの返信は強制ではないが、しておくと好印象

会社説明会の案内メールを受け取ったとき、「返信が必要なのか」「返信しないと印象が悪くなるのか」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

実際には企業や案内文の内容によって対応が変わるため、まずは基本的な考え方を押さえておくことが大切です。

結論からいえば、会社説明会の案内メールには原則として返信したほうが良いでしょう。

たとえ「返信不要」と記載されていた場合でも、参加の意思を丁寧に伝えることで、相手に好印象を与えることができます。

企業は案内の返信を通じて、学生の対応力やマナーも見ていることがあるため、返信をしないことで「やる気が感じられない」と思われてしまうかもしれません。

とはいえ、すべてのメールに返信が必要というわけではありません。案内文に「ご都合がよろしければ返信ください」と書かれている場合は、返信が求められていると考えてください。

一方で、「返信不要」と明記されている場合でも、返信を送る就活生は一定数います。そのような丁寧な対応は、企業から評価される可能性も高いです。

迷ったときは、返信しておくのが無難です。少しの手間で印象を良くすることができるため、就活における基本的なマナーとして身につけておきたい対応といえるでしょう。

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会社説明会の案内メールの返信の書き方

会社説明会の案内メールに返信するときは、マナーを押さえた基本構成で書くことが大切です。特に件名・宛名・本文・署名の4つの要素は、どれも採用担当者に与える印象を左右するでしょう。

ここでは、それぞれの書き方のポイントをわかりやすく解説します。

  1. 件名:簡潔に用件が伝わるようにする
  2. 宛名:企業名・部署名・担当者名を正確に書く
  3. 本文:丁寧かつ簡潔な文章でまとめる
  4. 署名:氏名・大学名・連絡先を明記する

① 件名:簡潔に用件が伝わるようにする

件名は、メールの印象を決める最初のポイントです。採用担当者は多くのメールを受け取るため、ひと目で内容がわかる件名が望まれます

たとえば、「会社説明会の参加について(〇〇大学 氏名)」のように、用件と差出人が一目で分かる形式が適切です。

件名が長すぎたり曖昧だったりすると、開封が後回しになるかもしれません。簡潔で伝わりやすい表現を心がけてください。

② 宛名:企業名・部署名・担当者名を正確に書く

宛名は相手への敬意が表れる部分です。基本は「〇〇株式会社 人事部 〇〇様」と記載し、略称や敬称の誤りがないよう注意しましょう。

もし担当者名が分からない場合は、「採用ご担当者様」と書くと丁寧です。企業によっては部署名が異なる場合もあるので、メール本文や公式サイトで正確な情報を確認してから書いてください。

③ 本文:丁寧かつ簡潔な文章でまとめる

本文では、まずお礼の言葉から始め、そのあとに参加希望や必要事項を伝えましょう

たとえば、「このたびは会社説明会のご案内をいただき、ありがとうございます。下記日程で参加を希望いたします」といった書き出しが自然です。

長くなりすぎないよう注意し、内容を簡潔にまとめてください。また、敬語や言葉遣いにも気を配りましょう。不安な場合は声に出して読み直してみると、文章の自然さを確認しやすくなります。

④ 署名:氏名・大学名・連絡先を明記する

署名は、自分が誰であるかを相手に正確に伝えるための要素です。本文の最後に、氏名・大学名・学部・学年・メールアドレス・電話番号を記載してください。

一般的な書き方としては「〇〇大学〇〇学部4年 氏名:〇〇〇〇 メール:xxxxx@example.com」などが良いです。

署名が抜けていると、相手が返信しにくくなることもあります。署名のテンプレートをあらかじめ用意しておくと、毎回入力の手間が省けて便利です。

会社説明会の案内メールに返信する際のポイント

会社説明会の案内メールに返信するときは、丁寧さと正確さが求められます。返信不要と記されていても、返信することで好印象を与えることもあるでしょう。

ここでは、メール返信時に見落としがちな注意点を4つ紹介します。

  1. 基本的に24時間以内に返信する
  2. メールの誤字脱字を必ず確認する
  3. 就活にふさわしいメールアドレスを使用する
  4. テキスト形式で送信する

① 基本的に24時間以内に返信する

会社説明会の案内メールは、なるべく早く返信するのが望ましいです。特に参加可否を確認する内容なら、遅れることで参加枠が埋まってしまう可能性もあります。

目安は受信から24時間以内。返信の早さは、丁寧さや誠実さの評価にもつながります。忙しいときでも、内容だけでも早めに確認し、可能な限り速やかに返信してください。

② メールの誤字脱字を必ず確認する

誤字や脱字があると、せっかくの丁寧な文面も台なしになってしまいます。読み手に「雑な印象」を与える原因にもなりかねません。文章を入力し終えたら、いったん声に出して読んでみましょう

スマートフォンを使うと変換ミスが起きやすいので、特に注意が必要です。少しの確認が、信頼感を高めるポイントになります。

③ 就活にふさわしいメールアドレスを使用する

プライベートで使っているアドレスが、就活向きでない場合は注意が必要です。たとえば、「lovexxx@〜」といったカジュアルすぎるものは避けてください

「姓.名.大学名」など、誰のメールかが一目でわかる形式が理想的です。メールアドレス1つにも、社会人としての意識が表れます

④ テキスト形式で送信する

ビジネスメールでは、テキスト形式が基本です。HTML形式のメールは、受信環境によっては崩れてしまうことがあります。また、画像や装飾を含むメールはフォーマルな場にはふさわしくありません。

事前に設定を見直して、テキスト形式で送信するようにしておきましょう。

会社説明会の案内メールへの返信例文

説明会の案内メールを受け取ったものの、どのように返信すれば良いか迷っている方も多いのではないでしょうか。

参加の意思表示や日程調整、参加が難しい場合の断り方など、状況ごとに適切な返信が求められるものです。ここでは、代表的なケースごとの例文を紹介し、迷わず返信できるようサポートします。

  1. 説明会に参加する場合の返信例文
  2. 複数の候補日時から参加希望を選ぶ場合の返信例文
  3. 参加が難しい場合の返信例文
  4. 別日程の開催について確認する場合の返信例文
  5. 遅れて返信する場合の返信例文
  6. オンライン説明会に参加する場合の返信例文

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① 説明会に参加する場合の返信例文

会社説明会に参加の意思を伝える返信メールは、第一印象を左右する重要な一通です。ここでは、就活生が実際に使える丁寧で自然な参加返信例文を紹介します。

《例文》

件名:会社説明会への参加について(〇〇大学 氏名)

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇〇〇と申します。

このたびは会社説明会のご案内をいただき、誠にありがとうございます。

ぜひ参加させていただきたく、下記日程にて出席を希望いたします。

【参加希望日】〇月〇日(〇)〇時〜

当日は貴社の業務内容や社風について深く理解を深められる機会にできればと考えております。
どうぞよろしくお願いいたします。

〇〇大学〇〇学部〇年
氏名:〇〇〇〇
メール:xxxxx@example.com
電話:090-xxxx-xxxx

《解説》
会社説明会への参加返信では、「参加意思」「具体的な日程」「意欲」を明確に伝えることが大切です。日程を明記し、結びに一言添えることで、丁寧かつ前向きな印象を与えましょう。

② 複数の候補日時から参加希望を選ぶ場合の返信例文

企業から複数の候補日を提示された際は、なるべく早めに参加可能な日時を明記して返信することが大切です。ここでは、そのような状況に対応した返信例文を紹介します。

《例文》

件名:会社説明会の参加日時について(〇〇大学 氏名)

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇〇〇と申します。

このたびは会社説明会のご案内をいただき、誠にありがとうございます。

ご提示いただきました候補日の中から、下記日程にて参加を希望いたします。

【参加希望日】〇月〇日(〇)〇時〜

学生時代にゼミで御社の業界について学び、以前から関心を持っておりました。

当日は貴社の業務内容についてさらに理解を深める機会にできればと存じます。

何卒よろしくお願いいたします。

〇〇大学〇〇学部〇年
氏名:〇〇〇〇
メール:xxxxx@example.com
電話:090-xxxx-xxxx

《解説》
複数日程の中から選ぶ場合は、「希望日を明確に伝える」ことが重要です。企業への関心や参加意欲も一言添えると、丁寧で印象のよい返信になります。

③ 参加が難しい場合の返信例文

どうしても会社説明会への参加が難しい場合でも、丁寧にお詫びと感謝を伝えることで、企業に誠意ある印象を残すことができます。ここでは、辞退する際の適切な返信例文を紹介しましょう。

《例文》

件名:会社説明会についてのお詫び(〇〇大学 氏名)

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇〇〇と申します。

このたびは会社説明会のご案内をいただき、誠にありがとうございました。

せっかくご案内をいただいたにもかかわらず、当日は大学の定期試験と日程が重なっており、やむを得ず参加を見送らせていただきます。

貴社の事業内容や社風には以前より強く関心を持っており、今後選考の機会がございましたら、ぜひ応募させていただきたく存じます。

ご迷惑をおかけし申し訳ございませんが、何卒ご容赦くださいますようお願いいたします。

〇〇大学〇〇学部〇年
氏名:〇〇〇〇
メール:xxxxx@example.com
電話:090-xxxx-xxxx

《解説》
参加できない場合も、丁寧に「理由」「謝意」「今後の意欲」をセットで伝えると印象が良くなります。断るメールも、今後につながる大事なコミュニケーションです。

④ 別日程の開催について確認する場合の返信例文

提示された説明会の日程に参加できない場合でも、参加の意欲をしっかり伝えたうえで、別日程の有無を丁寧に尋ねることが大切です。以下に、その際の返信例を紹介します。

《例文》

件名:会社説明会の日程についてのご相談(〇〇大学 氏名)

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇〇〇と申します。

このたびは会社説明会のご案内をいただき、誠にありがとうございます。

ぜひ参加したいと考えておりますが、あいにくご提示いただいた日程は大学のゼミ発表と重なっており、出席が難しい状況です。

大変恐れ入りますが、同様の説明会を他の日程でも開催されているようでしたら、参加させていただきたく、ご相談させていただきました。

貴社の取り組みや社風について理解を深めたく、何卒よろしくお願いいたします。

〇〇大学〇〇学部〇年
氏名:〇〇〇〇
メール:xxxxx@example.com
電話:090-xxxx-xxxx

《解説》
別日程を確認する際は、「参加の意欲」と「やむを得ない事情」を両立して伝えるのがポイントです。柔らかい表現を使い、相手に配慮した言い回しを意識しましょう。

⑤ 遅れて返信する場合の返信例文

説明会の案内メールに気づかず、返信が遅れてしまった場合でも、誠意ある対応を心がければ挽回は可能です。ここでは、返信が遅れたことを丁寧にお詫びしつつ参加希望を伝える例文を紹介します。

《例文》

件名:会社説明会への返信の遅れについて(〇〇大学 氏名)

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇〇〇と申します。

このたびは会社説明会のご案内をいただき、誠にありがとうございました。

ご連絡に気づくのが遅れてしまい、返信が遅くなりましたことを深くお詫び申し上げます。

もしまだご参加が可能であれば、下記日程にて参加させていただきたく存じます。

【参加希望日】〇月〇日(〇)〇時〜

貴社の業務内容や社風について学べる貴重な機会と考えております。

このような形でのご連絡となり恐縮ではございますが、何卒よろしくお願いいたします。

〇〇大学〇〇学部〇年
氏名:〇〇〇〇
メール:xxxxx@example.com
電話:090-xxxx-xxxx

《解説》
返信が遅れた場合は、素直にお詫びしたうえで参加希望を明確にしましょう。「まだ可能であれば」と添えることで、相手の都合に配慮する姿勢も伝わります。

⑥ オンライン説明会に参加する場合の返信例文

オンライン説明会に参加する場合でも、参加の意思を丁寧に伝えることは印象アップにつながります。ここでは、ZoomやTeamsなどを利用した説明会参加の返信例文を紹介しましょう。

《例文》

件名:オンライン会社説明会への参加について(〇〇大学 氏名)

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇〇〇と申します。

このたびはオンライン会社説明会のご案内をいただき、誠にありがとうございます。

ぜひ参加させていただきたく、下記日程で出席を希望いたします。

【参加希望日】〇月〇日(〇)〇時〜

初めてのオンライン形式での説明会参加となりますが、通信環境等を整えて当日に臨みたいと考えております。

貴社の業務内容や社風を理解する貴重な機会として、大切に参加させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

〇〇大学〇〇学部〇年
氏名:〇〇〇〇
メール:xxxxx@example.com
電話:090-xxxx-xxxx

《解説》
オンライン説明会では、参加の意欲とともに環境準備への意識を伝えると安心感を与えられるでしょう。「通信環境」や「意気込み」に触れると、信頼感を高める効果があります。

会社説明会後にお礼メールは送るべき?

会社説明会に参加したあと、「お礼メールを送るべきかどうか」と迷う人は多いでしょう。結論から言えば、送らなくても選考に進めることはありますが、送ることで印象が良くなる可能性は高まります

ここでは、お礼メールを送るメリットや注意点をわかりやすく解説していきましょう。

会社説明会後にお礼メールを送ることは、感謝の気持ちを伝えるだけでなく、自分の誠実さや丁寧さをアピールする機会にもなります。

特に印象に残った話題や学びがあれば、それをひと言添えることで、企業の担当者に覚えてもらいやすくなるでしょう。

もちろん、お礼メールを送らなかったからといって評価が下がるわけではありません。しかし、数ある応募者の中でプラスの印象を与えるきっかけになるなら、活用しない手はありません。

メールを送るタイミングとしては、当日から遅くとも翌日までが目安です。長文である必要はなく、簡潔で心のこもった文章が好印象につながります。

少しの手間で好意を伝えられるなら、積極的に取り入れてみてください。

会社説明会後のお礼メールのポイント

会社説明会に参加したあと、「お礼メールを送るべきか」「どう書けばよいのか」と迷う方は多いでしょう。伝えるべきポイントを押さえれば、相手に好印象を与えられます。

ここでは、効果的な書き方を3つの視点で紹介しましょう。

  1. お礼に加えて説明会の感想を伝える
  2. 今後の選考や関心について触れる
  3. 返信不要であることを一言添える

① お礼に加えて説明会の感想を伝える

お礼メールでは、感謝の言葉に加えて説明会で得た気づきや印象に残った話題を簡潔に述べると、読み手の心に残ります。

「貴社の〇〇事業の展望が特に印象的でした」といった具体的な感想があると効果的です。

ただ定型的な文面を送るのではなく、自分の言葉で率直に伝えることが大切となります。長くなりすぎず、簡潔にまとめるよう意識してください。

② 今後の選考や関心について触れる

企業に対する興味や、選考への意欲を一文添えると、前向きな気持ちが伝わります。「さらに理解を深めたいと感じました」「ぜひ選考に進みたいです」などの表現がおすすめです。

ただし、熱意を押しつけるような言い回しは避け、あくまで自然に伝えることを心がけてください。丁寧さと意欲の両立が好印象につながります。

③ 返信不要であることを一言添える

メールの末尾に「ご返信は不要です」と加えておくと、採用担当者への配慮になります。多数の学生からメールが届く企業では、すべてに返信するのは大きな負担です。

返信不要と書いておけば、相手にも安心感を与えられます。小さな気遣いですが、丁寧な印象を残すことができるでしょう。

会社説明会後のお礼メールを送る際のマナー

会社説明会のあとは、お礼メールを送ることで誠意が伝わり、好印象を持ってもらえる可能性があります。ただし、内容や送信時のマナーを誤ると逆効果になることも。

ここでは、お礼メールを書く際に押さえておきたいポイントをわかりやすくまとめました。

  1. 件名には「会社説明会のお礼」と明記する
  2. BCCやCCなど送信時の設定に注意する
  3. 感謝・学び・今後の意欲を伝える構成にする
  4. 企業によっては返信メールに対する注意事項も確認する

「あなたはビジネスマナーを分かっている?」

就活が始まると、面接や説明会など社会人と接する場面が増えていきます。

そこで意外と見られているのが、言葉遣いや挨拶、メールの書き方といった「ビジネスマナー」。マナーを知らないだけで無意識のうちに印象が悪くなっているケースもあり、選考通過のためにも事前にしっかりと確認しておく必要があります。

就活マガジン編集部では、忙しい就活生のために、これだけ見ればビジネスマナーが網羅できる「ビジネスマナー攻略BOOK」を無料で配布しています。気になる方は無料ダウンロードしてみてくださいね。

① 件名には「会社説明会のお礼」と明記する

メールを開く前に、件名で内容がはっきりわかるようにするのが基本です。「会社説明会のお礼」と記載しておけば、採用担当者も内容をすぐに把握できます。

不明確な件名だと見落とされたり、後回しにされるおそれがあるため注意しましょう。「○月○日開催分」など、日時を補足するのも有効です。

② BCCやCCなど送信時の設定に注意する

お礼メールは通常、担当者個人宛に送るのが基本です。BCCやCCは、必要な場合に限って使うようにしてください。宛先設定を誤ると、情報漏えいや混乱の原因になるかもしれません。

複数人に送信する際は、宛名や敬称も個別に確認し、丁寧に対応するよう心がけましょう。

③ 感謝・学び・今後の意欲を伝える構成にする

メールの本文では、まず参加させてもらったことへの感謝を伝え、そのうえで印象に残った話や学びを簡潔にまとめましょう。

続いて、企業に対する関心や今後の意欲を一言添えると、前向きな気持ちが伝わります。型どおりではなく、自分の言葉で率直に伝えることが大切です。

④ 企業によっては返信メールに対する注意事項も確認する

企業のなかには、受信専用アドレスを使っていたり、お礼メールの返信を不要と明記していたりする場合があります

こうした注意書きを見落としてメールを送ってしまうと、かえってマイナスの印象を与えるかもしれません。説明会の案内メールや公式サイトの記載は、あらかじめよく確認してください。

会社説明会後のお礼メールの例文

会社説明会に参加したあと、どのようなお礼メールを送ればよいか悩む方は少なくありません。好印象を残すためには、伝える内容や表現に工夫が必要です。

ここでは、就活生が実際のシーンで使いやすいお礼メールの例文を、さまざまな切り口で紹介します。

  1. 一般的なお礼メールの例文
  2. 説明会の学びを盛り込んだお礼メールの例文
  3. 選考への前向きな意欲を伝えるお礼メールの例文
  4. 印象に残った内容を具体的に挙げたお礼メールの例文
  5. フォローアップを希望する場合のお礼メールの例文
  6. 返信不要と記載した形式へのお礼メールの例文

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① 一般的なお礼メールの例文

説明会に参加したあとは、基本的なお礼のメールを送ることがマナーです。ここでは、誰でも使いやすいシンプルで丁寧な構成の一般的なお礼メールの例文を紹介します。

《例文》

件名:会社説明会のお礼(〇〇大学 氏名)

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇〇〇と申します。

本日はお忙しい中、会社説明会を開催いただき誠にありがとうございました。

貴社の理念や事業内容について直接お話を伺うことができ、大変貴重な学びの機会となりました。

説明会を通じて、社員の方々が仕事に誇りを持って取り組まれている様子が印象的で、ますます貴社への関心が深まりました。

今後の選考が始まりました際には、ぜひ応募させていただきたいと考えております。

引き続き、何卒よろしくお願いいたします。

〇〇大学〇〇学部〇年
氏名:〇〇〇〇
メール:xxxxx@example.com
電話:090-xxxx-xxxx

《解説》
一般的なお礼メールでは、感謝と学びを丁寧に伝えることが基本です。過剰に盛り込まず、シンプルかつ礼儀正しい文面を心がけましょう。

② 説明会の学びを盛り込んだお礼メールの例文

説明会で得た学びや気づきを具体的に伝えることで、企業への関心の高さや主体性を印象づけることができます。ここでは、学びを盛り込んだお礼メールの例文を紹介しましょう。

《例文》

件名:会社説明会のお礼(〇〇大学 氏名)

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇〇〇と申します。

先日は会社説明会を開催いただき、誠にありがとうございました。

貴社の「現場の声を大切にした商品開発」のお話が特に印象に残り、大学でマーケティングを学ぶ私にとって、大変学びの多い時間となりました。

また、社員の方が日々の業務にどのような想いで向き合っているのかを知り、チームで働くことの意義や楽しさを改めて感じました。

貴社の一員として、自らの学びを活かして貢献したいという気持ちが一層強まりました。

今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

〇〇大学〇〇学部〇年
氏名:〇〇〇〇
メール:xxxxx@example.com
電話:090-xxxx-xxxx

《解説》
説明会で印象に残った具体的な内容を盛り込むことで、熱意や理解度が伝わります。話の核心をピンポイントで書くのがコツです。

③ 選考への前向きな意欲を伝えるお礼メールの例文

説明会後に選考への意欲をしっかり伝えるお礼メールは、企業への熱意をアピールする絶好の機会です。ここでは、前向きな姿勢を表現した例文を紹介します。

《例文》

件名:会社説明会のお礼と選考への意欲について(〇〇大学 氏名)

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇〇〇と申します。

このたびは会社説明会に参加させていただき、誠にありがとうございました。

貴社の「若手でも挑戦できる風土」というお話が特に印象的で、私自身も将来のキャリアを自ら切り開いていきたいという思いを強くいたしました。

説明会を通じて、貴社で働く具体的なイメージが明確になり、ぜひ今後の選考に進ませていただきたく存じます。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

〇〇大学〇〇学部〇年
氏名:〇〇〇〇
メール:xxxxx@example.com
電話:090-xxxx-xxxx

《解説》
選考への意欲を伝える際は、説明会で感じたことを交えながら具体的に書くのが効果的です。「選考に進みたい」という言葉も明確に入れましょう

④ 印象に残った内容を具体的に挙げたお礼メールの例文

説明会の中で特に印象に残った話題や内容を具体的に挙げることで、自分がしっかり話を聞いていたという姿勢を伝えることができます。

ここでは、そのような具体的なお礼メールの例文を紹介しましょう。

《例文》

件名:会社説明会のお礼(〇〇大学 氏名)

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇〇〇と申します。

先日は会社説明会に参加させていただき、誠にありがとうございました。

特に印象的だったのは、〇〇様が実際に取り組まれたプロジェクトについてのお話です。

若手社員でもアイデアを出し合い、責任ある仕事を任せてもらえる環境であることが伝わってきました。

大学でのグループワークの経験から、私もそのような環境で主体的に挑戦していきたいと感じました。

貴重なお話をありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

〇〇大学〇〇学部〇年
氏名:〇〇〇〇
メール:xxxxx@example.com
電話:090-xxxx-xxxx

《解説》
印象に残ったエピソードは、社員の発言や事例を具体的に書くと説得力が増します。表面的なお礼にせず、内容への共感を含めるのがコツです。

⑤ フォローアップを希望する場合のお礼メールの例文

説明会で興味を持った内容について、さらに詳しく知りたいときは、フォローアップの希望を丁寧に伝えるお礼メールを送りましょう。ここでは、そのような前向きな姿勢を示す例文を紹介します。

《例文》

件名:会社説明会のお礼とご相談(〇〇大学 氏名)

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇〇〇と申します。

先日は会社説明会を開催いただき、誠にありがとうございました。

特に、貴社の〇〇事業における新規プロジェクトについてのお話が非常に印象に残っております。

ゼミで同様のテーマに取り組んでいるため、個人的に強く興味を持ちました。

もし差し支えなければ、今後のインターン情報やプロジェクトに関する資料などをご紹介いただけましたら幸いです。

さらに理解を深め、貴社で働くイメージを具体化したいと考えております。

お忙しいところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願いいたします。

〇〇大学〇〇学部〇年
氏名:〇〇〇〇
メール:xxxxx@example.com
電話:090-xxxx-xxxx

《解説》
フォローアップを希望する際は、「なぜ関心を持ったか」を明示し、失礼にならないよう丁寧に依頼するのがポイントです。学びと意欲を結びつけましょう。

⑥ 返信不要と記載した形式へのお礼メールの例文

「返信不要」と記載されている説明会案内でも、お礼を伝えたい場合は一方的な連絡として丁寧に配慮することが大切です。ここでは、そのようなケースに使えるお礼メールの例文を紹介します。

《例文》

件名:会社説明会のお礼(〇〇大学 氏名)

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇〇〇と申します。

本日は会社説明会に参加させていただき、誠にありがとうございました。

貴社の〇〇事業における取り組みや、若手社員の方のお話が非常に印象的で、貴社で働く具体的なイメージがより明確になりました。

メールの最後に「返信不要」との記載がございましたため、本メールへのご返信は不要でございます。

感謝の気持ちをお伝えしたく、失礼ながらご連絡差し上げました。

今後の選考に進ませていただけるよう、引き続き準備を進めてまいります。

何卒よろしくお願いいたします。

〇〇大学〇〇学部〇年
氏名:〇〇〇〇
メール:xxxxx@example.com
電話:090-xxxx-xxxx

《解説》
「返信不要」と書かれていても、丁寧にお礼を伝えることで印象を残せます。その際は返信を求めない姿勢を明記して、配慮のある文面にしましょう。

会社説明会のメールの返信のマナーを理解して好印象を目指そう!

会社説明会の案内メールやお礼メールは、就職活動における第一印象を左右する重要なコミュニケーション手段です。

だからこそ、返信のタイミングや文面の丁寧さ、基本的なマナーを守ることが評価につながります。

特に、24時間以内の返信や、件名・宛名・署名の正確な記載など、基本を押さえることが好印象への第一歩です。

さらに、お礼メールでは感謝と学び、選考への意欲を簡潔に伝える構成が理想的といえます。

メールの文面ひとつで印象は大きく変わるため、見落としやすいポイントにも注意を払い、丁寧な対応を心がけましょう。返信が必要か迷う場合も、内容を確認しつつ前向きに行動する姿勢が大切です。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。