【例文あり】自己PRで課題解決能力を印象的にアピールする方法を解説
就活中、自己PRで「課題発見力」をアピールしたいけれども、うまく伝え方がわからず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、自己PRで課題発見力を効果的に伝える方法とその例文を紹介します。課題発見力は仕事を円滑に進めるために欠かせない重要な能力ですので、しっかりとアピールできるようにしましょう。
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自己PRで企業が高く評価する「課題発見力」とは
多くの企業では、課題発見力の高い人材を積極的に欲しがっています。
なぜなら、業務で発生するトラブルへの対応や問題への事前の対策には、その根本原因を発見する力が欠かせないからです。
問題解決には、まず課題の本質を把握する必要があり、課題発見力の高い人はそれを得意としています。職種を問わず、ビジネスパーソンに求められる重要な力ですので、この能力を持つ人材は企業から高く評価されるでしょう。
自己PRで課題発見力伝える時のポイント3つ
ここでは、課題発見力をアピールする際のポイントを解説します。言う人が多い強みではあるので、表現方法を工夫してライバルと差をつけるようにしましょう。
①課題発見力を自分の言葉で言い換える
自己PRで課題発見力を強みとしてアピールする際は、単に「課題発見力がある」と言うのではなく、その意味を自分なりの言葉で定義して伝えることが大切です。
「課題発見力」という言葉自体は一般的なため、あまり印象に残りません。それゆえ、「問題の核心を見抜く力」や「問題解決に向けて最重要課題を特定する能力」など、自分の表現で課題発見力を説明することで、面接官からの印象が格段にアップするでしょう。
②課題発見力の高さを印象づけるエピソードを伝える
課題発見力という言葉に、より説得力を持たせるには、実際にその力が発揮され、良い結果に結びついた経験を具体的に話すことが重要です。
課題発見力という抽象的な表現だけでは、あなたの人物像がなかなかイメージできません。そこで、「問題の発見→課題の特定→対策立案→解決」といった一連の流れを、実例を交えて説明することで、課題発見力が高い人材だという印象を与えられるでしょう。
③その企業に合った課題発見力をアピールする
まず受け手である企業が求めている課題発見力とは何かを事前に把握しておくようにしましょう。
課題発見力は全てのビジネスパーソンに求められる能力ですが、その対象や課題の大きさは職場環境によって変わってきます。
そのため、企業のWebサイトや求人情報から、その企業が重視する人物像を理解する必要があります。企業の考え方や職場環境が分かれば、どのような場面で課題発見力が求められるのかをイメージできるようになり、的確な自己PRができるでしょう。
自己PRで課題発見力をアピールするための4ステップ
課題発見力を効果的に伝える方法を、次の4ステップで解説します。ぜひ参考にしてください。
- 課題発見力があなたの強みであることを伝える
- 課題発見力の具体的な内容を説明する
- 課題発見力を発揮したエピソードを紹介する
- 入社後に課題発見力をどのように活用するかを述べる
①課題発見力が強みであることを伝える
自己PRでは、まず「課題発見力が自分の強みである」ことを簡潔に伝えることが大切です。
結論から話を始めることは、ビジネスシーンでの基本ルールです。自分の強みを最初に示しておけば、その理由も納得しやすくなります。ですので、自信を持って「課題発見力が自分の長所です」と力強く伝えましょう。
②課題発見力の具体的な内容を説明する
“課題発見力”にも様々な側面があるため、自己PRの際は、自分が想定している課題発見力とは具体的に何かを伝えることが大切です。
例えば、課題に気付くまでの過程や、課題発見後にどのようなアクションを起こすのかなどを具体的に説明すれば、自分なりの課題発見力の捉え方が相手に伝わるでしょう。
抽象的な表現だけでなく、具体例を交えることで、より印象的な自己PRになります。
③課題発見力を発揮したエピソードを紹介する
強みの後は、実際にその力を発揮してきた具体的なエピソードを織り交ぜるようにしましょう。
経験に基づく根拠を示すことで、自分の言葉に説得力が生まれます。採用担当者は面接の場で就活生の主張が本当かどうかを確認することはできません。
ですので、面接中に過去の成果を例に挙げながら、自身の課題発見力の高さを納得してもらえるよう心がけるようにしてください。
④入社後に課題発見力をどのように活用するかを述べる
最後に入社後に課題発見力をどのように発揮し、会社の役に立てるかまでイメージを示すことが大切です。
採用担当者は、入社した際にすぐに離職せず、きちんと業務に馴染めるかを確認したいと考えています。自分の強みが評価されるのは良いことですが、入社後も課題発見力を活かせる証明をしなければなりません。
そこで「課題発見力を生かし、○○の業務で△△を実現していきます」など、具体的な業務内容も絡めながら将来の活躍イメージを伝えましょう。
【エピソード別】自己PRで課題発見力をアピールした例文
これまでの解説を踏まえて、課題発見力を実際にアピールした例文を見ていきましょう。
- 例文①:アルバイト
- 例文②:部活動
- 例文③:長期インターン
例文①: アルバイト
私の強みは課題を発見し、その解決案を提案できることです。 コンビニでアルバイトをしていた際、店内が常に混雑していて作業効率が悪いことに気づきました。その課題は、作業動線が無駄に長いことが原因でした。そこで、作業スペースのレイアウトを見直し、動線を短くする改善案を店長に提案しました。結果、作業効率が大幅に改善され、お客様への対応の質も向上しました。 このように、課題を見つけて具体的な改善案を立案・実行する力があります。入社後もこの力を発揮し、業務の効率化や顧客満足度向上に貢献していきたいと考えています。 |
この例文では、アルバイト経験から得た課題発見力と加えて課題解決力をアピールポイントとして挙げています。
特に、問題点を正確に捉え、具体的な改善策を実行に移して良い結果を出した経験を説明することで、その力の高さを印象づけています。
例文②: 部活動
私の強みは、課題の本質を見抜けることです。 大学ではサッカー部に所属していましたが、部員同士のコミュニケーション不足が目立ち、チーム力が出せずにいました。その原因は、部員間で目標や考え方にズレがあったことだと考え、全員で目標や考え方を共有する場を設け、一体感を高める取り組みを実施しました。結果、コミュニケーションが活性化し、チーム力も向上しました。 このように、課題の本質を見抜き、解決に導く力があります。入社後もこの力を発揮し、業務の改善や職場環境の向上に貢献していきたいと考えています。 |
例文では「課題の本質を見抜く力」をアピールポイントとし、サッカー部での経験を例に挙げて説明しています。このように、自分の言葉で課題発見力を言い換え、実際の出来事から自分の強みを導き出すことで、説得力が増します。
例文③: 長期インターン
私の強みは違和感を言語化して、課題として発見できることです。 長期インターン先の営業部門で、商談資料の作成方法に課題があることに気づきました。情報が分散していて効率が悪く、重要な情報が抜けがちだったのです。そこで、テンプレートを作成し、必要な情報を一元管理できるよう提案しました。結果、資料作成の手間が大幅に削減され、高品質な資料を効率よく作成できるようになりました。 このように、業務の課題を見つけ、改善策を立案・実行する力があります。入社後もこの力を発揮し、業務の質と効率の向上に貢献していきたいと考えています。 |
他の人が気づかない課題を発見できるという強みをアピールしています。具体的な事例を挙げながらも、要点を簡潔に述べられていますね
自己PRで課題発見力をアピールする際の注意点
自己PRで”課題発見力”をアピールする際は、単に課題を発見できる力があると伝えるだけでなく、発見した後にどのように対応・行動したかまで説明することが重要です。
確かに課題発見は解決のプロセスの一部ですが、本当に大切なのは、発見後に自ら問題解決に取り組める行動力があるかどうかです。実際、課題は見つけられても、後は人任せにしてしまう人が少なくありません。
ですので、発見だけでなく、その後の具体的な行動までをしっかりと伝えることで、単なる”発見屋”ではなく、主体的に課題を解決できる人材だと好印象を与えられるでしょう。
課題発見力をアピールする際はその後の解決のプロセスを説明しよう
自己PRにおいて、強みとして課題発見力をうまくアピールするコツを解説してきました。
ビジネスの現場では日々さまざまな問題が発生するため、課題発見から解決に至るプロセス全体をしっかりとこなせる人材が企業から高く評価されます。
そこで自己PRの際は、単に課題を見つけられるだけでなく、実際にその力を発揮して良い結果に結びつけた経験を強調するようにしましょう。
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この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。