【大学生必見】自己紹介を好印象にするには?話し方のコツや注意点も解説
大学生になると自己紹介をする機会が増えますよね。
中には人前で話すことが苦手な人や、活舌が悪く度々聞き返されてうんざりしている人もいるでしょう。
とはいえ、自己紹介は就活し始めたら嫌でも通らなければならない道!まだ大学生になったばっかりの間にこそ、たくさん人前で自己紹介をして練習しておきましょう。
本記事では、好印象となる自己紹介の話し方を解説し、次に注意点や例文も紹介します。
最初は照れくさいように思えてためらうことも多いかもしれませんが、例文を参考にしながら、今のうちにたくさん練習しておいてくださいね。
大学生の自己紹介の基本情報は?

ここでは、大学生が自己紹介で話す際の基本となる情報を紹介します。
自己紹介をする上で大切なポイントは、基本情報とパーソナル情報を合わせて話すことです。
パーソナルな部分を話すことで、個性や自分らしさのアピールになりますよ。
①氏名
まずは氏名をフルネームで、聞いている人全員にはっきり聞こえるように話しましょう。
珍しい氏名の人は、氏名をいうタイミングで少しだけユーモアを入れても構いません。むしろその方が周りに印象を残せるからです。
日ごろ活舌が悪いことをコンプレックスと思っている人も、自分の名前がよくわかるようできるだけはっきり言うようにしてみましょう。
②出身大学
次に出身大学について話をします。
もちろん学部について話をしてもいいですし、キャンパス内のあるある話や、最寄駅にまつわるエピソードトークも交えて話しても面白いでしょう。
ただし、笑いを取りに行くのではなく、人の興味を引く話をすることを意識して話すことを忘れてはいけません。
③所属ゼミやサークル
ここからは、パーソナル情報となる所属ゼミやサークルの話を入れながら話ましょう。
3年生(3回生)になると所属ゼミの配属が決まるので、4年生の先輩や大学院生、指導教授や助教の先生など年上の人に自己紹介をする機会も増えてきます。
なぜ自分がこのゼミに所属したいと思ったか動機を述べると印象が深まるでしょう。
一方、サークル活動について話す場合も、さまざまなサークル活動の中からなぜ興味をもったのかなど含めて話してみるのもおすすめです。
④アルバイト経験
アルバイトをしている人はどのようなアルバイトをしているのか話すと良いでしょう。
パーソナル情報を入れて話すと、同じアルバイトをしている者同士で仲良くなるきっかけにもなるのでおすすめです。
自己紹介では、細かい内容を話すのではなく、周囲の雰囲気を見ながら聞く人にとっての興味が持てるように話すようにしてください。
⑤休日の過ごし方や趣味の話
休日の過ごし方や趣味の話も、聞いている人と仲良くなるためのきっかけの1つとなります。
聞いている人は「自己紹介をしている人はどんな人だろうか」「何か共通点はあるか」「仲良くできそうか」といったことを考えているため、共通の話題が見つかると話しやすくなるでしょう。
パーソナル情報は、あれもこれも話を広げず、その場の空気を和ませることを意識しながら話すことが大切です。
先に自己紹介をした人の流れを読んで話してもいいですし、自分が用意した自己紹介を話しても構いません。
⑥意気込み
最後に、抱負や意気込みの話をします。
新しい仲間に自分がどう接してほしいのか、今後何を目標として取り組もうと考えているのか、前向きな話をして自己紹介を終わりましょう。
そして、「よろしくお願いいたします」と笑顔で挨拶して終わるようにしてください。
最後の一言で自分のアピールや相手が受け取る印象も変わってくるでしょう。
大学生が自己紹介で好印象を残すコツ

ここでは、大学生が自己紹介で好印象を残すコツを紹介します。
自己紹介はその人の第一印象を決めるといっても過言ではありません。人前で話すときは、相手の目を見ながら笑顔で話すことが大事です。
①1分間で手短に話す
自己紹介は1分間で手短に話をした方が印象に残りやすくなります。
長く話をすると内容を忘れてしまうだけでなく、話を聞くこと自体に飽きが出てきてしまうので要注意です。
自己紹介は、相手に不快感を与えず話を聞いてもらえる長さを意識して話をするようにしてください。
②アイコンタクトを意識して話す
自己紹介をする際は、話を聞いている人に対してアイコンタクトで目線を配りながら話しましょう。
アイコンタクトの効果は、自分から積極的にかかわりをもちたいという意思表示のあらわれです。
また、相手のことを受け入れたいと思わせる効果も期待できます。
初めて出会う人と早く打ち解けるための意思疎通には、自己紹介での第一印象が決め手といえるでしょう。
③ワントーン明るい声でハキハキと話す
自己紹介は初めて会う人の前で話をするので、緊張で声がこもりがちですが、ワントーン明るい声でハキハキと話すよう心がけるといいでしょう。
明るい声の出し方は、目線をあげて話すことになります。
また、声も通りやすくなり、後ろにいる人にも声が通りやすくなるのでおすすめです。特に最初と最後の挨拶は笑顔で話をすると好印象をもたれやすくなります。
人前で話すことが苦手な人も、最初と最後の挨拶だけはワントーン明るい声を意識して話すようにしましょう。
④ジェスチャーを取り入れ表情豊かに話す
自己紹介では、ジェスチャーを入れることや、いろいろな表情で話すことをおすすめします。
ジェスチャーや表情をつけることで、自己紹介の内容がより際立ち、その人の個性も伝わりやすくなるでしょう。
話す内容と、話し方のコツをうまく組み合わせて自己紹介をすることで、相手から興味をもってくれるようになるはずです。
⑤相手が聞き取りやすいスピードで話す
自己紹介を聞いてくれる相手が聞き取りやすいスピードで話すことも大切なポイントです。
緊張をすると話し方が早まってしまうので、あえてゆっくり話すことを意識するくらいでちょうど良い状態もあります。
また、普段から人前で話慣れている人は、相手の雰囲気に合わせて話すスピードに緩急をつけながら話すようにすると、より聞き取りやすくなるでしょう。
自己紹介の話し方にはちょっとしたコツや工夫と、人前で堂々と話す少しの度胸が必要です。
また、相手に自分のことを知って興味をもってもらうためには、自らオープンな気持ちで接することが非常に大事なことであり、こうしたところに人柄があらわれてくるといえるでしょう。
企業が大学生に自己紹介をさせる理由

ここでは、就活中に企業が大学生に自己紹介をさせる理由について解説します。
企業の面接で自己紹介を求められるのは、個人に関する情報だけでなく自己紹介を通して、基本的なマナーや人柄、社会人に必要なコミュニケーション能力を知るためです。
①定型の質問のため
企業が自己紹介をさせる1つ目の理由は、オーソドックスな定型の質問になるからです。
企業も志望者とアイスブレイクの時間を設けることで、面接の本題へ入りやすくなる意図があります。
一方、志望者にとっては面接の最初のアピールになるのでしっかり練習をして臨みましょう。
②人柄を知るため
企業が自己紹介をさせる2つ目の理由は、簡潔に人柄や経歴を再確認したいからです。
すでにエントリーシート(ES)の自己PRで志望動機を確認しているものの、大まかに経歴を把握し、志望者本人の様子や反応を見て人柄を知ろうとも考えています。
逆に志望者も自己紹介をしながら、面接官がどういう人がいるか把握しながら、本題の質疑応答の温度感を図りながら話せると良いでしょう。
③コミュニケーション能力を知るため
企業が自己紹介をさせる3つ目の理由は、社会人スキルに必要なコミュニケーション能力の程度を知るためです。
コミュニケーション能力は、組織で働く社会人に必ず必要なスキルになります。
面接官が自己紹介を聞いている間に、自分についての話を相手を意識させるような話し方ができているか判断しているはずです。
企業の面接では、自己紹介を通じて会社や対外的な人間関係にも通用する人材かを確認する役割を果たしているといえるでしょう。
【エピソード別】大学生の自己紹介例文2選

ここからは、他の大学生同士の交流会で使える自己紹介の例文を2つ紹介します。
どちらのエピソードも共通の話題をみつけやすい内容なので、参考にしてみてくださいね。
【例文①】アルバイト
以下は、アルバイトを話題とした自己紹介の例文になります。
私は、○○大学○○学部○○学科から来ました、〇〇 〇〇です。 私は、大学入学から現在も居酒屋で主にホールのアルバイトをしています。お客様から注文を伺う際には、笑顔を絶やさず少し大きめの声を意識するようにしています。また、店内全体の様子を見渡して何か困りごとがないか目を配るようにしています。 アルバイトを始めた当初は、メニューを覚えることだけに必死になっていましたが、しばらくしてそれぞれのポジションの仕事もわかるようになってから、他のポジションの人の動きも自然と意識して動けるようになりました。 どうぞよろしくお願いいたします。 |
アルバイトの話をする際には、どのような担当をしているのか話すと共通点を見出しやすくなるでしょう。
この例文にある「笑顔を絶やさず少し大きめの声を意識する」ことは第一印象をよくするためにも大切なポイントになります。
またアルバイトの中で、メニューを覚えるだけでなく、回りとの連携を考えて行動してきたことを伝えることで好印象と感じて仲良くなれることにも期待できるはずです。
【例文②】趣味
以下は、趣味を話題とした自己紹介の例文になります。
私は、○○大学○○学部○○学科から来ました、〇〇 〇〇です。 私の趣味はヴァイオリンを弾くことです。もともとオーケストラを聴くことも好きで、コンサートには足しげく通っていましたが、大学のサークルに入ったことをきっかけに習い始めました。授業やアルバイトなどで忙しいとき、自分の気持ちをコントロールする意味でヴァイオリンを練習しています。 腕は上手くありませんが、人前で弾く緊張感と楽しさを味わえる唯一の場が自分の性にあっていると実感しています。 どうぞよろしくお願いいたします。 |
趣味の話をする際には、なぜ始めようと思ったのかきっかけから話し始めると相手に伝わりやすくなります。
また例文では、オーケストラを聴くことと、ヴァイオリンを弾くことが趣味であることから、共通の趣味の範囲が音楽であれば、他のジャンルの人とも打ち解けられるかもしれません。
音楽を通じて「自分の気持ちをコントロールする」ことで自分や対人関係も上手くいっていることをアピールできているでしょう。
大学生が自己紹介をする際に注意したい3つのこと

最後に、大学生が自己紹介をする際に注意したい3つのことについて解説します。
①長くなりすぎないようにする
自己紹介は、長くなりすぎないように話すようにしてください。
とはいえ、短すぎると人柄が伝わらないので、1分間以内を目安に内容を話すと丁度良い長さになります。
話を聞く側のことを考えて、どの程度の長さで話すと自分のことを覚えてもらいやすいか考えてみると良いでしょう。
②自己PRと混ざらないようにする
自己紹介をするときに覚えておきたいポイントとして、自己PRと混ざらないようにすることです。
自己紹介は、自分のことを聞いている人に知ってもらうための時間であり、自分の得意なことや能力の高さを自慢することではありません。
自己紹介をすることで、話題に興味関心をもってくれる人とのコミュニケーションを円滑にするためのきっかけの話だと思うように心がけて話しましょう。
③個性を出し過ぎないようにする
他の人の自己紹介よりも目立つ発言をして、個性を出し過ぎるのも良くありません。
逆に、自己主張が強く付き合いにくい印象を与えてしまうので、どのような場であっても冗談や目に余るパフォーマンスはほどほどにしておくべきです。
また、自分だけが楽しんでいる時間を作らないように配慮することも大切ですよ。
手短に「実は〇〇についてオタク並みに詳しい人がいれば、仲良くなってください」と最後の挨拶としていうと良い印象で聞いてもらえるはずです。
自己紹介は自分のことを知ってもらうチャンスと思って話そう!

この記事では、自己紹介で好印象となる話し方やコツについて紹介しました。
自己紹介の時間を有効活用して、自分と波長の合う人を見つけることや、回りとのコミュニケーションを円滑に進めるチャンスにしてください。
また、自己紹介の内容を考えることで改めて自分と向き合う時間としても使うといいでしょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。