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【例文あり】自衛隊の志望動機で押さえるべきポイント|NG例や注意点も解説

自衛隊の志望動機は、面接官にとって採用・不採用を決める重要な判断材料です。

そのため面接する時までに志望動機を明確にすることが大切ですが、具体的に「どのように話したらよいかわからない」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

本記事では自衛隊の志望動機をうまくまとめられないと悩んでいる方に向けて、好印象をのこせるコツやポイント、例文などを紹介します。

本記事を読むことで、面接時には自信をもって自衛隊の志望動機を話せるようになるでしょう。

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人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

紙谷

記事の監修者

紙谷

新卒1年目の段階では訪問営業でトップセールス獲得し、3階級役職をあげる。 現在は企業コンサルとキャリアアドバイザーを兼任。

目次

自衛隊とは?

自衛隊

自衛隊は、領土を守る「陸上自衛隊」、領海を守る「海上自衛隊」、領空を守る「航空自衛隊」の3つの部隊がある防衛組織です。

それぞれに16〜20ずつ職種があり、勤務地は全国約260にも及びます。主な任務を区分化すると、「国防」「災害派遣」「国際平和協力活動」の3種類です。

これから自衛隊の仕事内容について、より詳しく解説します。

  1. 自衛隊の仕事内容
  2. 自衛隊の応募資格

①自衛隊の仕事内容

自衛隊は「国防」「災害派遣」「国際平和協力活動」に区分化されることを前述しました。

それぞれに使命があり、仕事内容も異なります。

国防災害派遣国際平和協力活動
第一の使命は日本の平和と独立、安全を守ること災害が起きたら救助活動をすること国際的な平和と安全のために、世界の国々と協力して活動すること
主な仕事内容外国からの領土・領海・領空への侵略を未然に防ぐために警戒や監視する仕事がおもな内容。侵入が認められたら警告・退去に動くこともあります。自然災害や事故が起きたら現場に駆けつけ、人命救助や捜索、被災民の生活支援、物資の輸送などをします。感染症拡大などの疫病対応も任務の1つです。国際平和維持活動(PKO)への協力や人道支援、海外の大規模災害への対応、テロや地域紛争など世界的問題の解決に協力する活動などがあります。

②自衛隊の応募資格

自衛隊の応募資格の年齢を満たしているか、確認しましょう。

  • 年齢制限:(採用予定月の1日現在で)18歳以上、(採用予定月の末日現在で)33歳未満

その他に採用試験では口述試験や適性検査、身体検査もあります。

自衛隊の志望動機を整理するため最初にすることは

自衛隊の志望動機

自衛隊の志望動機を整理するためには、まず下記3項目の基本情報を理解していることが前提です。

  1. 自衛隊の任務を理解する
  2. 「一般曹候補生」と「自衛官候補生」の違いを知る
  3. 高卒と大卒で自衛隊の採用条件は違うのか確認する

これらを理解していないと、自衛隊入隊後に不満を抱いてしまうかもしれません。それぞれ解説します。

①自衛隊の任務を理解する

志望動機を整理するためは、自衛隊の任務を理解することです。

テレビなどのメディアでよく取り上げられる自衛隊は、災害派遣の救助活動が多い傾向があります。中には戦車を操縦しているイメージが強い方もいるかもしれませんね。

これらのイメージが先行してしまい、本来の自衛隊の任務を理解しないまま自衛隊への入隊を志願する方が多いようです。

自分本位のイメージで志望動機を考えるのはよくありません。本記事の冒頭でも自衛隊の任務について解説しているので、再度確認しましょう。

志望先のことを理解して志望動機に落とし込んだぶんだけ、志望意欲が伝わりやすくなります。企業分析と同じように、自衛隊への理解を深めておきましょう。

②「一般曹候補生」と「自衛官候補生」の違いを知る

「一般曹候補生」と「自衛官候補生」の大きな違いは、任期(安定性)です。

  • 転職も視野に入れたい人:「自衛官候補生」がおすすめ
  • 安定を求める人:「一般曹候補生」がおすすめ

「一般曹候補生」と「自衛官候補生」の違いをまとめました。

一般曹候補生自衛官候補生
雇用期間定年までの終身雇用2年~3年の任期ごとに更新
応募資格の年齢18歳以上33歳未満18歳以上33歳未満
募集期間例:令和6年の場合
【第1回】3月1日~5月7日
【第2回】7月1日~9月3日
【第3回】10月1日~11月28日
年中受付
採用後の初任給高卒:198,800円
大卒:209,500円
※学歴や職歴などで異なる
※大卒者の初任給は複数年かけて引き上げられる予定
高卒:198,800円
大卒:209,500円
※学歴や職歴などで異なる
※大卒者の初任給は複数年かけて引き上げられる予定
昇給年1回年1回
賞与年2回(6月、12月)
・採用2年目の賞与金額目安:468,800円+468,800円
年2回(6月、12月)
・採用2年目の賞与金額目安:468,200円+468,300円
退職金定年時に任期満了ごとに
2年間の勤務:約64万円
3年間の勤務:約104万円
2任期目:約157~162万円
※給与や賞与は地域により異なります。

出典:防衛省・自衛隊|帯広地方協力本部「自衛官のお給料について」

③高卒と大卒で自衛隊の採用条件は違うのか確認する

自衛隊に応募するにあたって、高卒と大卒の大きな違いは「幹部候補生」に応募できるかどうかです。

「自衛官候補生」と「一般曹候補生」の採用条件(年齢制限や試験科目)は、高卒者と大卒者で違いはありません

それでは高卒と大卒で何が変わるのか、比較表を作成しました。

高卒大卒
応募の選択肢・自衛官候補生
・一般曹候補生
・自衛官候補生
・一般曹候補生
・幹部候補生(一般、歯科、薬剤科)
初任給・自衛官候補生:198,800円
・一般曹候補生:198,800円
・自衛官候補生:209,500円
・一般曹候補生:209,500円
・幹部候補生(一般、歯科、薬剤科):243,500円~262,200円

幹部候補生の給与は大卒や大学院卒の違い、および職務・経験によっても異なります。

採用されやすい自衛官の志望動機|よくある4つの例

自衛隊の志望動機

採用されやすい自衛隊の志望動機として、よくある4つの例を紹介します。

  1. 災害派遣
  2. 国防
  3. 憧れ
  4. 強みを活かす

志望動機を考える際の参考として、ご覧ください。

①「災害派遣」:被災地へ迅速にかけつけたい

「災害派遣」は自衛隊の任務の1つなので、明確な志望動機であれば問題ないです。

とくに東日本大震災や能登半島地震などの大災害をきっかけに、「災害派遣」を志望動機の軸としている方が増えました。

  • 実際に被災し、自衛隊の方に助けてもらった経験から「災害派遣」で被災地に迅速にかけつけられる自衛隊になりたい
  • 災害ボランティアに参加したことがきっかけ
  • 災害のニュースを見て人助けをしたいと思った

このように「災害派遣」を自衛隊に志願する動機として考える方はたくさんいます。

災害派遣に関する実体験に基づいた志望動機でなくても問題ありません。例えば、根底に「多くの人を助けたい」という思いがあるから、という理由でも良いのです。

その場合は、人を助ける方法としてなぜ「災害派遣」を選んだのかを理由に添えれば、十分志望意欲は伝わりますよ。

②「国防」:国や国民の安全と平和を守りたい

「国防」は自衛隊の根本となる任務のため、自衛隊の任務を具体的に理解しているかどうかが特に重要になります。

国や国民の安全と平和を守りたいというあいまいな志望動機では、説得力に欠けるため注意が必要です。

具体的にどのように国や国民を守りたいのか、どうして「国防」が志望動機になったのか、具体的に答えられるようにしましょう。

③「憧れ」:身内や女性自衛官の姿に憧れを抱いた

実在する自衛隊員に「憧れ」を抱いたことを志望動機にしても問題ないです。

  • 身内に自衛官がいて子供のころから憧れを抱いていた
  • 女性自衛官を見て憧れを抱いた

これらの理由を志望動機にするのもよいでしょう。実在する自衛隊員のモデルがいるという点で、信ぴょう性の高さが伝わります。

ただし、自衛隊はどのような仕事をするのかきちんと理解していることが前提です。

「憧れ」だけで志望してきたと思われないよう、自衛隊の苦しさや、自衛隊で必要な努力についてもきちんと調べましょう。

④「強みを活かす」:体力や忍耐力を活かしたい

「長年柔道や空手などをしており、体力や忍耐力に自信がある」などの自分の強みを自衛隊の志望動機にする方もいます

たしかに自衛隊は体力や忍耐力は必要です。

ただし、体力や忍耐力を活かす仕事は自衛隊に限りません。

なぜ自衛隊を選んだのか、その理由もきちんと答えられることが大切です。

自衛隊の志望動機で好印象をのこせるコツやポイント

自衛隊の志望動機

自衛隊の志望動機で好印象をのこせるコツやポイントを4つ厳選しました。

  1. 志望動機の内容は具体的に伝える
  2. 志望のきっかけを明確にする
  3. 自己アピールをする(強みを伝える)
  4. 入隊後にやり遂げたいことや覚悟を伝える

コツやポイントについて、具体的に解説します。

①志望動機の内容は具体的に伝える

自衛隊の志望動機を伝える際は、具体的に伝えることが大切です。

たとえば「国や国民を守りたい」だけでは、あいまいで信ぴょう性がありません

「遭難した船舶や航空機の捜索や救助作業、機雷の除去作業など、領海の安全を守るために海上自衛隊を志願します。」のように、具体的に答えられることが大切です。

②志望のきっかけを明確にする

面接で「どうして自衛隊を志願したのか」と質問された際に言葉に詰まらないよう、志望のきっかけや理由を明確にしましょう。

「災害派遣現場を見た」「身近な自衛官への憧れ」など、きっかけはそれぞれです。

志望のきっかけをはっきり回答できれば、志望動機の信ぴょう性も増します

志望動機のきっかけについては、エピソードとして深掘りしつつ伝えましょう。

自己分析を進めて、過去のエピソード中に自分が何を考え、そこからどうして自衛隊を志望するに至ったのか、流れを確認するのがおすすめですよ。

③自己アピールをする(強みを伝える)

面接では「自己アピールや強み」を聞かれることも想定されるので、自己アピールや強みを伝えられるように準備しておきましょう。

「柔道や空手の経験による体力」を強みにするのももちろんよいですが、自己アピールは体力自慢に限りません。

「自衛隊の任務について誰にも負けないくらい学び理解している」など、自己アピールの内容は人それぞれです。

強みがないと自信が持てない方は、自衛隊の任務を誰よりも学びましょう

自衛隊の理解度の深さが自分の強みとなり、自信をもって自衛隊の志望動機を伝えられるようになります。

④入隊後にやり遂げたいことや覚悟を伝える

志望動機に、入隊後にやり遂げたいことや覚悟を伝えることも好印象を残せるポイントです。

自衛隊入隊後にやり遂げたいことや覚悟を伝えることは、間接的に自衛隊の任務についてどれくらい理解しているかを伝えることと同じ意味を持ちます。

自衛隊は国や国民を守るための任務が第一で、強い意志や覚悟が必要です。必要とされる立派な仕事ですが、軽い気持ちでできる仕事ではありません。

自衛隊の任務をよく理解したうえで、入隊後にやり遂げたいことと覚悟を伝えられるようにしましょう。

新卒の場合は特に、まだ働いたことがないため、入隊後の活躍イメージをきちんと伝え「確かに、その形で活躍できそうだ」と思ってもらうことが重要です。

自分の強みや気質を深くまで理解し、自分に向いている作業や、「やりたい」と強い熱意を感じる作業をピックアップしましょう。自衛隊の仕事への理解も必要ですよ。

自衛隊の採用試験

自衛隊の志望動機・採用試験

下記は自衛隊の採用試験科目です。

  • 一般曹候補生:1次で筆記試験と適性試験、2次で口述試験と身体試験
  • 自衛官候補生:筆記試験、口述試験、適性検査、身体検査、経歴評定

筆記試験、口述試験、適性検査、身体検査があります。

  1. 筆記試験
  2. 口述試験
  3. 適性検査
  4. 身体検査

①筆記試験

自衛隊の採用試験には、筆記試験があります。自衛隊の筆記試験の内容をまとめました。

  • 一般曹候補生:(国語、数学、英語、作文)の高等学校卒業程度
  • 自衛官候補生:国語、数学、地理歴史及び公民、作文

幹部候補生で飛行要員希望者のみ、筆記試験で筆記式操縦適性検査があります。

②口述試験

自衛隊の採用試験には、口述試験があります。口述試験はいわゆる面接のことです。

下記の項目をチェックしておきましょう。

  • ふさわしい服装:スーツ(男性はネクタイ着用、女性は派手なメイクはNG)
  • 面接時間:平均10分~20分
  • 面接官の人数:3人前後
  • 予想質問:志望動機、(陸・海・空)を志願した理由、併願はあるか、勤務地の希望や制限、入隊後の抱負、保有している資格や経験、長所と短所など

併願している場合、両方受かったらどちらを希望するかも質問されることもあるので、事前に決めておくことをおすすめします。

口述試験では話の内容だけでなく、印象も重要です。服装はもちろん、ハキハキと喋る、大きなリアクションと相づちを打つなど、試験中の態度にも気をつけましょう。

③適性検査

自衛隊の採用試験には、適性検査があります。内容は決まっておらず、その時々によって異なります。

たとえばクレペリン作業素質検査(1桁の足し算を続ける)、2択の質問に回答していくなど

適性検査はその名のとおり自衛隊の「適性」を判断する大切な検査なので、自分自身のためにも嘘つかずに回答しましょう。

④身体検査

自衛隊の採用試験には、身体検査があります。以下は「自衛官候補生」と「一般曹候補生」の身体検査の内容です。

  • 身長:男性は150㎝以上、女性は140cm以上
  • 視力:両目の裸眼視力が0.6以上、もしくは矯正視力が0.8以上
  • その他:慢性疾患や感染症に罹患していない、四肢関節等に異常がないこと

血液検査、尿検査、胸部X線検査などをして疾患の有無を検査します。

詳細は防衛省が発行している「自衛隊の採用要項」をチェックするか、近くにある自衛隊地方協力本部にお問い合わせください。

出典:防衛省|令和6年度 自衛隊一般曹候補生採用要項

自衛隊に向いている人の特徴

自衛隊の志望動機

自衛隊に向いている人の特徴を5つ紹介します。

  1. 体力がある人
  2. 忍耐力がある人
  3. 冷静な判断力がある人
  4. 使命感のある人
  5. 規範意識の高い人

5つすべて当てはまるのが理想です。

もし1つも当てはまらない場合、自衛隊への志願は考え直すことをおすすめします。

①体力がある人

自衛隊の任務を遂行するにあたり、体力は必要不可欠です。

たとえば災害派遣での救助活動や復旧作業は、体力がないとできません

普段から体力をつける生活を心がけましょう。

②忍耐力がある人

自衛隊は日々厳しい訓練や実務があり、忍耐力がないとできない仕事です。

自衛隊に入隊後まじめに取り組む中で忍耐力がつく人もいますが、元々忍耐力があるに越したことはありません

また、同じ事を毎日続けることに苦を感じないことも重要な要素です。訓練では日々同じトレーニングを繰り返すこともあるため、継続力も必要になってきます。

③冷静な判断力がある人

自衛隊の実務を確実に遂行するため、冷静な判断力も大切です。

緊急時や非常時には多くの人がパニックになる傾向があり、誤った判断をして危険な目に合うことがあります。

自衛隊は安全や平和を守る任務なので、冷静な判断力がある人は最適です。

④使命感のある人

使命感があるかどうかは、自衛隊の本質を理解しているかどうかにもつながります。

自衛隊は国や国民の平和と独立、安全を守ることが使命です。

使命感のある人は、自衛隊の入隊後に取り組む姿勢も期待できます

自衛隊では、災害支援や今まさに危機に瀕している人の救出など、責任感を持つ必要のある仕事が多くあります。

ミーハーな気持ちで入隊を希望しているわけではないことを、志望動機でしっかり主張しましょう。

⑤規範意識の高い人

規範意識の高い人とは、日頃から自分を律して自衛隊の名に恥じない行動が取れる人のことです。

自衛隊には任務・組織・行動などさまざまな規範を定めた自衛隊法があります。

自衛隊法は第18条から第122条まであり、政治的行為をしない、国民に対して差別的な扱いをしないなど内容はさまざまです。

自衛隊の志望動機のNGポイント・注意点

注意点・チェックリスト

自衛隊の志望動機でありがちなNGポイントや注意点も確認しましょう。

  1. 安易に「災害派遣」を志望動機にしない
  2. 志望動機を理想論や抽象的な内容にしない
  3. ゲームに関することを志望動機にしない
  4. 「女性自衛官はもっといたほうがよい」など現状を批判する内容にしない

これらは自衛隊の志望動機でよくあるNG例ですので、ご注意ください。

①安易に「災害派遣」を志望動機にしない

災害派遣は自衛隊の志望動機でよくある例ですが、安易に災害派遣を志望動機にするのはNGです。

「被災地の救助活動がしたいなら消防に行け」と思われてしまう可能性があります。

災害派遣が志望動機なら、具体的にどのようなことをしたいのかを述べましょう。

根本として自衛隊本来の任務を理解することが大切です。

②志望動機を理想論や抽象的な内容にしない

志望動機で、理想論や抽象的な内容を伝えても面接官には響きません

たとえば「人助けがしたい」と伝えた場合、面接官から「なぜそう思ったのか」「具体的に何をしたいのか」と聞かれることでしょう。

理想論や抽象的な志望動機ではなく、そう思ったきっかけや具体的なビジョンまで考えておくことが大切です。

これは自衛隊に限らず、どんな職種でも同じことです。志望動機に対して「なぜ?」を繰り返し、より具体的な志望動機を作りましょう。

③ゲームに関することを志望動機にしない

たとえば「戦闘ゲームが好きだから」など、ゲームを志望動機にするのは好ましくありません

面接官の中には「自衛隊は遊びではない」と不快に思う方もいるので、ゲームを志望動機にしないほうが賢明です。

似たケースで「映画やをきっかけに自衛隊に憧れを抱いた」と伝えた方が採用されたこともあります。

映画がきっかけでも、その後自衛隊について学び理解を深めているかどうかが重要です。

④「女性自衛官はもっといたほうがよい」など現状を批判する内容にしない

女性自衛官に応募する方で、「女性自衛官が少ない」「女性自衛官はもっといたほうがよい」と面接で話すのはNGです。

現状批判と捉えられる可能があるため、注意しましょう。

近年、女性自衛官は増えており、2024年9月調査時点で女性自衛官の数は約1.9万人(全自衛官の約8.7%)です。

そのため現状批判に加えて、理解不足だと捉えられる可能性もあります。

他にも、現状を批判するようなことを言ってしまうと、やはり採用担当にとっては印象がよくありません。

どういても伝えたい場合は、批判ではなく「指摘」程度に留めて、その状況で自分が貢献したい、という内容に繋げましょう。

自衛官の志望動機の例文を5つ紹介

例文

ここからは、自衛官の志望動機の例文を、志望動機別に5つ紹介します。

  1. 「災害派遣」が志望動機の場合
  2. 国や国民の安全・平和が志望動機の場合
  3. 女性自衛官への憧れが志望動機の場合
  4. 身内の自衛官への憧れが志望動機の場合
  5. 体力・忍耐力を活かしたいことが志望動機の場合

また今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、5つの例文を本気で添削!コツやNGポイントが分からない人は、ぜひ参考にしてくださいね。

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赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは

例文①災害派遣が志望動機の場合

以下では、「災害派遣に携わりたい」を理由とした志望動機を添削しています。

何となくのイメージではなく、しっかりと自分の原体験が根拠となっていることがポイントです。

災害派遣をきっかけにした志望動機
【結論】私が陸上自衛隊に志願したのは、令和6年の能登半島地震の際、ニュースで見た自衛隊の救助活動に感銘を受けたことがきっかけです。被災者の命を守るために働く自衛隊の姿を見て、私も人々の役に立つ仕事がしたい立ち、社会に貢献する存在になりたいと思いました。
添削コメント|「人々の役に立つ仕事がしたい」のみでは、「自衛隊でなくてもいいのでは?」と思われる可能性があります。「被災者の命を守るために働く自衛隊を見た」と理由を示したうえで、「社会に貢献する存在になりたい」という思いを書き、志望理由の説得力を高めました。
【根拠となるエピソード】実際に、「自分にもできることがあるのではないか」と思い、災害派遣ボランティアに参加しました。現地では被災した家屋の清掃や泥出し、家財の運び出しなどの作業を通じて、少しでも被災者の生活再建を助けられたことにやりがいを感じました。
添削コメント|ニュースで見ただけではなく、自分もボランティアとして活動したという原体験もエピソードに入れていることで、行動力などの面でより高評価となります。
【エピソード詳細】被災者の方々が泣いて感謝してくれたのが心に残っています。そのときに、人を助ける仕事はとても素晴らしいものだと思いました。また、被災者の方々が涙ながらに感謝してくださり、人を助ける仕事の尊さを実感しました。一方で、自衛隊のような大規模な救助活動に比べ、自分の活動の限界も実感したのも事実です。
添削コメント|少し感想文のような文章になっているため、より志望動機にふさわしい表現に変更しています。
【心境の変化】ボランティアの経験を通して、人々をより早く、もっとたくさん助けるためにはどうすればよいかを考えました。る内に、自衛官を志望する思いが強くなりました。そんなとき、自衛官としての役割の重要性を感じるようになり、自衛官になりたいと思う気持ちが強くなりました。悲惨な状況や過酷な任務もあると聞きますが、それでも自衛官として人々を守る責任を果たしたいと考えています。
添削コメント|ボランティアとして自分の目で自衛隊と自分の差を実感したことで、より自衛隊を志望するようになったという自然な流れを意識して修正しています。また、「人を助ける」という輝かしい面だけではないことへの理解も同時にアピールしました。
【入隊後】入隊した後は、自衛隊の一員として災害派遣活動に参加して、できるだけ多くの人を助けたいと思います。被災地の人々の命と生活を守るために全力を尽くしたいです。そして、日々の訓練を通じて成長しながら体力や精神力を鍛え、自衛官として信頼される存在を目指していきます。
添削コメント|「多くの人を助けたい」を「命と生活を守るために全力を尽くしたい」としたことで、より本人の意欲や決意が伝わるようにしています。

【NGポイント】文章全体において具体性が不足しており、志望理由が自衛隊特有の魅力と結びついていませんでした。また、ボランティア経験や自衛隊への理解が足りず、「なぜ自衛隊でなければならないのか」が伝わりにくい状態でした。

【添削内容】「人々の役に立つ仕事がしたい」だけでなく、「被災者の命を守るために働く自衛隊を見た」と具体的な根拠を加えました。また、「感謝された感想」から「自衛隊の救助活動との比較」に内容を修正し、志望理由の流れを強化しました。

【どう変わった?】具体的な行動や感情を追加することで、志望理由に説得力が増しました。また、「自衛隊でなければならない理由」を強調し、自衛隊が果たす社会的役割への理解と共感を明確にしました。同時に行動力と責任感をアピールし、志望動機全体の完成度が上がっています。

【災害派遣をきっかけにした志望動機のコツ】
・志望理由の根拠を明確にする
・なぜ自衛隊なのかが伝わるように書く
・原体験をきっかけにどんな努力をしたか示す

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例文②国や国民の安全・平和が志望動機の場合

以下では、「国や国民の平和を守りたい」を理由とした志望動機を添削しています。

志望理由の通り、真面目さや責任感といった人柄が伝わる文章の書き方に注目してくださいね。

国民の安全に対する使命感の志望動機
【結論】私は、自衛隊が国や国民の平和を守るために重要な役割を果たしていることに強く共感し国防や災害支援など幅広い活動で社会に貢献していることに感銘を受け、志望いたしました。平和を守る仕事に携わることで、自分自身も成長しながら社会に貢献できる国の安全と人々の安心を守る役割を担いたいと考えています。
添削コメント|自衛隊に対して「重要な役割を果たして社会に貢献している」とは、具体的に何を指しているのかを追記することで、自衛隊の活動範囲や責任を自覚していることをアピールしました。
【根拠となるエピソード】私が自衛隊に興味を持ったのは、子どもの頃に参加した自衛隊の地域イベントがきっかけです。そこで自衛官の方々が働く姿を見てイベントで見た自衛官の方々の規律正しい姿と献身的な態度に触れ自衛隊の活動の素晴らしさを「自衛隊が人々の日常生活を支える存在である」ということを初めて感じました。
添削コメント|「働く姿を見て素晴らしさを感じた」では抽象的なため、「規律正しい姿と献身的な態度」と具体的な印象を伝える内容に変更しました。また、「自衛隊が人々の日常生活を支える」という具体的な気づきを記述し、自衛隊への興味が自然に伝わるようにしました。
【エピソード詳細】そのイベントでは、装備の展示や訓練の一部を体験させてもらい、自衛隊の仕事がとてもやりがいのあるものだと感じました。その一つひとつに使命感と責任が込められていることを感じました。また、自衛官の方々の規律正しい姿勢や親切な対応に感動しました。私もそのような姿勢で人々に安心を届けたいと思うようになりました。
添削コメント|「使命感と責任が込められている」と具体的な気づきを加え、自衛隊の仕事への尊敬がより明確になりました。また、「私もそのような姿勢で人々に安心を届けたい」という自身の目標を記載し、志望理由とのつながりを強化しました。
【自衛隊を選んだ理由】自衛隊は国や国民を守るだけでなく、災害時の支援活動や地域との交流にも力を入れていることを知り、社会に広く貢献できる組織だと感じました。自分もそうした役割を担い、多くの人々を支えたいと思いました。私も、自衛隊の一員としてこれらの活動に携わり、人々を支える責任を果たしたいと考えています。
添削コメント|「多くの人々を支えたい」という熱意をただ伝えるのではなく、「人々を支える責任がある」と自衛隊の本質を理解していることをあえて強調し、自衛隊向きの人柄をアピールしています。
【入隊後】入隊後は、自衛隊の一員として訓練に真剣に取り組み、体力や精神力を鍛えて活躍したい国防や災害派遣活動に貢献したいと考えています。そして、チームの一員として協力しながら、国や国民の安全を守るために尽力します。
添削コメント|ただ活躍したい気持ちだけでなく、自衛隊の一員として「国防や災害派遣活動に貢献したい」という強い気持ちを押し出すことで、印象的な締めくくりにしています。

【NGポイント】自衛隊の活動内容についての理解が欠けており、「平和を守る」「重要な役割」といった抽象的な表現に留まっていました。また、自衛隊の活動範囲や責任感についての理解が深く伝わらず、自衛隊としての適性や意欲を示す部分が不足していました。

【添削内容】不明瞭な表現を言い換え、自衛隊の多面的な活動や、自衛隊という組織が持つ責任への理解が伝わる文章に変更しました。また、「活躍したい」を「国防や災害派遣活動への貢献」という具体的な行動に変えて、意欲を強調しました。

【どう変わった?】自衛隊の活動に対する理解が深まり、志望理由が具体的かつ説得力のある内容に改善されました。また、「使命感」や「責任感」といった自衛隊に求められる資質が自然に表現され、採用担当者に好印象を与える内容となっています。

【使命感を志望動機にするコツ】
・志望理由につながる原体験を明確に示す
・自衛隊の活動内容への理解を示す
・自衛隊としての資質をアピールする

例文③女性自衛官への憧れが志望動機の場合

以下では、「女性自衛官への憧れ」を理由とした志望動機を添削しています。

実体験を具体的に書き、「自分も入隊したい」と考えるまでの流れに納得できるエピソードになっているかを重視していきましょう。

女性自衛官へ憧れた志望動機
【結論】私が陸上自衛隊に志願したのは、私は自衛隊にいる女性自衛官の働く姿を見て、自分もそうなりたいと思ったことがきっかけです。に憧れを抱き、陸上自衛隊への志願を決意しました。自衛官として人々の役に立つ仕事ができること人々の生活を支え、国を守るという自衛官の使命に魅力を感じています。
添削コメント|「自分もそうなりたい」という曖昧な表現を避け、「陸上自衛隊への志願を決意しました」と強い意志を強調しました。また、「人々の役に立つ仕事」は自衛官以外でも可能なので「人々の生活を支え、国を守る」という具体的な使命に置き換えることで熱意をアピールしています。
【根拠となるエピソード】高校生のとき、自衛隊の駐屯地見学に参加する機会がありました。そのとき、女性自衛官も堂々と訓練に参加している姿を見て、強く印象に残りました。女性自衛官が男性と同じく堂々と訓練に取り組む姿を目の当たりにしました。その姿に、「性別に関係なく活躍できる場がある」という自衛隊の魅力を感じました。
添削コメント|「堂々と訓練に参加している」という内容を具体化し、「男性と同じく」という文言を加えて、性別に関係なく活躍できることを強調しました。自衛隊の魅力に対する気づきを加えることで、エピソードの意義を高めています。
【エピソード詳細】また、女性自衛官の規律正しい動きや自信に満ちた表情が特に印象に残っています。そのとき、女性でも力強く活躍できる場があることを知り、憧れを抱くようになりました。この姿を見て、自衛官としての責任感や使命感を強く感じ、自分もその一員として力を尽くしたいと思いました。
添削コメント|活躍への憧れは先に書いたため、ここでは「責任感や使命感」を加え、自衛官の役割を理解した上での志望であることを強調しました。
【心境の変化/自衛隊を選んだ理由】他にも、やりがいなどを詳しく教えていただきました。災害派遣や国防活動のやりがいについて直接伺い、女性でも幅広い場面で活躍できると知りました。女性でもさまざまな場面で活躍できることを知って、自分もその一員になりたいと思うようになりました。その話を通じて、自分も自衛官として多くの人々の役に立つ存在になりたいと強く思うようになりました。
添削コメント|「やりがいについて聞いた」という曖昧な表現を、「災害派遣や国防活動のやりがいについて直接伺い」と具体化しました。また、「話を通じて」という流れを加え、心境の変化が自然に伝わるよう修正しました。
【入社後】入隊後は、自衛官としての責任を果たしながら、女性としての視点を活かして活動したいと考えています。特に、災害派遣や地域支援の場面では男性だけでなく、男性よりも力が弱く配慮すべきことも多い女性の被災者に寄り添い、安心を届ける存在を目指します。同性だからこそできる配慮や細かな気遣いで、彼女たちにも安全を届けたいです。
添削コメント|女性自衛官だからこそできることを見つけて目標に据えることで、他の学生との差別化を図りつつ、より俯瞰的な視点を持っていることもアピールしています。

【NGポイント】「女性自衛官への憧れ」を伝えるには説得力に欠け、具体的な使命や目標が不明瞭でした。また、心境の変化や自衛隊ならではの魅力に対する気づきが不足しており、主体性が弱く見えていました。

【添削内容】エピソード全体の文章を中心に見直し、女性自衛官に挑戦したいと感じるまでの流れに説得力を持たせるよう修正しています。また、入隊への意欲を最大限アピールする文章を追記しました。

【どう変わった?】行動や心境の変化が自然な流れで示され、主体性や責任感をアピールできました。入隊後の目標を具体化することで、自衛隊でどのように活躍したいのかを採用担当者にイメージさせやすい文章となり、説得力が大幅に向上しました。

【女性自衛官へ憧れた志望動機のコツ】
・志望動機の根拠となるエピソードを選ぶ
・入隊後の目標に「女性特有」の視点を入れる
・抽象的な表現をなるべく減らす

例文④身内の自衛官への憧れが志望動機の場合

以下では、「身内の自衛官への憧れ」を理由とした志望動機を添削しています。

「話を聞いて何となく憧れを持っただけ」という印象を与えないよう、具体的にどのような点に魅力を感じたのかを説明するのがポイントです。

身内への憧れをきっかけにした志望動機
【結論】私が陸上自衛隊に志願したのは、元自衛官である父の働く姿に憧れを抱いたことが父が果たしていた「国を守る」という使命感に感銘を受けたことがきっかけです。父が話していた自衛官としてのやりがいや、国を守るという仕事の重要性に感銘を受け、影響されました。私も自衛官として国と人々の安全を支える仕事に携わりたいと考えています
添削コメント|結論部分では、簡潔に入隊を希望する理由を伝えましょう。また、「父に影響されました」という表現は受け身な印象を与えるため削り、代わりに「自衛隊に携わりたい」とすることで主体性を強調し、志望理由に熱意が伝わる内容に変更しました。
【根拠となるエピソード】子どもの頃、父が自衛官として活動していたときの話をよく聞いていました。父が訓練の様子や任務のことを語る姿が印象的で、自衛官がとても重要な仕事人々の安全を支える大切な仕事であることを感じました。
添削コメント|ただ重要さを知っていると伝えるのではなく、自衛官の仕事内容に対する具体的な認識があることが伝わる表現に変更しました。
【エピソード詳細】特に印象に残っているのは、父が災害派遣に参加したときの話です。被災地で人々を助けたと語っていた被災者の方々の感謝の声や笑顔について語ってくれた父の姿がとても誇らしく感じました。こうした経験を聞くうちに、自分もそのような仕事に就きたいと思うようになりました。私も自分の身をもって被災者を支えられる存在になりたいと強く思うようになりました
添削コメント|「人々を助けた」ことだけでなく「被災者の方々の感謝の声や笑顔」を見られることにも触れることで、父本人の人柄が伝わる文章にしています。また、「そのような仕事に就きたい」という曖昧な表現を「被災者を支えられる存在になりたい」とすることで、意欲を強調しました。
【心境の変化/企業を選んだ理由】そこで私は災害派遣や国防活動など、幅広い場面で活躍できる自衛隊の魅力を知りました。多岐にわたる自衛隊の活動内容を調べ、その重要性を改めて実感しました。過酷だとは思いますが、自分もその一員として社会に貢献したいという気持ちが強くなりました。
添削コメント|話を聞くだけでなく自らでも調べたことを伝え、志望度の高さをアピールしています。
【入社後】入隊後は、日々の訓練を通じて体力や精神力を鍛え、父のように多くの人を支えることができる自衛官になりたいです。災害派遣などの活動に積極的に取り組み災害派遣や地域支援の現場で被災者に寄り添い、信頼される存在を目指したいと考えています。
添削コメント|「積極的に取り組む」ことはアピールとしては弱いため、具体的にどのような存在になりたいのかを具体的に表現しています。

【NGポイント】文章全体が抽象的で、志望理由が自衛隊でなければならない必然性を十分に伝えていませんでした。また、「影響された」「そのような仕事に就きたい」といった受け身で曖昧な表現が多く、熱意が弱く感じられる部分がありました。

【添削内容】受け身な表現を主体的な表現に改め、自身の意欲を強調しました。エピソードでは志望者の人柄や感受性が伝わる内容に変更し、入隊後の目標についても、「具体的な行動と目指す姿」を示して具体化しました。

【どう変わった?】具体的なエピソードや自衛隊の役割への認識を明示することで、自衛官への適性や志望理由の一貫性が伝わる内容になりました。また、入隊後の活躍をイメージしやすくなり、志願者の印象が大きく向上しました。

【身内へ憧れたという志望動機のコツ】
・受け身な印象を与えない
・「そのような」など曖昧な表現を減らす
・憧れだけでなく自分の意思を示す

例文⑤体力・忍耐力を活かしたいことが志望動機の場合

以下では、「体力や忍耐力を活かしたい」を理由とした志望動機を添削しています。

ただの体力アピールにせず、自分が鍛え上げた力を人のために役立てたいという気持ちの本気度が伝わるように表現しましょう。

体力・忍耐力を活かしたい志望動機
【結論】私が自衛隊に志願したのは、自分の体力や忍耐力を活かせる職場で働きたいと体力や忍耐力を活かして、人々の安全と安心を守りたいと考えたからです。
添削コメント|「体力や忍耐力を活かしたい」だけでは、自衛隊という過酷な環境に入る理由としては不十分な印象を与えるため、「なぜそれを活かしたいのか?」から考えて「人の安全に貢献したい」という文章を追記しました。
【根拠となるエピソード】学生時代、私はスポーツを通じて陸上部での活動を通じて、体力や忍耐力を培いました。特に、練習中にどんなに厳しい状況でも諦めずに取り組む姿勢を学び、中で、目標達成に向けて努力し続ける姿勢を身につけ、それが今の自分の強みだと思っていますこれが、自衛隊で必要とされる精神力に通じると考えています。
添削コメント|「スポーツ」を具体的な部活動名に置き換えました。「厳しい訓練にもしっかりとついてこれそうだ」と好印象に繋がるよう、努力を継続できることをアピールしています。

さらに、「目標に向かって努力し続ける姿勢」と「自衛隊で必要な精神力」を関連付けることで、エピソードが志望理由に結びつくよう修正しました。
【エピソード詳細】また、同じ陸上部の先輩が自衛隊に入隊しており、部活で鍛えられた精神力や体力を、スポーツだけでなく人のためにも活かせることを知りました。災害派遣活動で人々の命を守る場面に立ち会った話を聞きました。その話を通じて、鍛えた精神力や体力を人のために使えることの意義を強く感じました。
添削コメント|先輩から自衛官の役割について聞いた話に加えて「自分の強みが活かせるかも」と気づいた瞬間も追記することで、エピソードが志望動機により直結するように修正しました。
【心境の変化】そこで、私も自分の力を役立て、自衛官として災害時や国防の場面で貢献したいと考えるようになったのです。災害時の救助や物資輸送といった活動を通じて、命を守り生活再建を支えることに貢献したいという思いが強まりました。
添削コメント|「自分の力を役立てたい」という抽象的表現を、「災害派遣や国防の場面」「命を守り生活再建を支える」と具体化しました。自衛隊の具体的な活動内容に触れることで、使命への理解を伝える表現になっています。
【入隊後】入隊後は、訓練に真剣に取り組み、自分の体力や忍耐力をさらに向上させたいです。そして、災害派遣や国防活動などさまざまな場面で活躍し、人々に信頼される自衛官を目指したいです。迅速かつ的確に行動して人命救助や物資輸送を行い、被災者に安心を届けられる自衛官を目指します。
添削コメント|「さまざまな場面で活躍」とは具体的にどうすることか伝わるように修正しました。入隊後、訓練を経て1人の自衛官として活躍する具体的なイメージができるようになっています。

【NGポイント】「体力や忍耐力を活かしたい」という表現だけでは、自衛隊でなければならない理由が伝わらず、志望動機として説得力が不足していました。また、自衛隊の活動や使命への理解を示す記述も欠けていました。

【添削内容】志望理由に「人々の安全と安心を守りたい」という具体的な目標を追加し、自衛隊で働く動機に説得力を持たせました。また、陸上部の先輩の経験を引用することで、志望者の動機が自衛隊の具体的な活動に直結するようにしました。

【どう変わった?】志望理由が自衛隊の使命と一致する内容になり、自衛官として何を目指しているのかが明確になりました。また、具体的なエピソードとそれに基づく目標が示され、印象的で説得力のある内容となりました。

【体力・忍耐力を活かしたい志望動機のコツ】
・なぜ自衛隊なのかが伝わるように工夫する
・強みを活かして何をしたいかを示す
・自衛隊の責任への理解を示す

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自衛隊の任務内容を理解してから志望動機を書こう

自衛隊の志望動機

自衛隊の志望動機を整理する前に、自衛隊の任務である「国防」「災害派遣」「国際平和協力活動」の内容を理解することから始めましょう

また、応募資格や採用試験の内容を確認することも大切です。

志望動機で好印象をのこすポイントとして、「具体的述べること」「きっかけを明確にすること」「自己アピールに力を入れること」「入隊後の覚悟を伝えること」などが重要となります。

自衛隊の志望動機の具体的な内容は人それぞれです。この記事で紹介した例文はそのままコピーせず、自分自身に置き換えて自衛隊の志望動機を考えましょう。

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    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。