長所・短所がわからない!質問の意図・長所・短所の例文を6つ紹介
面接の場では、自分の長所と短所を聞かれることが多くなります。魅力的な答えができれば、選考に有利に働くことは間違いありません。
しかし、自分の特長が分からない、または上手に伝える方法が見つからない方も少なくないでしょう。
この記事では、長所と短所を見つけ、面接での話し方のコツを掴むための対策法を紹介します。ぜひ参考にして、面接で自信を持って自己PRを行いましょう。
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自分の長所・短所を理解していない人は多くいる
多くの人が、自分の長所や短所を見つけることに苦労しています。それは、自分自身の特徴に気づきにくいからです。
時には、自分の基準が厳しすぎて、本来の長所を認識できていないこともあります。就職活動を進める上で、自分の強みと弱みを知ることは非常に重要です。
まずは、自己分析を通じて、自分の特性を深く理解することから始めましょう。そして、友人や家族の意見を聞くことも、新たな自己発見につながります。
なぜ長所・短所は質問されるの?意図を解説
では、面接ではなぜ長所・短所について質問されるのでしょうか。ここでは、質問される意図について紹介します。
①自己分析が徹底できているかの確認
自己分析は、就職活動において不可欠。長所や短所は一見すると隠れがちですが、自己分析を通じてそれらを発見することが大切です。
企業は、応募者が自己の強みと弱みをどの程度理解しているか、そしてそれを仕事にどう活かせるかを見極めたいと考えています。自己分析を行うことで、自身の経験を振り返り、他人との対話を通じて貴重なフィードバックを得られます。
また、過去の成功や失敗から学びを得て、それを将来の行動に活かす力も身につけられるのです。自己分析は、自己理解を深め、企業への貢献度を高めるための第一歩ですよ。
②会社の社風とマッチするかの確認
企業が面接で長所や短所を尋ねるのは、就活生が自社の文化や価値観に合致するかを見極めるためです。自己理解と向上心を探ることで、応募者が持つ強みを活かし、課題に立ち向かう意欲があるかどうかが分かります。
長所を通じて自己の強みをどう活かせるか、短所を通じて成長への姿勢が評価されるのです。
自己分析を深め、企業文化に適合する自分を見つけることが、内定への近道となります。自分自身を理解し、企業に貢献できる人材であることを示しましょう。
③入社後に活躍できる人材か確認するため
面接での長所と短所の質問は、入社後にどれだけ貢献できるかを見極めるために重要です。長所を把握することで、候補者が組織にどのように価値をもたらせるかが明らかになります。
一方で、短所に関する質問は、成長意欲と課題解決への行動力を探るためです。これらの質問から、応募者が自身の強みを活かし、弱みを克服する能力を持っているかが評価されるのです。
【わからない人必見】長所・短所の見つけ方3選
続いて、長所と短所がわからない方に向けて、探し方を3つ紹介します。
①自己分析をやり直す
自己分析は、自分の長所と短所を発見するための鍵です。価値観が明確になることで、自分の真の強みや改善点が見えてきますよ。
自分史を書いたり、モチベーショングラフを作成したりすることで、自己理解を深められます。また、専門のセミナーや自己分析ツールを利用することも有効です。
マインドマップを描くことで、思考の整理も可能になります。これらの方法を通じて、自分自身を徹底的に分析し、隠れた才能や可能性を見つけ出しましょう。
②身近な人に他己分析をお願いする
自己分析だけでなく、他己分析も自分の長所と短所を探る上で非常に有効です。他人の目を通して自分を見ることで、自分への理解が深まります。
身近な人に自分の長所・短所を質問したり、近年ではwebサイトで他己分析を依頼できるものもあります。それらの他己分析を活用して、自己理解を一層深めましょう。
③長所・短所を言い換えて伝える
長所が見えない時は、短所を見て長所に言い換えてみましょう。
例えば、真面目すぎることを短所だと感じるかもしれませんが、それは責任感が強いという長所にもつながります。この視点から自己PRを考えると、新しい自分の魅力を発見できるかもしれません。
自分の特性を柔軟に捉え直すことで、面接での印象も大きく変わるはずです。あなたの長所と短所、両方の価値を見出し、自信を持って伝えましょう。
長所・短所を面接で上手く伝えるポイント4つ
最後に、長所・短所を面接で上手にアピールするポイントを4つ紹介します。
①長所・短所は1つだけ伝える
面接での自己PRでは、長所と短所を一つに絞り込むことが肝心です。これにより、メッセージが明確になり、相手にも伝わりやすくなります。
一つのポイントに集中することで、その点を深く掘り下げ、具体的なエピソードを交えて説明することができるのです。
自分にとって最も重要な長所を選び、それが企業の求める人材像と合致している場合は、特に強調してください。
②結論から分かりやすく伝える
面接では、自分の長所や短所を明確に伝えることが求められます。その際、結論を先に述べることで、話の流れがスムーズになり、面接官にも理解しやすくなりますよ。
複雑に考える必要はありません。「私の長所はこれです」と率直に伝え、その理由や具体的なエピソードを続けて説明することで、より印象に残る自己紹介ができます。
③具体的なエピソードを伝える
面接において、自分の長所や短所を具体的なエピソードとともに伝えることは、非常に重要です。実際に経験した事例を挙げることでより説得力のある内容になります。
長所がどのように役立ったか、または短所がどんな影響を及ぼし、それにどう対処したかを話すことで、面接官に深い印象を与えられるのです。
④入社後に長所・短所をどうするか述べる
面接での自己PRは、単に過去の経験を語るだけでなく、入社後のビジョンを伝えることも大切です。長所を活かす計画や、短所を改善するための具体的な努力を伝えることで、あなたの前向きな姿勢が伝わります。
たとえば、チームワークを重視する社風であれば、コミュニケーション能力の高さをアピールし、逆に個々の裁量が大きい環境なら、自己管理能力の強さを強調すると良いでしょう。
短所に関しては、どのように克服しようとしているかを明確にし、成長への意欲を示すことが重要です。
長所・短所を面接でアピールする例文6つ
最後に、長所・短所を面接でアピールする例文を6つ紹介します。
【長所①】忍耐力
自分の長所は「忍耐力」です。 幼い頃から様々な困難に直面しましたが、それらを乗り越えるためにたゆまず努力を重ねてきました。例えば、運動が苦手でしたので、根気強く続けることで少しずつ上達できたのです。 また、勉強では分からない問題に遭遇するたびに、諦めずに考え抜き、解決に導くよう心がけてきました。このように、諦めることなく最後までやり通す強い精神力が私の強みです。 入社後は様々な困難があると思います。しかし、そのような時こそ培ってきた忍耐力を発揮し、前に進み続けることが肝心だと信じています。 |
上記の例文は、「忍耐力」を長所としてアピールしています。困難な状況もくじけず乗り越えられる人材であると伝えられますよ。
【長所②】主体性
自分の長所は「主体性」です。大学のゼミ活動で長所を発揮できました。 ゼミでは、自ら進んで課題に取り組み、積極的に議論に参加するよう心がけていました。単に与えられた課題をこなすだけでなく、自分なりの視点で追加の調査を行い、新たな気づきを得ようと努めたのです。 また、議論の際にも、受け身の姿勢に終始するのではなく、自らの考えを建設的に発言しました。そうすることで、活発な意見交換が促され、ゼミ活動がよりいっそう深まったと自負しています。 このように、自ら能動的に取り組むことで、新しい発見につながるのだと実感しています。就職後も、主体的に行動し、会社の発展に貢献できる人材となれるよう尽力する所存です。 |
上記の例文は、「主体性」を長所としてアピールしています。自ら積極的に行動できる姿勢は、成長意欲が感じられて好印象でしょう。
【長所③】責任感
自分の長所の一つに「責任感」があります。大学に通いながら続けたインターンシップで、その強みを発揮できました。 インターン先の企業では、重要なプロジェクトを任されました。期限に遅れることなく確実に仕事を完遂するため、自らの役割を常に自覚し、与えられた責務を全うすべく最善を尽くしていました。 時には夜遅くまで残業し、関係者と綿密に打ち合わせを重ねたこともありました。そうした経験を通して、自身の行動が結果に大きく影響を及ぼすことを身をもって実感しました。 企業においても、一人ひとりが責任を持って行動することが大切だと考えています。就職後は、この経験を生かし、与えられた業務に対して常に前向きに取り組み、高い責任感を持ち続けていく所存です。 |
上記の例文では、「責任感」を長所としてアピールしています。責任感強く働ける方は、信頼して仕事を任せられるため重宝されるでしょう。
【短所①】せっかち
自身の短所の一つに「せっかち」があげられます。アルバイト先の飲食店でせっかちになってしまった経験があります。 ピーク時は多くの注文が殺到し、注文を取り違えたり、料理を間違えて運んだりすることも度々ありました。焦ってしまい、ゆっくり確認する時間を作れなかったのがその原因です。お客様から文句を言われるたびに反省し、落ち着いて行動する大切さを痛感しました。 しかし、一方でそのせっかちが原動力にもなり、スピーディな対応を心がけられたことも事実です。今後はその長所を生かしつつ、短所を克服していかなければなりません。ゆとりを持って物事に取り組み、確実な行動をすること、それが就職後に向けて改善すべき点だと自覚しています。 |
上記の例文は、「せっかち」を短所として伝えています。せっかちさを長所として活かす方法・入社後にどう改善するかを述べられている点が評価されるでしょう。
【短所②】優柔不断
自身の短所は「優柔不断」であると自覚しています。 塾講師のアルバイトを通して、生徒への指導方法をめぐり、保護者の方から様々な意見が寄せられることがありました。一方では「厳しく指導してほしい」と求められ、他方では「子どもが勉強を嫌がらないよう気を付けてほしい」など相反する要望もありました。そのたびに戸惑い、どちらの意見を尊重すべきか決めかねてしまう場面が多々ありました。 このような優柔不断な態度が、生徒への適切な指導を妨げてしまったことは否めません。今後は自らの考えを明確に持ち、状況に応じて的確に判断できるよう意識を改める必要があります。就職後も同様に、様々な意見に惑わされることなく、自らの主体性を発揮できる人材となりたいと考えています。 |
上記の例文では、「優柔不断」が短所であると伝えています。優柔不断さによって失敗した経験を伝え、どう克服していくかを明確にできている点がポイントです。
【短所③】頑固
自身の短所の一つに「頑固」があげられます。大学のバレーボール部での経験では、部活動中、自分なりの考えを強く持ち過ぎたため、周りの意見を取り入れにくい面がありました。 例えば、練習メニューについて監督から助言を受けた際、自分の考えと合わないと素直に聞き入れられず、議論を重ねる場面が多々ありました。結果、お互いに譲らず、対立が深まってしまうこともありました。 このように、一旦決めた考えを簡単に変えられない頑固さが、チームの雰囲気を損ねてしまったことは反省すべき点です。就職後は、自分の意見を主張するだけでなく、他者の意見にも常に耳を傾け、柔軟性を持つことが何より重要だと認識しています。頑なな態度は改め、多様な視点を受け入れる姿勢を身に付けたいと考えております。 |
上記の例文は、短所として「頑固」を挙げています。頑固さが強くて失敗した経験をもとに、柔軟性を取り入れる姿勢は評価されるでしょう。
長所・短所がわからなくても落ち着いて準備をしよう
本記事では、長所・短所を聞かれる意図・伝え方・探し方などを紹介しました。自分の長所や短所が見えない時は、焦らず自己分析から始めることが大切です。
長所や短所はすぐには見つかりませんが、自己分析や他己分析を行うことで、徐々に明らかになってきます。長所をアピールする際は、具体的な成功体験を話し、短所については、改善のための努力を共有することが重要ですよ。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。