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留年すると就職で不利?企業の本音と対策を徹底解説

「留年してしまったら就職はもう不利なのでは…」と不安に感じている人も多いのではないでしょうか。

たしかに企業の中には計画性や自己管理力を疑問視するケースもありますが、意識してほしいのは「留年が必ずしも大きなマイナスになるとは限らない」という点です。

大切なのは、留年理由を正直かつ前向きに説明し、その経験から得た学びや成長を伝えることです。

本記事では、留年が就活に与える影響から企業側の本音、効果的なES・面接対策、内定後の対応まで徹底解説していきます。ぜひ、次の一歩を踏み出すための参考にしてみてください。

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目次

留年で就活が不利になるとは限らない

留年すると「就活で不利になるのではないか」と不安を抱く人も多いでしょう。しかし、実際には必ずしもマイナス評価につながるとは限りません。

大切なのは、留年期間をどう過ごし、何を学んだかをきちんと伝えることです。企業が注目するのは、過去の失敗や遠回りそのものではなく、そこから何を学び、どのように立て直したのかという点です。

たとえば、自らの意思で目標を再設定し、具体的に行動してきた経験があれば、それは「主体的に行動できる人」として前向きに評価される可能性もあります。

一方で、「特に理由もなく留年した」「なんとなく過ごしていた」と受け取られてしまうと、印象が悪くなりやすいため注意が必要です。

理由や背景を明確にし、自分なりのストーリーとして語れる準備をしておきましょう。留年という事実そのものよりも、それをどう捉え、どのように前向きに変換できているかが問われているのです。

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留年は就活にどんな影響を与えるのか?

大学生活でやむを得ず留年してしまった場合、就職活動にどのような影響が出るのか不安に感じる方は少なくありません。

ただし、必ずしも留年が不利になるとは限らないため、過度に心配する必要はないでしょう。悩む気持ちが出てきても、それをどう向き合い、行動に変えるかで今後が変わります。

ここでは、留年が就活に与える具体的な影響について、さまざまな視点から解説します。

  1. 書類選考で落ちやすくなる可能性がある
  2. 面接でマイナスに捉えられることがある
  3. 就活スケジュールの調整が難しくなる
  4. 新卒枠に応募できるメリットがある
  5. 経験や反省を評価されることもある

①書類選考で落ちやすくなる可能性がある

留年を経験すると、「履歴書にどう書いたらいいのか」「見ただけで不利に見られないか」と不安を感じる人も多いでしょう。

とくに、友人と卒業時期がずれてしまったことで、自信をなくしてしまう学生もいます。たしかに、学歴欄に留年が反映されると、「目立つのでは」と気になるかもしれません。

しかし、選考において重要なのは表面的な情報よりも、そこにある背景や行動の中身です。「留年を経て何を学び学業や生活をどう立て直したのか」といったストーリーこそが、あなたの個性として伝わります。

たとえば、「当初は時間管理が甘く単位を落としたが、次年度は計画的に学習し、無事に必要単位を取得した」といった経験も、成長を示す材料となります。

履歴書には正直な情報を書いたうえで、自分の考えや変化を添えて、前向きなアピールにつなげていきましょう。

②面接でマイナスに捉えられることがある

面接では、留年経験について具体的に聞かれる場面が少なくありません。その際、「何をどう話せばいいのか分からない」「話すと損するのでは」と不安を感じることもあるかもしれません。

ただし、話しづらい経験であっても、しっかり整理しておくことが大切です。ポイントは、原因を説明するだけで終わらせず、「そのあとにどう変化したか」までを含めて話すことです。

たとえば、「最初は単位への意識が甘かったが、失敗をきっかけに時間の使い方を見直し、学業への取り組み方も大きく変わった」といったように、自分なりに努力した点を明確にしておくと、自然な流れで説明できます。

また、想定される質問に対して答えを用意しておくと、緊張した場面でも落ち着いて話しやすくなります。

自分の経験を素直に見つめ直し、言葉にする準備をしておくことが、結果として自信につながっていくでしょう。

③就活スケジュールの調整が難しくなる

留年生が就活を進める上で現実的なハードルになりやすいのが、「時間の使い方」です。

卒業に必要な必修科目の履修で授業と就活の日程が重なり、予定調整に悩む学生は少なくありません。講義が詰まって「就活に時間を割けない」と感じるケースも多くあります。

ただ、最近ではオンライン形式の説明会や面談が主流になってきており、時間や場所の柔軟性が格段に高まっています。自宅や大学の空き時間を活用すれば、効率よくエントリーや面接の準備が可能です。

また、予定が重なってしまった場合には、キャリアセンターに相談すれば、担当者を通じて企業とのやりとりをサポートしてもらえる場合もあります。

重要なのは、自分一人で抱え込まず、使えるサポートをうまく使うこと。スケジュールに制約があるからこそ、行動力や計画性が自然と身につき、それが将来にもつながっていきます。

就活では、多くの企業にエントリーしますが、その際の自分がエントリーした選考管理に苦戦する就活生が非常に多いです。大学の授業もあるので、スケジュール管理が大変になりますよね。

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④新卒枠に応募できるメリットがある

「留年したら、もう新卒じゃないのでは?」と不安に感じる人もいるかもしれません。

しかし、実際には多くの企業が「卒業後3年以内」を新卒扱いとして採用枠を設けており、1年の留年でチャンスを失うことはほとんどありません。

むしろ、1年間という猶予があるからこそ、自分を見つめ直す時間ができ、他の学生とは違った経験を積むことも可能になります。

たとえば、インターンに参加して実務経験を積んだり、学外活動で視野を広げたりすることで、自信を持って語れるエピソードが増えるのではないでしょうか。

周囲と比べて遅れているように見えても、自分のペースで丁寧に準備を進めていけば問題ありません。「今できることを確実に積み上げていく」ことこそが、就活の成功につながる最短ルートです。

⑤経験や反省を評価されることもある

留年したことで、自分に対する否定的な感情が強くなってしまうこともあるでしょう。「周囲より劣っているのではないか」「このまま社会に出ていいのか」と、自信を失ってしまう人も少なくありません。

しかし、そうした経験をきっかけに、自分の弱点と向き合い、改善しようと努力したこと自体が非常に価値のあるプロセスです。

たとえば、以前はだらけた生活だったものの、学び直しを通じて早寝早起きを習慣にした、学習計画を立てて着実に成果を出した、というように、日々の積み重ねはやがて大きな変化につながっていきます。

大事なのは、過去の失敗を恥じることではなく、その経験から自分に必要なことを見つけ、次の行動に変えていく姿勢です。

自分にしかない歩みをきちんと振り返り、それを胸を張って語れるようになれば、留年の経験は大きな強みになるでしょう。

留年した学生に対する企業側の印象

留年経験があると、企業の目にどう映るのか気になる就活生は多いでしょう。実は、留年=マイナス評価とは限りません。

ただし、理由の伝え方やその後の行動によって、企業側の印象は大きく変わってきます。ここでは、企業が留年に対してどのような印象を持つのか、具体的に見ていきましょう。

  1. 計画性がない印象を持たれる
  2. 自己管理能力に疑問を持たれる
  3. 状況をきちんと説明できるか注目される
  4. 留年理由によって印象が変わる
  5. 前向きな行動が評価される場合もある

①計画性がない印象を持たれる

留年と聞いたとき、企業の面接官がまず気にするのは「この人は計画的に行動できるのか?」という点です。社会人にはスケジュールを守る力が求められるため、時間の使い方や物事の進め方は重視されます。

しかし、単に「単位を落とした」ではなく、その背景や改善策まで話せると印象は変わってきます。「反省を踏まえて再履修に真剣に取り組んだ」といった経験があれば、むしろ評価されることもあるでしょう。

つまり、企業が見ているのは計画性そのものではなく、失敗から何を学び、どう変わったかという点にあるのです。

②自己管理能力に疑問を持たれる

留年の理由が体調不良や生活習慣の乱れなどである場合、企業は「この人は自己管理ができるのか?」と不安を感じる可能性があります。社会人にとって、時間や体調の管理は欠かせない要素です。

とはいえ、やむを得ない事情があったなら、それを明確に説明した上で「その後どのように立て直したか」まで伝えることが大切です。

たとえば、健康管理を見直し、再発防止に努めたなどの行動が伝われば、信頼につながるでしょう。大切なのは、問題をそのままにせず、自分なりに向き合った姿勢を見せることです。

③状況をきちんと説明できるか注目される

企業が重視するのは、留年した事実よりも「その経緯をどう説明するか」です。

たとえば「ゼミ活動に熱中しすぎて履修を誤った」や「留学で卒業が遅れた」といった具体的な事情があれば、納得感を持って受け止めてもらえる可能性があります。

ポイントは、曖昧にせず、言い訳に聞こえないように説明することです。正直に、かつ前向きに伝えることで、むしろ信頼を得られる場合もあるでしょう。

話し方や伝え方ひとつで印象は大きく変わるため、自分の言葉で丁寧に説明する準備をしておくことが重要です。

④留年理由によって印象が変わる

同じ「留年」でも、その理由によって企業の捉え方は異なります。たとえば、病気や家庭の事情などやむを得ない理由であれば、企業側も事情を汲んでくれることが多いでしょう。

一方で、「遊びすぎた」「出席を怠った」など、責任感の欠如を感じさせる内容だと、厳しい印象を持たれてしまいます。

ただし、どんな理由であれ、その後の行動や反省の姿勢をしっかり伝えることで印象を変えることは可能です。企業が見ているのは「事実」ではなく「その後のあなたの行動」です。

⑤前向きな行動が評価される場合もある

留年期間をただ過ごすのではなく、積極的な行動に充てていた場合、それが評価につながることもあります。

たとえば、資格取得やインターン、ボランティア活動などに取り組んでいれば、成長意欲のある人材と見なされるでしょう。

企業は「困難を自らの行動で乗り越えようとする姿勢」を高く評価します。つまり、留年という過去そのものが問題なのではなく、そこからどう立ち直ったか、どんな経験を積んだかが問われているのです。

過去にとらわれるのではなく、未来志向で語ることがカギになります。

留年して就活を行う人が抱える不安

就職活動の時期に留年が決まると、将来への不安を抱える学生が多いでしょう。ただ、その不安の多くは正しい情報を知ることでやわらぎます。

ここでは、就活中の留年に関する代表的な不安とその対処法について解説します。

  1. 周囲よりも出遅れているという焦り
  2. 企業に悪い印象を与えるのではないかという不安
  3. 内定をもらえないのではないかという恐怖
  4. 既卒扱いになるかもしれないという不安
  5. 留年理由をどう説明すればよいか分からない不安

①周囲よりも出遅れているという焦り

同級生が次々と内定を得る中、自分だけ取り残されているような感覚になると、不安や焦りを感じてしまいます。

しかし、留年=不利とは限りません。むしろ、準備期間を長く確保できるというメリットもあります。

たとえば、自己分析や業界研究を丁寧に進めたり、面接練習に時間をかけたりすることで、選考での説得力を高めることができます。

焦って行動しても空回りしてしまうだけです。今できることに集中し、じっくり準備を進めることで、自信と納得感のある就活につながるはずです。

②企業に悪い印象を与えるのではないかという不安

留年経験があると、「企業にネガティブに見られてしまうのでは」と考えてしまいがちです。しかし、企業は留年自体よりも、その背景や考え方に注目しています。

重要なのは、理由を隠すことではなく、正直に、前向きに説明することです。

「なぜ留年したのか」「そこから何を学び、どのように改善したのか」を伝えられれば、かえって誠実さや成長力が評価されることもあります。

あいまいな説明はかえって逆効果になりかねません。自分なりの言葉で整理しておくことが大切です。

③内定をもらえないのではないかという恐怖

「留年したら内定がもらえないのでは」と不安になる人は多いかもしれません。ですが、実際には多くの留年経験者が内定を獲得しています。

問題は留年の事実そのものではなく、そこからどう行動し、どう成長したかにあります。たとえば、失敗から自分の弱点に気づき、それを克服しようと努力した経験は、自己PRとしても有効です。

企業が見ているのは、課題に対してどのように向き合い、自分を変えようとする姿勢です。恐れるよりも、自分を客観的に見つめ直すことが、突破口になるでしょう。

④既卒扱いになるかもしれないという不安

留年すると、「このままでは既卒になってしまうのでは」と心配になることがあります。ですが、留年中の就職活動であれば、ほとんどの企業で新卒として扱われます。

卒業を1年延期しただけでは、採用枠が変わることは基本的にありません。ただし、卒業後に何もしない期間ができてしまうと、既卒扱いとなることもあるため注意が必要です。

スケジュールをしっかり確認し、必要な情報を早めに集めておくと安心です。

⑤留年理由をどう説明すればよいか分からない不安

就職活動では、留年理由を説明する場面がほぼ確実にあります。そこで戸惑ってしまうのは、自分の中で理由をうまく整理できていないからです。

ポイントは、「何が原因だったか」だけでなく、「その後どう乗り越えたか」まで含めて話すことです。

たとえば「体調管理がうまくいかず留年したが、生活習慣を見直して改善できた」といった具体的なストーリーがあると、納得感が生まれます。

大切なのは、言い訳をするのではなく、過去の経験から何を学んだかを伝える姿勢です。

留年生が就活でしておきたい行動

留年してしまったことで、就活に対して不安を抱く学生は少なくありません。しかし、正しい準備と意識を持つことで、留年が不利にならないどころか、むしろプラスに働くこともあります。

ここでは、留年生が就職活動において取るべき具体的な行動を紹介します。

  1. 自己分析の徹底
  2. 業界研究と企業研究の強化
  3. インターンシップやアルバイト経験の積極活用
  4. 資格取得やスキルアップの取り組み
  5. スケジュール管理と就活準備の早期化

①自己分析の徹底

就活において自己分析は誰にとっても重要ですが、留年生にとっては特に欠かせないステップです。なぜ留年したのか、その過程で何を学び、どう乗り越えてきたかを明確にすることが大切です。

そうした経験は、自分自身の強みや価値観を深掘りする手がかりになります。過去の失敗をただのマイナスにせず、成長の糧として伝える姿勢は企業にも好印象を与えるでしょう。

自分なりの考え方や行動の理由を言語化することで、志望企業とのマッチ度も伝えやすくなります。留年という背景があるからこそ、自分をしっかり理解し、語れるよう準備しておきたいところです。

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②業界研究と企業研究の強化

留年経験がある場合、「なぜその業界か」「なぜその企業か」といった志望動機の説得力が一層求められます。ただ情報を集めるだけでは不十分です。

業界の構造や将来性、企業のビジョンや強みなどを深く理解し、自分との接点を見つけましょう。説明会への参加やOB・OG訪問も効果的です。

「本気でこの企業を目指している」と感じてもらうことが、留年というハンディを乗り越える大きな一歩になります。納得感のある志望理由を持って臨んでください。

企業分析をやらなくては行けないのはわかっているけど、「やり方がわからない」「ちょっとめんどくさい」と感じている方は、企業・業界分析シートの活用がおすすめです。

やるべきことが明確になっており、シートの項目ごとに調査していけば企業分析が完了します!無料ダウンロードができるので、受け取っておいて損はありませんよ。

③インターンシップやアルバイト経験の積極活用

留年中に得たインターンやアルバイトの経験は、就活において非常に価値のあるアピール材料です。特に、責任ある仕事や課題解決に取り組んだ経験は高く評価されやすいです。

ただ単に「働いていた」と伝えるのではなく、「どのような課題があり、どう工夫して成果を出したか」を具体的に語れるようにしましょう。経験にストーリー性を持たせることがポイントです。

そうすることで、留年期間を「ブランク」ではなく成長の場」として伝えることができ、企業からの評価も変わってくるはずです。

④資格取得やスキルアップの取り組み

留年期間を活用してスキルや資格を身につけることは、他の就活生との差別化につながります。特に、志望業界と関連のある資格やスキルは強力な武器になります。

ただし、資格取得が目的になってしまっては意味がありません。なぜそのスキルを学ぼうと思ったのか、どうキャリアに活かせるのかまで伝えられるようにしておきましょう。

努力を継続してきた姿勢は、留年という事実以上に、企業に好印象を与える材料になります。

⑤スケジュール管理と就活準備の早期化

留年している学生にとって、就活準備の「遅れ」は大きなリスクになり得ます。卒業時期や単位取得の要件が特殊な場合もあるため、計画的な行動が求められます。

早めに自己分析や企業研究を始め、エントリーシートの作成や面接対策に着手しましょう。特に夏や秋のインターン情報を逃さないためにも、情報収集を習慣化してください。

学業との両立も重要になるため、スケジュール管理ツールを活用しながら、無理なく行動できる計画を立てていきましょう。

就活では、多くの企業にエントリーしますが、その際の自分がエントリーした選考管理に苦戦する就活生が非常に多いです。大学の授業もあるので、スケジュール管理が大変になりますよね。

そこで就活マガジン編集部では、忙しくても簡単にできる「選考管理シート」を無料配布しています!多くの企業選考の管理を楽に行い、内定獲得を目指しましょう!

ESで留年を不利にしない書き方のコツ

ES(エントリーシート)は就活の第一関門であり、留年経験がある学生にとっては特に慎重な対応が求められます。

正しい書き方を押さえることで、マイナスの印象を最小限に抑え、むしろプラスに転じることも可能です。ここでは、留年を不利にしないES作成のコツをご紹介します。

  1. 留年理由は簡潔かつ正直に書く
  2. 留年で得た学びや成長を盛り込む
  3. 志望動機とのつながりを明確にする
  4. 入社後の展望を具体的に示す
  5. ネガティブな印象を与えない言葉選びを意識する

①留年理由は簡潔かつ正直に書く

エントリーシートにおいて留年理由を記載する場合は、余計な言い訳や美化を避け、事実を簡潔に伝えることが大切です。

たとえば「体調不良による療養」「研究活動への集中」「進路の再検討」など、理由が明確であればマイナス評価にはなりにくいでしょう。あいまいな表現は、「何か後ろめたいことがあるのでは」と受け取られかねません。

だからといってネガティブな印象を与えるような書き方をする必要はありません。過度な反省を記すよりも、現実的かつ前向きな説明を心がけると、誠実な姿勢が伝わります。

②留年で得た学びや成長を盛り込む

留年という経験そのものよりも、そこから何を得たのかが評価されます。ESでは、留年期間に学んだことや成長した点を具体的に伝えましょう。

たとえば「自己管理の重要性を実感した」「専門知識を深めることができた」「将来の目標が明確になった」など、自身の変化を具体的に語ることが大切です。

ただ出来事を並べるだけでなく、それがどのように自分を成長させたのかまでを含めることで、読み手に説得力が伝わります。困難を前向きに乗り越えた経験として提示してください。

③志望動機とのつながりを明確にする

ESでは、留年経験が志望動機とどう関係しているかを明確にすることが重要です。

たとえば、進路を再検討するために留年した結果、自分に合った業界や企業に出会えたのであれば、その選択が前向きなものだったと伝えることができます。

企業側は納得感のある志望理由を重視します。留年をきっかけにキャリア観が変わり、そのうえで志望先に魅力を感じたという流れが自然に伝わるよう、ストーリー性を意識してください。

④入社後の展望を具体的に示す

過去の経験だけでなく、将来の展望を示すこともESでは重要なポイントです。特に留年経験がある場合は、それをどう乗り越え、どう活かしていくかを伝える必要があります。

たとえば「自ら課題を見つけ行動する力を営業職で活かしたい」「自身の経験を通して後輩の育成にも貢献したい」など、明確なビジョンがあると好印象です。

企業は将来性のある人材を求めています。困難を成長につなげた姿勢を示し、前向きな未来像を描きましょう。

⑤ネガティブな印象を与えない言葉選びを意識する

留年に関する記述では、言葉選びひとつで印象が変わります。「失敗」「後悔」といった否定的な語よりも、「学び直し」「再挑戦」といった前向きな言葉を選びましょう。

自分を必要以上に卑下するのではなく、課題をどう受け止め、どう改善したかを中心に語ることで、建設的な人物像が伝わります。

ESは人柄を映すものです。ネガティブな経歴があっても、どう表現するか次第で印象は大きく変わるので、細部まで気を配ってください。

面接で留年を聞かれたときの答え方のコツ

面接では、留年について質問されることが少なくありません。ただ、留年経験があるからといって、必ずしも不利になるとは限りません。

伝え方次第では、むしろプラスに働く可能性もあります。ここでは、就活生が面接で留年について聞かれた際、どのように答えればよいか、そのポイントをわかりやすく紹介します。

  1. 留年理由の説明は前向きに伝える
  2. 経験から得た学びを言語化する
  3. 留年による成長を具体例で示す
  4. 嘘やごまかしを避ける
  5. 他責ではなく自責の視点を持つ

①留年理由の説明は前向きに伝える

面接で留年の理由を聞かれた際には、ただ事実を述べるだけでなく、前向きな気持ちで説明することが大切です。

たとえば「体調不良だった」「単位を落とした」といった事実があったとしても、そのあとどのように行動を変えたかを伝えると、改善に向かう力があると評価されるでしょう。

企業が見ているのは、トラブルが起きたときの対応力や行動力です。

留年の理由を正当化しようとせず、自分がどんな努力をして乗り越えたのかを丁寧に伝えてください。それが、かえって好印象につながるはずです。

②経験から得た学びを言語化する

留年中にどんな経験をし、そこから何を学んだのかを具体的に話すことが評価のポイントになります。

たとえば、アルバイトやボランティア、資格の勉強などをしていた場合、それによってどんな気づきや変化があったかを自分の言葉で説明しましょう。

「責任感が身についた」「時間管理の大切さを実感した」といった内容も良い印象を与えます。単なるブランクではなく、価値のある時間として伝えることができれば、面接官の見方も変わるでしょう。

③留年による成長を具体例で示す

「成長しました」と抽象的に言うだけでは、説得力に欠けます。成長したことを伝えるなら、行動や成果を交えて説明してください。

たとえば「TOEICのスコアが200点上がった」「長期インターンでリーダーを任された」など、実績として語れる内容があると、面接官も納得しやすくなります。

成長とは、日々の積み重ねの結果です。行動の変化と成果を具体的に伝えることで、信頼感を得られるでしょう。

④嘘やごまかしを避ける

留年理由について話すときに、ついごまかしたくなる気持ちはあるかもしれません。しかし、面接では正直に話すことが大切です。

企業は応募者の誠実さを見ています。曖昧な説明や話の整合性が取れない場合、不信感を持たれてしまうかもしれません。

たとえネガティブな理由であっても、「その経験から何を学び、どう立て直したか」を合わせて話せば、むしろプラスに転じることもあります。ごまかすよりも、正直で前向きな姿勢が評価されやすいです。

⑤他責ではなく自責の視点を持つ

「教授の授業が厳しかった」「コロナの影響で計画が狂った」など、外的要因を理由にすると、主体性に欠ける印象を与えるおそれがあります。

もちろん外的要因は実際にあるでしょうが、大切なのは「自分としてどう対応すればよかったか」を振り返ることです。

「もっと早めに相談すべきだった」「準備不足を痛感した」といった自責の視点を示すことで、成長意欲や責任感を伝えることができます。自分の行動を振り返る姿勢は、社会人としての信頼にもつながるはずです。

内定後に留年が決まった場合の内定の行方

内定が決まったあとに留年が確定すると、多くの就活生が「内定は取り消されるのではないか」と不安を抱えます。

内定が取り消されるかどうかは状況により対応は異なりますが、企業によっては内定を維持する場合もあります。

ここでは、内定後に留年が決まったときに想定される3つの主なケースについて、押さえておくべきポイントをわかりやすく解説します。

特に「せっかく頑張って内定をもらったのに……」と落ち込んでいる人にこそ、冷静に状況を整理し、前向きな選択肢を知っておくべきでしょう。

  1. 内定が取り消される可能性がある
  2. 再選考が必要となるケースもある
  3. 既卒採用として扱われる場合がある

①内定が取り消される可能性がある

内定後に留年が決まったとき、最も大きなリスクは内定の取り消しでしょう。ただし、すべての企業が自動的に取り消すわけではありません。

たとえば、内定通知書に「卒業を条件とする」と明記されていれば、卒業できないことで契約条件を満たさなくなり、取り消しの対象となる可能性があります。

一方で、卒業時期の変更に柔軟に対応してくれる企業も実際に存在します。特に学生に寄り添う姿勢のある企業では、入社時期の延期を認めるなど、個別対応してくれることも少なくありません。

このように、企業ごとに対応が異なるからこそ、まずは自分がもらった内定通知書や雇用契約書の記載内容を丁寧に読み返してみてください。そこに書かれている条件が、内定の今後を大きく左右します。

②再選考が必要となるケースもある

一部の企業では、内定後に留年が決まった場合、再選考を求められることがあります。その際は翌年度の新卒採用や既卒枠で、改めて選考を受け直す必要が生じる可能性があります。

企業の採用活動は、時期や人数などが綿密に計画されているため、内定者が翌年以降に入社を延期する場合、枠を再調整しなければならなくなるのです。

結果的に「一度白紙にして再検討したい」と判断されることもありますが、これは評価が下がったという意味ではありません。実際、再選考の際に前回の結果を考慮してくれる企業もあります。

このような可能性に備えるためにも、過去に提出したエントリーシートや面接で話した内容は記録しておくと役に立ちます。

再選考では成長や新たな経験を具体的に準備し、柔軟に対応する姿勢を示すことが評価につながります。ネガティブに捉え過ぎず、前向きな気持ちで焦らず一歩ずつ進めることが大切です。

③既卒採用として扱われる場合がある

留年で卒業が翌年以降に延びた場合、企業によっては「既卒扱い」となることがあります。内定は取り消されず残る一方、新卒枠ではなく既卒枠での採用に切り替わるケースです。

既卒扱いになると研修や入社時期、昇進に違いが出る場合もありますが、近年は多くの企業が既卒にも新卒と同様の対応をしており、大きな不利益を感じることは少ないでしょう。

企業が重視するのは「会社に貢献できる人材かどうか」です。強みや経験をしっかり伝えられれば、既卒という立場が必ずしも不利になるわけではありません。

不安を抱えているなら、迷わず企業に連絡し、どのような扱いになるのかを確認しておくと安心です。

学生の立場では不安に感じがちな「既卒」という言葉も、実際にはそれほど壁のあるものではないということを知っておいてください。前を向いて準備していけば、きっと次のチャンスに繋がるはずです。

内定後に留年が決まった場合の対応事項

内定が決まった後に、まさかの留年が確定すると、頭の中が真っ白になってしまう人も少なくありません。

これからどうすればいいのか、誰に相談すべきかさえ分からず、不安だけが先行してしまいがちです。ただし、適切に対応すれば、企業との信頼関係を保ちながら乗り越えることも十分可能です。

焦らず、段階的に行動すれば未来は開けていきます。

  1. 大学側の救済措置を確認する
  2. 内定先に早めに報告する
  3. 就活計画の再構築と情報整理を行う

①大学側の救済措置を確認する

留年が決まってしまった場合、まず最初に確認すべきは大学側の救済制度です。大学によっては、単位不足などの事情があっても、一定の条件を満たせば「卒業見込み」の状態を維持できるケースがあります。

たとえば、集中講義での単位取得、長期休暇中の特別補講、春学期や夏学期での追加入学などが該当します。

このような制度を知っているかどうかで、内定先との対応にも大きな違いが生まれます。知らずにすぐ内定辞退を考えてしまうのは、非常にもったいない行動です。

まずは学部の事務室や学生支援課、ゼミの担当教授などに相談し、自分に適用できる制度があるかをきちんと確認してください。

「留年=終わり」と考えず、取れる選択肢を冷静に整理することが大切です。不安を抱え込まず、大学関係者など信頼できる人と相談しながら冷静に情報を整理し、最適な道を探りましょう。

②内定先に早めに報告する

留年が決定したとき、内定先への報告はなるべく早めに行うことが重要です。報告が遅れるほど企業側に「誠実さが足りない」と感じさせてしまい、信頼を失う可能性があります。

学生としては言いづらさや怖さがあるかもしれませんが、ここを後回しにしても状況は改善しません。報告する際には、事実を正直に、冷静な言葉で伝えるよう心がけましょう。

「〇〇科目の単位を落としてしまい、来年度に再履修が必要となりました」など、具体的な説明があると相手にも伝わりやすいです。

留年の期間や卒業・入社への影響を事前に整理し、伝え方を工夫することが重要です。まずは電話で丁寧に説明し、その後にメールで正式に伝えることで誠意がより伝わりやすくなるでしょう。

企業によっては入社延期や翌年度での再選考に応じてくれる場合もあります。大切なのは早めに行動し、「どう思われるか」ではなく「どう伝えるか」に意識を向けることです。

③就活計画の再構築と情報整理を行う

留年が決まるとキャリアプランが崩れたように感じるかもしれませんが、ここで計画を整理し直すのは自分を見つめ直す良い機会でもあります。焦らず、自分の状況と向き合う時間を確保してみましょう。

これまでの応募企業や選考状況、内定の有無をリスト化すると、辞退するべきか再応募するべきか、判断しやすくなります。そのうえで履歴書やESを見直し、最新の内容にアップデートしておきましょう。

志望動機や自己PRでは、留年を前向きに伝える工夫が重要です。「失敗からの学び」や「再挑戦への姿勢」を盛り込み、成長を示すことで企業に自身の可能性をアピールできるでしょう。

自己分析をやり直すことも大切です。価値観や目標が変化していないか、今の自分が本当に目指したい道は何かを深掘りしてみてください。

情報を整理し、気持ちを整えることで、もう一度自信を持って就活を再スタートさせることができるでしょう。

留年生の就活に関するよくある質問

留年してしまった就活生にとって、採用活動で不利になるのではないかと不安を感じることは当然です。

しかし、企業側は必ずしも留年をマイナスと受け取るわけではありません。ここでは、留年就活において多くの学生が抱える疑問について一つひとつ解説し、不安の軽減につなげていきます。

  1. 就職浪人との違いを企業はどう見ている?
  2. 留年がある場合、どんな企業が狙い目?
  3. 留年の事実はエントリー時点で申告すべき?
  4. 留年によって卒業年がずれた場合、履歴書はどう書く?
  5. 留年生が利用できる就活サービスや支援制度はある?

①就職浪人との違いを企業はどう見ている?

就職浪人と留年は混同されやすいですが、企業はその違いをしっかりと見ています。留年は大学に在籍中の出来事であり、単位不足や進路変更など、理由が明確なことが多いです。

一方で、就職浪人は卒業後に空白期間があるため、「なぜその間に働かなかったのか」という説明が求められます。

つまり、在籍中の留年は説明がしやすく、内容次第では不利にならない場合もあるでしょう。企業が重視しているのは、過去そのものではなく、その期間にどう行動したかという点です。

マイナスに映るかどうかは、留年の理由や、それに対する前向きな取り組み方次第といえます。

②留年がある場合、どんな企業が狙い目?

留年経験があるからといって、応募できる企業の幅が狭まるわけではありません。ただ、学歴や経歴を重視する企業では、選考通過がやや難しくなる可能性はあります。

狙い目となるのは、ポテンシャル採用を重視している企業や、個人の価値観や成長意欲を評価するベンチャー企業です。

通年採用や複数回選考を実施している企業であれば、タイミングに左右されず挑戦しやすくなります。

重要なのは、企業側が求めている人物像と自分の経験が合致しているかどうかです。自分の強みを正しく伝える姿勢が大切です。

③留年の事実はエントリー時点で申告すべき?

結論として、留年の事実は正直に申告したほうがよいでしょう。企業は応募者の正確な学歴や卒業予定年を確認しており、誤った情報を記載すると信頼を損なう可能性があります。

エントリーシートや履歴書には卒業予定年月を書く欄があるため、留年は自然に明らかになります。その際は、なぜ留年に至ったのか、その期間に何をしていたのかを簡潔にまとめるとよいでしょう。

正直に説明することで、誠実さや反省、前向きな姿勢が伝わります。隠すよりも、自分の言葉で伝えるほうが信頼を得やすくなります。

④留年によって卒業年がずれた場合、履歴書はどう書く?

卒業予定年が変更になった場合、履歴書には現在の「卒業見込み年月日」を正しく記載してください。たとえば、「2026年3月卒業見込み」といったように、最新の情報を明記することが基本です。

過去の事情は履歴書に直接書く必要はありませんが、エントリーシートや面接で理由を聞かれることはあるでしょう。

その際には、留年に至った背景と、その経験を通じて得たものを自信を持って伝えることが大切です。誤解を避けるためにも、実際の学籍状況に基づいて正確に書くようにしてください。

⑤留年生が利用できる就活サービスや支援制度はある?

留年した学生でも、通常の就活生と同様に各種の支援サービスを利用できます。たとえば、大学のキャリアセンターでは学年に関係なく、個別相談や模擬面接、エントリーシート添削などを受けることが可能です。

また、外部の就活エージェントやナビサイトの中には、既卒・留年生にも対応しているところが多くあります。「既卒歓迎」や「ポテンシャル採用」を掲げる企業の情報も豊富です。

さらに、自治体や国の若者向け就職支援プログラムも選択肢に加えると、幅広いサポートが得られるでしょう。遠慮せず活用することが、納得のいく就職につながります。

留年就職における現実的な向き合い方とは?

就職活動において留年は必ずしも不利ではありません。確かに書類選考や面接でマイナスに見られる可能性は否めませんが、一方で経験・反省を前向きに伝えることで評価される場合もあります。

企業側の印象は留年理由や説明の仕方によって大きく左右されるため、誠実かつ前向きに対応することが重要です。

不安を抱える学生も多いですが、自己分析や企業研究、スキルアップに取り組むことで自信を持った就活が可能になります。

エントリーシートや面接では、成長や学びを具体的に伝えることがカギです。仮に内定後に留年が決まった場合も、早めの報告と柔軟な対応を心がけましょう。

留年という経験を活かす姿勢こそが、就職活動を成功に導くポイントです。

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    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。