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【例文5選】税理士の志望動機の好印象な書き方!法人・事務所から事業会社向けまで紹介

税理士として就職・転職する方にとって、志望動機は鬼門です。専門性をどうアピールするか、志望先にどう適性をアピールするか、悩むことも多いでしょう。

実は、いくつかのポイントを押さえることで、説得力のある志望動機の作成が可能です

この記事では、税理士の志望動機作成のコツを志望先別の具体例とともに解説していきます。また、よくあるNG例も紹介し、税理士業界の最新トレンドも踏まえた志望動機の作り方もお伝えします。

この記事を参考に、自信を持って志望動機を作成し、理想のキャリアへの第一歩を踏み出してください

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人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

紙谷

記事の監修者

紙谷

新卒1年目の段階では訪問営業でトップセールス獲得し、3階級役職をあげる。 現在は企業コンサルとキャリアアドバイザーを兼任。

目次

そもそも税理士の仕事内容とは?

税理士は税務に関する専門家として重要な役割を担っており、主な業務には、確定申告書の作成や税務調査への対応、節税対策の提案などがあります

たとえば、個人や法人の財務状況を分析し適切な税務戦略を立てることは税理士の重要な仕事です。また近年では、経営コンサルティングの側面も強まっており、企業の意思決定に大きな影響を与えることも増えてきました。

ここでは、特に代表的な仕事内容を具体的に3つを見ていきましょう

  1. 税務書類の作成
  2. 税務代理
  3. 税務相談

①税務書類の作成

税務書類の作成は税理士の主要な業務の一つです

具体的には、確定申告書や決算書など、税務に関する各種書類を正確に作成し提出します。その際、クライアントから提供された財務データを基に、税法に則った適切な計算を行い必要な情報を漏れなく記載しなければなりません

また、税務署からの問い合わせに対応するため、作成した書類の根拠となる資料の整理・保管も行います。

②税務代理

税務代理は、税理士が納税者に代わって税務当局と交渉する重要な業務です

税務調査の立ち会いや税務署との折衝を行いクライアントの権利を守ります。また、納税額に関する不服申立てや税務に関する訴訟においても、専門的な知識を活かして代理人として活動しています。

税務代理を通じて、税理士はクライアントと税務当局の間の橋渡し役となり、適正な納税を実現するための重要な役割を果たしていると言えるでしょう

③税務相談

税務相談は、税理士の専門性が最も発揮される業務の一つといえるでしょう

具体的には、クライアントの税務に関する疑問や課題に対して、専門的な見地からアドバイスを提供し、節税対策の提案や複雑な税法の解釈、税務リスクの分析などを行います。

また、近年では事業承継や海外展開など、企業の重要な局面においても助言を行い、経営判断をサポートも行っているようです。

そのため、「税務」の範囲に収まらず、クライアントのニーズに的確に応え、付加価値の高い助言の提供が、税理士の競争力を高める重要な要素となっています。

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税理士の3つの主な就職・転職先

税理士資格を取得した後の主なキャリアパスには、大きく分けて3つの選択肢があります

以下、各就職先の特徴について詳しく見ていきましょう。

  1. 税理士事務所・税理士法人・会計事務所
  2. 一般事業会社
  3. コンサルティングファーム

①税理士事務所・税理士法人・会計事務所

税理士事務所や会計事務所は、税理士資格取得者にとって最も一般的な就職先です

これらの事務所では、個人事業主や中小企業を中心に幅広いクライアントの税務業務を担当し、主な業務内容には、確定申告書の作成、税務相談、税務調査の立ち会い、経営コンサルティングなどがあります。

小規模な事務所では、1人の税理士が多岐にわたる業務をこなすことが求められる一方、大規模な税理士法人では、特定の分野に特化したスペシャリストとしての活躍も可能です。

これらの事務所で働く最大の魅力は、税務のプロフェッショナルとして高度な専門性を磨くことができる点であり、将来的に独立開業を目指す場合には実務経験を積む絶好の機会となるでしょう

②一般事業会社

一般事業会社への就職も、税理士資格を持つ人にとって魅力的な選択肢の一つです

大企業から中小企業まで多くの会社が税務の専門家を求めています。主な配属先は経理部門や財務部門で、会社全体の税務戦略の立案や実行、グループ会社の税務管理などを担当する場合が多いでしょう。

税務申告書の作成はもちろん、税務調査への対応、組織再編や M&A における税務デューデリジェンスなど、幅広い業務に携わることができます。

最大の魅力は企業経営の中核に近い立場で仕事ができる点で、税務の視点から会社の意思決定に大きな影響を与えることも可能です。

③コンサルティングファーム

コンサルティングファームや監査法人系のコンサルティング部門は、税理士資格保有者にとって近年特に注目を集めている就職先です。

主な業務内容には、複雑な税務戦略の立案、クロスボーダー取引の税務アドバイス、M&A に関する税務デューデリジェンス、移転価格コンサルティングなどがあります。

最大の魅力は最先端の税務問題に取り組むことができる点で、大規模かつ複雑なプロジェクトに参画し国際的な経験を積むことも可能でしょう。

一方で、厳しい競争環境や長時間労働、頻繁な出張など、ワークライフバランスが課題となることもあります。

志望動機でアピールしたい税理士に求められる3つの適性

税理士は、高度な専門知識と幅広いスキルを要するチャレンジングな仕事であり、志望動機をアピールする際には、単に税務の知識があるだけでなく、税理士としての適性の強調が重要で

ここでは、特に大切な3つの適性を見ていきます

  1. 数字ベースでの思考が得意
  2. 忍耐力がある
  3. コミュニケーション力がある

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①数字ベースでの思考が得意

税理士にとって、数字ベースでの思考力は最も基本的かつ重要な適性と言えるでしょう

これは、財務諸表の分析や税額の計算、節税策の立案など、税理士の業務のほとんどが数字を扱うものだからです。

また、税理士の仕事では、単に計算が得意なだけでなく、数字の背後にある意味を読み取りそれを基に戦略を立てる能力が求められます。

そのため、税理士にとって数字を適切に扱う力は大前提として不可欠な素養です

②忍耐力がある

税理士の仕事には、高い忍耐力が求められます。これは、税法は複雑で頻繁に改正されるため、常に最新の知識をアップデートし続ける必要があるためです

また、確定申告期には長時間労働が続くこともあり、身体的にも精神的にも忍耐力が試されます。

さらに、膨大な量の書類や数字と向き合い、細かいミスも許されない緻密な作業を行うことも多くあります。

③コミュニケーション力がある

税理士にとって、高いコミュニケーション力もまた必要不可欠な適性です

これは、クライアントの多くは税務の専門家ではないため、複雑な税法や会計処理を分かりやすく説明する必要があるからです。

また、クライアントの事業内容や財務状況を正確に把握するためには、適切な質問力や傾聴力も重要です

さらに、税務当局とのやりとりにおいても、クライアントの立場を適切に代弁し、交渉する能力が求められます。

税理士が志望動機を作成する前に準備するべきこと

志望動機は、採用担当者に自身の魅力を最大限にアピールする重要な機会です

特に専門性の高い職業である税理士おいては、自身のキャリアプランと志望先の特徴を十分に理解した上で、自己分析を行うことが重要です。

ここで特に大切な3つのポイントを見ていきましょう。

  1. 転職・就職理由や目的を明確にする
  2. 志望する事務所(法人)や企業の特徴を知る
  3. 過去の経験から強みやスキルを棚卸しする

①転職・就職理由や目的を明確にする

志望動機を作成する前に、まず自身の転職や就職の理由、目的の明確化が重要です。

なぜ税理士としてのキャリアを選択したのか、どのような税理士になりたいのか、長期的なキャリアプランはどのようなものかを深く考える必要があります。

例えば「専門性を高めたい」「より大きな案件に携わりたい」「特定の業界に特化したいなど」具体的な目標の設定がおすめです。

また、現在の状況から何を変えたいのか、新しい環境で何を実現したいのかも明確にし、志望動機に一貫性と説得力を持たせましょう。

②志望する事務所(法人)や企業の特徴を知る

志望動機を作成する際、志望先の特徴の十分な理解が極めて重要です

税理士事務所、税理士法人、一般企業、コンサルティングファームなど、それぞれの組織には固有の特徴や文化があります。

志望先のウェブサイトや求人情報を確認し、取り扱う業務の内容、クライアントの特徴、組織の規模、企業理念などを把握しましょう。

可能であれば、その組織で働く税理士や元職員から情報を得ることで、志望先の特徴と自身の経験や志向がどうマッチするかを具体的に示すことができ、志望動機の説得力が大きく高まります

③過去の経験から強みやスキルを棚卸しする

効果的な志望動機を作成するには、自身の強みやスキル客観的な分析が不可欠です。

特に税務や会計に関する専門知識はもちろん、数字ベースの思考力、問題解決能力、コミュニケーション能力など、税理士に求められる適性についても具体的なエピソードを交えて分析しましょう。

また、自身の性格や価値観も考慮し、志望先の環境でどう活躍できるかをイメージします。

税理士の志望動機のおすすめ構成・書き方

税理士の志望動機を効果的に作成するには、適切な構成と説得力のある内容が不可欠です。

今回は、4段階での構成の作り方を紹介します。以下で各要素について詳しく見ていきましょう。

  1. なぜ税理士として働きたいのか
  2. なぜその事務所(企業)を志望するのか
  3. 背景になる具体的なエピソード
  4. 入社後にやりたいことや活躍するビジョン

①なぜ税理士として働きたいのか

志望動機の冒頭では、なぜ税理士を選択したのかを明確に述べることが重要です

ここでは、税理士の仕事に対する理解と熱意を示すとともに、自身のキャリアビジョンとの整合性を説明します

例えば、「企業の健全な発展に貢献したい」「複雑な税務問題を解決する知的好奇心がある」「数字を通じて経営に関わりたい」等の動機を伝えましょう。

また、税理士の社会的意義や、変化する経済環境における税理士の役割についての考えを示すのも効果的です。

②なぜその事務所(企業)を志望するのか

志望動機の次の重要な要素は、なぜその特定の事務所や企業を選んだのかです

例えば、「御社の専門分野である国際税務に興味がある」「御社の革新的な税務コンサルティングアプローチに共感する」「御社の企業理念が自身の価値観と一致する」等の具体的な理由を挙げましょう。

志望先の特徴と自身のキャリアビジョンを結びつけることで、採用担当者の印象に残る志望動機を伝えることができます。

③背景になる具体的なエピソード

志望動機に説得力を持たせるには、税理士を志すきっかけとなった経験や、自身の適性を示す具体的なエピソードも重要です

例えば、「大学のゼミで税法を学び、その奥深さに魅了された」「前職で税務の重要性を実感し、専門家を目指すことを決意した」「複雑な税務問題を解決し、クライアントから感謝された経験」などを伝えましょう。

これらのエピソードを通じて、税理士としての適性や熱意、これまでの努力を具体的に示すことができます。

④入社後にやりたいことや活躍するビジョン

志望動機の締めくくりとして、志望先でどう活躍し成長していきたいか等、入社後のビジョンを具体的に示すことが重要です

例えば、「特定業界の税務エキスパートとして、クライアントの事業拡大に貢献したい」「最新のテクノロジーを活用した税務サービスの開発に携わりたい」等のビジョンを示します。

また、中長期的なキャリアプランと、それが志望先でどう実現できるかを説明しましょう。

具体的で実現可能なビジョンを示すことで、応募先での自身の将来像を明確にし、採用担当者にあなたが活躍する具体的なイメージをもってもらうことができます

【志望先別】税理士の好印象な志望動機の例文5選

税理士の志望動機は、志望先によって強調すべきポイントが異なるため、注意が必要です。ここでは、主な志望先別に好印象を与える志望動機の例文を合計5つ紹介していきます。

  1. 税理士法人・事務所を志望する場合
  2. その他を志望する場合

さらに今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、5個の例文を本気で添削!どんなポイントに注目して書くべきか知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

また、志望動機がそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの志望動機テンプレを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。

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①税理士法人・事務所を志望する場合

税理士法人や事務所を志望する場合、その組織の特徴や強みを理解し、自身のキャリアプランとの適合性を示すことが重要です

ここでは、一般型、専門型、総合型の税理士事務所それぞれに対する志望動機の例文を紹介します。

1. 一般型税理士事務所の志望動機例文

一般型税理士事務所を志望する例文を添付しました。

前職で中小企業の税務管理に興味を持ったきっかけを示し、この事務所を選んだ理由も効果的に伝えています。

一般型税理士事務所の志望動機
【結論】
私は、税務・会計実務を通じて中小企業や個人事業主の成長を支援したいと考え、法人だけでなく個人への支援も充実している貴事務所を志望しました。
添削コメント|志望動機として「税理士として誰をどう支援したいか」が明確で、事務所側にも熱意が伝わりやすい結論です。また、動機と志望先の事務所との繋がりを示すことで、よりマッチ度の高さを強調する形に修正しました。
【根拠となるエピソード】
前職の営業職で中小企業のお客様と接する中で、税務知識の重要性を痛感し、会計事務所でアシスタント業務に携わるようになりました税務や会計に関する知識を深めるため独学で簿記を学び始めました実務を通じ、より深い専門性を身につけたいと考えるようになりました。
添削コメント|もとの「会計事務所でアシスタント業務」という表現は、実務経験2年以上を要する税理士の条件と矛盾し、採用担当に不信感を与えかねないため、独学で税務について勉強していたという自然な流れに修正しました。
【エピソード詳細】
現在は、会計事務所にて記帳代行や仕訳入力、確定申告の補助業務などを担当しています現在は、半年ほどかけて取得した日商簿記2級を営業での業務にも活かしつつ、税理士試験に向けた学習を進めています。営業ではお客様ごとの課題や背景を理解したうえで正確な処理を行うことを心掛けており、税理士科目の勉強も進めています。「営業なのにここまで税務知識に長けている人はそうそういない」「話がスムーズで助かる」と、クライアントからも好評をいただいた経験があります。
添削コメント|税理士資格もなしに実務担当をしているという表現はややリアリティに欠けるため、資格取得と学習努力に焦点をあてた表現に改めました。営業でも知識を活かして活躍している表現を追記し、今後の成長可能性をアピールする形となっています。
【企業を選んだ理由】
貴事務所は地域に根差し、幅広いお客様を支援している点に魅力を感じました。教育体制も充実しており、税務の基礎から着実に実力を高められる環境だと考えていますまた、税理士資格さえあれば未経験者でも実務を通じて多くの経験を積める環境にあり、着実に成長できると考えました。
添削コメント|「教育体制充実」という表現は、実際にどのような環境なのかが分からず、きちんと魅力を把握しているのかわからないため、具体的にどのような体制なのかを追記しています。
【入社後】
入社後は、担当業務を一つひとつ丁寧に習得し、お客様に安心してご相談いただける税務のパートナーを目指します。将来的には、法人設立支援や資金繰りアドバイスなどにも貢献できる存在を目指して努力してまいります。
添削コメント|この「入社後」パートは、入社直後の目標(基礎習得)と中長期の目標(法人支援等)とがバランスよく記載されており、企業側に成長イメージを具体的に伝える内容になっています。

【NGポイント】
未経験であるにもかかわらず「実務経験がある」かのような表現が含まれていた点が問題でした。採用担当者に不信感を与えてしまう可能性がありましたね。

【添削内容】
「独学による知識習得」や「資格取得への努力」を中心に据えた表現に修正しました。さらに、企業選びの理由も未経験者視点で自然な内容へと言い換え、文全体のリアリティを強化しています。

【どう変わった?】
例文全体の印象が、未経験応募者らしい謙虚さと成長意欲を兼ね備えたものに変わりました。これにより、企業側に対して「育成すれば成長が期待できる」というイメージを持ってもらえます。

【今回の志望動機のコツ】
前職での経験をアピールする
なぜその事務所が良いのか述べる
育成支援に共感を寄せる

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2. 専門型税理士事務所の志望動機例文

専門型税理士事務所を志望する例文を添付しました。

志望動機では抽象的な表現を避け、前職で出した成果を効果的にアピールしましょう。

専門型税理士事務所の志望動機
【結論】
私は、前職で培った数値管理と分析力を活かし、より専門性の高い業務に携わりたいと考え、貴事務所を志望いたしました。
添削コメント|自分の強み(数値管理と分析力)と志望理由が一文で端的に伝わっており、専門型税理士事務所を志望する意図が明確です。
【根拠となるエピソード】
前職では、営業事務として売上データの集計や経費精算を担当し、数値管理の正確性とスピード向上に努めました。売上データの入力精度を高めるためにチェックフローを再構築し、集計作業の正確性と効率を向上させました。
添削コメント|「数値管理の正確性とスピード向上に努めた」だけでは何をどう改善したのか不明瞭でした。「チェックフローを再構築」という具体策を加え、課題解決力を強調しました。
【エピソード詳細】
具体的には、それまで全て手作業で行われていた売上集計業務を改善し、関数を組んで自動化したシートを導入しました。この経験を通じて、細かな数値を正確に扱う力と、業務改善の意識を培うことができました。さらに、関係部署と連携しながら使いやすいよう運用マニュアルを整備し、継続的に精度を保つ仕組み作りにも貢献しました。
添削コメント|ここでは「改善提案→実施→運用マニュアル整備」までの一連の流れを示すことで、成果に至った課程をアピールしています。
【企業を選んだ理由】
貴事務所は法人税務に強みを持ち、専門分野に特化している点に魅力を感じました。特に、法人税務の分野で中小企業支援に注力している点に共感いたしました。幅広い顧客層に対応する中で、税務知識を実務を通じて着実に高められる環境であると考えています。
添削コメント|志望理由には「何に共感したのか」「どんな特徴に惹かれたのか」を入れることが重要です。中小企業支援という軸を加えることで、専門型税理士事務所への理解度と志望意欲をより深く伝えられています。
【入社後】
入社後は、ミスなく迅速な業務遂行を心がけながら、税理士補助業務を通じて専門知識を吸収します。将来的には資格取得にも挑戦したいと考えております。3年以内に税理士試験科目合格を目指し、着実に実務スキルを高めながら貢献してまいります。
添削コメント|「将来的に」では目標設定があいまいであり、行動意欲が伝わりにくくなります。「3年以内に科目合格」という具体目標を設定し、実行力と成長意欲をアピールしました。

【NGポイント】
元の例文では、各エピソードにおける「行動や成果」が抽象的だった点が課題でした。また、入社後の目標としても「将来的には~~したい」といった表現では、具体的なビジョンがあるのか不明で、意欲がうまく伝わらない状態でした。

【添削内容】
エピソード中の具体的な行動内容や成果を補強し、企業選びの理由にも「中小企業支援への共感」という具体軸を挿入しました。また入社後の目標も、3年以内という期限を設けて具体的な資格名を出すことで、志望意欲を明確にしました。

【どう変わった?】
行動と成果が明記されたことで、採用側にとって成長意欲がイメージしやすい内容に変化しました。また、専門型税理士事務所の特性に合わせた志望動機となり、企業理解の深さも伝わる文章になっています。

【今回の志望動機のコツ】
前職での成果をアピールする
企業理解の深さを明示する
目標に期限を設ける

3. 総合型税理士事務所の志望動機例文

総合型税理士事務所を志望する例文を添付しました。

自己PR作成では、単なる憧れや印象ではなく、過去の経験と志望理由を結び付けて書くことが重要です。

総合型税理士事務所の志望動機
【結論】
私は、税務・会計業務を通じて多様な企業や個人を支援し、社会に貢献できる税理士を目指したいと考えております。総合型税理士事務所では幅広い業種や案件に携われるため、自身の専門性を高めながら成長できると確信し、志望いたしました。
添削コメント|総合型税理士事務所の特徴である「幅広い業種・案件に携われる」という特徴を挙げ、志望動機を明確に示しています。
【根拠となるエピソード】
前職で営業職として経営者の方々と接する中で、資金繰りや税務申告に関する悩みを耳にする機会が多く、もっと直接的に支援できるスキルを身につけたいと考えるようになりました。企業を運営する上で確実について回るこれらの悩みに対して、営業職という分野では力不足だと考え、より専門的な立場からサポートしたいという思いが芽生えました。
添削コメント|どうして営業という立場から税務の支援をしたいと考えたのか、思考の流れが明確でなかったため、「経営上必ず発生する悩みに営業では対処できないと感じた」という気付きを加え、志望動機への繋がりを明確にしています。
【エピソード詳細】
そこから私は独学で簿記資格を取得し、社内での簡易な財務相談にも応じるようになりました。社内で財務データの読み取り支援や、簡易な資金繰り提案を行うなど、できる範囲で経営サポートに取り組みました。この経験から税務知識の重要性を実感し、税理士を目指す決意を固めました。
添削コメント|エピソード詳細では、単に「相談に応じた」という弱い表現を削除し、「財務データ読み取り」や「資金繰り提案」という具体的行動に言い換えました。
【企業を選んだ理由】
貴所は幅広いクライアントを支援しており、税務だけでなく経営全般に関するアドバイスにも力を入れていらっしゃる点に大きな魅力を感じました実績を多く持っています。中小企業から大企業、IT領域やBtoB領域など、企業の規模や領域にとらわれない支援幅の広さに強く惹かれました。多様な業務を経験しながら、実践力を高めたいと考えております。
添削コメント|「魅力を感じました」という主観的すぎる表現を、「実績と支援の幅」という事実ベースの表現に変更しました。企業側が「自社の強みを理解して志望している」と納得できます。
【入社後】
入社後は、まず補助業務を通じて実務経験を積み、税務申告やコンサルティング業務にも積極的に挑戦してまいります。そして、貴所の一員として多様なニーズに応えられる税理士へと成長していきたいです。
添削コメント|補助業務から実務経験を積み、一歩一歩着実に成長していくプロセスが明確に描かれており、企業側にも「入社後の成長イメージ」が具体的に伝わります。

【NGポイント】
税理士事務所を目指す動機ははっきりしていましたが、具体的な企業理解や、なぜその事務所を志望しているのかという根拠が曖昧でした。また、前職での行動の内容があまり伝わっておらず、企業に与える印象もぼやけています。

【添削内容】
総合型税理士事務所の特性を具体的に盛り込み、幅広い業務への対応力という志望先の強みと志望理由を結び付けました。さらに、エピソードでも前職での成果を具体化し、より強くアピールしています。

【どう変わった?】
なぜその事務所に応募するのかがより明確になり、説得力のある志望動機になりました。自発的にスキルを習得しようとする姿勢が伝わるため、採用後の成長イメージも伝わります。

【今回の志望動機のコツ】
前職での気付きを明確に伝える
税理士を目指した動機を示す
入社後の成長ビジョンを明確にする

②その他を志望する場合

税理士事務所ではなく、事業会社の経理部門やコンサルティングファームなどを志望する場合、また別の切り口で志望動機を書く必要があります。

ここでは、それぞれの志望先に対する志望動機の例文を紹介していきますね。

1. 事業会社の経理部門の志望動機例文

事業会社の経理部門を志望する例文を添付しました。

志望する企業の特徴や、入社後に取り組みたい業務などにも触れ、志望動機に信頼性を持たせましょう。

事業会社の経理部門の志望動機
【結論】
私は、前職で培った経理実務を活かして企業経営を支えたいと考え、貴社の経理部門を志望いたしました。事業会社である貴社の経理部門で、経営の根幹を支える実務経験を積みたいと考えています。貴社で税理士としての専門性を高めたいと考え、志望いたしました。
添削コメント|単に「貴社の経理部門を志望」と述べるだけでは、動機が浅く見えてしまいます。事業会社で経験を積む意図や、税理士資格との関連を盛り込むことで、志望動機に一貫性を持たせました。
【根拠となるエピソード】
前職で営業部門のアシスタント業務に携わる中で、数字を通じて会社の動きを支える経理の仕事に魅力を感じるようになりました。数字の管理を通して営業活動を支援してきました。この経験から、企業の成長を裏側から支える経理業務に魅力を感じるようになりました。
添削コメント|「魅力を感じた」という抽象的な表現だけでは、志望動機の根拠としては説得力に欠けるため、「アシスタント業務を通じて経理の重要性を実感した」というエピソードに変更しました。
【エピソード詳細】
たとえば前職で請求書発行を行った際、部門内でのミスを前年比30%削減することに貢献しました。細かなミスにより進捗の遅れが発生しがちだった状況を分析し、担当者が各々の裁量でチェックをしていることが判明しました。そこで、統一されたチェックリストの導入やダブルチェック体制を整備した結果、ミスの発生率を前年に比べて30%削減することに貢献しました。この成功体験を通じて、経理業務に本格的に携わりたいという思いが強まったのです。
添削コメント|淡々と成果を示すだけでは具体性に欠けるため、チェックリスト作成やダブルチェックといった、当時の具体的な施策を補いました。これにより、確実に「努力→成果」というプロセスが踏まれたことが読み手に伝わる内容になっています。
【企業を選んだ理由】
貴社は社内資格取得支援制度が整っており、今後税理士資格取得を目指す中で、実務経験を積みながら成長できる環境だと確信しました。経営企画や財務戦略にも関与できるキャリアパスが整っており、幅広い実務経験を積みながら、長期的な成長が可能な点に魅力を感じました。
添削コメント|「資格支援」にのみ触れると受動的な印象になるため、将来的なキャリアパス(経営企画・財務戦略)にまで視野を広げた表現に修正しました。
【入社後】
入社後は、まずは正確かつ迅速な経理業務の遂行を徹底するとともに、簿記や税務の知識をさらに深め、将来的には経営分析や資金管理といった高度な分野にも挑戦し、貴社の健全な財務運営に貢献してまいります。
添削コメント|入社後の展望が段階的に述べられており、詳細な成長戦略が描かれています。企業側にも好印象を与える内容です。

【NGポイント】
当初は企業選びの動機が浅く、説得力に欠ける部分が目立っていました。また、前職の成果のアピールについても、ただ「頑張ったら成果が出た」と述べるのみになっており、本当に活躍できたのか、読み手がイメージしにくいです。

【添削内容】
志望理由では事業会社で経験を積む意図を明確にし、エピソードでは数字管理の経験を補強しました。成果部分では工夫内容を具体的に示し、企業選びではキャリアパスまで見据えた内容に変更しています。

【どう変わった?】
企業視点で見たとき、志望動機の一貫性が大きく向上し、説得力のある志望動機となりました。行動と成果を具体的に結び付けることで、実務での再現性が高い人材だと印象づけられます。

【今回の志望動機のコツ】
志望理由に専門性を加える
前職での具体的な施策を述べる
企業選びの理由を深堀りする

2. コンサルティングファームの志望動機例文

コンサルティングファームを志望する例文を添付しました。

なぜコンサルティングファームを志望したのかを明確にし、他でもないその企業を志望した理由をアピールしましょう。

コンサルティングファームの志望動機
【結論】
私は、企業経営に関する知見を活かし、より多くの企業の成長を支援できる税理士になりたいと考え、貴社を志望いたしましたました。特に経営支援型のコンサルティングに強みを持つ貴社で、税務と経営の両面からクライアントの成長に貢献したいと考え、志望いたしました。
添削コメント|元文は「貴社を志望いたしました」で止まっており、なぜコンサルティングファームなのかの説明が弱くなっていました。志望動機を明確に示す表現を加え、企業へのマッチ度が高いことを印象付けています。
【根拠となるエピソード】
前職での経験の中で、税務の専門知識を深め、企業の意思決定を支える存在になりたいと強く感じるようになりました税務処理を通じて企業の資金繰りや経営判断に関わる経験を重ねました。その中で、税理士として企業経営の意思決定を支援したいという想いが強まりました。
添削コメント|「企業の意思決定を支えたいと感じるようになった」という表現だけでは説得力が不足するため、具体的な経験をもとに志望動機へ自然につながる流れに修正しました。
【エピソード詳細】
特に、赤字に悩む子会社の立て直しに関わった際、提案した資金繰り見直しと税務対策により、2期連続で黒字化を達成できました。この経験が、自らの成長を実感する大きなきっかけとなりました税務・経営支援の両面から企業に貢献できる手応えを得る大きなきっかけとなりました。
添削コメント|自己成長に焦点が当たりすぎていたため、企業側視点(数字で貢献→信頼獲得)を強調する形に修正しました。
【企業を選んだ理由】
貴社のクライアントの未来を見据えた提案を行う姿勢に共感しておりますクライアントの成長戦略を見据えた中長期的なサポートを行うスタイルに共感し、税務だけにとどまらない総合的な提案力を身に付けたいと考えました。
添削コメント|単なる「共感」表現ではなく、共感した具体ポイント(成長支援スタイル)を明示することで説得力を高めました。
【入社後】
入社後は、これまでの実務経験と新たに学ぶ税務知識を融合させ、クライアントの経営基盤を強化する提案ができる税理士を目指して努力してまいります。
添削コメント|この項目は、入社後の目標が具体的で、実務経験を活かしながら成長する意欲も表現できています。

【NGポイント】
結論部分でコンサルティングファームへの言及がなく、志望動機の軸がぶれている状態でした。また、エピソードでも自己成長に重きを置きすぎており、企業側への貢献アピールが弱くなっていたことも課題です。

【添削内容】
志望先の特徴に合わせた動機づけを明示し、エピソードでは黒字化達成など、企業貢献の視点を強調する形に修正しました。感情ベースの表現はなるべく客観的な結果に置き換えています。

【どう変わった?】
コンサルティングファームに求められる「論理性」と「貢献意識」が明確に伝わる構成に改善されました。エピソードも結果ベースで裏付けられ、説得力が高まっています。

【今回の志望動機のコツ】
主観的な表現を削除する
前職で得た手応えを伝える
クライアントへの貢献意識をアピールする

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税理士の志望動機のよくあるNG例4選

志望動機は採用担当者に自身の魅力をアピールする重要な機会ですが、適切に伝えられないと悪印象を与えてしまい逆効果です。

ここでは、税理士の志望動機でよく見られるNG例を4つ紹介します。

  1. 応募先の事務所・企業でなければならない理由がない
  2. 給与や福利厚生など待遇面の話ばかりになっている
  3. 「税理士資格がある」ことしかアピールできていない
  4. 業務に対する熱意を感じられない

①応募先の事務所・企業でなければならない理由がない

志望動機においては、なぜその事務所や企業を選んだのかの明確な説明が求められます

しかし、多くの方は、どの事務所や企業にも当てはまるような一般的な理由だけになってしまうことに陥りがちです。

これでは、応募先に対する理解や熱意が伝わらず、印象の薄い志望動機になってしまいます

NG例文

税理士として経験を積み、多くのクライアントと関わりたいと考え、貴事務所を志望しました。

税務の専門知識を活かして、様々な企業の経営をサポートしていきたいと思います。

貴事務所では、幅広い業務に携わることができると考え、志望いたしました。

この例文は、どの税理士事務所にも当てはまる一般的な内容となっています。志望先の特徴や強みに触れておらず、なぜその特定の事務所である必要があるのかが明確ではありません。

改善には、志望先の具体的な特徴や実績に言及し、自身のキャリアプランとの関連性を示すことが重要です

②給与や福利厚生など待遇面の話ばかりになっている

確かに待遇は重要な要素ですが、志望動機において、給与や福利厚生などの待遇面ばかりに言及すると決していい印象にはなりません

これは、待遇を主な理由として強調すると、仕事への熱意や組織への貢献意欲が薄いと判断されるためです。

採用担当者は、組織に価値をもたらす人材を探しているのであり、単に良い待遇を求めているだけの人材は望んでいません

NG例文

貴社の高い給与水準と充実した福利厚生に魅力を感じ、志望いたしました。

特に、残業代が全額支給される点や、有給休暇の取得率の高さに惹かれました。

また、社員旅行や研修制度など、待遇面で他社よりも優れていると感じ、ぜひ貴社で働きたいと考えています。

この例文は、待遇面ばかりを強調しており、仕事内容や組織への貢献についての言及がありません

改善するには、待遇面への言及は最小限に抑え、代わりに組織の理念や事業内容への共感、自身のスキルを活かした貢献方法などを中心に述べるべきです

③「税理士資格がある」ことしかアピールできていない

税理士資格を持っていることは確かに重要ですが、それだけでは十分ではありません

これは、多くの応募者が同じ資格を持っている中で、単に資格があることだけをアピールしても差別化にはならないためです。

採用担当者は、資格に加えて、その資格を活かしてどう組織に貢献できるか、どのような付加価値を提供できるかを知りたいと考えています

NG例文

私は税理士資格を持っており、貴社で働くのに最適な人材だと考えています。

税理士試験の全科目に合格しているため、幅広い税務知識があります。税理士資格があれば、クライアントの税務問題を解決できると確信しています。

ぜひ貴社で税理士として働かせていただきたいと思います。

この例文は、税理士資格を持っていることのみを強調しており、どう活躍するかについての具体的な説明が一切ありません

改善するには、資格に加えて、自身の経験や特殊なスキル、業界トレンドへの理解などを示し、それらをどう組織やクライアントのために活用できるかを具体的に説明するのが重要です

④業務に対する熱意を感じられない

志望動機において、税理士業務に対する熱意や情熱が感じられないのは大きな問題です

これは、採用担当者は、単に仕事をこなすだけでなく、業務に対して積極的に取り組み、常に成長しようとする姿勢を持つ人材を求めているからです

NG例文

税理士として働くことができれば、安定した収入が得られると考え、志望しました。

税務の仕事は難しそうですが、マニュアルに従って処理していけば問題ないと思います。

特に興味のある分野はありませんが、言われた業務はしっかりとこなしていく所存です。

この例文からは、税理士業務に対する熱意や向上心が全く感じられません

改善するには、税務や会計に対する興味、特定の分野への探究心、継続的な学習意欲などを具体的に述べることが重要です。

また、クライアントの課題解決や業界の発展にどう貢献したいかなど、より大きなビジョンを示すことも効果的でしょう

税理士の転職・就活では面接対策も重要!

税理士の転職や就職活動において、面接対策も極めて重要です

書類選考を通過しても、面接で自身の魅力を十分にアピールできなければ、採用されません

  1. 面接での志望動機の話し方にはESとは違うポイントも
  2. 面接では服装や逆質問など基本的な事項にも注意

明日、面接があるけど不安すぎる…
どんな質問が来るか分からず、緊張してしまう…


このように面接に対しての漠然とした不安から、面接に苦手意識を持ってしまったり、面接が怖いと感じてしまうこともありますよね。企業によっても面接の質問や内容が違うので、毎回ドキドキしてしまいます。

そんな就活生の皆さんのために、カリクル就活攻略メディアでは、実際に400社の面接の質問を調査し、100個の質問を厳選しました。LINE登録をすることで【完全無料】で質問集をダウンロードできます。面接質問集をゲットして、不安を解消した状態で面接に臨みましょう!

①面接での志望動機の話し方にはESとは違うポイントも

面接は対話形式の動的なコミュニケーションであるため、志望動機の伝え方も文章ベースのESとは異なるポイントがあります

まず、面接では志望動機を簡潔に要約し、1~2分程度で話せる形にまとめることが重要です。

また、面接官の反応を見ながら、適宜説明を加えたり、強調するポイントを変えたりする柔軟性も求められます。

さらに、声のトーンや表情、姿勢などの非言語コミュニケーション、そして質問に対する即応力も重要になり、文章ベースのESと比べて意識するべき項目が格段に多くなるでしょう

②面接では服装や逆質問など基本的な事項にも注意

税理士の面接では、専門知識や経験のアピールだけでなく、基本的なビジネスマナーにも十分注意を払う必要があります

まず、服装は清潔感のあるビジネススーツを選び、髪型や爪なども整えましょう。また、時間厳守は当然ですが、余裕を持って会場に到着しましょう。

面接の最後に行う逆質問も重要です。志望先の業務内容や将来的なビジョンなど、事前に準備した質問をすると、志望先への熱意をアピールできます。

知っておきたい税理士業界の現状・トレンド

税理士を志望する方にとって、業界の現状やトレンドの理解も極めて重要です

近年、税理士業界は大きな変化の波に直面しています。

特に注目すべき点として、以下2つのトレンドを詳しく見ていきましょう

  1. 税理士試験の受験者は年々減少している
  2. 税理士法人の数が増える中で「売り手市場」になりつつある

①税理士試験の受験者は年々減少している

税理士試験の受験者数は、近年継続的に減少傾向にあります

この背景には、試験の難易度の高さに加え、長期的な少子化や他の資格への関心の分散などがあると考えられます。

受験者数の減少は、将来的な税理士の供給不足につながる可能性があり、業界全体にとって大きな課題となっています

②税理士法人の数が増える中で「売り手市場」になりつつある

その一方で、個人事務所から税理士法人への移行が加速し、税理士法人の数が急増しています

この背景にあるのは、業務の多様化・複雑化への対応、規模の経済の追求、そして事業承継対策等です。特に、国際税務やM&A関連の税務など、専門性の高い分野での需要が急増しています。

この変化に伴い、税理士資格保有者の人材市場は明確な「売り手市場」へと転換しつつあります。大手税理士法人では、年収1,000万円を超える高待遇のオファーも珍しくありません。

この「売り手市場」は、税理士にとって大きなチャンスである一方、高度な専門性と幅広いスキルセットが求められる、より競争の激しい環境でもあります

税理士の志望動機は業務理解と自己分析が重要

税理士の志望動機作成では、志望先の特性を理解し、自身の経験や強みを効果的に結びつけることが重要です

様々な志望先に合わせた例を参考にしつつ、自身の言葉で魅力的な志望動機を作成しましょう。

この記事で紹介したポイントを押さえ、説得力のある志望動機を作成してください

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まずは志望動機を作ってみる

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    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。