学内の企業説明会は参加すべき?メリットと質問例をわかりやすく解説
「大学で開催される“学内企業説明会”、行くべきか迷う…」就活が本格化する中で、多くの大学が開催する学内企業説明会。
企業と直接話せる貴重な機会ですが、「スーツ?私服?」「参加すれば選考に有利?」など、初めての学生にとってはわからないことだらけですよね。
本記事では、そもそも学内企業説明会とは何かをはじめ、他の説明会との違いや、企業が学内で説明会を開く理由をわかりやすく解説。
「とりあえず参加」で終わらせず、内定につなげる一歩として有効に活かすためのヒントを、ぜひ押さえておきましょう。
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学内企業説明会とは?

学内企業説明会とは、大学のキャンパス内で開催される企業説明会のことです。就職活動を始めたばかりの学生でも参加しやすく、情報収集や企業理解に役立つのが大きな特徴でしょう。
大学が主催または協力していることが多く、企業も学生に安心感を持ってもらいやすいため、毎年多くの企業が参加しています。
また学内企業説明会は、大学構内で開催されるため、移動の負担がなく、授業の合間でも気軽に立ち寄れるのが魅力です。
加えて、大学が関わっているため信頼感があり、企業と学生がフラットに交流できる雰囲気が整っています。
このような環境であれば、企業との距離が近くなり、質問しやすい雰囲気の中で就活の練習にもなるでしょう。まだ志望業界や企業がはっきり決まっていない人でも、まずは一歩踏み出す場として最適です。
一般的な企業説明会の種類について

就活の初期段階では、どの企業説明会に参加すればよいのか迷うことも多いでしょう。ここでは、就活生が参加できる代表的な説明会の種類について解説します。
目的や特徴を把握しておくことで、自分に合った説明会を選びやすくなるでしょう。
- 個別企業説明会
- 合同企業説明会
- Web企業説明会
- インターンシップ説明会
① 個別企業説明会
個別企業説明会は、企業が単独で開催する形式の説明会です。特定の企業に興味がある場合や、深く理解したい場合に向いています。
この説明会では、企業独自の方針や文化、業務内容について詳しく知れます。実際に働いている社員の話を直接聞ける機会もあり、企業のリアルな雰囲気をつかみやすいのが特徴です。
採用担当者との距離も近いため、疑問をその場で解消できたり、自分の印象を残せたりするでしょう。
ただ、情報をキャッチしそびれると、興味のある企業を逃す恐れも。大学のキャリアセンターや企業の公式サイトをこまめにチェックして、機会を逃さないようにしてください。
② 合同企業説明会
合同企業説明会は、複数の企業が一堂に集まって開催されるイベントです。業界をまだ絞り込めていない段階での情報収集に、とても役立ちます。一度に多くの企業に触れられるのが最大の魅力です。
さまざまな業種・業界を比較できるため、自分の関心や価値観に合った企業を見つけやすくなります。また、同じ業界内でも会社ごとの特徴を把握しやすく、視野も広がるでしょう。
一方で、1社あたりの説明が短く、内容が浅くなりがちです。気になる企業があれば、後日個別説明会や企業研究を通じてさらに深掘りしておくと安心でしょう。
③ Web企業説明会
Web企業説明会は、オンラインで実施される説明会のことです。時間や場所にとらわれず、誰でも参加しやすいのがメリットです。
自宅や好きな場所から参加できるため、移動にかかる負担や時間を大幅に減らせます。さらに、遠方にある企業の情報にもアクセスしやすく、視野が広がるでしょう。
録画型の配信であれば、自分のペースで視聴できる点も魅力です。ただし、対面と比べると臨場感に欠け、質問しづらいケースもあります。
チャット機能付きの説明会や、参加後に問い合わせができる形式を選ぶことで、その弱点はカバーできるはずです。
④ インターンシップ説明会
インターンシップ説明会は、企業が実施するインターンの内容や参加方法を紹介する場です。就活の初期段階で情報を得ておくことで、スムーズに準備が進められます。
この説明会では、インターンの概要、応募条件、スケジュールなどの実務的な情報に加えて、実際に参加した人の体験談が聞けることが大きな利点です。
志望動機や自己PRにつながるようなエピソードを得られる可能性があるため、本選考を見据えて参加しておくとよいでしょう。
ただし、一部のインターンは選考が厳しく、情報を見落としていると機会を逃しかねません。説明会で細かい条件や流れをよく確認して、早めに対策を立てておくことが大切です。
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企業が学内企業説明会に参加する目的

学内企業説明会には、企業側にもさまざまな参加目的があります。就活生が見落としがちな企業側の意図や狙いを知ることで、説明会への参加価値をより深く理解できるようになるでしょう。
- 大学との関係性を強化するため
- 他社より早く学生に接触できるチャンスがあるため
- 自社の知名度・ブランド力を向上させるため
- リアルな学生の反応を把握するため
- OB・OGを活用して親近感を持ってもらうため
- 採用コストを抑えつつ効率よく母集団形成するため
- 学内での開催は参加率が高く採用効果が見込めるため
① 大学との関係性を強化するため
企業が学内説明会に参加する理由の1つは、大学との信頼関係を築くためです。この関係が深まると、大学側が優秀な学生を紹介しやすくなり、企業にとっても安定した採用ルートになります。
定期的な訪問や連絡を通じて関係を保つことで、他社に先んじて採用活動を進められるでしょう。また、大学主催のイベントに継続的に参加することで、認知度の向上にもつながります。
企業と大学が良好な関係を築くことで、学生にとっても安心感のある接点が増えるため、双方にとってメリットがあるといえるでしょう。
② 他社より早く学生に接触できるチャンスがあるため
学内説明会は、他社よりも早く学生と接点を持てる貴重な場です。特に、早期から動き出す学生にとっては初めて出会う企業となるケースもあります。
早い段階で印象を残せば、その後の選考や面談においても有利に働くことがあるでしょう。また、学生が企業との距離を縮めやすくなるため、志望度が高まりやすい点も見逃せません。
採用活動で先手を打つために、こうした機会を上手に活用する企業が増えています。
③ 自社の知名度・ブランド力を向上させるため
知名度が高くない企業にとって、学内説明会はブランドを広める絶好のチャンスです。特に、BtoBや中堅企業は、学生の認知度が低い傾向があります。
説明会での丁寧なプレゼンや社員の魅力的な話を通じて、企業の印象は大きく変わるでしょう。その場で好印象を持ってもらえれば、志望先として検討してもらえる可能性が高まります。
限られた時間の中で、自社の強みや魅力をどう伝えるかがカギになるでしょう。
④ リアルな学生の反応を把握するため
企業は学内説明会を通じて、学生の反応を直接観察しています。これにより、自社の説明がどれだけ伝わっているかを確認できるのです。表情や態度、質問の内容から学生の関心や理解度が見えてきます。
アンケートや感想を収集すれば、今後の説明会や広報内容の改善にもつながるでしょう。オンラインでは得られないリアルな声を把握するには、対面形式の学内説明会が特に効果的です。
⑤ OB・OGを活用して親近感を持ってもらうため
同じ大学のOB・OGが登壇することで、学生との距離が一気に縮まります。自分と似た背景の先輩が活躍している姿を見ることで、企業への親近感が生まれるからです。
リアルな体験談や入社の決め手を聞けると、「自分もここで働けるかも」と感じる学生が増える傾向にあります。
また、質問しやすい雰囲気があるのも、OB・OG登壇のメリットです。企業にとっても、学生との信頼構築をスムーズに進める手段となっています。
⑥ 採用コストを抑えつつ効率よく母集団形成するため
学内説明会は、費用を抑えて効率よく学生を集められる手段です。広告やイベント出展に比べてコストが少なく、短時間で多くの学生にアプローチできます。
特に地方大学では、地元志向の学生と出会いやすく、入社後の定着率も期待できるでしょう。また、複数大学を回ることで、地域ごとの傾向も把握できます。
予算内で最大限の成果を上げたい企業にとって、非常に合理的な取り組みといえます。
⑦ 学内での開催は参加率が高く採用効果が見込めるため
学内で行われる説明会は、学生の参加率が高いのが特徴です。移動の手間がなく、授業の合間に参加できるため、気軽に足を運んでもらいやすくなります。
結果として、多くの学生に企業を知ってもらえるうえ、選考への誘導率も高まる傾向に。アンケート回収率やエントリー率が高いのも、学内開催の強みです。
参加者が多ければ、その分だけ優秀な人材と出会えるチャンスも広がるでしょう。
学内企業説明会に参加するメリット

学内企業説明会には、就活生にとって見逃せない利点が多くあります。ここでは、特にメリットとされる要素を紹介しながら、効率よく就活を進めるためのヒントをお伝えしています。
- 学内で開催されるため移動の負担が少なく参加できる
- 多くの企業情報を効率的に集められる
- OB・OGと直接話せる
- 採用担当者に自己PRできるチャンスがある
- 学内企業説明会でしか会えない企業がある
- 大学キャリアセンターとのつながりで安心して参加できる
- 予約なしで気軽に参加できるものもある
① 学内で開催されるため移動の負担が少なく参加できる
学内で開催される説明会の最大の利点は、移動の手間がない点です。通い慣れた大学の施設内で行われるため、授業の合間にも立ち寄りやすく、時間を有効に使えるでしょう。
交通費がかからないだけでなく、慣れた環境という安心感もあります。スケジュールの合間に参加できるため、他の説明会と比べても心理的なハードルが低いでしょう。
特に、就活に慣れていない人にとっては、参加のきっかけとして最適な形式です。
② 多くの企業情報を効率的に集められる
学内説明会では、複数の企業が同時に参加していることが多く、1日でさまざまな業界や職種に触れられる点が魅力です。
まだ進路が定まっていない段階でも、気軽に多くの選択肢に触れられるのは大きなメリットでしょう。説明会を通して、自分でも気づいていなかった興味を発見できるかもしれません。
時間をかけずに多くの情報を手に入れたい人には、特に効果的な機会といえます。
③ OB・OGと直接話せる
同じ大学のOB・OGが登壇している場合、話を聞く側としてはとても親しみやすく感じられます。自分と似た学生生活を送ってきた先輩だからこそ、リアルな声に信頼が持てるでしょう。
入社後の具体的な働き方や、学生時代のエピソードを交えた話には説得力があります。企業パンフレットやウェブサイトでは得られない情報を聞ける貴重な場だといえるでしょう。
質問もしやすく、不安の解消につながりやすいこともポイントです。
④ 採用担当者に自己PRできるチャンスがある
学内企業説明会では、採用担当者と直接話せる機会が多くあります。気になる企業の担当者に、顔を覚えてもらえるチャンスでもあるでしょう。
たとえ短時間でも、自分の強みや関心を端的に伝えられれば、好印象を残せる可能性は十分にあります。
その後の選考で「説明会で会いましたね」と言われることも珍しくありません。受け身にならずに話しかける姿勢が、就活を有利に進めるカギです。
⑤ 学内企業説明会でしか会えない企業がある
中には、学内説明会にしか参加しない企業も存在しています。大手だけでなく、地域密着型の企業や知名度の低い企業でも、魅力的な社風や制度を持つ企業はたくさんあります。
普段は目にする機会のない企業に出会えることで、就職先の視野が広がるはずです。こうした企業は学生に対しても丁寧に対応してくれる傾向があるため、印象もよいでしょう。
意外な企業との出会いが、将来の選択肢を大きく変えるかもしれません。
⑥ 大学キャリアセンターとのつながりで安心して参加できる
学内説明会は、大学のキャリアセンターが主催または協力していることが多く、運営面でも安心感があります。スタッフのサポートがあるため、初めての参加でも戸惑うことは少ないでしょう。
キャリアセンターが関わっていることで、紹介される企業もある程度信頼できる場合が多いです。何か分からないことがあれば、その場で相談できる体制も整っています。
慣れない環境ではなく、サポートが受けられる場所での開催という点で心強いです。
⑦ 予約なしで気軽に参加できるものもある
学内説明会の中には、事前予約なしで参加できるものもあります。突然予定が空いたときや、気になる企業が見つかったときに、すぐ行動できる柔軟さが魅力です。
服装や持ち物の指定がゆるやかな場合もあり、「とりあえず話だけ聞いてみよう」といったスタンスでも問題ありません。参加へのハードルが低いため、就活の第一歩として利用するのにも適しています。
学内企業説明会における基本的なマナー

学内企業説明会では、ちょっとした立ち居振る舞いが企業からの印象を大きく左右します。ここでは、参加前に押さえておきたい基本的なマナーを紹介します。
マナーを意識することで、自信を持って参加できるはずです。
- 開始時間の10分前には到着しておく
- 基本的にスーツを着用する
- 「私服OK」でもビジネスカジュアルを心がける
- 質問は1人1つまでにする
- あいさつ・お辞儀・表情など基本的な礼儀に配慮する
「あなたはビジネスマナーを分かっている?」
就活が始まると、面接や説明会など社会人と接する場面が増えていきます。
そこで意外と見られているのが、言葉遣いや挨拶、メールの書き方といった「ビジネスマナー」。マナーを知らないだけで無意識のうちに印象が悪くなっているケースもあり、選考通過のためにも事前にしっかりと確認しておく必要があります。
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① 開始時間の10分前には到着しておく
説明会には、早めに到着するのが基本です。
開始直前や遅刻は、準備不足や意欲の低さと受け取られる恐れも。10分前には会場に入り、資料を確認したり、気持ちを整えたりしておきましょう。
余裕を持った行動は、落ち着いた立ち振る舞いにつながり、信頼感も高まります。到着時間は「意識の高さ」の現れと考えてください。
② 基本的にスーツを着用する
説明会が学内であっても、服装はスーツが基本です。ビジネスの場である以上、清潔感のある装いは最低限のマナーといえます。
シワや汚れがないか事前にチェックし、髪型や靴なども整えておきましょう。第一印象は視覚から伝わるため、細かい部分まで気を配ることが大切です。
私服での案内がない限り、スーツを着て参加してください。
③ 「私服OK」でもビジネスカジュアルを心がける
「私服OK」と記載されていても、カジュアルすぎる服装は避けるのが無難です。ジーンズやスニーカーよりも、シャツやジャケットなどのビジネスカジュアルを意識してください。
清潔感があり、落ち着いた印象を与える服装を選ぶことで、相手に好印象を持たれやすくなります。どんな服装が適切か迷う場合は、「ややかため」を選んでおくと安心です。
④ 質問は1人1つまでにする
説明会での質問は、基本的に1人1つにとどめるのがマナーです。他の参加者との時間共有を意識し、自分だけが長く話すことのないよう配慮しましょう。
質問内容は事前に準備し、簡潔かつ的確に伝えることがポイントです。企業サイトに載っていない情報や、現場の雰囲気に関する質問が好まれる傾向にあります。質問も評価の一部と意識して臨んでください。
⑤ あいさつ・お辞儀・表情など基本的な礼儀に配慮する
説明会では、あいさつやお辞儀といった基本的な礼儀も見られています。受付での対応、質問時の姿勢、退室時の一礼など、細かい場面での所作が評価に繋がる場合も。
声の大きさや表情にも気を配り、相手に好印象を与えることを意識しましょう。
難しいことではなく、日ごろからの心がけで自然に身につきますよ。
学内企業説明会ですべき質問例

学内企業説明会では、短い時間の中で印象を残すためにも、効果的な質問が欠かせません。ここでは、テーマ別に実践しやすい質問例を紹介します。
事前に考えておけば、落ち着いてコミュニケーションが取れるでしょう。
- 仕事内容に関する質問の具体例
- 社風・職場環境に関する質問の具体例
- 企業が求める人物像に関する質問の具体例
- 業界全体の動向に関する質問の具体例
① 仕事内容に関する質問の具体例
仕事内容を知ることは、入社後のイメージを明確にするうえで大切です。仕事内容について具体的な質問をすることで、現場の実態をつかみやすくなります。
その際は、曖昧な聞き方を避け、具体的な内容を意識して聞いてみてください。
<質問例>
- 入社1年目の仕事内容について教えていただけますか?
- 日常業務の流れはどのようなものですか?
- チームでの仕事と個人作業の割合はどのくらいですか?
- 配属先はどのように決まりますか?
- 営業と開発での業務の違いを教えていただけますか?
- 業務で使うツールやソフトは何ですか?
- 一日の中で最も時間をかける作業は何ですか?
- 上司との関わりはどの程度ありますか?
- 業務の中でやりがいを感じる瞬間は?
- 入社してから成長できたと感じる点はどこですか?
② 社風・職場環境に関する質問の具体例
職場の雰囲気や人間関係は、働きやすさを左右する要素です。以下のような質問は、その企業の風土を知る手がかりになります。
ホームページでは得られない情報こそ、説明会で直接確認しておきたいポイントです。
<質問例>
- 社員同士の交流はどのような場面でありますか?
- チームワークを重視している文化はありますか?
- 上司や先輩との距離感は近いですか?
- リモートワークはどの程度活用されていますか?
- 社員食堂や休憩スペースの雰囲気はどうですか?
- 有給休暇は取りやすい環境でしょうか?
- 若手とベテランの交流はありますか?
- 雰囲気がよいと感じる理由は何ですか?
- 社員の服装にルールはありますか?
- オフィスの雰囲気を一言で表すと?
③ 企業が求める人物像に関する質問の具体例
企業がどのような人物を求めているかを理解しておくと、今後の選考にも役立ちます。以下のような質問は、企業が大切にしている価値観を知るきっかけになるためおすすめです。
回答を参考にしながら、自分の強みと重なる部分を意識してアピールにつなげるとよいでしょう。
<質問例>
- 貴社が大切にしている価値観は何ですか?
- 活躍している社員の特徴を教えてください
- 面接で特に見ているポイントはどこですか?
- 入社前と後で求められる力に違いはありますか?
- 学生時代のどのような経験を重視しますか?
- チームで働くうえで必要なスキルは何でしょうか?
- 課題解決力と協調性、どちらをより評価しますか?
- 新卒に期待する姿勢や考え方は?
- 成長意欲が高いと評価されるのはどんな行動ですか?
- 人事担当者が「この人は合っている」と感じるのはどんなときですか?
④ 業界全体の動向に関する質問の具体例
業界に関する質問は、情報収集だけでなく、熱意のアピールにもなります。以下のような質問を通じて、企業がどのように対応しているかを知ることが可能です。
事前に業界情報を調べたうえで、具体的な関心を持って質問すると、印象にも残りやすくなるでしょう。
<質問例>
- 業界全体の現在の課題は何ですか?
- 今後の市場成長が見込まれる分野はどこですか?
- 海外展開についてどうお考えですか?
- コロナ禍以降、業界にどのような変化がありましたか?
- 業界内での貴社の立ち位置はどう捉えていますか?
- 今後注力したい事業領域はありますか?
- 業界の中で求められるスキルは変わっていますか?
- SDGsやESGなど社会的取り組みへの影響はありますか?
- デジタル化は業務にどのように影響していますか?
- 同業他社との違いや強みをどのように考えていますか?
学内企業説明会で避けたいNG質問例

学内企業説明会では、学生としての姿勢や関心の持ち方が見られているため、質問の内容によっては印象を下げてしまう恐れがあります。
ここでは、説明会で避けたい質問例を5つ紹介します。
- 給与や福利厚生に関する質問
- 残業や勤務時間に関する質問
- 企業HPで調べられる質問
- 説明会の趣旨から外れた個人的すぎる質問
- ネガティブな噂を真に受けた質問
① 給与や福利厚生に関する質問
「初任給はいくらですか?」「住宅手当はありますか?」といった待遇に関する質問は、説明会では避けた方がよいでしょう。こうした話題は、選考が進んでから尋ねるのが一般的です。
待遇ばかりに関心があると受け取られてしまい、熱意が伝わりにくくなります。まずは仕事内容や社風などに関心を示してください。
このような質問は、場の空気を乱したり、相手に誤解を与えるリスクもあるため注意が必要です。説明会は企業理解を深める貴重な機会なので、より建設的かつ前向きな質問を心がけましょう。
② 残業や勤務時間に関する質問
「月の残業時間はどのくらいですか?」「有給は取りやすいですか?」という聞き方は、ネガティブに受け取られるかもしれません。働きやすさに関心を持つ姿勢は大切ですが、聞き方には配慮が必要です。
「忙しい時期はいつごろですか?」のように、前向きな姿勢が伝わる聞き方を意識しましょう。
この種の質問は、場の雰囲気や相手との関係性を踏まえた上で行うことが望ましく、誤解を避けるためにも慎重に言葉を選ぶ必要があります。
説明会は企業への理解を深める絶好のチャンスです。ぜひ、発展的でポジティブな質問を意識してみてください。
③ 企業HPで調べられる質問
「創業はいつですか?」「支社はいくつありますか?」といった質問は、企業ホームページを見ればわかる内容です。説明会では、事前に下調べをしてきたかどうかも見られています。
基本情報の確認ではなく、社員の話からしか得られないリアルな声に焦点を当てて質問を考えることが大切です。
そのような質問は、受け取り方によっては場の雰囲気を損なったり、相手に不快感を与える恐れがあるため、慎重に扱う必要があります。
説明会は企業理解を深める貴重な機会なので、話が発展するような前向きな質問を意識すると、より良いコミュニケーションになるでしょう。
④ 説明会の趣旨から外れた個人的すぎる質問
「勤務地は自宅から近い場所にできますか?」「海外配属は絶対に避けたいのですが可能ですか?」といった質問は、説明会の場には適しません。
参加者全体に向けた説明を行っている場で、個別の希望や事情を持ち込むのは避けましょう。疑問があれば、個別相談の機会を利用して確認してください。
それよりも、今後の選考やキャリアに活かせるよう内容の質問を心がけましょう。
⑤ ネガティブな噂を真に受けた質問
「ネットの口コミで悪い評判を見ましたが本当ですか?」といった質問は、雰囲気を悪くするだけでなく、自分の印象も損ねてしまう可能性があります。
どうしても気になる点がある場合は、言い方を工夫するか、後日の個別面談などで慎重に尋ねるのが無難でしょう。
こういった質問は、聞き方やタイミングによって相手に誤解を与えてしまうこともあるため、避けるべきです。企業理解を深める貴重な機会である説明会では、前向きで実りある質問を選んでください。
学内の企業説明会を活かして内定へつなげよう

学内企業説明会は、移動の手間が少なく、気軽に参加できる就活イベントとして多くの学生に活用されています。
個別や合同、Webなどさまざまな形式がある中で、企業が学内で開催する理由や意図を理解することは、より有意義な参加につながります。
企業との距離が近く、OB・OGとの交流や自己PRの機会もあることから、参加メリットは非常に大きいといえるでしょう。マナーを守り、適切な質問を意識することで、信頼感を高められます。
参加の際は、企業のホームページを事前に確認し、NGとされる質問を避ける配慮も欠かせません。学内企業説明会を上手に活用することが、内定への大きな一歩になるはずです。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。