会社説明会の後にお礼メール送るべき?送る場合の書き方とマナーや例文を紹介
この記事では、会社説明会後にお礼メールを送るべきかを徹底解説しています。
会社説明会の後にお礼メールを送信すべきか迷いますよね。確かに、必ずするべきというわけではありませんが、お礼メールを送信しておくと好印象なのは間違いないです。
実際にお礼メールを送信する場合の印象アップのコツや正しい書き方、注意点、具体的なメールの例文まで丁寧に解説します。
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会社説明会後にお礼メールは送ったほうが良い理由

就職活動で会社説明会に参加したあと、「お礼メールを送るべきか」と悩む方も多いのではないでしょうか。もちろん必須ではありませんが、きちんと送ることで得られるメリットは確かにあります。
ここでは、お礼メールを送る意味や効果について、3つの観点からお伝えしましょう。
- 選考結果に直接影響はしないが印象アップにつながる
- 説明会での学びや意欲を伝える機会になる
- 他の就活生と差別化できる可能性がある
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① 選考結果に直接影響はしないが印象アップにつながる
お礼メールを送ったからといって、選考に必ず通過できるわけではありません。ただ、人事担当者に対して好印象を与えることは十分に期待できます。
メールの内容が丁寧で礼儀正しければ、「気配りができる人」という評価につながるかもしれません。企業はスキルだけでなく、人柄やマナーも重視するものです。
だからこそ、お礼メールはあなたの印象を少しでも良くするための手段として活用してみてください。
② 説明会での学びや意欲を伝える機会になる
説明会で学んだことを自分の言葉で振り返ることは、企業理解を深めただけでなく、その内容に本当に興味を持っていたことの証明にもなります。
特に「どこに感銘を受けたか」「その話をどう受け止めたか」などを伝えると、誠実な姿勢が伝わりやすくなるものです。志望動機を補強する意味でも、お礼メールは効果的なツールだといえるでしょう。
③ 他の就活生と差別化できる可能性がある
同じ説明会に参加した多くの学生の中で、自分を印象づけるのは簡単ではありません。そんなときに差をつけられるのが、丁寧なお礼メールです。
たった一通でも、あなたの誠実さや熱意が相手に伝われば、他の応募者と比較されたときに好印象を残す可能性があります。
自分らしい表現やエピソードを盛り込むことで、さらに印象に残るメールに仕上がるでしょう。
会社説明会のお礼メールに書くべき内容

お礼メールを書くとき、「何を、どこまで書けばよいのか」と悩む人も少なくありません。ただ感謝を伝えるだけでなく、構成を意識することで、より印象に残るメールに仕上がるでしょう。
ここでは、お礼メールに入れるべき6つの要素を紹介します。
- 件名:内容が明確に伝わるタイトルをつける
- 宛名:企業名・担当者名を正確に記載する
- 挨拶文:説明会への参加のお礼を簡潔に述べる
- 本文:説明会の感想や学び、意欲を具体的に伝える
- 締めの言葉:今後の選考への意欲と再度のお礼を述べる
- 署名:氏名・大学名・連絡先を忘れず記載する
① 件名:内容が明確に伝わるタイトルをつける
件名は、相手が最初に目にする重要な部分です。内容があいまいだと、開封すらされない可能性もあります。
「会社説明会のお礼(〇〇大学 〇〇)」のように、誰から何の目的で送られたメールかを一目で伝えることが大切です。簡潔でわかりやすい件名にしておくと、好印象につながります。
② 宛名:企業名・担当者名を正確に記載する
宛名の記載ミスは、印象を下げてしまう原因になります。企業名・部署名・担当者名を、説明会資料や公式サイトを参考にしながら正しく書いてください。
「株式会社〇〇 人事部 〇〇様」のように、形式も丁寧に整えましょう。もし担当者名が分からない場合は、「採用ご担当者様」で問題ありません。誤りがないか、必ず見直すようにしてください。
③ 挨拶文:説明会への参加のお礼を簡潔に述べる
冒頭では、自分の名前と大学名を述べたうえで、説明会に参加できたことへの感謝を伝えましょう。「本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました」といった一文で構いません。
形式的であっても丁寧さが大切です。第一印象を左右する部分なので、短くても誠意が伝わるようにしてください。
④ 本文:説明会の感想や学び、意欲を具体的に伝える
メールの中心部分では、説明会で心に残った内容や、自分の考えが変わったことなどを具体的に書くのが効果的です。
「〇〇の業務内容に強く興味を持ちました」「△△様の話に刺激を受けました」など、自分なりの気づきや感じたことを入れると、個性が出やすくなります。
内容に共感した点や、今後の意欲が伝わるように工夫しましょう。
⑤ 締めの言葉:今後の選考への意欲と再度のお礼を述べる
メールの最後には、今後の選考に向けた意欲をひとこと添えてください。「選考にも全力で取り組んでまいります。今後ともよろしくお願いいたします」などが適切です。
あわせて、もう一度お礼の言葉を述べると自然になるでしょう。しっかり締めることで、きちんとした印象を残せます。
⑥ 署名:氏名・大学名・連絡先を忘れず記載する
最後に署名をつけることで、誰からのメールかが明確になります。名前・大学名・学部・電話番号・メールアドレスを記載するのが一般的です。
署名の書き方はビジネス文書としての基本でもあるため、整っていると信頼感につながります。記載ミスがないかも忘れずに確認しておきましょう。
会社説明会のお礼メールを送る際のポイント

お礼メールを書くときは、「どのタイミングで、どんな内容を、どう書けばいいのか」と迷う方も多いでしょう。ただ送るだけではなく、相手に配慮した書き方を意識することで印象も大きく変わります。
ここでは、お礼メールを送る際に大切なポイントを4つに分けて解説しています。
- メールは説明会当日〜翌日午前中までに送る
- 就活用のシンプルなメールアドレスを使用する
- 簡潔かつ丁寧な文面を心がける
- メールマナー(敬語・句読点・改行)を守る
① メールは説明会当日〜翌日午前中までに送る
お礼メールは、できるだけ早く送るのが基本です。理想的なタイミングは、説明会当日から翌日の午前中までに送信すること。
時間が経ちすぎると印象が薄れてしまいますし、熱意も伝わりにくくなります。ただし、深夜や早朝など非常識な時間帯の送信は避けてください。送る時間帯にも心配りを忘れないようにしましょう。
② 就活用のシンプルなメールアドレスを使用する
使用するメールアドレスも大切なポイントです。大学のアドレスや、自分の名前が入ったシンプルなものが好ましいでしょう。
絵文字やニックネームが含まれたアドレスは、ビジネスの場にはふさわしくありません。また、企業からの返信を見逃さないように、通知が届くメールアプリを日頃から使っておくことをおすすめします。
③ 簡潔かつ丁寧な文面を心がける
内容は長すぎず、要点を押さえて簡潔にまとめましょう。たとえば、感謝の気持ち・学んだこと・今後の意欲を3〜4文程度で表現すると、読みやすくなります。
一文が長くなりすぎないように区切ることも大切です。また、敬語や言葉づかいにも注意し、読み手に負担をかけない構成を意識してください。
④ メールマナー(敬語・句読点・改行)を守る
基本的なビジネスマナーを守れているかどうかも重要です。敬語の誤りや句読点の抜け、改行がなく読みにくいメールは、印象を下げてしまうかもしれません。
段落ごとに適度な改行を入れることで、見た目も整い読みやすくなります。送信前には必ず内容を読み返し、ミスがないかチェックしましょう。
会社説明会のお礼メールの例文

どのようなお礼メールを書けばいいか悩む就活生は多いものです。ここでは、シーン別に実際に使えるお礼メールの例文を紹介します。
自分の状況に近いパターンを参考にして、印象の良いメール作成に役立ててください。
- 例文①:説明会の内容に共感した場合のお礼メールの例文
- 例文②:質疑応答で学びがあった場合のお礼メールの例文
- 例文③:今後の選考に対する意欲を伝える場合のお礼メールの例文
- 例文④:オンライン説明会に参加した場合のお礼メールの例文
- 例文⑤:担当者に個別対応してもらった場合のお礼メールの例文
「ビジネスメールの作成法がわからない…」「突然のメールに戸惑ってしまっている」と悩んでいる場合は、無料で受け取れるビジネスメール自動作成シートをダウンロードしてみましょう!シーン別に必要なメールのテンプレを選択し、必要情報を入力するだけでメールが完成しますよ。
例文①:説明会の内容に共感した場合のお礼メールの例文
ここでは、会社説明会の内容に強く共感した場合のお礼メールの例文を紹介します。企業理念や業務内容に感銘を受けた気持ちを具体的に伝えることで、印象の良い文章になるでしょう。
《例文》
件名:会社説明会への参加とお礼(◯◯大学 ◯◯) 株式会社〇〇 人事部 ◯◯様 お世話になっております。◯◯大学◯◯学部の◯◯と申します。 本日はお忙しい中、貴社の会社説明会に参加させていただき、誠にありがとうございました。 説明会では、貴社の「地域密着型のサービス展開」という理念に深く共感いたしました。 私自身、大学時代に地元のNPO活動に参加していた経験があり、地域とのつながりを大切にする貴社の姿勢に強く惹かれました。 また、社員の方々の仕事に対する熱意や、実際の業務のやりがいについて具体的にお話を伺うことができ、より一層貴社で働きたいという気持ちが強まりました。 今後の選考にも誠心誠意取り組んでまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。 本日は誠にありがとうございました。 ◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯ メール:xxxxx@example.com 電話:090-xxxx-xxxx |
《解説》
説明会の内容に共感した点を、具体的なキーワードや自分の体験と結びつけて述べるのがポイントです。「なぜその企業に惹かれたのか」が伝わるように意識しましょう。
例文②:質疑応答で学びがあった場合のお礼メールの例文
ここでは、説明会の質疑応答を通じて新たな学びや気づきがあった場合に適したお礼メールの例文を紹介します。
質問の内容や感想を具体的に書くことで、積極性と理解度の高さをアピールできるがポイントです。
《例文》
件名:会社説明会のお礼(◯◯大学 ◯◯) 株式会社〇〇 人事部 ◯◯様 お世話になっております。◯◯大学◯◯学部の◯◯と申します。 本日は会社説明会に参加させていただき、誠にありがとうございました。 質疑応答の際、「入社後にギャップを感じることはあるか」という質問に対して、現場のリアルなお話を丁寧にご説明いただき、大変参考になりました。 大学で学んできた理論だけでなく、実際の業務で求められる姿勢や柔軟性の大切さを改めて認識する機会となりました。 今回の説明会を通じて、貴社の社風や働く環境をより具体的にイメージできるようになり、志望度が一層高まりました。 今後の選考にも真摯に取り組んでまいります。引き続き何卒よろしくお願いいたします。 ◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯ メール:xxxxx@example.com 電話:090-xxxx-xxxx |
《解説》
質問内容とその学びをセットで具体的に伝えることで、意欲や理解の深さが伝わります。自分の視点からの気づきを加えると、よりオリジナリティのあるメールになるでしょう。
例文③:今後の選考に対する意欲を伝える場合のお礼メールの例文
ここでは、説明会参加後に「ぜひこの企業で働きたい」という気持ちが強まった場合に使えるお礼メールの例文を紹介します。
前向きな姿勢と志望意欲をしっかりと伝えることで、好印象を残すことができるでしょう。
《例文》
件名:会社説明会の御礼と今後の選考について(◯◯大学 ◯◯) 株式会社〇〇 人事部 ◯◯様 お世話になっております。◯◯大学◯◯学部の◯◯と申します。 本日は貴社の会社説明会に参加させていただき、誠にありがとうございました。 説明会を通じて、貴社の事業内容や今後のビジョンについて具体的に理解を深めることができました。 特に、若手社員の方が積極的にプロジェクトに携わっているというお話に、大きな魅力を感じました。 私も学生時代のゼミ活動でリーダーを務めた経験があり、入社後は主体性をもって業務に取り組みたいと考えております。 今後の選考にも全力で臨みたいと思っておりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。 ◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯ メール:xxxxx@example.com 電話:090-xxxx-xxxx |
《解説》
「説明会で得た印象」と「自分の経験や考え」をつなげて意欲を表すと、説得力が増します。前向きな言葉で選考への意欲を明確に伝えることがポイントです。
例文④:オンライン説明会に参加した場合のお礼メールの例文
この例文では、オンラインで開催された会社説明会に参加した場合のお礼メールを紹介します。直接対面できない分、丁寧な文章で感謝と関心を伝えることが重要です。
《例文》
件名:オンライン説明会のお礼(◯◯大学 ◯◯) 株式会社〇〇 人事部 ◯◯様 お世話になっております。◯◯大学◯◯学部の◯◯と申します。 本日は貴社のオンライン会社説明会に参加させていただき、誠にありがとうございました。 画面越しではありましたが、社員の皆さまの誠実なお人柄や社内の雰囲気がよく伝わり、非常に充実した時間となりました。 特に、実際の業務内容やキャリアパスについてのご説明は、今後の進路を考えるうえで大変参考になりました。 私も大学では、オンラインゼミを通じて発信力やリモートでのコミュニケーション力を高めてまいりました。そうした経験を活かし、貴社でも前向きに挑戦していきたいと考えております。 今後の選考でもどうぞよろしくお願いいたします。 ◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯ メール:xxxxx@example.com 電話:090-xxxx-xxxx |
《解説》
オンライン開催で感じた印象を丁寧に伝えることで、誠実な印象を与えられます。自分のリモート経験と企業の特徴を結びつけると好印象につながるでしょう。
例文⑤:担当者に個別対応してもらった場合のお礼メールの例文
ここでは、説明会中や終了後に担当者から個別に対応していただいた際のお礼メールの例文を紹介します。丁寧な対応への感謝をきちんと伝えることで、礼儀正しさと人柄の良さが伝わるでしょう。
《例文》
件名:会社説明会でのご対応へのお礼(◯◯大学 ◯◯) 株式会社〇〇 人事部 ◯◯様 お世話になっております。◯◯大学◯◯学部の◯◯と申します。 本日はお忙しい中、会社説明会に参加させていただき、誠にありがとうございました。 また、説明会後にお時間をいただき、個別にご対応いただけましたこと、心より感謝申し上げます。 短い時間ではありましたが、◯◯様の具体的なご説明を通じて、貴社の業務内容や求める人物像をより深く理解することができました。 実際に働かれている方のお話を直接伺えたことで、自分自身のキャリアについても改めて考えるきっかけとなり、ますます貴社への関心が高まりました。 今後の選考でも何卒よろしくお願い申し上げます。 ◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯ メール:xxxxx@example.com 電話:090-xxxx-xxxx |
《解説》
個別対応への感謝は、言葉を選んで丁寧に伝えることが大切です。感謝の具体的な理由とそこから得た学びをセットで書くと、印象がより良くなります。
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会社説明会のお礼メールを書く際の注意点

お礼メールは送ること自体が大切ですが、その内容や書き方に注意しなければ、かえってマイナスの印象を与えてしまうこともあります。
ここでは、メールを送る際に気をつけたいポイントを4つにまとめて紹介しています。
- 誤字脱字や宛名ミスがないか確認する
- 本文が長くなりすぎないように注意する
- テンプレートの丸写しは避け、自分の言葉で書く
- メール送信前に必ず自分宛にテスト送信する
① 誤字脱字や宛名ミスがないか確認する
文章の内容以前に、誤字脱字や宛名のミスは大きなマイナス要素です。特に相手の名前や社名に誤りがあると、丁寧さに欠ける印象を持たれかねません。
説明会の資料や公式サイトなどで正しい表記を確認し、送信前には落ち着いて全体を読み直してください。一つひとつの見直しが、信頼感の積み重ねにつながります。
② 本文が長くなりすぎないように注意する
伝えたいことが多い場合でも、長文は避けたほうが無難です。読む側にとっては負担となり、要点がぼやけてしまう原因にもなります。
感謝・学び・意欲といった要素を整理し、簡潔にまとめるよう心がけてください。1文を短めに区切ることで、読みやすさも自然に高まります。
③ テンプレートの丸写しは避け、自分の言葉で書く
テンプレートを使うのは問題ありませんが、丸写しでは気持ちが伝わりません。自分の体験や説明会で印象に残ったことを、自分の言葉で伝えることが大切です。
たとえ表現が拙くても、真剣さが伝わる文面のほうが心に残るでしょう。オリジナリティのある一文が、印象を左右します。
④ メール送信前に必ず自分宛にテスト送信する
内容を書き終えたら、いきなり送信せず一度自分にテスト送信してみてください。文面のレイアウトや署名の表示が崩れていないか、改行や敬語に違和感がないかを確認できるのでおすすめの方法です。
パソコンとスマートフォンの両方でチェックすると安心です。手間に思えても、このひと手間が丁寧さを支えます。
会社説明会のお礼メールに返信が来た場合の対応方法

お礼メールに対して企業から返信が届くと、どう対応すべきか迷う方もいるかもしれません。対応の仕方ひとつで印象が変わることもあるでしょう。
ここでは、返信を受け取ったときに押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
- 返信があったら24時間以内に返す
- 簡潔かつ丁寧にお礼を伝える
- 返信不要と明記されている場合は返信は控える
① 返信があったら24時間以内に返す
企業から返信を受け取った場合は、できる限り早めに返しましょう。理想は24時間以内です。特に選考が近い場合、迅速な対応は信頼につながります。
返信が遅れると、誠意が伝わりづらくなるおそれも。また、深夜や早朝などの時間帯を避け、適切なタイミングで送信してください。
② 簡潔かつ丁寧にお礼を伝える
返信の文面は短くても構いませんが、感謝の気持ちはしっかり伝えましょう。「ご丁寧なご返信をありがとうございます」といった一文でも十分です。
無理に長く書く必要はなく、相手の時間を尊重した簡潔な内容が好印象につながるでしょう。敬語や言い回しにも気を配ってください。
③ 返信不要と明記されている場合は返信は控える
メールの末尾に「ご返信は不要です」などの表記がある場合は、それに従って返信を控えて問題ありません。あえて返信することで、相手に気を使わせてしまうこともあります。
迷ったときは、まず本文にその旨の記載があるかどうかを確認しましょう。指示をしっかり読み取る姿勢も評価の対象になります。
会社説明会後のお礼メールに関するよくある質問

お礼メールの基本は理解していても、少しイレギュラーな場面に出くわすと「どう対応するのが正解だろう?」と悩む方も多いでしょう。
ここでは、就活生からよく寄せられる5つの疑問に対して、適切な対応方法をわかりやすくまとめました。
- 説明会に遅刻した場合、お詫びメールは送るべき?
- お礼メールで質問をしても問題ない?
- 企業から返信がない場合はどう対応する?
- 手書きのお礼状は送る必要がある?
- 複数の担当者がいた場合、誰に送るのが正解?
① 説明会に遅刻した場合、お詫びメールは送るべき?
遅刻してしまったときは、必ずお詫びのメールを送りましょう。時間を守る意識があるかどうかは、社会人としての基本的な評価ポイントです。
「本日は開始時刻に間に合わず、申し訳ございませんでした」とまず謝罪し、その後に説明会への感謝を伝えると誠意が伝わりやすくなります。黙って済ませるより、素直に謝った方が印象は良くなるはずです。
② お礼メールで質問をしても問題ない?
お礼メールに質問を加えること自体は、失礼ではありません。ただし、聞きたいことは1つに絞り、なるべく簡潔にまとめてください。
質問内容も、説明会では触れられなかった点や、企業サイトを見てもわからなかった内容にすると丁寧な印象を与えられます。書き方次第で積極性が伝わるので、自信を持って伝えてみてください。
③ 企業から返信がない場合はどう対応する?
返信がない場合でも、心配する必要はありません。多くの企業では、お礼メールへの返信を義務とは考えていないからです。返信がないことを気にせず、送った内容に自信を持つことが大切になるでしょう。
返事を催促する必要もありませんし、返信の有無で合否が決まることもないので安心してください。
④ 手書きのお礼状は送る必要がある?
基本的には、メールで十分です。ただし、より丁寧な印象を与えたいときや、個別対応を受けた場合などは、手書きのお礼状も効果的でしょう。
手紙を出す際は、誤字脱字に気をつけ、丁寧な字で気持ちを込めて書いてください。送付先や封筒の書き方にも注意が必要です。状況に応じて適切に使い分けてください。
⑤ 複数の担当者がいた場合、誰に送るのが正解?
説明会に複数の社員が対応していた場合は、代表的に話をしていた方や名刺をもらった担当者宛に送るのが基本です。誰が主担当かわからないときは「採用ご担当者様」としても失礼にはあたりません。
もし個別に対応してもらった方が複数いた場合は、相手ごとに文面を少し変えて、それぞれに送るとより丁寧でしょう。
お礼メールで第一印象を決める準備を整えよう

会社説明会に参加した後のお礼メールは、就活生が企業に好印象を残す貴重なチャンスです。たとえ選考に直接関わらなくても、内容次第で今後の印象や評価に影響する可能性があります。
特に、メールの書き方や送信タイミング、マナーに注意すれば、他の就活生と差をつけることもできるでしょう。本文では学びや感謝を簡潔に伝え、自分の言葉で表現することが大切です。
この記事で紹介したポイントや例文を参考に、誤字脱字のない丁寧なお礼メールを準備してみてください。正しく心のこもったメールは、あなたの誠意を企業にしっかりと届けてくれるはずです。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。