エントリーシートの学歴欄の書き方|記入ポイントや注意点も紹介
この記事では、エントリーシート(ES)の学歴欄の書き方を解説しています。
また、書き方だけではなく、正確な記載方法に加え、記載ミスや注意点、特殊ケースへの対処法も紹介していますよ。
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エントリーシートの学歴欄は正確に書く

エントリーシートの学歴欄は、採用担当者が応募者の人物像を初めて知る手がかりとなる、いわば「名刺代わり」のような存在です。
だからこそ、まず大前提として意識すべきなのは、「正確に記載すること」です。
学歴欄に誤記や曖昧な表現があると、その時点で応募者への信頼感が揺らぎ、どれほど他の項目が魅力的でも、全体の評価が下がってしまうおそれがあります。
たとえば、学校名を略して書いたり、入学・卒業年月をうろ覚えのまま記載したりすることで、「この人は基本的な確認ができていないのでは」と不安を抱かせてしまうこともあります。
特に、企業によっては厳密な学歴審査を行う場合もあるため、小さな記載ミスが選考通過に影響する可能性すら否定できません。
また、学歴欄は自己PRや志望動機とは異なり、淡々と事実を並べる部分ですが、だからといって軽視してよい項目ではありません。
むしろ、こうした基本情報を正確かつ丁寧に書けるかどうかが、応募者の誠実さやビジネスマナーの基礎を示す判断材料になります。細かな記述の精度は、応募書類全体の信頼性を左右する重要な要素です。
読み手が「この人はしっかりしていそうだ」「細部まで注意を払える人だ」と感じるような仕上がりを目指すためにも、学歴欄は単なる情報記入の場ではなく、自分を信頼してもらうための第一歩として捉えることが大切です。
記載に迷ったときは必ず確認を行い、ミスのないよう慎重に仕上げましょう。
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エントリーシートの学歴はどこから書くか

エントリーシートで学歴を記入する際は、「どの段階から書き始めればいいのか」と迷う方も少なくありません。
結論からいえば、中学校卒業以降の学歴を記載するのが一般的です。これは、義務教育を終えた後の進学先や学びの選択が、企業側の評価対象になるためです。
特に高校・大学は、その人の専門性や関心分野を知る上で重要な情報とされています。
一方、小学校以前の学歴は、選考に直接影響を与えることが少ないため、省略して構いません。私立小学校や一貫教育を受けていたとしても、あくまで採用担当者が注目するのは中学卒業後にどのような進路を歩んできたかという点です。
具体的な記載方法としては、「2018年3月 ○○中学校 卒業」「2018年4月 ○○高等学校 入学」といった形で、年月と学校名・区分(入学・卒業)を正確に記載します。また、西暦と和暦が混在しないよう、どちらかに統一するのが基本です。
学歴は、本人の歩んできた道を示す重要な情報です。見た目の整理や誤字脱字への配慮も含め、事実を過不足なく、分かりやすく記載することが、企業からの信頼を得る第一歩となるでしょう。
記載順やフォーマットに迷った場合は、学校で配布される就活ガイドや、キャリアセンターの例を参考にすると安心です。
エントリーシート学歴欄の基本的な書き方

エントリーシートの学歴欄は、応募者の経歴を客観的に伝える重要な項目です。細かいルールを見落としてしまうと、思わぬマイナス評価につながる可能性があります。
読み手にわかりやすく伝えるためには、形式や言葉選びにも注意が必要です。ここでは、就活生が迷いやすい学歴欄の基本的な書き方について、押さえておくべき4つのポイントを解説します。
- 和暦か西暦かを統一して書く
- 学校名・学部・学科は正式名称で書く
- 在学中の学校は「卒業見込み」と書く
- 最後に「以上」と締めくくる
① 和暦か西暦かを統一して書く
学歴を記載する際は、西暦か和暦のどちらかに統一する必要があります。
たとえば、「2019年4月 入学」「令和5年3月 卒業」といったように混在すると、読む側に混乱を与えてしまうおそれがあります。
とくに和暦は世代や業界によってなじみの差があるため、統一感を持たせることが大切です。一般的には履歴書やエントリーシート全体の表記に合わせて、西暦で統一するのが無難です。
また、企業によっては書式が指定されていることもあるため、事前に提出先のルールを確認しておくと安心です。
② 学校名・学部・学科は正式名称で書く
学校名や学部・学科は、必ず略さずに正式名称を記載するようにしましょう。たとえば、「○○大 経済」ではなく「○○大学 経済学部 経済学科」のように書くことで、どの学校・学部なのかが明確になります。
略称や俗称を使うと、他校との区別がつきづらく、採用担当者に誤解を与えてしまうリスクがあります。また、読み手に「雑な印象」や「細部への配慮が足りない印象」を与えるおそれもあります。
学校案内や大学の公式サイトで正式名称を確認し、正確かつ丁寧な表記を心がけましょう。
③ 在学中の学校は「卒業見込み」と書く
現在在学中の学校については、「卒業見込み」や「卒業予定」という表記が必要です。
「○○大学 経済学部 経済学科 卒業見込み(2026年3月)」といった具体的な書き方にすることで、卒業予定時期がひと目で伝わります。
ただ「在学中」や「通学中」とだけ記載しても、卒業の見込みがあるのか、留年や休学中なのかが判断できず、読み手に不安を与えてしまう可能性があります。
また、企業側が選考スケジュールを検討するうえでも、卒業時期の情報は重要です。現時点での見込みであっても、正確かつ具体的に記載しましょう。
④ 最後に「以上」と締めくくる
学歴欄の末尾には「以上」と記載して締めくくるのが基本です。
これは、学歴の記載が完了したことを明示する役割があります。記入欄の最後に「以上」と書くことで、読み手に「ここまでが学歴欄である」と明確に伝わり、視認性や構造が整います。
とくに、学歴欄の次に職歴や自己PR欄が続く場合、「以上」があることでセクションの区切りが明確になり、全体の読みやすさが向上します。
小さな一言に見えますが、丁寧な印象を与えるうえで大切な要素です。記入漏れがないよう、最終チェックの際に確認しましょう。
エントリーシートで学歴を書くときに注意すべき点

学歴欄は形式的と思われがちですが、内容の正確さや見やすさは書類全体の印象に直結します。不備があると、他の項目がどれほど丁寧に書かれていても信頼性が下がってしまうおそれがあります。
特に以下の4点は、就活生が気づかないままミスしやすいポイントです。提出前に必ず確認しておくと安心です。
- 入学・卒業年月のずれや誤記に注意する
- 学歴と職歴を混同しないように注意する
- 学校名が長い場合のレイアウトに注意する
- 改称があった学校・学科の表記に注意する
① 入学・卒業年月のずれや誤記に注意する
入学や卒業年月を間違えて記入すると、学歴全体の信頼性が疑われてしまいます。
たとえば、4年制大学であれば「2022年4月入学、2026年3月卒業」のように書くのが自然ですが、「2025年3月卒業」などと記載すると整合性が取れなくなります。
採用担当者に確認不足の印象を与えないよう、年度と月の整合性を丁寧に確認してください。
② 学歴と職歴を混同しないように注意する
学歴欄には、アルバイトやインターンといった職歴は記載しません。職歴を学歴と混在させると、採用担当者にとって読みにくくなり、構成が雑な印象を与えてしまいます。
職歴は別の欄で記入し、学歴欄には在籍した学校とその入学・卒業年月のみを書くのが基本です。
③ 学校名が長い場合のレイアウトに注意する
学校名や学部・学科名が長いと、用紙にうまく収まらないことがあります。その場合は、途中で適切に改行して読みやすく整えてください。
たとえば「○○大学 経済学部 経済学科 国際経済専攻」といった長い名称は、2行に分けることで視認性が高まります。詰め込みすぎず、丁寧なレイアウトを意識しましょう。
④ 改称があった学校・学科の表記に注意する
在学中に学校名や学科名が変更された場合は、原則として在籍時の名称を記載します。ただし、現在の名称だと通じにくい場合には、カッコ書きで補足を加えると丁寧です。
たとえば「○○大学(旧:□□大学)」のように記載すれば、相手にも正確に伝わりやすくなります。
エントリーシートの学歴欄で迷いやすい記入ポイント

エントリーシートの学歴欄は一見シンプルに見えますが、実際には書き方に悩みやすい項目です。特に、浪人や留年、休学、転学、留学、私立一貫校の出身など、特殊な事情がある場合は迷いが生じがちです。
ここでは、就活生が学歴欄で迷いやすい代表的なケースについて、それぞれの正しい書き方と考え方を整理して解説します。
1.転学・編入は記載する
2.留学経験は記載する
3.編入や転校はすべて記載する
4.浪人・留年・休学は記載しなくてもよい
5.私立の一貫校や小学校は記載しなくてもよい
① 転学・編入は記載する
転学や編入をした場合は、前の学校の「中途退学」と、次の学校の「入学」を時系列で記載することが基本です。
たとえば「〇〇大学 経済学部 中途退学(2020年3月)」のあとに「△△大学 商学部 入学(2020年4月)」というように書くと、経歴に不自然な空白が生まれません。
このように順序を明確にすることで、採用担当者に誤解を与えず、信頼感のある学歴欄に仕上がります。
2019年4月 ○○大学 ○○学部 ○○学科 入学 2021年3月 ○○大学 ○○学部 ○○学科 中途退学 2021年4月 △△大学 △△学部 △△学科 編入学 2025年3月 △△大学 △△学部 △△学科 卒業見込み |
② 留学経験は記載する
留学経験がある場合は、学歴欄に簡潔に記載しましょう。「2023年9月~2024年1月 アメリカ・○○大学に短期留学」のように、期間・国名・学校名を明記すると伝わりやすくなります。
取得した単位や語学力などをアピールしたいときは、自己PR欄や別項目で補足すると効果的です。単なる渡航歴と区別するためにも、具体的な情報を記すことが大切です。
③ 編入や転校はすべて記載する
高校や大学などでの編入・転校経験がある場合は、在籍したすべての学校について漏れなく記載することが原則です。
たとえば高校で転校した場合、「○○高等学校 転校」「△△高等学校 入学」のように時系列で並べ、「転校」「編入学」といった補足を加えることで、学歴の流れが自然になります。
空白期間が生まれないよう、事実を正確に伝える姿勢が大切です。特に大学での編入は、学び直しや専門の再選択と見なされるため、ポジティブな印象にもつながります。
④ 浪人・留年・休学は記載しなくてもよい
浪人や留年、休学の経験がある場合、エントリーシートに書くべきか迷うかもしれません。
基本的に、学歴欄には実際に在籍していた学校名と入学・卒業年月を記載するため、それ以外の期間については触れる必要はありません。
採用担当者は年齢や卒業年月からある程度の事情を推測するため、書いていないことで評価が下がることはほとんどないでしょう。
もし面接で尋ねられた際には、正直に説明できるように準備しておくと安心です。
2017年3月 ○○高等学校 卒業 2018年4月 ○○大学 ○○学部 ○○学科 入学 2022年3月 ○○大学 ○○学部 ○○学科 卒業見込み |
⑤ 私立の一貫校や小学校は記載しなくてもよい
私立の小中高一貫校に通っていた場合でも、学歴欄にすべてを記載する必要はありません。基本的には中学校卒業以降の記載で問題ありません。
小学校や中学校の名称を細かく書くと冗長になりがちなので、省略して構いません。
特に一貫校では、入学・進級・卒業の区分が一般校と異なるため、無理に細かく書こうとするとかえってわかりづらくなる恐れがあります。
採用担当者が確認したいのは、義務教育後にどのような進路をたどったかという点です。
エントリーシート学歴欄の記載例

エントリーシートの学歴欄は、中学校卒業から順に、正式名称と入学・卒業年月を正確に記載するのが基本です。
西暦または和暦のどちらかに統一し、在学中の学校は「卒業見込み」と明記しましょう。
以下では、典型的なパターンから特殊なケース(浪人・編入・留学)まで、実際の記入例を紹介します。
自分の経歴に合わせて適切な形式を参考にしてください。
① 基本パターン(浪人なし)
2015年3月 ○○市立○○中学校 卒業 2015年4月 ○○高等学校 入学 2018年3月 ○○高等学校 卒業 2018年4月 ○○大学 ○○学部 ○○学科 入学 2026年3月 ○○大学 ○○学部 ○○学科 卒業見込み 以上 |
② 浪人期間がある場合
2014年3月 ○○市立○○中学校 卒業 2014年4月 ○○高等学校 入学 2017年3月 ○○高等学校 卒業 2018年4月 ○○大学 ○○学部 ○○学科 入学 2026年3月 ○○大学 ○○学部 ○○学科 卒業見込み 以上 |
③ 編入・転学がある場合
2015年3月 ○○市立○○中学校 卒業 2015年4月 ○○高等学校 入学 2018年3月 ○○高等学校 卒業 2018年4月 ○○大学 ○○学部 ○○学科 入学 2020年3月 ○○大学 ○○学部 ○○学科 中途退学 2020年4月 △△大学 △△学部 △△学科 編入学 2026年3月 △△大学 △△学部 △△学科 卒業見込み 以上 |
④ 留学経験がある場合
2015年3月 ○○市立○○中学校 卒業 2015年4月 ○○高等学校 入学 2018年3月 ○○高等学校 卒業 2018年4月 ○○大学 ○○学部 ○○学科 入学 2022年9月〜2023年6月 アメリカ合衆国 ○○大学 交換留学 2026年3月 ○○大学 ○○学部 ○○学科 卒業見込み 以上 |
必要な情報を過不足なく、かつ読みやすく記載することが好印象につながります。自身のケースに合ったフォーマットを選び、正確に記入しましょう。
エントリーシートの学歴欄の正しい書き方を理解しておこう!

エントリーシートの学歴欄は、応募者の経歴を正しく伝える重要な項目です。基本的には中学卒業から記載し、西暦か和暦に統一しながら、学校名・学部・学科は正式名称で書きましょう。
在学中の場合は「卒業見込み」とし、最後は「以上」で締めるのがマナーです。また、留学や転学など特別な経歴がある場合には、適切な順序や形式で記載することが求められます。
記入ミスや記載漏れを防ぎ、エントリーシート全体の信頼性を高めましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。