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【例文付き】周りを巻き込む力とは|自己PRでアピールするコツも解説

人を巻き込む力とは、具体的にどのような能力のことなのでしょうか?

良い評価が得られやすい強みですが、伝え方によっては悪い印象を与える場合もあるので注意が必要です。

そこで、本記事では周りを巻き込む力の定義や伝え方のポイントを解説します。ぜひ、これからの就活対策の参考にしてみてください。

目次

周りを巻き込む力とは?仕事でどう活かせる?

就職活動では「周りを巻き込む力」をアピールすることが重要です。

しかし、具体的にどのような力なのか、どの場面で発揮できるのか、よく分からない方もいるでしょう。また、自己PRでどのように活用できるのか悩んでいる人も多いはずです。

ここでは「周りを巻き込む力」の基本的な定義や、仕事での活かし方について解説します。まず、この力の意味を明確にし、どのような場面で役立つのかを詳しく見ていきましょう。

  1. 「周りを巻き込む力」とは
  2. 「周りを巻き込む力」を活かせる場面

「周りを巻き込む力」とは

「周りを巻き込む力」とは、自分の考えや目標に共感を生み出し、周囲を動かす力です。

リーダーシップと混同してしまう就活生が多くいますが、プラスアルファの能力であることを理解しておく必要があります。

リーダーシップが主導的にチームを引っ張る力ならば、「周りを巻き込む力」は相手を自然と行動に導く力といえるでしょう。

「周りを巻き込む力」を活かせる場面

「周りを巻き込む力」は、チームでの仕事が多い職種において高く評価されるでしょう。

例えば、営業職では、社内の関係部署やクライアントと協力しながら契約を進める必要があります。

また、企画職では、新しいプロジェクトを立ち上げる際に、関係者の賛同を得る力が不可欠です。

さらに、エンジニアやデザイナーなどの専門職でも、周囲の意見を取り入れながら、プロジェクトを円滑に進めることが求められるでしょう。

このように、「周りを巻き込む力」は職種を問わず重要な能力です。

「周りを巻き込む力」が企業に評価される3つの理由

このセクションでは、企業が「周りを巻き込む力」をどのように評価しているのか、そしてその力がどのように活かされるのかについて解説します。

「周りを巻き込む力」をアピールする際に、どういったポイントを強調すべきか理解しておきましょう。

  1. チームの成果を最大化できるため
  2. 主体的に目標に向かって動けるため
  3. 社内外の人と円滑なコミュニケーションを取れるため

① チームの成果を最大化できるため

「周りを巻き込む力」が評価される理由の1つに、チーム全体の成果を引き上げる効果があることが挙げられます。

組織内では、個人プレーだけでなく、周囲と連携して目標を達成する姿勢が強く求められているのです。このため、単なる協調性とは異なり、主体的に周囲を巻き込める力が重視されています。

たとえば、プロジェクト活動でメンバーの意見を引き出しながら成果を上げた経験は、自己PRの好例になるでしょう。

このような力を備えた人材は、あらゆる企業で重宝される存在になります。

② 主体的に目標に向かって動けるため

「周りを巻き込む力」は、単に周囲と調和するだけではありません。自分の目標に向かって主体的に行動し、その過程で他の人々を巻き込んでいくことができる能力です。

企業は、自ら考えて行動し、他者と連携しながら目標を達成できる人材を求めています。

例えば、大学のゼミで自発的にプロジェクトを企画し、周囲の協力を得て成功に導いた経験は、この能力を発揮した一例と言えます。

このような経験を自己PRに取り入れることで、積極的に目標を追求する姿勢を企業にアピールしましょう。

③ 社内外の人と円滑なコミュニケーションを取れるため

「周りを巻き込む力」は、社内外の人と良好な関係を築くコミュニケーション能力とも深く関わっています。

ビジネスの現場では、チーム内だけでなく、取引先や異なる部署との連携が欠かせません。

その際に円滑なコミュニケーションが取れることで、業務の進行がスムーズになり、周囲との信頼関係が築けるのです。

例えば、インターンシップで顧客やチームと協力して業務を遂行した経験は、自己PRに活用できる具体例といえるでしょう。

こうした能力を備えた人材は、組織全体を前進させる原動力として企業から高く評価されるのです。

「周りを巻き込む力」を持つ人の特徴

ここでは、周囲を巻き込む力を持つ人の特徴を詳しく見ていきます。

この内容を理解することで、あなた自身がその力を持っているかどうか、また自己PRにどう活かせるかを確認できるでしょう。

  1. 相手の意見を尊重する姿勢を持っている
  2. 説得力がある
  3. 目標達成に向けて活動をやりきれる
  4. 信頼関係を築くための行動をしている
  5. 周囲のために行動できる

① 相手の意見を尊重する姿勢を持っている

「周囲を巻き込む力」を持つ人に共通するのは、まず相手の意見を尊重する姿勢です。

自分の意見を押し通すのではなく、他人の意見に耳を傾け、理解しようとすることが大切なのです。これにより、相手との信頼関係が築け、協力を得やすくなります。

チームでの活動では、メンバーからの好感・信頼が不可欠なため、「周りを巻き込む力」の土台とも言えるでしょう。

② 説得力がある

巻き込み力がある人は、単に自分の意見を押し付けるのではなく、相手の心を動かし、自発的に行動させる能力を持っています。

具体的には、相手の立場や感情を理解し、論理的かつ共感的なアプローチで意見を伝えられます。

データや具体的な事例を用いて、相手の興味を引き出し、納得させる力が特徴的です。チームの目標に向けて、メンバーの意欲を引き出し、協力を促す説得力は巻き込み力の一つと言えるでしょう。

③ 目標達成に向けて活動をやりきれる

巻き込み力を持つ人は、困難に直面しても目標を諦めない強い意志を持つ人です。

単に計画を立てるだけでなく、最後まで粘り強く取り組み、チームメンバーにも前向きな姿勢を示せます。

具体的には、障害や挫折があっても冷静に対処し、代替案を考え続ける姿勢が該当します。

失敗を学びの機会と捉え、柔軟に軌道修正しながら、最後まであきらめない姿勢が、周囲を巻き込む原動力となるでしょう。

④ 信頼関係を築くための行動をしている

周囲と良好な関係を築ける人は、コミュニケーション能力が高く相手の立場や感情を理解する共感力に優れていることから、周りを巻き込みやすいです。

単なる表面的な関係ではなく、互いの信頼関係を大切にして相手の意見に耳を傾けられるため、メンバーも自然と協力しやすくなるのです。

相手の長所を認め、励ます姿勢や、困難な状況でも前向きなコミュニケーションを心がける態度が、周囲との良好な関係構築につながるでしょう。

⑤ 周囲のために行動できる

巻き込み力を持つ人は、自己中心的ではなく、周囲のために主体的に行動できる人です。

単に指示を待つのではなく、チームや組織の課題を自分事として捉え、率先して解決に向けて動き出せます。

仲間が困っているときに自発的にサポートし、チームの目標達成のために個人の利益を超えて貢献できる姿勢が重要です。

メンバーの強みを理解し、適切な役割分担を提案したり、困難な状況でも前向きな解決策を示したりする行動力が、周囲を巻き込む原動力となります。

これらの特徴にどうしても当てはまらないという人は自己分析をやり直してみましょう!

「周りを巻き込む力」を自己PRで好印象に伝える簡単3STEP

就活で良い評価を得るためには、伝え方が大切です。

以下の3つのステップを意識して、自己PRの構成を作ってみましょう。

  1. 【STEP1】周りを巻き込む力を持つことを一言で伝える
  2. 【STEP2】周りを巻き込んだエピソードを具体的に書く
  3. 【STEP3】入社後にどう活かせるのかを示す

「上手く自己PRが書けない….書いてもしっくりこない」と悩む人は、まずは簡単作成ツールで自己PRを作成してみましょう!LINE登録することで何度でも自己PRを作成でき、3分で自己PRが簡単作成できますよ。

【STEP1】周りを巻き込む力を持つことを一言で伝える

まず、周囲を巻き込む力があることを一言で伝えましょう。

ただし、周囲を巻き込むことのみで終わらせず、その先の目的が考えにあることを明確にしてください。

たとえば「私の強みは、1人では達成が難しいことでも周囲の人を巻き込んで、チームワークによって目標を達成できる力です」のように、巻き込み力がどんな成果に繋げられるかまで言及できると良いですね。

【STEP2】周りを巻き込んだエピソードを具体的に書く

続いて、強みを裏付けるエピソードが必要です。

根拠がなければ信憑性がないので、目標から逆算して必要と判断したメンバーに声をかけて行動したことを、具体例を用いて伝えましょう

できる限り具体的に話せば、採用担当者があなたの人柄を想像しやすくなります。

【STEP3】入社後にどう活かせるのかを示す

最後に、入社後の活躍イメージを伝えましょう

力があることを伝えても、面接官が気になっているのは入社後にも同様のパフォーマンスを発揮できるかです

事業内容とも絡めつつ、自身が活躍するイメージをしっかりと伝えてください。

「周りを巻き込む力」を活かしたエピソードを選ぶ際の3つのポイント

自己PRで「周りを巻き込む力」をアピールしようと考えている方の中には、どのエピソードを選ぶか迷っているという方も多いかもしれません。

このセクションでは、「周りを巻き込む力」を効果的に伝えるエピソード選びの3つのポイントをご紹介します。

  1. 周囲を巻き込んだ理由が明確になっているか
  2. 周囲を巻き込んだ行動を具体的に示せるか
  3. 周囲を巻き込んだ後の成果を具体的に伝えられるか

① 周囲を巻き込んだ理由が明確になっているか

エピソードの中で、「なぜ周りを巻き込む必要があったのか」を明確にすることが重要です。この理由をはっきりと示すことで、あなたの行動に納得感が出ます。

例えば、グループプロジェクトで予算と時間が限られていたため、効率的な連携が必要だったなどの背景を説明することで、あなたがどれだけ状況を分析し、適切に判断したかが伝わります。

② 周囲を巻き込んだ行動を具体的に示せるか

次に、巻き込む際にどんな努力をしたのか、具体的に説明しましょう。「周りを巻き込む力」をアピールするためには、行動の過程を明確に伝える必要があります。

相手の意見を尊重し、自分の考えをどう伝えたか、どのように意見をまとめたかを具体的に述べることで、あなたのコミュニケーション力や説得力が伝わります。

複数人での作業では、どうしてもコミュニケーションによる摩擦も起きやすくなるため、この摩擦をどれだけ減らせるかも重要なのです。

③ 周囲を巻き込んだ後の成果を具体的に伝えられるか

最後に、巻き込んだ先で得られた成果についても言及しましょう。成果を伝えることは、あなたの「周りを巻き込む力」がどれだけ効果的だったかを示す鍵です。

例えば、プロジェクトが予定通りに完了し、目標を達成できたという結果を伝えることで、あなたの能力がしっかりと成果に結びついたことを証明できます。

例文5選|「周りを巻き込む力」を効果的に伝える自己PR

就職活動で「周りを巻き込む力」をアピールするには、具体的なエピソードを交えて伝えることが重要です。しかし、どのように表現すれば魅力的に伝わるのか悩んでいる方も多いでしょう。

ここでは、「周りを巻き込む力」をうまく伝えるための自己PR例文を5つ紹介します。

サークルやアルバイト、ゼミ活動、インターン、ボランティアなど、さまざまな場面でのエピソードを用意しました。自分の経験と照らし合わせながら、適切な表現を見つけてください。

  1. サークルでのリーダー経験を活かした例文
  2. アルバイトでチームワークを発揮した例文
  3. ゼミや研究活動で周囲を巻き込んだ例文
  4. インターンで主体的に行動した例文
  5. ボランティア活動で初対面の人たちを率いた例文

また、自己PRがそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの自動作成ツールを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。

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赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは

①サークルでのリーダー経験を活かした例文

サークル活動で、多くのメンバーと協力しながら目標を達成した経験を活かした例文です。

サークルでのリーダー経験を活かした自己PR
大学のダンスサークルで新歓イベントの運営リーダーを務めた際、例年伸び悩んでいた集客数増加を、周囲を巻き込みながら改善策を実施することで達成しました。

まず、サークルの強みを明確にするためにメンバーと話し合い、演出やPR方法を工夫しました。特にSNSを活用した告知に力を入れることにし、メンバーそれぞれの得意分野を活かして広報チームを編成しました。

その結果、SNSを通じた発信により新歓イベントの参加希望者が前年の1.5倍に増加し、新入部員の獲得数も過去最高を記録しました。

この経験を通じて、目標達成のためには自分一人が頑張るだけでなく、周囲を巻き込んで協力することが重要であると学びました。入社後もチームワークを大切にし、周りの意見を取り入れながら主体的に行動し、成果を生み出していきたいと考えています。

《解説》

この例文では、サークルの活動を通じて自発的に行動したこと、周囲と協力したことを具体的に述べることで、「周りを巻き込む力」を効果的に伝えています。自己PRを書く際は、単に「リーダーを務めた」と述べるのではなく、どのような課題を解決し、どんな成果を出したのかを明確にすることがポイントです。

②アルバイトでチームワークを発揮した例文

アルバイト経験を通して、異なる立場の人と協力しながら業務を進めた点をアピールする自己PRになります。

アルバイトでチームワークを発揮した自己PR
私は飲食店のアルバイトで、スタッフ間の連携を強化し、業務の効率化に貢献しました。

まず、ピーク時のオペレーションがスムーズに進まないことが課題だと考えた私は、スタッフ同士の役割分担を見直し、事前の準備を強化する提案をしました。具体的には、シフトが重なる時間帯に注文の流れをシミュレーションし、役割ごとの動きを整理しました。また、新人スタッフが業務に早く慣れるよう、マニュアルを作成し、教育のサポートを行いました。

その結果、ピーク時の配膳ミスが減り、注文から提供までの時間を約20%短縮することに成功しました。また、スタッフ間の連携が向上し、業務の負担も均等に分担されるようになりました。

この経験を通じて、周囲と協力しながら業務改善を進めることの大切さを学びました。入社後も、チームワークを大切にし、業務の効率化や職場環境の向上に貢献したいと考えています。

《解説》

この例文では、「課題発見」「具体的な行動」「成果」を明確に伝えています。アルバイトの経験は企業の業務と繋げやすいため、どのように全体の利益に貢献したかを具体的に書くことで、入社後の活躍がイメージしやすくなります。

③ゼミや研究活動で周囲を巻き込んだ例文

ゼミ活動で、積極的にリーダーシップを取り、周囲を巻き込んだ行動と結果を具体的に示している例文になります。

ゼミや研究活動で周囲を巻き込んだ自己PR
私はゼミ活動で、チームの研究発表を成功に導くために周囲を巻き込みました。ゼミではグループごとに研究テーマを決め、最終的に発表を行う形式でしたが、私たちのチームは意見がまとまらず、進捗が遅れていました。

そこで私は、メンバーそれぞれの強みを活かせる役割分担を提案しました。また、議論がスムーズに進むように、事前に論点を整理し、議題を明確にした上で意見を出しやすい環境を作りました。さらに、外部の専門家に意見を聞く機会を設け、研究の質を向上させる工夫もしました。

その結果、研究の方向性が明確になり、発表内容に一貫性を持たせることができました。また、学会形式の発表会で高い評価を受け、ゼミ内で最優秀発表賞を受賞しました。

この経験を通じて、チームの力を最大限に引き出すためには、適切な役割分担と円滑なコミュニケーションが重要であると学びました。入社後も、周囲と協力しながら課題解決に取り組み、チーム全体の成果を高めていきたいと考えています。

《解説》

この例文では、「周囲を巻き込む力」を、役割分担、環境整備、外部支援の活用という具体的な行動を通して示しています。チーム課題に対して主体的に働きかけた点と、結果に結びついた実績が、強みの信頼性を高めています。

④インターンで主体的に行動した例文

インターンという実際の業務の中で、周囲を巻き込みながら数値的な実績につなげたエピソードです。

インターンで主体的に行動した自己PR
私は、企業の長期インターンに参加し、新規顧客獲得の施策に取り組みました。インターン生の業務は資料作成やリサーチが中心でしたが、より成果を出すために主体的に行動しました。

まず、インターン生同士で情報共有を促進するために、定例ミーティングを提案しました。その中で、各自が集めたデータや成功事例を共有し、分析を進める環境を整えました。また、社員の方々にも積極的に質問し、実務の知見を深めました。さらに、自ら営業資料の改善案を作成し、上司に提案したところ、採用されることになりました。

その結果、インターン生チーム全体の成果が向上し、提案した営業資料を活用したことで、問い合わせ件数が約15%増加しました。社員の方々からも「主体的に動ける人材」と評価をいただきました。

この経験から、成果を出すためには自ら考え行動し、周囲を巻き込むことが重要であると学びました。入社後も、周囲と協力しながら主体的に取り組み、会社の成長に貢献したいと考えています。

《解説》

この例文は、受け身の業務に留まらず、自ら課題を見つけ、周囲を巻き込んで環境改善に取り組んだ点が際立っています。定例ミーティング提案や資料改善などの具体的な行動と、問い合わせ件数15%増加という成果を示すことで、「巻き込む力」の有効性をアピールできています。

⑤ボランティア活動で初対面の人たちを率いた例文

ボランティア活動で、初対面の人々と協力しながら目標を達成した経験を活かし、強みに説得力のあるエピソードになっています。

ボランティア活動で初対面の人たちを率いた自己PR
私は、地域の清掃活動を行うボランティアに参加し、当日は初対面のメンバー10名ほどとチームを組みました。最初は互いに遠慮がちで、なかなか作業が進まない状況でした。

そこで、まずは自己紹介を行い、参加者一人ひとりに簡単な役割を振り分けることを提案しました。また、清掃の目標エリアを明確にし、進捗を共有しながら作業を進めることで、チームの一体感を高めました。さらに、声掛けを積極的に行い、和やかな雰囲気を作ることを心掛けました。

その結果、予定よりも早く清掃活動を終えることができ、参加者からは「初対面でも楽しく協力できた」との声をいただきました。主催者の方にも、チームをまとめる力を評価していただきました。

この経験から、目標達成には主体的に動き、周囲を巻き込むことが重要であると学びました。入社後も、周りの意見を尊重しながら主体的に行動し、チームの成果を最大化できるよう努力したいと考えています。

《解説》

この例文では、初対面のメンバーをまとめた具体的な方法を示すことで、「周りを巻き込む力」がより伝わりやすくなっています。ボランティア経験を自己PRに活かす際は、「どのように関係を築き、チームを動かしたか」を明確にすると、説得力が増します。

「周りを巻き込む力」の自己PRでよくあるNG例

就活で「周りを巻き込む力」をアピールする際、意図せず自己PRの説得力を下げてしまうケースも珍しくありません。

この章では、「周囲を巻き込む力」を効果的に伝えたい方に向けて、よくある失敗例と注意点を紹介します。ご自身のエピソードに当てはめながら、ぜひ確認してください。

この記事では、以下のポイントについて解説します。

  1. ただの「指示役」になってしまっている例
  2. 主体性がない印象を与える例
  3. チームワークを強調しすぎて「個人の役割」が見えない例

① ただの「指示役」になってしまっている例

「周りを巻き込む力」を自己PRに盛り込む際、ありがちな誤りの一つが、単なる「指示役」になってしまうケースです。

周囲を動かすことばかりを強調すると、リーダーシップや主体性に欠ける印象を与えかねません。

たとえば、サークル活動でメンバーにタスクを割り振っただけの経験では、ただの指示役にとどまってしまいます。

重要なのは、メンバーが自発的に動きたくなるよう働きかけたかどうかです。

「巻き込む力」とは、周りの意欲を引き出しながら目標に向かう力であることを忘れないようにしてください。

② 主体性がない印象を与える例

自己PRで「周りを巻き込む力」をアピールする際に、注意したいのが主体性の欠如です。

周囲と協力した経験を語っても、自らの意志で動いたことが伝わらなければ、単なる受け身と受け取られるかもしれません。

たとえば、友人の提案にただ従っただけのエピソードでは、主体的な行動とは言い難いです。

巻き込む力を自己PRに盛り込むには、「自分が考え、行動し、結果的に周りを動かした」という流れを明確に示す必要があります。

周囲を巻き込むためには、自ら課題を見つけ、解決に向けて率先して動いた経験が重要なアピール材料となるでしょう。

③ チームワークを強調しすぎて「個人の役割」が見えない例

「周りを巻き込む力」を伝えたいと考えたとき、チームの成功ばかりを強調するのも避けてください。

たしかに、チーム全体の成果は大切ですが、それだけではあなた自身の価値が伝わりにくくなります。

たとえば、「サークルの文化祭が成功した」というだけでは、あなたがどのように周囲を巻き込み、どんな役割を果たしたのかがぼやけてしまうでしょう。

個人の行動が見えることで、「周りを巻き込む力」の真価がより説得力をもって伝わります。

「周りを巻き込む力」をさらに魅力的にする言い換え表現6つ

「周りを巻き込む力」はさまざまな言葉で表現できますが、その言い換えによって伝わる印象は大きく変わります。

このセクションでは、「周りを巻き込む力」を魅力的に伝えるための言い換え表現を6つ紹介します。適切な言い換えを選ぶことで、自己PRをより印象的にできるので、参考にしてください。

以下の6つの言い換え表現を確認してみましょう。

 言い換え表現
①チームを動かす影響力
②周囲に自然な形で協力を促す力
③関係者を巻き込みながら成果を出す力
④多様な人と協働しながら目標達成する力
⑤組織の活性化を促すリーダーシップ
⑥協力を得ながらプロジェクトを前進させる力

今からでも身につく!周りを巻き込む力を磨く方法

就活を控える大学生やインターンシップを目指す学生にとって、「周りを巻き込む力」は非常に大切なスキルです。特にチームワークやプロジェクトの管理に関わる場面では、この能力が重要視されます。

このセクションでは、「周りを巻き込む力」を効果的に磨く方法を紹介します。この力をどう身につけ、どのように活かすかについて詳しく説明しますので、自己PRに使える具体的な方法を知りたい方は参考にしてください。

  1. チームの中で率先して目標設定を行う
  2. チームメンバーの得意・不得意を理解する
  3. 積極的にコミュニケーションを取る
  4. 相手が動きたくなる伝え方を意識する

①チームの中で率先して目標設定を行う

巻き込み力を磨くためには、自ら明確な目標を設定し具体的な行動計画を立てることが重要です。単に漠然とした目標ではなく、達成可能で測定可能な目標を設定しましょう。

チームメンバーと目標を共有し、それぞれの役割と責任を明確にすることで、全員の意欲を引き出せます。

また、進捗を定期的に確認し柔軟に軌道修正できるように習慣づけることも、巻き込み力を高める上で重要です。

②チームメンバーの得意・不得意を理解する

チームメンバーの得意・不得意を理解し最適配置を意識することは、巻き込み力を磨く上で重要な要素です。各メンバーの強みを把握し、適切な役割分担を行うことで、チーム全体の生産性を向上させられます。

具体的には、日常的なコミュニケーションを通じて、メンバーの特性や能力を観察します。

メンバーの長所を最大限に活かし、不得意な部分を補完し合える環境作りを習慣にすることが、巻き込み力を高める鍵です。

③積極的にコミュニケーションを取る

巻き込み力を磨くためには、積極的なコミュニケーションを心がけることも不可欠です。単に話すだけでなく、相手の話に真摯に耳を傾け、共感的な姿勢で対話することが重要となります。

メンバーの考えや感情を理解し、信頼関係を構築することで、自然と周囲を動かす力が身につきます

定期的な情報共有やフィードバックの機会を設け、オープンな対話を心がけましょう。

④ 相手が動きたくなる伝え方を意識する

巻き込み力を高めるには、相手が自ら動きたくなるような伝え方が重要です。

目的や意義を具体的に伝え、行動するメリットや成果を示してください。

また、命令ではなく提案や依頼の形で伝え、相手の主体性を尊重することがポイントです。対話を重ね、共に目標を目指す意識を育むことで、巻き込み力の強化につながるでしょう。

周りを巻き込む力をアピールして自己PRで好印象を残そう

今回は周りを巻き込む力を伝える際のポイントと例文を紹介しました。

ただ周囲を巻き込むのではなく、目標から逆算した行動であることを念頭に置きアピールしましょう

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