就活で全落ちしても挽回は可能!書類・面接対策など内定獲得の方法を解説
応募した企業全てで「不採用」という結果に終わってしまい、今から内定を獲得できるか不安な方も多いでしょう。しかし、全落ちしたとしても諦めず継続すれば内定獲得は十分に可能です。
ただし、これまでと同じように就活をしていては、また全落ちという結果に終わりかねません。
この記事では、就活全落ちの状態から挽回できる方法やメンタルの回復の仕方などを紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
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【挽回可能!】就活で全落ちしても諦めなければ内定を掴める

就職活動で全ての企業から不採用通知を受けると、自分の価値がないように感じ、自暴自棄になることもあるかもしれません。
しかし、全落ちの状態でも、まだ挽回のチャンスは十分にあります。問題点を明確にし、対策をしっかりと立てれば、今からでも内定獲得は可能です。
全落ちしたとしても、あなたの価値自体が否定されているわけではありません。自信を喪失することなく、気持ちを切り替えることが大切です。
不安や焦りを感じているかもしれませんが、まずは冷静に自分のペースで対策を進めましょう。
そもそも就活の「全落ち」ってどういう状態?
就職活動で「全落ち」というのは、応募した全ての企業から不採用の通知を受けてしまった状態を指します。
いわゆる、持ち駒がなくなった状態です。その結果、再び企業の情報を集め直し、興味のある企業を見つけて応募し直す必要が生じます。
就活の時期が前半であれば、まだ挽回の余地がありますが、後半になると応募締切を迎える企業も多くなるでしょう。内定を得られないまま卒業を迎えるリスクを無くすためには、早めの対策と戦略的な行動が重要です。
就活全落ちする人によくある特徴

就活全落ちする人によくある特徴として以下が挙げられます。
- 選考を受ける企業・業界を絞りすぎていて持ち駒が少ない
- 自己分析が十分にできていない
- 面接やグループディスカッションの対策が十分にできていない
- 内定獲得が難しい企業だけ応募している
- 企業と自分の性格・長所がマッチしていない
- 各選考フェーズで適切な対策ができていない
自分がどのタイプに当てはまるのかまずは確認しましょう。それぞれについて以下で詳しく解説します。
①選考を受ける企業・業界を絞りすぎていて持ち駒が少ない
「絶対に〇〇業界に行きたい!」「あの会社以外は入りたいと思えない」といった理由で、選考に応募する企業を限定しすぎてしまうと、全落ちするリスクが高まるでしょう。
選考を受ける企業の数が少ないと、当然その分だけ内定を得るチャンスも減ります。
さらに、エントリー企業を絞ることで、視野が狭まり、自分に本当に合った企業との出会いを逃すことにもなりかねません。広い視野で企業を選び、多くの選択肢を検討することが重要です。
「自分が行きたい業界や会社以外は応募する必要がない」という気持ちに囚われず、持ち駒が少なくなりすぎないように幅広く企業の選考を受けましょう。
②自己分析が十分にできていない
全落ちする原因として、自己分析が不十分であり、自分の強みや魅力をうまく伝えられていない場合があります。
新卒の就職活動は、主にポテンシャル採用であり、即戦力となるスキルや能力が求められることはあまりありません。自分の人柄や意欲、これまでの経験をアピールすることが重要になってくるのです。
そのためにも、自分にはどんな強みがあるのか、自己分析を徹底することが大切でしょう。
③面接やグループディスカッションの対策が十分にできていない
就活で全ての企業から不採用通知を受ける人の中には、面接やグループディスカッションの対策が十分にできておらず、コミュニケーション不足と捉えられているケースが見受けられます。
多く発言するからといって、必ずしもコミュニケーション能力が高いとは限りません。就活で求められるコミュニケーション能力とは、面接官や他の参加者の話を正確に理解し、わかりやすく適切な回答をする力です。
発言が少なすぎたり、反対に多すぎたりする、あるいは回答が的を射ていないなどの問題があると、結果的に全落ちになってしまう可能性があるでしょう。
④内定獲得が難しい企業だけ応募している
採用人数が少ない企業や有名企業、大手企業は、志望する学生が非常に多いため、就職の難易度が高いです。そのため、難易度の高い企業のみを受ける場合、一つも内定が獲得できないこともあるでしょう。
またこのような企業には多くの応募が集まるので、企業側は優秀な学生を選び抜こうとします。
こうした企業で選考を勝ち抜くためには、他の学生よりも優れている点を明確にアピールする必要があります。
⑤企業と自分の性格・長所がマッチしていない
たとえ優秀な学生であっても、企業の求める人物像に合致していなければ採用される可能性は低いです。
適性・長所とマッチしていない企業にばかり応募していると、企業へのアピールの方向性が合っておらず、一つも内定を取れないという結果になることがありますよ。就職活動では、自分自身と企業の両方をよく理解することが重要です。
企業がどのような人材を求めているのか、自分にはどのような企業が合っているのかを考慮し、それに基づいて自分をアピールする必要があるでしょう。
そのためには、就活の基礎である業界研究・企業研究・自己分析の3点を徹底して行うことが重要です。
6.各選考フェーズで適切な対策ができていない
就職活動には書類選考や適性検査、一次面接、二次面接、三次面接、そして最終面接など、突破すべき関門が複数存在します。そのためどのフェーズで落ちるかは人によって異なるのです。
内定を獲得するためには、各選考フェーズごとに適切な対策を立てましょう。
ある段階まで順調に進んでいたとしても、次のステップで必要な準備が不足していると、やはりそのステップで落とされてしまいます。
内定は一朝一夕の対策で獲得できるものではないと理解し、全体を通した就活対策を徹底することが必要です。
就活で全落ちしてしまった人が最初に必ずやるべきこと

就活で全落ちすると精神的に辛くなってしまい、まず何をすべきかわからない人も多いでしょう。
ここから逆転して内定をゲットするために、まずは以下の3つを行ってください。
- 諦めずに就活を続ける
- 全落ちしてしまった理由を徹底的に分析する
- 自己分析からやり直して就活の軸を練り直す
①諦めずに就活を続ける
狙っていた全ての会社から不採用通知を受けると、非常に辛く感じるでしょう。しかし、重要なのは行動を止めず、自分のペースでいいので少しずつ進めることです。
募集は時間が経てば経つほど締め切られてしまいます。そのため、こまめに求人サイトをチェックしたり、書類選考や面接の対策を進めたりしましょう。
とはいえ、自分のメンタルを守ることも非常に重要です。適宜休息を取り、無理をしないよう心掛けましょう。
②全落ちしてしまった理由を徹底的に分析する
全落ちしてしまうと非常に辛いですが、投げやりにならずになぜ全落ちしたのか原因・理由を徹底的に分析してください。なぜなら、不採用通知を受けた後、振り返らず原因がわからないままでは、適切な対策をとるのが難しいからです。
原因を明らかにすることで、自分に不足していた改善点が見えてきます。また、内定獲得のために何をすべきかも明確になるでしょう。
原因を分析するおすすめの方法の一つに、「なぜ」を繰り返す手法があります。なぜ書類選考で落ちたのか、なぜ面接で良い印象を与えられなかったのかといった問いを重ねてください。これにより、根本的な問題の発見が可能となりますよ。
③自己分析からやり直して就活の軸を練り直す
就職活動で全ての選考に落ちてしまう人は、自己分析が不十分であることが多いでしょう。
自分に関する深掘りは「自分のことは自分が一番よく知っている」と考えてしまうため、つい見落としがちです。自分の強みや就活の軸を明確にするためにも、しっかり分析することが大切でしょう。
自己分析にはさまざまな方法がありますが、特に「自分史」を用いた自己分析が選考に役立ちます。自分の過去の経験やその中で感じた喜怒哀楽を振り返り、自分の価値観や行動パターンを整理する手法です。
全落ちした人が就活を継続する上で持つべき心構え

全落ちしたとしても、選考に臨むためには自分に自信を持つことが必要です。
その上で、以下3点の心構えを持ち、まずはメンタルの立て直しから行いましょう。
- 全落ちしても挽回して内定を獲得する人は多い
- 内定をもらう時期が早くても遅くても就職した後は関係がない
- 全落ちしたタイミングで気持ちを切り替え1から頑張る
①全落ちしても挽回して内定を獲得する人は多い
リクルート就活みらい研究所の調査によれば、大学卒業時点で96%以上の学生が内定を獲得しています。
つまり、就活の過程で「全落ち」の状態である期間はあるものの、最終的にはほとんどの学生が内定を掴めているということです。春採用の段階で全落ちしたとしても、通年採用をしていたり、秋採用を実施している企業は多くあります。
②内定をもらう時期が早くても遅くても就職した後は関係がない
早く内定を得て安心したいと考える人は多いでしょうが、重要なのは内定をもらう時期ではなく自分の理想の将来を実現できる企業に入社することです。
自分の能力を発揮し、充実した職業生活を送るためには、企業選びが最も重要となります。内定をもらう時期や、そこに至るまでに何社不合格となったかは、本質的には問題ではありません。
いつ内定をもらったかは社会に出た後は全く関係が無く、むしろ「自分にとって最良の環境を見つけるために今時間をかけている」ことが重要なのです。
③全落ちしたタイミングで気持ちを切り替え1から頑張る
就活で全ての選考に落ちると、当然ながら辛く感じたり、もう就活なんてしたくないと思うこともあります。しかし、自暴自棄になったり、諦めたりすることなく、「ここからスタート」と気持ちを切り替えることが重要です。
ポジティブに考えるのは難しいですが、全落ちしたのは、自分とマッチした環境である企業とまだ出会えていないだけだと考えてみてください。
不採用という結果であったとしても、企業はあなた自身の価値を根本から否定しているわけではありません。単に合っていなかっただけと気持ちを切り替えて、再度1から就活をすることが大切ですよ。
就活で全落ちしたらやるべき書類選考対策

書類で落ちる頻度が高い人は、以下のポイントを押さえて再度書類選考対策を行ってみましょう。
- 自己分析からやり直す
- 業界・企業研究を行い志望する企業の数を増やす
- ガクチカ・自己PRを修正する
- 志望動機を見直す
- 第三者に添削してもらいアドバイスを受ける
①自己分析からやり直す
書類対策で最初にやるべきことは、自己分析からやり直すことです。
自分が今まで嬉しかった、達成感を感じた経験を振り返り、なぜ嬉しかったのか、達成感を感じたのか深掘りしましょう。
このようにして、自分が熱中できるモチベーションの源泉を見つけられれば、仕事を選ぶ軸も自ずと見えてきます。
②業界・企業研究を行いエントリーする企業の数を増やす
再度全落ちしないために、業界・企業研究を改めて行い、エントリーする企業の数を以前よりも増やしましょう。
また、全ての選考で不合格になったということは、過去に自分が選んだ企業との相性が合わなかったり、適切なアピールができなかった可能性があります。
なぜ自分が企業の風土に合わないと思われたのか、どのようなアピールが企業に響くのかを再考するためにも、業界や企業についての研究を改めて行うことが必要です。
③ガクチカ・自己PRを修正する
書類対策において、ガクチカ・自己PRも重要な要素です。まずは理解しづらい文章になっていないかを確認しましょう。ガクチカ・自己PRそれぞれについては、以下のチェックポイントに基づいて修正点がないか探してみてください。
【ガクチカのチェックポイント】
- なぜそれに取り組んだか、動機が明確であるか
- 取り組みが具体的に説明できているか
- 結果的にどのような成果が得られたかまで記述しているか
- そこからどのような学びを得たかが伝えられているか
【自己PRのチェックポイント】
- 強みが複数個になっていないか
- 自分の強みを補足するエピソードを入れているか
- 入社後にどのように活かせるかまで記述しているか
④志望動機を見直す
書類選考で落とされてしまう志望動機は、誰でも書ける抽象的な内容であることが多いです。
志望理由を補足するような、自分だけのエピソードも付け加えて説明すると、オリジナリティのある内容になるだけでなく説得力も増します。
また、最後に必ず「入社後にどのように貢献したいか、どうなりたいか」まで伝えるようにしましょう。
⑤第三者に添削してもらいアドバイスを受ける
書類を提出する前に家族や先輩、友人など第三者に添削をお願いしてみましょう。
自分で書いた文章は、自分では直すべき箇所に気づきにくいからです。文章に慣れてしまい、間違いや不備が見えにくくなります。
フィードバックの精度を高めたい場合は、大学のキャリアセンターや就職エージェントに相談するのも効果的です。好印象を与える表現や内容について的確なアドバイスを提供してくれるでしょう。
就活で全落ちしたらやるべき面接対策

全落ちしたら書類だけでなく、面接の対策も併せて行うことが必要です。以下4つのポイントを確認し、面接での受け答えを改善しましょう。
- 話し方・表情を改善する
- 志望度の低い企業の面接も多数受けて場慣れする
- 深掘り質問の対策をする
- なぜその企業でいけないのか志望理由をブラッシュアップする
①話し方・表情を改善する
面接は重要なコミュニケーションの場であり、話し方や表情が結果に大きく影響します。話す際の声のトーンや表情が適切であるか確認しましょう。
声が小さすぎると暗い印象を与えやすいため避けるべきです。一方で、声が大きすぎても面接官に不快な印象を与える可能性があります。適切な声の大きさを確認するために、模擬面接を行って練習しておくと良いでしょう。
内容に応じて表情を使い分けることも重要です。自分の経験や志望動機を話す際には真剣な表情で臨み、趣味や興味について話す際には笑顔を心掛けましょう。
②志望度の低い企業の面接も多数受けて場慣れする
模擬面接も重要ですが、実際の面接経験には及びません。志望度の低い企業の面接を多数受け、流れや面接官が注目するポイントを理解し、面接に慣れましょう。
面接を多数受けて慣れることによって、よくある質問やその流れを予測できるようになるだけでなく、入退室のマナーも自然に身につきます。
また、最近はオンライン面接を採用する企業も増えているため、オンライン面接の経験を積むこともおすすめです。
③深掘り質問の対策をする
面接の後半になると、学生の人数が絞られ、面接官は学生一人ひとりがどういった人間であるのか、より深くまで理解しようとします。そのため、一次面接や二次面接以上に「なぜ」といった深掘りの質問が増える傾向があるでしょう。
志望動機や自己PRなどの定番の質問に答えられたとしても、深掘りされた際に適切な回答ができなければ、あなたの価値観や人柄が十分に伝わりません。
自分の回答に対して自ら「なぜ」を繰り返すと、事前に深掘りをすることができますよ。的確で魅力的な回答ができるように準備しましょう。
④なぜその企業でいけないのか志望理由をブラッシュアップする
新卒採用ではポテンシャルが重視されるため、企業は自社への志望度が高く、成長意欲のある学生を求めています。そのため、面接ではその企業にピンポイントで当てはまる志望理由が必要です。
特に面接の後半になると、面接官を納得させるために、なぜその企業を選んだのかを具体的な理由と共に伝えましょう。
単に「社風に魅力を感じた」と言うだけでは不十分で、その企業でなければならない理由を明確にすることが重要です。
就活全落ちから立ち直るためにはメンタル回復が重要

全落ちした人が挽回するためには、書類・面接の対策だけでなくメンタル的に立ち直ることも必要です。以下のメンタル回復方法を実践し、気持ちをリセットして再度就活に臨みましょう。
- 一定期間就活から離れて好きなことをする
- 大学のカウンセラーに相談をする
- 自分の今の感情を紙に書き出してみる
①一定期間就活から離れて好きなことをする
就活は長期に渡って続くことも少なくありません。一定の期間を決めて好きなことをし、心身ともにリフレッシュする期間を設けることをおすすめします。
疲労感を抱えたまま長期的に活動を続けると、対策に集中できなかったり、精神的に大きなダメージを受けるからです。
無理に続けるより、一旦休息を取って気持ちをリフレッシュした方が、対策の効率が向上することも多いですよ。
②大学のカウンセラーに相談をする
就活で全落ちすると、精神的な負担が大きくなり、メンタルに支障をきたすことがあります。そのような時は無理をせず、専門家である心理カウンセラーに相談するのも一つの方法です。
大学のカウンセリングサービスは心理的な問題や神経症的な症状に悩む学生を支援してくれるため、有効に活用しましょう。
また大学内のカウンセリングサービスは、一般的なカウンセリングよりも安価に設定されていることが多く、相談しやすい環境が整っていますよ。
③自分の今の感情を紙に書き出してみる
辛い感情はため込まず、言葉にすることが大切です。誰かに話を聞いてもらうのも良い方法ですが、就活の悩みは話し相手を選ぶ必要があり、その反応を気にしてしまうこともあるでしょう。
そのため、一人で手軽にできる方法として、感情を紙に書き出すのをおすすめします。
紙に書き出すことで、客観的視点で自分の感情を眺められるでしょう。感情のコントロールする手段として、ぜひ試してみてください。
就活全落ちしても諦めずに続ければ逆転は十分に可能
就活全落ちしても、諦めなければ挽回して内定獲得をすることは十分に可能です。事実、大学生のほとんどが卒業する段階で内定を獲得しています。
辛い感情に支配されてしまいがちですが、気持ちを切り替え就活の再スタートを切りましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。