営業事務の仕事内容とは|向いている人や必要なスキル・給与・キャリアパスを解説!
営業事務は、営業職の人をサポートする仕事です。就活生の中には「営業事務の仕事内容ってどんな感じなんだろう」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、営業事務の仕事内容を大きく6つに分けてご紹介します。
また、営業事務に向いている人や向いていない人、業務時間やキャリアパスについても解説しているので、営業事務について詳しく知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
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営業事務の仕事内容とは

営業事務の主な仕事内容は、営業の仕事を行う際に必要な見積書や契約書、請求書などの書類作成です。
そのほか、取引先からメールや電話があった際に営業担当者に変わって対応したり、売り上げ管理などの仕事もあるでしょう。
ここでは、営業事務の具体的な仕事内容についてご紹介します。
- 書類・資料作成
- ファイリング
- 顧客対応
- 売上管理
- 在庫管理
- 案件管理
①書類・資料作成
営業事務の仕事内容のメインは、営業で用いる書類や資料の作成です。
営業が交渉した条件で、見積書や契約書などの顧客と仕事をする際に必要な書類を作成します。また、営業担当者がプレゼンを行う際に使う資料や、社内会議用の資料を作成することもあるでしょう。
そのため、ExcelやWord、Power PointなどのPCスキルと、フォントや図の配置などのデザインに関するスキルがあると良いです。
②ファイリング
大切な書類を確実に保管することも営業事務の仕事内容の一つです。
会社ごとに細かな規則は異なりますが、顧客と契約を結ぶ際に用いる契約書などは、社内で保管する必要があります。
必要になった時に保管場所がわからなくなることがないよう、営業事務が整理を行い、保管しているのです。
③顧客対応
営業事務は事務作業だけでなく、営業のサポートをすることも主な仕事の一つです。営業担当者は社外へ出ていることが多く、不在の際に届くメールや電話は営業事務が対応します。
営業担当者へ取り継ぐケースもありますが、代理で回答可能な問い合わせはその場で回答できた方が望ましいでしょう。
問い合わせの内容は会社によって異なりますが、在庫や納品の状況の確認や商品の予算などがあるため、取り扱っている商品やサービスを把握しておくことが求められます。
④売上管理
営業部の売り上げを日毎や月毎に分けて記録するのも営業事務の仕事です。数値を正確に記録し、管理する力が求められるでしょう。
また、ExcelやWordなどを用いて売り上げ報告書の作成や、分析などが必要となるケースがあります。物事をわかりやすく整理する力があると良いでしょう。
⑤在庫管理
在庫を持っている企業での営業事務は、在庫管理も担当することがあります。
発注のタイミングや即日納品が可能な量などを把握しておく必要があり、売上にも直結してくるため、慎重さや正確さが必要です。
重要な仕事である分、営業担当者や顧客からの多くの問い合わせに対応できた際には、やりがいを感じられるでしょう。
⑥案件管理
営業事務は、営業担当者が抱えている案件のスケジュール管理なども行います。
案件管理では、仕事量が適切に配分できているかを確認し、利益が最大化されるよう調整することが必要です。
この仕事は会社の利益に直結する重要な仕事でしょう。
営業事務の仕事が向いている人|顧客折衝や数字管理のスキルが必要

ここでは営業事務の仕事に向いている人の特徴を紹介します。
- PCのスキルがある人
- 細かい数字の管理ができる人
- 顧客のクレーム対応ができる人
①PCのスキルがある人
Excelやwordを初めとしたPCのスキルがある方は、書類作成の仕事が多い営業事務に向いていると言えるでしょう。
営業事務の仕事内容には、書類作成の機会が多くあります。パソコン操作やアプリケーションが得意で苦痛に感じない人は、やりがいをもって事務作業ができるでしょう。
未経験の場合でも、PCのスキルを習得することに抵抗がない方は向いているといえます。
②細かい数字の管理ができる人
営業事務は見積書や請求書など書類の作成や案件管理などで数値やデータをよく使います。
そのため、事前に伝えられた数字が間違っていないかなど、計算や数値の確認を慎重に行い、きっちり管理する力が求められるでしょう。
ミスが発生すると会社の信用問題にも関わってくるため、堅実な人に向いているといえます。
③顧客のクレーム対応ができる人
営業事務の仕事内容は、書類作成だけでなく電話や来客の対応も行います。顧客から質問があった際には、丁寧かつ正確に答える必要があるのです。
時にはクレーム対応を担当することもあるため、コミュニケーション能力があり、他者と関わることが得意な人に向いているといえるでしょう。
営業事務の仕事が向いていない人|忙しいのが苦手な人は注意

ここでは営業事務の仕事に向いていない人の特徴を紹介します。
- 忙しい仕事が苦手な人
- 急な予定変更が苦手な人
- コミュニケーションが苦手な人
忙しい仕事が苦手な人
営業事務の仕事内容は、営業が忙しくなるタイミングで同様に忙しくなり、場合によっては残業が発生することもあるでしょう。
忙しくなりやすい時期は、年末年始などの長期休み前後や、期末などの区切りのタイミングです。
営業が忙しくなると、作成が必要な書類や資料の数が増え、顧客からの問い合わせの数も増えます。忙しい仕事が苦手な人は向いていないでしょう。
急な予定変更が苦手な人
営業担当者と共同で仕事を進めていくため、顧客側の要望などによって事前に組んでいた予定が急に変わるといったことがあります。
営業事務はこれらの事象に柔軟に対応していく必要があるため、イレギュラーな事態が発生しても楽しめる方に向いているといえるでしょう。
反対に、急な予定変更に対応するのが苦手だったり、ストレスに感じたりする人は向いていないです。
コミュニケーションが苦手な人
営業事務は顧客対応だけでなく、営業担当者との密なコミュニケーションが大切です。
情報の不備やお互いが楽になるサポートの提案など、協力して仕事を進めていく必要があります。
そのため、コミュニケーションが苦手で、一人でコツコツ取り組むことが得意な方には向いていないでしょう。
営業事務の給与・勤務時間

ここでは、営業事務の給与と勤務時間を紹介します。実際の働き方をイメージして、自身に合うか確認してみましょう。
- 営業事務の給与
- 営業事務の勤務時間
営業事務の給与
厚生労働省によると、営業事務の平均年収は496.3万円です。
長く勤続すると給与は上がっていく傾向にあり、30代では平均年収が500万円を超えます。
所定内給与額別の人数割合は月20万円台を頂点とした山のような形で分布しており、月40万円以上の割合は15%程度です。
営業事務の勤務時間
厚生労働省による労働時間の調査によると、1週間の労働時間が43時間未満の割合が49.7%と1番多く、事務職は残業時間が最も少ない職種といえます。基本的に勤務時間は9時から18時までの実働8時間です。
自動車運転従事者の労働時間が週43時間未満の割合が一番少ない14.1%であることと比較すると、繁忙期は忙しいものの自身の時間を確保できる職種と考えて良いでしょう。
営業事務のキャリアパス

営業事務のキャリアパスの主な例は、事務としての経験を積むことで経理や人事、労務などバックオフィス部門へキャリアチェンジできます。
他にも、英語力を伸ばすことで貿易事務や秘書などへ転身するケースもあるでしょう。営業事務は会社の中でも重要な営業部門と密接に関わっていることで、予算管理や顧客折衝を通してビジネスの感覚を身につけられます。
また、チームで動く仕事を通してコミュニケーション能力やスケジュール管理能力を身につけることで、マネジメントに特化した職種への転身も可能です。
営業事務と一般事務の違い

一般事務との大きな違いは営業に特化していることです。
一般事務の仕事内容は社内の各部署の仕事が円滑に進むようにサポートすることですが、その中には営業以外に関する内容も多くあります。
営業事務の仕事内容は、営業で用いる書類や資料の作成、顧客対応やスケジュール管理など、営業に関することの事務に特化しており、比較的専門職に近いという認識で良いでしょう。
営業事務の仕事内容 まとめ

営業事務の仕事内容について詳しく解説してきました。営業事務の仕事内容は大きく分けて次の6つです。
- 書類・資料作成
- ファイリング
- 顧客対応
- 売上管理
- 在庫管理
- 案件管理
また、PCのスキルがある人や細かい数字の管理ができる堅実な人、顧客折衝などのコミュニケーションが得意な方に向いています。
スケジュール管理能力なども身につくため、将来的にはマネジメントも担当したい方にもおすすめな職種といえるでしょう。
営業事務への職種理解を深めて、自分のキャリアビジョンとあっているか、よく考えましょう。