【例文付き】自己PRは箇条書きでも良いの?履歴書・ESで長所を書くコツも紹介
「自己PRは箇条書きで書いても良いの?」このように、自己PR作りで疑問を抱えている就活生は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、自己PRは箇条書きで書いても大丈夫です。ただし、効果的に書くためのコツ・注意点が存在します。
この記事では、自己PRを箇条書きで書く際のポイントを例文付きで解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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履歴書・ESの自己PRは箇条書きでもOK!


結論として、履歴書やエントリーシート(ES)における自己PRを箇条書きで作成することは全く問題ありません。
自己PRは、要点を明確にし、読みやすくまとめた上で伝えることが重要です。そのため、箇条書きを効果的に使用すれば、魅力的な自己PRを作成できます。
さらに限られたスペースを最大限に活用する上でも、箇条書きは有用です。しかし、内容によっては箇条書きではなく、文章で書いた方が良い場合もあります。
また、誤った使い方をすると、箇条書きが逆効果になることもあるため注意点を把握して正しく使うことが重要です。
自己PRを箇条書きにするメリット4選

自己PRは箇条書きで問題ないだけでなく、箇条書きにすることでより魅力的に見せられます。
履歴書・ESの自己PRを箇条書きにする主なメリットについて解説します。
- 長い文章を避けた伝わりやすい自己PRになる
- 面接で伝える際に話しやすくなる
- セールスポイントが伝わりやすくメリハリのある文章になる
- 人事の目を惹くような自己PRを作成できる
①長い文章を避けた伝わりやすい自己PRになる
長い文章が続くと、読む側の意欲が減退してしまうこともあるでしょう。
箇条書きは簡潔に伝えられるため、長い文章を避けてよりわかりやすい自己PRにまとめられます。
特に自己PRを書く欄が広い場合や書きたい項目が複数ある場合、箇条書きも混ぜた文章にすることがおすすめです。
②面接で伝える際に話しやすくなる
自己PRを箇条書きにすることで、面接時に話しやすくなります。
一般的に面接では履歴書やエントリーシート(ES)を基に質問されるため、事前に提出書類の内容を確認する人も多いでしょう。
その際、自己PRが箇条書きで簡潔に書かれていると、内容を整理しやすくなります。
③セールスポイントが伝わりやすくメリハリのある文章になる
例えばプレゼン資料の場合、要点の文字色を変えたり大きくしたりすることで強調できますが、履歴書やエントリーシートではそれが難しいでしょう。
そこで効果的なのが箇条書きです。箇条書きは、前後の文章に改行を入れ、各項目を1行ずつ使用することから、文章と視覚の両面でメリハリが生まれます。
これにより、目が自然と引きつけられ、長所・セールスポイントを一目で理解できます。
④人事の目を惹くような自己PRを作成できる
新卒採用において、人事は大量の応募書類を素早く捌く必要があります。そのため、良い自己PRを書いていても、長文だと読み飛ばされる恐れがあるのです。
しかし、箇条書きを上手に活用すれば、視覚的に目立つ自己PRを作成でき、人事の注目を引きやすくなります。
さらに、要点が一目で分かるため、関心を持ってもらいやすいでしょう。
箇条書きの自己PRの書き方は4ステップで簡単

箇条書きの自己PRは実際にどのようにして作れば良いのでしょうか。
以下の4ステップを押さえて実践すれば、誰でも簡単に箇条書きの自己PRを作成できます。
- まずは自分の強みを結論として伝える
- 具体的なアピールポイントを箇条書きにする
- 箇条書きした強み・長所を補足するようなエピソードを足す
- 箇条書きしたアピールポイントが入社後どう活かせるか説明する
ステップ1:まずは自分の強みを結論として伝える
まずは文章の冒頭で、強み・長所があることを結論として伝えましょう。
この際に、「私の強みは以下の〜つです」と数字を含めて紹介することで、これからアピールするポイントが明確に伝わります。
まず結論を伝えることで、文章全体の流れがはっきりし、論理的に文章を組み立てる能力があると評価されやすくなります。
ステップ2:具体的なアピールポイントを箇条書きにする
結論を述べた後、具体的な長所や強みを箇条書きで示すことが効果的です。
企業が求めるスキルを書く際には、採用者の目に留まりやすいように最初に記載するのが理想的です。
企業が求めるスキルを複数持っている場合は、一番自信があってアピールしたいものを最初に記載しましょう。また、この段階では詳細に説明せず、簡潔でわかりやすく書くことが重要です。
ステップ3:箇条書きした強み・長所を補足するようなエピソードを足す
箇条書きの後には、列挙した強みを裏付けるエピソードを述べると効果的です。
強みを実際に発揮したエピソードを選び、説明することで文章に一貫性や説得力を持たせられます。
また、エピソードを紹介する際には、どの場面でどの強みを発揮したのかを具体的に、順序立てて説明することが重要です。
ステップ4:箇条書きしたアピールポイントが入社後どう活かせるか説明する
エピソードを紹介した後には、箇条書きで述べた強みや長所が実際にどのような仕事に役立つかを説明しましょう。
入社後の展望に触れることで、将来の貢献度や会社への貢献意欲を強調できます。
さらに、企業研究で得た情報を元に仕事内容に触れながら述べることで、入社熱意があることを効果的に伝えられます。
自己PRを箇条書きで作る際のポイント・コツ

以下のポイント・コツを押さえることで、より効果的な箇条書きの自己PRを作成できます。
- 箇条書きのアピールポイントは多くしすぎない
- 箇条書きにする項目は「企業が何を求めているか」で決める
- 箇条書き全体で書き方を統一する
- 読みやすいかどうかを重視する
- 文章で箇条書きの内容を必ず補足する
①箇条書きのアピールポイントは多くしすぎない
箇条書きするアピールポイントは多すぎないようにしましょう。理想的なのは3つまでに絞り込むことです。
3つであれば、各エピソードを書いても文字数が増えすぎず、まとまりのある文章にできます。
どうしても3つに絞れない場合は、4~5つ記載しても構いませんが、全体のバランスには十分注意しましょう。
②箇条書きにする項目は「企業が何を求めているか」で決める
3つ以内に絞る際には、企業の特性に合わせて強みを選定しましょう。自分が書きやすい内容をただ並べるだけでは、効果的な自己PRを作れません。
企業研究を行い、企業の理念や社風に沿った強みを選ぶことが重要です。
企業の新卒採用サイトを確認すれば、求める人材像を把握できますよ。
③箇条書き全体で書き方を統一する
箇条書きをする際には、羅列する項目の書き方を統一することで、簡潔でまとまりのある印象を与えられます。
表記が統一されていないと、思いつくままに書いたような印象を与えてしまいます。
また、「深く思考することできる」ではなく「思考力」といった具合に、名詞に統一することも重要です。簡潔に言い切ることで、回りくどい表現を避けられますよ。
④読みやすいかどうかを重視する
箇条書きは、読み手にとって分かりやすい内容であることが非常に重要です。
どの部分を箇条書きにすれば最も分かりやすく、また強みが目立つかを考えて作成しましょう。
単に書きやすい、まとめやすいといった理由だけで自己PRを箇条書きにすると、内容が薄くなったり、逆に読みづらくなったりする可能性があります。
⑤文章で箇条書きの内容を必ず補足する
箇条書きで主要なポイントを挙げた後は、必ず文章で補足して説得力を高めるようにしましょう。
単に強みを並べるだけでは、具体的な場面や人物像が伝わりにくいです。
エピソードを添えて説明することで、具体的なイメージを持った上で理解してもらえますよ。
自己PRを箇条書きで作成する際の注意点

やみくもに不自然な形で箇条書きを使ってしまうと、逆にわかりにくい自己PRになってしまうことがあります。
こういった事態を避けてより上手に箇条書きを使うために、以下の注意点を把握しておきましょう。
- 矛盾している内容を箇条書きで記載しない
- 箇条書きは長文にせず簡潔に書く
- 無理に箇条書きを入れないようにする
- 箇条書きを多用しない
①矛盾している内容を箇条書きで記載しない
矛盾していると捉えられかねない強みは同時に並べないようにしましょう。
例えば、「深く思考できる」「素早く判断できる」といった相反する特性を並べてしまうと、どちらが本当の強みか分からないだけでなく、面接官に「一貫性のないことを言っている」と思われかねません。
そのため、箇条書きを作成した後、説明の文章作成に入る前に再度矛盾がないか確認すると良いでしょう。
矛盾している強みが見つかった場合は、その強みを変えるのではなく表現だけ変えるのも良い方法です。
②箇条書きは長文にせず簡潔に書く
箇条書きが長くなりすぎないように注意することも重要です。
箇条書きが長々と続くと、箇条書きのメリットが薄れるだけでなく、簡潔に表現できない人物と思われるリスクもあります。
できるだけ簡潔に書き、すぐに説明部分に目が行くような構成を作成しましょう。
③無理に箇条書きを入れないようにする
箇条書きは文章にメリハリをつける際に便利ですが、当然無理に使う必要はありません。
特にストーリー性が求められる内容や文字数が限られている場合、箇条書きによってかえって読みづらくなることもあるため注意が必要です。
挙げられるポイントが1つしかない場合や、短い文章だけで十分にまとまる場合などは、文章のみで自己PRを作成した方がわかりやすいでしょう。
④箇条書きを多用しない
最も伝えたいことや目立たせたい内容にのみ限定し、箇条書きを使いすぎないように注意しましょう。
自己PR内に多くの箇条書きがあると、論点がぼやけて何をアピールしたいのか分かりにくくなります。
また、限られたスペースに箇条書きを多用すると、無駄な空白が増えるという欠点もあります。したがって、便利だからといって箇条書きを乱用するのは避けましょう。
箇条書きを実際に使った自己PRの例文

ここまでの内容を押さえた自己PRの例文をご紹介します。
箇条書きの自己PRは主に以下の2パターンで作成します。
- 簡潔に強みを箇条書きするパターン
- 箇条書きと一緒に文章で補足もするパターン
実際に自己PRを作成する際の参考としてください。
例文1:簡潔に強みを箇条書きする場合の例文
私の強みは以下の3点です。 ・調整力 ・問題解決力 ・コミュニケーション力 大学時代、学園祭の実行委員として活動しました。その際、異なる意見を持つメンバー間の調整を行い、スムーズな進行を実現しました。また、予期せぬトラブルが発生した際には迅速に解決策を考え、チーム全体に共有していました。さらに、メンバー全員と積極的にコミュニケーションを取り、円滑な情報共有を図りました。 これらの強みは、仕事でも役立つと考えています。調整力はプロジェクトの進行管理に、問題解決力は突発的なトラブル対応に、コミュニケーション力はチームワークの向上に役立てることが可能です。これらのスキルを活かし、貴社の業務に貢献したいと考えています。 |
このパターンは、1つのエピソードで複数の複数の強みを補足できる場合に使うと良いでしょう。
例文2:箇条書きと一緒に文章で補足もする場合の例文
私は大学のサークル活動の経験から、以下3つの強みを有しています。 ・計画力:年間活動計画の立案と共有 ・リーダーシップ:チームをまとめる力 ・忍耐力:困難な状況でも最後までやり抜く 計画力は、プロジェクトのスケジュール作成と進捗管理に活かせると考えています。またリーダーシップによって、チームをまとめて目標達成に導きます。さらに忍耐力によって、難しいタスクを粘り強く遂行し、成果向上に寄与することが可能です。 これらの強みを活かし、貴社のプロジェクト推進とチームの成功に貢献したいと考えています。 |
こちらのパターンは、1つの明確なエピソードによって強み全てを詳細に説明することが難しい場合に有用です。
自己PRは箇条書きでもOK!効果的に強みをアピールできる


自己PRは箇条書きを使って書いても問題ありません。
むしろ、箇条書きの自己PRには「簡潔に強みを相手に伝えられる」「文章にメリハリが出て目に留まりやすくなる」など多数のメリットがあります。
一方で、箇条書きで効果的な自己PRを作るためには、コツや注意点を押さえておく必要があることも事実です。
今回解説した内容やご紹介した例文が、自己PR作りに悩んでいる方の一助となれれば幸いです。
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この記事を書いた人
編集部
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