志望動機のコピペはバレる?バレる理由やコピペしない書き方を解説!
就活のエントリーシートや履歴書を作成するにあたって、悩ましいポイントの1つが「志望動機」の作成です。
志望動機は重要な項目ですが、実際に作成しようとすると「書き方がわからないからコピペしたい」とつい思ってしまうものですよね。
しかし、志望動機の作成時のコピペは絶対にNGです。本記事では、志望動機のコピペがNGな理由や志望動機の書き方などを幅広く紹介します。
志望動機の例文も紹介しているので、ぜひご参考にしてくださいね。
志望動機のコピペがバレてしまう理由
ここでは、志望動機のコピペがばれてしまう理由について以下の2つに整理して解説します。
- 採用担当者はいくつもの志望動機を見ている
- コピペチェッカーもある
志望動機をコピペしないようにするには、その危険性を理解することが重要です。
①採用担当者はいくつもの志望動機を見ている
志望動機をコピペしてはいけない理由としてまず挙げられるのが、採用担当者がこれまでいくつもの志望動機を見てきていることです。
企業の採用担当者は、毎日何十、何百ものエントリーシートや履歴書を見ていますよね。そのため、コピペをしていてオリジナリティが乏しい志望動機の場合違和感を覚える可能性が高いのです。
「本当かな」と思う人もいるかもしれません。しかし仮に審査を通ったとしても、面接で深掘りされたらうまく答えられなくてバレてしまうでしょう。
②コピペチェッカーもある
志望動機のコピペがバレる理由としては、コピペチェッカーの存在も挙げられます。
コピペチェッカーとは、文章の中にコピペを使用して盛り込んだ箇所がないかをチェックするツールのことです。
ツールによっては、「類似率〇%」などと数値が出されますよ。コピペチェッカーを使う場合、「〇%以上は不合格」などと数値で判断される恐れもあるでしょう。
コピペした文章を少し変えたぐらいではツールに引っかかる可能性が高いため、大部分は自分のオリジナルで作成する必要があります。
志望動機のコピペがダメな理由
ここでは、志望動機のコピペがダメとされる理由について解説します。コピペがダメな理由は、主に以下の3点です。
- バレれた時点で不合格の可能性もある
- 独自性がなく熱意が伝わらない
- 不誠実な人間だと思われる
- 面接で深掘りされると困る
①バレれた時点で不合格の可能性もある
コピペをしたことがバレた場合、その時点で即不合格にされる可能性もあります。
何十、何百ものエントリーシートやが送られてきている中で、大切な志望動機をコピペして作っている応募者を採用したいとは、なかなか思えないのが自然です。
「コピペが発覚した時点でそのエントリーシートは読まず不合格とする」と決めている可能性も、否定できません。
少なくとも書類審査の段階で評価を下げてしまう事態は、できる限る避けた方が良いでしょう。コピペは、私たちの想像以上に危険な行為なのです。
②独自性がなく熱意が伝わらない
コピペして作成した志望動機には独自性がなく、こちらの熱意を採用担当者に十分伝えられません。
コピペした文章はどれも似たような内容になってしまいがちであり、採用担当者に「やる気がないのかな」と思わせてしまう大きな要因になります。
書類審査は、自分のやる気や個性を事前に採用担当者に伝えておくチャンスです。せっかくのチャンスを、コピペで逃してしまうのはもったいないでしょう。
個性ややる気を伝えたいなら、自分の言葉でつづることが非常に大切です。
③不誠実な人間だと思われる
不誠実な人間だと思われてしまうリスクも、志望動機をコピペしてはいけない理由の1つです。
応募した側からすれば、たった一回のコピペに過ぎないと思えるかもしれません。しかし採用担当者にとって応募者は初対面の相手です。
初対面の相手がいきなりコピペをしてきていたら、「この人は入社してもまた同じように不誠実な仕事をするかもしれない」とイメージしても仕方ありません。
第一印象で不誠実だと判断されたら、たとえ書類選考をパスしてもその後挽回することは困難になるでしょう。
④面接で深掘りされると困る
志望動機をコピペして作成していると、面接で深掘りされた際に困ることになります。
面接官は、ほぼ間違いなくエントリーシートや履歴書の内容をベースに深掘りして質問してくるでしょう。
しかしコピペした志望動機だと自分でしっかり理解できておらず、少しでも深掘りされたら具体的で自然な回答ができないのです。
場合によっては、不誠実なだけでなくコミュニケーション能力が低いと判断される可能性もあります。
コピペしない志望動機作成時のポイント
ここでは、コピペしない志望動機作成時のポイントを以下の5つに整理して紹介します。
- コピペではなく構成をマネする
- PREP法で作成する
- その会社を志望する理由をはっきりさせる
- エピソードを盛り込む
- 入社後の展望を書く
①コピペではなく構成をマネする
志望動機作成において他の文章を参考にしたいなら、コピペするのではなく構成をマネすることが大切です。
自分でゼロから志望動機を書くことは非常に負担が大きく、ストレスも大きなものですよね。
志望動機作成の負担を少しでも減らすためには、良いと思った文章の構成をマネすることがおすすめだと言えます。
良い文章の構成をマネすることは、決して悪いことでありません。むしろ説得力のある志望動機を作成するために構成のマネはおすすめの方法です。
②PREP法で作成する
説得力のある志望動機を作成するには、「PREP法」の活用をおすすめします。PREP法とは、以下の流れで文章を構成する方法のことです。
1.Point(結論) 2.Reason(理由) 3.Example(具体例) 4.Point(結論) |
PREP法に沿って文章を構成すると倫理的で分かりやすくなります。文章だけでなく口頭で話す際にも重要なテクニックなので、練習のつもりで取り入れてみましょう。
③その会社を志望する理由をはっきりさせる
志望動機を作成するにあたっては、その会社を志望する理由をはっきりさせましょう。
採用担当者は、志望動機からその企業で働くことに対するモチベーションの高さを確認しようとしています。
世の中には多くの業界があり同一の業界にも競合にもさまざまな企業が存在している中で、「どうして自社を選んだのか」「どうして他社ではいけないのか」これが大切です。
志望動機を伝える中で志望理由を明確にして上記の疑問を払拭できれば、採用担当者に好印象を与えられますよ。
④エピソードを盛り込む
志望動機を作成する際には、具体的なエピソードを盛り込むことも大切です。エピソードを盛り込むことで、志望理由の具体性が増しますよ。
エピソードを盛り込むのは、PREP法の「R(理由)」の部分です。志望理由に特定の体験が関係していると伝えることで、説得力のある志望理由になります。
盛り込むエピソードは、アルバイトや部活、ゼミなど基本的にはどんな経験でも問題ありません。
ただし仕事は関係者と協力して進めることが多いことから、周囲の人と関わって何かを成し遂げたエピソードの方が好印象を与えやすいでしょう。
⑤入社後の展望を書く
志望動機の最後では、入社後の展望を書くことも大切だと言えます。採用担当者は、応募者が入社後どう自社で活躍しているかも知りたがっているためです。
また入社後の展望を書けば、自社で働くことへのモチベーションの高さを感じさせる効果も期待できますよ。
エピソードとそこで学んだことを記述した後、「この経験を活かして、貴社に入社した後は~」と入社後の展望を書くようにしましょう。
企業が見ている志望動機のポイント
ここでは、企業側が志望動機を読む際に注目しているポイントを以下の2つに分けて紹介します。
- 自社を選んだ理由
- 自社に貢献してくれる人材か
採用担当者に刺さりやすい志望動機にするために、ここでポイントを把握しておきましょう。
①自社を選んだ理由
企業側が志望動機から読み取ろうとしているものとしてはまず、自社を選んだ理由が挙げられますよ。
理由をはっきりと示すことで、自社はもちろん業界への興味ややる気の高さなどを採用担当者に伝えられるためです。
理由を書くにあたってはただ「好き・興味がある」と書くだけではなく、企業の特徴や事業内容、業界の動向までも調べたうえで記述するようにします。
どんなに「志望している」と言っても、本気度が伝わらなくては意味がありません。「その会社でなくてはダメな理由」を明確に伝えることが大切でしょう。
②自社に貢献してくれる人材か
自社に貢献してくれる人材かどうかも、志望動機から採用担当者が読み取ろうとしているポイントの1つです。
どんなにやる気があると伝わっても、「自社では活躍できそうにない」と判断されたら採用は遠ざかって行ってしまいます。
エピソードを盛り込む際に「どう工夫や努力をして達成した・乗り越えたか」を記述することで、採用担当者に「自社でも頑張れそうだ」と感じさせましょう。
また応募している職種に必要なスキルが分かっていれば、志望動機の中でそのスキルがあることを伝える方法も考えられます。
志望動機の例文
志望動機の例文を1つ紹介します。
私が貴社を志望しているのは、貴社のチームで目標達成を目指す営業スタイルに強く共感しているためです。 私は大学1年の6月より現在に至るまで、飲食店でアルバイトをしています。私が入ったお店は、当時お客様アンケートの内容がエリア内でも2番目に悪い店舗でした。そこで私はアンケートの改善と売上アップのために店長と話をし、従業員の連携を強化する方針を固めました。結果として1年後には、店舗のアンケートはにエリア内でも上位に入るほど改善に成功しています。 私はこの経験を活かし、貴社の営業職としてチームの皆さんとともに記者の成長に貢献したいと考えています。 |
上記のように、「結論→理由(エピソード)→入社後の展望」の流れを意識することが大切です。
例文を参考にするならあくまでもコピペではなく、構成や考え方をマネするようにしましょう。
志望動機はコピペせず、良いところをマネしよう
志望動機の作成は、企業の担当者に志望度の高さやその会社で貢献できることを伝える重要な機会です。
例文を参考にする際には決してコピペしてそのまま使おうとはせず、良い部分や構成をマネする意識を持ちましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部