DTSの平均年収はどれくらい?|企業研究に役立つ情報も
金融や通信など、様々な分野でITサービスを提供する株式会社DTS。就活生の中には、「DTSってどんな会社? 年収はどれくらい? 」と、疑問を抱いている人もいるのではないでしょうか。
今回は、DTSの年収や待遇、企業文化といった就活に役立つ情報を徹底解説します。
さらに、競合他社の情報も比較しながら紹介していくので、ぜひ最後まで読んで、企業研究に役立ててくださいね。
DTSの平均年収は601万
DTSの有価証券報告書によると平均年収は601万円です。
従業員数 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年間給与 |
3,071人 | 39.6歳 | 14.9年 | 6,013千円 |
参考までに、国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、令和4年度の日本の平均年収は458万円でした。DTSの平均年収は、日本全体の平均年収と比較しても、高い水準であると言えるでしょう。
DTSの初任給
続いてDTSの初任給を紹介します。DTSの初任給は以下のように最終学歴別に細かく設定されています。
初任給 | |
専門1年制卒 | 208,000円 |
短大・専門2年制卒 | 214,000円 |
高専卒 | 218,000円 |
専門3年制卒 | 219,000円 |
専門4年制卒 | 230,000円 |
高専専攻科卒 | 234,000円 |
大学卒 | 234,000円 |
修士了 | 256,000円 |
DTSでは、社員の頑張りをしっかり評価し、給与に反映しています。昇給は年1回(4月)、賞与は年2回(6月・12月)支給されます。
また、初任給には、地域手当が含まれているのも特徴です。
DTSの募集要項
DTSの募集要項について、初任給以外の情報を紹介します。
募集職種 | システムエンジニア 管理部門スタッフ(経理) |
諸手当 | 時間外手当 通勤手当 役職手当 地域手当(首都圏勤務者のみ) プロフェッショナル手当 子育て支援金 テレワーク手当(テレワーク勤務者のみ) 他 |
勤務地 | 本社を含む首都圏 他 |
勤務時間 | 8:50~17:35(勤務地により異なる可能性あり) |
休日 | 土曜日、日曜日、国民の祝日、年末年始 会社が休日と指定した日 |
休暇 | 有給休暇(初年度11日最高20日) 特別休暇(慶弔、永年勤続、リフレッシュ連続3日) 年間休日120日以上(前年度実績) |
福利厚生 | 社会保険:健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険 各種制度:社員持株会、財形貯蓄、退職金(確定拠出型年金・確定給付型年金) 他 慶弔関係:慶弔の祝金・見舞金 健康経営の推進:専属産業医と保健師の常勤、健康推進室の設置、 カウンセリングルームの設置、健診事後措置の積極勧奨、健康だより配信 など 施設:健康保険組合の直営保養所および契約ホテルの利用可 独身寮:首都圏のみ(入寮は地方出身者を優先) その他:社会貢献活動など各種イベント |
各種社会保険完備はもちろんのこと、社員の健康をサポートする制度や、育児・介護休暇制度など、様々な制度が用意されています。
また、年間休日は120日以上、完全週休2日制と、休日・休暇制度も充実しています。プライベートの時間もしっかり確保できるので、仕事とプライベートを両立しながら、充実した日々を送ることができるでしょう。
DTSの企業情報3つ
ここでは、DTSの企業情報を以下の3つに整理して紹介します。
- DTSの事業内容
- DTSの売り上げ・実績
- DTSの基本理念
①DTSの事業内容
DTSは、多岐にわたる事業を展開し、社会の様々なニーズに応えています。大きく4つの事業分野に分かれており、それぞれ見ていきましょう。
金融社会システム事業
金融機関や官公庁などを対象に、システムコンサルティング、システム開発、運用サービスを提供しています。複雑化する金融・社会公共分野の課題解決を、ITの力でサポートしています。
法人ソリューション事業
小売・流通業をはじめ、幅広い業界の企業に対して、最適なシステムや技術をワンストップで提案しています。顧客の課題に寄り添い、最適なソリューションを提供することで、ビジネスの成長を支援しています。
運用基盤BPO事業
システム運用の効率化・安定化を実現するためのサービスを提供しています。顧客企業のIT戦略課題の解決や、業務の自動化・業務プロセス改善なども支援しています。
地域・海外等事業
国内外に展開するグループ会社と連携し、地域や海外のITニーズにも対応しています。グローバルな視点で事業を展開することで、より多くの顧客に価値を提供しています。
②DTSの売り上げ・実績
DTSの直近5年における業績の推移は以下のとおりです。
2020年3月期 | 2021年3月期 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | |
売上高 | 94,168百万円 | 90,493百万円 | 94,452百万円 | 106,132百万円 |
営業利益 | 10,674百万円 | 10,817百万円 | 11,196百万円 | 11,694百万円 |
親会社に帰属する当期純利益 | 7,317百万円 | 7,593百万円 | 7,853百万円 | 8,001百万円 |
DTSは、創業以来、安定した経営を続けています。実際、DTSの新卒採用サイトの「DTSについて」ページには、創業以来一度も赤字を出していないという記載があります。
事業年度によって多少の変動はありますが、売上・利益ともに安定した数値を記録しており、今後も堅実な成長が期待できるでしょう。
③DTSの基本理念
DTSの理念・ビジョン・信条を見ていきましょう。
理念 技術 それは、 人々の喜びや社会の豊かさを生み出す力 私たちDTSグループは 技術をもって顧客の信頼を築く 技術をもって企業価値を増大する 技術をもって社員生活の向上を図る 技術をもって社会に貢献する ビジョン Vision2030「期待を超える価値を提供するためにチャレンジし続ける企業へ」 信条 大切にしたい価値観「常に変化を楽しもう」 社員一人ひとりが常に変化を楽しみながら、様々なことに挑戦します お客様に対して:真摯・信頼 株主に対して:成長・貢献 一人ひとりとして:自立・挑戦 グループの一員として:尊重・協創 社会の一員として:誠実・公正 |
DTSの競合企業3社
最後に、DTSの競合企業を3つピックアップし、基本情報を業界研究もかねて確認していきましょう。
- 富士ソフト
- システナ
- TIS
①富士ソフト
続いて、DTSと同様にソフトウェア開発やシステム開発を手掛ける企業の一つである、富士ソフト株式会社について見ていきましょう。
富士ソフト株式会社は、「FUJISOFTは新価値創造カンパニー」をビジョンに掲げ、イノベーションやモノづくりなど、幅広い分野で事業を展開しています。
資本金 | 262億28万円 |
売上高 | 278,783百万円(2022年12月期) |
平均年収 | 620万円(2022年12月31日現在) |
初任給 | 高専本科・短大・職短・専修2年制卒:229,000円 専修3年制卒:232,000円 大学・高専専攻科・高度専門士・専修4年制卒:235,000円 修士了:253,000円 博士了:269,000円 |
従業員数 | 8,991人(2022年12月31日現在) |
②システナ
続いて、ITサービスの総合企業である株式会社システナについて見ていきましょう。
株式会社システナは、「心に残る仕事を通じてお客様に愛され、社会に親しまれ、日本のあしたにエナジーを!システナは日本を代表するIT企業となり世界経済の発展に貢献します。」という経営理念を掲げています。
特徴的なのは、「自分以外の人をどれだけ幸せにできるかを、行動の基準としている」という点です。これは、顧客はもちろんのこと、社員や社会全体に対する貢献を重視していることを表しています。
資本金 | 15億1,375万円 |
売上高 | 74,526百万円(2023年3月期) |
平均年収 | 458万円(2023年3月31日現在) |
初任給 | システムエンジニア職 東京・名古屋:235,000円 大阪:225,000円 札幌・福岡・広島・松山:215,000円 ITサービス職 東京:210,000円 営業職 東京・大阪・名古屋:220,000円 |
従業員数 | 3,683人(2023年3月31日現在) |
③TIS
最後に、社会インフラから産業・公共関連サービスまで、幅広い分野で事業を展開するTIS株式会社を見ていきましょう。
TIS株式会社は、キャッシュレス決済など、私たちの生活に欠かせない社会インフラを支えています。
2026年の企業像として、「先進技術・ノウハウを駆使し、ビジネスの革新と市場創造を実現する」というビジョンを掲げています。
資本金 | 100億円 |
売上高 | 508,400百万円(2023年3月期) |
平均年収 | 751万円(2023年3月31日) |
初任給 | 大学卒:250,000円 修士了:267,000円 |
従業員数 | 5,695人(2023年3月31日) |
業界分析を通してDTSについて詳しく知ろう
今回は、ITサービス企業であるDTSの年収や事業内容、そして競合他社の情報などを紹介しました。
企業研究を進める際は、公式サイトや有価証券報告書など、企業が発信する情報を細かくチェックすることが重要です。
今回の記事を参考に、ぜひ、多角的な視点を持って企業研究を進めてみてください。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。