大学生の自己PRの書き方を解説!部活やゼミの例文も紹介します!
就活で企業に応募するにあたって、自己PRの書き方に悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
どの企業・業界であっても自己PRは頻出質問の1つ。自信を持って提出できる自己PRを完成させたいところですよね。
そのため本記事では、自己PRを作成する際の基本構成やポイント、注意点などを紹介します。例文も紹介しているので、自己PRの作成に悩んでいる人はぜひご参考にしてくださいね。
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自己PRでは長所が仕事に活かせる点をアピールする
自己PRでは、長所がその会社での仕事に活かせる点をアピールするべきです。企業は、応募者の能力や自社との相性を確認したいためです。
事前に求める能力や人物像、社風などを理解したうえで、その企業に合わせた自己PRを練り上げる必要があるでしょう。
また、エピソードを盛り込むにしてもただ「頑張った」と主張するのではなく、その経験がどう仕事に活かせるのか伝えるべきですよ。
大学生が自己PR作成に向けてやるべきこと
ここでは、大学生が自己PR作成に向けてやるべきことを以下の2点に整理して紹介します。
- 自己分析
- 企業研究
上記の2つはいずれも就活において重要なポイントなので、ここで一緒にチェックしておきましょう。
自己分析
自己分析は、自己PR作成に欠かせない作業です。自分をしっかりと理解できていなければ、相手にアピールすることはできません。
自分の強みや向いていることを知るために、幼少期からこれまでの経験を振り返ります。頑張ったことや大変だったこと、そして困難を乗り越えたことなどを中心に、経験を洗い出してみましょう。
自己分析では、深堀りが重要です。部活の経験なら、「なぜ始めたのか→体力をつけたかった→なぜ体力をつけたかったのか」などと深堀りしましょう。
企業研究
自己分析と並行して行いたいのが、企業研究です。
応募予定の企業の事業内容はもちろん、特徴的な制度や社風なども調べて自分との相性を確認します。企業研究の際には、その企業だけでなく、同じ業界の他企業の情報も確認して比較することが大切です。
競合企業と比較することで、企業の特徴や強みが見えてきます。企業の特徴を理解したうえで自己PRを作成し、訴求力を高めましょう。
大学生の自己PRの書き方4ステップ
ここでは、大学生の自己PRの書き方を以下の4ステップに分けて解説します。
- 最初に結論を述べて分かりやすくする
- 強みの根拠であるエピソードを盛り込む
- 経験を通して学んだことを伝える
- 強みをどう仕事に活かすか伝える
①最初に結論を述べて分かりやすくする
自己PRを作成する際には、最初に結論を伝えることが重要です。結論をまず伝えることで、どんな話をしたいのか読み手に伝わりやすいと言えます。
また、結論から話をするスタンスはビジネスにおいても重要です。結論から話さないと、内容がぼやけて伝わりにくくなります。
結論から書いてない時点で、採用担当者の印象が悪くなる可能性も否定できません。「私の強みは○○です」などと、結論から始めるようにしましょう。
②強みの根拠であるエピソードを盛り込む
結論を伝えたら、次にその根拠となるエピソードを盛り込むことが大切です。エピソードを盛り込むことで、強みの説得力が増します。
自分の強みを発揮したエピソードを、以下が伝わるように盛り込むのが理想です。
- どんなことに取り組んだのか
- なぜ行動したのか
- どう行動したのか
- 行動した結果どんな風に変化したのか
また、エピソードは実際に書いてみると長くなってしまいやすいと言えます。そのため、できるだけコンパクトに分かりやすくすることを意識しましょう。
③経験を通して学んだことを伝える
エピソードを盛り込んだら、経験から学んだことを伝えます。経験からどう成長したのか、どんなことを感じる人物なのかを企業は知りたいためです。
たとえば大会で優勝したエピソードであれば、自分の強みに合わせて「粘り強い努力の大切さを学んだ」「チームプレーの大切さを知った」などと伝えましょう。
エピソードをきっかけとした変化や影響を、できるだけ明確に伝えることが重要です。
④強みをどう仕事に活かすか伝える
最後は、強みをどう仕事に活かすか伝えます。企業が知りたいのはあくまでも、「入社後に活躍できる人材なのか」であるためです。
「この経験を活かし、貴社に入社したら○○として活躍したいと考えています」と、文章を終えましょう。
仕事へに活かし方を伝える際には、企業の特徴や社風、求める人物像と関連付けると、採用担当者の印象に残りやすいと言えます。印象的な締めくくりにするためにも、企業研究は欠かさず行うことが大切ですよ。
大学生の自己PR作成のポイント
ここでは、大学生が自己PRを作成する際のポイントを紹介します。今回紹介するのは、以下の4つのポイントです。
- 具体的な数字を出して説得力を増す
- 第三者の視点・意見も取り入れる
- 成果だけでなくプロセスも伝える
- 自己完結ではなく誰かと関わったエピソードが望ましい
具体的な数字を出して説得力を増す
自己PR作成時には、できるだけ具体的な数字を盛り込むことが大切です。数字を盛り込むことで具体性が増し、説得力が高まるためです。
たとえば、ただ「毎日長時間頑張った」と伝えるだけでなく、「毎日6時間以上は取り組んだ」と伝えた方が、読み手のイメージが湧きやすいと言えます。
また、「頑張った」とだけ伝えるとお互いのイメージに食い違いが生まれる可能性もあるでしょう。定量的に伝えることで、採用担当者と認識を合わせられますよ。
第三者の視点・意見も取り入れる
第三者の視点や意見を取り入れることも、自己PR作成時には重要です。主観的な内容だけでなく他者からの評価を入れることで、説得力が増すためです。
たとえば、「顧客目線で取り組んだ」とだけ伝えるのではなく「お客様から○○と感謝の言葉をもらえた」とした方が、説得力が増します。
他にも、「大会で〇位に入った」「リーダーに選ばれた」なども、客観的な視点を入れた文章だと言えるでしょう。
成果だけでなくプロセスも伝える
自己PRを作成する際には、成果だけでなくプロセスも伝えることをおすすめします。
プロセスを伝えることで「自社の仕事でも再現性がある」と感じさせやすくなるためです。どんな強みでも、入社後に発揮できなければあまり意味がありません。
たとえば「大会で優勝した」との事実を強調するのではなく、「どうやって優勝したのか」の部分にこだわって自己PRを作成してみましょう。
さらに「入社後には〇〇として活かします」と続けられたら、説得力のある自己PRになりますよ。
自己完結ではなく誰かと関わったエピソードが望ましい
自己PRに盛り込むエピソードは、可能であれば他人と関わったものが望ましいと言えます。企業での仕事は、チームプレーが基本であるためです。
誰かと関わったエピソードの方が、採用担当者に入社後の活躍をイメージしてもらいやすいでしょう。
チームやサークルのメンバーと成し遂げたことやアルバイトの接客などをエピソードにできると、自分の魅力を採用担当者に伝えやすいと考えられます。
自分だけで成し遂げたことをエピソードに選ぶなら、できるだけ客観的な視点を入れられると理想的です。
大学生の自己PRにおける注意点
ここでは、大学生が自己PRを作成する際の注意点を以下の3つに整理して紹介します。
- できるだけ具体的に書く
- 余白はできるだけ作らない
- 例文の丸写しはせず個性を出す
できるだけ具体的に書く
自己PRの作成にあたっては、できるだけ具体的に書くことが重要です。具体性がないと魅力が伝わりにくいだけでなく、志望度が低いイメージも与えかねません。
その企業の求める人材にマッチしていても、志望度が低いと思われるとマイナス評価になる可能性があります。
具体性を高めるために重要なのは、やはりエピソードです。自分の魅力を伝えるのにふさわしいエピソードを選択し、具体的に説明しましょう。
余白はできるだけ作らない
自己PRの作成にあたっては、余白をできるだけつくらないことも大切です。余白が多いと、やる気がない・志望度が低いなどと思われる可能性があります。
また、企業によっては一定の文字数をクリアしていない場合、最初から自己PRを読んでもらえず不合格になる恐れもあるので要注意です。
特にあらかじめ文字数が指定されている場合は、必ずクリアするようにしましょう。指定がない場合でも、8~9割程度は埋めておくべきですよ。
例文の丸写しはせず個性を出す
自己PRの例文を利用する際には、丸写しにせず、自分なりの文章を入れて個性を出すことが重要です。
例文を丸写ししたような内容の自己PRでは、採用担当者に自分の魅力が伝わりません。また丸写しが伝わってしまえば、それだけでマイナスイメージになります。
例文を活用すること自体は、全く問題ない行動だと言えます。しかし利用する際には丸写しにするのではなく、構成や流れを参考にするスタンスが大切です。
大学生の自己PR例文(活動内容別)
ここで、自己PRの例文を以下3つのエピソード別に紹介します。
- ゼミ
- アルバイト
- インターン
自己PRのパターンや流れを理解し、効率的に作成するために活用しましょう。
ゼミ
私は、リーダーシップを自分の強みとしています。 私は大学3年生の春より、社会保障をテーマとしたゼミに所属しています。ゼミ活動の中で、グループを作り「年金制度の今後」というテーマで論文発表をする機会がありました。しかしグループメンバーはいずれも多忙であり、全員が集まれる機会を作れませんでした。 そこで私はそれぞれのメンバーと個別に連絡を取り、打ち合わせをして全体に共有する役割を申し出ました。そして各意見を集約し、発表のベースを作り上げました。また、Web会議システムの活用も提案し、発表直前の打ち合わせを行っています。 「忙しい中でもチームで協力することで、素晴らしい発表になった」と、教授からも評価していただいております。貴社に入社したらリーダーシップを発揮し、企画部の一員として部をけん引したいと考えています。 |
「結論→エピソード→入社後の展望」と、基本の流れを意識して作成しています。また、他社からの評価を入れていることもポイントですね。
アルバイト
私の強みは、苦手なことにも積極的に取り組む姿勢です。 私は大学1年生の夏より、飲食店でのアルバイトを続けています。初めてのアルバイトで最初は緊張の連続でしたが、お店に迷惑をかけたくない一心で必死に接客を学びました。 私が大切にしたのが、笑顔と相手の目を見ること、そして声をしっかりと出すことの徹底です。接客力がまだない中でお客様に不快な思いをかけないようにするには、一つひとつの会話を大切に行うことが大切だと考えました。また接客における問題点を毎回店長に確認し、次回の接客に活かしました。 こうして毎日必死に取り組んだ結果、お客様アンケートにて店内で最も良い評価を得られるまで成長できました。この経験を活かし、貴社に入社したら苦手なことでも積極的に取り組んで1つずつ克服し、貴社の戦力になりたいと考えております。 |
エピソードはできるだけ他人と関わったものの方が、採用担当者へアピールしやすいと言えます。
未知のことでも努力できる姿勢は、新人として評価されやすいと言えるでしょう。
インターン
私は、協調性の高さを強みとしいます。 大学3年時のインターンでは、グループで営業戦略を立てて実行することを求められました。全員が営業は未経験であり、まさにゼロからのスタートでした。私は副リーダーとしてリーダーの意見をくみ取りつつ、メンバーの意見を吸い取って集約することを大切にしました。結果としてグループの連携が強まり、8件の新規顧客を獲得してトップの成績をとることができました。 私はこの経験から、全員で協力して取り組むことの大切さを理解できたと思います。貴社に入社したら、協調性の高さを発揮して職場メンバーと連携を取り、貴社の成長に貢献したいと考えています。 |
協調性の高さをアピールする際には、「周りに合わせているだけ」との印象を与えないようにしましょう。
できるだけ主体性や積極性があると伝えられるエピソードを選択し、自分の行動やそこから得られた学びをアピールできるように工夫してみてください。
大学生の自己PR例文(アピールポイント別)
ここでは、大学生の自己PR例文をアピールポイント別に紹介します。今回紹介するアピールポイントは、企業から評価されやすい以下の3つです。
- コミュニケーション能力
- 主体性
- チャレンジ精神
コミュニケーション能力
私の強みは、コミュニケーション能力の高さです。 私は中学1年生から今にいたるまで、野球部に所属しています。先輩・後輩を問わず幅広いタイプの人と交流することが得意で、大学3年生からは後輩の指導係を担当しています。 交流を深めるために食事会を企画したり練習でできるだけ毎回違う人とグループになるようにしたりと工夫した結果、新人大会で部初の入賞を果たすことができました。 私はこのコミュニケーション能力を活かし、貴社の営業部をけん引する存在になりたいと考えています。そして一定の営業経験を積んだ後は後輩の指導や先輩社員との橋渡し役を務め、チームメンバー内の潤滑油として欠かせない存在になりたいと考えています。 |
仕事の大半は誰かと協力して進めるものであることから、コミュニケーション能力はアピールにつなげやすいポイントの1つです。
誰かと関わったエピソードは採用担当者へのアピールにつながりやすいことからも、上手に取り入れてみると良いでしょう。
主体性
私は、主体性の高さを強みとしています。 私は自分で大学の学費をねん出する必要があり、アルバイトと学業を両立する生活を続けています。アルバイトのせいで学業がおろそかになることが嫌で、大学3年の夏までに資格を獲得し、卒業までに必要な学費を貯金することを目標としていました。 そして簿記2級の取得を目標に掲げて毎日の勉強スケジュール表を作成し、アルバイトの日数も決して減らさないようにして取り組んでまいりました。その結果大学生2年生時には簿記2級を取得し、大学3年生になった頃には卒業までの学費をためることに成功しています。 貴社に入社したら、持ち前の主体性を活かして貴社の営業に役立つ仕事を果敢にしていきたいと考えています。 |
主体性も、面接で好印象につなげやすいアピールポイントの1つです。エピソードに合わせて、以下のように言い換えてみても良いでしょう。
- 責任感がある
- 独立心がある
- 積極的に活動できる
- 自律的に行動できる
チャレンジ精神
私の強みは、チャレンジ精神です。 私は新たなことに挑戦するのが好きで、高校に入ってから現在まで続けている飲食店のアルバイトでも常に新たな提案をしています。たとえば、それまで紙で管理していたシフトを、エクセル表を作って管理することを提案しました。 結果として店長のシフト管理に関する仕事量が減り、アルバイトの接客力向上に注力できるようになりました。そして現在では、お店が存在するエリアでトップの売り上げを出せる店舗に成長しています。 こうした取り組みから、私は新たな提案を果敢にする大切さを学びました。貴社に入社したら、チャレンジ精神を大切に新たな業務に果敢に挑戦し、貴社の成長に貢献したいと考えています。 |
チャレンジ精神は、新卒社員のアピールポイントとして選択しやすい強みの1つです。
自己PRの作成にあたってはチャレンジの結果やそこから学んだことなどをしっかりと入れて、「やりっぱなし」との印象を与えないようにしましょう。
大学生の自己PR作成方法を理解して就活を成功させよう
大学生の自己PR作成においては、基本構成やポイントを押さえることが大切です。
注意点も把握したうえで、採用担当者に刺さりやすい魅力的な自己PRを作成しましょう。
今回紹介した例文も、ぜひ自己PR作りの参考にしてみてくださいね。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。