【例文4選】自己PRで忍耐力をアピールするポイント・注意点を紹介
自己PRにはさまざまな強みを盛り込むことが考えられますが、中には「忍耐力」をアピールしたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
しかし実際に忍耐力をテーマに考えてみると、「どうやって構成すべき?」「ポイントは?」とさまざまなことが気になるものです。
そこで本記事では、自己PRで忍耐力をテーマにする際のポイントや注意点などを解説します。
忍耐力をテーマにした自己PRの例文も紹介しているので、ぜひ就活準備のご参考にしてくださいね。
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「忍耐力」とは辛いことや苦しみなどを耐え忍ぶ力

「忍耐力」の基本的な意味は、「辛いことや苦しいことなどを耐え忍ぶ力」です。
「耐え忍ぶ」というとやや受け身のような、状況をただ受け入れるニュアンスに感じる方もいるかもしれません。
しかし就活で忍耐力を使用する際には、ポジティブに捉えられるように積極性を感じさせる文脈で使用することが大切でしょう。
目標を達成するために辛いことや大変なことに耐えて努力を続けたようなエピソードと合わせると、好印象につながるはずです。
企業が求める「忍耐力」3つ

「忍耐力」をポジティブな意味合いで伝えるには、企業が求める「忍耐力」の定義を確認することが大切です。
ここでは、企業が求める「忍耐力」の意味を以下の3つに整理して解説します。
①大変なことでも頑張り続けられる
企業が求める「忍耐力」の意味としてまず挙げられるのが、大変なことでも耐えて頑張り続けられることです。
仕事をする中では、大変な状況や困難な事態に直面することが多々あります。
大変な事態になったときにすぐ諦めてしまうような人材では、責任のある仕事を任せることは困難でしょう。
困難な事態に遭遇しても諦めずに努力して成果に結びつけたような経験があれば、忍耐力のアピールにつなげてみるのも1つの方法です。
②長期間辞めずに勤め続けられる
長期間辞めずに勤め続けられることも、企業が求める「忍耐力」のニュアンスには含まれると言えます。
企業は採用した人材が早期に退職してしまう事態をできるだけ避けたいと考えているものだからです。
人材が早期に離職してしまうと、それまでにかけてきた採用や教育のコストを回収できないままになってしまいます。
大変なことがあってもくじけずに頑張ってくれる人材だと感じさせるようなアピールを、「忍耐力」を通じてできるように頑張りましょう。
③失敗してもポジティブに捉えられる
企業が求める「忍耐力」には失敗にしてもネガティブにならずポジティブに捉えられることも含まれると考えられます。
仕事をするうえで失敗はつきものであり、新人であればなおさらだと言えます。失敗のたびに心が折れてしまっていては、大きな成長は見込めません。
失敗してもそこからできるだけ多くのことを学び取り、ポジティブに捉えられることを伝えられれば、採用担当者に良い印象を残せるでしょう。
忍耐力をアピールする自己PRの基本構成3段階

ここでは、忍耐力をアピールする自己PRの基本構成を以下の3ステップに分けて解説します。
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①結論(強み)
忍耐力を自己PRでアピールするにはまず、結論部分にあたる「忍耐力が強みであること」を端的に伝えます。
結論を最初に話すことは、ビジネスおける基本であるためです。また結論をまず伝えることで、これからどんな話をするのか相手が分かりやすくなりますよ。
結論が最初に来ていないと、「論理的な伝え方ができない」「基本を理解していない」と判断される恐れもあります。
「私の強みは忍耐力です」とまず伝えて、自己PRを始めることを基本にしましょう。
②根拠となるエピソード
結論として忍耐力が強みであることを伝えたら、次にその根拠となるエピソードを紹介します。
エピソードを盛り込むことで話に具体性が増し、「忍耐力が強み」との主張の説得力が増すためです。
また自分の体験談を盛り込むことで、無理に考えなくても自然に他の応募者との差別化を図ることにつながります。
自己分析をしっかりと行い、忍耐力の強さを裏付けられる自分だけのエピソードを盛り込むようにしましょう。
③入社後どのように強みを活かすか
自己PRの最後は、自分の忍耐力を入社後どのように活かすのか、入社後の展望を伝えることが大切です。
企業が求めるのは単に我慢強いだけの人材ではなく、忍耐力を活かして自社の業績に貢献してくれる人だと言えます。
入社後の展望はできるだけ現実的・具体的な方がアピールにつながるため、字数や時間とのバランスで分量を調節することが大切です。
「貴社(面接の場合は御社)に入社したら、忍耐力を活かして○○の分野で貢献したい」と、入社後の展望を語るようにしましょう。
就活の自己PRで忍耐力をアピールする際のポイント3つ

ここでは、就活の自己PRで忍耐力をアピールする際のポイントとして以下の3点を解説します。
①なぜ苦しい状況でも頑張れたのかを明確に伝える
忍耐力をアピールする際には、苦しい状況で頑張れた事実だけでなくその理由も伝えることが大切です。
理由や困難な状況に陥ったときの施行について触れることで、自己PRの説得力が増します。
また、困難な状況に陥ったときの考え方を伝えることで、自分の価値観や考え方、人柄を伝えることにもつながるでしょう。
ただ単に耐えたと伝えるだけでなく、どんな目的意識を持って忍耐力を発揮したのか伝えることがおすすめです。
②できるだけ数字を交えて伝える
自己PRを作成する際には、できるだけ数字を交えるようにすることも大切です。
数字を交えて定量的に伝えることで主張の具体性が増し、説得力のある自己PRになります。
たとえば単に「ほとんど毎日練習した」と伝えるよりは、「少なくとも週に5日以上は、一日4時間練習した」と伝えた方がイメージしやすいでしょう。
無理に数字を入れこもうとする必要はありませんが、できるだけ数字を交える姿勢は持つことをおすすめします。
③忍耐力を他の言葉に言い換える
忍耐力をアピールする場合は、別の言葉に言い換えて表現することもおすすめします。
「忍耐力」という言葉は比較的抽象度が高く、こちらのイメージと採用担当者のイメージに食い違いが発生する可能性があるためです。
別のより具体的な表現と言い換えることで説得力が増すだけでなく、他の応募者との差別化につながる効果も期待できます。
「忍耐力」の言い換え表現については次の項で紹介することから、一緒にチェックしてみてくださいね。
「忍耐力」の言い換え表現8選

「忍耐力」の言い換え表現としては、以下のようなものが考えられます。
・継続力がある ・一度決心したことは最後までやり遂げる ・困難な状況でも前向きに取り組める ・大変なことがあっても目標に向かって頑張れる ・変化が起きても対応できる柔軟性がある ・苦手な人がいても意見を尊重しながら対応する協調性がある ・失敗してもへこたれない打たれ強さがある ・地道な作業でもコツコツと粘り強く続けられる |
ここでは8パターンを紹介しましたが、エピソードや強調したい強みの質に合わせて表現は上記の他にも考えられるでしょう。
忍耐力をアピールする際の注意点3つ

ここでは、忍耐力をアピールする際の注意点として以下の3点を紹介します。
①ただ努力しただけの話にはしない
「忍耐力」をアピールするにあたっては、ただ努力しただけの話にしない意識が求められます。
耐えることや努力することはあくまでも手段であり、目的がどんなもので最終的にどんな成果につながったのかも伝えるべきです。
気を付けておかないと、「ただ我慢しただけで成長や成果にはつながっていない」と思われる可能性もあります。
たとえば「風邪を引いたけど頑張って試験を受けた」だけではただの我慢や努力であり、その先の目標や成果の話も併せてするべきでしょう。
②書類と面接で話が矛盾しないようにする
書類に記載したことと面接で話したことが矛盾しないようにすることも、自己PRでは大切な注意点です。
事前に提出した書類と実際に話している内容に矛盾があると、「嘘をついている」「適当に話している」と思われる恐れがあります。
たとえ嘘をつくつもりがなくても、事前に書いたことと異なる話をしてしまうことはあるものです。
履歴書やエントリーシートなどを提出する際には写しをとっておき、面接の直前にチェックするようにすると良いでしょう。
③短所として捉えられないように伝える
忍耐力をテーマに自己PRをする際には、短所としてとらえられないようにすることも大切です。
忍耐力をアピールする場合、気を付けないとどうしても「受動的」「消極的」などのイメージを持たれかねません。
たとえば「理不尽な指示に耐えて、卒業まで過ごした」とだけ伝えると、理不尽なことにただ受け身になり自ら行動しない印象になってしまいます。
忍耐力のアピール時には必ず目的意識や成果をセットにして、能動的・積極的な姿勢を強調する姿勢が大切でしょう。
自己PRで忍耐力をアピールする例文4選

ここでは、自己PRで忍耐力をアピールする際の例文として以下の4パターンを紹介します。
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①部活動
私の強みは、一度決めたことは最後までやり抜く力です。 私は大学入学より現在まで陸上部に所属しております。高校までは野球をずっと続けていたのですが、肩を壊したために思うようなプレイができなくなり、どうしてもスポーツを続けたくて陸上部を選択しました。 陸上部では長距離走をやっていますが、入部当初は部内でも圧倒的に体力がなく、常に最下位でした。私はどうしても野球をやっていた時のようにまた大会で活躍したいと考え、食事とトレーニングを徹底的に見なおすことにしました。 努力の甲斐あって大学2年の終わりには大会に出場し、入賞も果たしました。貴社へ入社後もこの忍耐力の強さを活かし、困難な業務も諦めず成果が出るまで努力を継続したいと思います。 |
上記のように、ただ「忍耐力」とだけ言うのではなく主張したい能力やエピソードに合わせて言い換えることが大切です。
入社後の展望についても触れて、自分の強みが仕事に活かせることを印象付けましょう。
②アルバイト
私の強みは、目標を達成するまではあきらめず試行錯誤を繰り返せる忍耐力です。 私は大学2年生の4月より、アパレルショップでアルバイトをしています。アルバイト先では販売実績が個別にカウントされるのですが、私は当初常に最下位を抜けませんでした。何とかして最下位を抜け出したいと思い、接客の流れをイチから見直しました。 お客様から指摘や質問をされたことは必ずメモして読み返し、衣類の畳み方も先輩のやり方をマネして練習しスピードや正確性を向上させました。さらにトレンドついても常に気にするように心がけたところ、現在では上位に食い込めるほどの実績向上を果たしました。 アルバイトで得た教訓や忍耐力の高さを活かし、入社後は営業部門にて粘り強く試行錯誤を重ねてより多くの契約を獲得したいと思っております。 |
アルバイトは忍耐力に関するエピソードが出やすく、成長した体験は積極的に取り入れたいところです。
ただし応募先の社風や求める人物像も把握し、どんな姿勢が評価されるのかを考えて作成することが求められるでしょう。
③学業
私の強みは、大変なことがあっても目標に向かって努力を続けられることです。 私は英語が得意ではなく大学入学時はTOEICスコアは400ほどでした。しかしグローバルな仕事が将来どうしてもしたいことから、英語の猛勉強をスタートさせました。私は大学の学費を自分で稼ぐ必要があり、週5日のアルバイトと大学の講義の合間に英語の勉強をする必要がありました。 とにかく英語への苦手意識があったため、とにかく一度立てた計画を絶対に守ることを最低限のルールとして決めて勉強を継続させました。その結果として、大学3年時に受けた最新のTOEIC結果ではスコア800点を達成しています。 私はこの経験と忍耐力を活かし、貴社に入社したら営業担当者として努力を続けて目標達成したいと考えております。 |
学業は学生の本文であり、新卒採用においてはもちろん自己PRのエピソードに採用できます。
基本構成やポイントを押さえて作成することが重要ですが、できれば周囲の人と協力したエピソードにできればより好印象を与えられるでしょう。
④インターンシップ
私の強みは、どんなに失敗してもへこたれない打たれ強さです。 私は将来営業の仕事をしたいと思い、IT企業のインターンに参加した経験があります。しかし営業実習が始まると全く成果を挙げられず、他の参加者に大きくおくれを取ってしまいました。当時はもう自分に営業が向いていないのかもしれないとも思ったのですが、どうしても諦められないことから社員の方に相談し、営業方法をイチから見直すことにしました。 営業話法を身につけたり準備の仕方を変えたりと試行錯誤を続けた結果徐々に成果につながるようになり、最終的には全体2位の成績でインターンを終えられました。貴社に入社しても強みである打たれ強さを発揮し、営業社員として貴社の業績に貢献したいと考えています。 |
新卒採用においては、最初から応募している職種のスキルを持っている必要は決してありません。
上記のように「課題→取り組み→成果」の流れを伝えられれば、大げさな実績や成果がなくても強みや人柄を伝えることが可能です。
忍耐力を上手に自己PRに取り入れましょう!

忍耐力とは耐え忍ぶ力ですが、企業が求める能力に合わせてできるだけポジティブに受け取られるように伝え方を工夫することが大切です。
例えば、「困難に直面しても粘り強く取り組める」「長期的な視点で着実に成果を出せる」といったように、前向きな表現に置き換えることができます。
言い換え表現やエピソードの伝え方などを工夫して、忍耐力を上手に自己PRへ取り入れましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。