古河機械金属の平均年収と初任給を紹介！事業内容や他社との比較も

古河機械金属は、非鉄金属製品や産業機械を扱う大手企業です。非鉄金属メーカーとして有名な古河機械金属ですが、「年収や初任給が気になる」「競合会社との違いも知りたい」と思っている就活生も多いでしょう。

本記事では、古河機械金属の平均年収や初任給はもちろん、会社の特徴や強みなども紹介します。競合企業の情報も比べているので、ぜひ参考にしてください。

古河機械金属の平均年収は797万

古河機械金属の平均年収は797万円と、かなり高水準です。これは日本の平均年収458万円を大きく上回る金額で、社員への待遇の良さがうかがえますね（参照元：国税庁の「令和４年分　民間給与実態統計調査」）。

従業員数	平均年齢	平均勤続年数	平均年間給与
2,831人	45歳4月	19年1月	797万円

従業員数は2,831人と少数精鋭です。平均年齢45歳4ヶ月、平均勤続年数19年1ヶ月で、長期的に働ける環境が整っていると言えるでしょう。

古河機械金属の初任給

古河機械金属の初任給は、大卒で23万円、修士了で24万9千円と、かなり高水準です。

	初任給
大学卒	230,000円
修士了	249,000円

厚生労働省の調査による全国平均（大卒22万8,500円、大学院卒26万7,900円）と比べると、大学卒は上回っていますが、修士了だとやや下回っています（参照元：厚生労働省「令和４年賃金構造基本統計調査の概況」）。

古河機械金属の募集要項

古河機械金属は、技術系から事務系まで幅広い職種を募集しています。技術職では研究開発や機械設計、事務職では営業や企画など、様々な分野で活躍できるチャンスがあるのがポイントです。

募集職種	・技術 研究開発、機械設計、制御・回路設計、橋梁設計、土木施工管理、生産技術、品質・生産管理、情報システム、技術営業、サービスエンジニア 等 ・事務 営業、企画、広報、経理、総務、財務、法務、資材、人事、情報システム 等
勤務地	本社、全国主要都市および海外
勤務時間	本社･支社･支店・研究所 所定労働時間7時間45分　※フレックスタイム制あり 工場 8時～17時　※工場により多少異なる
休日休暇	原則週休2日制（土･日） 祝日 年末年始 他指定休日（年間休日121日） 年次有給休暇 慶弔休暇 育児休業制度 介護休業制度 失効年次有給休暇積立保存制度 等

働き方も柔軟で、フレックスタイム制を採用しているオフィスもあります。年間休日は121日あり、有給休暇はもちろん、育児・介護休業制度もあり、長く働き続けられる環境が整っていると言えるでしょう。

勤務地は本社や全国主要都市だけでなく、海外支店もあります。グローバルに活躍したい方にもぴったりです。

古河機械金属の企業情報3つ

ここからは古河機械金属の事業内容、売上・実績、基本理念の3つについて紹介します。

1. 古河機械金属の事業内容
2. 古河機械金属の売り上げ・実績
3. 古河機械金属の基本理念

①古河機械金属の事業内容

古河機械金属は、機械事業・素材事業・不動産事業の3つの主要事業で幅広く活躍している会社です。機械事業では国内外のインフラ整備を担っています。特に、トンネルドリルジャンボという製品は国内シェア80%を誇る看板商品です。

素材事業では、高純度金属ヒ素の生産で国内シェア90%を占めています。電子機器に欠かせない素材を提供する重要な役割を担っていると言えるでしょう。

古河機械金属では、不動産事業も展開しています。ビルの賃貸や不動産の仲介など、幅広い分野で事業を行っている企業です。

引用元｜古河機械金属株式会社公式サイト　事業紹介

➁古河機械金属の売り上げ・実績

古河機械金属の業績推移は以下の通りです。

	2020年3月期	2021年3月期	2022年3月期	2023年3月期	2024年3月期
売上高	165,215百万円	159,702百万円	199,097百万円	214,190百万円	188,255百万円
営業利益	8,693百万円	5,592百万円	7,734百万円	9,031百万円	8,524百万円
当期純利益	4,431百万円	7,468百万円	6,477百万円	6,211百万円	16,097百万円

2020年と2021年は、コロナ禍の影響で売上高と営業利益が落ち込みましたが、2022年には回復し、2023年3月期には売上高が2,141億円、営業利益が90億円を超える好調な業績を記録しました。

2024年は売上高、営業利益ともにやや落ち込みましたが、当期純利益が前年度より100億増加して160億円となっています。

③古河機械金属の基本理念

古河機械金属グループの基本理念は、「運・鈍・根」という創業者の言葉に表れています。この言葉には、チャンスを掴む力、粘り強さ、そして根気強く取り組む姿勢が込められているのです。

会社の行動指針は「変革・創造・共存」と掲げられています。常に新しいことに挑戦し、魅力的な製品を作り出し、社会と調和しながら発展することを目指しているのです。

また、古河機械金属は、創業150周年となる2025年に向けて、「FURUKAWA Power & Passion 150」というビジョンを掲げており、連結営業利益150億円超を目標にしています。

歴史ある企業でありながら、常に未来を見据えて挑戦し続ける向上心が企業理念から読み取れるでしょう。

引用元｜古河機械金属株式会社公式サイト　経営理念・ビジョン

古河機械金属の競合企業3社

ここからは古河機械金属の競合企業を3社紹介します。競合他社との差別化や比較をする際の参考にしてください。

1. 三井金属
2. タツタ電線
3. 大同特殊鋼

①三井金属

三井金属鉱業は、機能材料や金属事業で社会に貢献する大手企業です。「創造と前進」を掲げ、価値ある商品で永続的な発展を目指しています。

資本金	421億7,863万円
売上高	6,466億9,700万円
平均年収	747万円
初任給	学部卒：254,000円 修士了：286,000円 博士了：320,000円
従業員数	12,285人

資本金は421億円超、2024年3月期の売上高は6,466億円と非常に規模の大きい会社です。従業員数は12,285人で、大企業と言えるでしょう。

また、平均年収は747万円と高水準です。特に初任給は、学部卒で25万4,000円、修士了で28万6,000円、博士了で32万円と、業界内でもトップレベルの水準と言えます。

②タツタ電線

タツタ電線は、電子材料やエレクトロニクス、光部品など、幅広い分野で活躍する企業です。特に電線・ケーブル事業と電子材料事業を中心に、先端技術で社会を支えています。

資本金	6,676百万円
売上高	641億1,900万円
平均年収	613万円
初任給	大学卒：229,300円 修士了：253,570円
従業員数	1,050人

資本金は約66億円、2023年3月期の売上高は614億円です。従業員数は1,050人と、中小企業規模ですが、着実に業績を残しています。

平均年収は約607万円で、比較的高水準と言えるでしょう。初任給は大学卒で22万9,300円、修士了で25万3,570円と平均的な金額です。

規模は大きすぎず小さすぎず、自分の力を発揮できる環境が整っていると考えられます。

③大同特殊鋼

大同特殊鋼は、製造用鋼やステンレス鋼など、高機能な鋼材の製造・開発・販売を手がける会社です。「素材の可能性を追求し、人と社会の未来を支え続けます」という経営理念のもと、日々革新的な製品づくりに挑戦しています。

資本金	371億7,246万4,289 円
売上高	5,785億6,400万円
平均年収	793万円
初任給	修士了：243,000円 学士卒：218,000円 高専卒：189,000円
従業員数	11,941人

資本金は約371億円、2023年3月期の売上高は5,785億円を超える大企業です。従業員数は11,941人と、安定感のある規模を誇っています。

平均年収は約761万円と高水準です。初任給は、修士了で24万3,000円、学士卒で21万8,000円で平均的な金額と言えるでしょう。

古河機械金属の企業分析を就活に活かそう

今回紹介した、古河機械金属や競合他社の情報をもとに企業分析を深めて、就活を進めましょう。年収だけでなく、企業理念や事業内容を見ることも大切ですよ。

また、競合との違いを比較し、自分がなりたい将来像がその企業で実現できるのかをしっかり考えましょう。