図研の平均年収・初任給を紹介！事業内容や他社との比較まで

メーカー向けのITサービスやコンサルティングを提供し、世界中で高い評価を得ている図研。

「独自の技術やノウハウを持つ会社で働きたい！」と考えている就活生の中には、図研に興味を持っている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、図研の給与や募集要項、事業内容といった基本情報に加え、競合となる企業情報についても分かりやすく解説していきます。ぜひ、最後まで読んで参考にしてくださいね。

図研の平均年収は780万

図研の平均年収は780万円と、2022年の日本の平均年収458万円を大きく上回っています(参照：令和4年分民間給与実態統計調査)。

従業員数	1,538名
平均年齢	44.6歳
勤続平均年数	17.7年
平均年間給与（千円）	780万円

さらに、図研の従業員は、平均年齢が44.6歳、勤続年数は平均で17.7年というデータも出ています。長く安定して働き続けられる環境であることも、高い給与水準に繋がっているのかもしれませんね。

図研の初任給

図研の初任給は、大学院（修士課程）修了で24万2,570円、大学卒で23万570円です。(2023年4月実績）

学歴	初任給
修士了総合職	242,570円
四大卒総合職	230,570円

厚生労働省が発表している2019年度のデータでは、大学院（修士課程）修了の平均は約23万9,000円、大学卒は約21万200円なので、図研の初任給はそれよりも高い水準となっています（引用元：厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査（初任給）の概況」）。

図研の募集要項

図研の募集要項を見てみると、2024年4月～2025年3月に大学や大学院、高等専門学校などを卒業見込みの人、またはすでに卒業している人が応募資格となっています。

募集人数は20名で、文系・理系問わず、すべての学部・学科から応募可能です。

募資格	2024年4月～2025年3月に4年制大学、大学院、高等専門学校、情報系または電気・電子系の専門学校を卒業予定の方または、4年制大学、大学院、高等専門学校、情報系または電気・電子系の専門学校を卒業の方
募集人数	20人
募集学科	全学部全学科
提出書類	履歴書(写真貼付)、卒業見込証明書、成績証明書、健康診断書、推薦書※ご提出いただくタイミングは、会社説明会にて説明します。
諸手当	家族手当、時間外勤務手当、営業手当、通勤交通費（全額支給）
昇給	年1回（4月）
賞与	年2回（6月、12月）
勤務地	横浜市、名古屋市、大阪市
勤務時間	9:00～17:45（実働7時間45分）
休日休暇	完全週休二日制、祝日、夏季休暇（9連休）、年末年始休暇（7～9連休）、有給休暇、慶弔休暇、出産・育児休暇、子の看護休暇、介護休暇年間休日128日（2022年度）
福利厚生	各種社会保険完備（雇用・労災・健康・厚生年金）、財形貯蓄制度、従業員持株会、報奨金制度、退職金制度、確定拠出年金制度、マイカー通勤制度、社員マンション、福利厚生サービス、契約保養所
ハイパフォーマ・インセンティブ	年2回、個人成果に応じて、職種を問わずインセンティブを支給（6月、12月）
プロフィット・シェア	会社業績に応じて、一定の基準で決算期末に社員へ利益分配（4月）

給与面では、年2回のボーナスに加えて、個人の成果に応じたインセンティブや、会社全体の業績が良い場合は決算賞与が支給されるなど、頑張りがしっかり評価される制度が整っています。

福利厚生も充実しており、安心して長く働くことができそうですね。

図研の企業情報

高い給与水準や充実した福利厚生が魅力的な図研ですが、実際にはどんな事業を行っている会社なのでしょうか？

ここでは、図研についてより詳しく知るために、以下の3つのポイントに焦点を当てて解説していきます。

1. 図研の事業展開
2. 図研の企業業績
3. 図研の企業理念

1.図研の事業展開

図研は、モノづくりを中心とする製造業の企業に、ITサービスやコンサルティングサービスを提供している会社です。

創業以来、図研はエレクトロニクス産業の発展に貢献してきました。中でも、製品設計をコンピュータ上で作成・管理できるシステム「CAD/CAM」の開発は、図研の大きな功績の一つと言えるでしょう。

特に、プリント基板設計用CADにおいては、国内トップシェア、世界シェア2位を獲得するなど、世界中のモノづくり企業から高い評価を得ています。

（引用元：図研「3分で分かる図研」）

2.図研の企業業績

図研は、近年においても安定した成長を続けています。売上高は、2019年3月期の267億円から、2023年3月期には350億円にまで増加しました。

	2019年3月期	2020年3月期	2021年3月期	2022年3月期	2023年3月期
売上高	267億8,700万円	292億9,600万円	288億1,900万円	315億200万円	350億7,300万円
経常利益	31億9,100万円	34億8,600億円	31億5,300万円	41億7,700万円	47億3,500万円
従業員数	1,328人	1,407人	1,445人	1,476人	1,538人

経常利益も、右肩上がりに伸びており、2023年3月期には47億円を突破しています。また、従業員数も増加し、積極的に人材を採用していることが伺えますね。

（参考：図研「中期経営計画（2022年4月‐2025年3月）進捗と今後の見通しについて」）

3.図研の企業理念

図研は、「健全で、活気と、品格にあふれる企業文化の確立」を企業理念に掲げています。

｢健全｣は、洗練された高度な技術の保持と、良い財務体質の堅持です。｢活気｣は、未来を切り拓く若さと、そこから溢れ出るチャレンジマインドです。｢品格｣は、企業として、また、企業人、社会人としての良識と品行です。

現代社会において、新しい技術やサービスが次々と生まれる中で、図研では、チャレンジ精神を持ちながらも、倫理観や責任感を持って行動できる人材が求められています。

図研の競合企業3社を紹介

図研と同様に、製造業の企業に対しITサービスなどを提供している企業として、以下の3社を紹介します。

1. 富士通
2. NEC
3. NTTデータ

1.富士通

図研の競合となる企業の一つに、富士通株式会社があります。

富士通は、日本のIT業界をリードする企業の一つであり、製造業をはじめ、流通、物流、金融など、幅広い業界に対し、様々なITサービスを提供している企業です。

売上高	3兆7,137億6,700万円
従業員数（連結）	124,055名
平均年齢	43.7歳
勤続平均年数	19.1年
平均年間給与	878万円

従業員数は12万人を超え、平均年収は約878万円と、非常に規模が大きく、安定した経営基盤を誇っています。

2.NEC

NECは、パソコンや通信機器などのイメージが強いですが、実は人工衛星や海底ケーブルといった社会インフラまで手掛ける、幅広い事業を展開している電機メーカーです。

近年では、AIやセキュリティ分野にも力を入れており、世界的に注目されています。

売上高	3兆3,130億1,800万円
従業員数（連結）	118,527名
平均年齢	43.5歳
勤続平均年数	18.1年
平均年間給与	842万円

売上高は約3兆3,000億円、従業員数は11万人を超え、平均年収は約842万円と、こちらも巨大企業と言えるでしょう。

（参考：NEC「NECの強み 社会への価値創出」）

3.NTTデータ

NTTデータは、官公庁や金融機関など、多くの大企業や組織に対し、情報システムの構築や運用などのサービスを提供している会社です。

特に、国や地方公共団体との取引実績が豊富であることが、NTTデータの大きな強みと言えるでしょう。

売上高	3兆4,901億8,200万円
従業員数（連結）	195,106名
平均年齢	39.0歳
勤続平均年数	14.5年
平均年間給与	867万円

売上高は約3兆4,900億円、従業員数は約19万5,000人、平均年収は約867万円となっていて、安定した経営地盤が築かれていますね。

図研の情報を集めて業界理解を深めよう

図研は、世界中のメーカー企業にITサービスやコンサルティングサービスを提供しているグローバル企業です。

就活で図研を受けるにあたって、業績の推移や、競合他社との違いなどを整理しておきましょう。

また、図研は、独自の技術力や、社員を大切にする社風など、多くの魅力を持つ企業です。しっかりと企業研究を行い、自信を持って選考に臨んでくださいね。