就活生必見｜すかいらーくの平均年収や企業情報を徹底解説

すかいらーくは、日本を代表するファミレスチェーンを展開する大手企業です。就職活動中の学生の中には、この会社の給与体系や採用情報に興味を持つ人も多くいます。

本記事では、すかいらーくの初任給や平均年収について詳しく解説します。また、就活に役立つ募集要項や企業の基本情報なども紹介。これから就職を考える方々は、ぜひ参考にしてくださいね。

すかいらーくの平均年収は655万

すかいらーくの従業員の平均年収は655万円です。これは、国税庁が発表した「令和４年分　民間給与実態統計調査」に記載されている日本の給与所得者の平均年収458万円を大幅に上回る数字でもあります。

同社の有価証券報告書によると、従業員数は538人・平均年齢は47.7歳・平均勤続年数は21.0年となっています。これらのデータから、長期的なキャリア形成が可能な職場環境が整っていることがうかがえるでしょう。

従業員数	平均年齢	平均勤続年数	平均年間給与
538人	47.7歳	21.0年	6,559,766円

すかいらーくの初任給

すかいらーくでは、学歴に関係なく全ての新卒採用者に同一の初任給を提示しています。2025年4月入社予定者の初任給は月額245,800円です。ただし、運転免許保有と非喫煙が条件となっているようです。

入社後の昇給も順調で、同社の採用情報によると、1年目で約440万円、3年目で約558万円、5年目には約615万円まで年収が上昇します。

この給与体系は、学歴による差別がなく、経験に応じて着実に収入が増えていく仕組みを示しています。

大学・大学院・短大・専門学校・高等専門学校を卒業見込み※運転免許必要、非喫煙者が対象

月給245,800円（2025年4月支給予定）

すかいらーく採用情報サイトに掲載されている年収例も参考にしてくださいね。

入社1年	約440万円
入社3年	約558万円
入社5年	約615万円

すかいらーくの募集要項

すかいらーくの募集要項は以下の通りです。全国転勤の可能性がある面は入社前にしっかりと確認しておきましょう。

勤務地	全国ナショナル社員：全国転勤の可能性あり（転居を伴う転勤の場合は引越し費用会社負担）エリア社員：自宅から通える範囲でのみ異動
諸手当	時間外勤務手当深夜勤務手当住宅手当転居手当通勤手当　他
昇給	年1回
賞与	年3回　7月、12月、3月
休日休暇	年間休日標準117日年次有給休暇産前産後休暇病気・育児・介護休暇　※年次有給休暇とは別扱い育児休業制度、育児期間中の時短勤務制度および深夜勤務免除制度子の看護休暇、介護休暇特別休暇　他
福利厚生	従業員食事補助制度社員割引制度・社販家族優待割引制度借上げ社宅制度子育て支援手当退職金給付制度すかいらーくグループ従業員持株会　他

すかいらーくの企業情報

続いて、すかいらーくの企業情報を紹介します。

1. すかいらーくの事業内容
2. すかいらーくの売り上げ・実績
3. すかいらーくの基本理念

1.すかいらーくの事業内容

すかいらーくは、フードサービス業界の大手として幅広い事業を展開しています。1970年の創業以来、多様なブランドを開発し、店舗網を拡大してきました。

2024年1月時点で、同グループは26のブランドを運営。その中でも特に注目すべきは、1,280店舗を展開する「ガスト」です。

他にも「バーミヤン」（353店）・「しゃぶ菜」（279店）・「ジョナサン」（188店）など、知名度の高いチェーンを多数抱えています。

和食からステーキ、中華まで、多様な飲食ニーズに応える同社の戦略が、これらの数字から読み取れるでしょう。

引用元｜すかいらーくホールディングス公式サイト　ブランド別店舗数

2.すかいらーくの売り上げ・実績

すかいらーくの業績は、2018年から2022年にかけて大きな変動を見せました。2019年までは安定していたましたが、2020年にはコロナ禍の影響で急激な落ち込みを経験しています。

売上収益は前年比23%減の2,884億円まで低下し、営業利益も230億円の赤字に転落しました。2021年には一時的な回復が見られたものの、2022年は再び赤字になります。

この状況を受け、同社は収益構造改革に着手し始めました。今後、これらの取り組みがどのような成果を生むか、注目されています。

	2018年12月期	2019年12月期	2020年12月期	2021年12月期	2022年12月期
売上収益（百万円）	366,360	375,394	288,434	264,570	303,705
営業利益（百万円）	22,857	20,562	△23,031	18,213	△5,575
当期利益（百万円）	11,438	9,487	△17,214	8,742	△6,371

3.すかいらーくの基本理念

すかいらーくは豊かな社会の実現に貢献することを目指しています。そのための存在理由は食の未来を切り拓き、人々の豊かな生活に寄与することです。

お客様一人ひとりに対し、心地よい空間で手頃な価格の美味しい料理とサービスを提供することが使命となります。長期的には環境にも配慮しながら、2030年までに一人ひとりの豊かな生活の実現と社会への貢献を目指しています。

2025年の戦略では基盤を確立し、従業員一人ひとりの挑戦を通じてお客様の笑顔のために尽力するという目標があります。

価値観として、お客様第一・現場主義・働きがいの向上・知識と技能の向上・目標達成への強い意志が挙げられているのも参考になりますね。

引用元｜すかいらーくホールディングス公式サイト　理念体系

すかいらーくの競合企業

最後に、すかいらーくの競合企業を紹介します。企業研究をするにあたって競合の研究は必須になるのでしっかりと確認するようにしましょう。

1. ロイヤルホスト
2. ジョイフル
3. サイゼリヤ

1.ロイヤルホスト

1950年に創業した「ロイヤルホールディングス株式会社」は、飲食とホスピタリティを核とする企業グループです。2022年12月期の連結売上高は1,040億円を超えました。

創業から70年以上が経過する老舗企業ながら、時代に合わせた経営を行っています。食とおもてなしの心を重視する同社は、今後も持続的な成長を期待できる企業といえるでしょう。

設立	1950年（昭和25年）4月
資本金	17,830,138,262円
売上高	1,040億1,500万円（連結・2022年12月期）※ロイヤルホストの運営会社であるロイヤルフードサービス（株）は540億2500万円
平均年収	642万8,000円（2022年12月31日現在）
従業員数	87人（2022年12月31日現在）※連結 1,869人（2023年6月30日現在）

2.ジョイフル

1976年に設立された「株式会社ジョイフル」は、地域で最も身近で手頃な価格のレストランを目指す企業です。

2023年6月期の売上高は590億円を超えであり、資本金は1億円と中堅企業ながら、全国に多数の店舗を展開する実力企業です。従業員数は正社員が1,100人強、パート・アルバイトを含めると7,000人を超える規模になります。

創業から約50年が経過する同社は、身近で気軽に利用できるレストランとしての地位を確立しており、今後も持続的な成長が見込まれています。

創立日	1976年（昭和51年） 5月20日
資本金	1億円
売上高	590億5,600万円（2023年6月期）
平均年収	559万5,000円（2023年6月30日現在）
従業員数	195人（2023年6月30日現在）※連結　正社員 1,126人　パート・アルバイト　約6,143人（2023年6月30日現在）

3.サイゼリヤ

1973年に創業した「株式会社サイゼリヤ」は、日々の食事に新しい価値を提案し続けることを理念とした企業です。2023年8月期の売上高は1,832億円と飲食業界でも有力な実績を残しています。

資本金は86億円を超える規模があり、正社員数は2000人越え。準社員を含めると平均で8,300人以上の人材が活躍しており、一人当たりの平均年収は660万円を上回る水準にあります。

創業から50年近くが経過する同社ですが、「日々の価値ある食事」への提案を続けながら、業容を拡大させてきました。

設立	1973年5月1日
資本金	86億1,250万円
売上高	1,832億4,400万円（2023年8月期）
平均年収	660万4.384円（2023年8月31日現在）
従業員数	正社員2,073人　準社員平均8,320人（2023年8月31日現在）

すかいらーくは業界内でも人気な企業

本記事では、すかいらーくの年収や企業理念などの基本情報を紹介しました。食品メーカー企業の中でも知名度が高く、多くの学生から人気な企業でもあります。

興味を持った場合は企業情報を踏まえた自己分析を行い、企業に刺さるアピールポイントを見つけてみて下さいね。