キヤノンの平均年収はどれくらい?|企業研究に役立つ情報も解説
キヤノンといえば、カメラのイメージが強いのではないでしょうか?
しかし、実はカメラ以外にも幅広い事業を展開する、歴史ある企業なんです。
今回は、キヤノンの知られざる事業内容や年収、社風など、就職活動に役立つ情報をお届けします。
「キヤノンってどんな会社?」と疑問に思っている人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
キヤノンの平均年収は807万
キヤノンの平均年収は、807万円です。
有価証券報告書をもとに、詳しく見ていきましょう。
従業員数 | 平均年齢 | 勤続平均年数 | 平均年間給与 |
180,775人 | 43.8歳 | 18.8年 | 8,077,999円 |
参考までに、2022年度の民間企業の平均給与は458万円でした。(参考:令和4年度 民間給与実態統計調査)
キヤノンの年収は、日本国内の平均年収と比較しても、かなり高い水準であることが分かりますね。
キヤノンの初任給
キヤノンの初任給は、最終学歴によって異なります。
ここでは、キヤノン公式サイトで公開されている情報を参考に、最終学歴ごとの初任給を見ていきましょう。
初任給 | |
博士了 | 313,000円 |
修士了 | 260,500円 |
大学卒 | 237,000円 |
高専/専門学校卒 | 210,500円 |
短大卒 | 192,000円 |
高校卒 | 184,000円 |
キヤノンの募集要項
2024年度 キヤノンの募集要項(一部抜粋)は以下のとおりです。
勤務時間 | 8:30~17:00 8:00~16:30 (実労働時間7時間30分 昼休み60分) |
休日・休暇 | つわり休暇 介護休暇 ボランティア活動休暇 リフレッシュ休暇 結婚休暇 配偶者出産休暇 忌引休暇 |
福利厚生 | キヤノン健康保険組合 出産支援制度・出産祝金 保養所あり 提携スポーツジムあり 持株会制度 財形貯蓄制度 積立年金 住宅融資 確定給付年金/確定拠出年金 健康診断・がん検診補助 住宅相談、生命保険相談 |
募集職種 | 事務系 技術系 |
初任給は4月から支給されるため、働き始めた月から収入を得られるのは嬉しいポイントです。
またキヤノンは福利厚生が充実しており、社員が長く安心して働き続けられる環境が整っています。
キヤノンの企業情報
ここでは、キヤノンの企業情報を以下の3つに整理して紹介します。
- キヤノンの企業情報
- キヤノンの売り上げ・実績
- キヤノンの企業理念
キヤノンの事業内容
キヤノンの事業は、個人向けのBtoC事業だけでなく、法人向けのBtoB事業まで、幅広く展開しています。
大きく五つの領域に分かれているので、それぞれ詳しく見ていきましょう。事業内容を理解しておくと、就職活動の際にも役立ちますよ。
1. プリンティング事業
私たちの身近にあるインクジェットプリンターやレーザープリンターから、印刷会社などで使われている商業印刷機まで、幅広いプリンター関連製品を取り扱っています。
2. イメージング事業
キヤノンといえば、やっぱりカメラですよね。
一眼レフカメラやミラーレスカメラ、デジタルビデオカメラなど、高性能なカメラやレンズを開発・販売しています。
また、近年需要が高まっているネットワークカメラも、イメージング事業の柱のひとつです。
3. メディカル事業
医療現場で活躍する、X線CT装置やMRI装置などの医療機器を開発・販売しています。
人々の健康を支える、社会貢献性の高い事業と言えるでしょう。
4. インダストリアル事業
製造現場などで活躍する、半導体露光装置や有機ELディスプレイ製造装置などの産業機器を開発・販売しています。
5. その他の事業
上記以外にも、材料やコンポーネントなどの開発・販売も行っています。
キヤノンの売り上げ・実績
就職活動をする上で、企業の業績が安定しているかどうかは気になりますよね。
キヤノンの直近5年における業績の推移は以下のとおりです。
2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | |
売上高(億円) | 39,519 | 35,933 | 31,602 | 35,134 | 40,314 |
営業利益(億円) | 3,425 | 1,744 | 1,105 | 2,819 | 3,534 |
キヤノンは、コロナ禍の影響を受けて一時的に業績が落ち込みましたが、現在は回復し、コロナ以前の水準に戻りつつあります。
キヤノンの基本理念
キヤノンの企業理念は、『共生』です。私たちは、この理念のもと、文化、習慣、言語、民族などの違いを問わず、すべての人類が末永く共に生き、共に働き、幸せに暮らしていける社会をめざします。引用元|キヤノン公式サイト企業理念・キヤノンスピリット
キヤノンの企業理念は「共生」です。
企業の安定性はもちろんですが、長く働き続けるためには、企業理念への共感も大切です。
企業理念は、社風や働き方にも大きく影響しますので、就職活動では必ず確認しておきましょう。
キヤノンの競合企業
最後に、キヤノンの競合企業を3つピックアップし、基本情報を業界研究もかねて確認していきましょう。
- 株式会社リコー
- ソニーグループ株式会社
- 富士フイルムホールディングス株式会社
株式会社リコー
株式会社リコーは、「人を愛し 国を愛し 勤めを愛す」という企業理念のもと、製品の製造からマーケティング活動のサポートまで、ワンストップでサービスを提供する企業です。
顧客満足度の向上はもちろんのこと、社会全体の豊かさを実現するために、日々尽力しています。
ソニーグループ株式会社
ソニーグループ株式会社は、「場」を使った新しいブランドコミュニケーションによりお客様に感動をお届けする、という企業理念を掲げています。
音楽、映画、ゲームなど、幅広い事業を通して、様々な角度から人々に感動を届けている企業です。
社名 | ソニーグループ株式会社 |
創業 | 1946年5月7日 |
資本金(億円) | 8,804 |
売上高(百万円) | 11,539,837 |
平均年収 | 1,101万円 |
従業員数 | 113,000名 |
富士フイルムホールディングス株式会社
富士フイルムホールディングス株式会社は、「先進・独自の技術をもって、最高品質の商品やサービスを提供する事により、社会の文化・科学・技術・産業の発展、健康増進、環境保持に貢献し、人々の生活の質のさらなる向上に寄与する」ことを企業理念としています。
写真フィルムで培ってきた技術を活かし、「ヘルスケア」「マテリアルズ」「イメージング」の分野で事業を展開し、社会に貢献しています。
社名 | 富士フイルムホールディングス株式会社 |
創業 | 1934年1月20日 |
資本金(百万円) | 40,363 |
売上高(百万円) | 2,859,041 |
平均年収 | 1,032万円 |
従業員数 | 73,878名 |
キヤノンについてもっと深く調べてみよう!
キヤノンは、長年の歴史と伝統を持つ、誰もが知るグローバル企業です。
誰もが知っている企業だからこそ、就職活動では競争率が高くなる傾向にあります。
この記事で紹介した情報は、あくまでもキヤノンのほんの一部にすぎません。ぜひ、今回の記事をきっかけに、キヤノンについてもっと深く調べてみてください。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。