グンゼの気になる平均年収・初任給は?競合企業との比較も紹介
誰もが一度は耳にしたことがある「グンゼ」。下着やストッキングのイメージが強いですが、具体的にどのような事業を展開しているのでしょうか?
今回は、グンゼの平均年収や初任給、事業内容に加え、競合となる企業情報もまとめました。企業研究に役立つ内容となっていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
グンゼの平均年収は606万!
就活を進めていく中で、気になる要素の一つが「年収」ですよね。そこで、グンゼの平均年収を見ていきましょう。
グンゼの有価証券報告書によると、従業員の平均年収は606万円です。(2023年3月期)
従業員数 | 平均年齢 | 勤続平均年数 | 平均年間給与 |
1,553名 | 43.3歳 | 19.7年 | 606万円 |
国税庁が発表している「令和4年分 民間給与実態統計調査」では、給与所得者の平均給与は458万円となっています。このデータと比較すると、グンゼの平均年収は約150万円も高いことが分かります。
グンゼの初任給
グンゼの初任給について公式ホームページから引用して紹介します。
初任給 | |
修士了 | 246,000円 |
大学卒 | 226,000円 |
高専卒 | 202,000円 |
グンゼは2025年度の新卒採用において、「事務系」と「技術系」の2つの採用区分を設けていますが、職種による初任給の差はありません。ただし、最終学歴によって初任給は異なります。
グンゼの募集要項
2024年度グンゼの募集要項(一部抜粋)は以下のとおりです
勤務地 | 国内:大阪、東京、京都、滋賀、愛知、兵庫、岡山、宮崎 など 海外:中国、台湾、香港、韓国、アメリカ、ドイツ、タイ、インドネシア、ベトナム など |
勤務時間 | 9:00~17:59(休憩60分) ※事業所で異なる |
昇給 | 年1回(4月) |
賞与 | 年2回(6月、12月) |
休日休暇 | 週休2日制、年間休日115または123日 ※事業所で異なる 年次有給休暇、慶弔休暇、育児休職、育児短時間勤務制度、介護休職、リフレッシュ休暇 |
福利厚生 | 寮・社宅貸与、住宅補助制度、確定拠出年金制度、従業員持株制度、各種社会保険(雇用、労災、健康、厚生年金保険) |
諸手当 | 通勤手当、住宅手当、家族手当、時間外手当、単身赴任手当 |
グンゼは、国内だけでなく海外にも事業展開しているグローバル企業です。そのため、将来的に海外転勤の可能性も考えられます。
グンゼの企業情報
ここでは、グンゼの企業情報を以下の3つに整理して紹介します。
- グンゼの事業内容
- グンゼの売り上げ・実績
- グンゼの基本理念
①グンゼの事業内容
グンゼの事業は、大きく4つに分けられます。
・機能ソリューション事業:プラスチックフィルム、電子部品、メカトロニクスなど
・メディカル事業:医療用素材、医療機器など
・アパレル事業:インナーウエア、レッグウエア、ライフスタイルアパレル、繊維資材など
・ライフクリエイト事業:スポーツクラブ、環境緑化、商業デベロッパー、温浴施設、エステイト開発、エンジニアリングなど
実はグンゼは、アパレル事業以外にも幅広い事業を展開していることがわかります。
②グンゼの売り上げ・実績
企業研究において、企業の成長性を測る上で重要な指標の一つに「業績」があります。ここでは、グンゼの業績推移を詳しく見ていきましょう。
グンゼの有価証券報告書によると、2023年3月期の売上高は1,360億3,000万円、経常利益は60億2,100万円でした。
項目 | 2023年3月期 | 2022年3月期 |
売上高 | 1,360億3,000万円 | 1,243億1,400万円 |
経常利益 | 60億2,100万円 | 53億9,900万円 |
直近の前期と比較すると、売上高・経常利益ともに増加しており、一見すると順調な成長を続けているように見えます。
しかし、過去5年間の推移を辿ってみると、売上高・経常利益ともに減少傾向にある点は見逃せません。短期的には改善が見られるものの、中長期的な視点でみると、課題を抱えている可能性も考えられます。
③グンゼの基本理念
グンゼの企業理念は、「人間尊重と優良品の生産を基礎として、会社をめぐるすべての関係者と共存共栄をはかる」ことです。
創業以来大切にしてきた「人間尊重」「優良品の生産」「共存共栄」という精神を基盤に、社会との繋がりを大切にしながら、企業としての責任を果たしていくことを目指しています。
また、グンゼはブランドステートメントとして「明日をもっと、ここちよく」を掲げています。このステートメントには、人々の暮らしをより豊かに、快適なものにしていきたいというグンゼの想いが込められています。
グンゼの競合企業3社
最後に、3つピックアップしたグンゼのの競合企業に関する情報を、業界研究もかねて確認していきましょう。
- アツギ
- ナイガイ
- ワコール
①アツギ
アツギは、靴下やストッキング、下着などを製造・販売しているメーカーです。
売上高 | 20,503(百万円) |
従業員数 | 1,400名(提出企業:140名) |
平均年齢 | 42.8歳 |
勤続平均年数 | 15.0年 |
平均年間給与 | 540万円 |
従業員数を見ると、グンゼとアツギでは、ほぼ同規模であることが分かります。平均年齢も大きな差はありませんが、勤続年数はグンゼの方が長くなっています。また、平均年収はグンゼの方が60万円以上高い結果となりました。
②ナイガイ
ナイガイは靴下やストッキングの製造・販売を行う、1920年創業の歴史ある企業です。
売上高 | 12,714(百万円) |
従業員数 | 160名(提出企業:87名) |
平均年齢 | 46.4歳 |
勤続平均年数 | 16.9年 |
平均年間給与 | 470万円 |
売上高は127億円で、グンゼ、アツギと比較すると規模は小さいです。従業員数も160名と、今回紹介した3社の中では最も少ないことが分かります。平均年収は470万円で、グンゼ、アツギと比べても低い金額となっています。
③ワコール
最後に、女性用下着メーカーとして有名なワコールのデータを見ていきましょう。
売上高 | 188,592(百万円) |
従業員数 | 19,717名(提出企業:112名) |
平均年齢 | 45.8歳 |
勤続平均年数 | 19.5年 |
平均年間給与 | 594万円 |
ワコールの売上高は1,885億円で、グンゼを含む、これまで紹介した企業の中で最も高い売上高となりました。従業員数も約2万人にものぼり、規模の大きな企業であることが分かります。平均年収は594万円で、グンゼと比較すると僅かに低いですが、ほぼ同水準と言えるでしょう。
グンゼについて興味を持ったら理解を深めよう
グンゼは、下着や肌着、ストッキングの製造・販売で知られる企業です。2023年3月期の売上高は1,360億3,000万円、従業員の平均年収は606万円となっています。
競合他社と比較しながら、グンゼについてさらに理解を深めていきましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。