トヨタの平均年収・初任給を紹介!事業内容や他社との比較も
トヨタ自動車は、その名を世界中に轟かせる自動車メーカーです。
就職を考える学生の皆さんの中には、このグローバル企業に興味を持つ方も多いでしょう。
この記事では、トヨタ自動車の平均年収、採用情報、事業概要など、幅広い情報を紹介します。 トヨタ自動車への就職を考えている就活生は、ぜひこの情報を参考にしてくださいね。
トヨタの平均年収は895万
トヨタ自動車の平均年収は895万円とかなり高い水準になっています。
国税庁の調査では、2022年の給与所得者の平均給与が458万円と言われているので、トヨタの給与水準は平均と比べても高いと言えますね。
以下の表ではトヨタ自動車の従業員に関する情報をまとめています。
従業員数(連結) | 375,235名 |
平均年齢 | 40.6歳 |
勤続平均年数 | 16.2年 |
平均年間給与 | 895万円 |
トヨタ自動車の初任給
学歴 | 初任給 |
---|---|
修士修了相当 | 月給25万円 |
学部卒業相当 | 月給22万8000円 |
専攻科卒業 | 月給22万8000円 |
高専卒業 | 月給20万1000円 |
トヨタ自動車の初任給は、以上の通りです。
同社のリクルートサイトによると、修士修了相当で月給25万円、学部卒業相当と専攻科卒業で月給22万8000円、高校専卒業で月給20万1000円となっています。
これらの数字を厚生労働省の調査結果と比較してみましょう。2019年度の大卒初任給の平均が21万2000円だったことを反映すると、トヨタの初任給は一般的な水準かそれ以上の水準ですね。
トヨタ自動車の募集要項
トヨタ自動車の2024年度新卒採用(総合職)について、募集要項を以下の表で紹介します。
応募資格は、国内大学や高専の場合は2020年4月から2024年3月まで、海外大学は2024年9月までの卒業・修了(見込)者です。学部や学科は問われないので、幅広い分野から応募が可能となっています。
福利厚生の面では、各種手当や年2回の賞与、フレックス制度の適用などが行われています。また、寮や社宅、スポーツ施設などの福利厚生も充実しているようです。
応募資格 | <国内大学(修士・学士)、高等専門学校> 2021年4月から2025年3月までに卒業(見込)・修了(見込)の方 <海外大学(修士・学士)> 2021年4月から2025年9月までに卒業(見込)・修了(見込)の方 |
諸手当 | 超過勤務手当、家族手当、通勤補助など |
昇給 | 年1回(4月) |
賞与 | 年2回(7月、12月) |
勤務地 | 国内各事業所(豊田本社、東京本社、名古屋オフィス、東富士研究所、各工場など)および海外事業所 |
勤務時間 | ・豊田本社(本社周辺の各工場含む)/8:30~17:30または8:00~17:00 ・東京本社、名古屋オフィス/8:45~17:45 ※配属先によって勤務時間は異なる ※フレックス制度あり |
休日休暇 | 年間休日121日(2022年度) ・豊田本社(本社周辺の各工場含む)/完全週休2日制(土・日)、 GW・夏期・年末年始休暇 ・東京本社、名古屋オフィス/完全週休2日制(土・日)、祝日、年末年始休暇 ※その他、年次有給休暇・特別休暇あり |
保険 | 雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険など |
福利厚生 | 施設/寮・社宅、スポーツ施設、保養所など 制度/選択型福利厚生制度・持家補助制度・従業員持株会制度・財形貯蓄制度など |
トヨタ自動車の企業情報
以下では、世界的な自動車メーカーであるトヨタ自動車について、3つの側面から詳しく解説します。
- トヨタ自動車の事業概要
- トヨタ自動車の売り上げ・実績
- トヨタ自動車の基本理念
トヨタ自動車の事業概要
トヨタ自動車と言えば、世界的に有名な自動車メーカーですが、実はその事業範囲は自動車生産・販売にとどまりません。金融や住宅、マリン、そしてアグリバイオなど、多岐にわたる分野で事業を展開しています。
特に注目したいのは、自動車製造で培った技術やノウハウを活用した新しい挑戦です。
例えば、「ウェルウォーク」という下肢麻痺者向けのリハビリ支援ロボットの開発は、現在多くの注目を集めています。
このように、トヨタ自動者は自動車産業の枠を超えて、社会する新たな価値の創造に挑戦し続けていることが特徴です。
トヨタ自動車の売り上げ・実績
トヨタ自動車の営業収益は2019年3月期の30兆2,260億円から2023年3月期には37兆1,540億円へと増加しています。
資材高騰の影響で自動車事業の営業利益が前年度比で減少したものの、自動車・金融以外の事業分野では増益を記録しました。これは、トヨタの多角的な事業展開が功を奏していると言えるでしょう。
2019年3月期 | 2020年3月期 | 2021年3月期 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | |
営業収益 | 30兆2,260億円 | 29兆8,660億円 | 27兆2,140億円 | 31兆3,790億円 | 37兆1,540億円 |
営業利益 | 2兆4,680億円 | 2兆3,990億円 | 2兆1,970億円 | 2兆9,950億円 | 2兆7,250億円 |
営業収益営業利益率 | 8.2% | 8.0% | 8.1% | 9.5% | 7.3% |
トヨタ自動車の基本理念
トヨタ自動車は1992年に「トヨタ基本理念」を策定し、1997年に改定しました。この理念は7つの柱から成り、トヨタの企業姿勢を明確に示しています。
1.内外の法およびその精神を遵守し、オープンでフェアな企業活動を通じて、国際社会から信頼される企業市民をめざす |
2.各国、各地域の文化、慣習を尊重し、地域に根ざした企業活動を通じて、経済・社会の発展に貢献する |
3.クリーンで安全な商品の提供を使命とし、あらゆる企業活動を通じて、住みよい地球と豊かな社会づくりに取り組む |
4.様々な分野での最先端技術の研究と開発に努め、世界中のお客様のご要望にお応えする魅力あふれる商品・サービスを提供する |
5.労使相互信頼・責任を基本に、個人の創造力とチームワークの強みを最大限に高める企業風土をつくる |
6.グローバルで革新的な経営により、社会との調和ある成長をめざす |
7.開かれた取引関係を基本に、互いに研究と創造に努め、長期安定的な成長と共存共栄を実現する |
トヨタ自動車への就職を考えている皆さんは、この基本理念をよく理解して、自分と企業の相性を判断しましょう。
トヨタ自動車の競合企業3社
以下ではトヨタ自動車の競合企業を3社紹介します。トヨタ自動車を比較することで、日本の自動車産業の現状や各社の特徴がよく分かるでしょう。
- 本田技研工業
- 日産自動車
- スズキ
本田技研工業
本田技研工業は、通称ホンダは、自動車業界の大手として知られていますが、その事業範囲は実に幅広いものです。
特に二輪車部門では世界トップクラスの地位を誇っています。
売上高 | 16兆9,077億2,500万円 |
従業員数(連結) | 197,039名 |
平均年齢 | 44.7歳 |
勤続平均年数 | 22.0年 |
平均年間給与 | 822万円 |
日産自動車
日産自動車は、優れた技術力を武器に躍進を続ける大手自動車メーカーです。
最近では、完全新型の電気自動車(EV)開発に力を入れており、この「日本発」のプロジェクトは世界中で行われています。
売上高 | 10兆5,966億9,500万円 |
従業員数 | 131,719名 |
平均年齢 | 41.7歳 |
勤続平均年数 | 16.4年 |
平均年間給与(千円) | 851万円 |
スズキ
スズキは、軽自動車を主力とする四輪事業と、多様なニーズに応える二輪事業で知られる自動車メーカーですよ。
特筆すべきは、インド市場での強い競争力です。企業規模を数字で見ると、約4兆6,400億円、従業員数は7万人を超えています。
売上高 | 4兆6,416億4,400万円 |
従業員数(連結) | 70,012名 |
平均年齢 | 41歳2ヶ月 |
勤続平均年数 | 18年7ヶ月 |
平均年間給与 | 686万円 |
トヨタ自動車の企業概要を知って就活に役立てよう
トヨタ自動車は、自動車製造を軸に世界で事業を展開する大手企業です。
自動車業界への就職を考える就活生の皆さんは、トヨタ自動車単体の情報を調べるだけでなく、自動車業界全体を客観的に見る必要があります。
多角的な企業研究を通じて、トヨタ自動車の業界内で位置づけや独自性より明確に見えてくるはずですよ。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。