【就活生必見】三菱UFJ銀行の初任給や平均年収は?メガバンクと比較
誰もが知るメガバンク・三菱UFJ銀行は就活生なら一度は気になる企業ではないでしょうか?
この記事では、三菱UFJ銀行の給与や仕事内容、募集要項についてわかりやすく解説していきます。金融業界に興味がある方や三菱UFJ銀行を志望している方はぜひ参考にしてください。
三菱UFJ銀行の平均年収は785万
金融庁EDINETの「2023年3月期有価証券報告書」によると、三菱UFJ銀行の従業員の平均年収は785万円です。
以下、同報告書から従業員に関するデータを見ていきましょう。
従業員数(連結) | 94,631名 |
平均年齢 | 39.4歳 |
勤続平均年数 | 15.4年 |
平均年間給与 | 785万円 |
ちなみに、国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」では、2022年の給与所得者の平均給与は458万円となっています。こうしてみると、三菱UFJ銀行の給与水準がいかに高いかが分かりますね。
三菱UFJ銀行の初任給
高収入のイメージが強い三菱UFJ銀行ですが、気になる初任給はどのくらいなのでしょうか?
三菱UFJ銀行フィナンシャルグループの募集要項によると、新卒の初任給は以下のようになっています。
学歴 | 初任給 |
---|---|
大卒 | 255,000円 |
院卒のうち学士4年及び修士2年の課程を修了した者 | 280,000円 |
院卒のうち上記より修業年限の短い者 | 261,000円 |
ただし、職種によっては、個人のスキルや経験に応じて初任給以上の給与が適用される場合もあります。具体的には、以下の4つの職種が該当します。
・ファイナンシャル・テクノロジー
・戦略財務
・会計システム・デジタル
・ウェルスマネジメント
三菱UFJ銀行の募集要項
三菱UFJ銀行の募集要項は以下のとおりです。
応募資格 | 2024年6月までに4年制大学または大学院を卒業・修了済み、または卒業・修了見込みの方 |
職務内容 | 法人業務、リテール業務、プライベート・バンキング業務、国際業務、投資銀行業務、市場業務、システム/デジタル関連業務、会計業務(日米基準)、ガバナンス関連業務、本部(含む企画・人事) など金融業務全般 |
期待要件 | 法人業務、リテール業務、国際業務、投資銀行業務、市場業務、システム/デジタル業務、会計業務、リスク管理業務、本部(企画・人事)などのグローバル関連業務を含めた金融業務全般でプロフェッショナルとなることを展望し、全社的視野に立って、高いパフォーマンスを発揮し、活躍することを期待。 入社後、本人の希望、適性を考慮した異動、社内公募制度を設定。 入行当初の配属は「営業拠点及び上記の業務に関わる部署(本部など)」 |
勤務地 | 原則として転居を伴う異動があります。 但し、別に定める勤務地区分を選択可能とします。 【勤務地区分】 Ⅰ:全国グローバル 本人の同意なく、国内海外を問わず 転居を伴う異動があります。 Ⅱ:国内ブロック・本部 本人の同意なく、転居を伴う「東日本」「中部」「西日本」の各地域ブロック内 および全地域の本部への異動があります。 <東日本ブロック>北海道・東北・関東エリア <中部ブロック>中部・北陸エリア <西日本ブロック>関西・中国・四国・九州エリア |
上記の「オープン」職以外にも、「グローバル」や「ファイナンシャル・テクノロジー」など、さまざまな職種で募集を行っています。
募集要項はあくまでも抜粋なので、詳細は必ず採用ページで確認するようにしましょう。
三菱UFJ銀行の企業情報
ここでは、三菱UFJ銀行の企業情報を以下の3つに整理して紹介します。
- 三菱UFJ銀行の事業内容
- 三菱UFJ銀行の売り上げ・実績
- 三菱UFJ銀行の基本理念
三菱UFJ銀行の事業内容
三菱UFJ銀行は、銀行業務以外にも多岐にわたる金融サービスを提供する、総合金融グループです。
顧客のニーズが多様化する中、三菱UFJ銀行はより細やかなサービスを提供するために、さまざまな事業を展開しています。
具体的には、下記のような事業本部を設置し、それぞれの分野で戦略立案・施策運営を行っています。
- デジタルサービス事業本部(DS)
- 法人・リテール事業本部(R&C)
- グローバルCIB事業本部(GCIB)
- グローバルコマーシャルバンキング事業本部(GCB)
- 受託財産事業本部(受財)
- コーポレートバンキング事業本部(JCIB)
- 市場事業本部(市場)
三菱UFJ銀行の売り上げ・実績
企業研究を進める上で、企業の安定性や将来性は気になるところですよね。
三菱UFJ銀行フィナンシャルグループが公表している「業績推移」によると、近年の売上・実績は以下のようになっています。
2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | |
---|---|---|---|---|---|
連結業務粗利益 | 3兆7,257億円 | 3兆9,863億円 | 3兆9,209億円 | 3兆9,640億円 | 4兆5,030億円 |
連結業務純益 | 1兆785億円 | 1兆1,844億円 | 1兆2,484億円 | 1兆2,167億円 | 1兆5,942億円 |
経常利益 | 1兆3,480億円 | 1兆2,357億円 | 1兆536億円 | 1兆5,376億円 | 1兆207億円 |
2022年度は、円安による為替影響などにより営業費が増加したものの、連結業務粗利益は4兆5,030億円と増収を達成しています。
このように、三菱UFJ銀行は堅調な業績を維持しており、今後も安定した経営が見込まれます。
三菱UFJ銀行の基本理念
三菱UFJフィナンシャルグループでは、「MUFG Way」と呼ばれる考え方を掲げ、グループ全体で共有しています。
PURPOSE(存在意義) | 世界が進むチカラになる。 |
VALUES(共有すべき価値観) | 信頼・信用 プロフェッショナリズムとチームワーク 成長と挑戦 |
VISION(中長期的にめざす姿) | お客さまの期待を超えるクオリティを、グループ全員の力で お客さま・社会を支え続ける、揺るぎない存在に 世界に選ばれる、アジアを代表する金融グループへ |
「三菱UFJフィナンシャルグループは、日本国内だけでなく、アジア、そして世界へと事業を拡大しています。
三菱UFJ銀行以外の銀行3社
ここでは、三菱UFJ銀行の競合銀行と比較できるように、3社ピックアップして紹介します。
①三井住友銀行
三菱UFJ銀行と肩を並べるメガバンクとして、まず「三井住友銀行」の名前が挙がります。
総資産や売上高では三菱UFJ銀行がリードしていますが、三井住友銀行は徹底したコスト管理による経費率の低さが強みです。その結果、収益性の高さで高い評価を受けています。
連結経常収益 | 4兆9,919億4,800万円 |
従業員数(連結) | 59,399名 |
平均年齢 | 39歳5月 |
勤続平均年数 | 16年1月 |
平均年間給与 | 843万円 |
➁みずほ銀行
みずほ銀行は、これまで紹介した三菱UFJ銀行、三井住友銀行とは異なり、3大メガバンクの中で唯一の非財閥系銀行という特徴があります。
特定の財閥に属さないという立場を活かし、幅広い企業と取引できることが強みです。
特に、国内の上場企業との取引においては強固な事業基盤を築いています。
売上収益 | 5兆1,076億4,600万円 |
従業員数(連結) | 32,238名 |
平均年齢 | 39.5歳 |
勤続平均年数 | 15.4年 |
平均年間給与 | 793万円 |
③りそなホールディングス
りそなホールディングスは、近年では3大メガバンクに次ぐ存在として、「四大銀行」の一つに数えられることもあります。
最大の特徴は、地域に密着したリテール営業を基盤としている点です。
預金や融資といった伝統的な銀行業務から、証券投資や保険といった幅広い金融サービスまで、ワンストップで提供できる体制を整えています。
売上収益 | 5,117億4,900万円 |
従業員数(連結) | 8,566名 |
平均年齢 | 41.1歳 |
勤続平均年数 | 16.9年 |
平均年間給与 | 691万円 |
情報を比較して三菱UFJ銀行の企業研究に活かそう
この記事では、三菱UFJ銀行について、給与や事業内容、そして競合銀行との比較など、多角的な視点から解説してきました。
三菱UFJフィナンシャルグループは、国内最大手として世界を舞台に事業を展開する、総合金融グループです。銀行業界は、それぞれの銀行が独自の強みを持つとともに、互いに競争を繰り広げています。
就活では、多くの情報を収集し、企業研究を進めていく中で、それぞれの銀行の立ち位置や特徴を理解することが大切です。そして、その上で「自分に合った銀行」を見つけていきましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。