【例文4選】教員採用試験の自己PRの基本構成・ポイントなどを紹介
教員採用試験を突破するためには、エントリーシートや面接の攻略が大切です。特に自己PRにおいては、教員としての資質を伝える工夫が求められます。
しかし実際に自己PRを作ろうとすると、「どんなポイントがある?」と気になってしまうものではないでしょうか。
そこで本記事では、教員採用試験の自己PRについて重要性やポイントなどを詳しく解説します。
自己PRの例文もご紹介しているので、採用試験対策にぜひご活用ください。
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教員採用試験で自己PRが大切な理由

教員採用試験の突破には、自己PRの練り上げが大切だと言えます。教員採用試験では、強みや長所のアピールだけでなく人柄を伝える必要もあるためです。
自己PRを通じて教員にふさわしい人柄であることを採用担当者に伝えられたら、合格に大きく近づけるでしょう。
実際に人物重視の採用に力を入れる自治体も多い点は理解したうえで、自分を最大限魅力的に伝えられる自己PRを考えることが重要です。
教員採用試験の自己PRの基本構成3段階

自己PRの作成にあたっては、基本の流れを意識することが大切です。
ここでは、教員採用試験における自己PRの基本構成を以下の3段階に整理して解説します。
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①結論
教員採用試験の自己PRを作成する際にはまず、結論である自分の強みや長所を端的に述べます。
ビジネスの現場においては、結論から話をすることが基本です。文章であっても口頭での報告や発表、提案であっても、結論ファーストの基本は変わりません。
最初に結論を話すことで、これからどんな話をするのか相手に伝わりやすくまります。
どのような内容にするとしてもまずは、「私の長所(強み)は、〇〇です」と端的に伝えて自己PRを始めるようにしましょう。
②具体的なエピソード
結論として最初に自分の強みを伝えたら、次にその根拠として具体的なエピソードを伝えるようにします。
結論を伝えたら、その理由を次に述べるのが論理的文章の基本であるためです。そして具体的なエピソードを添えることで、話の説得力が増します。
エピソードの種類は、社会的に見て印象が良くないもの(ギャンブルや法律に触れる行為など)でなければ問題ないでしょう。
何らかの問題や課題があり、そのために活動をして成果につなげた経緯を伝えることが理想です。
③教員になった後の活かし方
具体的なエピソードを伝えたら、最後に教員になった後に自分の強みをどう活かすのか伝えて、自己PRを終えます。
採用側が知りたいのは強みそのものではなく、強みをどう仕事に活かして活躍してくれるのかであるためです。
自分が伝えたい強みと内容が矛盾したりずれたりしないように、今後の展望について伝えるようにします。
「〇〇の強みを活かして、〇〇を遂行していきたい」「〇〇をして生徒をサポートしていきたい」といった記述方法が考えられるでしょう。
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教員採用試験の自己PRを作る際のポイント5つ

ここでは、教員採用試験の自己PRを作る際のポイントとして以下5つを紹介します。
①自治体の教育方針や求める人像をチェックする
教員採用試験の自己PRを作成する際にはまず、応募予定の自治体の教育方針や学校が求める人物像などをチェックすることが大切です。
学校という組織に勤める以上、全体的な方針に適応できるかどうかは重要な要素だと言えます。
どんなに優秀な人材であっても、組織が求める人物像とかけ離れていては、合格の可能性は低くなってしまうでしょう。
教育方針や求める人物像に合ったエピソードを盛り込み、自分を採用するメリットがあると伝えることが理想です。
②困難を乗り越えたエピソードを選ぶ
自己PRに盛り込むエピソードには、可能な限り困難を乗り越えたものを選択することをおすすめします。
困難を乗り越えたエピソードを選択することで、問題解決能力の高さや逆境への耐性・適応力などを示せるためですよ。
教員の業務では、想定外のできごとやトラブルが日常的に発生し、生徒とのやり取りだけでなく、保護者や周辺住民への対応も求められます。
困難に直面して解決したエピソードがあれば、積極的に取り入れると良いでしょう。
③エピソードは教育以外の内容でもOK
自己PRに盛り込むエピソードとしては、教育以外の内容でもまったく問題ありません。
強みや能力、人柄などは、どんなエピソードでもアピールできるためです。また新卒では、教育の現場に深く関わったことがない方のほうが自然でしょう。
大切なのは、教員になった後も活かせる強みをアピールすることです。
教育に関するエピソードならもちろん良いのですが、あくまでもアピールにつながることを第一として幅広いエピソードの中から選択してみてください。
④困難を乗り越えた課程を伝える
困難を乗り越えた課程を丁寧に伝えることで、採用担当者へのアピールが強まります。
困難を乗り越えた話は自己PRに適していますが、「〇〇が大変でした」とだけ伝えてもそれを教員の仕事にどう活かせるのかイメージしにくいためです。
教員の仕事に限らず、多くの企業・組織では問題解決能力を持った人材を求めています。
困難を乗り越えた課程を説明することで、教員になってからも活かせる、再現性のある強みであることをアピールしましょう。
⑤大きな実績である必要はない
自己PRに盛り込むエピソードには、必ずしも大きな実績をあげたものを選ぶ必要はありません。
採用担当者が知りたいのは実績そのものではなく、エピソードから見える人間性やそこからどのような学びを得ているのかなどであるためです。
自分を大きく見せる必要はなく、大切なのはオリジナリティや自分らしさだと言えます。
できる限りありのままの自分を伝えられる、等身大のエピソードを選ぶことが大切でしょう。
教員に求められるスキル・能力4つ

ここでは、教員に求められるスキルや能力として以下の4つを紹介します。
①学習指導力
教員に求められる能力・スキルとしてまず挙げられるのが、学習指導力で、教員の仕事として、生徒に勉強を教えることは代表的だと言えます。
教師になりたいと考えている人の中には、学習指導力を重視していない人は意外なほど多くいるものです。
自分が学習指導力が生徒たちの学力に大きく影響すると考え、スキルを磨いていく必要があります。
自分自身が学習内容について深く理解するだけでなく、生徒たちが無理なく理解できるように分かりやすく伝える能力も求められるでしょう。
②進路指導力
教員に求められるスキル・能力としては、進路指導力も挙げられます。生徒の将来を支えるためには、一人ひとりの適性を理解した的確なサポートが必要です。
適切な支援・アドバイスをするためには、生徒一人ひとりの考えをできるだけ理解して柔軟に対応することが求められます。
また、進路指導は生徒と向き合っているだけではできず、保護者ともしっかりと連携していかなくてはいけません。
採用試験においては、情報収集能力やコミュニケーション能力などをアピールすることが大切でしょう。
③外部との折衝力
外部との折衝力も、教員に求められる能力の1つです。生徒に充実した教育機会を与えるには、生徒と真剣に向き合うだけでは足りません。
地域社会や教育機関など、関係各所と連携する必要があります。
教員採用試験においては、コミュニケーション能力や誰かと連携して問題解決に当たったエピソードなどをアピールすると良いでしょう。
「連帯感」や「協調性」などをキーワードに、自らの経験を棚おろししてみてください。
④組織貢献能力
教員に必要なスキル・能力としては、組織貢献につながる能力も欠かせません。
教員の仕事は教室の中だけで行うわけではなく、学校運営に関わる意識も必要であるためです。
自分の判断だけですべての仕事はできず、基本的に上司や教育委員会などの指示を受けたり連携したりしながらの業務遂行が求められます。
教員採用試験では自主性に加えて責任感の高さや協調性の高さなどをアピールすると、採用担当者に刺さりやすくと考えられるでしょう。
教員採用試験の自己PR例文4選

ここでは、教員採用試験の自己PR例文を以下の4パターンに分けて紹介します。
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【関連記事】
赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは
①アルバイト経験
私の長所は、柔軟性です。 私は大学1年生の7月より現在に至るまで、飲食店でアルバイトをしています。お店の立地からさまざまなお客様が来店されるため、接客の中でコミュニケーション能力が自然に身に付きました。最初はクレームを受けることも多かったのですが、しっかりとお客様の話を聞く姿勢を持つようにしてからは、大きな問題になることもほとんどなくなっています。お客様の話をよく聞くようにしてからは、さまざまな話から勉強させていただくこともできるようになりました。 教員になってからも柔軟性を十分に発揮し、生徒とのやり取りはもちろん保護者や地域住民の方々と良い関係を築き、充実した教育環境を作り上げたいと考えています。 |
アルバイト経験は、「困難を乗り越えたエピソード」として盛り込みやすいものの1つです。
塾や家庭教師のアルバイトであれば直接的にアピールできますが、上記のように教育に直接関係のないアルバイトでも十分に自分の魅力は伝えられます。
②ボランティア経験
わたしの強みは、傾聴力です。 私は大学2年生より、定期的に不登校の小中学生の学習支援をしています。不登校の理由は一人ひとり異なっていることが最初は分かっておらず、自分の考えを押し付けてしまっておりました。 しかしそれでは当然うまくいかず、生徒とコミュニケーションを取ることもできません。そこで私は、生徒たちと向き合う際に相手の考えや気持ちを傾聴・把握することを優先するようにしました。その結果少しずつ生徒たちが心を開いてくれるようになり、結果としてこれまでに担当した生徒のうち4人が再び学校に通うようになっています。 ボランティアの経験で培った傾聴力を活かし、教員になっても生徒たちの声に耳を傾けて最適なサポートの提供に努めたいと考えています。 |
ボランティアの経験から、教員の仕事に求められる傾聴力を身につけたことをアピールする例文です。
上記な教育関係のボランティアを例として挙げましたが、「困難に直面→対応→成果」の流れを意識すれば他のエピソードでも問題ありません。
③部活動経験
私は、困難なことがあっても諦めずにやり抜くことを最大の強みとしています。 私は、高校時代より現在に至るまで陸上部に所属して活動を継続しています。高校に入学するまでは身体が弱く、体力づくりが陸上を始める目的です。入部当初はやはり体力がまったくと言って良いほどなく、練習についていくことができませんでした。 そこで私はとにかく走り込みを自らの課題とし、食事もそれまでの倍以上の量を取るようにこころがけました。結果として高校最後の地方大会では1,500m走で入賞でき、大学に入学してからも部の代表を務めております。 この経験を活かし、教員になってからも粘り強くさまざまなことに挑戦し、成果につなげたいと考えています。 |
仕事とは直接関係のないアルバイトの経験からも、自己PRを作成することはもちろん可能だと言えます。
ただしなるべく現在に近いエピソードを盛り込んだ方が採用担当者に刺さりやすいため、大学生であれば大学入学の話も入れられると良いでしょう。
④教員実習経験
私の長所は、粘り強さです。 私は大学の教育実習にて、中学校のクラスを担当しました。最初の内は想像以上に焦ってしまい、事前に立てた学習計画通りに従業を進めることができませんでした。そこで、授業が終わった後に毎日自分なりのレポートを付けて良くなかった点を整理し、実習を担当した先生にも意見をいただくようにしました。 そうして少しずつ授業を改善していったところスムーズに進められるようになり、生徒たちの話を聞く姿勢も取れるようになりました。教員になってからも、至らない点がいくつも出てくるかもしれません。しかしそこで立ち止まらずに分析と改善を繰り返し、適切な学習環境を提供できる教師になりたいと考えております。 |
教員を目指している方であれば、教育実習におけるエピソードは取り入れやすいと考えられます。
大きな実績でなくても、自分なりに感じた課題を一生懸命になって克服したエピソードであれば、採用担当者に刺さる自己PRには十分できるでしょう。
教員採用試験の面接の自己PRにおける注意点3つ

ここでは、教員採用試験の面接における自己PRの注意点を以下の通り紹介します。
- 嘘は厳禁
- 1分程度で簡潔にまとめる
- できるだけ現在に近いエピソードにする
①嘘は厳禁
教員採用試験の面接においてはまず、嘘をつくことは厳禁だと言えます。嘘をついたことが伝わってしまえば、「誠実さに欠ける」と判断されかねません。
採用担当者は多くの受験生をこれまで見てきており、想像以上に嘘は見抜かれてしまうと考えておくべきです。
一度信用を失えば、その後挽回しようと頑張っても内定は遠くなってしまうでしょう。
自分を偽ったり大きく見せたりする必要はないので、ありのままの、自分らしいエピソードを語ることが大切です。
②1分程度で簡潔にまとめる
面接で自己PRを話す場合、1分程度で話せるようにまとめるのが理想的で、どんなに良い内容でも、あまり長く時間を取るとマイナス評価につながりかねません。
仕事の現場では、必要な情報を端的に説明・報告できる能力が重要視されるためです。
具体的なエピソードを盛り込む必要はありますが、それでも要点をまとめて簡潔に分かりやすく話すことが求められます。
前もって台本を作ったら実際に話す練習してみて時間を測り、ちょうど良い長さになるように修正を繰り返すと良いでしょう。
③できるだけ現在に近いエピソードにする
できるだけ現在に近いエピソードを採用することも、自己PRを考える際には重要なポイントだと言えます。
あまりに古い時代のエピソードでは、現在の自分のスキルや人柄を伝えられない可能性があるためです。
また、直近の話ができないようだと「最近はあまり努力をしていないのかもしれない」と判断されかねません。
採用担当者が知りたいのはあくまでも応募者の現在であり、大学生であればできるだけ大学時代の経験を盛り込んだ方が良いでしょう。
教員採用試験の自己PRを練り上げましょう

教員採用試験では、自分の能力や強みを伝えることはもちろん、教員としてふさわしい人柄や教育に対する熱意をしっかりと伝える必要があります。
そのため、自己PRは試験の中でも非常に重要な役割を果たします。採用担当者は、応募者がどのような人物で、どのような価値観や教育観を持ち、生徒や学校、地域にどのように貢献できるかを見極めたいと考えています。
ぜひこの記事で紹介したポイントや例文を参考にして、自分自身の個性や強みを最大限に活かした自己PRを作り上げてください。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。