TOTOの平均年収は○○円｜企業情報と業界TOP企業も紹介

TOTOはトイレや洗面器などの住宅製品で有名な企業です。長い歴史を持つ大企業で、就職先としても人気があります。

しかし、入社後の年収がどの程度なのか不安に感じる人もいるでしょう。そこで本記事では、TOTOの会社概要や給料に関する情報、募集要項を詳しく解説します。

また、競合他社との売上高や年収の違いについても紹介します。他社との違いを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

 

TOTOの年収と社員データの詳細

TOTOの平均年収は706万円です（2023年3月期有価証券報告書による）。従業員数は7,932人で、平均年齢は44.3歳とやや高めです。

平均勤続年数は18.1年で、厚生労働省の平均よりも約6年長くなっています（賃金構造基本統計調査結果の概況より）。このデータから、TOTOは安定した職場であることが分かります。

TOTOの初任給の詳細

TOTOの初任給は、以下の通りです。

	初任給
営業・企画職	修士了　　　　　　月給 25万2,700円 学部・高専専科卒　月給 22万8,000円 高専本科卒　　　　月給 19万8,300円
技術	修士了　　　　　　月給 25万2,700円 学部・高専専科卒　月給 22万8,000円 高専本科卒　　　　月給 19万8,300円
デザイン職	修士了　　　　　　月給 25万2,700円 学部卒　　　　　　月給 22万8,000円

このように、職種ではなく学歴によって初任給が変わるのが特徴です（新卒採用情報：TOTO株式会社）。

TOTOの募集要項と応募資格

TOTOの募集要項は職種ごとに異なり、2024年度の新卒を対象とした営業職や企画職の場合は次の通りです。

応募資格	・2021年3月末～2024年3月末の期間に大学院・4年制大学・高専を卒業または卒業見込み ・正社員として就労していない
初期配属先	・国内営業 ・セールスエンジニア ・事業部の企画 ・物流・購買・法務・経理などの間接部門
昇給や賞与	・昇給は年に1回 ・賞与は年に2回
諸手当	時間外手当・通勤手当・深夜手当・休日手当・カフェテリアプランなど
福利厚生	社宅・退職金制度・保養所・持株会など
勤務時間	本社・工場　 8:30から17:10 支社・営業所　8:50から17:25
休日	・完全週休2日制 ・自己啓発休暇・育児休業・リフレッシュ休暇・介護休暇などあり

有給休暇は年間17日から20日となっており、完全週休二日制でしっかりと休みが取れるのも魅力です（新卒採用／営業・企画職 | 新卒採用 | 採用情報 | TOTO株式会社）。

TOTOの企業情報

ここでは、TOTOの企業情報を解説します。3つに分けて紹介するので、企業研究だと思ってしっかりと確認しておきましょう。

1. 事業内容
2. 売上と実績
3. 基本理念と目標

TOTOの事業内容の概要

TOTOは、住宅設備機器事業と新領域商品事業を展開している企業です（企業概要：TOTO株式会社）。洗面器や便器などの陶器類をはじめ、水回り製品や浴槽、浴室の換気暖房乾燥機、システムトイレ、ユニットバス、キッチンなどを取り扱っています。

また、タイル類などの建材も扱っており、新領域商品としてファインセラミックスも提供しています。これらの幅広い商品ラインナップが、TOTOの大きな特徴です。

TOTOの売上と実績

TOTOの2023年3月期の有価証券報告書によると、売上高は7,011億円で、経常利益は547億円です。2022年2月期と比較すると、経常利益は21億円減少しましたが、売上高は約560億円増加しています。

また、過去5年間の売上高は5,700億円以上を維持しており、従業員数も34,000人前後を保っています。これらの実績から、TOTOの安定した成長が伺えます（有価証券報告書より）。

TOTOの基本理念と目標

TOTOは、グループの基本理念として、水回りを中心に豊かな生活や文化を創造することを掲げています（グループ共有理念：TOTO株式会社）。具体的には、お客様の期待を超える提案を行い、高品質な商品やサービスを提供することを目指しています。

また、1962年に制定された社是「愛業至誠」では、均質な良品を提供し、お客様の生活文化に貢献すること、さらに社会の発展に協力することを強調しています。このように、TOTOは社会全体の発展にも寄与する企業を目指しています。

TOTOの競合企業2社を紹介

ここでは業界ＴＯＰの競合企業を2社紹介します。TOTOの企業分析だけでなく、競合企業の情報も理解しておきましょう。

1. ASAHI EITOホールディングス
2. ジャニス工業

①ASAHI EITOホールディングスの事業内容と実績

ASAHI EITOホールディングスは、衛生陶器や洗面機器を取り扱う企業です。2021年12月1日から2022年11月30日までの売上高は22.8億円となっています（第72期事業報告書より）。

従業員の平均年収は385万円で、平均年齢は48.1歳とTOTOよりも高めです。平均勤続年数は11.8年で、TOTOよりも短くなっています。

この会社は、清掃性とデザイン性を兼ね備えた洗面台や節水洗浄仕様のトイレ、収益性を求める顧客のニーズに対応したユニットバスを提供しているのが特徴です。

②ジャニス工業の事業内容と実績

ジャニス工業は、トイレや洗面台、マイクロバブル発生器、簡易水栓便器などを取り扱う会社です。2023年3月期の売上高は46億円となっています（2023年3月期決算短信より）。

従業員の平均年収は418万円で、80年以上の歴史を持つ企業として、快適で人にやさしい生活環境を創造することを経営理念に掲げています。

特にカラー展開が豊富なトイレシリーズは、洗浄音の静かさやうずまき水流で全体を洗い流すサイクロン洗浄などの機能が特徴です。

TOTOの企業分析を徹底しよう！

TOTOの平均年収は706万円で、平均勤続年数は18.1年と、どちらも業界平均より高めです。また、企業として掲げる理念も確認して、企業研究に活かしましょう。

TOTOは住宅設備機器だけでなく、ファインセラミックスなども取り扱っています。競合他社と事業内容や理念を比較して、TOTOならではの強みを見つけることが大切です。これにより、自分に合った企業選びができるでしょう。