会社説明会に履歴書はいらない?必要な理由から持参方法・マナーまで徹底解説
就活生の中には、「会社説明会に履歴書は必要?」「履歴書の準備や提出方法が不安」という人は多いのではないでしょうか。
会社説明会での履歴書の提出は、熱意と準備の良さをアピールする重要な機会です。
この記事では、会社説明会における履歴書の必要性や提出方法、マナー、さらに持ち物や志望動機の書き方まで詳しく解説します。
就活生の皆さんの不安解消と成功の参考として、ぜひ最後までお読みください。
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会社説明会でも履歴書を提出することはある

会社説明会で履歴書が必要かどうかは、企業によって異なります。多くの場合、履歴書の提出は不要ですが、求められるケースもあるため注意が必要です。
企業の採用ページや説明会の案内をよく確認しましょう。履歴書の持参が明記されていれば、必ず用意する必要があります。記載がない場合でも、念のため持参しておくと安心です。
履歴書を求める企業は、学生の熱意や基本情報を事前に把握したいと考えている可能性があります。準備しておくことで、急な要請にも対応できるでしょう。
持ち物欄にない場合もいらない訳ではない
会社説明会の案内に履歴書の記載がなくても、用意しておくことは重要です。理由は主に3つあります。
1つ目は、企業側の要請に備えるためです。案内に記載がなくても、当日になって履歴書の提出を求められる場合がありますよ。
2つ目は、自己アピールの機会を逃さないためです。履歴書があれば、面談や質疑応答の際に自己PRの材料として活用できますよ。
3つ目は、真剣な姿勢をアピールできるためです。履歴書を持参するだけでも、就職活動に対する熱意や準備の良さを示せますよ。
会社説明会で履歴書が必要な3つの理由
会社説明会で履歴書が求められる理由は主に3つあります。
企業側の意図を理解しておくことで、就活生の皆さんは適切な準備ができるでしょう。
それぞれの理由について詳しく見ていきます。
①志望度の高い学生を集めるため
企業が履歴書を求める第1の理由は、志望度の高い学生を選別するためです。
履歴書の提出を求めることで、企業は準備を怠らない熱心な学生を見極められます。履歴書作成には時間と労力がかかるため、提出する学生は必然的に志望度が高くなるのです。
さらに、履歴書の内容から学生の熱意や適性を事前に判断できます。志望動機や自己PRから、企業理解度や意欲を読み取ることが可能です。
結果として、より質の高い説明会となり、企業と学生双方にとって有意義な時間になるでしょう。
②学生の出席状況を把握するため
履歴書を要求する2つ目の理由は、学生の出席状況を正確に把握するためです。
履歴書を提出すると、学生は説明会への参加を強く意識するので、無断欠席や遅刻のリスクが減少し、企業は参加人数を正確に把握できるでしょう。
また、履歴書を通じて学生の基本情報を事前に収集できます。名前や大学名、連絡先などの情報があれば、欠席者への連絡や追加情報の提供が容易になるのです。
③選考に繋がる場合の基本情報を把握するため
3つ目の理由は、選考に繋がる可能性を見据えて基本情報を把握するためです。
説明会が選考の一部となっている場合、履歴書は重要な判断材料となります。学歴、資格、アルバイト経験などの情報から、学生の適性や能力を事前に評価できるのです。
また、説明会後のフォローアップや個別面談の案内にも活用されることもあり、興味を持った学生に対して、より詳細な情報提供や次のステップへの誘導をスムーズに進められますよ。
会社説明会に履歴書を持っていく方法とマナー

会社説明会に履歴書を持参する際は、適切な方法とマナーを守ることが重要です。
第一印象を左右する可能性があるため、以下の5つのポイントに注意しましょう。
それでは、各ポイントについて詳しく見ていきます。
①クリアファイルに入れて封筒にいれる
履歴書をクリアファイルに入れ、しわや汚れを防ぎましょう。その後、封筒に入れて持参してください。
クリアファイルは透明なものを使用し、封筒は白色の角2サイズが一般的ですよ。また、クリアファイルの使用により、履歴書を取り出す際にスムーズに渡せるでしょう。
②封筒にのりづけはしない
開封時に履歴書を傷つける可能性があるため、封筒にのりづけしてはいけません。
代わりに、封筒の口を軽く折り込むだけにしてください。
これにより、企業側が簡単に開封でき、履歴書を傷めることなく取り出せますよ。
③添え状はいらない
添え状は主に郵送する際に用いるものなので、履歴書に添え状を付ける必要はありません。
特に会社説明会では直接手渡しするため、余計な書類を付けることで、かえって印象が悪くなる可能性がありますよ。
④封筒の表には「履歴書在中」と書く
封筒の表面中央に「履歴書在中」と明記しましょう。これにより、中身が履歴書であることが一目で分かります。
「履歴書在中」の文字は、封筒の中央よりやや上部に書くのが一般的です。これにより、企業側が多数の応募書類を整理する際にも、スムーズに識別できます。
また文字を書く際は、筆ペンやマジックは避け、黒のボールペンで丁寧に書きましょう。
⑤封筒の裏には住所と氏名を書く
封筒の裏面には、自身の住所と氏名を記入してください。
住所は上部に、氏名は下部に書くのが一般的です。文字は封筒の表面同様、黒のボールペンで丁寧に記入しましょう。
この情報により、万が一履歴書が紛失した場合でも、確実に返送されますよ。また、企業側にとっても、応募者の基本情報を即座に確認できるという利点があるでしょう。
会社説明会での履歴書の正しい渡し方

会社説明会で履歴書を提出する際、正しい渡し方を知っておくことは重要です。適切な方法で履歴書を渡すことで、礼儀正しさと気配りをアピールできます。
以下の2つのポイントを押さえておきましょう。
それでは、各ポイントについて詳しく説明します。
①説明会の場合は封筒のまま渡してもよい
会社説明会では、履歴書を封筒に入れたまま提出しても問題ありません。むしろ、封筒ごと渡す方が望ましい場合もあります。
封筒のまま渡すメリットは、履歴書を保護できる点です。多くの学生が参加する説明会では、書類が傷むリスクがあるため、封筒に入れることで、しわや汚れを防げます。
また、企業側も封筒に記載された情報から、多数の履歴書を効率的に管理できるでしょう。
②手渡しする際の向きは相手から見て正面に
履歴書を手渡しする際は、封筒の表面(宛名面)を上にし、開封口を相手側に向けて渡してください。
これにより、受け取った人がすぐに中身を確認できます。
また、両手で丁寧に渡すことも忘れないでください。片手で渡すのは失礼にあたるため、両手で履歴書を持ち、軽く会釈しながら渡すのがマナーです。
会社説明会に履歴書を忘れてしまった場合の対処法

会社説明会に履歴書を忘れてしまうのは、就活生にとって大きなストレスとなります。しかし、冷静に対応すれば問題を最小限に抑えられます。
以下の3つの対処法を押さえておきましょう。
それでは、各対処法について詳しく説明します。
①コンビニで購入してその場で書く
まず試すべき方法は、コンビニで履歴書を購入し、その場で記入することです。
多くのコンビニエンスストアでは履歴書を販売しているため、説明会の会場近くのコンビニを探し、履歴書を購入しましょう。時間に余裕があれば、その場で必要事項を記入してください。
ただし、急いで書くと誤字脱字や情報の漏れが発生しやすくなるので注意が必要ですよ。
②担当者に正直に忘れたことを伝える
コンビニでの購入が難しい場合は、企業の担当者に正直に状況を説明しましょう。
受付や担当者に対し、「申し訳ありませんが、履歴書を忘れてしまいました」と率直に伝えます。その上で、「後日提出させていただくことは可能でしょうか」と丁寧に尋ねましょう。
多くの企業は、このような状況に理解を示してくれます。正直に伝えることで、誠実さをアピールできる可能性もあります。ただし、言い訳は避け、簡潔に状況を説明しましょう。
③後日郵送または持参することを伝える
担当者に状況を説明した後、履歴書の提出方法について確認しましょう。
多くの場合、後日郵送または持参が認められます。その際、いつまでに、どんな方法で提出すべきかを具体的に確認します。
例えば、「1週間以内に郵送」や「次回の選考日に持参」といった指示を受けるかもしれません。
指示された期限や方法を必ずメモし、確実に履行してください。約束を守ることで、信頼回復につながります。
会社説明会時点での志望動機の書き方と例文

会社説明会に履歴書を持参する際、志望動機欄の記入に悩む方は多いでしょう。ここでは、説明会時点での志望動機の書き方とポイントを解説します。
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
①会社説明会時点でも志望動機欄は埋めるべき
会社説明会の段階でも、志望動機欄は必ず記入しましょう。空欄のままでは、企業への熱意が伝わりません。
説明会前の情報だけでも、志望動機を書くことは十分可能です。企業のウェブサイトや求人情報から得た知識を基に、自分なりの志望理由を考えましょう。
説明会後に志望度が下がる可能性もありますが、その時点での熱意を示すことが重要です。志望動機欄を埋めることで、企業側にも良い印象を与えられるでしょう。
②会社説明会前の志望動機の書き方
会社説明会前に志望動機を書く際は、企業のホームページや採用サイトなどで情報収集をして、業界や事業内容に興味を持ったきっかけや理由を具体的に書くことがポイントです。
例えば、「御社の〇〇という製品に感銘を受け、私も世の中に価値を提供したいと思い志望しました」など、企業の特徴的な製品やサービスに触れながら、自分の想いを織り交ぜるとよいでしょう。
志望度の高さをアピールするためにも、できる限り詳しく調べて、熱意が伝わるよう工夫してください。
③会社説明会前の志望動機の例文
具体的な例文を2つ紹介します。それぞれの特徴を押さえて、自分の志望動機作成の参考にしてください。
例文1:業界トップ企業を志望する場合
ポイント:企業の強みを具体的に挙げ、自身の成長意欲と結びつけています。
「貴社は○○業界でトップシェアを誇り、常に革新的な製品開発で業界をリードしていると認識しています。特に、△△技術への投資に注力されている点に強く惹かれました。私は大学で□□を専攻し、新しい技術に触れることに喜びを感じてきました。貴社で最先端の技術に携わりながら、自身のスキルを高められると考え、志望いたしました。将来的には、貴社の技術力向上に貢献し、業界全体の発展に寄与したいと考えています。」 |
例文2:地域密着型企業を志望する場合
ポイント:企業の理念と自身の価値観を結びつけ、具体的な貢献イメージを示しています。
「貴社が掲げる『地域に根ざした企業活動』という理念に深く共感しました。私は大学時代にボランティア活動を通じて、地域社会との関わりの重要性を実感しています。貴社の○○事業が地域の課題解決に大きく貢献していることを知り、私も一員として参加したいと強く感じました。入社後は、地域のニーズを丁寧にくみ取り、新たなサービスの企画・提案を通じて、地域社会の発展に貢献していきたいと考えています。」 |
以上の例を参考に、自分らしい志望動機を作成してください。ただし、これらはあくまで例文です。自分の言葉で誠実に書くことが最も重要です。
会社説明会に持っていくべき履歴書以外の持ち物

会社説明会に参加する際、履歴書だけでなく、他の必要なアイテムも忘れずに持参しましょう。
それでは、各アイテムについて詳しく説明していきます。
①筆記用具
筆記用具は会社説明会の必需品です。黒のボールペンを2本以上用意しましょう。
1本は履歴書やアンケートの記入用、もう1本はメモを取るためです。万が一インクが切れても、予備があれば安心ですよ。
シャープペンシルも持参すると便利ですが、正式な書類にはボールペンを使用します。
鉛筆は避け、消しゴムも不要です。書類の修正が必要な場合は、二重線で消して訂正印を押すのがマナーです。
②メモ帳・ノート
メモ帳やノートは、説明会での重要な情報を記録するために欠かせません。
A4サイズのものが望ましく、黒や紺など落ち着いた色のものを選びましょう。派手な柄や色物は避けてください。メモを取る姿勢は、企業に対する熱意を示すことにもつながります。
説明会後の質問や、エントリーシート作成の際にも、このメモが役立ちます。積極的にメモを取る習慣をつけましょう。
③クリアファイル
クリアファイルは、配布資料や自分の書類をきれいに保管するために重要です。
A4サイズの無地のものを選び、黒や紺など落ち着いた色のものが適切ですよ。会社のロゴ入りや派手な柄のものは避けましょう。
複数の会社説明会に参加する場合は、会社ごとにクリアファイルを用意すると、資料の整理がしやすくなります。
④学生証・印鑑
学生証は身分証明書として、印鑑は書類への訂正印として必要になる場合があります。
学生証は必ず持参しましょう。会場での受付時に提示を求められることがあります。印鑑は、シャチハタではなく朱肉を使用するものを用意します。
これらのアイテムは、小さな財布やカードケースに入れて持ち歩くと便利です。
⑤モバイルバッテリー
最後に、モバイルバッテリーの持参をおすすめします。
説明会の前後に重要な連絡が入る可能性がありますよ。また、会場や交通機関の情報を確認する際にもスマートフォンは欠かせません。
バッテリー切れを防ぐため、充電済みのモバイルバッテリーを持参しましょう。
ただし、説明会中はマナーモードにするか電源を切ることを忘れずに。会場によっては、スマートフォンの使用自体が禁止されている場合もあるので、事前に確認しておくことが大切です。
会社説明会の履歴書に関するよくある質問

会社説明会での履歴書提出について、多くの就活生が疑問を抱えています。ここでは、よくある3つの質問に答えます。
それぞれの質問について、詳しく解説していきましょう。
①会社説明会に履歴書を忘れても内定できる?
結論から言えば、履歴書を忘れても内定を得られる可能性はあります。ただし、印象は悪くなるでしょう。
履歴書を忘れたからといって、即座に選考対象外になるわけではありません。多くの企業は、学生の能力や適性を総合的に判断します。
しかし、準備不足や不注意さを示すことになるため、マイナスポイントとなるのは避けられません。
対処法としては、素直に謝罪し、後日提出の約束を結ぶことです。その後の選考プロセスで挽回の機会を作り、熱意をアピールできます。
②履歴書不要の会社説明会はおかしい?
履歴書不要の会社説明会は決しておかしくありません。むしろ、近年増加傾向です。
企業によって採用方針は異なります。履歴書を要求しない理由としては、以下が考えられます。
- より多くの学生に気軽に参加してもらいたい
- 説明会段階では書類選考を行わない
- Webエントリーシステムを利用している
ただし、履歴書不要と明記されていても、持参すると印象が良い場合も。企業研究や準備の姿勢をアピールできるからです。
③会社説明会に参加しないとESは通らない?
会社説明会に参加しなくてもESが通る可能性はありますが、参加した方が有利になる場合が多いのも事実です。
説明会参加の有無がESの選考に直接影響する企業もありますが、そうでない企業も多くありますよ。ただし、以下の理由から、可能な限り説明会への参加をおすすめします。
- 企業理解が深まり、より具体的なESが書ける
- 質疑応答で得た情報を活用できる
- 熱意をアピールできる
- 社員の方と直接話せる機会になる
説明会に参加できない場合は、企業のWebサイトや会社案内を熟読し、可能であれば個別の質問機会を設けてもらうなど、積極的なアプローチを心がけましょう。
会社説明会では履歴書の準備と心構えが重要
会社説明会では企業からの要請がなくても履歴書を用意し、クリアファイルと封筒で丁寧に扱うことで、熱意と準備の良さをアピールできますよ。
また、筆記用具やメモ帳なども準備し、万全の態勢で臨んでください。
会社説明会は企業理解を深め、自己アピールの機会です。自信を持って前向きに取り組み、就活成功への一歩を踏み出しましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。