面接でリーダーシップを発揮した経験を聞かれたら?質問理由・回答例文を紹介
就活において、企業は面接を受ける就活生のリーダーシップ経験を重視します。リーダーシップはチームを牽引し、目標達成に不可欠な能力だからです。
この記事では、面接でリーダーシップ自分なりに回答する方法・コツと具体的な回答例を紹介します。記事の情報を活用して、次の面接に臨んでみてください。
採用担当者がリーダーシップを発揮した経験を聞く理由
![](https://shukatsu-magazine.com/wp-content/uploads/image-34-6.jpg)
まずはじめに、採用担当者がリーダーシップを発揮した経験を聞く理由を解説します。以下の2つに分けて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 入社後の活躍を予想したいため
- 積極的な行動を求めているから
①入社後の活躍を予想したいため
企業はチームプレイを重視し、リーダーシップを発揮して成功を目指せる人物を求めています。リーダーシップがあるかどうかが、入社後の活躍を予測する上で重要なポイントとなりますよ。
個人のスキルも大事ですが、チームでの成果や仲間の成長を支えた経験はそれ以上に価値があります。そうしたエピソードを持っているなら、ぜひ面接で話してみてください。
②積極的な行動を求めているから
企業は、面接で自ら積極的に行動し、会社を良くする力があるかを見極めています。採用された後は、チームの一員として共に目標に向かい、積極的に仕事を進めましょう。
重要なのは、積極性を前面に出すことですよ。過去にリーダーを任せられた経験がなくても、必要な能力を身につけた経験を持っていれば、それがリーダーシップの証となりますよ。
面接で好印象なリーダーシップの具体例3選
![](https://shukatsu-magazine.com/wp-content/uploads/image-51.png)
続いては、面接で好印象なリーダーシップの具体例を3つ紹介します。自分に合ったリーダーシップの例を探してみましょう。
- 傾聴力のあるリーダー
- 努力を続けられるリーダー
- 困難を乗り越えたリーダー
①傾聴力のあるリーダー
企業にとって傾聴力のあるリーダーは重要な存在です。傾聴力とは相手の言葉に耳を傾け、深い理解を示す能力を意味します。
自らの意見を押し付けず、部下の思いや状況を正確に把握することがリーダーの大切な役割です。部下の意見を聞き入れることで信頼関係が築かれ、チームの成果も向上しますよ。
②努力を続けられるリーダー
リーダーにとって、継続的な努力は企業にとって非常に重要です。リーダーは部下に成長を促すだけでなく、自分自身も常に進化し続けることが求められます。
組織やチームを向上させるためには、リーダー自身が模範となり、常に高い基準を設ける必要がありますよ。また、リーダーも成長する姿勢を持つことで、チーム全体のモチベーションが高まります。
③困難を乗り越えたリーダー
困難な目標に立ち向かい、それを達成したリーダーは企業にとって非常に貴重です。そうしたリーダーは現実を直視し、簡単な道ではなく、必要な努力を惜しまずに成果を出します。
このようなリーダーは困難な状況でも諦めず、目標達成に向けてチームを導く力を持っているため高く評価されるでしょう。
リーダーシップを発揮した経験を上手に答えるコツ2つ
ここでは、リーダーシップを発揮した経験を上手に答えるコツを2つ紹介します。面接での回答を準備する際にぜひ参考にしてください。
- 結論を冒頭で伝える
- 具体的な経験で裏付ける
①結論を冒頭で伝える
就活の場では、結論を先に述べることが求められます。
面接官は様々な就活生と面接しており、内容把握に時間がかかることも。内容を正確に理解してもらうためには、簡潔で明瞭な伝達が不可欠ですよ。
②具体的な経験で裏付ける
面接でリーダーシップ経験を伝える際は、具体的な経験を用いることが大切です。抽象的な表現ではなく、実際にあなたがどのような行動を取り、どんな影響を与えたのかを明確にしましょう。
話す具体的な経験には、その時の心情や状況を含めることで、よりリアルで信憑性のある話になります。面接官はあなたの人柄・入社後に期待できる姿をイメージできるようになるでしょう。
面接で「リーダーシップ経験は?」と聞かれた際の回答例文
ではここで、面接において「リーダーシップを発揮した経験は?」と尋ねられた際の回答例文を3つ紹介します。回答準備に悩んでいる方はぜひ最後まで読んでください。
回答例①サークル経験
私がリーダーシップを発揮できた経験は、大学のサークル活動で新規イベントを企画した際のことです。 新入生歓迎イベントの企画を担当した際、メンバー間で意見が分かれていました。そこで、私は全員の意見を聞き、共通点を見つけることに努めました。最終的には、それぞれの良い点を取り入れた企画を実現し、大成功に導きました。 この経験から、多様な意見をまとめ、チームを一つにする力を身につけました。入社後も、この力を活かし、チームワークを促進し、目標達成に貢献したいと考えています。どうぞよろしくお願いします。 |
回答例②アルバイト経験
アルバイトでの経験から、リーダーシップを発揮したエピソードをお話しします。 私は飲食店で働いていた時、急な人手不足に見舞われました。その際、私はチームをまとめ、各自の役割を明確にし、効率的な業務分担を提案しました。結果として、サービスの質を落とすことなく、忙しい時間帯を乗り切ることができました。 この経験は、私にとってチームワークの重要性と、状況に応じた迅速な判断力を養う機会となりました。入社後も、このリーダーシップを活かし、チームの一員として、また必要に応じてリーダーとして、会社の目標達成に貢献していきたいと考えています。 |
回答例③長期インターンシップ
私は、長期インターンシップでの経験を通じて、リーダーシップを発揮しました。 マーケティングプロジェクトにおいて、チームメンバー間で意見が対立したことがあります。私は積極的にコミュニケーションを取り、各々の意見を尊重しつつ、共通の目標に向けて調整役を務めました。その結果、プロジェクトは期限内に成功裏に完了しました。 この経験から、異なる意見を調和させ、チームを一つの方向に導くことの重要性を学びました。入社後は、このリーダーシップを生かし、チームの生産性向上に貢献したいと考えています。どうぞよろしくお願いします。 |
リーダーシップ発揮経験を面接で述べる際に気をつけること
続いて、リーダーシップ発揮経験を面接で述べる際に気をつけることを2つ紹介します。
- 出来事や役職の説明で終わってしまう
①出来事や役職の説明で終わってしまう
リーダーシップという言葉を聞くと、多くの人が部長やバイトリーダーなどの役職を思い浮かべるかもしれません。しかし、企業が本当に知りたいのは、役職の名前ではなく、その人が働く上でどのような能力を持っているかです。
そのため、役職を述べるだけで終わらせず、学んだ経験・将来どのように活かしていくかを伝えることが重要です。
②自信が無さそうな声で話す
リーダーシップをアピールする際は、自信を持って堂々と話すことが大切です。声が小さいと、リーダーシップの経験が疑われることがあります。
面接では、あなたの適性や人柄を理解するために、質問されることが多くなります。そのため、面接での態度とリーダーシップのアピールが一致していることが重要です。
リーダーシップ発揮経験がない人がすべきこと2選
![](https://shukatsu-magazine.com/wp-content/uploads/philipp-m-7kFhELbLh08-unsplash-2-1024x683.jpg)
では最後に、リーダーシップを発揮した経験がない人がすべきことを2つ紹介します。経験がなくて焦っている方は、以下の対応策を実施してみましょう。
- 主体的に行動した経験を話す
- チームに貢献した経験を伝える
①主体的に行動した経験を話す
企業は、就活生がどのような価値観を持ち、どんな人柄かを知りたがっています。そのため、熱心に取り組んだ経験を話すことは大いに歓迎されます。
たとえリーダーの肩書がなくても、研究活動・ボランティア・イベント企画など、主体的に行動した経験は、リーダーシップがあると評価されることでしょう。
重要なのは、リーダーとしての経験の有無ではなく、その経験から何を感じ、どのように感じたかを伝えることですよ。
②組織全体に貢献した経験を伝える
面接では、役職や立場ではなく、応募者が組織全体にどう貢献できるかを知りたがっています。リーダーの肩書がなくても、チームのために積極的に行動することがリーダーシップの証です。
たとえリーダーという役職がなくても、チームで何かを達成した経験を伝え、どう貢献したのかを具体的に話しましょう。
「リーダーシップを発揮した経験」を自分なりにアピールしよう
リーダーシップとは、役職にあることだけではなく、自らの意志で行動を起こす力です。企業は、面接でこの主体性を見ています。
面接では、そうした経験を具体的に話し、自分なりのリーダーシップを伝えましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。