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インターンとバイトの異なる点を解説|メリデメ・参加する目的などを紹介

インターンシップには、給料が支払われる場合もあります。この話を聞いた時に、「インターンシップも給料をもらえるのにアルバイトとどう違うのだろう?」と疑問に思う方も少なくないでしょう。

しかし、インターンシップとアルバイトは全く異なります。この記事では、インターンシップとアルバイトの違いや、それぞれのメリットとデメリットについて詳しく紹介しますね。

インターンシップとアルバイトの違いが分からない人、インターンシップへの参加を考えている人は、ぜひ参考にしてください。

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吉田

記事の監修者

吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細

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インターンとアルバイトの違い5つ

まず、インターンとアルバイトは何が異なるのでしょうか。ここでは、インターンとアルバイトの違い5つについて詳しく解説しますね。

  1. 参加する目的
  2. 仕事内容
  3. 伴う責任
  4. 得られるスキル
  5. 内定につながる可能性

①参加する目的

まずはじめに、インターンシップとアルバイトは、参加する目的が根本的に異なります。インターンシップは、将来の仕事やスキルの向上を目指すためのものです。

インターンシップは給与を得ることが主な目的ではなく、将来に向けての仕事経験を積むことが主な目的になります。

一方で、アルバイトは主に収入を得ることが目的で生活費を稼ぐため、または遊ぶためのお金を得るためにするのが一般的です。

インターンの目的は将来のキャリア形成につながる点にあります。企業側が「将来の仲間候補として適性を見たい」という意識でインターンを企画しているケースが多いですよ。

一方、アルバイトはすぐに労働力としての成果を求められるので、自己成長やキャリア形成よりも実務の即戦力性が重視されます。得られる経験の種類は大きく異なるでしょう。

②仕事内容

インターンシップとアルバイトの二つ目の大きな違いは、仕事内容にあります。インターンシップでは、実際の社員と同じ仕事を任されることもありますよ。

これは、企業が自社を学生によく知ってもらい、将来有望な学生を引きつけるためです。その結果、インターンシップの業務は複雑になりアルバイトに比べて負担が大きくなる傾向にあります。

一方で、アルバイトはマニュアル化された作業が多く、基本的には誰でも取り組めますよ。問題が発生した場合の対処法もマニュアルに記載されているため、作業に慣れればスムーズにこなせるでしょう。

インターンの仕事内容は多様な種類がありますが、会議で意見を求められたり、資料作成を任されたりすることもあり、社員との距離感が近い分だけ責任感も求められますよ。

一方、アルバイトは業務の幅が限定的で、手順を守れば誰でもこなせる設計です。将来のキャリアに直結するスキルを得たいなら、インターンでの挑戦を検討する価値は高いでしょう。

③伴う責任

インターンシップとアルバイトでは伴う責任も大きく異なります。インターンシップでは、社員と同じではありませんがかなりの責任が求められますよ。

責任感から、仕事に対する緊張やストレスを感じることもあるでしょう。しかし、それは社会人として必要な経験の一部です。若いうちにこのような経験を積めば、将来の役に立ちます。

さらに、責任を持って仕事をすると仕事に対する充実感や達成感を得られるでしょう。

一方で、アルバイトでは責任の重さは比較的軽く、問題が発生した場合でもその責任は通常、社員が負うことになります。そのため、アルバイトは比較的ストレスの少ない環境で働けますよ。

④得られるスキル

インターンシップとアルバイトでは得られるスキルも異なります。インターンシップでは、ビジネスマナーや事務処理のような様々なスキルを習得できますよ。

一方で、アルバイトでは得られるスキルは少なくなります。多くの場合、単純作業が中心で、職場特有のものであり、他の仕事では活用できないことが多いのです

インターンは、社内会議への参加や企画の補助などを経験することで、論理的思考力や課題解決力といった、社会人になってからも活きる力を磨けるのが大きな特徴です。

一方でアルバイトでの接客や時間管理は、ストレス耐性や対応力を養えます。ただし、得られるスキルは業務範囲に限定されやすいため、「仕事を通じて何を学んだか」を整理しましょう。

⑤内定につながる可能性

インターンシップは、成果を出せれば正社員になれる可能性があります。多くの企業は優秀な人材を見極め、採用するためにインターンシップを行っていますよ。そのため、日々の業務に真摯に取り組み、社員としての資質を示せれば、内定をもらえる可能性が高まるのです

一方で、アルバイトが内定に結びつくことは少なくなります。多くの場合、企業は短期的な労働力を求めており、アルバイトを通じて正社員を採用することは稀です。

しかし、アルバイトから正社員へ登用される可能性も否定できません。そのため、アルバイトから正社員を目指す場合は、勤務先が正社員登用の制度を設けているかを事前に確認するようにしましょう。

インターンを始めるメリット・デメリットを解説

内定につながる可能性があるためインターンに参加する学生も多くなりますが、インターンにはメリット・デメリットがあります。ここではインターンのメリット・デメリットについて詳しく解説します。

  1. インターンのメリット:実務経験
  2. インターンのデメリット:積極的な行動

インターンのメリット:実務経験

インターンシップの最大のメリットは、実践的な経験を積み、必要なスキルを身につけられることです。インターンシップでは、営業経験やビジネスマナーなど、実務に即した知識を学べますよ。

そのため、インターンシップは参加すること自体が大きなメリットと言えます。さらに、インターンシップで良い成績を残せば、企業から直接内定をもらえる可能性もありますよ

実務経験を積むことで、「報告・連絡・相談」のタイミングや、先輩や上司との関係構築のコツなど、教科書やネットの情報だけでは学べない動き方が身につきます

また、インターンの成果は「評価される力」に直結するでしょう。例えば、任された業務をどのように工夫したか、トラブル時にどう対応したかを見られる場面も多いものです。

インターンのデメリット:積極的な行動

インターンシップのデメリットは、積極的な行動と時間管理が求められることです。インターンシップでは様々な経験を積めますが、企業のメンバーとしての責任を負うことになり、自らの判断で積極的に業務に取り組む必要があります。

指示された通りに動くアルバイトと比較して負担が大きいため、デメリットと感じる人もいるでしょう。

さらに、インターンシップでは社員と同じ業務をこなすために、月に約80時間の勤務が必要とされることもあります。自分の都合に合わせて働けるアルバイトと違い、時間の融通が利かない点でデメリットになるでしょう。

インターンでは積極性が前提とされるため、業務の指示待ちでは評価されにくい場面があります。主体的に考え、動けるかどうかが成長スピードに直結するのが大きな特徴でしょう。

また、勤務時間中は「実際の働き方を肌で知るチャンス」でもあります。特に業界ごとの働き方のクセや繁忙期の空気感は、短期間のアルバイトでは見えにくい部分ですよね。

アルバイトを始めるメリット・デメリットを解説

インターンと同じようにアルバイトにもメリット・デメリットが存在します。ここではアルバイトのメリット・デメリットについて詳しく解説しますね。

  1. アルバイトのメリット
  2. アルバイトのデメリット

アルバイトのメリット

アルバイトのメリットは、業務内容が簡単で勤務時間を自由に選べることです。アルバイトは、簡単な作業が基本で詳細なマニュアルが存在します。そのため、マニュアルに沿って作業を行えば、少しのミスがあっても責任を問われることはありません。

また、アルバイトのもう一つの大きなメリットは、勤務時間を自由に選べることです。多くのアルバイトでは、希望するシフトを事前に申請できます。学生は自分の都合に合わせてアルバイトを選べ、自分の時間を自由に使えますよ。

アルバイトの魅力は、自由度の高さにあります。ただし見落としがちなのは、勤務先によっては「急なシフト変更への対応力」や「柔軟な働き方」を評価される点です。

また、アルバイトではマニュアル化された作業が多い一方で、チームとの連携を求められる場面も多くあります。これは、社会人の基礎力として評価されるケースが多いでしょう。

アルバイトのデメリット

アルバイトのデメリットには、スキルが向上しないことや、正社員への採用に結びつく可能性が低いことがあります。アルバイトの仕事はマニュアル化されており、そのために新しいスキルを身につける機会が少ないのです。

一方で、インターンシップでは、ビジネスマナーや営業の経験など、将来的に他の職場でも役立つようなスキルを身につけられます。

さらに、アルバイトの募集は主に一時的な労働力を求めているだけなので、そこから正社員になれる可能性は低くなりますよ。

アルバイトは柔軟に働ける一方で、任される業務が限られてしまうことが多いんです。そのため、特に就活で評価されやすい主体性や課題解決力に直結する場面は少ないでしょう。

もし就活でアルバイト経験を語るときは「接客で学んだ顧客対応」など具体的な行動に落とし込む工夫が重要。経験そのものではなく、そこで培った姿勢や工夫を示すことが差別化につながりますよ。

インターンは経験を積む絶好の機会

インターンシップは実務経験を積み、将来に備えるために行うものです。確かに、アルバイトは簡単な作業が多く責任も少ないため、お金を稼ぐ手段としては手軽かもしれません。

しかし、インターンシップでは実際の社員としての業務を経験できるため、より高いスキルを身につけられます。長期的な視点で考えれば、インターンシップに参加することは単なるアルバイトよりもはるかに価値のあるものなのです。

インターンとアルバイトの違いをよく知ろう

インターンシップとアルバイトは、給料をもらうことは同じですが内容は大きく異なります。アルバイトは比較的単純な作業が多く、責任も少ないため手軽に行えますよ。

一方で、インターンシップは時には厳しいものと感じられるかもしれませんが、将来役に立つ経験を積めます。

学生生活を送りながらインターンシップに挑戦することは簡単ではありませんが、たくさんの経験やスキルを得られるのです。自分の将来のためにインターンシップに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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    編集部

    この記事を書いた人

    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。