【例文付き】長所「人見知りしない」はどうアピールする?言い換えや短所の作り方まで解説
「人見知りしない」は、対人関係のスムーズさやコミュニケーション力をアピールする長所として捉えられるのが一般的で、人見知りしない性格をうらやむ人も多いでしょう。
しかし、単純に「人見知りしない」と言うだけでは印象に残りにくく、時には慎重さに欠けるとみられる場合もあります。
本記事では「人見知りしない」を他の表現に言い換える方法や、その特性を短所として捉え、長短のバランスを取る方法を解説するので、ぜひ参考にしてください。
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記事の監修者
人事 鈴木
新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。
記事の監修者
紙谷
新卒1年目の段階では訪問営業でトップセールス獲得し、3階級役職をあげる。 現在は企業コンサルとキャリアアドバイザーを兼任。
「人見知りしない」は長所としてアピールできる?

「人見知りしない」性格はコミュニケーション能力の高さを示すメリットの多い長所です。
特にビジネスシーンでは、社員同士のチームワークや円滑なコミュニケーションは不可欠で、コミュニケーション能力が高いほど評価されやすいといえますよ。
入社したてで、先輩社員や同期の社員とコミュニケーションが十分に取れない社員の場合、新しい業務を覚えるのに支障をきたす可能性もあります。
「人見知りしない」性格を活かせれば、入社後もスムーズに会社になじめると期待されるでしょう。
「人見知りしない」が特技として高く評価される3つの理由

「人見知りしない」性格が特技として採用担当者に高く評価されるのには、大きく分けて3つの理由があります。
面接の場でももちろん役立ちますが、主に採用後の活躍に期待する意味が強いでしょう。
会社では常に人と接する機会があり、取引先とのやりとりも発生するため、「人見知りしない」はメリットが多い特技として重宝されます。
①すぐに打ち解けられるためチームでの仕事が円滑になるから
「人見知りしない」特技は、チームワークを必要とする環境で大きな強みの1つになります。
チームメンバーと迅速に良好な関係を築ければ、チーム内のコミュニケーションが活発になり、協力体制が素早く整うでしょう。
顔を知らないメンバーが集まっている新規のプロジェクトチームに配属された場合も、スムーズなコミュニケーションでチームに貢献できる可能性が高いと判断されます。
会社業務のほとんどが社員同士で協力する必要があるため、「人見知りしない」特技は間違いなく有効です。
基本的に企業は「自社と価値観が共通している人」を採用したいと感じますが、これは「既にいるメンバーと打ち解けてほしいから」なんですね。
そのため、どんな人ともうまくやれるタイプの人は非常に重宝されます。
②職場の仕事以外での雰囲気も活性化してくれるから
職場の仕事以外での雰囲気を活性化してくれるだろうと判断され、「人見知りしない」性格が評価されるケースもあります。
自然にコミュニケーションを取れる人がいれば、職場全体の雰囲気が明るくなり、同僚間の関係性も深まるでしょう。
「人見知りしない」性格の人は同僚との距離を縮めやすく、職場全体の雰囲気を明るくする力を持っています。
また、「人見知りしない」特技は、職場の非公式な場面でも重要な役割を果たすと期待されるでしょう。
③顧客や外部関係者とも信頼関係を築きやすいから
顧客や外部関係者との信頼関係の構築は、ビジネスの成功に直結するため、人見知りせずに信頼関係を築ける特技は評価されています。
特に営業職の場合は顕著で、初対面の取引先とスムーズに会話ができるのは大きなメリットです。
例えば展示会で顧客対応する場合でも、相手の緊張をほぐし、和やかな雰囲気で会話ができれば、企業イメージも向上するでしょう。
「人見知りしない」特技は、顧客や外部関係者との信頼関係構築において、非常に価値が高い特技といえます。
特に営業や企画などの職種、大きなプロジェクトを展開している企業などは、外部の人と関わることも多くなるため、人見知りしない人に向いていると言えますね。
「人見知りしない」を分かりやすく伝える長所の構成【3ステップ】

自分が「人見知りしない」性格だと、わかりやすく伝えるには3つのステップがあります。
「人見知りしない」特技をもっていても、面接では印象に残りにくく、採用担当者に伝わりづらい可能性がありますよ。
3つのステップを使って、はっきり伝わるようにアピールしましょう。
①冒頭で自分の強みを簡潔に伝える
最初に結論として「人見知りをせず、誰とでも円滑にコミュニケーションを取れる」と採用担当者に伝えましょう。
これだけでは印象が薄くなってしまう場合もありますが、続くステップを活用し、順序立てて伝えます。
最初のステップではできるだけシンプルに伝え、要点をわかりやすくするのがポイントです。
②具体的なエピソードで説得力をもたせる
結論をシンプルに述べたあと、自分が人見知りせずに上手くいった具体的なエピソードを交えて、結論に説得力を持たせるのが有効です。
結論の根拠になりうる、インパクトのあるエピソードがあればより効果的といえます。
実際の体験に基づいたエピソードを交えることで、「人見知りしない」特性をより説得力を持って伝えられるでしょう。
③入社後に強みをどう活かせるかで締めくくる
採用されて入社した後に、「人見知りしない」個性がどのように活用できるかを伝えられれば、より強いアピールになります。
社内外問わず活かせる特技なので、志望する会社のニーズに合わせたアピールができるように調査もしておきましょう。
しっかりと印象付けたあとに、実際のメリットを伝え、自分をアピールするのが重要なポイントです。
入社後の活躍に関してしっかりイメージできている人は、キャリアビジョンも見えていることが多く、企業としても信頼がおけますね。
強みのアピールだけでなく、それを自分はどう活用できるタイプなのか、くわしく伝えておきましょう。
長所で「人見知りしない」を効果的に伝える3つのポイント

長所としての「人見知りしない」特技を強くアピールする方法は大きく分けて3つあります。
最大限の効果を引き出すためにも、3つのポイントを必ず確認しておきましょう。
また、できる限り具体性のあるアピールする工夫も重要です。
①企業の求める人物像に合っているか確認する
自分が企業の求める人物像に合っているか確認できれば、「人見知りしない」長所のアピールが効果的か判別ができます。
志望する企業がコミュニケーション能力の高い人材を求めている場合は最大限アピールしましょう。
「人見知りしない」のは有効な特技ですが、相手が求めていない場合は他のアピールの方が有効です。
企業が求めている人材であるとアピールするためにも、必ず企業のニーズを確認しましょう。
②「馴れ馴れしい」と思われないようにテーマを選ぶ
「人見知りしない」のは長所ですが、初対面の場合に相手から「馴れ馴れしい」と思われてしまう可能性もあります。
馴れ馴れしいと思われないために、業界の話や最近のニュースなどの差し当たりのないテーマの会話を選択しましょう。
趣味や好みなど私生活話題を振るのは避け、距離感を適切に保つのが重要です。
場面に応じたテーマ選びを心がけ、コミュニケーションを重ねていきましょう。
そもそも、「人見知りをしない」という長所を持っていると思いきや、人との距離感を間違えているだけの場合も。
自認と他人からの見え方が異なる場合もあるため、自己分析はしっかりして、本当に「人見知りしない」という強みを持っているのか考えましょう。
③自分なりの言い換えを使って表現する
「人見知りしない」と毎回伝えるのではなく、相手のニーズや、雰囲気に合わせた言い換えも効果的です。
自分の個性を相手のニーズにあった言い換えができれば、より強いアピールになります。
例えば営業職の採用担当者は、「人見知りしない」だけの人材を採用しようと考えませんが、人見知りせず「誰とでも会話が弾む」人材であれば興味を示すでしょう。
状況に応じた適切な言い換えで、「人見知りしない」個性を効果的にアピールできます。
「人見知りしない」の具体的な言い換え3選

状況や相手に応じて「人見知りしない」を上手く言い換えられれば、より効果的なアピールになります。
言い方によっては「人見知りしない」が効果的に伝わらない場合もあるため、3つの言いかえを覚えておきましょう。
「人見知りしない」は「人見知りはしないが、コミュニケーションが得意まではいかない」消極的なアピールと判断されるケースもあるので、相手のニーズに応じた適切な言い換えは重要です。
①初対面の人ともすぐに打ち解けられる
初対面の人ともすぐに打ち解けられる能力は、コミュニケーション技術として非常に有効です。
特に、ほとんどが毎回初対面の接客業ではすぐに打ち解けられる長所が大きなメリットになります。
採用担当者は応募者の強みを知りたいと考えており、「人見知りしない」だけと思われるよりも、「初対面の人とも打ち解けられる」の方が大きなメリットと考えるでしょう。
単純に人見知りしないだけでなく、その上の強みがあるとアピールしてくださいね。
②場の雰囲気を和ませることができる
お互いに初対面のグループで活動する可能性がある場合、場の雰囲気を和ませられるアピールも効果的です。
チームでの活動を前提とする職場を志望する場合には特に有効でしょう。
実際に入社した後、人見知りしない性格をどう使うかの具体的なイメージが伝われば、採用担当者にも理解されやすくなります。
人間関係を円滑にし、ポジティブな影響を与えるイメージになる言いかえも効果的です。
場の雰囲気を和ませられる人は、「人見知りしない」だけでなく「チームの潤滑剤になれる」「協調性がある」など、他の強みも同時にアピールできるのが強いですよ。
③目上の人とも物怖じせずに接することができる
「目上の人と会話するときにも物怖じしない」と言い換えると、「人見知りしない」特技と違った伝わり方になります。
上司との円滑なコミュニケーションができるアピールは、採用担当者からすれば、上司から直接指導を受ける業務に適性があると考えられるでしょう。
上司とスムーズなコミュニケーションを取れれば、指導効率が上昇する可能性も高く、成長が早い可能性が十分にあると期待されます。
「上司にも自分の意見をはっきりと伝えられる」などの言いかえも有効です。
この言い換えで挑む場合は「上司に自分の意見を押し付ける失礼な人」という印象を与えないよう気をつけましょう。
「意見をハッキリ言えること」と「自分の意見を押し通すこと」は別物ですよ。
長所として「人見知りしない」を伝える好印象な例文4選

「人見知りしない」という長所は、うまくアピールできればエントリーシートでも面接でも好印象を与えられます。
「人見知りしない」長所を好印象に伝える4つの例文を紹介するので、例文を参考にしつつ、自分なりの自己PRを書いてみましょう。
また今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、4つの例文を本気で添削!コツやNGポイントが分からない人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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【関連記事】
赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは
例文1:新しい環境への適応が早いアピール
新しい環境への適応が早いことをアピールした例文を添削しました。自分の人見知りしない性格を強調し、成果が出せると自信をもって伝えています。
【結論】私は |
添削コメント|結論では、応募者の強みを端的に表現し、印象付けることが重要です。「適応力」を具体化し、採用担当者に「成果を期待できる人材」と思わせる表現に修正しました。抽象的な表現を避け、行動や実績に結びつけた言葉を使うのがポイントです。 |
【エピソード】大学時代に始めた飲食店でのアルバイトで、この強みを発揮しました。 |
添削コメント|エピソードの導入では、「挑戦」「乗り越える」といったポジティブな言葉を使用することで、採用担当者に「向上心のある人物」という印象を与えます。加えて、適応力を示す具体的なエピソードに言及することで強みを明確化しました。 |
【エピソード詳細】最初は接客や料理の提供に |
添削コメント|エピソード詳細では「課題を克服する過程」と「工夫」が重要です。「自分なりの工夫」や「改善」という要素を強調することで、行動力と成長意欲を印象付けます。読み手が具体的な場面をイメージできる表現を心掛けました。 |
【成果】その結果、わずか1か月後にはスムーズに業務をこなせるようになり、店長からも |
添削コメント|成果部分では「短期間で高評価を得た」と伝えることで、成果へのポジティブな印象を強めます。さらに「お客様と信頼関係を築けた」とアピールすることで、適応力だけでなく、人間関係構築の能力も伝えられるよう工夫しました。 |
【入社後】貴社においてもこの適応力を活かし、 |
添削コメント|入社後の部分では「迅速に対応」「目標達成」という具体的な成果に言及することで、企業側の期待に応えられる印象を与えます。さらに「改善を心掛ける」という要素を追加することで、成長意欲も伝えています。 |
【NGポイント】文章全体が抽象的で、応募者の強みや実績が具体的に伝わりにくい点がありました。また、「新しい環境への適応力」の具体例が不足し、採用担当者がイメージしにくい内容になっています。
【添削箇所】結論部分では「適応力」を具体化し、実績や成果に言及しました。エピソードでは、行動や工夫を加え、成果部分では信頼関係構築など幅広い評価を追加しています。
【どう変わった?】適応力を発揮した具体的な行動と成果が明確化され、実際のエピソードに基づく説得力が向上しました。さらに、入社後の貢献に対する意欲が企業側に伝わりやすくなっています。
・適応力を裏付けるエピソードを盛り込む ・第三者からの評価で説得力を持たせる ・入社後の貢献を明確にする |
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例文2:初対面でもスムーズなコミュニケーション
初対面でもスムーズなコミュニケーションが取れることをアピールした例文を添削しました。採用後に関わる上司や先輩社員はもちろん、顧客とも円滑なコミュニケーションができることを強調しています。
【結論】私は初対面でも |
添削コメント|結論部分では、単なる自己評価ではなく、「信頼関係を迅速に築く力がある」と具体的な実績を含めた表現に修正しました。また、「安心感」や「スムーズな関係性構築」といったキーワードを加えることで印象を強めています。 |
【エピソード】大学のゼミ活動では、さまざまな価値観を持つメンバー |
添削コメント|「初対面の人間でも信頼関係を築ける」とアピールするため、「初めて話すメンバー」についてをもっと強調しましょう。ここでは単に「初対面の人とも積極的に話せた」と言うだけでなく「グループを変えるたびに初めて話す人がいた」と伝えることで、強みの再現性を強調しました。 |
【エピソード詳細】 |
添削コメント|エピソード詳細では自分の行動だけでなく「行動にはこういう目的と意図があった」と伝えることで、分かりやすく努力の方向性を示しました。また、「協力しやすい環境」を「意見を出しやすい雰囲気」に変更し、具体性を高めています。 |
【成果】その結果、ゼミ全体がより活発な議論を行えるようになり、最終的に全員が納得するテーマを |
添削コメント|成果部分では、「合意形成」という具体的な表現を加えることで成果を明確化しました。また、「全員を巻き込む」というフレーズを追加し、リーダーシップの一面も示しています。 |
【入社後】貴社においてもこのコミュニケーション能力を活かし、初対面の方とも早期に信頼関係を築きたいと考えています。そして、職場の円滑な連携を促進し、 |
添削コメント|「目標達成」という成果につながるフレーズを加え、企業が求める貢献姿勢を明確にしました。 |
【NGポイント】元の文章では「初対面のコミュニケーション能力」を具体的に示すエピソードや成果が不足していました。また、入社後の貢献意欲や企業側へのアピールが抽象的で、説得力に欠けています。
【添削箇所】結論部分で信頼関係構築を強調し、エピソードに具体的な行動と成果を追加しました。また、入社後の目標達成に向けた貢献姿勢を明確化し、より企業の関心を引く表現に修正しています。
【どう変わった?】添削後は「迅速に信頼関係を築く力」とその実例が明確になり、説得力が向上しました。また、入社後の具体的な貢献内容を伝えることで、企業にとって魅力的な人材像が浮き彫りになっています。
・信頼関係を素早く構築したエピソードを盛り込む ・相手の意見への共感や傾聴の姿勢を強調する ・第三者の評価を具体的に伝える |
例文3:多様な価値観への対応ができるアピール
多様な価値観への対応力をアピールした例文を添削しました。メンバー間で価値観の相違があった場合にどう連携を取れるかアピールしています。
【結論】私は多様な価値観 |
添削コメント|結論部分では、具体的な行動や意識を追加することで、「柔軟に対応できる力」を具体化しました。「尊重」や「共感」といったキーワードを加え、単なる能力紹介ではなく人間性も伝わる表現に修正しています。 |
【エピソード】大学時代、地域の清掃活動を |
添削コメント|エピソード部分では、「経験を積んだ」といった積極性を強調する表現に変更しました。また、「柔軟性の重要性を実感した」と加えることで、活動から得た学びや成長が伝わる内容にしています。 |
【エピソード詳細】活動中は、 |
添削コメント|「仲間の考え方やこだわりを加味して活動方法を提案した」と示し、単なる対応力だけでなく、リーダーシップや主体性も強調しています。また、異なる価値観を持つ方との対話を重要視したことを強調し、全体をまとめる能力があることをアピールしています。 |
【成果】その結果、活動中にメンバー間の連携が円滑になり、 |
添削コメント|成果部分では、「効率的かつスムーズ」といった具体的な表現を加え、連携力の強さを示しました。また、「環境を作れた」とすることで、柔軟性だけでなく他者への貢献を明確に伝えています。 |
【入社後】貴社においてもこの柔軟性を活かし、多様な価値観を持つ同僚やクライアントとも |
添削コメント|入社後の部分では、「積極的に信頼関係を築く」という主体性を強調しました。また、「組織の目標達成」という成果への貢献意識を示すフレーズを追加し、企業側にアピールしやすい内容に修正しています。 |
【NGポイント】元の文章では、「柔軟性」の具体的な行動やエピソードが表面的であり、応募者の強みや成長が伝わりにくい点が課題でした。また、入社後の目標や企業への貢献意識が抽象的で説得力に欠けています。
【添削箇所】具体的なエピソードを掘り下げ、強みを活用しての行動や姿勢を追加しました。さらに、成果部分で評価を明確化し、入社後の展望では「信頼関係構築」や「目標達成」を強調する表現に修正しています。
【どう変わった?】柔軟性の発揮場面が具体化され、応募者の行動や成果が企業にとって価値があるものとして伝わる内容になりました。また、入社後の具体的な貢献意欲を示し、採用担当者にとって魅力的なアピールとなっています。
・価値観の違いを尊重した経験を盛り込む ・異なる価値観との交流で得られた学びを伝える ・企業への貢献を具体化する |
例文4:チーム内での調整役になれる
チーム内での調整役になれることをアピールした例文を添削しました。深堀りされても答えられるように、具体的エピソードを自分の中で詳細に整理しておくと良いですね。
【結論】私はチーム内での調整役として、 |
添削コメント|結論部分では「目標達成」という成果を含めた表現に修正し、調整役の具体的な役割を強調しました。「意欲を高める」といったポジティブな要素を加えることで、調整力が組織に与える影響を示しています。 |
【エピソード】大学時代、私は所属していたサークルでイベントの企画 |
添削コメント|エピソード部分では「企画リーダー」と役割を明確化し、主体性を強調しました。また、「積極的に行動」といったキーワードを追加することで、具体的なアクションが伝わる表現に修正しています。 |
【エピソード詳細】活動中、 |
添削コメント|「全員の意見を丁寧にヒアリング」や「工夫」という具体的な行動を加えることで、より行動力が伝わる表現にしました。 |
【成果】その結果、企画内容は全員が満足する形にまとまり、イベントは成功を収めました。メンバーからも「話しやすく、まとめ役として頼りになる」と感謝の言葉をもらい |
添削コメント|「信頼を得た」というフレーズで、チームへの貢献度が明確に伝わるように修正しました。 |
【入社後】貴社においても、これまでの経験を活かして、チームでの意見調整に取り組みたいと考えています。 |
添削コメント|「目標達成に向けて力を尽くします」と修正することで、仕事における具体的な貢献意識を強調しました。また、「全体の雰囲気を良くしながら」という曖昧なフレーズを、「業務の効率化と成果向上」と修正し、企業にとってのメリットを具体化しています。 |
【NGポイント】元の文章では、「調整役」の具体的な行動や成果が曖昧で、応募者の役割が十分に伝わっていませんでした。また、入社後の貢献内容も抽象的で、説得力に欠けています。
【添削箇所】具体的な行動や工夫(例: ヒアリングや解決策の提案)を追加し、調整役としての貢献を明確化しました。さらに、入社後に果たしたい役割を具体化し、企業にとってのメリットを強調しています。
【どう変わった?】調整力を示す具体的なエピソードと成果が明確化され、入社後の貢献イメージも強まりました。これにより、企業が求める「即戦力」としての魅力が伝わる内容となっています。
・調整役としての行動を具体的に説明する ・実績を明確にし、信頼性を高める ・入社後の企業への貢献を伝える |
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「人見知りしない」を長所で伝える注意点とよくあるNG例文

「人見知りしない」を長所としてアピールする際に気を付けるべきポイントは2つです。
人見知りしないのはメリットであると同時に、相手によっては馴れ馴れしいと感じる場合もあり、デメリットにもなりうると覚えておきましょう。
特に悪印象になりやすいNG例文を紹介します。
①軽率で軟派な印象を持たれてしまう
例文:初対面の人でも飲みに誘えるアピール
私は人見知りしない性格で、どんな人ともすぐに仲良くなれます。 初対面の人でも飲みに誘うのが得意で、会社の飲み会があれば積極的に参加したいと思っています。 飲み会の席ならではのコミュニケーションを特に大事にしたいと考えています。 |
コミュニケーション能力が高く、社交性があるとアピールしたい場合でも「飲みに誘う」という表現が軽率で軟派な印象を持たれてしまう場合もあります。
社交性をアピールしたい場合であっても、仕事に関連しそうな話でコミュニケーション能力の高さをアピールしましょう。
②デリカシーがなく失礼な印象を与えてしまう
例文:誰にでもはっきりと意見を言えるアピール
私の長所は、人見知りせずに誰とでも遠慮なく意見を言い合えることで、場の空気を読むよりも、率直に正しいと思った意見を発言できます。 その際に相手の意見もしっかりと聞き、一方的な決めつけはせず、しっかりと対話することでコミュニケーションを深めていけます。 曖昧な状態を好まないので、誰とでもはっきりと意見を言い合える、良好な関係を築きたいと考えております。 |
初対面の人にでも自分の意見をはっきりと言える性格をアピールする例文ですが、自己主張が強く、デリカシーがないと受け取られる場合もあります。
協調性の高さや、チーム内の問題解決力をアピールできるエピソードと併せつつ、自分の意見も主張できる性格とアピールしましょう。
「人見知りしない」が長所の場合の短所は「おせっかい」がおすすめ

自身の長所として「人見知りしない」とアピールする場合は、短所は「おせっかい」なところだと伝えるのが効果的です。
人見知りをしない人は、距離感をつかめずに「おせっかい」をしてしまう可能性があります。
「人見知りしない」長所が場合によっては短所にもなる可能性があると、自分で理解しているアピールにもなるため、併せて使うのが理想的です。
また、改めて自分ではおせっかいなつもりがなくても、おせっかいと受け取られる可能性もあると認識しておきましょう。
長所と短所を合わせて説明する必要があるときは、ぜひ活用してくださいね。短所を説明する際は、改善に向けて動いていることも合わせてアピールしましょう。
「人見知りしない」を面接で伝えるときの注意点

面接の場合は直接採用担当者に「人見知りしない」とアピールするチャンスですが、同時に注意すべきポイントがあります。
「人見知りしない」特技があれば面接も問題なく対応できるはずですが、注意すべきポイントは覚えておきましょう。
自分の「人見知りしない」長所をできるだけ効果的にアピールするのが重要です。
①面接の際の態度も社交的な印象になるようにする
面接の際は自分の「人見知りしない」特技を最大限アピールできるチャンスです。
できる限り社交性が高いとアピールしていきましょう。ただし、砕けた雰囲気での会話になりすぎないよう注意してください。
その場の雰囲気にあった対応ができないと判断されると、面接で落とされてしまう可能性があります。
長所や自己PRで「人見知りしない」ことをアピールしているのに、面接でおどおどしているとギャップで不信感を持たれてしまいます。
面接では誰しも緊張するものですが、自己PRとのネガティブなギャップを感じさせないためにも、面接練習などを繰り返して面接に慣れておきましょう。
②深掘りされても落ち着いて自信を持って話す
面接時には質問を深堀されても、落ちついて自信をもって話せるように意識しておきましょう。
人見知りせずに社交性が高いとアピールする場合、採用担当者はあえて質問を深堀してくる可能性があります。
十分に思考しなければ答えられない質問や、揺さぶりをかける質問してもコミュニケーションがとれるかを確かめるテストの1つです。
その場しのぎで答えを出さずに、落ちついて、自身をもって回答しましょう。
「人見知りしない」という長所を就活で上手くアピールしよう

「人見知りしない」特技のアピールの仕方や、その際の注意点をわかりやすく解説しました。
人見知りしないのはメリットではありますが、アピールの仕方でイメージが変わり、場合によってはデメリットとなってしまうと覚えておきましょう。
また、「誰とでも仲良くなれる」などの言い換えや、相手のニーズに合わせてアピール方法を変えるのが効果的です。
この記事を参考に「人見知りしない」特技を再認識し、就活の強みとして活用していきましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。