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TOEICは就活で意味ない?役立つケース・勉強のポイントを紹介!

就活を進めるにあたって、TOEICについて気になる方は多いのではないでしょうか。

しかし実際に勉強するとなると時間も労力もかかり、「意味ない」と言われることも多いことから挑戦すべきか迷ってしまうものですよね。

そこで本記事では、就活においてTOEICが本当に「意味ない」ものなのか解説します。

TOEICの勉強方法についても解説しているので、ぜひ就活対策にお役立てくださいね。

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TOEICが就活で意味ないかどうかは企業によって異なる

TOEICへの挑戦が就活で意味を持つかどうかは、志望する企業によって異なります

募集要項のチェックが重要であり、TOEICを受けるべき・受けない方が良いとは一概に言い切れません。ただし少なくとも、高得点を取ることでマイナスになることはないと言えるでしょう。

TOEICを重視する企業や、TOEICのスコアを書類選考で足切りに利用している企業もあります。高得点を取っておいた方が、就活の選択肢は広がるはずです。

ただし、TOEICをアピールポイントにするなら700点以上は欲しいので、挑戦するのであればしっかりと勉強することが求められます。

TOEICが就活で意味ないと言われる理由4つ

TOEICの勉強は決して無駄ではありませんが、就活においては「意味がない」と言われてしまいがちです。

TOEICが「意味ない」と言われる理由としては、主に以下が考えられます

  1. 高得点でも英語を使いこなせるとは限らないため
  2. テクニックで良い点数を取れてしまうため
  3. 英語が必要ではない企業もあるため
  4. スキルより人柄を重視する企業もあるため

①高得点でも英語を使いこなせるとは限らないため

TOEICをスコアがあまり意味なしと言われてしまう理由としてまず挙げられるのが、高得点をとっても英語を使いこなせるとは限らない点です。

TOEICは、リスニングとリーディングの能力を試すテストであり、スピーキングやライティングの能力を測れません。

TOEICスコアが高得点でも英語を話せない人は多くおり、「TOEICでは実践的な英語力を確認できない」と判断されるケースは一定あると思われます。

②テクニックで良い点数を取れてしまうため

TOEICがあまり重視されにくい理由としては、テクニック次第で高得点を取れてしまう点も挙げられます。

設問のパターンや消去法などのテクニックを活用することで、TOEICの点はある程度伸ばせると言われているのです。

もちろん高得点にはしっかりとした勉強が必要ですが、企業の担当者によっては「純粋な英語力のみを確認できるわけではない」と考える可能性はあります

③英語が必要ではない企業もあるため

企業の中には、英語を業務で必要としないところもあります。業務で英語を使わなければ、TOEICのスコアがどんなに良くても評価にはつながらないでしょう。

英語力を必要としない企業を志望するのであれば、TOEICへの挑戦ではなく他のことに労力と時間を割いた方が就活生としては合理的だと言えます。

志望企業があるなら、事前に英語力を重視しているか否か確認することが大切です。

少なくとも、あまり深く考えずに「とりあえず英語を勉強しておこう」と判断するのは得策ではないでしょう。

④スキルより人柄を重視する企業もあるため

企業の中には、スキルよりも人柄を重視している企業もあります。特に新卒採用では、現在のスキルよりもポテンシャルを重視するケースは多いものです。

現在英語が得意でなくても、やる気とポテンシャル次第で入社後に身につけることは十分に考えられます

もちろん同じポテンシャルの就活生同士であれば英語力が高い方を優先するかもしれません。しかし少なくとも、「英語力がとにかく優先」と判断されるケースは少ないと考えられるでしょう。

就活生がTOEICを勉強すべき理由

就活においてTOEICのスコアは必須ではありませんが、以下の理由から勉強しておいた方が良いとは考えられます

  • TOEICを重視する企業が近年増えてきているため
  • 高得点を取れば他の就活生との差別化にもつながるため
  • 就活では英検よりもTOEICの方が有利であるため

グローバル化により、近年では外資系企業や海外との取引がある企業を中心に英語を使いこなせる人材を求めている企業が増えていると言えますよ。

また、実務で英語を使わない企業であるとしても、TOEICで高得点を取ることで「必要に応じて努力ができる」と評価をしてくれる可能性はあるでしょう。

また「英検」と比較すれば、TOEICの方が企業からの評価につながりやすいと言えます。

TOEICがビジネス英語力を問う試験であるのに対し、英検は比較的アカデミックな内容が出題される試験であるためです。

TOEICが就活で役に立たないケース2つ

ここでは、TOEICが就活で役に立たないと判断できるケースを以下の通り2つ紹介します。

  1. 企業が設けている基準よりも自分の点数が低いケース
  2. 応募先企業の仕事で英語を使うことが少ないケース

①企業が設けている基準よりも自分の点数が低いケース

TOEICのスコアが役に立たないケースとしてはまず、企業が設定している基準よりも自分のスコアが低いケースが挙げられます。

どんなに頑張ってTOEICの勉強に励んだとしても、企業が求めるレベルに届かなくては評価にはつながりません。

企業にもよりますが、基本的には最低でも700点以上はないとアピールポイントにはつながらないと考えるべきです。

ただし企業の基準をクリアすることがまずは大切なので、募集要項を必ず確認するようにしましょう

②応募先企業の仕事で英語を使うことが少ないケース

応募先企業の仕事で英語を使う機会が少ないケースでも、TOEICのスコアをアピールしてもあまり意味がないと考えられます。

例えば、建設業界やインフラ業界など、ほとんど国内を中心として事業を展開している企業においては、実務で英語を使わないことはあり得るでしょう。

英語を実務で使わないことが分かっていれば、他にどんな特徴・能力を持った人材が求められるのか確認することが大切です。

就活でTOEICが役立つケース2つ

ここでは、就活でTOEICのスコアが役立つケースとして以下の2点を紹介します。

  1. 応募先企業が英語力を重視しているケース
  2. 自己PRのエピソードとして使えるケース

①応募先企業が英語力を重視しているケース

TOEICのスコアが就活で役立つケースとしてはまず、応募先が英語力を重視しているケースが挙げられます。

現代ではグローバル化が進み、外資系企業をはじめとする一部の企業だけでなく一般的な企業の中にも英語力を必要とする企業は多くありますよ。

特に商社やコンサルティング会社など、就活生に人気が高い企業の多くが英語力を必要としていると考えられるでしょう。

英語力を求められる企業への就職を志望するなら、できるだけ早期にTOEIC対策を行う必要があります。

②自己PRのエピソードとして使えるケース

自己PRのエピソードとしてTOEICへの挑戦経験を使えるケースでも、TOEICスコアは役に立ちます。

頑張ってTOEICで高得点を取得した経験は、たとえ業務で英語を使わない企業だとしても頑張ったエピソードとして活用可能です。

たとえ純粋な英語力を測れない試験だとしても、TOEICで高得点を取るにはかなりの努力が必要だと言えます。

スコアとともに「なぜ挑戦したのか」「どのように取り組んだのか」をしっかりと説明できれば、自己PRのエピソードとして十分に活かせるでしょう。

就活以外でTOEICスコアが役立つケース3つ

TOEICは、もちろん就活のためだけに受ける試験ではありません。

そのためここでは、就活以外でTOEICスコアが役立つケースとして以下を紹介します。

  1. 転職
  2. 昇進・昇給
  3. 大学院への進学

①転職

就活以外でTOEICスコアが役立つ機会としてはまず、転職のタイミングが挙げられます

業務で英語が必要な企業に転職活動をする際には、書類選考時にTOEICのスコアが評価基準の1つになることがあるのです。

特に中途採用では新卒採用とは異なり、ポテンシャルよりも現在の能力を重視する傾向があります。

例えば外資系企業や商社などへの転職を希望する際には、TOEICにおいて高得点を取っていることが前提になる可能性が高いでしょう。

②昇進・昇給

入社後の昇進・昇給のためにも、TOEICスコアは役立つと考えられます。

スコアを客観的に確認できるTOEICでは、英語力の有無はもちろん高得点を取った実績自体を評価してもらえる可能性もあるでしょう。

少なくとも昇進や昇給の邪魔になることは考えにくいことから、余力があるならTOEICへの挑戦を検討する価値は十分にある考えられます。

社会人になると十分な時間をなかなか取れなくなることから、学生のうちにできるだけ勉強しておくことがおすすめです。

③大学院への進学

TOEICスコアが役立つ局面としては、大学院への進学も挙げられます

大学院の入試では英語力を求められることがあり、その後学んでいくうえでも一定の英語力を持っていることが前提となっていることがありますよ。

TOEICのスコアを英語の試験代わりとして免除してくれるケースもあるので、大学院への進学を考えるなら、積極的に取り組む価値はあるでしょう。

大学から大学院に進む場合はもちろん、社会人になった後大学院へ進むケースを考えても今の内から勉強しておく価値はあります。

TOEICで高得点を狙うためのポイント2つ

ここでは、TOEICで高得点を狙うためのポイントを以下の通り2つ解説します。

  1. 単語を多く覚える
  2. 公式問題集を繰り返し解く

①単語を多く覚える

TOEICで高得点を狙うためにはまず、単語を多く覚えることが大切です。単語力は英語の基礎であり、実力アップに直結しやすいと言えます。

特にTOEICではリーディングとリスニングを行うことから、単語力がないと意味を把握することは困難です。

単語力を身につけるためには、短い期間で一気に詰め込もうとせず中長期的に反復学習をする意識が大切でしょう。

自分に合った教材で問題ないので、一冊の単語集を繰り返し使用して完璧に近づけるように頑張ってみてください。

②公式問題集を繰り返し解く

公式問題集を繰り返し解くことも、TOEICで高得点を狙うには大切な勉強方法です。知識はインプットするだけでなく、アウトプットすることで定着します。

ひと通り問題を解いて分からなかったところや間違えたところをやり直す作業を繰り返すことで、少しずつでも着実に実力がついていくでしょう。

何冊も異なる問題集に手を出すよりは、良質な問題集を一冊選んで繰り返し取り組んだ方が、実力アップにはつながりやすいと言えます。

就活ではTOEICの必要性について判断しましょう!

就活においてTOEICスコアが高くてもあまり意味がないと言われてしまいがちですが、一方で重視する企業も多くあるのが実情です。

就活ではTOEICの必要性についてまず把握し、自分の志望に合わせて取り組むことが大切でしょう。

そのため、まずは業界研究・企業研究を深めて、自分の志望先の業界・企業がTOEICスコアを重視しているのか、そうではないのかという点を確認してみてくださいね。

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    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。