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刑務官の志望動機【例文5選】仕事内容や求められる人物像・避けたい表現まで解説

刑務官を目指している人の中には、志望動機がうまく書けないと悩む人も多いのではないでしょうか。

また国家公務員ということで志望する方も多い職業ですが、仕事内容などの詳しい理解ができていないために志望動機の作成にてこずる方も多いでしょう。

そこで本記事では、刑務官の配属先・仕事内容・求められる人物像といった基礎的な知識、そして受かりやすい志望動機の書き方を詳しく解説しています。

この記事を読んで刑務官という仕事への理解を深め、魅力的な志望動機を作成しましょう!

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【配属先別】刑務官の基礎知識

刑務官は、罪を犯してしまった受刑者の監護・更生を担い、社会復帰をサポートする仕事です。

刑務官になると刑務所・少年刑務所・拘置所のいずれかに配置されますが、配属先によって受刑者の属性は異なり、そのぶん業務にも差が生じます。

  1. 刑務所
  2. 少年刑務所
  3. 拘置所

上記施設は全国各地にあります。

国家公務員である刑務官は全国に配属される可能性があるため、どこに配属されても柔軟に対応できるとアピールするのも効果的です。

①刑務所

刑務所は現在日本に約60施設あり、原則20歳以上の受刑者が性別によって分けて収容されています。

刑務所での主な業務は以下の通りです。

  1. 刑務作業・日常生活の指導や監督 etc…
  2. 施設内の管理や点検
  3. 社会復帰のサポート
  4. 報告書作成などの事務作業

責任感を持って受刑者の監督指導にあたり、受刑者同士のトラブルなどが発生すれば臨機応変に対処する必要があります。

②少年刑務所

少年刑務所があるのは函館・盛岡・川越・松本・姫路・佐賀の6カ所で、16歳以上20歳未満の受刑者が収容され、刑期中に20歳に達した場合も、26歳までは少年刑務所の預かりとなります。

少年院と混同されがちですが、少年刑務所では更生を促すための保護処分のみを行う少年院と違い、刑務所同様に刑罰が科されますよ。

基本的には刑務所での業務と同じ業務を行って受刑者の社会復帰をサポートしますが、刑務所に比べてカウンセリングに費やす時間が長いのが特徴です。

青少年の更生に寄与したい方、相手に寄り添ったコミュニケーションがとれる方は少年刑務所に向いていると言えるでしょう。

③拘置所

拘置所は全国に8カ所、補助となる拘置支所が92カ所にあり、裁判を控えた被告人や死刑執行を待つ死刑囚が収容されています。

拘置所に収容される死刑囚は「矯正の必要がない」とされており、刑務所のように刑務作業を行うことがありません。

そのため刑務作業の監督業務はなく、施設の管理や点検・囚人の監視が主な業務となります。

【職種別】刑務官の仕事内容

刑務官は、受刑者の生活サポート・刑務の安全管理・更生支援などを行いますが、その仕事内容は配属先によっても異なります。

ここでは、以下の4つの部門について解説します。

  1. 処遇部
  2. 分類・教育部門
  3. 総務部
  4. 医務部

①処遇部

処遇部は、採用された人が最初に配属される部署で、工場担当・夜勤担当・作業部門などの部門があります。

多くの職員が配置され刑務所の中核ともいえる処遇部は、生活指導などを通して更生を促すやりがいある部署で、受刑者と直接接する機会が多いのが特徴です。

さらに特徴的なのが夜勤で、8:30に出勤してそのまま17:00から夜勤、21:00~1:00まで仮眠をとったら次の日勤者が来るまで再び夜勤と、夜間帯のみならず1日24時間以上勤務することになります。

とはいえ、夜勤手当もあり月の半分以上は休みとなるため、慣れてしまえばプライベートを充実させることもできるでしょう。

②分類・教育部門

分類・教育部門には、教育担当・審査保護担当・考査担当などがあります。

この部署で行うのは刑務所の出口部分に関する業務で、仮釈放に向けた手続きや出所後の就労支援等が主な仕事です。

刑期を終えた受刑者が就労先に定着できるように指導を行うなど、学校でいう進路指導の先生のような立場で業務を行います。

③総務部

総務部には庶務課・会計課・用度課があり、施設の運営を支えるのが主な仕事です。

たとえば各部署間の調整・広報業務・給与の支払いなどのほか、収容者から預かった金品の管理なども行っています。

このように基本的には事務的な仕事を行うことになりますが、緊急事態が発生した際には総務部も一丸となって事態の収拾に当たりますよ。

④医務部

医務部には、医務課・保険課などがあり、刑務所内外の医師の指示に従って受刑者の体調管理を行います。

魅力的なのは、刑務官のまま給与をもらいながら3年間の研修を受け、准看護師の資格を取ることが可能という点です。

さらに、資格を取ると階級が上がります。

こうしたキャリアアップの機会が用意されているのは嬉しいポイントでしょう。

刑務官の将来性

刑務官は国家公務員で福利厚生等にも優れ、安定性を求める方には魅力的な仕事です。

社会への貢献度が高く大きなやりがいを感じられるほか、研修制度や各種免許取得のためのサポートが充実しており、管理職への昇進やキャリアアップの機会が豊富なのも魅力でしょう。

とはいえ課題を抱えているのも事実で、肉体的・精神的に負担が大きいため離職率が高く人手不足が叫ばれているほか、近年では受刑者の高齢化も進み、通常業務に加え介護業務も発生しています。

刑務官の負担を減らすため、規制を緩和して民間事業者が施設の保安業務や介護などを行えるようになりましたが、受刑者に対し強制力を行使する権利は刑務官にしかありません。

将来的にも安定した仕事でやりがいもあり、福利厚生が充実していてキャリアアップの機会も豊富とたくさんのメリットがある反面、過酷な仕事であることは間違いないでしょう。

刑務官に求められる4つの資質

志望動機では、自身が求められる人物像に当てはまる人材だとアピールすることが重要です。

刑務官には、以下の4つが求められます。

  1. 正義感・責任感がある
  2. 体力がある
  3. 精神的にタフである
  4. 周囲と協力することができる

自身に当てはまるものがないか振り返ってみましょう。

①正義感・責任感がある

刑務官は罪を犯した受刑者の矯正・教育を担う仕事ですので、強い正義感や責任感が求められます。

刑務官は受刑者が刑期を終えたあと再び犯罪に手を染めないよう適切に指導を行う必要がありますが、受刑者がその指示通りに動くとは限りません。

そうした受刑者にも根気強く寄り添い続けていけるだけの正義感や責任感が備わっていることが、刑務官を志す人に求められる前提条件と言っても過言ではありませんよ。

困っている人を放っておけない人、周りに流されず言うべきことを言える人は、刑務官に向いていると言えるでしょう。

②体力がある

長い夜勤や日々の訓練、暴れる受刑者の鎮圧など、刑務官には体力が必要です。

不規則な生活、過酷な業務、厳しい訓練を行いながら健康を維持しなければならないため、体力・耐久力がない方には刑務官として働くのは辛いものとなるでしょう。

反対に、体力に自信のある方は大きなアピールポイントになります。

部活動を含めた武道やスポーツの経験、またアルバイトなどで肉体的に厳しい状況を乗り越えたという経験のある方は、積極的にアピールするとよいでしょう。

③精神的にタフである

肉体的にタフであることはもちろん、刑務官には精神的なタフさも求められます。

様々な事情を抱えた受刑者と毎日接する刑務官は精神的に疲弊しやすい環境にあり、その負担から辞めてしまう人が少なくありません。

そのため選考では、常に心を強く持ち、刑務官のハードな仕事に耐えて長く働き続けることができる人材であるかが重要なポイントになります。

ストレスの多い状況を乗り切った経験や、困難に直面しても粘り強く取り組んだ経験があれば、積極的にアピールしましょう。

④周囲と協力することができる

刑務官の仕事は上司や同僚とチームを組んで行うことが多く、周囲との協力が欠かせません。

また過酷な仕事であるため、一人で頑張ろうとする人は精神的・肉体的に続かなくなってしまう方が多いようです。

業務を円滑に進めるため、また自身が潰れてしまわないためにも周囲との協力が不可欠な仕事ですよ。

刑務官の志望動機を書く時に明確にしたい3つのこと

志望動機を書き始める前に、自身をよく振り返って以下の3つを明確にしておきましょう。

  1. 刑務官を目指すきっかけになった出来事
  2. 刑務官に求められる人物像と一致する自分の強み
  3. 就職後の活躍の展望

これらを先に明確にしておくことで、伝えたいことがしっかり伝わる好印象な志望動機をスムーズに作成できますよ。

①刑務官を目指すきっかけになった出来事

まずはなぜ刑務官を目指そうと思ったのか、きっかけになった出来事を明確にしておきましょう。

ここがぼんやりしていると、「警察やほかの職業でもいいのでは?」という印象を与えかねません。

説得力のある志望動機を作成するには、具体的なエピソードを提示することが重要です。

②刑務官に求められる人物像と一致する自分の強み

次に、求められる人物像に当てはまるものが自分にあるかを考えます。

先に紹介した正義感やタフさ、周囲と協力する姿勢などはもちろん、募集要項を確認したりやOB・OGを訪ねて実務で活かせるスキルを聞いてみるのもよいでしょう。

些細なことで構わないので、「あれは正義感から起こした行動だった」「あの練習は辛かったけど頑張って乗り越えた」などの経験がなかったか探してみてください。

自分は刑務官にふさわしい人材であるとアピールする材料になります。

③就職後の活躍の展望

最後に、刑務官になったらどのように活躍したいのかを具体的に考えましょう。

活躍の展望を詳しく書けると、採用担当者は採用後の働きぶりを想像しやすくなります。

例えば、「コミュニケーションを大切にします」よりも「受刑者の心に寄り添い、周囲と密にコミュニケーションをとって協力しながら業務に当たりたい」の方が仕事への姿勢や熱意が感じられますよ。

自分を採用することがメリットになるとアピールするために、どのように役立ちたいのかをはっきりさせておきましょう。

受かる志望動機の書き方3ステップ

伝わりやすく好印象な志望動機の組み立て方はある程度決まっています。

  1. 結論から書く
  2. 根拠となるエピソードを書く
  3. どのように活躍・貢献したいのかを書く

もちろんこれが全てというわけではありませんが、以上のポイントをおさえて書くことで誰でも簡単に志望動機を作成できますよ。

①結論から書く

まずは、「なぜ刑務官になりたいのか」を簡潔に述べましょう

刑務官の志望動機を書く時に明確にしたい3つのことで考えた内容を元に、「~~という思いで刑務官を志望します」と書き始めると志望動機を効果的に伝えられますよ。

反対に結論を後回しにしてしまうと、何が伝えたかったのかよくわからなかったという印象を与えかねません。

まずは結論を簡潔に述べ、次に内容を詳しく述べたあと、最後にもう一度結論で締めくくると綺麗にまとまります。

②根拠となるエピソードを書く

次に必要なのが、「刑務官になりたい」という結論の裏付けとなる具体的なエピソードです。

このエピソードが抜けていると説得力に欠けた記憶に残らない志望動機になり、他の志望者に埋もれてしまう可能性が高くなります。

例えば「更生の手助けをしたい」「再犯率の低下に貢献したい」などはよくある志望動機です。しかし、そう思ったきっかけは人それぞれ違うはずです。

志望した根拠となるエピソードをしっかり述べられるかどうかがライバルと差をつけるポイントになるでしょう。

③どのように活躍・貢献したいのかを書く

最後に、就職後にどのように活躍・貢献したいのかを書きます。

ただ「刑務官になりたいです」と伝えるよりも「こんなふうに活躍できる刑務官になりたいです」と具体的に想像できる伝え方のほうが熱意が伝わりやすくなりますよ。

採用担当者に働きぶりを想像させ、「一緒に働きたい人材だ」と思ってもらえるようにアピールしましょう。

【エピソード別】刑務官の志望動機の例文5選

ここでは、エピソード別に刑務官の志望動機の例文を紹します。

  1. 受刑者の更生や社会復帰の手助けがしたい
  2. 受刑者の不安やストレスを取り除いてあげたい
  3. 再犯率の低下に貢献したい
  4. ずっと続けてきた柔道を役立てることができる
  5. 刑務官である父親に憧れた

例文①受刑者の更生や社会復帰の手助けがしたい

私は、受刑者が再び社会の一員として立ち直る手助けをしたいと考え、刑務官を志望しています。

この思いを持ったのは、大学時代に地域のNPO法人でひきこもり支援を行ったことがきっかけです。
この活動で出会った20代の元男性受刑者は、出所後も前科があることを理由に自分の未来を諦めていました。

しかし、閉ざされた心に寄り添って信頼関係を築き支援を続けるうち、前向きな変化がみられるようになりました。
この経験から、更生を目指す受刑者に刑務官として寄り添うことができれば、出所後にまた社会との不適合を感じ心を閉ざしてしまう人を減らせるのではと考えました。

入社後は寄り添い対話する姿勢を大切に、様々な事情を抱えた受刑者ひとりひとりと真摯に向き合って社会復帰を支えていきたいと考えています。

受刑者の更生や社会復帰の手助けがしたいというのは、刑務官を志望する誰もが口にすることです。

そのため、こうした志望理由では「なぜそう思ったのか」を具体的に述べられるかが大きなポイントになります。

また、それを踏まえてどのように活躍しようと考えているのか、ここにも具体性を持たせることで、他の志望者と差をつけられますよ。

例文②受刑者の不安やストレスを取り除いてあげたい

私は、小学生の頃に連れて行ってもらった矯正展で刑務官という職業を知って興味を持ち、現在は受刑者の不安やストレスを取り除きたいという思いで刑務官を志望しています。

刑務官という職業を知ったときに初めて、受刑者にも未来があり、その未来を真っ当に生きていけるよう支える人達がいるのだと知りました。当時は過ちを犯してしまった人が警察に捕まった後のことについて考えたこともなかったため、とても衝撃を受けたのを覚えています。

後に、受刑者の心を支えることが更生、そして再犯率の低下に繋がり、ひいては社会の安全を守ることに繋がるのだと思い至り、興味は憧れに変わりました。
受刑者の心の支えになれる人材となるべく、大学では心理学を勉強し、心理実習ではクライアントの話を丁寧に聴くことで適切なアプローチができました。

この経験を活かして、入社後は受刑者からの信頼を得ることを大切にして指導に当たり、受刑者が前に進むためのサポートをしたいです。

こちらの例文のポイントは、志望動機を興味や憧れで終わらせず、行動を起こしたことをアピールしている点です。

刑務官の仕事は憧れだけで務まる易しいものではありません。

そのため、志望の本気度を伝えるためには、刑務官になるために行った努力やその結果を伝える必要があります。

例文③再犯率の低下に貢献したい

私は、再犯率の低下に貢献したいという強い思いで刑務官を志望しています。

昔から正義感の強かった私は警察官に憧れを持っていたのですが、ドキュメンタリー番組で再犯率の高さを知り、犯罪者を取り締まるだけでは根本的な解決にならないのではと思い至りました。

この気付きがきっかけで受刑者の更生支援に興味を持つようになり、大学時代には非行少年のサポートを行う地域ボランティアにも参加しました。

彼らと向き合う中で、正しい道を示し導く存在が如何に大切かを実感したと同時に、受刑者が出所後に正しい道を歩めるよう指導する刑務官という存在が、社会においてどれほど大きな役割を担っているかということを実感しました。

入社後は、刑務官として彼らの心に寄り添いながら真の更生を目指すことで、再犯率の低下と安全な社会の実現に貢献したいです。

この例文では、刑務官でなければならないという結論に至った理由を具体的に述べることで、刑務官と言う職業へのこだわりと熱意をアピールしています。

また、ボランティアの経験について触れるのも、積極性やコミュニケーション能力があることが感じられて効果的です。

例文④ずっと続けてきた柔道を役立てられる

幼いころから続けてきた柔道の技術や精神性を活かして受刑者の更生支援に貢献したいという思いで刑務官を志望しました。

また、刑務官は業務終了後に武道訓練として柔道に励める環境が整っており、経験を積み重ねながら武道教官を目指せるというのも魅力的でした。

私は、柔道は単なるスポーツではなく、他者への思いやりや礼儀、忍耐など、心を育てるものでもあると感じています。実際に、威勢のいい息子をどうにかしたいと道場に連れてこられ、柔道を通して思いやりや忍耐力を身につけた人を何人も見てきました。

これにより、非行や犯罪に手を染めてしまった人にも柔道の精神を伝えることで更生を促せると確信しています。就職後は柔道で鍛えてきた精神と肉体を活かし、礼儀と尊重を持って受刑者と向き合っていきたいです。

この例文では、武道教官と言う具体的な目標について触れられているのがポイントです。

このような明確な達成目標を掲げている人材は、目標達成を目指して長く働いてくれるのではないかと感じてもらえるでしょう。

ただし、ただ漠然と目標を伝えるのではなく、「何のために働き、何ができるのか」を伝えることが重要です。

例文⑤刑務官である父親に憧れた

私は、自身の強みである柔道を活かし、受刑者の更生を支えたいという思いで刑務官を志望しています。

この道を選んだのは、刑務官である父親の姿に強く影響を受けたからです。父は多くを語らない人だったのですが、ある日とても疲れた様子で帰宅し、「今日、長年受刑していた人が無事に出所して社会復帰を果たした」と少しだけ話してくれたことがありました。何度も挫折しそうになった彼を長年見守り支え続けていたのだと知り、父の仕事の重みとそのやりがいに気づきました。

それ以来、自分も社会復帰のサポートをする刑務官になりたいと思うようになり、柔道を学ぶことにしました。まだまだ成長過程ではありますが、厳しい環境に喰らいついていけるだけの体力と精神力はついたと自負しています。

今後も努力を惜しまず、刑務官として受刑者一人ひとりに向き合い、彼らが社会に戻れるよう支えていきたいです。

こちらの例文も例文②と同じく、憧れだけで終わらせないということがポイントです。

ただ「憧れています」だけでは、採用担当者は何を評価したらよいのかわかりません。

憧れを原動力に成したことを具体的にアピールしましょう。

刑務官の志望動機としてふさわしくないもの4つ

最後に、刑務官の志望動機としてふさわしくない、避けたい内容を紹介します。

志望動機が書き上がったらよく読み返し、以下の4つに当てはまっていないか確認しましょう。

  1. 刑務官でなくても達成できる目標
  2. 国家公務員であることのみが理由
  3. 継続力がないと判断されかねない内容
  4. 漠然とし過ぎている

①刑務官でなくても達成できる目標

刑務官でなくても達成できる目標を主張している場合、「刑務官ではなくてもいいのでは?」と思われてしまう可能性があります。

そのような志望動機になっている場合は、「刑務官でなければ叶えられない目標」にたどり着くまで目標を深堀してみましょう。

目標に対して「なぜ?」を5回繰り返すと、目標の輪郭がよりはっきりと見えてきます。

自分で問答を繰り返すのはもちろん、他人に「なぜ?」を聞いてもらうのも自分とは違う切り口で深堀ができるのでおすすめです。

②国家公務員であることのみが理由

国家公務員であることが理由で刑務官を志望する方は多くいますが、それだけを理由にしてしまうと選考の突破は厳しくなるでしょう。

待遇や条件面で仕事を選ぶ人間は正義感とは対極にあり、過酷な労働環境にも耐えられないのではないかと判断される可能性があるからです。

「国家公務員だから」が本音だったとしても、志望動機での言及は避けることをおすすめします。

③継続力がないと判断されかねない内容

一見プラスの要素に感じる「様々なことに取り組んできた」というエピソードは、継続してひとつのことに取り込めない飽き性な性格だと判断されかねません。

採用担当者は、精神的にも肉体的にもタフであることが求められるハードな労働環境で「長く働き続けられるのか」を見極めています。

そのため志望動機では、「様々なことに取り組んでいる」よりも、「ひとつのことに根気強く取り組んだ」経験をアピールする方が効果的です。

④漠然とし過ぎている

誰にでも言えるような漠然とした志望動機では、記憶に残りにくく印象も良くありません。

志望動機には自分の経験や考えを必ず盛り込んで、オリジナリティがあるものに仕上げましょう。

そのためには、書き始める前に自分自身をしっかりと振り返って分析しておくことが欠かせません。

具体的なエピソードに基づいた貴方ならではの志望動機で、刑務官になりたいという熱意を伝えましょう。

自分自身と刑務官の仕事内容への理解を深めることがポイント

刑務官の志望動機を書く際にはまず、刑務官と言う仕事についてよく学び、念入りに自己分析をしておく必要があります。

刑務官として働くには体力や継続力が必要ですので、それに紐づけられる経験がないかを思い出してみましょう。

情報の整理ができたら、あとはそれを①結論②エピソード③展望④結論の順にまとめて完成です。

事前の準備をしっかりと行い、貴方にしか書けない志望動機でライバルと差を付けましょう!

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。