HOME > 就活マガジン記事 > 【早見表付き】「数え年」と「満年齢」のちがい・使い分け方・計算方法を紹介

【早見表付き】「数え年」と「満年齢」のちがい・使い分け方・計算方法を紹介

「数え年と満年齢の違いは――日常ではあまり意識しないものの、履歴書や厄年、七五三などで「どちらを書けばいいの?」と迷う場面は少なくありません。

そこで本記事では、「数え年とは何か」から、「数え年の計算方法」「使い分けのコツ」までをわかりやすく解説します。2025年の早見表も掲載しているので、自分の年齢をすぐに確認できます。

エントリーシートのお助けアイテム

数え年とは?意味と由来をわかりやすく解説

数え年とは、この世に生を受けた瞬間を1歳とし、誕生日ではなく「新年」になる度に、年を1歳を加えた年を指します。

たとえば12月に生まれた子どもは、翌年1月1日で2歳という計算になります。このように、年の始まりとともにすべての人が同時に年を取るという仕組みです。

この数え方が定着した理由には、昔は誕生日を細かく記録する習慣がなかったことが関係しています。年の切り替わりを基準にすれば、年齢の管理が簡単だったのです。

また、命を授かった時点から年を重ねるという価値観や、長寿を喜ぶ文化も影響しています。今では「満年齢」が広く浸透していますが、厄年や七五三などの行事では数え年が今も用いられます。

つまり、数え年は古い風習というよりも、日本文化の伝統の中で今も大切に受け継がれている考え方といえるでしょう。

「数え年」と「満年齢」のちがいについて

履歴書を書くときに、「数え年」と「満年齢」のどちらで年齢を記載するのが正しいか迷う人は少なくありません。

数え年では、この世に生を受けた瞬間を1歳として、次の正月を迎える毎に1歳加えて計算しますが、満年齢はあなたが「誕生日」を迎えた瞬間に1歳を加える方法で、現在の社会制度の基準になっています。

役所での手続き、運転免許証、健康保険証、履歴書など、ほとんどの公式な場面では満年齢を使用します。

つまり、誕生日がまだ過ぎていなかったら前年齢のまま、迎えた後で初めて1歳が加わるという仕組みです。就職活動や学校関係の書類では、すべて「満年齢」を記入してください。

普段の生活ではあまり意識しない違いですが、正式な場での印象を左右する大切な知識といえるでしょう。

数え年を求める方法

就活の履歴書で、「生年月日や年齢の書き方」に迷う学生は少なくありません。特に「数え年で記載」と初めて聞いたときには、満年齢との違いや求め方に戸惑うことも多いでしょう。

ここでは、自分の数え年を簡単に求める方法と、早生まれの人が注意すべきポイントについて分かりやすく解説します。

  1. 【簡単】数え年の求め方
  2. 早生まれの場合

①【簡単】数え年の求め方

数え年では、誕生日がまだ来ていなくても年が明けた時点で自動的に1歳加わります。つまり、生まれた月日に関係なく、1月1日を境にすべての人が年を取るという仕組みです。

たとえば2000年生まれの人であれば、2025年では「満24歳」ですが、数え年では「25歳」となります。

数え年 = その年の西暦 − 誕生年 + 1

たとえば2000年生まれの人なら、2025年 − 2000年 + 1 = 26歳(数え年)となります。この計算はどの年でも共通して使えるため、覚えておきましょう。

伝統的な行事や日本の地域の習わしでは数え年を用いることがあるので、就職活動では満年齢を利用しますが、知識として数え年を理解しておくと安心でしょう。

日常生活ではあまり意識しないものの、行事や書類などで見かけたときに正確に判断できると信頼につながります。

②早生まれの場合

1月から3月に生まれた「早生まれ」の人は、数え年を計算するときに少し注意してください

たとえば2003年1月生まれの人と、同じ学年の2002年4月生まれの人を比べると、履歴書上では同い年になりますが、数え年では差が出る場合があります。

これは、数え年がこの世に生を受けた瞬間を1歳として、次の元日に自動的に1歳加わる仕組みだからです。早生まれの人は、年明け直後にすぐ加算されるため、普段の数え方に1歳プラスされるケースが多くなります。

還暦や厄年などの伝統行事では数え年が使用されることが多いため、自分がどの年齢に該当するかを確認しておくと安心です。

数え年の数え方を知っておくことで、誤解を防ぎ、行事や伝統にもしっかり対応できるようになります

数え年・満年齢を使い分ける方法

就職活動中にエントリーシートを作成するとき、「数え年」と「満年齢」の違いで迷う学生は少なくありません。実は、使う場面によって正しい年齢の数え方が異なります。

ここでは、履歴書や公的書類、そして行事での使い分け方を分かりやすく解説します。

  1. エントリーシート・履歴書や公的書類は「満年齢」
  2. 七五三や厄年など伝統行事では「数え年」
  3. 還暦や長寿祝いなどのお祝い行事では「数え年」が多い

「ESの書き方が分からない…多すぎるESの提出期限に追われている…」と悩んでいませんか?

就活で初めてエントリーシート(ES)を作成し、分からないことも多いし、提出すべきESも多くて困りますよね。その場合は、就活マガジンが提供しているES自動作成サービスである「AI ES」を使って就活を効率化!

ES作成に困りやすい【志望動機・自己PR・ガクチカ・長所・短所】の作成がLINE登録で何度でも作成できます。1つのテーマに約3~5分ほどで作成が完了するので、気になる方はまずはLINE登録してみてくださいね。

①エントリーシート・履歴書や公的書類は「満年齢」

エントリーシートや公的な書類では、「満年齢」を使うのが一般常識と言えます。満年齢というのは、あなたがこの世に生を受けた日からちょうど1年ごとに年を取る数え方で、今も普通に使用されています。

たとえば、2000年1月生まれの人が2022年1月を迎えたら22歳になります。

一方数え年というのは、この世に生を受けた瞬間を1歳として、次の元日のたびに1歳加算するため、実際の年齢より1、2歳誤差となる場合があります。

履歴書で数え年を使うと、年齢詐称と誤解されるおそれもあるでしょう。

公的機関や企業はすべて満年齢で年齢を管理しているため、就活生は履歴書・エントリーシート・マイページ登録などでは「満年齢」を使いましょう。

②七五三や厄年など伝統行事では「数え年」

七五三や厄年などの日本の伝統行事では、「数え年」で年齢を数える伝統が今も存在しています。

これは、かつて「この世に生を受けた瞬間から1歳」と考える文化があり、新年を迎えると年が増すという暦の考え方が背景にあります。

たとえば、七五三では「数えで3歳・5歳・7歳」でお祝いするため、実際には2歳や4歳で行われることもあります。厄年も同様で、「数え年」で厄を迎えるため、実年齢とはずれる場合があります。

ただし、最近では満年齢で行う家庭も増えており、地域ごとや家系ごとにも違いがあるでしょう。そのため、神社や家族と相談してどちらの年齢で行うかを決めるのが安心です。

③還暦や長寿祝いなどのお祝い行事では「数え年」が多い

還暦や古希、喜寿などの長寿祝いも、もともとは「数え年」で行われてきました。たとえば、還暦は「61歳の誕生日」ではなく、「数え年で61歳」を迎える年にお祝いするのが伝統的な習わしです。

これは、干支が一巡する60年の節目を祝う意味が込められています。ただし、現代では満年齢で祝うケースも増えてきており、数え年の文化は薄れてきています。

親戚や家族の理解に合わせて柔軟に選ぶことが一般的でしょう。どちらの年齢で祝うかよりも、「感謝を伝える場」としての意味を大切にすることが重要です。

お祝いの本質を理解し、数え年の文化的背景を知ることで、日本の伝統をより深く感じられるでしょう。

履歴書における生年月日の正しい書き方

就職活動の履歴書では、生年月日の記載の仕方を誤ると「注意が足りない人」と見られてしまうことがあります。

特に「数え年」と「満年齢」を混同するケースが多いため、正しい記入方法を理解しておくことが大切です。ここでは、履歴書での生年月日の書き方と注意点をわかりやすく紹介します。

  1. 西暦と和暦を統一して記入する
  2. 提出日を基準にして満年齢を記入する
  3. 年齢を書き間違えないように注意する

①西暦と和暦を統一して記入する

履歴書では、生年月日の表記を「西暦」か「和暦」のどちらかに統一して記入するのが肝心です。どちらを使っても問題はありませんが、書類の中で混在していると読み手が混乱してしまうでしょう。

さらに、細部まで気を配れていない印象を与えることにもつながります。たとえば、生年月日を「1999年4月1日」と記載した場合は、学歴欄でも「2018年4月 ○○大学入学」と西暦で統一してください。

逆に「平成11年4月1日」と和暦で書いた場合は、他の欄もすべて和暦でそろえる必要があります。企業によっては指定の書き方があるため、応募要項やエントリーフォームの形式を必ず確認しましょう。

全体を統一した履歴書は見やすく、採用担当者にも丁寧な印象を与えます。

②提出日を基準にして満年齢を記入する

履歴書の生年月日を記入する際は「満年齢」です。数え年はこの世に生を受けた瞬間を1歳として、元日ごとに1歳ずつ加える昔の数え方ですが、今は満年齢が広く浸透しています。

記入する際は、履歴書の提出日を基準にして満年齢を書きましょう。誕生日を迎える前と後で年齢が変わるため注意が必要です。

たとえば、提出日が3月20日で誕生日が4月5日の場合、まだ誕生日が来てはいないので24歳と記載します。また、以前に使った履歴書を流用する際は、年齢が変わっていないかを必ず確認してください。

正確な年齢を書くことで、誠実さと信頼感を示すことができます。

③年齢の書き間違えに注意しよう

履歴書で年齢を間違えると、採用担当者に「確認不足」「信頼性に欠ける」と思われるおそれがあります。どんなに小さな誤りでも、応募書類全体の印象を下げてしまう可能性があるため注意が必要です。

生年月日と提出日を照らし合わせ、正しい満年齢を記入するようにしましょう。たとえば、1999年4月1日生まれで2025年3月1日に提出する場合、誕生日を迎える前なので25歳ではなく24歳と書くのが正解です。

不安なときは、年齢早見表やオンラインの計算ツールなどを利用すると安心です。正確に記入することが、慎重で信頼できる印象を与える第一歩になります。

「数え年」と「満年齢」の対応表(2025年版)

就活で履歴書を書くときに迷いやすいのが「数え年」と「満年齢」の違いです。基本的に履歴書や公的な書類には満年齢で記載します。

数え年はこの世に生を受けた瞬間を1歳として、次の元日に一律で年齢が増える考え方です。対して満年齢は「誕生日」を迎える毎に加算され、法律や採用の場面ではこちらが基準になります。

年明けを挟む提出時期は間違いやすいので注意してください。以下の表で「2025年の時点での満年齢(誕生日前・後)」と「数え年」の違いを確認し、正確に記入しましょう。

生まれ年(西暦)和暦満年齢(誕生日前)満年齢(誕生日後)数え年(年内一定)
1999平成11年252627
2000平成12年242526
2001平成13年232425
2002平成14年222324
2003平成15年212223
2004平成16年202122
2005平成17年192021
2006平成18年181920
2007平成19年171819

※計算の目安:満年齢(誕生日後)=2025 − 生まれ年、満年齢(誕生日前)=(誕生日後)−1、数え年=2025 − 生まれ年 +1です。履歴書には満年齢を記入してください。

数え年と満年齢を正しく理解して使い分けよう

数え年とは、この世に生を受けた瞬間を1歳として、元日ごとに1歳年を足していく日本の伝統的な年齢の数え方となります。これに対して満年齢は、誕生日ごとに1歳年を足していく現在一般的な方法です。

履歴書や公的書類では正確さが求められるため「満年齢」を使用しますが、七五三や厄年、還暦などの行事では「数え年」が使われることが多いのが特徴です。

自分の数え年をすぐに計算する方法や、早生まれの扱いについて知っておくと便利です。つまり、シーンや目的に応じて数え年と満年齢を正しく使い分けることが大切です。

伝統と現代の両方を理解することで、行事や書類作成をより正確に行えるでしょう。

  • フェイスブック
  • X

まずは志望動機を作ってみる

    • 卒業年数
    • 学校
    • 名前
    • 連絡先

    No.1

    卒業年月日を選択してください

    2027年3月2026年3月2028年3月2029年3月卒業済み

    例)
    現在、大学3年の場合は「2027年度3月」
    現在、大学4年の場合は「2026年度3月」
    現在、大学2年の場合は「2028年度3月」
    現在、大学1年の場合は「2029年度3月」

    No.2

    学校区分を選択してください

    大学大学院(博士)大学院(修士)短期大学専門学校

    No.2

    学校情報を入力してください

    学校名
    学部名
    学科名
    学校名
    学部名
    学科名

    No.3

    お名前を入力してください

    お名前
    フリガナ

    No.4

    連絡先を入力してください

    電話番号
    メールアドレス

    本利用規約には、株式会社C-mindが「https://shukatsu-magazine.com」上で提供するサービスにおける、本サービスを利用するお客様との間の基本的な事項が規定されております。本サービスの利用者におかれましては、必ず全文お読み下さいますようお願いいたします。

    個人情報保護方針」と 「サービス利用規約」を確認する

    編集部

    この記事を書いた人

    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。