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【例文7選】負けず嫌いを長所としてアピールする方法|ポイントと注意点も紹介

負けず嫌いの性格は、長所と短所があります。この特性を自己PRに活かすか迷っている方もいるでしょう。負けず嫌いをアピールする際は、気が強いや頑固など否定的に受け取られないように注意が必要です。

この記事では、自己PRで負けず嫌いをポジティブにアピールする方法やポイントを紹介します。就活の参考にしてください。

人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

吉田

記事の監修者

吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細

自己PRで負けず嫌いな性格は長所になる

負けず嫌いな人は、自己PRにおいても協調性を意識し、向上心や活力を前面に出すことが重要です。

競争心が強い性格は、負けることを避けるために努力を惜しまない特性でもあります。この特性は、ポジティブなイメージを与える一方で、感情的になりがちな点にも注意が必要です。

周囲の意見を無視せず、柔軟に対応する姿勢が大切です。そうすることで、負けず嫌いという特性をポジティブにアピールできます。

負けず嫌いを長所として言い換えた表現4つ

負けず嫌いは、長所にも短所にも言い換えられる言葉です。ここからは、負けず嫌いを長所として言い換えた時の言葉を4つ紹介するので、参考にしてくださいね。

  1. 努力を惜しまない
  2. 信念がある
  3. 向上心が強い
  4. 自分に厳しい

①努力を惜しまない

負けず嫌いな人は、自己PRにおいて「努力家」としてアピールするのが有効です。そのためには、努力した結果や成果を具体的に述べることが重要ですよ。

ただし、自己PRは志望企業に合った内容を話すようにしてください。例えば、英語力を身に付けたことで海外事業に貢献したいという具体的なエピソードを交えると良いでしょう。

②信念がある

負けず嫌いな人は、強い信念を持っており、目標に向かって努力し続ける姿勢があります。自身の強い信念を持っている人は、簡単に考えを変えるよりも、信念を貫き、高い目標を達成できるでしょう。

負けず嫌いな人は、「勝利こそ正義」という固い信念を持っています。だからこそ、目標に向かって進む途中で心が揺らぐことなく、困難な状況にも立ち向かい、諦めません。

このため、負けず嫌いな人は、最終的には他の人よりも大きな成功を収めたり、チームのリーダーになります。

③向上心が強い

積極的に成長しようとする意欲が強いと、競争心よりも自己向上を重視している印象を与えやすくなります。

向上心とは、高い目標に向かって精進する姿勢のことです。自らの成長を願い、努力する姿勢が、向上心の表れと言えます。

面接で向上心をアピールするには、具体的な目標に向かって努力してきた経験を具体的に語ることが重要です。これによって、面接官にも伝わりやすくなります。

④自分に厳しい

競争心の強い人は、自分に厳しいところがあります。特に競争がある場面では、ストイックになって大きな力を発揮し、成果を挙げることができます。他人との競争だけでなく、自己克服の動機となりますよ。

勝つことを目指し、努力を惜しまずに目標を達成することができる人材として、あらゆる困難に立ち向かえます。

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自己PRで負けず嫌いを長所にする書き方

自己PRで負けず嫌いをアピールする際には、次の3点に沿って書いてください。

  1. 結論ファーストで負けず嫌いを具体的に言い換える
  2. 長所として負けず嫌いを発揮したエピソードを伝える
  3. 負けず嫌いを活かした入社後の展望を伝える

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①結論ファーストで負けず嫌いを具体的に言い換える

ビジネスの会話では、まず結論を明確に述べるように心がけましょう。また、負けず嫌いの姿勢を良い形で表現するために、具体的な説明をすることが大切です。

PREP法(結論 (Point) → 理由 (Reason) → 具体例 (Example) → 結論 (Point))を守りながら、まず結論を述べます。それに続き、その理由を説明し、具体例を挙げましょう。最後に再び結論を強調します。

この方法を使うことで、効果的なビジネスコミュニケーションが可能です。

②長所として負けず嫌いを発揮したエピソードを伝える

負けず嫌いが長所として発揮された具体例を挙げて、どのような結果を得たかを明確に示しましょう。採用後の活躍をイメージしやすくするために、具体的なエピソードを伝えることが重要です。

数字を交えたり、長所がどのように役立ったかを具体的に表現することで、わかりやすく伝えられます。

③負けず嫌いを活かした入社後の展望を伝える

負けず嫌いな性格をどのように活かすかを最後に述べ、企業側に自身の適性を示しましょう。

業務の性質によっては、営業や開発だけでなく、地道な業務でも負けず嫌いが役立つ場面があるので、幅広い視点でアピールしてください。

自己PRで負けず嫌いをアピールできるポイント2点

負けず嫌いをアピールする際は、以下2点のポイントを意識するとより効果的に伝わります。参考にしてくださいね。

  1. 負けず嫌いを自分の言葉で定義する
  2. 負けず嫌いの活かし方を伝える

①負けず嫌いを自分の言葉で定義する

負けず嫌いという言葉には、時に「敵対心が強い」「嫉妬心が強い」「協調性に欠ける」「諦めが悪い」といったネガティブなイメージも含まれることがあります。

そのため、伝え方を工夫しないと、誤解を招く可能性がありますよ。

負けず嫌いのポジティブな側面をアピールするためには、「努力家である」「向上心がある」といった表現に言い換えてみることが大切です。志望企業に合った言葉を選ぶことも重要です。

②負けず嫌いの活かし方を伝える

採用担当者は、応募者の長所が企業にどんなメリットをもたらすかを知りたがっています。ただし、負けず嫌いだと述べるだけでは具体的な活躍方法が伝わりません。したがって、社会人としての長所を具体的に伝えることが必要です。

例えば、「私は負けず嫌いで、常に営業成績を伸ばす方法を模索し、トップの成績を目指しています」といった具体例を挙げることで、自身の貢献方法を明確に示せますよ。

エピソード別|自己PRで負けず嫌いをアピールする例文7つ

負けず嫌いという性格は、多くの場面で努力や成果を引き出す原動力になります。しかし、その伝え方を間違えると「協調性がない」「扱いにくい」といった誤解を招くことも。本章では、そうした懸念を払拭しながら、自分の強みとして負けず嫌いを効果的に伝えるためのヒントを具体例とともに紹介します。

就活で評価される自己PRは、「誰が見ても納得できるエピソード」と「自分の成長が伝わる過程」が重要です。負けず嫌いをテーマにするなら、それがどう行動に現れ、どんな成果に繋がったかを明確に伝えましょう。以下では、場面別に具体的な例文を紹介します。

  1. サークル
  2. アルバイト
  3. 学業
  4. 趣味
  5. 部活
  6. インターンシップ
  7. 留学
  8. ゼミ

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①サークル

大学のサークル活動でリーダーを務めた経験をもとに、負けず嫌いな性格をアピールする例文を紹介します。

負けず嫌いを強みとして伝える際は、行動や成果を客観的に具体化し、企業でどう活かすかまでつなげる意識が大切です。

サークルの自己PR
【結論】
私の長所は、負けず嫌いな性格を活かして最後までやり遂げる粘り強さがあることです。どんな困難にも前向きに挑み、諦めずに工夫を重ねて成果を出すことに喜びを感じています。常に「どうすればもっと良くなるか」を考え抜き、自分に厳しく改善を積み重ねる姿勢を持ち続けています。
添削コメント|「成果を出すことに喜びを感じる」は主観的で、採用担当にとっては評価しづらいため、「自分に厳しく改善を積み重ねる」といった企業でも再現性が伝わる表現に修正しました。
【エピソード】
大学のサークル活動で、毎年恒例の新入生歓迎イベントの運営リーダーに立候補した際、企画の進行やメンバーの調整で大きな壁に直面しました。準備期間が短く、他のリーダー経験者からも「今年は厳しいかもしれない」と言われる状況でした。例年よりも準備期間が2週間ほど短縮される中、実行委員の間でも不安の声が多く、リーダーとして高い調整力が求められる状況でした。
添削コメント|「厳しいかもしれない」は客観性に乏しい表現です。代わりに「準備期間が短縮された」「不安の声が多かった」といった状況を明示することで、就活生自身が直面した困難を明確に伝えられています。
【エピソード詳細】
私は成功させるべく、過去のイベント資料を徹底的に分析し、タイムスケジュールや役割分担を細かく見直しました。また、メンバーそれぞれと個別に話し合い、不安や不満を聞いて改善策を取り入れるなど、地道なコミュニケーションにも力を入れました。さらに、メンバー全員と1対1で面談を実施し、各自の得意分野や不安点をヒアリングして、担当業務の再割り振りを行いました。役割に納得感を持ってもらえるよう意見を尊重し、主体的に動けるチームづくりを意識しました。
添削コメント|「地道なコミュニケーション」では、努力の内容が不明確です。「1対1の面談」「業務の再割り振り」と行動を記述することで、粘り強く課題に向き合う姿勢が効果的に伝わる内容になっています。
【成果】
その結果、当日のイベントは大盛況で、参加者満足度も非常に高く、例年より多くの新入生がサークルに加入しました。周囲からも「よくまとめあげた」と評価され、自分の負けず嫌いがチーム全体を前向きに動かす力になったと実感しました。結果として、前年に比べて参加者が30%増加し、アンケートでは「一体感があって楽しかった」との回答が多数寄せられました。この成果は、妥協せず準備をやり抜いたからこそ得られたものだと感じています。
添削コメント|周囲の評価や「実感しました」といった主観的な記述は説得力に欠けます。参加者数の増加やアンケート結果という客観的な数値と声を盛り込み、成果の具体性を高めています。
【入社後】
入社後もこの負けず嫌いな性格を活かし、困難な課題に対しても粘り強く取り組み、周囲を巻き込みながら成果を出すことで自分の行動がチーム全体の成果につながるよう、計画と改善を重ね、確実に成果を出す存在を目指します。貴社に貢献したいと考えております。
添削コメント|「周囲を巻き込みながら」では、企業での再現性が見えづらい表現です。「計画と改善を重ねる」「確実に成果を出す存在」といった行動に基づいた表現にすることで、実践イメージが伝わりやすくなっています。

【NGポイント】
もともとの例文では、「負けず嫌い」という強みは明示されていたものの、それを裏付ける具体的な行動や成果が曖昧でした。特に「困難に挑みました」「喜びを感じます」といった主観的な言い回しが多く、企業が求める再現性や客観性に欠けていました。

【添削内容】
強みの再現性を意識し、具体的な行動・工夫・成果を追加しました。エピソード詳細では「1対1の面談」や「役割の再割り振り」など、行動の中身を明確に描写し、成果部分では数値や参加者の声を加え、客観的評価に耐えうる構成に修正しています。

【どう変わった?】
曖昧だった自己PRから、強みと行動が明確に結びついた説得力のある内容へと進化しました。企業の立場からも「この人は粘り強さと主体性を発揮して成果を出せる人だ」と判断しやすくなり、再現性と成長性を期待できる印象になったといえるでしょう。

【今回の自己PRのコツ】
・採用担当が評価しやすい表現を心がける
・強みを行動と成果で証明する
・再現性を意識して入社後を描く

②アルバイト

大学時代の飲食アルバイト経験をもとに、負けず嫌いな性格をアピールした自己PRの例文を紹介します。

負けず嫌いを業務で表現する場合は、感情だけでなく具体的な改善行動や結果を明確に示すことが重要です。

アルバイトの自己PR
【結論】
私の長所は、目標に対して粘り強く取り組む負けず嫌いな姿勢です。
添削コメント|「負けず嫌い」という強みを簡潔に述べ、「粘り強さ」という行動特性とセットで伝えており、評価者が一読で特性を理解できます。
【エピソード】
大学時代に経験した飲食店のアルバイトでは、接客スキルに課題を感じ、悔しさから誰よりも努力して成長を目指しました。その課題を克服するために、自分の弱みを正面から見つめ直し、具体的な改善行動に粘り強く取り組みました。
添削コメント|「悔しさから誰よりも努力」という表現は主観的で、行動が見えませんでした。「負けず嫌い=感情」ではなく、「行動=成果への意地」に変換できている点が重要です。
【エピソード詳細】
入店当初、お客様からの注文を聞き間違えることが多く、自信をなくしかけた時期もありました。そのたびに自分の課題をメモに書き出し、原因分析と改善策を考えることを習慣にしていきました。しかし、「このままでは終われない」という負けず嫌いな気持ちから、先輩の接客を観察し、接客マニュアルを自宅で何度も読み返しました。また、業務終了後に自主的にロールプレイを行い、反復練習を続けました。
添削コメント|「自信をなくしかけた」は感情的で、読んだ側にとって行動が伝わりません。そこで「何を」「どのように」改善していったかを具体的なプロセス(メモ、分析、習慣化)として補足しました。
【成果】
その結果、3ヶ月後には継続的に改善行動を重ねた結果として、接客力の成長が周囲にも明確に伝わり、店長から「新人指導を任せたい」と言われるほど信頼を得られるようになり、最終的には接客コンテストで店舗代表に選ばれました。
添削コメント|「3ヶ月後」という数字情報は目安に過ぎず、成果の本質に関わらないため削除しました。その代わり、努力の結果が他者評価にどう結びついたのかを補足し、客観性と納得性を強化しました。
【入社後】
貴社に入社後もこの負けず嫌いな性格を活かし、たとえ困難な課題に直面しても諦めずに取り組み、どのような業務に対しても現状に甘んじることなく改善を続け、より良い結果を目指して行動していきます。着実に成果を出せるよう努力を重ねていきます。
添削コメント|「困難な課題〜」は就活生がよく使いがちな抽象表現で、活かし方が伝わりません。今回は「現状に満足せず改善し続ける姿勢」へと言い換え、職場での再現性が想像できるようにしました。

【NGポイント】
今回の例文では、「悔しさ」「自信をなくしかけた」など感情表現が多く、負けず嫌いの“行動的な裏付け”が弱い点が課題でした。企業視点では、改善行動や結果とのつながりが曖昧なままでは評価されづらいでしょう。

【添削内容】
感情ベースの抽象表現を削除・修正し、具体的な行動や改善プロセスを補いました。全体的に5W1Hを意識して再構成しました。成果部分では、周囲の評価を根拠として加え、客観性を高めました。

【どう変わった?】
負けず嫌いという強みが、感情的な印象から「改善に粘り強く取り組む実行力」へと変化しました。結果として、行動と成果の因果関係が明確になり、企業が「入社後も努力し続ける人材」として評価しやすくなっています。

【今回の自己PRのコツ】
・感情よりも行動を描写する
・強みは再現性ある形で示す
・成果は客観性をもたせる

③学業

統計学の苦手克服をテーマに、負けず嫌いな性格を学業経験からアピールした自己PR例文を紹介します。

学業での努力を「負けず嫌い」と結びつけるには、感情の動機ではなく主体的行動を中心に構成することが大切です。

学業の自己PR
【結論】
私の長所は、どんなことにも「負けたくない」という気持ちを持ち、最後までやり抜く負けず嫌いな性格です。
添削コメント|強みが「負けず嫌い」であることを明確にし、行動特性である「やり抜く力」と結びつけており、企業が求める粘り強さや主体性を端的に伝えられています。
【エピソード】
大学2年時、統計学の授業で思うように成績が伸びず、悔しさから一念発起し、再履修クラスで上位成績を目指しました。再履修することを決意し、自力で理解を深めて苦手意識を克服しようと取り組みました。
添削コメント|「再履修クラスで上位成績を目指しました」は目標の提示に留まっていました。改善後は「自力で理解を深める努力」に踏み込むことで、課題に対して自発的に挑戦する姿勢がより明確になっています。
【エピソード詳細】
初回の履修では平均点以下の評価に終わり、同じ授業を受けた友人の方が高評価だったことに悔しさを感じました。自分だけが理解できていないことに焦りと悔しさを感じ、自分の弱点を徹底的に洗い出すことに決めました。 そこで、過去問分析を徹底的に行い、週2回は図書館で自習を重ねました。また、分からない点は積極的に教授に質問し、理解が定着するまで繰り返し学習しました。特に苦手だった確率分布の単元については、講義後すぐに教授に質問し、理解できるまでその場で説明を受けることを繰り返しました。
添削コメント|他人との比較で悔しさを表現していた箇所は、負けず嫌いを単なる感情で終わらせてしまう印象を与えていました。また、「教授に質問した」という内容に学習単元を加えることで、行動の説得力が強まりました。
【成果】
その結果、再履修では教授からも「よく頑張った」とコメントをいただくまでに成長できました。成績上位5%に入ることが出来ました。
添削コメント|「教授からのコメント」は主観的評価であり、成果判断には結びつきにくいため削除しました。定量的成果を示すことで、努力の結果が客観的に評価されていることが読み手に伝わりやすくなっています。
【入社後】
入社後もこの負けず嫌いな姿勢を活かし、たとえ困難に直面しても粘り強く取り組み、目標達成に向けて努力を続けていきます。目標達成に向けて自ら課題を見つけ、知識やスキルの習得に主体的に取り組んでいきます。
添削コメント|「努力する姿勢」では、どのように企業で強みを活かすかのイメージが伝わりづらい点が課題でした。「課題を見つける」「知識・スキルの習得」という行動を示し、仕事に活かせる人物像をイメージしやすくなっています。

【NGポイント】
当初の例文では、他者との比較や感情的な表現が多く、負けず嫌いという強みが主体性や継続的行動と結びついていませんでした。また、成果や入社後の活かし方も抽象的で、採用担当が評価基準と照らして納得できる内容にはなっていませんでした。

【添削内容】
負けず嫌いという強みを「学業の課題克服」に紐づけ、取り組みの具体性とプロセスを補強しました。感情表現を、自分の課題に向き合い行動を変えていく姿勢へと再構成し、企業が評価する「再現性のある成長力」として伝わる内容に修正しました。

【どう変わった?】
負けず嫌いが「努力を惜しまない継続力」や「課題発見と改善力」として明確に伝わるようになりました。成長プロセスに説得力が加わったことで、「この人なら入社後も粘り強く成果を出してくれそうだ」と感じられる自己PRに仕上がっています。

【今回の自己PRのコツ】
・強みを発揮した「行動」を具体化する
・他人との比較よりも主体性を示す
・粘り強く課題を克服できる人柄を表現する

④趣味

大学時代に取り組んだ趣味のランニングを通して、負けず嫌いな性格をアピールした自己PR例文を紹介します。

悔しさを原動力に努力を継続したプロセスを軸に、行動の具体性や成果の客観性を意識して構成することが重要です。

趣味の自己PR
【結論】
私の長所は、最後まで諦めない負けず嫌いな性格です。
添削コメント|「負けず嫌い=諦めずに粘り強く努力できる性格」と端的に表現されており、強みの核が明確です。採用担当者が冒頭で内容を把握しやすく、結論としてふさわしい構成です。
【エピソード】
大学時代に始めたランニングがきっかけで、毎年開催されるハーフマラソン大会に挑戦するようになりました。初参加時は完走すらできず、非常に悔しい思いをしました。初参加では体力が追いつかず途中リタイアとなり、自分の未熟さに強い悔しさを感じました。
添削コメント|「完走すらできず、悔しい」という表現は、どこに課題を感じたかが曖昧でした。「体力不足→リタイア→未熟さへの気づき」という因果関係を明確にし、成長の動機が伝わる内容になっています。
【エピソード詳細】
初挑戦でリタイアした直後、「次こそは必ず完走する」と決意し、毎朝5キロのランニングを継続しました。大会本番を想定して、起伏のあるコースを選び、タイムや体調の記録をつけながら半年間トレーニングを積みました。その目標に向け、半年間にわたって起伏のあるコースを選び、毎回の走行データを記録・分析しながら改善を重ねました。雨の日や寒い朝でも自分に負けず練習を継続し、走力だけでなく精神面の持久力も養いました。
添削コメント|行動の詳細が詰め込みすぎで焦点がぼやけていたため、PDCA的な工夫やメンタル面の努力を軸に再構成しました。5W1Hの要素が明確になり、負けず嫌いの具体行動が伝わる内容に仕上がっています。
【成果】
その結果、翌年の大会では2時間を切るタイムで完走することができ、悔しさをバネに成長できたと実感しています。「悔しい経験を原動力に努力を継続する力が、自分の強みである」と実感できました。
添削コメント|「悔しさをバネに成長」という抽象的な表現を避け、成長の中身を「継続力」として明文化した点が評価できます。負けず嫌いの特徴である継続力の根拠がより論理的に伝わります。
【入社後】
このように目標に対して粘り強く努力できる性格を活かし、入社後も困難に直面しても簡単に諦めず、自ら工夫しながら成果にこだわって行動し続けます。自ら課題を見つけて改善を重ね、結果につながるまで粘り強く取り組みます。
添削コメント|従来の表現は抽象的で業務との接続が弱く感じられました。改善後は「課題発見→改善→結果への執着」というプロセスを明示しており、企業での再現性と行動力が想像しやすくなっています。

【NGポイント】
もとの例文では、悔しさを起点とした行動や成長が抽象的に描かれていたため、企業側が「どのように努力し、どう成長したのか」が見えづらい内容になっていました。また、全体的に個人の工夫や姿勢が伝わりにくい印象でした。

【添削内容】
抽象的な表現を削り、就活生の努力の軌跡が伝わるように修正しました。「記録・分析・改善」「精神面の持久力」「課題を見つけて改善を重ねる」など、企業が評価できる内容へと変更しています。行動の背景や意図を強調することを意識しました。

【どう変わった?】
悔しさをバネにした努力や行動の中身が、より論理的に整理されたことで、負けず嫌いという強みが“仕事で活かせる力”として伝わるようになりました。自己PRとしての説得力と再現性が大きく向上しています。

【今回の自己PRのコツ】
・原動力の描写は抽象表現を避ける
・行動は5W1Hを意識して整理
・課題発見から結果までのプロセスを明示する

⑤部活

今回は、部活動での経験をもとに負けず嫌いをアピールする自己PR例文を紹介します。ポジティブな表現を意識し、自己努力や成長の過程を明確に伝えることが大切です。

部活の自己PR
【結論】
私は「負けず嫌いな性格」が強みであり、常に自分を高めるために努力を続けてきました。この性格を活かし、御社でも高い目標に挑戦し続け、成長していきたいと考えています。
添削コメント|結論部分は非常に良いです。「負けず嫌い」という強みが簡潔かつ具体的に示されており、さらにその強みを企業でどのように活かすかが明確に表現されています。
【エピソード】
大学時代、私はサークルのテニス部でキャプテンを務めていました。特に練習や試合において、結果がすぐに出ないことに悩むことが多く、思うように成果が上がらず苦しみました。しかし、私は決して諦めずに、自分にできる限りの努力を続けることを決意しました。私は結果がすぐに出ないことを乗り越えるため、積極的に努力し続けることを決意しました。
添削コメント|「苦しみました」との表現が消極的に聞こえるため、より積極的な表現に修正しました。積極的に努力する姿勢を強調し、ポジティブな印象を与えることができます。
【エピソード詳細】
そのため、毎日の練習において、まずは基礎から徹底的に見直しました。サーブのフォームやフットワークの改善に時間をかけ、週に何度も自己分析を行いました。また、部員たちとも一緒に練習の質を上げるための方法を議論し、全員で共に成長しようと努めました。さらに、サーブのフォームやフットワークに注力し、自己分析を繰り返しながら、一人でも多くの部員と練習を共にしました。
添削コメント|部員との協力は重要ですが、主役である自分の行動にフォーカスを当てることが重要です。この修正により、個人の努力と成長が際立ち、強みがより明確に伝わります。
【成果】
その結果、チームの成績は確実に向上し、部員たちも個々の技術向上が見られました。最終的には大会で優勝を果たすことができ、私自身もキャプテンとしての自信を持てるようになりました。チーム全体のスキル向上を実現し、私自身もキャプテンとして成長を感じることができました。大会では優勝を果たし、成功を収めました。
添削コメント|具体的な成果(優勝)を強調することは重要ですが、期間や努力の詳細が不足しています。チーム全体の成果だけでなく、個人としての成長も強調し、説得力を増しました。
【入社後】
御社に入社後も、この「負けず嫌い」の性格を活かして、困難な状況に直面しても諦めずに挑戦し続けます。成果を出すためには継続的な努力が欠かせないことを理解しており、どんな困難な課題にも前向きに取り組み、結果を出すことを目指します。
添削コメント|非常に明確で、企業における貢献が具体的に伝わっています。強みを企業でどのように活かすかが適切に説明されており、非常に効果的です。

【NGポイント】
結果がすぐに出ないことに悩みすぎていた部分部員との協力に過度に焦点を当てすぎていた部分成果が曖昧で、努力の過程が十分に示されていなかった部分

【添削内容】
消極的表現を積極的な言い回しに変更しました。部員との協力に焦点を当てすぎていた部分を自己努力にフォーカスするように変更しました。成果が具体的に伝わるように、努力の過程と結果をしっかりと詳細に記述しました。

【どう変わった?】

ポジティブな表現に変更することで、企業視点で見た場合、前向きで自立的な人物像が描かれました。自己努力と成果の関連を明確にすることで、結果的に企業が求める「自己成長」や「自己改善」の姿勢を伝えやすくなりました。

【今回の自己PRのコツ】
・ポジティブな表現を用いる
・自己努力を主体的に強調する
・結果に至るまでの過程や努力を示す

⑥インターンシップ

マーケティング系インターンでの挫折経験を軸に「負けず嫌い」をアピールした例文を紹介します。

インターンの経験をもとに負けず嫌いを伝える際は、感情表現に偏らず、何をどう改善したかまでを述べることが重要です。

インターンシップの自己PR
【結論】
私の長所は、目標に対して妥協せず取り組む「負けず嫌い」な姿勢です。
添削コメント|「負けず嫌い」という強みを端的に示せており、伝えたい要素が明確です。「妥協せず取り組む」と補足することで、企業側にも働く姿勢がイメージしやすい導入になっています。
【エピソード】
大学3年時、参加したマーケティング系のインターンシップで、グループ課題のプレゼン評価が最下位だったことに強い悔しさを感じました。
添削コメント|評価が最下位という具体的な状況を示すことで、強みが発揮される契機が明確になります。「負けず嫌い」が動機となって行動に移る流れが読み取れ、自然な展開になっています。
【エピソード詳細】
初回のフィードバックで、資料の根拠が曖昧で説得力に欠けると評価を受け、自分の準備不足を痛感しました。そこで、他チームの発表を録画で見返して構成を上位評価チームの構成や話し方を参考にしながら、自分たちとの違いを分析し実際の企業事例を調べ、説得力のある企画要素を資料に盛り込みました。また、グループ内での役割分担を見直し、再発表までの一週間、毎日議論を重ねて資料を練り直しました毎日短時間でも打ち合わせを重ね、資料の完成度を高めました。
添削コメント|当初の記述は行動が不明確でしたが、改善後は5W1Hの視点が強化されています。負けず嫌いの姿勢を「努力し続けるだけ」で終わらせず、具体的な改善・主導性として描くことが重要です。
【成果】
その結果、再発表では評価が大きく向上し、全チーム中2位の評価を得ることができました。特に「他社との差別化が明確」提案内容の独自性と具体性が際立っていた点と講師から高評価を受け、悔しさをバネに努力した経験が自信につながりました。
添削コメント|元の表現は就活生の立場にはやや不自然でした。改善後は学生目線の表現に言い換え、プレゼンのどの点が評価されたのかが明確になりました。成果の客観性と納得感も高まっています。
【入社後】
入社後もこの負けず嫌いな姿勢を活かし、困難に直面しても粘り強く改善を重ねながら課題の原因を分析し、解決に向けて主体的に取り組む姿勢を貫き、成果にこだわって行動していきたいと考えています。
添削コメント|「改善を重ねながら」は曖昧な表現でしたが、修正後は、企業活動に即した行動に置き換えたことで、ビジネス現場でどう活かされるかが具体的に伝わります。

【NGポイント】
当初は「負けず嫌い」な姿勢が感情表現に偏っており、実際にどんな行動を取ったのかが曖昧でした。また、ビジネス用語や抽象表現が多く、就活生としての視点と合っていない箇所も見られました。

【添削内容】
主に「誰が・何を・どのように」という具体性を加える形で文章を調整しました。抽象的だった行動表現やビジネス寄りの語句を、学生の立場で伝わる表現に修正し、企業側が納得しやすい内容にしています。

【どう変わった?】
結果として、「負けず嫌い」を根性論としてではなく、主体的に課題を分析・改善し続ける姿勢として伝えられる内容に生まれ変わりました。企業が求める「再現性のある強み」として評価されやすくなったでしょう。

【今回の自己PRのコツ】
・強みは行動で示せているか
・感情より改善プロセスを重視する
・入社後の活かし方の再現性を意識する

⑦留学

語学留学での困難を通じて「負けず嫌いな姿勢」をアピールする例文を紹介します。
語学力だけでなく、その過程で発揮した粘り強さや主体的行動を明示することが重要です。

留学の自己PR
【結論】
私の長所は、困難に直面してもあきらめずに挑戦し続ける「負けず嫌い」な姿勢です。
添削コメント|結論文は非常に端的かつ明快に自身の強みを表現できています。「負けず嫌い」という言葉に加え、「挑戦し続ける」という具体的行動も示されており、企業にとってどのような価値を持つ人物かが明確に伝わる良い導入になっています。
【エピソード】
大学2年時、語学力の壁に挑戦するために1年間の語学留学に挑戦しました英語での実践力を高めたいという思いから、大学2年時に1年間の語学留学を決意しました。渡航当初は、英語での授業や日常会話についていけず、何度も挫折しそうになりました。
添削コメント|「挑戦に挑戦する」という同語反復があるうえ、「語学力の壁」という抽象的表現も印象が弱くなっていました。改善後は「英語での実践力」という目的を明示することで、より主体性のある行動に見せつつ、留学の理由にも説得力を持たせています。
【エピソード詳細】
現地の授業では、自分の発言がうまく伝わらないことが悔しく、何度も落ち込みました最初の数週間は、授業中に自分の意見を伝えようとしても言葉が詰まり、悔しさと無力感を強く感じました。しかし「負けたままでは終われない」という思いから、毎日1時間のスピーキング練習と授業内容の復習を徹底しました。また、現地学生との交流会にも積極的に参加し、自分の英語力を試す場を意識的に増やしました加えて、学内の英語ディスカッションクラブに参加し、毎週のテーマ討論を通じて表現力の向上に努めました
添削コメント|行動に至るまでの背景描写が感情だけに留まっていました。そこで、どんな場面で悔しさを感じたかを描写したことで、読者が状況をイメージしやすくなりました。
【成果】
その結果、半年後には英語での議論にも積極的に参加できるようになり、最終的には学期末レポートで現地教授から高評価を得ることができました最終的には、環境問題をテーマとした英語レポートで教授から「論理構成と表現力が優れている」と評価され、学内表彰もいただきました
添削コメント|「高評価を得た」だけでは評価基準が曖昧で説得力に欠けるため、テーマと評価内容、さらに客観的な成果を加えました。成果の具体性を高めることで、行動と結果のつながりが明確になり、納得感も高まります。
【入社後】
入社後もこの「負けず嫌い」な姿勢を活かし、困難な課題や新たな環境にもひるまず挑戦し、継続的な成長と成果に結び付けていきたいと考えていますたとえば新規事業の立ち上げや、初めて関わる分野であっても、自分なりに目標を定めて粘り強く取り組み、成果に結び付ける姿勢を貫いていきたいと考えています
添削コメント|入社後のビジョンが抽象的だったため、「新規事業」や「初めての分野」といった具体的な場面を例示し、企業内での活かし方を明確にしました。採用担当が「この強みをどう活用できそうか」をイメージできる構成にすることが大切です。

【NGポイント】
どのような行動を通じて「負けず嫌い」な性格が発揮されたのかが伝わりにくい構成でした。また、「挑戦」や「高評価」といった言葉の重複や曖昧さが目立ち、企業視点では評価の根拠が弱くなっていました。

【添削内容】
「語学力の壁」「交流会」などの曖昧な表現を、具体的な取り組みに置き換えました。また、成果部分ではテーマや評価内容を明示し、行動と結果のつながりを強化しています。入社後の展望も、業務に即した表現へと具体化しました。

【どう変わった?】
「負けず嫌いな姿勢」が抽象的な印象にとどまらず、実際の行動と結果を通じて裏付けされた強みに変化しました。企業側から見て、入社後の活躍を具体的にイメージしやすくなり、採用判断の材料としても説得力のある内容に仕上がっています。

【今回の自己PRのコツ】
・同語反復や抽象語を避ける
・成果は客観性と具体性を持たせる
・入社後の活用法まで明示する

⑧ゼミ

大学のゼミ活動を通じて「負けず嫌いな性格」をアピールする例文を紹介します。

同様のテーマで自己PRを書く場合、自分の悔しさやこだわりがどのような行動につながったかを一貫性を持って描写することが重要です。

ゼミの自己PR
【結論】
私の長所は、最後まで諦めずにやり遂げる「負けず嫌いな性格」です。
添削コメント|この結論文は非常に端的で明快に強みを伝えています。「最後まで諦めずにやり遂げる」という具体表現を添えることで、読み手に負けず嫌いの内容がしっかり伝わります。
【エピソード】
大学のゼミ活動で、学外の研究発表会に参加した際、ゼミ内で唯一の代表発表者に選ばれました。しかし当初は、緊張でうまく説明できず、練習段階では厳しいフィードバックを受け続けました。はじめは、発表内容が整理されておらず、論点がぼやけていると指摘されることが多くありました。
添削コメント|「緊張」「厳しいフィードバック」など主観的な記述は削除し、何が課題だったかを具体的に表現しました。これにより採用担当者が状況を正確に把握でき、行動の必然性にも納得感が生まれます。
【エピソード詳細】
発表資料の構成から話し方まで、どこを取っても不十分と感じ、特に、スライド資料に情報を詰め込みすぎてしまい、聞き手が内容を追いにくい構成になっていたため、悔しさから「絶対に見返したい」と強く思いました。そこからは毎日欠かさず発表練習を行い、先生や友人に繰り返しフィードバックを求め、改善を重ねました。内容を覚えるだけでなく、相手の理解度を意識した説明を心がけた結果、徐々に評価も上がっていきました。
添削コメント|「不十分と感じた」という自己評価的な表現は、伝わりにくく印象も弱くなります。改善後は、実際に起きた課題を提示し、5W1Hに沿って描写しています。
【成果】
本番では緊張せずに発表をやり切ることができ、最終的に「質疑応答が最も的確だった学生」として表彰を受けました。審査員から「論点が明確で、質疑応答でも論理的に回答できていた」と評価され、個人として表彰を受けました。
添削コメント|もとの表現では評価基準が不明瞭で主観的に映っていました。改善後は「誰から・どのように評価されたか」を明確に示し、客観的な根拠を与えています。
【入社後】
入社後もこの負けず嫌いな性格を活かし、壁にぶつかっても粘り強く向き合い、成果に結びつける姿勢を大切にしていきます。
添削コメント|「成果に結びつける姿勢を大切にする」という言い回しは、学生の視点に留まらずビジネスパーソンとしての意識を示しており、成長の方向性が感じられる好印象な一文です。

【NGポイント】
全体的に「緊張した」「不十分と感じた」など、主観的な表現が多く見られました。そのため、読み手がエピソードの具体的な状況や強みの発揮を十分にイメージしにくく、評価に結びつきづらい構成になっていました。

【添削内容】
課題を客観的に描きつつ、どう改善しようと考え、どんな工夫を重ねたかを5W1Hに沿って丁寧に示すことで、負けず嫌いという強みが自然に伝わる構成に整えました。

【どう変わった?】
「負けず嫌いな性格」を裏付ける行動と成果が明確になり、「この人物は困難にどう立ち向かい、成長できるか」が伝わるようになりました。強みの再現性や職場での活躍イメージも持ちやすくなり、評価されやすい自己PRに改善されています。

【今回の自己PRのコツ】
・強みは端的に伝える
・第三者視点の評価を明記する
・結果よりも努力と工夫の過程を重視する

自己PRで負けず嫌いをアピールする例文3つ

ここからは、負けず嫌いをアピールポイントとして自己PRの例文を3つ紹介します。負けず嫌いの言い換え方や構成をぜひ参考にしてくださいね。

例文①努力を惜しまない

私は目標達成のために必要な努力を惜しまず行います。
大学時代、陸上部に所属し、100メートル10秒台を目指して努力しました。継続的な努力により、自己最高記録を更新することができました。この達成には、食生活の改善や適切な休息の確保など、新たなアプローチが不可欠であることを学びました。
入社後は、この経験を生かし、設定された売上目標を超える貢献をすることを目指しています。

努力ができる人材はどの企業でも高評価です。努力をする前と努力した結果、どのような努力をしたのかを端的に説明しましょう。

例文②目標達成意欲

私の強みは向上心です。
大学時代のアルバイトで、仲間の昇格話を聞いてアルバイトリーダーを目指しました。そのために、自己啓発に励み、率先して行動し、発言にも積極的になりました。結果として、3ヶ月後には店長からリーダー昇格のオファーをいただきました。
この経験から、向上心が持つ力で仕事に取り組む姿勢を大切にしています。入社後は、早期に管理職に昇進し、周囲に良い影響を与えながら、自己成長を遂げていきたいと考えています。

向上心をアピールする際は、向上心を持てるモチベーションの源泉を自己分析しておきましょう。企業は就活生のモチベーションの元を知りたい場合が非常に多くなります。

例文③継続的な努力

私は目標達成への努力を惜しまないことができます。
大学受験において、模試でD判定を受けたことをきっかけに、日頃の勉強にさらに磨きをかけました。特に苦手だった日本史に集中して、通学時間や入浴時間も活用して徹底的に勉強しました。友人との協力や励まし合いもあり、最終的に第一志望の大学に合格しました。
貴社でも同様に、目標に向かって努力し、チームと協力しながら成果を上げることができる自信があります。

目標達成のための努力をアピールする際は、努力を継続するために気を付けていることやモチベーションが下がった時の対処法などを説明できるようにしましょう。

自己PRで負けず嫌いをアピールする際の注意点

負けず嫌いな性格は、組織での働きにおいては短所とみなされることもあります。ですが、その短所を補強できるエピソードを持っていることが重要です。

例えば、頑固で協調性に欠けると思われないように、適度に他人の意見を受け入れる柔軟さをアピールし、周りと協力した経験を示すことが必要です。

また、自分が優れていることをアピールする傾向がある場合は、それが短所となることもあります。自画自賛ばかりせず、嫉妬心をコントロールしながら努力できる姿勢を示すことが大切です。

負けず嫌いは自分なりの言葉でアピールしよう

負けず嫌いな性格を自己PRでアピールする際には、その特性が企業でどのように貢献できるかを明確に伝えることが重要です。

この記事を参考にして、負けず嫌いの性格を魅力的にアピールしましょう。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。